JP2004274190A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率良くかつ適正に、電話網とIP網を使い分けまたは同時使用することができる通信装置を提供する。
【解決手段】電話手段11と、ファクシミリ手段12と、VoIP手段13とを備え、電話手段またはファクシミリ手段から受け取った音声帯域信号を電話網200に送出するとともに、電話網200から取り込んだ音声帯域信号を電話手段11またはファクシミリ手段12に渡す一方、電話手段11から受け取った音声帯域信号をVoIP手段13によりIP信号に変換してIP網300に送出するとともに、IP網300から取り込んだIP信号をVoIP手段13により音声帯域信号に変換して電話手段11に渡す電話網/IP網制御手段14を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、従来の電話網およびIP網への双方に接続できるファクシミリ機能を備えた通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来では、一般加入者電話網(本明細書では、単に「電話網」と言う)が通話、通信の媒体として使用されてきたが、近年ではIP網が爆発的な勢いで普及し始めており、将来的には電話網がIP網に置き換わることが予想され、またそれまでには電話網とIP網が共存していく過度期が長く続くことも予想される。
【0003】
そこで、電話網に接続する一般電話、ファクシミリ等をIP網にも接続することができるIP端末装置、すなわち電話網とIP網を場合に応じて使い分けることができる端末装置が必要になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、電話網とIP網とに接続できる従来のファクシミリ装置では、電話網一回線に電話とファクシミリを接続して何れか一方を使用するという形態が一般的である。このため、音声信号による通話と、ファクシミリ送受信とを効率よく制御しないと種々の不都合が生じる。たとえば、IP電話ではいわゆる緊急用電話番号(110,119番)を使用することができないため、不測の事態が生じることが懸念される。
【0005】
本発明の目的は、効率良くかつ適正に、電話網とIP網を使い分けまたは同時使用することができる、電話手段とファクシミリ手段とを備えた通信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の通信装置は、音声帯域の音声信号による通話を行う電話手段と、音声帯域の画情報信号の処理を行うファクシミリ手段と、音声帯域信号とIP信号とを相互変換するVoIP手段とを備えたもので、前記電話手段またはファクシミリ手段から受け取った音声帯域信号を、電話網に送出するとともに、当該電話網から取り込んだ前記音声帯域信号を前記電話手段または前記ファクシミリ手段に渡す一方、前記電話手段またはファクシミリ手段から受け取った音声帯域信号を前記VoIP手段によりIP信号に変換してIP網に送出するとともに、当該IP網から取り込んだIP信号を前記VoIP手段により音声帯域信号に変換して、前記電話手段またはファクシミリ手段に渡す電話網/IP網制御手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の通信装置は、音声帯域の音声信号による通話を行う電話手段と、音声帯域の画情報信号の処理を行うファクシミリ手段と、前記電話手段またはファクシミリ手段と電話網との間でインタフェースを行うNCU手段と、音声帯域信号とIP信号とを相互変換するVoIP手段と、前記VoIP手段とIP網との間でインタフェースを行うIPインタフェース手段とを備えたもので、前記NCU手段は、前記電話手段またはファクシミリ手段から受け取った音声帯域信号を電話網に送出するとともに、当該電話網から取り込んだ音声帯域信号を前記電話手段または前記ファクシミリ手段に渡し、前記IPインタフェース手段は、前記電話手段またはファクシミリ手段から受け取った音声帯域信号を前記VoIP手段によりIP信号に変換してIP網に送出するとともに、当該IP網から取り込んだIP信号を前記VoIP手段により音声帯域信号に変換して前記電話手段またはファクシミリ手段に渡すことを特徴とする。
【0008】
電話とファクシミリは電話網とIP網の両方にアクセスでき、通信品質は電話網のほうが良く、通信費はIP網の方が安いので、使用状況に応じて使い分けができる。電話をIP網で使用しても、ファクシミリは電話網にアクセスすることができ、またその逆もできるのでデュアル通信が可能となる。
【0009】
本発明の通信装置は、前記電話手段と前記ファクシミリ手段の何れか一方を前記NCU手段に接続するための第1の選択手段と、前記電話手段と前記ファクシミリ手段の何れか一方を前記VoIP手段に接続するための第2の選択手段とを備えることができ、前記第1の選択手段は、前記電話手段と前記ファクシミリ手段のうち一方が、前記第2の選択手段により前記IP網に接続されているときは、前記電話手段と前記ファクシミリ手段の他方を前記電話網に接続し、前記第2の選択手段は、前記電話手段と前記ファクシミリ手段のうち一方が、前記第1の手段により前記電話網に接続されているときは、前記電話手段と前記ファクシミリ手段の他方を前記IP網に接続することができる。
【0010】
本発明の通信装置では、前記電話手段、ファクシミリ手段の一方または双方による発呼に際して前記電話網と前記IP網との何れか一方を選択し前記選択された網に対して当該発呼を行う電話網/IP網選択手段を備えることができる。
本発明の通信装置では、送信先を特定する情報を記憶する送信先情報記憶手段と、前記電話手段またはファクシミリ手段による発呼に際して前記送信先情報記憶手段に記憶された、電話網を介しての送信先として登録された送信先情報が指定された場合には、前記電話網を自動的に選択する電話網自動選択手段とを備えることができる。
【0011】
