JP2013251877A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】動画撮影中に静止画を撮影する場合に、動画撮影に影響を及ぼすことなく、解像度の高い静止画を撮影できるようにする。
【解決手段】被写体像を撮像する撮像素子と、撮像素子により動画を撮影する場合に、撮像素子の蓄積時間により、1フレームの垂直解像度が低下しない第1の駆動モードで撮像素子を駆動するか、1フィールドの垂直解像度が低下する第2の駆動モードで撮像素子を駆動するかを切り替える切替部と、動画撮影中の1フィールドもしくは1フレームの画像信号から静止画を生成する生成部と、動画撮影中の1フィールドもしくは1フレームの画像信号から静止画を生成することを指示する指示部と、第2の駆動モードで動画を撮影している途中で指示部から静止画の生成指示を受けた場合に、その指示を受けたときの撮像素子の蓄積時間が第1の駆動モードへ切り替わる値に近い場合は、撮像素子の駆動モードを第1の駆動モードへ切替えて静止画を生成するように制御する制御部とを備える。
【選択図】 図4
【解決手段】被写体像を撮像する撮像素子と、撮像素子により動画を撮影する場合に、撮像素子の蓄積時間により、1フレームの垂直解像度が低下しない第1の駆動モードで撮像素子を駆動するか、1フィールドの垂直解像度が低下する第2の駆動モードで撮像素子を駆動するかを切り替える切替部と、動画撮影中の1フィールドもしくは1フレームの画像信号から静止画を生成する生成部と、動画撮影中の1フィールドもしくは1フレームの画像信号から静止画を生成することを指示する指示部と、第2の駆動モードで動画を撮影している途中で指示部から静止画の生成指示を受けた場合に、その指示を受けたときの撮像素子の蓄積時間が第1の駆動モードへ切り替わる値に近い場合は、撮像素子の駆動モードを第1の駆動モードへ切替えて静止画を生成するように制御する制御部とを備える。
【選択図】 図4
Description
本発明は、動画の撮影中に静止画を撮影可能な撮像装置に関する。
近年、撮像装置として提案されているものの多くは、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーや、CMOSイメージセンサーが撮像素子として用いられている。これらには、1フィールドごとに撮像素子からの読み出しを偶数行と奇数行で交互に行ってテレビモニターに映し出すインターレース方式に対応した駆動や、1フレームで全画素を読み出しテレビモニターに映し出すプログレッシブ方式に対応した駆動が存在する。
インターレース方式では、例えば水平1920画素×垂直1080画素のフルハイビジョン規格の場合、1フィールド期間に水平1920画素×垂直540画素の信号を読み出すことになる。そのため、フレームレートの高速化が可能である反面、1フィールドのみの画像を抜き出すと垂直解像度が半分になってしまう。
プログレッシブ方式では、同様にフルハイビジョン規格を例にとると、1フレーム期間に全画素である水平1920画素×垂直1080画素の信号を読み出さなくてはならない。そのため、インターレース方式と同等のフレームレートを維持するためには、2倍の速度で撮像素子を駆動する必要が出てくるが、1フレームのみの画像を抜き出しても垂直解像度は劣化しないメリットがある。
また、通常はプログレッシブ方式の駆動で読み出しを行うが、照度の低い被写体を撮影するときをはじめとした高感度が必要な場合にインターレース方式の読み出しに切り替えるようなシームレスな方式も提案されている。特許文献1では、複数フィールド期間、電荷を蓄積させる高感度撮影を行う場合は、奇数ラインフィールド及び偶数ラインフィールドをそれぞれ独立にフレーム蓄積させる。そして、奇数ラインフィールド及び偶数ラインフィールドの画像信号を交互に読み出すことで、フレーム蓄積時間の半分の周期で画像信号を出力することが可能な技術が提案されている。つまり、高感度撮影時に奇数ラインフィールドと偶数ラインフィールドの読み出しを交互に行うことで、撮影画像が蓄積時間の2倍の速さで更新されるため、映像信号を滑らかにすることが可能となる。
