JP6372202B2 - 受信装置、送信装置、および通信システム - Google Patents

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Description

本開示は、信号を受信する受信装置、信号を送信する送信装置、および信号を送受信する通信システムに関する。
近年の電子機器の高機能化および多機能化に伴い、電子機器には、半導体チップ、センサ、表示デバイスなどの様々なデバイスが搭載される。これらのデバイス間では、多くのデータのやり取りが行われ、そのデータ量は、電子機器の高機能化および多機能化に応じて多くなってきている。そこで、しばしば、例えば数Gbpsでデータを送受信可能な高速インタフェースを用いて、データのやりとりが行われる。
高速インタフェースにおける通信性能の向上を図るため、しばしばスキューが調整される。例えば、特許文献1には、差動のデータ信号と、差動のクロック信号との間のスキューを調整することができるスキュー調整回路が開示されている。
国際公開第2012/147258号
このように、通信システムでは、高い通信性能が望まれており、さらなる通信性能の向上が期待されている。
本開示はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、通信性能を高めることができる受信装置、送信装置、および通信システムを提供することにある。
本開示の第1の受信装置は、第1のアンプ部と、第1の遅延部と、第2のアンプ部と、第2の遅延部と、制御部とを備えている。第1のアンプ部は、送信装置から送信される第1の送信信号、第2の送信信号、および第3の送信信号のうち、第1の送信信号および第2の送信信号の差分に基づいて第1の信号を生成し、第2の送信信号および第3の送信信号の差分に基づいて第2の信号を生成し、第3の送信信号および第1の送信信号の差分に基づいて第3の信号を生成するものである。第1の遅延部は、遅延量を変更可能に構成され、第1の信号、第2の信号、および第3の信号をそれぞれ遅延するものである。第2のアンプ部は、第1の送信信号および第2の送信信号の差分に基づいて第4の信号を生成し、第2の送信信号および第3の送信信号の差分に基づいて第5の信号を生成し、第3の送信信号および第1の送信信号の差分に基づいて第6の信号を生成するものである。第2の遅延部は、遅延量を変更可能に構成され、第4の信号、第5の信号、および第6の信号をそれぞれ遅延するものである。制御部は、第1の遅延部により遅延された第1の信号、第2の信号、および第3の信号に基づいて、第1の遅延部における第1の信号、第2の信号、および第3の信号の各遅延量を設定するとともに、第2の遅延部により遅延された第4の信号、第5の信号、および第6の信号にも基づいて、第1の遅延部における第1の信号、第2の信号、および第3の信号の各遅延量を調整するものである。
本開示の第2の受信装置は、第1のアンプ部と、第1の遅延部と、第2のアンプ部と、第2の遅延部と、制御部とを備えている。第1のアンプ部は、送信装置から送信される第1の送信信号、第2の送信信号、および第3の送信信号のうち、第1の送信信号および第2の送信信号の差分に基づいて第1の信号を生成し、第2の送信信号および第3の送信信号の差分に基づいて第2の信号を生成し、第3の送信信号および第1の送信信号の差分に基づいて第3の信号を生成するものである。第1の遅延部は、遅延量を変更可能に構成され、第1の信号、第2の信号、および第3の信号をそれぞれ遅延するものである。第2のアンプ部は、第1の送信信号および第2の送信信号の差分に基づいて第4の信号を生成し、第2の送信信号および第3の送信信号の差分に基づいて第5の信号を生成し、第3の送信信号および第1の送信信号の差分に基づいて第6の信号を生成するものである。第2の遅延部は、遅延量を変更可能に構成され、第4の信号、第5の信号、および第6の信号をそれぞれ遅延するものである。制御部は、第2の遅延部により遅延された第4の信号、第5の信号、および第6の信号にも基づいて、第1の遅延部における第1の信号、第2の信号、および第3の信号の各遅延量を調整するものである。
本開示の第3の受信装置は、第1の遅延部と、第2の遅延部と、制御部とを備えている。第1の遅延部は、遅延量を変更可能に構成され、送信装置から送信される互いに異なる電圧レベルを有する3以上の送信信号をそれぞれ遅延するものである。第2の遅延部は、遅延量を変更可能に構成され、送信装置から送信される3以上の送信信号をそれぞれ遅延するものである。制御部は、第1の遅延部により遅延された3以上の送信信号に基づいて、第1の遅延部における3以上の送信信号の各遅延量を設定するとともに、第2の遅延部により遅延された3以上の送信信号に基づいて、第1の遅延部における3以上の送信信号の各遅延量を設定するものである。
本開示の第4の受信装置は、第1の遅延部と、第2の遅延部と、制御部とを備えている。第1の遅延部は、遅延量を変更可能に構成され、送信装置から送信される互いに異なる電圧レベルを有する3以上の送信信号をそれぞれ遅延するものである。第2の遅延部は、遅延量を変更可能に構成され、送信装置から送信される3以上の送信信号をそれぞれ遅延するものである。制御部は、第2の遅延部により遅延された3以上の送信信号に基づいて、第1の遅延部における3以上の送信信号の各遅延量を設定するものである。
本開示の第1の通信システムは、送信装置と、受信装置とを備えている。受信装置は、第1のアンプ部と、第1の遅延部と、第2のアンプ部と、第2の遅延部と、制御部とを有している。第1のアンプ部は、送信装置から送信される第1の送信信号、第2の送信信号、および第3の送信信号のうち、第1の送信信号および第2の送信信号の差分に基づいて第1の信号を生成し、第2の送信信号および第3の送信信号の差分に基づいて第2の信号を生成し、第3の送信信号および第1の送信信号の差分に基づいて第3の信号を生成するものである。第1の遅延部は、遅延量を変更可能に構成され、第1の信号、第2の信号、および第3の信号をそれぞれ遅延するものである。第2のアンプ部は、第1の送信信号および第2の送信信号の差分に基づいて第4の信号を生成し、第2の送信信号および第3の送信信号の差分に基づいて第5の信号を生成し、第3の送信信号および第1の送信信号の差分に基づいて第6の信号を生成するものである。第2の遅延部は、遅延量を変更可能に構成され、第4の信号、第5の信号、および第6の信号をそれぞれ遅延するものである。制御部は、第1の遅延部により遅延された第1の信号、第2の信号、および第3の信号に基づいて、第1の遅延部における第1の信号、第2の信号、および第3の信号の各遅延量を設定するとともに、第2の遅延部により遅延された第4の信号、第5の信号、および第6の信号にも基づいて、第1の遅延部における第1の信号、第2の信号、および第3の信号の各遅延量を調整するものである。
本開示の第2の通信システムは、送信装置と、受信装置とを備えている。受信装置は、第1のアンプ部と、第1の遅延部と、第2のアンプ部と、第2の遅延部と、制御部とを有している。第1のアンプ部は、送信装置から送信される第1の送信信号、第2の送信信号、および第3の送信信号のうち、第1の送信信号および第2の送信信号の差分に基づいて第1の信号を生成し、第2の送信信号および第3の送信信号の差分に基づいて第2の信号を生成し、第3の送信信号および第1の送信信号の差分に基づいて第3の信号を生成するものである。第1の遅延部は、遅延量を変更可能に構成され、第1の信号、第2の信号、および第3の信号をそれぞれ遅延するものである。第2のアンプ部は、第1の送信信号および第2の送信信号の差分に基づいて第4の信号を生成し、第2の送信信号および第3の送信信号の差分に基づいて第5の信号を生成し、第3の送信信号および第1の送信信号の差分に基づいて第6の信号を生成するものである。第2の遅延部は、遅延量を変更可能に構成され、第4の信号、第5の信号、および第6の信号をそれぞれ遅延するものである。制御部は、第2の遅延部により遅延された第4の信号、第5の信号、および第6の信号にも基づいて、第1の遅延部における第1の信号、第2の信号、および第3の信号の各遅延量を調整するものである。
本開示の第1の受信装置および第1の通信システムでは、第1の送信信号、第2の送信信号、および第3の送信信号に基づいて、第1の信号、第2の信号、および第3の信号が生成され、これらの第1の信号、第2の信号、および第3の信号が第1の遅延部により遅延される。また、第1の送信信号、第2の送信信号、および第3の送信信号に基づいて、第4の信号、第5の信号、および第6の信号が生成され、これらの第4の信号、第5の信号、および第6の信号が第2の遅延部により遅延される。そして、第1の遅延部により遅延された第1の信号、第2の信号、および第3の信号に基づいて、第1の遅延部における各遅延量が設定されるとともに、第2の遅延部により遅延された第4の信号、第5の信号、および第6の信号に基づいて、第1の遅延部における各遅延量が設定される。
本開示の第2の受信装置および第2の通信システムでは、第1の送信信号、第2の送信信号、および第3の送信信号に基づいて、第1の信号、第2の信号、および第3の信号が生成され、これらの第1の信号、第2の信号、および第3の信号が第1の遅延部により遅延される。また、第1の送信信号、第2の送信信号、および第3の送信信号に基づいて、第4の信号、第5の信号、および第6の信号が生成され、これらの第4の信号、第5の信号、および第6の信号が第2の遅延部により遅延される。そして、第2の遅延部により遅延された第4の信号、第5の信号、および第6の信号に基づいて、第1の遅延部における各遅延量が設定される。
本開示の第3の受信装置では、互いに異なる電圧レベルを有する3以上の送信信号が第1の遅延部により遅延されるとともに、3以上の送信信号が第2の遅延部により遅延される。そして、第1の遅延部により遅延された3以上の送信信号に基づいて、第1の遅延部における各遅延量が設定されるとともに、第2の遅延部により遅延された3以上の送信信号に基づいて、第1の遅延部における各遅延量が設定される
本開示の第4の受信装置では、互いに異なる電圧レベルを有する3以上の送信信号が第1の遅延部により遅延されるとともに、3以上の送信信号が第2の遅延部により遅延される。そして、第2の遅延部により遅延された3以上の送信信号に基づいて、第1の遅延部における各遅延量が設定される。
本開示の第1の受信装置および第1の通信システムによれば、第1の遅延部により遅延された第1の信号、第2の信号、および第3の信号に基づいて、第1の遅延部における各遅延量を設定するとともに、第2の遅延部により遅延された第4の信号、第5の信号、および第6の信号に基づいて、第1の遅延部における各遅延量を設定するようにしたので、通信性能を高めることができる。
本開示の第2の受信装置および第2の通信システムによれば、第2の遅延部により遅延された第4の信号、第5の信号、および第6の信号に基づいて、第1の遅延部における各遅延量を設定するようにしたので、通信性能を高めることができる。
本開示の第3の受信装置によれば、第1の遅延部により遅延された3以上の送信信号に基づいて、第1の遅延部における各遅延量を設定するとともに、第2の遅延部により遅延された3以上の送信信号に基づいて、第1の遅延部における各遅延量を設定するようにしたので、通信性能を高めることができる。
本開示の第4の受信装置によれば、第2の遅延部により遅延された3以上の送信信号に基づいて、第1の遅延部における各遅延量を設定するようにしたので、通信性能を高めることができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれの効果があってもよい。
本開示の第1の実施の形態に係る通信システムの一構成例を表すブロック図である。 図1に示した通信システムが送受信するパケットの一構成例を表す説明図である。 図1に示した通信システムが送受信する信号の電圧状態を表す説明図である。 図1に示した送信部の一構成例を表すブロック図である。 図1に示した通信システムが送受信するシンボルの遷移を表す説明図である。 図4に示したドライバの一構成例を表す回路図である。 図1に示した受信部の一構成例を表すブロック図である。 図7に示した受信部の受信動作の一例を表す説明図である。 図1に示した通信システムの一動作例を表すフローチャートである。 図1に示した送信装置の実装例を表す説明図である。 他の送信装置の実装例を表す説明図である。 第1の実施の形態の変形例に係る通信システムの一構成例を表すブロック図である。 図11に示した受信部の一構成例を表すブロック図である。 図11に示した送信部の一構成例を表すブロック図である。 図13に示したドライバの一構成例を表す回路図である。 第1の実施の形態の他の変形例に係る通信システムの一構成例を表すブロック図である。 図15に示した受信部の一構成例を表すブロック図である。 図15に示した受信部の一構成例を表すブロック図である。 図15に示した受信部の他の構成例を表すブロック図である。 第2の実施の形態に係る通信システムの一構成例を表すブロック図である。 図19に示した通信システムが送受信するパケットの一構成例を表す説明図である。 図19に示した受信部の一構成例を表すブロック図である。 図19に示した通信システムの一動作例を表すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る通信システムの一構成例を表すブロック図である。 図23に示した受信部の一構成例を表すブロック図である。 図23に示した通信システムの一動作例を表すフローチャートである。 図23に示した通信システムにおける信号の一例を表す波形図である。 図23に示した通信システムにおける信号の他の例を表す波形図である。 図23に示した通信システムにおける信号の他の例を表す波形図である。 図23に示した通信システムにおける信号の他の例を表す波形図である。 図23に示した通信システムにおける信号の他の例を表す波形図である。 図23に示した通信システムにおける信号の他の例を表す波形図である。 実施の形態に係る通信システムが適用されたスマートフォンの外観構成を表す斜視図である。 実施の形態に係る通信システムが適用されたアプリケーションプロセッサの一構成例を表すブロック図である。 実施の形態に係る通信システムが適用されたイメージセンサの一構成例を表すブロック図である。 変形例に係る受信部の一構成例を表すブロック図である。 変形例に係る受信部の一構成例を表すブロック図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.第3の実施の形態
4.適用例
<1.第1の実施の形態>
[構成例]
(全体構成例)