本発明の通信装置では、送信先を特定する情報を記憶する送信先情報記憶手段と、前記電話手段による発呼に際して前記送信先情報記憶手段に記憶された、緊急用の送信先情報が指定された場合には、前記電話網を自動的に選択する電話網自動選択手段とを備えたることができる。
【0012】
これにより、相手通信装置に応じて適切な回線を選択することができ、電話網を使用して緊急用の電話をかけることができる。
【0013】
本発明の通信装置では、送信先を特定する情報を記憶する送信先情報記憶手段と、前記電話手段またはファクシミリ手段による発呼に際して、前記送信先情報記憶手段に記憶された特定の送信先情報、IPアドレスに相当する送信先情報、またはIP電話に割り付けられている送信先情報が指定された場合には、前記IP網を自動的に選択するIP網自動選択手段とを備えることができる。
【0014】
本発明の通信装置では、前記ファクシミリ手段が前記電話網に接続されている場合において、前記電話手段により発呼するときは、当該電話手段は、前記IP網に対して発呼することができる。
【0015】
本発明の通信装置では、前記ファクシミリ手段に送信用の画情報が蓄積されている場合に、前記電話手段で発呼する場合には、当該電話手段は、前記IP網に対して発呼することができる。これにより、電話の使用によって電話網を使用することによる、ファクシミリ送信の機会損失を防ぐことができる。
【0016】
本発明の通信装置では、前記電話手段が前記IP網に接続されている場合において、前記ファクシミリ手段により発呼する場合には、当該ファクシミリ手段は、前記電話網に対して発呼することができる。
【0017】
本発明の通信装置では、前記電話手段が前記電話網に接続されている場合において、前記ファクシミリ手段により発呼する場合には、当該ファクシミリ手段は、前記IP網に対して発呼することができる。
【0018】
本発明の通信装置では、前記ファクシミリ手段が前記IP網に接続されている場合において、前記電話手段により発呼する場合には、前記電話手段は、前記電話網に対して発呼することができる。
【0019】
本発明の通信装置では、前記ファクシミリ手段が前記電話網に接続されている場合において、前記電話手段により発呼する場合には、当該電話手段は、前記IP網に対して発呼することができる。
【0020】
本発明の通信装置では、前記電話網からの着呼を検出する第1の着呼検出手段と、前記IP網からの着呼を検出する第2の着呼検出手段とを備え、前記第1の着呼検出手段と前記第2の着呼検出手段の検出結果に基づいて、何れから着呼があったかを判断するとともに、前記判断結果に応じてあらかじめ設定されている着信動作を行うことができる。これにより、電話網あるいはIP網のどちらから着呼があっても、通信することができる。
【0021】
本発明の通信装置では、前記着信動作には鳴り分けによる鳴動を含むことができ、これにより着呼が、電話網あるいはIP網のどちらからのものであるのか、着信音によって区別することができる。
【0022】
本発明の通信装置では、前記電話手段が前記IP網に接続されている場合において、前記第1の着呼検出手段が前記電話網からの着呼を検出したときは、前記ファクシミリ手段を前記電話網に接続することができる。
【0023】
本発明の通信装置では、前記ファクシミリ手段が前記IP網に接続されている場合において、前記第1の着呼検出手段が前記電話網からの着呼を検出したときは、前記電話手段を前記電話網に接続することができる。
【0024】
本発明の通信装置では、前記電話手段が前記電話網に接続されている場合において、前記第2の着呼検出手段が前記IP網からの着呼を検出したときは、前記ファクシミリ手段を前記IP網に接続することができる。
【0025】
本発明の通信装置では、前記ファクシミリ手段が前記電話網に接続されている場合において、前記第2の着呼検出手段が前記IP網からの着呼を検出したときは、前記電話手段を前記IP網に接続することができる。
【0026】
本発明の通信装置では、画情報の送受信をIP網経由で行う第2のファクシミリ手段を備えることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の具体的な一実施形態を示す説明図である。図1において、通信装置1は、電話手段11と、ファクシミリ手段12と、VoIP手段13と、網制御手段14とからなる。
【0028】
電話手段11は、音声帯域の音声信号による通話を行い、ファクシミリ手段12は、音声帯域の画情報信号の処理を行う。また、VoIP手段13は、電話手段11とファクシミリ手段12と網制御手段14とに接続されており、音声帯域信号とIP信号とを相互変換する。
【0029】
VoIPは、IP網300上で音声通話を実現する技術であり、電話網200のインフラをデータ網と統合することにより、回線稼働率を上げ、通信コストを下げることができる。VoIPでは、ITU−T標準勧告H.323が標準仕様として採用されている。なお、VoIP上にファクシミリ信号を音声信号として載せることができる。図1においては、電話手段11の括弧書きで第2のファクシミリ手段を示してある。この第2ファクシミリ手段は、ITU−TT.38に準拠したものを採用することができる。T.38では、ファクシミリ信号をダイレクトに端末間でリアルタイムでやり取りすることができる。すなわち、メールサーバを介さず、TCP/IPネットワークに接続された機器同士で直接送受信ができるので、相手機器がITU−TT.38に準拠していれば、一般のファクスと同じように、能力交換(どのサイズで送受信できるかなど)を行い、リアルタイムで送受信を行うことができる。
【0030】
網制御手段14は、本発明における電話網/IP網制御手段であり、NCU手段141とIPインタフェース手段142とからなる。NCU手段141は、第1の着呼手段1411を含み、IPインタフェース手段142は第2の着呼手段1421を含む。
【0031】
NCU手段141は、電話手段11またはファクシミリ手段12から受け取った音声帯域信号を、電話網200に送出するとともに、電話網200から取り込んだ音声帯域信号を電話手段11またはファクシミリ手段12に渡すことができる。
【0032】
