JP6374673B2 - 画像通信装置、その制御方法、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像通信装置、その制御方法、プログラムに関する。
従来のファクシミリ(FAX)送受信では、デジタル画像データをモデムによりアナログ信号に変調し、公衆電話回線(PSTN)を介して送信し、またPSTNから受信したアナログ信号をデジタルデータに復調して受信する。
これに対して近年、IP網の高速ネットワークを用いたFAX伝送が普及しつつある。このIP網を用いたFAX伝送には2種類の方法があり、1つはITU−T勧告のT.38と呼ばれる伝送方式で、T.30プロトコルで伝送される信号をデジタル信号のまま伝送する方法であり、T.30に比べて高速な伝送が行なえる。もう1つはITU−T勧告のT.30プロトコルを用いた、みなし音声伝送である。これはデータをモデムによりアナログ信号に変調し、音声コーデック(CODEC)によって符号化し、更にIPヘッダを付けてRTPパケット化して伝送する方法である。この方式は、T.30のアナログ信号を音声信号とみなして伝送するため、みなし音声伝送と呼ばれる。
従来のFAX送受信では、モデムは送信データであるデジタル信号をアナログ信号に変調し、受信データのアナログ信号をデジタル信号に復調するため、モデムと回線間のデータI/FはアナログI/Fであった。しかし、みなし音声伝送では、送信データであるデジタル信号をアナログ信号に変調し、更に音声CODECによって音声パケット化する。もしくは受信データの音声パケットを音声CODECによって復号し、更にデジタル信号に復調する必要があるので、音声CODECを内蔵してデジタル信号の入出力が可能なデジタルモデムが用いられている。ここで音声パケットの符号化方式は、ITU−T勧告G.711などが用いられ、この伝送プロトコルとしては、RTP(Real Time Protocol)が使用されている。また、上記2つの方法とともに、呼制御手段として、SIP(Session Initiation Protocol)が用いられ、IP網上でのPoint to Pointの伝送が実現される。また、IP網として、NTTが提供しているNGN(Next Generation Network)と呼ばれるデジタル公衆網や、IP構内交換機(IP−PBX)などを用いた構内IP回線がある。特にNGN網の場合、帯域保証、セキュリティ管理などが行われるため、高速かつ安全に画像伝送が行える。従来のPSTNでは伝送速度は最大でも33.6Kbpsであったが、NGNでは最大1Mbpsを保証しており、約30倍早い伝送が可能になる。
一方、IP電話は、音声をPCMデータなどに符号化しIP網上で送受信することで通話を実現する技術である。この技術を用い、FAXのハンドセット・子電話(以下、ハンドセット)で通話を実現することが可能である。ハンドセットをIP網に接続するために、電話とIP網を接続するSLIC(Subscriber Line Interface Circuit:加入者線接続回路)が用いられる。SLICの主な用途は、アナログ音声の音声パケットへの符号化、電話のフック検知、電話からのダイヤル信号などの識別や、電話の鳴動制御などである。
アナログ網に接続された従来のファクシミリ装置は、モードを設定することによって、電話とFAXを自動的に切り替える機能(FAX/TEL切替)や留守番電話とFAXを自動的に切り替える機能(留守/TEL切替)を有している。
FAX/TEL切替では、FAXが交換機からの呼び出し信号を所定回数受信すると着信し、FAXに接続された子電話を呼び出しながら、送信者に対して、リングバックトーンを模した疑似リングバックトーン(疑似RBT)を送出する。或いは「ただいま電話を呼び出しております。そのまましばらくお待ちください。ファクシミリの方は送信してください。」等のメッセージ(OGM)を送出する。その間に送信機からのCNG信号(1100Hzのトーン)を検出した場合はFAX受信を開始し、検出できなければ子電話を呼び出し続け、子電話がフックアップされると電話での通話を開始する。
このような疑似RBTやOGMの送出、CNG信号の検出は、全てモデムによって行われる。しかしモデムは同時に一つのことしか行えないため、OGM信号や疑似RBTを送出している最中にCNG信号を検出することができない。
従来は受信機が着信した後、疑似RBTもOGMも送出しない数秒間の無音期間を設け、その無音期間内で送信機からのCNG信号の検出を試みたり、疑似RBT送出の際も定期的な無音期間にCNG信号の検出を行うことで対応してきた。例えば特許文献1には、アナログ信号をRBT阻止フィルタを通過させてCNG信号を検出することが記載されている。しかし、上記無音期間外にCNG信号を受信した場合はCNG信号を検出できず取り逃すことがあった。
特開平9−252364号公報