この方式の特徴は、プログレッシブ方式とインターレース方式を、被写体の明るさに応じて、高感度が必要な場面で切り替えることにある。すなわち、撮像装置の多くは高感度を得るためにデジタルゲインを上げて対応し、あるところでシャッタースピードを遅くする(すなわち、蓄積時間を長くする)スローシャッターモードに移行する。これに対し、上記の方式はデジタルゲインが上がったあとのシャッタースピードによって、プログレッシブ方式とインターレース方式を変化させる。
一方、近年の撮像装置には、動画の撮影中に静止画を撮影して取得することができる機種が存在する。これらのうちの多くは、静止画画像を取得する場合には、インターレース方式の場合はある1フィールド、プログレッシブ方式の場合はある1フレームを取得する。しかし、インターレース方式で1フィールドを取得すると、先に述べたように垂直解像度が劣化することになる。
特許文献1の駆動方法では、主に高感度時にフレームレートを落とすようなスローシャッターを用いず、インターレース方式の駆動に切り替え、奇数行と偶数行の露光をオーバーラップさせることで感度を高めている。しかし、この手法によると、先に述べたように、1フィールドの画像の垂直解像度が劣化してしまうために、動画撮影中に静止画取得を行うと著しく画質が悪化してしまう。
この問題に対して、特許文献2では、インターレース方式で撮像素子を駆動中に静止画取得命令が行われた場合は、静止画を取得する1フレームだけプログレッシブ方式の駆動に切り替える。そして、露光時間を長くすることで垂直解像度を劣化させず、さらに適正な露光量の静止画を取得できるとしている。
しかしながら特許文献2の手法では、一時的にインターレース方式からプログレッシブ方式の駆動に切り替えることで、動画の連続性が損なわれてしまい、本来の主目的である動画の撮影に影響が出てしまう。
また、特許文献3では、特許文献2の手法で発生する動画の連続性が損なわれる問題に対して、静止画像を取得する前の動画像を評価し、連続した動画として違和感が発生しないかどうかを判定する。そして、静止画をインターレース駆動で取得するかプログレッシブ駆動で取得するかを選択する方法が提案されている。しかしながら、被写体に動体が含まれる場合は、プログレッシブ駆動で静止画を取得することができない。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、動画撮影中に静止画を撮影する場合に、動画撮影に影響を及ぼすことなく、解像度の高い静止画を撮影できるようにすることである。
本発明に係わる撮像装置は、被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子により動画を撮影する場合に、前記撮像素子の蓄積時間により、1フレームの垂直解像度が低下しない第1の駆動モードで前記撮像素子を駆動するか、1フィールドの垂直解像度が低下する第2の駆動モードで前記撮像素子を駆動するかを切り替える切替手段と、動画撮影中の1フィールドもしくは1フレームの画像信号から静止画を生成する生成手段と、動画撮影中の1フィールドもしくは1フレームの画像信号から静止画を生成することを指示する指示手段と、前記第2の駆動モードで動画を撮影している途中で前記指示手段から静止画の生成指示を受けた場合に、該指示を受けたときの前記撮像素子の蓄積時間が前記第1の駆動モードへ切り替わる値に近い場合は、前記撮像素子の駆動モードを前記第1の駆動モードへ切替えて静止画を生成ように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係わる撮像装置は、被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子により動画を撮影する場合に、前記撮像素子の蓄積時間により、1フレームの垂直解像度が低下しない第1の駆動モードで前記撮像素子を駆動するか、1フィールドの垂直解像度が低下する第2の駆動モードで前記撮像素子を駆動するかを切り替える切替手段と、動画撮影中の1フィールドもしくは1フレームの画像信号から静止画を生成する生成手段と、動画撮影中の1フィールドもしくは1フレームの画像信号から静止画を生成することを指示する指示手段と、前記第2の駆動モードで動画を撮影している途中で前記指示手段からの静止画の生成指示を受けた場合に、前記第2の駆動モードで第1の静止