また、IPインタフェース手段142は、VoIP手段13を介して電話手段11またはファクシミリ手段12から受け取った音声帯域信号をIP信号に変換してIP網300に送出するとともに、IP網300から取り込んだIP信号をVoIP手段13により音声帯域信号に変換して電話手段11またはファクシミリ手段12に渡すことができる。
【0033】
以下、図1の通信装置1の動作を詳細に説明する。NCU手段141は、電話網200に直接接続するためのもので、1次2次間の絶縁、回線閉結のための直流電流ループの形成、発呼するためのダイヤル送出や着信時の呼び出し信号の検出(第1の着呼検出手段)等を行う。また、電話網200が無線回線である場合、NCU手段141は基地局と無線で通信するための無線インタフェースである。NCU手段141は電話手段11あるいはファクシミリ手段12と接続されている。
【0034】
IPインタフェース手段142は、通信装置1をIP網300に直接接続するためのもので、LAN(有線,無線LAN)またはWAN(たとえば、インターネット)などのIP網300に接続するものであり、具体的にはイーサネット(登録商標)、トークンリングなどに代表されるLAN用の物理媒体(実際に接続する製品としてはルータ、ターミナルアダプタ、ハブなどがある)に接続するものである。もちろん、通信装置1はこれら以外のIP網にも接続することができるのは当然である。また、IPインタフェース手段142は、第2の着呼手段1421によりIP網300から着信時の着呼の検出も行う。また、図1では、第1の着呼手段1411や第2の着呼手段1421は、NCU手段141やIPインタフェース手段142に含まれているが、これらと別体に構成してもよい。
【0035】
また図1では、第1の着呼手段1411と第2の着呼手段1421からの出力を、ファクシミリ手段12に入力して制御しているが、同時に電話手段11に入力して制御してもよいし、電話手段11にのみ入力して制御してもよい。
【0036】
VoIP手段13は、アナログの音声信号をデジタル化し、必要であれば圧縮を行い、そのデータをIPパケットにのせて、そのIPパケットをIP網300に送出するものである。また、その逆にVoIP手段13は、IPパケットをIP網300から取り込み、そのIPパケットをアナログ化する制御も行っている。VoIP手段13は、電話手段11またはファクシミリ手段12に選択的に接続することができる。
【0037】
電話網200はメタリックケーブルを使用する回線網(いわゆるPSTN)、ファクシミリ通信網等の音声帯域のアナログ信号を送受する回線網である。一方、IP網300は、IPパケットを送受する回線網であり、例えばセルリレー網、FR網(フレームリレー網)、デジタル回線網、専用線、インターネット、IP網、光ファイバー(FTTH)、XDSL、ISDN,無線通信網、衛星通信網、光ケーブル等がある。
【0038】
通信装置1としては、ファクシミリ機能を備えた、電話、IP電話、インターネット電話,携帯型電話機(携帯電話、PHS)、PDAなどがある。
電話手段11やファクシミリ手段12から送出された音声帯域信号は、NCU手段141を介して電話網200に送出されるとともに、電話網200から入力された音声帯域信号はNCU手段141を介して電話手段11またはファクシミリ手段12に入力される。
【0039】
一方、電話手段11またはファクシミリ手段12から送出された音声帯域信号は、VoIP手段13によってIP信号に変換され、IP信号はIPインタフェース手段142を介してIP網300へ送出されるとともに、IP網300から入力されたIP信号はIPインタフェース手段142を介してVoIP手段13に入力され、このIP信号はVoIP手段13によって音声帯域信号に変換される。この音声帯域信号は、電話手段11またはファクシミリ手段12に入力される。
【0040】
音声帯域信号とは音声周波数(約300Hz〜3.4KHz)のアナログ信号であり、電話においては人間の声(音声)そのものであり、ファクシミリ通信においては画情報信号を音声周波数に変調したアナログ信号である。
【0041】
発呼する場合には、電話網200とIP網300の何れか一方を選択し、選択された回線に対して発呼を行う。
回線の選択の方法としては操作入力手段(図3の操作入力・表示部314参照)からの回線選択指示による場合や、あらかじめメモリ(図3のRAM313参照)の電子電話帳領域に記憶してある電話番号、IPアドレス、それらに対応づけた名称等に、選択する回線の種類を対応させて記憶しておき、その電話番号、IPアドレス、それらに対応づけた名称等が選択された場合には対応する回線を選択して発呼するようにできる。
【0042】
また、操作入力手段の例えばテンキーから直接電話番号やIPアドレスや名称等を入力する場合はその入力された電話番号、IPアドレス、名称等を監視することによって、対応する回線を選択して発呼するものである。
【0043】
なお、通信装置1は、図示はしないがインターネットファクシミリ機能(ITU−T標準勧告T.38)を備えることもできる。この場合には、インターネットファクシミリ手段を設け、IP網300を介して画像データを送信するとともにIP網300から画像データを受信するようにもできる。
【0044】
図2は、図1の通信装置1の構成に、電話手段11とファクシミリ手段12の何れか一方をNCU手段141に接続するための選択手段151、および電話手段11とファクシミリ手段12の何れか一方をVoIP手段13に接続するための選択手段152が付加された通信装置2を示している。
【0045】
選択手段151は、電話手段11とファクシミリ手段12の何れか一方をNCU手段141に物理的に接続するためのもので、それによって電話手段11とファクシミリ手段142の何れか一方を電話網200に接続する。
選択手段152は、電話手段11とファクシミリ手段12の何れか一方をVoIP手段13に物理的に接続するためのもので、それによって電話手段11とファクシミリ手段142の何れか一方をIP網300に接続する。
【0046】