IP網に接続されたみなし音声のIPFAXに関しても同様の課題があり、デジタルモデムで疑似RBTやOGMを送出している最中にCNG信号を検出することはできない。CNG信号を受信してもそれを検出できなかった場合は、次に送信機がCNG信号を送信するまでの間に子電話が鳴動してしまい、ユーザが子電話をオフフックしてしまう。そうするとFAX受信ができなくなってしまうという課題がある。また、疑似RBTもOGMも送出しない数秒間の無音期間中に、受信者が不審に思い、電話を切断してしまうという課題もあった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決することにある。
本発明の特徴は、モデムがファクシミリ受信を検出できない場合でも、ファクシミリ受信を検出してファクシミリ受信処理に移行できる技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像通信装置は以下のような構成を備える。即ち、
みなし音声での通信が可能な画像通信装置であって、
電話機を接続して制御する電話制御部と、
みなし音声でのFAX通信を制御するモデムと、
ソフトウェアによりファクシミリ受信を検出する検出処理を行う検出手段と、
前記モデムが無音期間を繰り返し含むPCM音声信号を送出する際、各無音期間では前記モデムによりファクシミリ受信の検出処理を行うように制御し、前記PCM音声信号のうち前記無音期間以外の期間では、前記検出手段によりファクシミリ受信の検出処理を行うように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、モデムがファクシミリ受信を検出できない場合でも、ファクシミリ受信を検出してファクシミリ受信処理に移行できるという効果がある。
本発明の実施形態に係る画像通信装置の構成を説明するブロック図。 実施形態に係る画像読取装置の機能を説明する機能ブロック図。 実施形態に係る画像通信装置における各モードでの送信信号と、PCM受信信号を説明する図。 本実施形態に係る画像通信装置の処理を説明するフローチャート。 本実施形態に係る画像通信装置の処理を説明するフローチャート。 本実施形態に係る画像通信装置の処理を説明するフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る画像通信装置100の構成を説明するブロック図である。
CPU101は、ROM108或いはHDD110に格納された制御プログラムに従って、この画像通信装置100の各デバイスを制御する。IP網102は、イントラネット、公衆IP網等である。操作部103は表示部とキー操作部を有し、表示部の画面には、例えばウインドウ、アイコン、メッセージ、メニューその他のユーザインターフェース情報が表示される。操作部103は図示は省略するが、ユーザがコピー、FAX、プリンタ操作を行うための各種キーや、表示部の画面上のアイコン、メニュー等を操作するポインティングデバイスを有する。尚、表示部はタッチパネル機能を有しても良い。スキャナ部104は、原稿を読み取って、その原稿の画像に対応する画像データを出力する。印刷部105は、RAM109やHDD(ハードディスクドライブ)110に保存した印刷データに従って印刷を行う。ROM108は、CPU101により実行される各種制御プログラムやデータを保持する。RAM109は、CPU101のワーク領域、エラー処理時のデータの退避領域、制御プログラムのロード領域などを提供する。HDD110は、各種制御プログラムや印刷データ等を保存する。
IPパケット作成/解析部106は、ITU−U勧告T.30/T.38プロトコルをIPパケットにマッピングし、また受信したIPパケットからITU−U勧告T.30/T.38プロトコルを取り出す。画像変換制御部107は、FAX通信する画像データの圧縮や伸張や変倍、線密度変換等を行う。本実施形態は、みなし音声に関わるものであるため、T.38に関しては詳細を割愛する。ネットワークインターフェース(NIC)111は、IP網102との接続を制御する。デジタルモデム112は、FAX信号を変復調する。SLIC(電話制御部)113は、音声信号の符号/復号を行い電話機能を実現しており、音声信号をG.711やG.729などに符号或いは復号するA/D変換部、D/A変換変換部と音声CODECを有し、ハンドセット・子電話114と接続されている。デジタルモデム112は、PCMI/FとATコマンドI/Fを持つ。ATコマンドI/Fは、デジタルモデム112へATコマンドなどで制御命令を送信し、FAX送信の際にデジタルモデム112へ画像データを送り、またFAX受信(ファクシミリ受信)の際にデジタルモデム112から画像データ受け取る。PCMI/Fはデジタル化された音声データを入出力するために用いられる。