画を生成し、該第1の静止画を取得してから所定のフレーム期間内に前記撮像素子の駆動モードが第1の駆動モードに切り替わった場合に、第2の静止画を生成するように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、動画撮影中に静止画を撮影する場合に、動画撮影に影響を及ぼすことなく、解像度の高い静止画を撮影することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置100の構成を示すブロック図である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置100の構成を示すブロック図である。
図1において、撮像装置100は、被写体像を結像させる光学レンズと、光学LPF(ローパスフィルター)と、プリズムユニットなどを含んだ光学ブロック101を備える。また、取り込んだ光を電気信号に変換する撮像素子102と、撮像素子102から出力されたアナログ映像信号をデジタル信号へ変換し、デジタル化した映像信号にデジタルゲイン、ガンマ、ニーなどの各画像処理を行なう画像処理部103とを備える。また、画像処理部103によってデジタル処理された動画の映像信号を記録するための信号記録部104と、撮影映像を表示する表示部105とを備える。
また、光学ブロック101の特に光学レンズのフォーカス機構やズーム機構、アイリス機構などの制御を行う光学系制御部106と、撮像素子102の駆動モードの切替え及び制御を行う駆動モード切替部107とを備える。また、光学系制御部106及び駆動モード切替部107、画像処理部103の特にゲイン制御によって露出の制御を行う露出制御部108と、画像処理部103で得られる映像信号情報をもとに露出制御部108へ適正露出情報を渡すシステム制御部109とを備える。
さらに、静止画(静止画の画像信号)を取得した場合の画像記録部110と、システム制御部109へ静止画取得を指示する静止画取得キー111とを備える。システム制御部109は静止画取得キー111によって動画撮影中(動画を撮影している途中)の静止画取得の指示(生成指示)を受け、静止画を取得するための各ブロックの制御も行う。
以下に、各ブロックについて詳細に説明する。光学ブロック101は、フォーカス機構やズーム機構、アイリス機構などを持つ光学レンズ、光学的にフィルターを構成する光学ローパスフィルター(光学LPF)、光学的に色分解を行うプリズムユニットなどから構成される。
撮像素子102は、光学ブロックから入射光を受け、それを電気信号へ変換し、出力する。代表的なものとして、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーや、CMOSイメージセンサーなどが挙げられる。
これら撮像素子102には、アナログ信号を出力するものと、撮像素子102の内部でAD(アナログデジタル)変換処理を行い、LVDS(Low voltage differential signaling)をはじめとするデジタルデータを出力するものがある。
画像処理部103は、撮像素子102から出力されたアナログ信号をデジタル信号へ変換するアナログフロントエンド部と、デジタル化した画像信号に各処理を行うブロックから構成される。撮像素子102の内部でAD変換処理を行なう場合は、アナログフロントエンド部は省略される。画像処理部103では、たとえば撮像素子102がCMOSイメージセンサーの場合は、CMOSイメージセンサー特有の固定パターンノイズの除去や、黒レベルクランプ処理などを行なう。また、撮像装置の代表的な画像処理機能となるノイズリダクションやガンマ補正、ニー、デジタルゲインなどをはじめとした各種画像処理を行なう。画像処理部103には、それぞれの補正や画像処理に必要となる設定値を記憶しておく記憶回路も含まれる。
また、入力された画像信号情報を確認し、現在の露出を露出適正値と比較して、どの程度変更すれば適正露出となるかの露出制御情報を露出制御部108へ伝達する。信号記録部104は、画像処理部103から受けた各画像処理が反映された画像信号を、所定の表示部105へ出力する。表示部105の代表的なものとしては、外部のモニターや、撮像装置に付属する液晶モニターやビューファインダーが挙げられる。