選択手段151,152は電磁リレーに代表されるメカニカルリレーを使用してもよいし、半導体リレーやアナログスイッチに代表される半導体リレータイプを使用してもよい。またタイムシェアリングによる切替手法に代表されるようなソフトウェアによるスイッチでもよい。切替えは、短い時間で行ってもよいし、1通信ごとに行ってもよい。発呼する場合に、ある特定の電話番号、それに対応づけられた名称等が入力あるいは選択された場合には電話網200を自動的に選択する。
【0047】
図3は、図1および図2における通信装置1をより具体的に示す説明図である。図3において、通信装置3は、CPU(中央処理装置)311と、ROM(リード・オンリー・メモリ)312と、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)313と、操作入力・表示部314と、電話手段315(通話回路3151とハンドセット3152とからなる)と、ファクシミリ手段316と、VoIP手段317と、NCU手段318と、IPインタフェース手段319と、選択回路321,322(図2の選択手段151,152に対応する)とからなる。
【0048】
CPU311は装置全体を制御するものであり、その実行プログラムはROM312に記憶され、CPU311はその実行プログラムをROM312から読み出し、その実行プログラムに含まれる命令を逐次解釈して装置全体の制御を行うものである。
【0049】
RAM313はその制御に必要なワークエリアが形成されるともに、保存パラメータやそのほか制御に必要な種々のパラメータや管理情報等を記憶するものである。RAM313には、電子電話帳ETN領域が確保されており、この電子電話帳ETNには、送信先情報(特定の電話番号、名称等)は、電話網200に対応して予め記憶されている。
【0050】
操作入力・表示部314は各種の操作キーと操作ガイダンス等を表示する表示器からなり、オペレータが装置を操作するたものである。
【0051】
電話手段315は、通話回路3151とハンドセット3152とからなる。通話回路3151は、マイク等から入力された音声信号をVoIP手段317あるいはNCU手段318に送出し、VoIP手段317あるいはNCU手段318から入力された音声信号をスピーカ等に出力する。ハンドセット3152は、音声を出力するスピーカや音声を入力するマイク、液晶ディスプレイ等から構成された、音声通話をするいわゆる受話器である。このハンドセット3152を用いて、前記電子電話帳ETNに記憶されている電話番号、名称等を直接選択することができ、あるいは操作入力手段の例えばテンキーから直接電話番号、名称等を入力することもできる。
【0052】
通話回路3151には、音声信号を増幅したりあるいは減衰することにより音量を調整したり、音声信号の周波数特性を変化させることにより音質を良くしたりする回路も含まれているのが一般的である。また送話器から受話器への音の回り込みを制御するいわゆる側音制御もここで行うのが一般的である。
【0053】
ファクシミリ手段316は、モデム3161と、符号化・復号化部3162と、画像メモリ3163と、プロッタ3164と、スキャナ3165とからなる。モデム3161は、電話網200を伝送回線として使用できるように、送信時には画像データのデジタルデータをアナログ信号(音声帯域(およそ300Hz〜3.4KHz)の信号)に、受信時にはアナログ信号をデジタルデータに変換するものである。モデム3161は、選択回路320を介してNCU手段318に接続され、信号送信時にはモデム316からアナログデータがNCU手段318に送出され、信号受信時にはアナログデータがNCU手段318からモデムに入力される。
【0054】
符号化・復号化部3162は、生の画像データを符号圧縮する一方、符号圧縮された画像データを元の生の画像データに復号伸張する。画像メモリ3163は、送信する画情報、受信した画情報、コピー出力する画情報などを圧縮データあるいは生データの形で記憶する。プロッタ3164は、画像データを所定の解像度で紙などの記録媒体に記録し出力する。スキャナ3165は、原稿の画像を所定の解像度で読み取ることにより装置が扱えるデータに変換する。
【0055】
モデム3161は、選択手段321を介して電話手段215またはファクリミリ手段216との間でアナログ信号の送受を行うことができる。また、VoIP手段317は、選択手段322を介して電話手段215またはファクリミリ手段216との間でアナログ信号の送受を行うことができる。
【0056】
なお、図3では、CPU11,ROM12,RAM13,操作入力・表示部314は、電話手段215とファクシミリ手段216とで共通に使用されているが、電話手段215とファクシミリ手段216とが別個に使用するように、複数設けることもできる。
【0057】
図4のフローチャートにより、電話またはファクシミリの発呼に際して、緊急用の電話番号(例えば119番、110番等)またはそれに対応付けられた名称等が入力された場合に、電話網200を自動的に選択する処理を説明する。
【0058】
まず、電話番号が入力されまたは電子電話帳ETNから送信先が選択されると(S101)、送信先が、電話網指定番号か緊急用電話番号かがチェックされる(S102)。特定の電話番号については、電子電話帳に電話網200から通話するといった指定を行うことができるようにしておき、この指定が行われているか否かを参照することで、送信先電話が電話網指定番号か否かのチェックができる。また、RAM313に緊急用電話番号参照領域を設けておき、この領域を参照することで送信先電話が緊急用電話番号か否かのチェックができる。
【0059】
送信先が、電話網指定番号または緊急用電話番号である場合(S102の「YES」)は、電話網200を選択し(S103)、そうでないとき(S102の「NO」)はIP網300を選択して(S104)通話または通信を行い(S105)、当該通話または通信が終了により(回線が切断されることにより)処理が終了する(S106)。なお、IP電話で緊急用の電話番号を使用することができるならば、送信先が、電話網指定番号または緊急用電話番号である場合に、IP網300を選択するように設定してもよい。