図1は、第1の実施の形態に係る受信装置が適用された通信システムの一構成例を表すものである。通信システム1は、受信装置1がスキューの検出を行うとともにスキューの調整(デスキュー)をも行うものである。通信システム1は、送信装置10と、受信装置20とを備えている。
送信装置10は、送信データ生成部14と、3つの送信部11,12,13とを有している。送信データ生成部14は、送信データを生成し、その送信データを3つに分けて、送信部11,12,13にそれぞれ供給するものである。送信部11は、データレーンDL1を介して受信装置20に対してデータを送信するものであり、送信部12はデータレーンDL2を介して受信装置20に対してデータを送信するものであり、送信部13はデータレーンDL3を介して受信装置20に対してデータを送信するものである。その際、送信部11,12,13は、それぞれ、パケットPCT1を用いて、データを送信するようになっている。
図2は、パケットPCT1の一構成例を表すものである。パケットPCT1は、SoT部(Start of Transmission)P1、ヘッダ部P2、ペイロード部P3、フッタ部P4、およびEoT部(End of Transmission)P5を含んでいる。
SoT部P1は、パケットPCT1の開始を定義するものであり、例えば、プリアンブルP11と、同期コードP12とを含むものである。プリアンブルP11は、全てのパケットPCT1に共通の固定パターンを有するものである。同期コードP12は、通信システム1における同期をとるためのものであり、固定パターンを有するものである。
ヘッダ部P2は、例えば、エラー検出コードP21を含むものである。エラー検出コードP21は、ヘッダ部P2のエラーチェックを行うためのコードであり、この例では、巡回冗長検査(CRC;Cyclic Redundancy Check)コードである。なお、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えばハミング符号用のコードであってもよいし、チェックサム用のコードであってもよい。
ペイロード部P3は、送信するデータの本体を含むものである。
フッタ部P4は、例えば、エラー検出コードP41と、フィラーP42とを含むものである。エラー検出コードP41は、ペイロード部P3のエラーチェックを行うためのコードであり、この例では、巡回冗長検査コードである。フィラーP42は、データレーンDL1,DL2,DL3間でのデータ量の差を調整するためのものであり、データレーン単位で必要に応じて挿入されるようになっている。
EoT部P5は、パケットPCT1の終了を定義するものであり、例えばポストコードP51を含むものである。ポストコードP51は、フッタ部P4の最後のデータに応じた固定パターンを有するものである。
送信部11は、パケットPCT1を受信装置20に対して送信する。その際、送信部11は、パケットPCT1を、3つの信号SIG1A,SIG1B,SIG1Cを用いて、受信装置20に対して送信する。同様に、送信部12は、パケットPCT1を、3つの信号SIG2A,SIG2B,SIG2Cを用いて、受信装置20に対して送信する。また、送信部13は、パケットPCT1を、3つの信号SIG3A,SIG3B,SIG3Cを用いて、受信装置20に対して送信するようになっている。これらの信号を伝送する伝送路7A〜7C,8A〜8C,9A〜9Cの特性インピーダンスは、この例では50[Ω]である。
信号SIG1A〜SIG1C,SIG2A〜SIG2C,SIG3A〜SIG3Cは、それぞれ、3つの電圧レベル(高レベル電圧VH、中レベル電圧VM、および低レベル電圧VL)の間で遷移するものである。以下、信号SIG1A,SIG2A,SIG3Aのうちのいずれか1つを示すものとして信号SIGAを適宜用い、信号SIG1B,SIG2B,SIG3Bのうちのいずれか1つを示すものとして信号SIGBを適宜用い、信号SIG1C,SIG2C,SIG3Cのうちのいずれか1つを示すものとして信号SIGCを適宜用いる。
図3は、信号SIGA,SIGB,SIGCの電圧状態を表すものである。送信部11,12,13のそれぞれは、3つの信号SIGA,SIGB,SIGCを用いて、6つのシンボル“+x”,“−x”,“+y”,“−y”,“+z”,“−z”を送信する。例えば、シンボル“+x”を送信する場合には、送信部11は、信号SIGAを高レベル電圧VHにし、信号SIGBを低レベル電圧VLにし、信号SIGCを中レベル電圧VMにする。シンボル“−x”を送信する場合には、送信部11は、信号SIGAを低レベル電圧VLにし、信号SIGBを高レベル電圧VHにし、信号SIGCを中レベル電圧VMにする。シンボル“+y”を送信する場合には、送信部11は、信号SIGAを中レベル電圧VMにし、信号SIGBを高レベル電圧VHにし、信号SIGCを低レベル電圧VLにする。シンボル“−y”を送信する場合には、送信部11は、信号SIGAを中レベル電圧VMにし、信号SIGBを低レベル電圧VLにし、信号SIGCを高レベル電圧VHにする。シンボル“+z”を送信する場合には、送信部11は、信号SIGAを低レベル電圧VLにし、信号SIGBを中レベル電圧VMにし、信号SIGCを高レベル電圧VHにする。シンボル“−z”を送信する場合には、送信部11は、信号SIGAを高レベル電圧VHにし、信号SIGBを中レベル電圧VMにし、信号SIGCを低レベル電圧VLにするようになっている。
受信装置20は、3つの受信部21,22,23を有している。受信部21は、信号SIG1A,SIG1B,SIG1Cを受信するものであり、受信部22は、信号SIG2A,SIG2B,SIG2Cを受信するものであり、受信部23は、信号SIG3A,SIG3B,SIG3Cを受信するものである。
(送信部11,12,13)
図4は、送信部11の一構成例を表すものである。なお、送信部12,13についても同様である。送信部11は、信号生成部15と、フリップフロップ(F/F)16と、出力部30とを有している。
信号生成部15は、シンボルCS、信号TxF,TxR,TxP、およびクロックTxCKに基づいて、シンボルNSを求めるものである。ここで、シンボルCS,NSは、それぞれ、6つのシンボル“+x”,“−x”,“+y”,“−y”,“+z”,“−z”のうちのいずれか一つを示すものである。シンボルCSは現在送信しているシンボル(現在のシンボル)であり、シンボルNSは次に送信するシンボル(次のシンボル)である。
図5は、信号生成部15の動作を表すものである。この図5は、6つのシンボル“+x”,“−x”,“+y”,“−y”,“+z”,“−z”と、それらの間の遷移を示している。
信号TxFは、“+x”と“−x”との間でシンボルを遷移させ、“+y”と“−y”との間でシンボルを遷移させ、“+z”と“−z”との間でシンボルを遷移させるものである。具体的には、信号TxFが“1”である場合には、シンボルの極性を変更するように(例えば“+x”から“−x”へ)遷移し、信号TxFが“0”である場合には、このような遷移を行わないようになっている。
信号TxR,TxPは、信号TxFが“0”である場合において、“+x”と“+x”以外との間、“+y”と“+y”以外との間、“+z”と“+z”以外との間でシンボルを遷移させるものである。具体的には、信号TxR,TxPが“1”,“0”である場合には、シンボルの極性を保ったまま、図5において右回りに(例えば“+x”から“+y”へ)遷移し、信号TxR,TxPが“1”,“1”である場合には、シンボルの極性を変更するとともに、図5において右回りに(例えば“+x”から“−y”へ)遷移する。また、信号TxR,TxPが“0”,“0”である場合には、シンボルの極性を保ったまま、図5において左回りに(例えば“+x”から“+z”へ)遷移し、信号TxR,TxPが“0”,“1”である場合には、シンボルの極性を変更するとともに、図5において左回りに(例えば“+x”から“−z”へ)遷移する。
このように、信号生成部15では、信号TxF,TxR,TxPにより、シンボルの遷移の方向が特定される。よって、信号生成部15は、現在のシンボルCSと、これらの信号TxF,TxR,TxPに基づいて、次のシンボルNSを求めることができる。そして、信号生成部15は、このシンボルNSを、この例では、3ビットの信号S1を用いてフリップフロップ16に供給するようになっている。
フリップフロップ16は、信号S1を、クロックTxCKの1クロック分遅延させ、3ビットの信号S2として出力するものである。すなわち、フリップフロップ16は、信号S1が示す次のシンボルNSをクロックTxCKの1クロック分遅延させることにより、現在のシンボルCSを生成している。そして、フリップフロップ16は、その信号S2を、信号生成部15および出力部30に供給するようになっている。
出力部30は、信号S2に基づいて、信号SIGA,SIGB,SIGCを生成するものである。
図6は、出力部30の一構成例を表すものである。出力部30は、出力制御部31と、ドライバ32A,32B,32Cとを有している。
出力制御部31は、信号S2に基づいて、ドライバ32A,32B,32Cに制御信号を供給し、ドライバ32A,32B,32Cの動作を制御するものである。
ドライバ32Aは、出力制御部31から供給された制御信号に基づいて、信号SIGAの電圧状態を、3つの電圧レベル(高レベル電圧VH、中レベル電圧VM、および低レベル電圧VL)のうちのいずれかに設定するものである。ドライバ32Bは、出力制御部31から供給された制御信号に基づいて、信号SIGBの電圧状態を、3つの電圧レベルのうちのいずれかに設定するものである。ドライバ32Cは、出力制御部31から供給された制御信号に基づいて、信号SIGCの電圧状態を、3つの電圧レベルのうちのいずれかに設定するものである。
この構成により、出力部30は、信号S2が示すシンボルCSに基づいて、信号SIGA,SIGB,SIGCを、図3に示したように、シンボルCSに対応した3つの電圧レベルに設定することができるようになっている。
次に、出力部30のドライバ32Aについてより詳細に説明する。なお、ドライバ32B,32Cについても同様である。
ドライバ32Aは、トランジスタ35,36と、抵抗素子37,38とを有している。トランジスタ35,36は、この例では、NチャネルMOS(Metal Oxide Semiconductor)型のFET(Field Effect Transistor)である。トランジスタ35のゲートには出力制御部31から制御信号が供給され、ドレインには電圧V1が供給され、ソースは抵抗素子37の一端に接続されている。トランジスタ36のゲートには出力制御部31から制御信号が供給され、ドレインは抵抗素子38の一端に接続され、ソースは接地されている。抵抗素子37,38は、通信システム1における終端抵抗として機能するものである。抵抗素子37の一端はトランジスタ35のソースに接続され、他端は、抵抗素子38の他端に接続されるとともに、出力端子ToutAに接続されている。抵抗素子38の一端はトランジスタ36のドレインに接続され、他端は、抵抗素子37の他端に接続されるとともに、出力端子ToutAに接続されている。
例えば信号SIGAを高レベル電圧VHに設定する場合には、出力制御部31は、高レベルの制御信号をトランジスタ35に供給するとともに、低レベルの制御信号をトランジスタ36に供給する。これにより、トランジスタ35がオン状態になるとともにトランジスタ36がオフ状態になり、トランジスタ35を介して出力電流が流れ、信号SIGAが高レベル電圧VHに設定される。また、例えば信号SIGAを低レベル電圧VLに設定する場合には、出力制御部31は、低レベルの制御信号をトランジスタ35に供給するとともに、高レベルの制御信号をトランジスタ36に供給する。これにより、トランジスタ35がオフ状態になるとともにトランジスタ36がオン状態になり、トランジスタ36を介して出力電流が流れ、信号SIGAが低レベル電圧VLに設定される。また、例えば信号SIGAを中レベル電圧VMに設定する場合には、出力制御部31は、低レベルの制御信号をトランジスタ35,36に供給する。これにより、トランジスタ35,36がオフ状態になり、受信部21,22,23の抵抗素子41A,41B,41C(後述)により、信号SIGAが中レベル電圧VMに設定されるようになっている。
(受信部21,22,23)
図7は、受信部21の一構成例を表すものである。なお、送信部22,23についても同様である。受信部21は、抵抗素子41A,41B,41Cと、アンプ42A,42B,42Cと、遅延部50A,50B,50Cと、クロック生成部43と、フリップフロップ(F/F)44,45と、信号生成部46と、パターン検出部47と、制御部48とを有している。
抵抗素子41A,41B,41Cは、通信システム1における終端抵抗として機能するものである。抵抗素子41Aの一端は入力端子TinAに接続されるとともに信号SIGAが供給され、他端は抵抗素子41B,41Cの他端に接続されている。抵抗素子41Bの一端は入力端子TinBに接続されるとともに信号SIGBが供給され、他端は抵抗素子41A,41Cの他端に接続されている。抵抗素子41Cの一端は入力端子TinCに接続されるとともに信号SIGCが供給され、他端は抵抗素子41A,41Bの他端に接続されている。
アンプ42A,42B,42Cは、それぞれ、正入力端子における信号と負入力端子における信号の差分に応じた信号を出力するものである。アンプ42Aの正入力端子は、アンプ42Cの負入力端子および抵抗素子41Aの一端に接続されるとともに信号SIGAが供給され、負入力端子は、アンプ42Bの正入力端子および抵抗素子41Bの一端に接続されるとともに信号SIGBが供給される。アンプ42Bの正入力端子は、アンプ42Aの負入力端子および抵抗素子41Bの一端に接続されるとともに信号SIGBが供給され、負入力端子は、アンプ42Cの正入力端子および抵抗素子41Cの一端に接続されるとともに信号SIGCが供給される。アンプ42Cの正入力端子は、アンプ42Bの負入力端子および抵抗素子41Cの一端に接続されるとともに信号SIGCが供給され、負入力端子は、アンプ42Aの正入力端子および抵抗素子41Aに接続されるとともに信号SIGAが供給される。
この構成により、アンプ42Aは、信号SIGAと信号SIGBとの差分に応じた信号を出力し、アンプ42Bは、信号SIGBと信号SIGCとの差分に応じた信号を出力し、アンプ42Cは、信号SIGCと信号SIGAとの差分に応じた信号を出力するようになっている。