SLIC113は、PCMI/FとSLICコントロールI/Fを持つ。SLICコントロールI/Fは、SLIC113を制御する用途に用いられる。PCMI/Fはデジタル化された音声データを入出力するために用いられる。またソフトウェアによるCNG信号の検出は、RAM109或いはHDD110に格納されているプログラムをRAM109に展開し、そのプログラムをCPU101が実行することによりなされる。例えば、IP網102を介して、みなし音声でのFAX送信を行う場合、スキャナ部104で得られた画像データはRAM109に格納され、次いで画像変換制御部107で変換される。そして、デジタルモデム112によって変調され、次いでIPパケット作成部106でIPパケット化された後、NIC111によってIP網102へ送出される。
図2は、実施形態に係る画像読取装置100の機能を説明する機能ブロック図である。尚、図2において、図1と共通する部分は同じ記号で示している。
RBT,OGM送出要求部201は、ATコマンドI/Fを通じて、デジタルモデム112に対し、疑似RBTやOGMの出力を要求する。RTP−PCM変換部202は、ネットワークI/Fから受信したRTPプロトコルからPCM音声を抽出したり、デジタルモデム112やSLIC113から出力されたPCM音声をRTPプロトコルへ変換する処理を行う。PCM解析部203は、PCM音声を解析し、高速フーリエ変換などで周波数解析を行う。CNG検出部204は、PCM解析部203で得られた周波数解析の結果からCNG(1100Hzのトーン信号)を探し出す。このCNG検出部204は、ソフトウェアによるCNG信号の検出処理に該当する。
PCM解析はCPUに負荷が掛かるため、デジタルモデム112が疑似RBTやOGMを送出していない無音期間中はソフトウェアによるCNG信号の検出を行わず、デジタルモデム112で検出すれば、CPUの負荷を最小限に抑えることができる。
受信モードスイッチ205は、IPFAXの受信モードを、自動受信、FAX/TEL切替、留守/TEL切替などに切り替えて指定できるソフトウェアスイッチであり、操作部103などから設定できる。自動受信と留守/TELモードでは、デジタルモデム112から疑似RBTやOGMを送出しないため、ソフトウェアでのCNG信号の検出を行わず、従来通りデジタルモデム112でCNG信号を検出する。
セレクタ206は、CPU101の指示により、SLIC113と回線との接続を切り替える。セレクタ206を介してデジタルモデム112が出力したPCMデータがRTP−PCM変換部202でRTP化されてIP網102へ送信される。またIP網102から受信したRTPパケットがPCMへ変換されてデジタルモデム112へ入力される。一方、セレクタ206を介してSLIC113が接続されていると、SLIC113から出力されたPCMデータがRTP−PCM変換部202でRTP化されてIP網102へ送信される。またIP網102から受信したRTPパケットはPCM化されてSLIC113へ入力される。
次にFAX/TEL切替モードの流れを説明する。
送信機は、SIPプロトコルのINVITEを受信機に対して送信する。INVITEのメディアタイプがaudio(音声)であれば、受信機は送信機へ200 OKを応答し、送信機と受信機の間でメディアタイプ(audio)によるセッションが確立することになる。この時点ではFAX通信は開始されていない。この後、RBT,OGM送出要求部201によって、デジタルモデム112へOGMを出力するように要求する。これによりデジタルモデム112は、PCMI/FからOGMのPCM音声を出力する。OGM信号の出力が完了すると、疑似RBTのPCM音声を出力する。
また送信機がFAXであれば、これと同時に送信機からRTPパケットに乗ってCNG信号が送られてくる。デジタルモデム112がOGMや疑似RBT信号を送出している最中は、デジタルモデム112で送信機から送られてきたCNG信号を検出することはできない。よって、送信機から送られてきたRTPパケットをRTP−PCM変換部202によってPCM変換し、PCM信号をPCM解析部203で解析し、CNG検出部204でCNG信号を検出する。
このとき一定時間CNG信号が検出されなければ、相手は電話機である可能性が高いのでSLIC113に対してハンドセットへ呼び出し要求を行う。CNG信号が検出されると、SLIC113へのハンドセット呼び出し要求を中止してFAX受信の手順に進む。
留守/TEL切替モードでは、メディアタイプaudioのセッションが確立された後、SLIC113に接続されているハンドセット・子電話114が着呼する。ハンドセット・子電話114は、留守番応答メッセージを再生し、SLIC113のPCMI/Fを通じて送られてきたPCM信号をRPT−PCM変換部202によってRTPパケットへ変換しIP網102へ送出する。このときデジタルモデム112は、疑似RBTやOGMを送出しないため、デジタルモデム112は、送信機から送られてくるCNG信号を検出できる。いま画像通信装置100が留守番応答メッセージを送出している最中にデジタルモデム112によってCNG信号が検出されると、SLIC113とハンドセット・子電話114への接続を切断してFAXの受信手順へ進む。