【0060】
図5のフローチャートにより、電話またはファクシミリの発呼に際して、特定の電話番号、それに対応づけられた名称等、IPアドレス、このIPアドレスに対応させた名称等、IPアドレスに相当するもの(総称して「IPアドレス等」)が入力あるいは選択された場合に、IP網300を自動的に選択する処理を説明する。
【0061】
まず、電話番号が入力されまたは電子電話帳ETNから送信先が選択されると(S201)、送信先が、IPアドレス等であるか否かがチェックされる(S202)。特定の電話番号については、電子電話帳にIP網300から通話するといった指定を行うことができるようにしておき、この指定が行われているか否かを参照することで、送信先電話がIP網指定番号か否かのチェックができる。
【0062】
送信先が、IPアドレス等である場合は(S202の「YES」)は、IP網300を選択し(S203)、そうでないとき(S202の「NO」)は電話網200を選択して(S204)通話または通信を行い(S205)、当該通話または通信が終了により(回線が切断されることにより)処理が終了する(S206)。
【0063】
また、発呼する場合にIP電話に割り付けられている電話番号またはそれに対応づけられた名称等が入力された場合にはIP網300を自動的に選択する。例えば、050で始まる電話番号はIP電話であるので、050が入力された場合や、あらかじめ記憶されていた050で始まる電話番号または名称等が選択された場合には、IP網300を自動的に選択し発呼する。
【0064】
図6のフローチャートにより、ファクシミリ手段12が電話網200に接続されている場合(すなわち、電話網200を使用してファクシミリ送信あるいはファクシミリ受信が行われ、電話網200が使用できない状態の場合)に電話手段11で発呼するときに、IP網300に対して発呼する処理を説明する。
【0065】
まず、電話番号が入力されまたは電子電話帳ETNから送信先が選択されると(S301)、ファクシミリ手段12が電話網200に接続されているか否かがチェックされる(S302)。
【0066】
ファクシミリ手段12が電話網200に接続されている場合は(S302の「YES」)は、IP網300を選択し(S303)、電話網200に接続されていないとき(S302の「NO」)は電話網200を選択して(S304)通話または通信を行い(S305)、当該通話または通信が終了により(回線が切断されることにより)処理が終了する(S306)。
【0067】
図7のフローチャートにより、ファクシミリ手段12に送信用の画情報が蓄積されている場合(すなわちメモリ送信あるいは通常の送信により送信する画情報が蓄積され、すぐに送信動作が必要になり電話網200を使用することが確実な場合)に電話手段11で発呼するときには、IP網300に対して発呼する場合の処理を説明する。
【0068】
まず、電話番号が入力されまたは電子電話帳ETNから送信先が選択されると(S401)、ファクシミリ手段12が電話網200に接続されているか否かがチェックされる(S402)。
【0069】
ファクシミリ手段12が電話網200に接続されている場合は(S402の「YES」)は、IP網300を選択し(S403)、電話網200に接続されていないとき(S402の「NO」)は、ファクシミリ手段12に送信用の画情報が蓄積されているか否かがチェックされる(S404)、蓄積されているときはIP網300を選択し(S403)、蓄積されているときは電話網200を選択する(S405)。
【0070】
この後(S403,S405の処理の後)、通話または通信を行い(S406)、当該通話または通信が終了により(回線が切断されることにより)処理が終了する(S407)。
【0071】
これにより、電話手段11よる電話網200の使用を回避することができ、ファクシミリによる電話網200への接続を優先させることができる。
【0072】
図8のフローチャートにより、電話手段11がIP網300に接続されている場合(すなわち電話によってIP網300が使用されている場合)において、ファクシミリ手段12で電話網200に対して発呼する処理を説明する。
【0073】
まず、電話番号が入力されまたは電子電話帳ETNから送信先が選択されると(S501)、電話手段11がIP網300に接続されているか否かがチェックされる(S502)。
【0074】
電話手段11がIP網300に接続されている場合は(S502の「YES」)は、電話網200を選択する(S503)。このとき、図2に示したように通信装置1が選択手段15を備えていれば、この選択手段15によりファクシミリ手段12とNCU手段141を接続することができる。一方、電話手段11がIP網300に接続されていないと判断されたとき(S502の「NO」)はIP網300を選択する(S504)。
【0075】
この後(S503,S504の処理の後)、通話または通信を行い(S505)、当該通話または通信が終了により(回線が切断されることにより)処理が終了する(S506)。
【0076】
図9のフローチャートにより、電話手段11が電話網200に接続されている場合(すなわち電話によって電話網200が使用されている場合)において、ファクシミリ手段12でIP網300に対して発呼する処理を説明する。
【0077】
まず、電話番号が入力されまたは電子電話帳ETNから送信先が選択されると(S601)、電話手段11が電話網200に接続されているか否かがチェックされる(S602)。
【0078】
電話手段11が電話網200に接続されている場合は(S602の「YES」)は、IP網300を選択する(S603)。このとき、図2に示した選択手段152により、ファクシミリ手段12とVoIP手段13を接続することができる。一方、電話手段11が電話網200に接続されていないと判断されたとき(S602の「NO」)は電話網200を選択することができる(S604)。
【0079】
この後(S603,S604の処理の後)、通話または通信を行い(S605)、当該通話または通信が終了により(回線が切断されることにより)処理が終了する(S606)。