図8は、アンプ42A,42B,42Cの一動作例を表すものである。この例では、信号SIGAは高レベル電圧VHであり、信号SIGBは低レベル電圧VLである。このとき、信号SIGCの電圧は、抵抗素子41A,41B,41Cにより、中レベル電圧VMに設定される。この場合には、入力端子TinA、抵抗素子41A、抵抗素子41B、入力端子TinBの順に電流Iinが流れる。そして、アンプ42Aの正入力端子には高レベル電圧VHが供給されるとともに負入力端子には低レベル電圧VLが供給され、差分は正になるため、アンプ42Aは“1”を出力する。また、アンプ42Bの正入力端子には低レベル電圧VLが供給されるとともに負入力端子には中レベル電圧VMが供給され、差分は負になるため、アンプ42Bは“0”を出力する。また、アンプ42Cの正入力端子には中レベル電圧VMが供給されるとともに負入力端子には高レベル電圧VHが供給され、差分は負になるため、アンプ42Cは“0”を出力するようになっている。
遅延部50Aは、遅延制御信号CTLAに基づいて遅延量を設定し、アンプ42Aの出力信号を遅延して出力するものである。遅延部50Aは、遅延バッファ51〜53と、セレクタ54とを有している。遅延バッファ51の入力端子は、アンプ42Aの出力端子に接続されるとともにセレクタ54の第1の入力端子に接続され、出力端子は遅延バッファ52の入力端子およびセレクタ54の第2の入力端子に接続されている。遅延バッファ52の入力端子は、遅延バッファ51の出力端子およびセレクタ54の第2の入力端子に接続され、出力端子は遅延バッファ53の入力端子およびセレクタ54の第3の入力端子に接続されている。遅延バッファ53の入力端子は、遅延バッファ52の出力端子およびセレクタ54の第3の入力端子に接続され、出力端子はセレクタ54の第4の入力端子に接続されている。セレクタ54は、遅延制御信号CTLAに基づいて、第1の入力端子に入力された信号、第2の入力端子に入力された信号、第3の入力端子に入力された信号、および第4の入力端子に入力された信号のうちのいずれか1つを選択して出力するものである。この構成により、遅延部50Aは、遅延制御信号CTLAに基づいて、アンプ42Aの出力信号に対する遅延量を4段階で調整するようになっている。
同様に、遅延部50Bは、遅延制御信号CTLBに基づいて遅延量を設定し、アンプ42Bの出力信号を遅延して出力するものであり、遅延部50Cは、遅延制御信号CTLCに基づいて遅延量を設定し、アンプ42Cの出力信号を遅延して出力するものである。
この構成により、受信部21の遅延部50A,50B,50Cは、データレーンDL1における信号SIG1A,SIG1B,SIG1Cのスキューを調整し、受信部22の遅延部50A,50B,50Cは、データレーンDL2における信号SIG2A,SIG2B,SIG2Cのスキューを調整し、受信部23の遅延部50A,50B,50Cは、データレーンDL3における信号SIG3A,SIG3B,SIG3Cのスキューを調整するようになっている。
クロック生成部43は、遅延部50A,50B,50Cの出力信号に基づいて、クロックRxCKを生成するものである。
フリップフロップ44は、遅延部50A,50B,50Cの出力信号を、クロックRxCKの1クロック分遅延させ、それぞれ出力するものである。すなわち、フリップフロップ44の出力信号は、現在のシンボルCS2を示すものである。ここで、現在のシンボルCS2は、シンボルCS,NSと同様に、6つのシンボル“+x”,“−x”,“+y”,“−y”,“+z”,“−z”のうちのいずれか一つを示すものである。
フリップフロップ45は、フリップフロップ44の3つの出力信号を、クロックRxCKの1クロック分遅延させ、それぞれ出力するものである。すなわち、フリップフロップ45は、現在のシンボルCS2をクロックRxCKの1クロック分遅延させることにより、シンボルPS2を生成している。このシンボルPS2は、前に受信したシンボル(前のシンボル)であり、シンボルCS,NS,CS2と同様に、6つのシンボル“+x”,“−x”,“+y”,“−y”,“+z”,“−z”のうちのいずれか一つを示すものである。
信号生成部46は、フリップフロップ44,45の出力信号、およびクロックRxCKに基づいて、信号RxF,RxR,RxPを生成するものである。受信部21の信号生成部46が生成した信号RxF,RxR,RxPは、送信部11における信号TxF,TxR,TxPに対応し、受信部22の信号生成部46が生成した信号RxF,RxR,RxPは、送信部12における信号TxF,TxR,TxPに対応し、受信部23の信号生成部46が生成した信号RxF,RxR,RxPは、送信部13における信号TxF,TxR,TxPに対応するものである。すなわち、これらの信号RxF,RxR,RxPは、信号TxF,TxR,TxPと同様に、シンボルの遷移を表すものである。信号生成部46は、フリップフロップ44の出力信号が示す現在のシンボルCS2と、フリップフロップ45の出力信号が示す前のシンボルPS2に基づいて、シンボルの遷移(図5)を特定し、信号RxF,RxR,RxPを生成するようになっている。
パターン検出部47は、信号RxF,RxR,RxPに基づいて、パターン検出を行うものである。具体的には、パターン検出部47は、キャリブレーションモードにおいて、受信したパケットPCT1のSoT部P1における同期コードP12を既知のパターンと比較するとともに、ヘッダ部P2におけるエラー検出コードP21を用いてエラー検出を行う。そして、パターン検出部47は、エラーが無い場合に、パターンの比較結果を、信号DETを介して制御部48に通知するものである。すなわち、同期コードP12は、各パケットPCT1が有する固定パターンであり、既知である。よって、パターン検出部47は、受信したパケットPCT1の同期コードP12をそのような既知のパターンと比較する。その際、遅延部50A,50B,50Cにおけるスキュー調整が十分であればパターンは一致し、不十分であればパターンは不一致となる。パターン検出部47は、このような比較結果を、制御部48に通知するようになっている。
制御部48は、キャリブレーションモードにおいて、遅延部50A,50B,50Cの遅延量を決定するものである。具体的には、制御部48は、キャリブレーションモードにおいて、遅延制御信号CTLA,CTLB,CTLCを介して、遅延部50A,50B,50Cの遅延量を順次設定し、パターン検出部47における比較結果(信号DET)に基づいて、遅延部50A,50B,50Cの遅延量を決定する。キャリブレーションモードは、例えば、通信システム1の電源投入時に設定されるようにしてもよい。また、定期的にキャリブレーションモードになるように構成してもよい。
このように、通信システム1では、キャリブレーションモードにおいて、受信部21の遅延部50A,50B,50CがデータレーンDL1における信号SIG1A,SIG1B,SIG1Cのスキューを調整し、受信部22の遅延部50A,50B,50Cが、データレーンDL2における信号SIG2A,SIG2B,SIG2Cのスキューを調整し、受信部23の遅延部50A,50B,50Cが、データレーンDL3における信号SIG3A,SIG3B,SIG3Cのスキューを調整する。これにより、通信システム1では、通信性能を高めることができるようになっている。
ここで、アンプ42A〜42Cは、本開示における「第1のアンプ部」の一具体例に対応する。遅延部50A〜50Cは、本開示における「第1の遅延部」の一具体例に対応する。フリップフロップ44,45、信号生成部46、パターン検出部47、および制御部48は、本開示における「制御部」の一具体例に対応する。
[動作および作用]
続いて、本実施の形態の通信システム1の動作および作用について説明する。
(全体動作概要)
まず、図1,4,7などを参照して、通信システム1の全体動作概要を説明する。送信データ生成部14は、送信データを生成し、その送信データを3つに分けて、送信部11,12,13にそれぞれ供給する。送信部11は、受信部21に対して信号SIG1A,SIG1B,SIG1Cを送信し、送信部12は、受信部22に対して信号SIG2A,SIG2B,SIG2Cを送信し、送信部13は、受信部23に対して信号SIG3A,SIG3B,SIG3Cを送信する。
送信部11,12,13のそれぞれにおいて、信号生成部15は、現在のシンボルCSおよび信号TxF,TxR,TxPに基づいて、次のシンボルNSを求め、信号S1として出力する。フリップフロップ16は、信号S1を、クロックTxCKの1クロック分遅延させ、信号S2として出力する。出力部30は、信号S2に基づいて、信号SIGA,SIGB,SIGCを生成する。
受信部21,22,23のそれぞれにおいて、アンプ42Aは、信号SIGAと信号SIGBとの差分に応じた信号を出力し、アンプ42Bは、信号SIGBと信号SIGCとの差分に応じた信号を出力し、アンプ42Cは、信号SIGCと信号SIGAとの差分に応じた信号を出力する。遅延部50Aは、遅延制御信号CTLAに基づいて遅延量を設定してアンプ42Aの出力信号を遅延し、遅延部50Bは、遅延制御信号CTLBに基づいて遅延量を設定してアンプ42Bの出力信号を遅延し、遅延部50Cは、遅延制御信号CTLCに基づいて遅延量を設定してアンプ42Cの出力信号を遅延する。クロック生成部43は、遅延部50A,50B,50Cの出力信号に基づいて、クロックRxCKを生成する。フリップフロップ44は、遅延部50A,50B,50Cの出力信号を、クロックRxCKの1クロック分遅延させ、それぞれ出力する。フリップフロップ45は、フリップフロップ44の3つの出力信号を、クロックRxCKの1クロック分遅延させ、それぞれ出力する。信号生成部46は、フリップフロップ44,45の出力信号、およびクロックRxCKに基づいて、信号RxF,RxR,RxPを生成する。パターン検出部47は、信号RxF,RxR,RxPに基づいて、パターン検出を行う。具体的には、パターン検出部47は、キャリブレーションモードにおいて、受信したパケットPCT1の同期コードP12を既知のパターンと比較するとともに、エラー検出コードP21を用いてエラー検出を行う。そして、パターン検出部47は、エラーが無い場合に、パターンの比較結果を、信号DETを介して制御部48に通知する。制御部48は、キャリブレーションモードにおいて、遅延部50A,50B,50Cの遅延量を決定する。
(受信部21,22,23の詳細動作)
図9は、受信部21の一動作例を表すものである。なお、受信部22,23についても同様である。制御部48は、キャリブレーションモードにおいて、遅延制御信号CTLA,CTLB,CTLCを順次切り替えることにより、遅延部50A,50B,50Cの遅延量を順次設定し、パターン検出部47における比較結果を取得する。そして、制御部48は、この比較結果に基づいて、遅延部50A,50B,50Cの遅延量を決定する。以下に、この動作を詳細に説明する。
まず、受信部21の制御部48は、動作モードをキャリブレーションモードに設定する(ステップS1)。
次に、制御部48は、遅延部50A,50B,50Cの遅延量を最小に設定する(ステップS2)。具体的には、制御部44は、遅延制御信号CTLA,CTLB,CTLCを用いて、遅延部50A,50B,50Cのセレクタ54が、第1の入力端子に入力された信号を選択して出力するようにそれぞれ制御する。
次に、パターン検出部47は、パターン比較を行う(ステップS3)。具体的には、パターン検出部47は、受信したパケットPCT1の同期コードP12と既知のパターンと比較するとともに、エラー検出コードP21を用いてエラー検出を行う。そして、パターン検出部47は、エラーが無い場合に、パターンの比較結果を、信号DETを介して制御部48に通知する。
次に、制御部48は、遅延部50A,50B,50Cの遅延量の全ての組み合わせを設定したか否かを確認する(ステップS4)。
ステップS4において、遅延部50A,50B,50Cの遅延量の全ての組み合わせをまだ設定していない場合(ステップS4において“N”)には、制御部48は、遅延部50A,50B,50Cの遅延量の全ての組み合わせのうち、まだ設定していない組み合わせの遅延量を設定し(ステップS5)、ステップS3に戻る。そして、遅延部50A,50B,50Cの遅延量の全ての組み合わせを設定するまで、ステップS3〜S5を繰り返す。すなわち、この例では、遅延部50A,50B,50Cのそれぞれは、4段階で遅延量を設定できるため、パターン検出部47は、64回パターン比較を行う。
ステップS4において、遅延部50A,50B,50Cの遅延量の全ての組み合わせを設定した場合(ステップS4において“Y”)には、制御部48は、遅延部50A,50B,50Cの遅延量を決定する(ステップS6)。具体的には、制御部48は、ステップS3〜S5において取得したパターン比較結果に基づいて、同期コードP12と既知のパターンとが一致するような遅延部50A,50B,50Cの遅延量を選択する。また、パターンが一致する遅延量の組み合わせが複数ある場合には、制御部48は、例えば、温度変動や電源電圧変動などによりさらにスキューが生じてもそのスキューの影響を抑えつつ通信ができると見込まれる、マージンの大きい組み合わせを選択する。そして、制御部48は、遅延部50A,50B,50Cに対して、このステップS6において決定した遅延量で入力信号を遅延させるように、遅延制御信号CTLA,CTLB,CTLCを介して指示する。
次に、制御部44は、キャリブレーションモードを終了する(ステップS7)。
以上でこのフローを終了する。この後、遅延部50A,50B,50Cは、ステップS6において決定した遅延量で、信号SIGA,SIGB,SIGCを遅延する。これにより、受信部21,22,23は、送信部11,12,13から送信されたデータを、スキューの影響を抑えつつ受信することができる。これにより、通信システム1では、通信性能を高めることができる。
また、通信システム1では、受信したパケットPCT1の同期コードP12を用いてスキューを調整するようにしたので、構成をシンプルにすることができる。すなわち、一般に、通信システムでは、同期コードP12のような、通信の同期をとるための固定コードがしばしば用いられる。通信システム1では、このような、既存の固定コードを用いてパターン比較を行うようにしたので、スキュー調整のための特別なコードを生成する回路を設ける必要がないため、構成をシンプルにすることができる。
また、通信システム1では、このようにスキューを調整するようにしたので、送信装置10のプリント基板(PCB;Printed Circuit Board)や、受信装置20のプリント基板などの部材を、様々なアプリケーションに流用することができる。
図10Aは、送信装置10の実装例を表すものである。この例では、プリント基板100上に、送信データ生成部14や送信部11,12,13などを集積化したチップ110が実装されている。プリント基板100には、10本のパターン配線101が形成されている。各パターン配線101の一端はチップ110に接続されており、他端にはコネクタ102が実装されている。この10本のパターン配線101のうちの9本は、データレーンDL1,DL2,DL3に対応している。そして、この例では、残りの1本は未使用である。各データレーンDL1,DL2,DL3における3本のパターン配線の長さは、互いに等しいことが望まれる。