図3は、実施形態に係る画像通信装置における各モードでの送信信号と、PCM受信信号を説明する図である。図3において、横軸は時間、縦軸は入出力を示す。
300はFAX/TEL切替モード時に送信するPCM信号を示し、Taは無音期間、TbはOGM送出期間、Tcは疑似RBT送出期間、Tdは疑似RBTの無音期間を示す。疑似RBT送出期間Tcと疑似RBTの無音期間Tdは交互に繰り返される。疑似RBT送出期間Tcと疑似RBTの無音期間Tdとの間隔は国によって異なるが、代表的なところでは、日本でTcが1秒、Tdは2秒である。一方、アメリカではTcが2秒、Tdが4秒である。
305は留守/TEL切替モード時に送信するPCM信号を示し、306は留守番電話機応答メッセージである。この留守番電話機応答メッセージ306は、SLIC113に接続されたハンドセット・子電話114が送出するものであり、デジタルモデム112は送出しない。
307は受信するPCM信号を示し、308はCNG信号期間、309はCNG信号の無音期間である。CNG信号期間308と無音期間309は交互に繰り返される。
従来のFAX/TEL切替モードでは、着信した後、直ぐにOGMを送出するのではなく、無音期間Taを約4秒程度設け、その間にCNG信号の検出を試みていた。CNG信号期間308は0.5秒、CNG信号の無音期間309は3秒であるため、4秒の無音期間に1回か2回のCNG信号が検出できる計算である。送信機側のCNG信号の送出が遅れるなどして、無音期間TaでCNG信号が検出できなかった場合は、その後の疑似RBT無音期間TdでのCNG信号の検出を試みる。しかし、Td中に留守番電話機応答メッセージ306を受信できない場合はCNG信号を検出することはできず、従来は100%の精度でのCNG信号の検出ができていなかった。CNG信号が検出できない場合、次に送信機が送出するCNG信号期間Tcまで3秒以上かかり、その間にハンドセット・子電話114の鳴動が始まってしまう。そして、これに応じてユーザが電話をオフフックすると通話が始まってしまいFAX受信ができなくなってしまう。
無音期間Taが必要なのは、デジタルモデム112がOGMを送出しているOGM送出期間Tb中に、同時にCNG信号を検出できないためである。本実施形態では、OGM送出期間Tb中にソフトウェアでCNG信号を検出できるため、無音期間Taは必要なくなる。無音期間Ta期間は、FAX通信も通話も行われていない無音期間であるため、ユーザが不審に思って電話を切断してしまう可能性があったが、本実施形態により、これも改善される。疑似RBT送出期間Tcに受信したCNG信号に関しても、本実施形態では検出可能である。
また、FAX自動受信モードでは、OGMや疑似RBTの出力は行わず、直ぐにFAX手順に移るためソフトウェアによるCNG信号の検出は必要ない。
また、留守/TEL切替モードでは、デジタルモデム112でOGMや疑似RBTを送出することは行わず、デジタルモデム112は、相手からのCNG信号を待ち続けることが可能である。
このため、受信モードスイッチ205の値を取得した結果、受信モードがFAX自動受信モード、留守/TEL切替モードであった場合は、ソフトウェアによるCNG信号の検出を行わず、デジタルモデム112によるCNG信号の検出のみを行う。これによりソフトウェアによりCNG信号を検出することによる、CPU101の負荷が抑えられる。
図4〜図6は、本実施形態に係る画像通信装置100の処理を説明するフローチャートである。尚、この処理を実行するプログラムはROM108或いはHDD110に格納されており、実行時にはRAM109に展開され、CPU101の制御の下で実行される。
先ず図4(A)のS4001においてCPU101が、SIPのINVITEを受信する。これは、メディアタイプがaudio(音声)のINVITEであり、この時点では音声通話なのか、みなし音声IPFAXなのかが区別できない。INVITEに対しては200 OKを応答することでメディア通信が行われる。SIPに関しては、既知の技術のためその説明を割愛する。次にS4002に進みCPU101は、受信モードスイッチ205により、FAX自動受信、留守/TEL切替、或いはFAX/TEL切替のいずれであるかを判定し、その判定結果に応じてそれぞれ、異なる処理に移行する。ここではFAX自動受信であれば図6のS4028に進みFAX通信となる。また留守/TEL切替になっていた場合は図4(B)のS4003に進み、FAX/TEL切替になっていた場合は図5のS4011に進む。