図10のフローチャートにより、ファクシミリ手段12がIP網300に接続されている場合(すなわちファクシミリ手段によってIP網300が使用されている場合)において、電話手段11で電話網200に対して発呼する処理を説明する。
【0080】
まず、電話番号が入力されまたは電子電話帳ETNから送信先が選択されると(S701)、ファクシミリ手段12がIP網300に接続されているか否かがチェックされる(S702)。
【0081】
ファクシミリ手段12がIP網300に接続されている場合は(S702の「YES」)は、電話網200を選択する(S703)。このとき、図2に示した選択手段151により、電話手段12とNCU手段141を接続することができる。一方、ファクシミリ手段12がIP網300に接続されていないと判断されたとき(S702の「NO」)はIP網300を選択することができる(S704)。
【0082】
この後(S703,S704の処理の後)、通話または通信を行い(S705)、当該通話または通信が終了により(回線が切断されることにより)処理が終了する(S706)。
図11のフローチャートにより、ファクシミリ手段12が電話網200に接続されている場合(すなわちファクシミリ手段によって電話網200が使用されている場合)において、電話手段11でIP網200に対して発呼する処理を説明する。
【0083】
まず、電話番号が入力されまたは電子電話帳ETNから送信先が選択されると(S801)、ファクシミリ手段12が電話網200に接続されているか否かがチェックされる(S802)。
【0084】
ファクシミリ手段12が電話網200に接続されている場合は(S802の「YES」)は、IP網300を選択する(S803)。このとき、図2に示した選択手段152により、電話手段12とVoIP手段13を接続することができる。一方、ファクシミリ手段12が電話網200に接続されていないと判断されたとき(S802の「NO」)は電話網200を選択することができる(S804)。
【0085】
この後(S803,S804の処理の後)、通話または通信を行い(S805)、当該通話または通信が終了により(回線が切断されることにより)処理が終了する(S806)。
【0086】
つぎに、図1,図2に示した通信装置1の着呼動作を説明する。
図12、図13のフローチャートにより、着呼時の動作を説明する。図12は、第1の着呼検出手段1411が電話網200からの着呼を検出し、第2の着呼検出手段1421がIP網300からの着呼を検出し、これ検出結果に基づいて何れから着呼があったかを判断するとともに、判断結果に応じてあらかじめ設定されている着信動作を行う処理を示している。
【0087】
すなわち、第1の着呼検出手段1411、第2の着呼検出手段1421の何れに着信があったかを検出し(S901)、第1の着呼検出手段1411に着信があったときは(電話網200からの着呼であれば)、電話網200からNCU手段141を介してデータを送受信し(S902,S904)、第2の着呼検出手段1421に着信があったときは(IP網300からの着呼であれば)、VoIP手段13を介してデータを送受信する(S903,S904)。
【0088】
ステップS902では、電話手段11がIP網300に接続されている場合に、電話網200からの着呼があると、ファクシミリ手段12で応答する処理を行う。また、ステップS903では、電話が電話網200で使用されている場合に、IP網300から着呼があるとビジー信号をIP網300へ送出する処理を行う。
【0089】
また他の設定されている着信動作としては、着信音の鳴動、相手電話番号あるいは名称またはIPアドレス等の表示、通話動作、留守番電話の留守録動作、留守番電話機能のリモートコントロール動作、ファクシミリの受信と送信、モニタースピーカ等の音響装置への音声出力等がある。
【0090】
第1の着呼検出手段1411および第2の着呼検出手段1421は、それぞれ着呼を検出すると、互いに異なる着信音の鳴動(鳴動Aまたは鳴動B)によりいわゆる鳴り分けを行うことができる。着信音(携帯電話のバイブレータや音楽のメロディーを含む)はあらかじめRAM313に記憶されており、電話網200用の着信音とIP網300用の着信音をあらかじめ選択して設定することができる。もちろん、電話網200用の呼び出し信号で鳴動するように設定することもできる。
【0091】
なお、電話網200からの着信においては、電話手段11がIP網300に接続されているときはファクシミリ手段12を電話網200に接続し、またはファクシミリ手段12がIP網300に接続されているときは電話手段11を電話網200に接続することができる。また、IP網300からの着信においては、電話手段11が電話網200に接続されているときはファクシミリ手段12をIP網300に接続し、または電話手段11が電話網200に接続されているときはファクシミリ手段12をIP網300に接続することができる。
【0092】
図13は、電話手段11とIP網300とが接続されている場合、すなわち電話が使用されている場合に、第1の着呼検出手段1411が電話網200からの着呼を検出したときの処理を説明する。
【0093】
まず、第1の着呼検出手段1411、第2の着呼検出手段1421の何れに着信があったかを検出する(S1001)。第2の着呼検出手段1421に着信があったときは(IP網300からの着呼であれば)、VoIP手段13を介してデータを送受信する(S1002,S1009)。
【0094】
第1の着呼検出手段1411に着信があったとき(電話網200からの着呼であれば)、電話がIP網300に接続されているか否かを判断し(S1003)、IP網300に接続されていればCNG(ファクシミリの呼び出し信号)を受信したか否かを判断し(S1004)、CNGを受信したときは(S1004の「YES」)ファクシミリ手段12に接続し(S1005)、通信処理を行い(S1009)通信が終了したとき(S1010)は処理を終了する。一方、IP網300に接続されている場合においてCNGを受信しないときは(S1004の「NO」)留守番応答等の不在応答を行い(S1006)、処理を終了する。