図10Bは、このプリント基板100を用いた他のアプリケーションに係る送信装置200の実装例を表すものである。この例では、プリント基板100には、チップ120が実装されている。このチップ120は、この例では5組の差動信号(チャネルCH1〜CH5)を出力する回路が集積化されたものである。各チャネルCH1〜CH5において、2本のパターン配線の長さは、互いに等しいことが望まれる。
図10A,10Bに示したように、同じプリント基板100をこのような2つのアプリケーションに用いる場合、例えば、10本のパターン配線の長さが互いに等しいことが望まれる。しかしながら、そのようなパターンレイアウトは、実際には難しいことが多い。このような場合には、例えば、図10Bに示したアプリケーションを優先し、各チャネルCH1〜CH5において、2本のパターン配線の長さを互いに等しくする場合がある。このようなプリント基板100を送信装置10に用いた場合には、各データレーンDL1,DL2,DL3において、3本のパターン配線の長さが互いに等しくならず、スキューが生じる場合がある。特に、データ転送レートが高い場合には、このスキューが顕著になる。通信システム1では、上述したように、スキューを調整するようにしたので、このような場合でも、スキューの影響を抑えつつ通信を行うことができる。
なお、この例では、プリント基板100を複数のアプリケーションに流用するようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、チップ110とチップ120の両方の機能を切り替えて実現可能なチップを準備した場合には、このようなチップをプリント基板100に実装したモジュールもまた複数のアプリケーションに流用することができる。このように、様々な部材を様々なアプリケーションに流用することができる。
[効果]
以上のように本実施の形態では、受信部に3つの遅延部を設けたので、通信性能を高めることができ、また、様々なアプリケーションにプリント基板などの部材を流用することができる。
本実施の形態では、同期コードを用いてスキューを調整するようにしたので、構成をシンプルにすることができる。
[変形例1−1]
上記実施の形態では、受信部21,22,23においてスキューを調整したが、これに限定されるものではなく、さらに、送信部においてスキューを調整してもよい。以下に、本変形例について詳細に説明する。
図11は、本変形例に係る通信システム1Aの一構成例を表すものである。通信システム1Aは、受信装置20Aと、送信装置10Aとを備えている。
受信装置20Aは、受信部21A,21B,21Cと、遅延量情報送信部27Aとを有している。受信部21Aは、信号SIG1A,SIG1B,SIG1Cを受信するとともに、遅延量情報IS1を生成するものである。受信部22Aは、信号SIG2A,SIG2B,SIG2Cを受信するとともに、遅延量情報IS2を生成するものである。受信部23Aは、信号SIG3A,SIG3B,SIG3Cを受信するとともに、遅延量情報IS3を生成するものである。
図12は、受信部21Aの一構成例を表すものである。なお、受信部22A,23Aについても同様である。受信部21Aは、制御部48Aを有している。制御部48Aは、上記実施の形態に係る制御部48と同様に、キャリブレーションモードにおいて、遅延部50A,50B,50Cの遅延量を決定するものである。また、この制御部48Aは、決定した各遅延量についての情報を、遅延量情報IS1として出力する機能をも有している。
遅延量情報送信部27Aは、受信部21A,22A,23Aから供給された遅延量情報IS1,IS2,IS3を、遅延量情報ISとして送信装置10Aに対して送信するものである。遅延量情報ISは、このように専用の信号線を準備し、その信号線を介して送信することができる。また、例えば、データレーンDL1〜DL3のうち、使用していないデータレーンを介して送信するようにしてもよい。
送信装置10Aは、遅延量情報受信部17Aと、送信部11A,12A,13Aとを有している。遅延量情報受信部17Aは、受信装置20Aから供給された遅延量情報ISを受信し、その遅延量情報ISに基づいて、送信部11Aの遅延部33A,33B,33C(後述)の遅延量を指示する制御信号IT1を生成し、送信部11Bの遅延部33A,33B,33C(後述)の遅延量を指示する制御信号IT2を生成し、送信部11Cの遅延部33A,33B,33C(後述)の遅延量を指示する制御信号IT3を生成するものである。送信部11Aは、制御信号IT1に基づいて、データレーンDL1を介して受信部21Aに対してデータを送信するものであり、送信部12Aは、制御信号IT2に基づいて、データレーンDL2を介して受信部22Aに対してデータを送信するものであり、送信部13Aは、制御信号IT3に基づいて、データレーンDL3を介して受信部23Aに対してデータを送信するものである。
図13は、送信部11Aの一構成例を表すものである。図14は、送信部11Aの出力部30Aの一構成例を表すものである。なお、送信部12A,13Aについても同様である。出力部30Aは、制御部39と、遅延部33A,33B,33Cとを有している。制御部39は、制御信号IT1に基づいて、遅延部33A,33B,33Cの遅延量を制御するものである。遅延部33Aは、出力制御部31とドライバ32Aとの間に挿入され、制御部39から供給される遅延制御信号に基づいて、出力制御部31から供給された2つの制御信号を遅延し、ドライバ32Aに供給するものである。遅延部33Bは、出力制御部31とドライバ32Bとの間に挿入され、制御部39から供給される遅延制御信号に基づいて、出力制御部31から供給された2つの制御信号を遅延し、ドライバ32Bに供給するものである。遅延部33Cは、出力制御部31とドライバ32Cとの間に挿入され、制御部39から供給される遅延制御信号に基づいて、出力制御部31から供給された2つの制御信号を遅延し、ドライバ32Cに供給するものである。この例では、遅延部33A,33B,33Cの構成は、遅延部50A等の構成と同様である。この構成により、送信部11Aの遅延部33A,33B,33Cは、データレーンDL1における信号SIG1A,SIG1B,SIG1Cのスキューを調整し、送信部12Aの遅延部33A,33B,33Cは、データレーンDL2における信号SIG2A,SIG2B,SIG2Cのスキューを調整し、送信部13Aの遅延部33A,33B,33Cは、データレーンDL3における信号SIG3A,SIG3B,SIG3Cのスキューを調整する。
このように、通信システム1Aでは、受信部21,22,23だけでなく、送信部11A,12A,13Aにおいてもスキューを調整するようにしたので、より大きなスキューに対応することができる。具体的には、例えば、3つの信号SIGA,SIGB,SIGCを送信する経路の長さの違いに起因するスキューに加え、温度変動や電源電圧変動などによりさらにスキューが生じても、そのスキューの影響を抑えつつ通信をすることができる。
[変形例1−2]
上記実施の形態では、受信部21,22,23においてスキューを調整したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、送信部においてスキューを調整してもよい。具体的には、例えば、変形例1−1に係る通信システム1A(図11〜14)において、受信部21A,22A,23Aから、遅延部50A,50B,50Cを省いてもよい。このように構成しても、上記実施の形態に係る通信システム1と同様の効果を得ることができる。
[変形例1−3]
上記実施の形態では、受信部21の受信結果に基づいて受信部21における遅延部50A,50B,50Cの遅延量を決定し、受信部22の受信結果に基づいて受信部22における遅延部50A,50B,50Cの遅延量を決定し、受信部23の受信結果に基づいて受信部23における遅延部50A,50B,50Cの遅延量を決定した。しかしながら、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、受信部21,22,23における遅延部50A,50B,50Cの遅延量を決定する冗長な受信部をさらに備えるようにしてもよい。以下に、本変形例に係る通信システム1Cについて詳細に説明する。
図15は、通信システム1Cの一構成例を表すものである。通信システム1Cは、受信装置20Cを備えている。受信装置20Cは、受信部28Cと、受信部21C,22C,23Cとを有している。受信部28Cは、信号SIG1A〜SIG1C,SIG2A〜SIG2C,SIG3A〜SIG3Cに基づいて、遅延量情報IS1,IS2,IS3を生成するものである。
図16は、受信部28Cの一構成例を表すものである。受信部28Cは、セレクタ55A,55B,55Cと、制御部58Cとを有している。
セレクタ55Aは、データレーン選択信号SELに基づいて、信号SIG1A,SIG2A,SIG3Aのうちの1つを選択して出力するものである。セレクタ55Bは、データレーン選択信号SELに基づいて、信号SIG1B,SIG2B,SIG3Bのうちの1つを選択して出力するものである。セレクタ55Cは、データレーン選択信号SELに基づいて、信号SIG1C,SIG2C,SIG3Cのうちの1つを選択して出力するものである。すなわち、セレクタ55A,55B,55Cは、データレーン選択信号SELに基づいて、データレーンDL1〜DL3のうちの1つのデータレーンに係る信号SIGA,SIGB,SIGCを選択するようになっている。
制御部58Cは、データレーン選択信号SELを介して、データレーンDL1,DL2,DL3のうちの1つを選択し、選択したデータレーンに係る3つの信号に基づいて、上記実施の形態に係る制御部48と同様に、遅延部50A,50B,50Cの遅延量を決定するものである。そして、制御部58Cは、データレーンDL1に係る3つの信号SIG1A,SIG1B,SIG1Cに基づいて決定した遅延量を、遅延量情報IS1として出力し、データレーンDL2に係る3つの信号SIG2A,SIG2B,SIG2Cに基づいて決定した遅延量を、遅延量情報IS2として出力し、データレーンDL3に係る3つの信号SIG3A,SIG3B,SIG3Cに基づいて決定した遅延量を、遅延量情報IS3として出力するようになっている。
受信部21Cは、遅延量情報IS1に基づいて、信号SIG1A,SIG1B,SIG1Cを受信するものである。受信部22Cは、遅延量情報IS2に基づいて、信号SIG2A,SIG2B,SIG2Cを受信するものである。受信部23Cは、遅延量情報IS3に基づいて、信号SIG3A,SIG3B,SIG3Cを受信するものである。
図17は、受信部21Cの一構成例を表すものである。なお、受信部22C,23Cについても同様である。受信部21Cは、制御部48Cを有している。制御部48Cは、上記実施の形態に係る制御部48と同様に、キャリブレーションモードにおいて、遅延部50A,50B,50Cの遅延量を決定するものである。また、この制御部48Cは、通常動作モードにおいて、スキュー情報IS1に基づいて、遅延部50A,50B,50Cの遅延量を設定する機能をも有している。
この構成により、通信システム1Cでは、まず、受信部21C,22C,23Cが、電源投入時においてキャリブレーションモードで動作しスキューを調整する。そして、キャリブレーションモードが終了すると、受信部21C,22C,23Cは通常動作モードで動作し、送信部11,12,13から送信されたデータを受信する。そして、受信部28Cは、データレーンDL1,DL2,DL3のうちの1つを順次選択し、選択したデータレーンに係る3つの信号に基づいて、遅延部50A,50B,50Cの遅延量を決定し、遅延量情報IS1,IS2,IS3を生成する。受信部21Cは、遅延量情報IS1に基づいてスキューを再調整し、受信部22Cは、遅延量情報IS2に基づいてスキューを再調整し、受信部23Cは、遅延量情報IS3に基づいてスキューを再調整する。
このように、通信システム1Cでは、受信部21C,22C,23Cが送信部11,12,13から送信されたデータを受信している間、受信部28Cは、データレーンDL1,DL2,DL3のそれぞれにおける3つの信号のスキューを順次調べる。これにより、通信システム1Cでは、温度変動や電源電圧変動などによりスキューが変化しても、通信を停止することなく、スキューの調整を行うことができる。
なお、この例では、受信部21C,22C,23Cは、キャリブレーションモードにおいて、自らスキューを調整するとともに、キャリブレーションモード終了後は、遅延量情報IS1,IS2,IS3に基づいてスキューを調整するようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、キャリブレーションモードを設けず、常に、遅延量情報IS1,IS2,IS3に基づいてスキューを調整するようにしてもよい。この場合の受信部21Dの一構成例を図18に示す。なお、受信部22D,23Dについても同様である。受信部21Dは、上記変形例に係る受信部21Cにおいて、パターン検出部47を省くとともに、制御部48Cを制御部48Dに置き換えたものである。制御部48Dは、スキュー情報IS1に基づいて、遅延部50A,50B,50Cの遅延量を設定するものである。この構成では、受信部21D,22D,23Dは、自らスキュー調整をせず、受信部28Cが生成した遅延量情報IS1,IS2,IS3に基づいてスキュー調整を行う。
[変形例1−4]
上記実施の形態では、制御部44は、3つの遅延部50A,50B,50Cの遅延量を順次変更したが、これに限定されるものではなく、例えば、3つの遅延部50A,50B,50Cのうちの1つまたは2つの遅延部のみ遅延量を順次変更してもよい。すなわち、例えば、プリント基板のパターン配線のうちの例えば1本の配線長が、他のパターン配線の配線長と異なっている場合には、その1本の配線長に係る遅延部の遅延量のみを調整することができる。
[変形例1−5]
上記実施の形態では、例えば出力端子Tout1の電圧を中レベル電圧VMに設定する場合には、トランジスタ35,36をオフ状態にしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、トランジスタ35,36をともにオン状態にしてもよい。これにより、テブナン終端が実現され、出力端子Tout1の電圧を中レベル電圧VMに設定することができる。
[その他の変形例]