まず留守/TEL切替モードの場合を説明する。このモードではデジタルモデム112によりOGMや疑似RBTの送出は行わないため、デジタルモデム112でCNG信号を検出することができる。図4(B)のS4003ではセレクタ206を介してSLIC113が接続されており、SLIC113からハンドセット・子電話114に対して疑似CIを送出して子電話114を呼び出す。次にS4004に進み、疑似CIを受けたハンドセット・子電話114が着呼する。次にS4005に進み、ハンドセット・子電話114が留守番電話応答メッセージを再生し、SLIC113がPCM信号として送出する。PCM信号はRTP−PCM変換部202よってRTPプロトコルへ変換された後、IP網102を通って送信機へ届けられる。なお、ここでS4003〜S4005の処理は、SLIC113とハンドセット・子電話114により実行される。
これと並行してS4006ではデジタルモデム112によるCNG信号の検出を行い、S4007でCPU101は、デジタルモデム112がCNG信号を検出したかどうかを判定する。ここでCNG信号が検出されるとセレクタ206によりSLIC113との接続を開放して図6のSS4028のFAX受信処理に進むが、未検出であればS4008へ進む。S4008でCPU101は、CNG信号の検出時間が所定時間経過してタイムアウトしているかどうかを判定する。ここでタイムアウトしていないと判定するとS4007へ戻り、デジタルモデム112によるCNG信号の検出が続けられる。S4008でCNG信号の検出時間がタイムアウトしているとS4009へ進んで、CPU101はCNG信号の検出処理を終了する。そしてS4010に進みCPU101は、子電話114がオンフックされれば呼を終了し、オンフックされていなければS4010を繰り返して、子電話114がオンフックされるか、送話者が呼を終了するのを待つ。
一方、S4002でFAX/TEL切替モードと判定すると図5のS4011に進む。S4011でCPU101は、ソフトウェアによりCNG信号の検出を試みながら、S4012でデジタルモデム112がOGMの送出開始する。次にS4013でCPU101がCNG信号を検出すると図6のS4028へ進んでFAX受信処理を行い、CNG信号が検出されないときはS4014へ進む。S4014でCPU101は、デジタルモデム112によるOGMの送出を終了する。次にS4015に進みCPU101はセレクタ206を介してSLIC113を接続してSLIC113を制御し、疑似CIを用いてハンドセット・子電話114を鳴動させる。このハンドセット・子電話114を鳴動させるタイミングは、S4014のOGMの送出終了後か、S4011のCNG信号の検出処理の開始から一定時間経過(例えば3秒)したときとする。
S4016でCPU101は、デジタルモデム112により疑似RBTの送出を開始させる。次にS4019でCPU101は、デジタルモデム112による疑似RBTの送出が完了するまで、ソフトウェアによるCNG信号の検出を続ける。その間にS4017で、CPU101がCNG信号を検出すると図6のS4028のFAX受信処理に進む。またS4018でハンドセット・子電話114のオフフックが検知されると図6のS4029の通話処理に進む。
S4017,S4018でいずれも未検出であればS4019に進み、デジタルモデム112によるOGM、疑似RBTの送出が終了する。そしてS4020に進み、無音期間Tdを開始するとS4021に進みCPU101は、ソフトウェアでのCNG信号の検出処理を終了する。そしてS4022でCPU101は、デジタルモデム112によるCNG信号の検出処理へ切り替える。そして無音期間Tdの終了までにS4023で、デジタルモデム112がCNG信号を検出すると図6のS4028に進み、検出されなければS4024へ進む。S4024でCPU101は、SLIC113に接続されたハンドセット・子電話114がオフフックされていると図6のS4029に進んで通話を開始する。
S4024でハンドセット・子電話114がオフフックされていないときはS4025で無音期間Tdを終了し、S4026でCPU101は、デジタルモデム112によるCNG信号の検出処理を終了してS4027へ進む。S4027でCPU101は、呼び出し時間がタイムアウトしていなければS4016へ戻って、デジタルモデム112による疑似RBTの送出から繰り返す。S4027でCPU101が、タイムアウトしていると判定すると呼を切断して、この処理を終了する。尚、全てのフローにおいて相手が呼切断した場合は通信終了となる。
次に図6のS4028では、みなし音声でのIPFAX通信を行う。またS4029では、SLIC113とハンドセット・子電話114を用いて通話を行う。S4030でCPU101は、通信/通話が完了すると、S4031で呼切断(SIPプロトコルではBYE)して通信通話を完了する。尚、みなし音声でのIPFAX通信の説明は割愛する。