【0095】
ステップS1003において、電話がIP網300に接続されていないときは、CNG(ファクシミリの呼び出し信号)を受信したか否かを判断し(S1007)、CNGを受信したときは(S1007の「YES」)ファクシミリ手段12に接続し(S1005)、通信が終了したときは(S1010)処理を終了する。一方、IP網300に接続されていない場合においてCNGを受信しないときは(S1007の「NO」)電話手段101に接続し(S1008)、通話処理を行い(S1009)、通話が終了したとき(S1010)は処理を終了する。
【0096】
【発明の効果】
本発明によれば、使用状況に応じて電話網の接続とIP網との接続を使い分けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な一実施形態を示す説明図である。
【図2】図1の通信装置の構成に、電話手段とファクシミリ手段の何れか一方をNCU手段に接続するための選択手段が付加された通信装置を示す図である。
【図3】図1および図2における通信装置をより具体的に示す説明図である。
【図4】発呼に際して、緊急用の電話番号またはそれに対応付けられた名称等が入力された場合に、電話網を自動的に選択する処理を説明するフローチャートである。
【図5】発呼する場合にある特定の電話番号、それに対応づけられた名称等、IPアドレス、このIPアドレスに対応させた名称等、IPアドレスに相当するものが入力あるいは選択された場合に、IP網を自動的に選択する処理を説明するフローチャートである。
【図6】ファクシミリ手段と電話網が接続されている場合に電話手段で発呼するときに、IP網に対して発呼する処理を示すフローチャートである。
【図7】ファクシミリ手段に送信用の画情報が蓄積されている場合に電話手段で発呼するときに、IP網に対して発呼する場合の処理を示すフローチャートである。
【図8】電話手段とIP網とが接続されている場合において、ファクシミリ手段で電話網に対して発呼する処理を示すフローチャートである。
【図9】電話手段が電話網に接続されている場合において、ファクシミリ手段でIP網に対して発呼する処理を示すフローチャートである。
【図10】ファクシミリ手段がIP網に接続されている場合において、電話手段で電話網に対して発呼する処理を示すフローチャートである。
【図11】ファクシミリ手段が電話網に接続されている場合において、電話手段でIP網に対して発呼する処理を示すフローチャートである。
【図12】第1の着呼検出手段が電話網からの着呼を検出し、第2の着呼検出手段がIP網からの着呼を検出し、これ検出結果に基づいて何れから着呼があったかを判断するとともに、判断結果に応じてあらかじめ設定されている着信動作を行う処理を示すフローチャートである。
【図13】電話手段とIP網とが接続されている場合に、第1の着呼検出手段が電話網からの着呼を検出したときの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,3 通信装置
11 電話手段
12 ファクシミリ手段
13 VoIP手段
14 網制御手段
151,152 選択手段
311 CPU
312 ROM
313 RAM
314 操作入力・表示部
315 電話手段
316 ファクシミリ手段
317 VoIP手段
318 NCU手段
319 IPインタフェース手段
320,321 選択回路
3151 通話回路
3152 ハンドセット

Claims (20)

  1. 音声帯域の音声信号による通話を行う電話手段と、
    音声帯域の画情報信号の処理を行うファクシミリ手段と、
    音声帯域信号とIP信号とを相互変換するVoIP手段と、
    を備えた通信装置であって、
    前記電話手段またはファクシミリ手段から受け取った音声帯域信号を、電話網に送出するとともに、当該電話網から取り込んだ前記音声帯域信号を前記電話手段または前記ファクシミリ手段に渡す一方、前記電話手段またはファクシミリ手段から受け取った音声帯域信号を前記VoIP手段によりIP信号に変換してIP網に送出するとともに、当該IP網から取り込んだIP信号を前記VoIP手段により音声帯域信号に変換して、前記電話手段またはファクシミリ手段に渡す電話網/IP網制御手段を備えた、
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 音声帯域の音声信号による通話を行う電話手段と、
    音声帯域の画情報信号の処理を行うファクシミリ手段と、
    前記電話手段またはファクシミリ手段と電話網との間でインタフェースを行うNCU手段と、
    音声帯域信号とIP信号とを相互変換するVoIP手段と、
    前記VoIP手段とIP網との間でインタフェースを行うIPインタフェース手段とを備えた通信装置であって、
    前記NCU手段は、前記電話手段またはファクシミリ手段から受け取った音声帯域信号を電話網に送出するとともに、当該電話網から取り込んだ音声帯域信号を前記電話手段または前記ファクシミリ手段に渡し、
    前記IPインタフェース手段は、前記電話手段またはファクシミリ手段から受け取った音声帯域信号を前記VoIP手段によりIP信号に変換してIP網に送出するとともに、当該IP網から取り込んだIP信号を前記VoIP手段により音声帯域信号に変換して前記電話手段またはファクシミリ手段に渡す、
    ことを特徴とする通信装置。
  3. 前記電話手段と前記ファクシミリ手段の何れか一方を前記NCU手段に接続するための第1の選択手段と、前記電話手段と前記ファクシミリ手段の何れか一方を前記VoIP手段に接続するための第2の選択手段とを備え、
    前記第1の選択手段は、前記電話手段と前記ファクシミリ手段のうち一方が、前記第2の選択手段により前記IP網に接続されているときは、前記電話手段と前記ファクシミリ手段の他方を前記電話網に接続し、