また、これらの変形例のうちの2以上を組み合わせてもよい。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態に係る通信システム2について説明する。本実施の形態は、スキュー調整のための専用のパケットを設けるものである。なお、上記第1の実施の形態に係る通信システム2と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図19は、通信システム2の一構成例を表すものである。通信システム2は、送信装置60と、受信装置70とを備えている。送信装置60は、送信部11A,12A,13Aと、制御部67と、送信データ生成部64とを有している。
送信部11Aは、図13,14に示したように、制御信号IT1に基づいて遅延部33A,33B,33Cの遅延量を設定し、データレーンDL1を介して受信装置70に対してデータを送信するものである。同様に、送信部12Aは、制御信号IT2に基づいて遅延部33A,33B,33Cの遅延量を設定し、データレーンDL2を介して受信装置70に対してデータを送信するものであり、送信部13Aは、制御信号IT3に基づいて遅延部33A,33B,33Cの遅延量を設定し、データレーンDL3を介して受信装置70に対してデータを送信するものである。
制御部67は、キャリブレーションモードにおいて、送信部11Aの遅延部33A,33B,33Cの遅延量を指示する制御信号IT1を生成し、送信部12Aの遅延部33A,33B,33Cの遅延量を指示する制御信号IT2を生成し、送信部13Aの遅延部33A,33B,33Cの遅延量を指示する制御信号IT3を生成するとともに、これらの遅延量についての情報を含む遅延量データDDを生成するものである。また、制御部67は、遅延量データIDに基づいて、これらの制御信号IT1,IT2,IT3を生成する機能をも有している。
送信データ生成部64は、遅延量データDDに基づいて、送信部11Aの遅延部33A〜33Cの遅延量の情報を含む送信データを生成して送信部11Aに供給し、送信部12Aの遅延部33A〜33Cの遅延量の情報を含む送信データを生成して送信部12Aに供給し、送信部13Aの遅延部33A〜33Cの遅延量の情報を含む送信データを生成して送信部13Aに供給するものである。
この構成により、送信部11A,12A,13Aは、通常動作モードではパケットPCT1(図2)を用いてデータを送信し、キャリブレーションモードでは、このパケットPCT1とは異なるパケットPCT2を用いて、データを送信するようになっている。
図20は、パケットPCT2の一構成例を表すものである。SoT部P1は、通常動作モードにおける同期コードP12の代わりに、キャリブレーションモード固有の同期コードP13を含んでいる。また、ペイロード部P3は、送信部11A,12A,13Aのうちの、そのパケットPCT2を送信する送信部の遅延部33A〜33Cの遅延量を示す遅延量データP31を含んでいる。
受信装置70は、受信部71〜73と、遅延量データ送信部77とを有している。受信部71は、信号SIG1A,SIG1B,SIG1Cを受信するとともに、遅延量データID1を生成するものである。受信部72は、信号SIG2A,SIG2B,SIG2Cを受信するとともに、遅延量データID2を生成するものである。受信部73は、信号SIG3A,SIG3B,SIG3Cを受信するとともに、遅延量データID3を生成するものである。
図21は、受信部71の一構成例を表すものである。なお、受信部72,73についても同様である。受信部71は、第1の実施の形態に係る受信部21(図7)において、遅延部50A,50B,50Cおよび制御部48を省くとともに、パターン検出部47をパターン検出部79に置き換えたものである。パターン検出部79は、受信したパケットのSoT部P1における同期コードが、同期コードP12,P13のどちらであるかをパターン比較により検出する。そして、パターン検出部79は、同期コードが同期コードP13である場合には、その受信したパケットがパケットPCT2であると判断し、ペイロード部P3から遅延量データP31を取得し、遅延量データID1として出力するようになっている。
遅延量データ送信部77は、受信部71,72,73から供給された遅延量データID1,ID2,ID3を、遅延量データIDとして送信装置60に対して送信するものである。遅延量データIDは、このように専用の信号線を準備し、その信号線を介して送信することができる。また、例えば、データレーンDL1〜DL3のうち、使用していないデータレーンを介して送信するようにしてもよい。
図22は、通信システム2の一動作例を表すものである。
まず、送信装置60の制御部67は、動作モードをキャリブレーションモードに設定する(ステップS11)。
次に、制御部67は、送信部11A,12A,13Aのそれぞれにおける遅延部33A,33B,33Cの遅延量を最小に設定する(ステップS12)。
次に、送信装置60がデータを送信する(ステップS13)。具体的には、まず、制御部67が、送信部11Aにおける遅延部33A,33B,33Cの遅延量についての情報と、送信部12Aにおける遅延部33A,33B,33Cの遅延量についての情報と、送信部12Cにおける遅延部33A,33B,33Cの遅延量についての情報とを含む遅延量データDDを生成する。そして、送信データ生成部64が、遅延量データDDに基づいて、送信部11Aにおける遅延部33A,33B,33Cの遅延量の情報を含む送信データを生成して送信部11Aに供給し、送信部12Aにおける遅延部33A,33B,33Cの遅延量の情報を含む送信データを生成して送信部12Aに供給し、送信部13Aにおける遅延部33A,33B,33Cの遅延量の情報を含む送信データを生成して送信部13Aに供給する。そして、送信部11Aが、データレーンDL1を介して受信部71に対してデータを送信し、送信部11Bが、データレーンDL2を介して受信部72に対してデータを送信し、送信部11Cが、データレーンDL3を介して受信部73に対してデータを送信する。このようにして、送信部11A,12A,13Aは、図20に示したパケットPCT2を用いて、データを送信する。
次に、受信部71,72,73のそれぞれにおけるパターン検出部79がパターン検出を行う(ステップS14)。具体的には、各パターン検出部79は、受信したパケットのSoT部P1における同期コードが、同期コードP12,P13のどちらであるかをパターン比較により検出する。そして、各パターン検出部79は、同期コードが同期コードP13である場合には、その受信したパケットがパケットPCT2であると判断し、ペイロード部P3から遅延量データP31を取得する。そして、受信部71のパターン検出部79は、その遅延量データP31を遅延量データID1として出力し、受信部72のパターン検出部79は、その遅延量データP31を遅延量データID2として出力し、受信部73のパターン検出部79は、その遅延量データP31を遅延量データID3として出力する。そして、遅延量データ送信部77は、これらの遅延量データID1,ID2,ID3を、遅延量データIDとして送信装置60に対して送信する。
次に、送信装置60の制御部67は、送信部11A,12A,13Aのそれぞれにおける遅延部33A,33B,33Cの遅延量の全ての組み合わせを設定したか否かを確認する(ステップS15)。
ステップS15において、遅延部33A,33B,33Cの遅延量の全ての組み合わせをまだ設定していない場合(ステップS15において“N”)には、制御部67は、遅延部33A,33B,33Cの遅延量の全ての組み合わせのうち、まだ設定していない組み合わせの遅延量を設定し(ステップS16)、ステップS13に戻る。そして、遅延部33A,33B,33Cの遅延量の全ての組み合わせを設定するまで、ステップS13〜S16を繰り返す。すなわち、この例では、遅延部33A,33B,33Cのそれぞれは、4段階で遅延量を設定できるため、64回パターン比較を行う。
ステップS15において、遅延部33A,33B,33Cの遅延量の全ての組み合わせを設定した場合(ステップS15において“Y”)には、制御部67は、送信部11A,12A,13Aのそれぞれにおける遅延部33A,33B,33Cの遅延量を決定する(ステップS17)。具体的には、制御部67は、ステップS13〜S16において取得した遅延量データIDに基づいて、送信部11Aの遅延部33A〜33Cの遅延量を決定し、送信部12Aの遅延部33A〜33Cの遅延量を決定し、送信部13Aの遅延部33A〜33Cの遅延量を決定する。そして、制御部67は、送信部11A,12A,13Aのそれぞれにおける遅延部33A,33B,33Cに対して、このステップS17において決定した遅延量で入力信号を遅延させるように、制御信号IT1,IT2,IT3を介して指示する。
次に、制御部67は、キャリブレーションモードを終了する(ステップS18)。
以上でこのフローを終了する。この後、送信部11A,12A,13Aのそれぞれにおける遅延部33A,33B,33Cは、ステップS17において求めた遅延量で信号を遅延する。このようにして、送信部11A,11B,11Cにおいてスキュー調整が行われる。これにより、通信システム2では、通信性能を高めることができる。
通信システム2では、スキュー調整のための専用のパケットPCT2を設けるようにしたので、例えば、パケットPCT2のペイロード部P3に遅延量データP31を含むことができるため、スキュー調整の自由度を高めることができる。
以上のように本実施の形態では、スキュー調整のための専用のパケットを設けたので、スキュー調整の自由度を高めることができる。その他の効果は、上記第1の実施の形態の場合と同様である。
[変形例2−1]
上記実施の形態では、送信装置60の制御部67が、遅延量データIDに基づいて、送信部11A,12A,13Aのそれぞれにおける遅延部33A,33B,33Cの遅延量を求めたが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、受信部71の遅延量データ送信部77が、遅延量データID1に基づいて送信部11Aの遅延部33A,33B,33Cの遅延量を決定し、遅延量データID2に基づいて送信部11Bの遅延部33A,33B,33Cの遅延量を決定し、遅延量データID3に基づいて送信部11Cの遅延部33A,33B,33Cの遅延量を決定し、決定したそれらの遅延量を遅延量データIDとして送信装置60に対して送信してもよい。
<3.第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態に係る通信システム3について説明する。本実施の形態は、パターン比較とは異なる方法でスキューの検出を行うものである。なお、上記第1の実施の形態等に係る通信システム1,2と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図23は、通信システム3の一構成例を表すものである。通信システム3は、送信装置80と、受信装置90とを備えている。
送信装置80は、制御部87を有している。制御部87は、キャリブレーションモードにおいて、受信装置90から供給された位相情報IPを受信し、その位相情報IPに基づいて、送信部11Aの遅延部33A,33B,33Cの遅延量を指示する制御信号IT1を生成し、送信部11Bの遅延部33A,33B,33Cの遅延量を指示する制御信号IT2を生成し、送信部11Cの遅延部33A,33B,33Cの遅延量を指示する制御信号IT3を生成するものである。
受信装置90は、受信部91,92,93と、位相情報送信部97とを有している。受信部91は、信号SIG1A,SIG1B,SIG1Cを受信するとともに、位相情報IP1を生成するものである。受信部92は、信号SIG2A,SIG2B,SIG2Cを受信するとともに、位相情報IP2を生成するものである。受信部93は、信号SIG3A,SIG3B,SIG3Cを受信するとともに、位相情報IP3を生成するものである。
図24は、受信部91の一構成例を表すものである。なお、受信部92,93についても同様である。受信部91は、第1の実施の形態に係る受信部21(図7)において、パターン検出部47、制御部48、および遅延部50A,50B,50Cを省くとともに、位相比較回路130を追加したものである。
位相比較回路130は、この例では、アンプ42Aの出力信号SABの位相と、アンプ42Bの出力信号SBCの位相と、アンプ42Cの出力信号SCAの位相とを比較するものである。位相比較回路130は、フリップフロップ(F/F)131〜133,136〜138と、論理積回路134,139とを有している。フリップフロップ131のデータ入力端子はアンプ42Bの出力端子と接続され、クロック端子はアンプ42Aの出力端子と接続され、出力端子は論理積回路134の第1の入力端子およびフリップフロップ132のデータ入力端子に接続されている。フリップフロップ132のデータ入力端子はフリップフロップ131の出力端子および論理積回路134の第1の入力端子に接続され、クロック入力端子はアンプ42Aの出力端子と接続され、出力端子は論理積回路134の第2の入力端子およびフリップフロップ133のデータ入力端子に接続されている。フリップフロップ133のデータ入力端子はフリップフロップ132の出力端子および論理積回路134の第2の入力端子に接続され、クロック入力端子はアンプ42Aの出力端子と接続され、出力端子は論理積回路134の第3の入力端子に接続されている。論理積回路134は、フリップフロップ131〜133の出力信号の論理積を求めて出力するものである。フリップフロップ136のデータ入力端子はアンプ42Cの出力端子と接続され、クロック端子はアンプ42Aの出力端子と接続され、出力端子は論理積回路139の第1の入力端子およびフリップフロップ137のデータ入力端子に接続されている。フリップフロップ137のデータ入力端子はフリップフロップ136の出力端子および論理積回路139の第1の入力端子に接続され、クロック入力端子はアンプ42Aの出力端子と接続され、出力端子は論理積回路139の第2の入力端子およびフリップフロップ138のデータ入力端子に接続されている。フリップフロップ138のデータ入力端子はフリップフロップ137の出力端子および論理積回路139の第2の入力端子に接続され、クロック入力端子はアンプ42Aの出力端子と接続され、出力端子は論理積回路139の第3の入力端子に接続されている。論理積回路139は、フリップフロップ136〜138の出力信号の論理積を求めて出力するものである。そして、位相比較回路130は、論理積回路134,139の出力信号を、位相情報IP1として出力するようになっている。