以上説明したように本実施形態によれば、デジタルモデム112がOGMや疑似RBTを送出しているためにCNG信号を検出できない場合は、ソフトウェアによりCNG信号の検出を行う。そしてデジタルモデムがOGMや疑似RBTの送出を完了し、デジタルモデムがCNG信号の検出が行えるようになると、ソフトウェアによるCNG信号の検出処理を終了してデジタルモデム112によるCNG信号の検出を行う。これによりソフトウェアによるCNG信号の検出処理によるCPUの負荷を軽減でき、いかなる場合でもCNG信号を検出できるようになる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (11)

  1. みなし音声での通信が可能な画像通信装置であって、
    電話機を接続して制御する電話制御部と、
    みなし音声でのFAX通信を制御するモデムと、
    ソフトウェアによりファクシミリ受信を検出する検出処理を行う検出手段と、
    前記モデムが無音期間を繰り返し含むPCM音声信号を送出する際、各無音期間では前記モデムによりファクシミリ受信の検出処理を行うように制御し、前記PCM音声信号のうち前記無音期間以外の期間では、前記検出手段によりファクシミリ受信の検出処理を行うように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像通信装置。
  2. 前記検出手段は、CNG信号によりファクシミリ受信を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像通信装置。
  3. 前記PCM音声信号は、OGMを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像通信装置。
  4. 前記制御手段は、前記検出手段によりファクシミリ受信の検出処理を実行する場合は、前記モデムがファクシミリ受信の検出処理を実行できない期間の前に無音期間を設けないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像通信装置。
  5. FAX自動受信、留守/TEL切替、FAX/TEL切替モードのいずれかを指定する指定手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記指定手段により前記FAX/TEL切替モードが指定された場合に、前記検出手段によりファクシミリ受信の検出処理を行うように制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像通信装置。
  6. FAX自動受信、留守/TEL切替、FAX/TEL切替モードのいずれかを指定する指定手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記指定手段により前記留守/TEL切替モードが指定された場合は、前記モデムによりファクシミリ受信の検出処理を行うように制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像通信装置。
  7. 前記指定手段により前記留守/TEL切替モードが指定された場合は、前記電話制御部に接続された電話機が留守番応答メッセージを送信することを特徴とする請求項6に記載の画像通信装置。
  8. 前記指定手段により前記FAX/TEL切替モードが指定された場合に、前記モデムは、RBTを出力する期間の後の無音期間にファクシミリ受信の検出処理を行うことを特徴とする請求項5に記載の画像通信装置。
  9. 前記検出手段或いは前記モデムがファクシミリ受信を検出すると、前記モデムはみなし音声でのファクシミリ受信を行うことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像通信装置。
  10. 電話機を接続して制御する電話制御部と、みなし音声でのFAX通信を制御するモデムとを有し、みなし音声での通信が可能な画像通信装置を制御する制御方法であって、
    ソフトウェアによりファクシミリ受信を検出する検出処理を行う検出工程と、
    前記モデムが無音期間を繰り返し含むPCM音声信号を送出する際、各無音期間では前記モデムによりファクシミリ受信の検出処理を行うように制御し、前記PCM音声信号のうち前記無音期間以外の期間では、前記検出工程でファクシミリ受信の検出処理を行うように制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする画像通信装置の制御方法。
  11. コンピュータを、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像通信装置として機能させるためのプログラム。
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