システム制御部109は、撮像装置100のシステム全般を司る。そして、特にユーザーから静止画取得キー111をトリガとして静止画取得命令を受けた場合に、露出制御部108へ駆動モードの変更を指示したり、画像処理部103へ静止画画像を記録することを伝達する役割を担う。
露出制御部108は、画像処理部103から受けた露出制御情報をもとに最適な露出にするためにどのように制御を変更すればよいかを計算し、光学系制御部106、撮像素子の駆動モード切替部107、画像処理部103へ露出に関するパラメーターを伝達する。
次に、本実施形態の撮像装置における露出制御方法及び撮像素子の駆動方法に関して図2を用いて説明する。
図2は、被写体の明るさに応じ、撮像装置におけるどの露出制御パラメーターを変更するかを表した図である。横軸は被写体の明るさを表しており、被写体が充分に明るい領域Aでは、撮像素子の蓄積時間をフレームレートよりも短くする高速シャッターによって露出制御を行う。例えば、フレームレートが60fpsである場合には、シャッタースピード(蓄積時間)を1/60秒よりも速くする。シャッタースピードが標準の1/60秒になってからの領域Bでは、光学レンズの絞りを制御して露出制御を行う。さらに、絞りが開放状態になってからの領域Cでは、デジタルゲインを上げていく。デジタルゲインを上げていくと、画像にノイズが発生するため、デジタルゲインの最大値は撮像装置として許容できる範囲内もしくは画像処理部で可能な最大値に設定することになる。以上の領域Aから領域Cまでの範囲は、プログレッシブ方式で駆動を行う。
デジタルゲインを最大値まで上げてからの領域Dでは、撮像素子のシャッタースピードを1/60秒よりも遅くするスローシャッター撮影モードに移行する。スローシャッター撮影モードではシャッタースピードが1/60秒よりも遅くなる。そのため、通常撮影モードでは画像が1/60秒ごとに更新されるのに対し、スローシャッター撮影モードでは1/60秒ごとに画像を更新できない。シャッタースピードが1/30秒になる場合には、1/30秒ごとに画像が更新されることになるため、カクカクした映像になる。本実施形態では例として、領域Dをインターレース方式で駆動することで、シャッタースピードが1/60秒より遅くなった場合でも、1/60秒ごとに画像を更新できるような駆動を用いる。この駆動方法について図3を用いて説明する。
図3(a)及び図3(b)は、プログレッシブ方式のように1フレーム内で垂直解像度の劣化のない第1の駆動モードを示している。図3(a)は、第1の駆動モードで撮像素子を駆動して通常照度の被写体を撮影する通常撮影モードを示す。ここでは、通常撮影モードのシャッタースピードが1/60秒であるものとする。図3(b)は、第1の駆動モードで撮像素子を駆動して低照度の被写体を撮影するスローシャッター撮影モードを示す。スローシャッター撮影モードでも、1フレームごとにすべての行の画素から信号を読み出すため垂直解像度の劣化はない。ただし、シャッタースピードを1/60秒より長くするために、図3(b)のようにフレームレートを落とす必要がある。
図3(c)及び図3(d)は、インターレース方式のように1フレームの読み出しを奇数ラインフィールドと偶数ラインフィールドに分ける第2の駆動モードを示している。第2の駆動モードでは、奇数ラインフィールド又は偶数ラインフィールドの各フィールドで読み出す画素数は少なくなるため、各フィールドの垂直解像度が低下する。図3(c)は、第2の駆動モードで撮像素子を駆動して通常照度の被写体を撮影する通常撮影モードを示す。図3(d)は、第2の駆動モードで撮像素子を駆動して低照度の被写体を撮影するスローシャッター撮影モードを示す。第2の駆動モードでシャッタースピードを1/60秒より長くする場合、図3(d)のように、奇数行と偶数行でオーバーラップして露光を行う。この方法によれば、シャッタースピードを1/60秒よりも長くしつつ、1/60秒ごとに画像の更新を行なうことができるという利点がある。
本実施形態における撮像装置では、図2の領域Aから領域Cまでは図3(a)に示した第1の駆動モード、領域Dにおいては図3(d)に示した第2の駆動モードで動作させるように制御する。このような撮像装置において、第2の駆動モードの1フィールドから静止画を取得すると、垂直解像度の劣化した画像になるという課題が生じる。