位相情報送信部97は、受信部91,92,93から供給された位相情報IP1,IP2,IP3を、位相情報IPとして送信装置80に対して送信するものである。位相情報送信部97は、例えば、位相情報IP1,IP2,IP3のいずれか1つを選択して出力するセレクタを含んで構成することができる。位相情報IPは、このように専用の信号線を準備し、その信号線を介して送信することができる。なお、これに限定されるものではなく、例えばセレクタを設けず、パラレル信号により送信するようにしてもよい。また、例えば、データレーンDL1〜DL3のうち、使用していないデータレーンを介して送信するようにしてもよい。
図25は、通信システム3の一動作例を表すものである。
まず、送信装置80の制御部87は、動作モードをキャリブレーションモードに設定する(ステップS21)。
次に、送信部11A,12A,13Aのそれぞれは、シンボル“+x”,“−x”を交互に送信する(ステップS22)。具体的には、例えば、パケットPCT1のポストコードP51を利用することが可能である。すなわち、このポストコードP51は、フッタ部P4の最後のデータに応じて、シンボル“+x”,“−x”を交互に配置したパターンや、シンボル“+y”,“−y”を交互に配置したパターンや、シンボル“+z”,“−z”を交互に配置したパターンを有する。送信部11A,12A,13Aのそれぞれは、例えばこのようなポストコードP51を用いて、シンボル“+x”,“−x”を交互に送信することができる。
次に、制御部87は、送信部11A,12A,13Aのそれぞれにおける遅延部33A,33Bの遅延量を順次設定して位相情報IPを取得する(ステップS23)。
図26〜28は、位相比較回路130の位相比較動作を表すものである。図26は、信号SIGAの位相が、信号SIGBの位相とほぼ一致している場合を示し、図27は、信号SIGAの位相が、信号SIGBの位相に比べて進んでいる場合を示し、図28は、信号SIGAの位相が、信号SIGBの位相に比べて遅れている場合を示す。図26〜28において、(A)は信号SIGAの波形を示し、(B)は信号SIGBの波形を示し、(C)は信号SIGCの波形を示し、(D)は信号SIGAと信号SIGBの差分(SIGA−SIGB)を示し、(E)は信号SIGBと信号SIGCの差分(SIGB−SIGC)を示し、(F)は信号SIGCと信号SIGAの差分(SIGC−SIGA)を示し、(G)は信号SABの波形を示し、(H)は信号SBCの波形を示し、(I)は信号SCAの波形を示す。図26〜28に示したように、シンボル“+x”,“−x”を交互に送信すると、信号SIGAは、高レベル電圧VHと低レベル電圧VLとの間で交番する信号になり、信号SIGBは、この信号SIGAを反転した信号になり、信号SIGCは、中レベル電圧VMを維持する直流信号になる。
図27に示したように、信号SIGAの位相が、信号SIGBの位相に比べて進んでいる場合には、信号SABの立ち上がりタイミングにおいて、信号SBCは高レベル(“1”)となり(図27(H))、信号SCAは低レベル(“0”)になる(図27(I))。よって、位相比較回路130のフリップフロップ131は、高レベルの信号を出力し、フリップフロップ136は、低レベルの信号を出力する。その結果、論理積回路134は高レベルの信号を出力し、論理積回路139は低レベルの信号を出力する。
また、図28に示したように、信号SIGAの位相が、信号SIGBの位相に比べて遅れている場合には、信号SABの立ち上がりタイミングにおいて、信号SBCは低レベル(“0”)となり(図28(H))、信号SCAは高レベル(“1”)になる(図28(I))。よって、位相比較回路130のフリップフロップ131は、低レベルの信号を出力し、フリップフロップ136は、高レベルの信号を出力する。その結果、論理積回路134は低レベルの信号を出力し、論理積回路139は高レベルの信号を出力する。
位相情報送信部97は、位相比較回路130の出力信号に基づいて位相情報IPを生成し、送信装置80の制御部87に供給する。そして、制御部87は、送信部11A,12A,13Aのそれぞれにおける遅延部33A,33Bの遅延量を順次設定することにより、信号SIGAの位相および信号SIGBの位相を調整する。
次に、制御部87は、遅延部33A,33Bの遅延量を決定する(ステップS24)。具体的には、制御部87は、信号SIGAの位相と信号SIGBの位相とをほぼ一致させることができる遅延部33A,33Bの遅延量を選択する。このように、通信システム3では、ポストコードP51が、2つのシンボル(この例ではシンボル“+x”,“−x”)を交互に配置した既知のパターンであることを利用して、位相比較を行う。そして、その位相比較結果に基づいて遅延部33A,33Bの遅延量を順次設定することにより、信号SIGAの位相と信号SIGBの位相とをほぼ一致させることができる。
次に、送信部11A,12A,13Aのそれぞれは、シンボル“+z”,“−z”を交互に送信する(ステップS25)。具体的には、送信部11A,12A,13Aのそれぞれは、ステップS22と同様に、例えばポストコードP51を用いて、シンボル“+z”,“−z”を交互に送信する。
次に、制御部87は、送信部11A,12A,13Aのそれぞれにおける遅延部33A,33Cの遅延量を順次設定して位相情報IPを取得する(ステップS26)。
図29〜31は、位相比較回路130の位相比較動作を表すものである。図29は、信号SIGAの位相が、信号SIGCの位相とほぼ一致している場合を示し、図30は、信号SIGAの位相が、信号SIGCの位相に比べて進んでいる場合を示し、図31は、信号SIGAの位相が、信号SIGCの位相に比べて遅れている場合を示す。図29〜31に示したように、シンボル“+z”,“−z”を交互に送信すると、信号SIGAは、高レベル電圧VHと低レベル電圧VLとの間で交番する信号になり、信号SIGBは、中レベル電圧VMを維持する直流信号になり、信号SIGCは、信号SIGAを反転した信号になる。
図30に示したように、信号SIGAの位相が、信号SIGCの位相に比べて進んでいる場合には、信号SABの立ち上がりタイミングにおいて、信号SBCは低レベル(“0”)となり(図30(H))、信号SCAは高レベル(“1”)になる(図30(I))。よって、位相比較回路130のフリップフロップ131は、低レベルの信号を出力し、フリップフロップ136は、高レベルの信号を出力する。その結果、論理積回路134は低レベルの信号を出力し、論理積回路139は高レベルの信号を出力する。
また、図31に示したように、信号SIGAの位相が、信号SIGCの位相に比べて遅れている場合には、信号SABの立ち上がりタイミングにおいて、信号SBCは高レベル(“1”)となり(図31(H))、信号SCAは低レベル(“0”)になる(図31(I))。よって、位相比較回路130のフリップフロップ131は、高レベルの信号を出力し、フリップフロップ136は、低レベルの信号を出力する。その結果、論理積回路134は高レベルの信号を出力し、論理積回路139は低レベルの信号を出力する。
位相情報送信部97は、位相比較回路130の出力信号に基づいて位相情報IPを生成し、送信装置80の制御部87に供給する。そして、制御部87は、送信部11A,12A,13Aのそれぞれにおける遅延部33A,33Cの遅延量を順次設定することにより、信号SIGAの位相および信号SIGCの位相を調整する。
次に、制御部87は、遅延部33A,33Cの遅延量を決定する(ステップS27)。具体的には、制御部87は、信号SIGAの位相と信号SIGBの位相とをほぼ一致させることができる遅延部33A,33Cの遅延量を決定する。
次に、制御部87は、キャリブレーションモードを終了する(ステップS28)。
以上でこのフローを終了する。この後、送信部11A,12A,13Aのそれぞれにおける遅延部33A,33B,33Cは、ステップS24,S27において決定した遅延量で信号を遅延する。このようにして、送信部11A,11B,11Cにおいてスキュー調整が行われる。これにより、通信システム3では、通信性能を高めることができる。
通信システム3では、信号SIGA,SIGB,SIGC間の位相比較によりスキュー検出を行うようにしたので、第1の実施の形態等の場合のようにパターン比較によりスキュー検出を行う場合に比べて、より直接的にスキューを把握することができる。
以上のように本実施の形態では、信号SIGA,SIGB,SIGC間の位相比較によりスキュー検出を行うようにしたので、直接的にスキューを把握することができる。その他の効果は、上記第1の実施の形態の場合と同様である。
<4.適用例>
次に、上記実施の形態および変形例で説明した通信システムの適用例について説明する。
図32は、上記実施の形態等の通信システムが適用されるスマートフォン700(多機能携帯電話)の外観を表すものである。このスマートフォン700には、様々なデバイスが搭載されており、それらのデバイス間でデータのやり取りを行うために、上記実施の形態等の通信システムが適用されている。
図33は、スマートフォン700に用いられるアプリケーションプロセッサ710の一構成例を表すものである。アプリケーションプロセッサ710は、CPU(Central Processing Unit)711と、メモリ制御部712と、電源制御部713と、外部インタフェース714と、GPU(Graphics Processing Unit)715と、メディア処理部716と、ディスプレイ制御部717と、MIPI(Mobile Industry Processor Interface)インタフェース718とを有している。CPU711、メモリ制御部712、電源制御部713、外部インタフェース714、GPU715、メディア処理部716、ディスプレイ制御部717は、この例では、システムバス719に接続され、このシステムバス719を介して、互いにデータのやり取りをすることができるようになっている。
CPU711は、プログラムに従って、スマートフォン700で扱われる様々な情報を処理するものである。メモリ制御部712は、CPU711が情報処理を行う際に使用するメモリ901を制御するものである。電源制御部713は、スマートフォン700の電源を制御するものである。
外部インタフェース714は、外部デバイスと通信するためのインタフェースであり、この例では、無線通信部902およびイメージセンサ810と接続されている。この外部インタフェース714には、例えば、上記実施の形態等の受信装置が適用される。無線通信部902は、携帯電話の基地局と無線通信をするものであり、例えば、ベースバンド部や、RF(Radio Frequency)フロントエンド部などを含んで構成される。イメージセンサ810は、画像を取得するものであり、例えばCMOSセンサを含んで構成される。
GPU715は、画像処理を行うものである。メディア処理部716は、音声や、文字や、図形などの情報を処理するものである。ディスプレイ制御部717は、MIPIインタフェース718を介して、ディスプレイ904を制御するものである。MIPIインタフェース718は画像信号をディスプレイ904に送信するものである。画像信号としては、例えば、YUV形式やRGB形式などの信号を用いることができる。このMIPIインタフェース718には、例えば、上記実施の形態等の送信装置が適用される。
図34は、イメージセンサ810の一構成例を表すものである。イメージセンサ810は、センサ部811と、ISP(Image Signal Processor)812と、JPEG(Joint Photographic Experts Group)エンコーダ813と、CPU814と、RAM(Random Access Memory)815と、ROM(Read Only Memory)816と、電源制御部817と、I2C(Inter-Integrated Circuit)インタフェース818と、MIPIインタフェース819とを有している。これらの各ブロックは、この例では、システムバス820に接続され、このシステムバス820を介して、互いにデータのやり取りをすることができるようになっている。
センサ部811は、画像を取得するものであり、例えばCMOSセンサにより構成されるものである。ISP812は、センサ部811が取得した画像に対して所定の処理を行うものである。JPEGエンコーダ813は、ISP812が処理した画像をエンコードしてJPEG形式の画像を生成するものである。CPU814は、プログラムに従ってイメージセンサ810の各ブロックを制御するものである。RAM815は、CPU814が情報処理を行う際に使用するメモリである。ROM816は、CPU814において実行されるプログラムを記憶するものである。電源制御部817は、イメージセンサ810の電源を制御するものである。I2Cインタフェース818は、アプリケーションプロセッサ710から制御信号を受け取るものである。また、図示していないが、イメージセンサ810は、アプリケーションプロセッサ710から、制御信号に加えてクロック信号をも受け取るようになっている。具体的には、イメージセンサ810は、様々な周波数のクロック信号に基づいて動作できるよう構成されている。MIPIインタフェース819は、画像信号をアプリケーションプロセッサ710に送信するものである。画像信号としては、例えば、YUV形式やRGB形式などの信号を用いることができる。このMIPIインタフェース819には、例えば、上記実施の形態等の送信装置が適用される。
以上、実施の形態および変形例、ならびに電子機器への適用例を挙げて本技術を説明したが、本技術はこれらの実施の形態等には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記の各実施の形態では、送信装置10等は、3つのデータレーンDL1〜DL3を用いて受信装置20等に対してデータを送信したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば2つ以下のデータレーンを用いてもよいし、4つ以上のデータレーンを用いてもよい。
また、例えば、上記の各実施の形態では、データレーンDL1〜DL3のそれぞれにおいて、3つの信号SIGA,SIGB,SIGCを送信するものとしたが、これに限定されるものではなく、4つ以上の信号を送信してもよい。
また、例えば、上記の各実施の形態では、制御部48Eは、遅延部50A,50B,50Cの遅延量を制御したが、これに限定されるものではなく、例えば、図35に示す受信部21Eのように、クロックRxCKの位相をも制御するようにしてもよい。この受信部21Eは、制御部48Eと、クロック生成部43Eとを有している。制御部48Eは、遅延制御信号CTLA,CTLB,CTLCを介して遅延部50A,50B,50Cの遅延量を制御するとともに、位相制御信号CTLCKを介してクロックRxCKの位相を制御するものである。クロック生成部43Eは、位相制御信号CTLCKに基づいて、クロックRxCKの位相を切り替える機能を有している。これにより、受信部21Eでは、例えばキャリブレーションモードにおいて、遅延部50A,50B,50Cの遅延量を順次設定するとともに、クロックRxCKの位相を順次設定し、最適な設定を決定する。このように構成しても、上記各実施の形態の場合と同様の効果を得ることができる。