    前記第2の選択手段は、前記電話手段と前記ファクシミリ手段のうち一方が、前記第1の手段により前記電話網に接続されているときは、前記電話手段と前記ファクシミリ手段の他方を前記IP網に接続する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記電話手段、ファクシミリ手段の一方または双方による発呼に際して前記電話網と前記IP網との何れか一方を選択し前記選択された網に対して当該発呼を行う電話網/IP網選択手段を備えたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の通信装置。
  5. 送信先を特定する情報を記憶する送信先情報記憶手段と、
    前記電話手段またはファクシミリ手段による発呼に際して前記送信先情報記憶手段に記憶された、電話網を介しての送信先として登録された送信先情報が指定された場合には、前記電話網を自動的に選択する電話網自動選択手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の通信装置。
  6. 送信先を特定する情報を記憶する送信先情報記憶手段と、
    前記電話手段による発呼に際して前記送信先情報記憶手段に記憶された、緊急用の送信先情報が指定された場合には、前記電話網を自動的に選択する電話網自動選択手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の通信装置。
  7. 送信先を特定する情報を記憶する送信先情報記憶手段と、
    前記電話手段またはファクシミリ手段による発呼に際して、前記送信先情報記憶手段に記憶された特定の送信先情報、IPアドレスに相当する送信先情報、またはIP電話に割り付けられている送信先情報が指定された場合には、前記IP網を自動的に選択するIP網自動選択手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の通信装置。
  8. 前記ファクシミリ手段が前記電話網に接続されている場合において、前記電話手段により発呼するときは、当該電話手段は、前記IP網に対して発呼することを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の通信装置。
  9. 前記ファクシミリ手段に送信用の画情報が蓄積されている場合に、前記電話手段で発呼する場合には、当該電話手段は、前記IP網に対して発呼することを特徴とする請求項1から8の何れかに記載の通信装置。
  10. 前記電話手段が前記IP網に接続されている場合において、前記ファクシミリ手段により発呼する場合には、当該ファクシミリ手段は、前記電話網に対して発呼することを特徴とする請求項1から9の何れかに記載の通信装置。
  11. 前記電話手段が前記電話網に接続されている場合において、前記ファクシミリ手段により発呼する場合には、当該ファクシミリ手段は、前記IP網に対して発呼することを特徴とする請求項1から10の何れかに記載の通信端末装置。
  12. 前記ファクシミリ手段が前記IP網に接続されている場合において、前記電話手段により発呼する場合には、前記電話手段は、前記電話網に対して発呼することを特徴とする請求項1から11の何れかに記載の通信端末装置。
  13. 前記ファクシミリ手段が前記電話網に接続されている場合において、前記電話手段により発呼する場合には、当該電話手段は、前記IP網に対して発呼することを特徴とする請求項1から12の何れかに記載の通信端末装置。
  14. 前記電話網からの着呼を検出する第1の着呼検出手段と、前記IP網からの着呼を検出する第2の着呼検出手段とを備え、前記第1の着呼検出手段と前記第2の着呼検出手段の検出結果に基づいて、何れから着呼があったかを判断するとともに、前記判断結果に応じてあらかじめ設定されている着信動作を行うことを特徴とする請求項1から13の何れかに記載の通信装置。
  15. 前記着信動作には鳴り分けによる鳴動を含むことを特徴とする請求項14に記載の通信装置。
  16. 前記電話手段が前記IP網に接続されている場合において、前記第1の着呼検出手段が前記電話網からの着呼を検出したときは、前記ファクシミリ手段を前記電話網に接続することを特徴とする請求項14または15に記載の通信装置。
  17. 前記ファクシミリ手段が前記IP網に接続されている場合において、前記第1の着呼検出手段が前記電話網からの着呼を検出したときは、前記電話手段を前記電話網に接続することを特徴とする請求項14から16の何れかに記載の通信端末装置。
  18. 前記電話手段が前記電話網に接続されている場合において、前記第2の着呼検出手段が前記IP網からの着呼を検出したときは、前記ファクシミリ手段を前記IP網に接続することを特徴とする請求項14から16の何れかに記載の通信端末装置。
  19. 前記ファクシミリ手段が前記電話網に接続されている場合において、前記第2の着呼検出手段が前記IP網からの着呼を検出したときは、前記電話手段を前記IP網に接続することを特徴とする請求項14から17の何れかに記載の通信端末装置。
  20. 画情報の送受信をIP網経由で行う第2のファクシミリ手段を備えた請求項1から19の何れかに記載の通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007318614A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Toshiba Corp 端末装置
JP2011254207A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 呼制御方法及び呼制御装置
JP2015012335A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 キヤノン株式会社 画像通信装置、及び信号処理ユニット
JP2015170862A (ja) * 2014-03-04 2015-09-28 キヤノン株式会社 画像通信装置、その制御方法、プログラム

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