上記の課題を解決するための撮像装置の動作について図4のフローチャートを用いて説明する。
ステップS1において、ユーザーによる静止画取得キー111の操作をトリガにした静止画取得命令を受け、システム制御部109は、現在の露出制御状態を確認する。次にステップS2において、現在の撮像素子の駆動モードを判定し、第1の駆動モードであった場合は、ステップS6においてそのまま1フレームの静止画を生成して記録する。
ステップS2において、現在の撮像素子の駆動モードが第2の駆動モードであった場合は、低照度の被写体を撮影していることになり、シャッタースピードが1/60秒よりも長くなっていることになる。その場合には、ステップS3に進み、現在のシャッタースピードを確認する。シャッタースピードを1/n秒(nは60よりも小さい値)と比較し、シャッタースピードが1/n秒以上である場合には、第2の駆動モードのままステップS6に進み、1フレームの静止画を生成する。一方、シャッタースピードが1/n秒よりも短い場合は、ステップS4において、撮像素子の駆動モードを第1の駆動モードへ強制的に変更し、ステップS5において1フレームの静止画を生成して記録する。
この手法によると、第2の駆動モードで駆動している場合でも、シャッタースピードが1/n秒よりも短い場合に第1の駆動モードに変更することにより、垂直解像度の劣化のない静止画を取得することが可能となる。
次に、図4のフローチャートのステップS3におけるnの値の決め方について説明する。ステップS4において、撮像素子の駆動モードを第1の駆動モードへ強制的に変更したとき、シャッタースピードが1/60秒になるため、露光量が不足して画像が暗くなってしまう。画像が暗くなってしまった分(露光量の不足分)は、デジタルゲインなど感度アップ手段によって補う必要がある。しかし、前述したようにデジタルゲインを上げると画像にノイズがのってしまう。
これらに鑑みて、nの値は、ゲインアップによるノイズ発生を許容できる、もしくは他のノイズを抑制することのできる画像処理回路(たとえばノイズリダクション回路)で補うことで動画の映像に違和感の残らない範囲にしなければならない。
すなわち、nの値は、撮像装置の画像処理回路の種類や実力などによって決まるため、一元的に数値を決めることはできない。参考として、ゲインアップとしてmdB(デシベル)分を補うときのnの算出方法は、以下のようになる。ここで、aは通常のシャッタースピードの逆数である(1/60秒であれば60)。
n=a/(10m/20)
なお、本実施形態で説明した第1の駆動モード及び第2の駆動モードは、プログレッシブとインターレース駆動に限ったものではなく、垂直解像度劣化の有無によって分類される。また、便宜上、標準のシャッタースピードを1/60秒としたが、この値に限ったものではなく、撮像装置個々によるものになる。
なお、本実施形態で説明した第1の駆動モード及び第2の駆動モードは、プログレッシブとインターレース駆動に限ったものではなく、垂直解像度劣化の有無によって分類される。また、便宜上、標準のシャッタースピードを1/60秒としたが、この値に限ったものではなく、撮像装置個々によるものになる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の撮像装置の構成は、図1に示した第1の実施形態の撮像装置の構成と同様であるので、説明を省略する。また、図2及び図3を用いて説明した第1の駆動モード及び第2の駆動モードについても第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。ここでは、第2の実施形態の撮像装置の第1の実施形態とは異なる動作について説明する。
第2の実施形態の撮像装置の構成は、図1に示した第1の実施形態の撮像装置の構成と同様であるので、説明を省略する。また、図2及び図3を用いて説明した第1の駆動モード及び第2の駆動モードについても第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。ここでは、第2の実施形態の撮像装置の第1の実施形態とは異なる動作について説明する。