また、例えば、上記の各実施の形態では、アンプ42Aの後段に遅延部50Aを配置し、アンプ42Bの後段に遅延部50Bを配置し、アンプ42Cの後段に遅延部50Cを配置したが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、図36に示す受信部21Fのように、アンプ42Aの前段に遅延部150Aを配置し、アンプ42Bの前段に遅延部150Bを配置し、アンプ42Cの前段に遅延部150Cを配置してもよい。遅延部150Aは、ローパスフィルタ151〜153、セレクタ154を有している。遅延部150B,150Cについても同様である。ローパスフィルタ151〜153は、例えば抵抗素子と容量素子を含んで構成されるものである。セレクタ154は、例えば、アナログスイッチを含んで構成されるものである。この構成により、遅延部150A,150B,150Cは、ローパスフィルタの段数を切り替えることにより、遅延量を調整する。このように構成しても、上記各実施の形態の場合と同様の効果を得ることができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成とすることができる。
(1)送信装置から送信される第1の送信信号、第2の送信信号、および第3の送信信号のうち、前記第1の送信信号および前記第2の送信信号の差分に基づいて第1の信号を生成し、前記第2の送信信号および前記第3の送信信号の差分に基づいて第2の信号を生成し、前記第3の送信信号および前記第1の送信信号の差分に基づいて第3の信号を生成する第1のアンプ部と、
遅延量を変更可能に構成され、前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号をそれぞれ遅延する第1の遅延部と、
前記第1の遅延部により遅延された前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号に基づいて、前記第1の遅延部における前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号の各遅延量を設定する制御部と
を備えた受信装置。
(2)前記送信装置は、前記第1の送信信号、前記第2の送信信号、および前記第3の送信信号を用いて一連のパケットを送信し、
各パケットは、第1の部分、ペイロード部分、および第2の部分をこの順に有し、
前記制御部は、前記第1の遅延部の各遅延量を順次変更して、前記第1の部分に含まれる所定のパターンを取得できるような遅延量の1または複数の組み合わせを求め、その組み合わせに基づいて各遅延量を設定する
前記(1)に記載の受信装置。
(3)前記所定のパターンは、同期コードを示すパターンである
前記(2)に記載の受信装置。
(4)前記制御部は、前記所定のパターンを取得でき、かつ、前記第1の部分にエラーがないような遅延量の1または複数の組み合わせを求める
前記(2)または(3)に記載の受信装置。
(5)前記第1の送信信号および前記第2の送信信号の差分に基づいて第4の信号を生成し、前記第2の送信信号および前記第3の送信信号の差分に基づいて第5の信号を生成し、前記第3の送信信号および前記第1の送信信号の差分に基づいて第6の信号を生成する第2のアンプ部と、
遅延量を変更可能に構成され、前記第4の信号、前記第5の信号、および前記第6の信号をそれぞれ遅延する第2の遅延部と
をさらに備え、
前記制御部は、前記第2の遅延部により遅延された前記第4の信号、前記第5の信号、および前記第6の信号にも基づいて、前記第1の遅延部における各遅延量を調整する
前記(1)から(4)のいずれかに記載の受信装置。
(6)前記送信装置は、前記第1の送信信号、前記第2の送信信号、および前記第3の送信信号の間のスキューを調整可能に構成され、
前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号に基づいて、前記第1の送信信号、前記第2の送信信号、および前記第3の送信信号の間のスキューを示すスキュー情報を生成し、前記送信装置へ供給するスキュー情報生成部をさらに備えた
前記(1)から(5)のいずれかに記載の受信装置。
(7)前記第1の遅延部により遅延された前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号に基づいてクロック信号を生成し、そのクロック信号の位相を調整して出力するクロック生成部をさらに備え、
前記制御部は、前記第1の遅延部により遅延された前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号に基づいて、前記クロック生成部における前記クロック信号の位相の調整量を設定する
前記(1)から(6)のいずれかに記載の受信装置。
(8)前記第1の送信信号、前記第2の送信信号、および前記第3の送信信号は、互いに異なる電圧レベルを有する
前記(1)から(7)のいずれかに記載の受信装置。
(9)互いに異なる電圧レベルを有する3以上の送信信号間のスキューを調整可能に構成された送信装置から送信された前記3以上の送信信号を受信する受信部と、
前記受信部の受信結果に基づいて、前記3以上の送信信号間のスキューを示すスキュー情報を生成し、前記送信装置へ供給するスキュー情報生成部と
を備えた受信装置。
(10)前記送信装置は、前記3以上の送信信号を用いて一連のパケットを送信し、
各パケットは、第1の部分、ペイロード部分、および第2の部分をこの順に有し、
前記スキュー情報生成部は、前記受信部が前記第1の部分に含まれる所定のパターンを取得できたときに、そのパケットのペイロード部分に基づいて、前記スキュー情報を生成する
前記(9)に記載の受信装置。
(11)前記一連のパケットのうちの、前記第1の部分に前記所定のパターンを含むパケットは、前記送信装置におけるスキューの設定を示す設定情報をペイロード部分に含む
前記(10)に記載の受信装置。
(12)前記スキュー情報生成部は、前記受信部が複数の前記パケットのそれぞれから前記設定情報を取得し、その複数の前記設定情報を前記スキュー情報として前記送信装置に供給する
前記(11)に記載の受信装置。
(13)前記スキュー情報生成部は、前記受信部が複数の前記パケットのそれぞれから前記設定情報を取得し、その複数の前記設定情報のうちの1つを前記スキュー情報として前記送信装置に供給する
前記(11)に記載の受信装置。
(14)前記3以上の送信信号は、第1の送信信号、第2の送信信号、および第3の送信信号からなり、
前記受信部は、
前記第1の送信信号および前記第2の送信信号の差分に基づいて第1の信号を生成し、前記第2の送信信号および前記第3の送信信号の差分に基づいて第2の信号を生成し、前記第3の送信信号および前記第1の送信信号の差分に基づいて第3の信号を生成する第1のアンプ部と、
前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号の遷移タイミングを比較する比較部と
を有する
前記(9)に記載の受信装置。
(15)前記送信装置は、前記3以上の送信信号を用いて一連のパケットを送信し、
各パケットは、第1の部分、ペイロード部分、および第2の部分をこの順に有し、
前記スキュー情報生成部は、前記比較部が前記第2の部分に対応する前記2つの送信信号間遷移タイミングを比較した結果に基づいて、前記スキュー情報を生成する
前記(14)に記載の受信装置。
(16)前記第2の部分では、前記第1の送信信号、前記第2の送信信号、および前記第3の送信信号のうちの2つの送信信号は、2つの電圧レベル間で交互に遷移するものである
前記(15)に記載の受信装置。
(17)遅延量を変更可能に構成され、送信装置から送信される互いに異なる電圧レベルを有する3以上の送信信号をそれぞれ遅延する第1の遅延部と、
前記第1の遅延部により遅延された前記3以上の送信信号に基づいて、前記第1の遅延部における前記3以上の送信信号の各遅延量を設定する制御部と
を備えた受信装置。
(18)互いに異なる電圧レベルを有する3以上の送信信号のそれぞれに対応する遅延部を有し、複数の前記遅延部により遅延された信号に基づいて前記3以上の送信信号を生成する送信部と、
前記3以上の送信信号を受信する受信装置から送信された、前記3以上の送信信号間のスキューを示すスキュー情報を取得するスキュー情報取得部と、
を備え、
前記送信部は、前記スキュー情報に基づいて各遅延部における遅延量を設定する
送信装置。
(19)キャリブレーションモードを含む複数の動作モードを有し、
前記送信部は、前記キャリブレーションモードにおいて、各遅延部の遅延量を順次変更して前記3以上の送信信号を生成する
前記(18)に記載の送信装置。
(20)前記送信部は、前記3以上の送信信号を用いて一連のパケットを送信し、
各パケットは、第1の部分、ペイロード部分、および第2の部分をこの順に有し、
前記一連のパケットのうちのいずれか一のパケットは、前記第1の部分に所定のパターンを含み、前記ペイロード部分に各遅延部の遅延量についての情報を含む
前記(19)に記載の送信装置。
(21)送信装置と
受信装置と
を備え、
前記受信装置は、
前記送信装置から送信される第1の送信信号、第2の送信信号、および第3の送信信号のうち、前記第1の送信信号および前記第2の送信信号の差分に基づいて第1の信号を生成し、前記第2の送信信号および前記第3の送信信号の差分に基づいて第2の信号を生成し、前記第3の送信信号および前記第1の送信信号の差分に基づいて第3の信号を生成する第1のアンプ部と、
遅延量を変更可能に構成され、前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号をそれぞれ遅延する第1の遅延部と、
前記第1の遅延部により遅延された前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号に基づいて、前記第1の遅延部における前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号の各遅延量を設定する制御部と
を有する
通信システム。
(22)前記送信装置は、画像データを取得して送信するイメージセンサであり、
前記受信装置は、前記画像データを受信して、その画像データに基づいて所定の処理を行うプロセッサである
前記(21)に記載の通信システム。
1〜3,1A,1C…通信システム、7A〜7C,8A〜8C,9A〜9C…伝送路、10,10A,60,80,200…送信装置、11〜13,11A〜13A…送信部、14,64…送信データ生成部、15…信号生成部、16…フリップフロップ(F/F)、17A…遅延量情報受信部、20,20A,20C,70,90…受信装置、21〜23,21A〜23A,21C〜23C,21D〜23D,21D〜23E,21E〜23E,71〜73,91〜93…受信部、27A…遅延量情報送信部、28C…受信部、30,30A…出力部、31…出力制御部、32A,32B,32C…ドライバ、33A〜33C…遅延部、39…制御部、41A〜41C…抵抗素子、42A〜42C…アンプ、43,43E…クロック生成部、44,45…フリップフロップ(F/F)、46…信号生成部、47,79…パターン検出部、48,48A,48C,48D,48E,58C…制御部、50A〜50C,150A〜150C…遅延部、51〜53…遅延バッファ、54…セレクタ、55A〜55C…セレクタ、67…制御部、77…遅延量データ送信部、87…制御部、97…位相情報送信部、100…プリント基板、101…パターン配線、102…コネクタ、110,120…チップ、130…位相比較回路、131〜133,136〜138…フリップフロップ(F/F)、134,139…論理積回路、CH1〜CH5…チャネル、CS,NS…シンボル、CTLA〜CTLC…遅延制御信号、CTLCK…位相制御信号、DD…遅延量データ、DET,SIGA〜SIGC,SIG1A〜SIG1C,SIG2A〜SIG2C,SIG3A〜SIG3C,RxF,RxR,RxP,S1,S2,TxF,TxR,TxP…信号、DL1〜DL3…データレーン、ID,ID1〜ID3…遅延量データ、IP,IP1〜IP3…位相情報、IS,IS1〜IS3…遅延量情報、IT1〜IT3…制御信号、P1…SoT部、P2…ヘッダ部、P3…ペイロード部、P4…フッタ部、P5…EoT部、P11…プリアンブル、P12,P13…同期コード、P21…エラー検出コード、P31…遅延量データ、P41…エラー検出コード、P42…フィラー、P51…ポストコード、PCT1,PCT2…パケット、RxCK,TxCK…クロック、SEL…データレーン選択信号、TinA,TinB,TinC…入力端子、ToutA,ToutB,ToutC…出力端子、VH…高レベル電圧、VM…中レベル電圧、VL…低レベル電圧。

Claims (20)

  1. 送信装置から送信される第1の送信信号、第2の送信信号、および第3の送信信号のうち、前記第1の送信信号および前記第2の送信信号の差分に基づいて第1の信号を生成し、前記第2の送信信号および前記第3の送信信号の差分に基づいて第2の信号を生成し、前記第3の送信信号および前記第1の送信信号の差分に基づいて第3の信号を生成する第1のアンプ部と、
    遅延量を変更可能に構成され、前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号をそれぞれ遅延する第1の遅延部と、
    前記第1の送信信号および前記第2の送信信号の差分に基づいて第4の信号を生成し、前記第2の送信信号および前記第3の送信信号の差分に基づいて第5の信号を生成し、前記第3の送信信号および前記第1の送信信号の差分に基づいて第6の信号を生成する第2のアンプ部と、
    遅延量を変更可能に構成され、前記第4の信号、前記第5の信号、および前記第6の信号をそれぞれ遅延する第2の遅延部と、
    前記第1の遅延部により遅延された前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号に基づいて、前記第1の遅延部における前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号の各遅延量を設定するとともに、前記第2の遅延部により遅延された前記第4の信号、前記第5の信号、および前記第6の信号にも基づいて、前記第1の遅延部における前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号の各遅延量を調整する制御部と