図5は、本実施形態の動作を示すフローチャートである。
ステップS1において、ユーザーによる静止画取得キー111の操作をトリガにした静止画取得命令を受け、システム制御部109は、現在の露出制御状態を確認する。次にステップS2において、現在の撮像素子の駆動モードを判定し、第1の駆動モードであった場合は、ステップS3においてそのまま1フレームの静止画を生成して記録する。
ステップS2において、現在の撮像素子の駆動モードが第2の駆動モードであった場合は、低照度の被写体を撮影していることになり、シャッタースピードが1/60秒よりも長くなっていることになる。その場合には、ステップS4に進み、第2の駆動モードで垂直解像度の劣化した静止画を生成して記録し、ステップS5に進む。ステップS4で記録した静止画を第1の静止画とする。
ステップS5では、次のVD(垂直同期信号)に進み、ステップS6において、次のVDにおける撮像素子の駆動モードを判定する。ステップS6において、次のVDにおける駆動モードが第2の駆動モードのままである場合には、ステップS7に進む。ステップS7では、ユーザーが静止画取得キー111を操作したステップS1から経過したVDの数をカウントする。ステップS7において、ステップS1から経過したVDの数が所定のVD数であるNを超えたか否かを判定し、Nを超えていないと判定された場合には、ステップS5に戻り、Nを超えるまでループを繰り返す。そして、ステップS6における駆動モードの判定により、カウント数がNに達する前に(所定のフレーム期間内に)駆動モードが第1の駆動モードに切り替わった場合には、ステップS8において、垂直解像度の劣化のない第2の静止画を生成して記録し、第1の静止画を削除する。
この手法によると、垂直解像度の劣化する第2の駆動モードで動作している場合における静止画取得命令に対し、所定のVD数内に第1の駆動モードへ切り替わった場合には、第1の駆動モードで垂直解像度の劣化のない静止画を生成し、記録することができる。
ここで、ステップS7における所定のVD数であるNは、撮像装置の使用者(ユーザー)が静止画取得キーを押下してからのVDのカウント数となるが、このNはユーザーが静止画取得するタイミングとして違和感のない範囲に設定すればよい。
なお、本実施形態で説明した第1の駆動モード及び第2の駆動モードは、プログレッシブとインターレース駆動に限ったものではなく、垂直解像度劣化の有無によって分類される。また、便宜上、標準のシャッタースピードを1/60秒としたが、この値に限ったものではなく、撮像装置個々によるものになる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態の撮像装置の構成は、図1に示した第1の実施形態の撮像装置の構成と同様であるので、説明を省略する。また、図2及び図3を用いて説明した第1の駆動モード及び第2の駆動モードについても第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。ここでは、第1、第2の実施形態とは異なる動作について説明する。
第3の実施形態の撮像装置の構成は、図1に示した第1の実施形態の撮像装置の構成と同様であるので、説明を省略する。また、図2及び図3を用いて説明した第1の駆動モード及び第2の駆動モードについても第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。ここでは、第1、第2の実施形態とは異なる動作について説明する。
第2の実施形態で説明した図5の制御を実現するために、消費電力やデジタル回路部の遅延などの問題が発生する場合は、上記の制御を実施する前に種々の条件をつけても良い。図6は、本実施形態の動作を示すフローチャートである。図6では、ステップS5〜S7のループを実施する前に、被写体の明るさの評価値が上昇中であるかどうかの確認を行い、上昇している場合は、第1の駆動モードに移行する確率が高いため、S5に進むという条件である。
ステップS1において、ユーザーによる静止画取得キー111の操作をトリガにした静止画取得命令を受け、システム制御部109は、現在の露出制御状態を確認する。次にステップS2において、現在の撮像素子の駆動モードを判定し、第1の駆動モードであった場合は、ステップS3においてそのまま1フレームの静止画を生成して記録する。