    を備えた受信装置。
  2. 前記送信装置は、前記第1の送信信号、前記第2の送信信号、および前記第3の送信信号を用いて一連のパケットを送信し、
    各パケットは、第1の部分、ペイロード部分、および第2の部分をこの順に有し、
    前記制御部は、前記第1の遅延部の各遅延量を順次変更して、前記第1の部分に含まれる所定のパターンを取得できるような遅延量の1または複数の組み合わせを求め、その組み合わせに基づいて各遅延量を設定する
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記所定のパターンは、同期コードを示すパターンである
    請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記制御部は、前記所定のパターンを取得でき、かつ、前記第1の部分にエラーがないような遅延量の1または複数の組み合わせを求める
    請求項2または請求項3に記載の受信装置。
  5. 前記送信装置は、前記第1の送信信号、前記第2の送信信号、および前記第3の送信信号の間のスキューを調整可能に構成され、
    前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号に基づいて、前記第1の送信信号、前記第2の送信信号、および前記第3の送信信号の間のスキューを示すスキュー情報を生成し、前記送信装置へ供給するスキュー情報生成部をさらに備えた
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の受信装置。
  6. 前記第1の遅延部により遅延された前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号に基づいてクロック信号を生成し、そのクロック信号の位相を調整して出力するクロック生成部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1の遅延部により遅延された前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号に基づいて、前記クロック生成部における前記クロック信号の位相の調整量を設定する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の受信装置。
  7. 前記第1の送信信号、前記第2の送信信号、および前記第3の送信信号は、互いに異なる電圧レベルを有する
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の受信装置。
  8. 前記制御部は、前記第2の遅延部により遅延された前記第4の信号、前記第5の信号、および前記第6の信号に基づいて、前記第2の遅延部における前記第4の信号、前記第5の信号、および前記第6の信号の各遅延量を決定し、その決定結果に基づいて、前記第1の遅延部における前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号の各遅延量を調整する
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の受信装置。
  9. 前記送信装置から送信される第4の送信信号、第5の送信信号、および第6の送信信号のうち、前記第4の送信信号および前記第5の送信信号の差分に基づいて第7の信号を生成し、前記第5の送信信号および前記第6の送信信号の差分に基づいて第8の信号を生成し、前記第6の送信信号および前記第4の送信信号の差分に基づいて第9の信号を生成する第3のアンプ部と、
    遅延量を変更可能に構成され、前記第7の信号、前記第8の信号、および前記第9の信号をそれぞれ遅延する第3の遅延部と、
    をさらに備え、
    前記第2のアンプ部は、
    第1の期間において、前記第1の送信信号および前記第2の送信信号の差分に基づいて第4の信号を生成し、前記第2の送信信号および前記第3の送信信号の差分に基づいて第5の信号を生成し、前記第3の送信信号および前記第1の送信信号の差分に基づいて第6の信号を生成するとともに、
    第2の期間において、前記第4の送信信号および前記第5の送信信号の差分に基づいて第10の信号を生成し、前記第5の送信信号および前記第6の送信信号の差分に基づいて第11の信号を生成し、前記第6の送信信号および前記第4の送信信号の差分に基づいて第12の信号を生成し、
    前記制御部は、さらに、前記第3の遅延部により遅延された前記第7の信号、前記第8の信号、および前記第9の信号に基づいて、前記第3の遅延部における前記第7の信号、前記第8の信号、および前記第9の信号の各遅延量を設定するとともに、前記第2の遅延部により遅延された前記第10の信号、前記第11の信号、および前記第12の信号にも基づいて、前記第3の遅延部における前記第7の信号、前記第8の信号、および前記第9の信号の各遅延量を調整する
    請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の受信装置。
  10. 前記制御部は、前記第2の遅延部により遅延された前記第10の信号、前記第11の信号、および前記第12の信号に基づいて、前記第2の遅延部における前記第10の信号、前記第11の信号、および前記第12の信号の各遅延量を決定し、その決定結果に基づいて、前記第3の遅延部における前記第7の信号、前記第8の信号、および前記第9の信号の各遅延量を調整する
    請求項9に記載の受信装置。
  11. 前記第1の遅延部における前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号の各遅延量を前記送信装置へ供給する送信部をさらに備えた
    請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の受信装置。
  12. 送信装置から送信される第1の送信信号、第2の送信信号、および第3の送信信号のうち、前記第1の送信信号および前記第2の送信信号の差分に基づいて第1の信号を生成し、前記第2の送信信号および前記第3の送信信号の差分に基づいて第2の信号を生成し、前記第3の送信信号および前記第1の送信信号の差分に基づいて第3の信号を生成する第1のアンプ部と、
    遅延量を変更可能に構成され、前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号をそれぞれ遅延する第1の遅延部と、
    前記第1の送信信号および前記第2の送信信号の差分に基づいて第4の信号を生成し、前記第2の送信信号および前記第3の送信信号の差分に基づいて第5の信号を生成し、前記第3の送信信号および前記第1の送信信号の差分に基づいて第6の信号を生成する第2のアンプ部と、
    遅延量を変更可能に構成され、前記第4の信号、前記第5の信号、および前記第6の信号をそれぞれ遅延する第2の遅延部と、
    前記第2の遅延部により遅延された前記第4の信号、前記第5の信号、および前記第6の信号に基づいて、前記第1の遅延部における前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号の各遅延量を調整する制御部と
    を備えた受信装置。
  13. 前記制御部は、前記第2の遅延部により遅延された前記第4の信号、前記第5の信号、および前記第6の信号に基づいて、前記第2の遅延部における前記第4の信号、前記第5の信号、および前記第6の信号の各遅延量を決定し、その決定結果に基づいて、前記第1の遅延部における前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号の各遅延量を調整する
    請求項12に記載の受信装置。
  14. 前記送信装置から送信される第4の送信信号、第5の送信信号、および第6の送信信号のうち、前記第4の送信信号および前記第5の送信信号の差分に基づいて第7の信号を生成し、前記第5の送信信号および前記第6の送信信号の差分に基づいて第8の信号を生成し、前記第6の送信信号および前記第4の送信信号の差分に基づいて第9の信号を生成する第3のアンプ部と、
    遅延量を変更可能に構成され、前記第7の信号、前記第8の信号、および前記第9の信号をそれぞれ遅延する第3の遅延部と、
    をさらに備え、
    前記第2のアンプ部は、
    第1の期間において、前記第1の送信信号および前記第2の送信信号の差分に基づいて第4の信号を生成し、前記第2の送信信号および前記第3の送信信号の差分に基づいて第5の信号を生成し、前記第3の送信信号および前記第1の送信信号の差分に基づいて第6の信号を生成するとともに、
    第2の期間において、前記第4の送信信号および前記第5の送信信号の差分に基づいて第10の信号を生成し、前記第5の送信信号および前記第6の送信信号の差分に基づいて第11の信号を生成し、前記第6の送信信号および前記第4の送信信号の差分に基づいて第12の信号を生成し、
    前記制御部は、さらに、前記第2の遅延部により遅延された前記第10の信号、前記第11の信号、および前記第12の信号に基づいて、前記第3の遅延部における前記第7の信号、前記第8の信号、および前記第9の信号の各遅延量を調整する
    請求項12または請求項13に記載の受信装置。
  15. 前記制御部は、前記第2の遅延部により遅延された前記第10の信号、前記第11の信号、および前記第12の信号に基づいて、前記第2の遅延部における前記第10の信号、前記第11の信号、および前記第12の信号の各遅延量を決定し、その決定結果に基づいて、前記第3の遅延部における前記第7の信号、前記第8の信号、および前記第9の信号の各遅延量を調整する
    請求項14に記載の受信装置。
  16. 遅延量を変更可能に構成され、送信装置から送信される互いに異なる電圧レベルを有する3以上の送信信号をそれぞれ遅延する第1の遅延部と、
    遅延量を変更可能に構成され、前記送信装置から送信される前記3以上の送信信号をそれぞれ遅延する第2の遅延部と、
    前記第1の遅延部により遅延された前記3以上の送信信号に基づいて、前記第1の遅延部における前記3以上の送信信号の各遅延量を設定するとともに、前記第2の遅延部により遅延された前記3以上の送信信号に基づいて、前記第1の遅延部における前記3以上の送信信号の各遅延量を設定する制御部と
    を備えた受信装置。
  17. 遅延量を変更可能に構成され、送信装置から送信される互いに異なる電圧レベルを有する3以上の送信信号をそれぞれ遅延する第1の遅延部と、
    遅延量を変更可能に構成され、前記送信装置から送信される前記3以上の送信信号をそれぞれ遅延する第2の遅延部と、
    前記第2の遅延部により遅延された前記3以上の送信信号に基づいて、前記第1の遅延部における前記3以上の送信信号の各遅延量を設定する制御部と
    を備えた受信装置。
  18. 送信装置と
    受信装置と
    を備え、
    前記受信装置は、
    前記送信装置から送信される第1の送信信号、第2の送信信号、および第3の送信信号のうち、前記第1の送信信号および前記第2の送信信号の差分に基づいて第1の信号を生成し、前記第2の送信信号および前記第3の送信信号の差分に基づいて第2の信号を生成し、前記第3の送信信号および前記第1の送信信号の差分に基づいて第3の信号を生成する第1のアンプ部と、
    遅延量を変更可能に構成され、前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号をそれぞれ遅延する第1の遅延部と、
    前記第1の送信信号および前記第2の送信信号の差分に基づいて第4の信号を生成し、前記第2の送信信号および前記第3の送信信号の差分に基づいて第5の信号を生成し、前記第3の送信信号および前記第1の送信信号の差分に基づいて第6の信号を生成する第2のアンプ部と、
    遅延量を変更可能に構成され、前記第4の信号、前記第5の信号、および前記第6の信号をそれぞれ遅延する第2の遅延部と、
    前記第1の遅延部により遅延された前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号に基づいて、前記第1の遅延部における前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号の各遅延量を設定するとともに、前記第2の遅延部により遅延された前記第4の信号、前記第5の信号、および前記第6の信号にも基づいて、前記第1の遅延部における前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号の各遅延量を調整する制御部と
    を有する
    通信システム。
  19. 前記送信装置は、画像データを取得して送信するイメージセンサであり、
    前記受信装置は、前記画像データを受信して、その画像データに基づいて所定の処理を行うプロセッサである
    請求項18に記載の通信システム。
  20. 送信装置と
    受信装置と
    を備え、
    前記受信装置は、
    前記送信装置から送信される第1の送信信号、第2の送信信号、および第3の送信信号のうち、前記第1の送信信号および前記第2の送信信号の差分に基づいて第1の信号を生成し、前記第2の送信信号および前記第3の送信信号の差分に基づいて第2の信号を生成し、前記第3の送信信号および前記第1の送信信号の差分に基づいて第3の信号を生成する第1のアンプ部と、
    遅延量を変更可能に構成され、前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号をそれぞれ遅延する第1の遅延部と、
    前記第1の送信信号および前記第2の送信信号の差分に基づいて第4の信号を生成し、前記第2の送信信号および前記第3の送信信号の差分に基づいて第5の信号を生成し、前記第3の送信信号および前記第1の送信信号の差分に基づいて第6の信号を生成する第2のアンプ部と、
    遅延量を変更可能に構成され、前記第4の信号、前記第5の信号、および前記第6の信号をそれぞれ遅延する第2の遅延部と、
    前記第2の遅延部により遅延された前記第4の信号、前記第5の信号、および前記第6の信号に基づいて、前記第1の遅延部における前記第1の信号、前記第2の信号、および前記第3の信号の各遅延量を調整する制御部と
    を有する
    通信システム。
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