ステップS2において、現在の撮像素子の駆動モードが第2の駆動モードであった場合は、低照度の被写体を撮影していることになり、シャッタースピードが1/60秒よりも長くなっていることになる。その場合には、ステップS4に進み、第2の駆動モードで垂直解像度の劣化した静止画を生成して記録し、ステップS9に進む。ステップS4で記録した静止画を第1の静止画とする。
ステップS9では、被写体の明るさを評価した評価値が上昇中であるかどうかの確認を行い、上昇している場合は、第1の駆動モードに移行する確率が高いため、S5に進む。
ステップS5では、次のVD(垂直同期信号)に進み、ステップS6において、次のVDにおける撮像素子の駆動モードを判定する。ステップS6において、次のVDにおける駆動モードが第2の駆動モードのままである場合には、ステップS7に進む。ステップS7では、ユーザーが静止画取得キー111を操作したステップS1から経過したVDの数をカウントする。ステップS7において、ステップS1から経過したVDの数が所定のVD数であるNを超えたか否かを判定し、Nを超えていないと判定された場合には、ステップS5に戻り、Nを超えるまでループを繰り返す。そして、ステップS6における駆動モードの判定により、カウント数がNに達する前に(所定のフレーム期間内に)駆動モードが第1の駆動モードに切り替わった場合には、ステップS8において、垂直解像度の劣化のない第2の静止画を生成して記録し、第1の静止画を削除する。
(第4の実施形態)
第4の実施形態の撮像装置の構成は、図1に示した第1の実施形態の撮像装置の構成と同様であるので、説明を省略する。また、図2及び図3を用いて説明した第1の駆動モード及び第2の駆動モードについても第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。ここでは、第1、第2の実施形態とは異なる動作について説明する。
第4の実施形態の撮像装置の構成は、図1に示した第1の実施形態の撮像装置の構成と同様であるので、説明を省略する。また、図2及び図3を用いて説明した第1の駆動モード及び第2の駆動モードについても第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。ここでは、第1、第2の実施形態とは異なる動作について説明する。
図7は、本実施形態の動作を示すフローチャートである。本実施形態では、第1の静止画と第2の静止画をともに保存(保持)しておき、動画像の撮影終了後に、使用者にどちらの静止画を記録するかを選択する機能を備えたものである。
ステップS1において、ユーザーによる静止画取得キー111の操作をトリガにした静止画取得命令を受け、システム制御部109は、現在の露出制御状態を確認する。次にステップS2において、現在の撮像素子の駆動モードを判定し、第1の駆動モードであった場合は、ステップS3においてそのまま1フレームの静止画を生成して記録する。
ステップS2において、現在の撮像素子の駆動モードが第2の駆動モードであった場合は、低照度の被写体を撮影していることになり、シャッタースピードが1/60秒よりも長くなっていることになる。その場合には、ステップS4に進み、第2の駆動モードで垂直解像度の劣化した静止画を生成して記録し、ステップS5に進む。ステップS4で記録した静止画を第1の静止画とする。
ステップS5では、次のVD(垂直同期信号)に進み、ステップS6において、次のVDにおける撮像素子の駆動モードを判定する。ステップS6において、次のVDにおける駆動モードが第2の駆動モードのままである場合には、ステップS7に進む。ステップS7では、ユーザーが静止画取得キー111を操作したステップS1から経過したVDの数をカウントする。ステップS7において、ステップS1から経過したVDの数が所定のVD数であるNを超えたか否かを判定し、Nを超えていないと判定された場合には、ステップS5に戻り、Nを超えるまでループを繰り返す。そして、ステップS6における駆動モードの判定により、カウント数がNに達する前に(所定のフレーム期間内に)駆動モードが第1の駆動モードに切り替わった場合には、ステップS8において、第1の駆動モードに切り替わった直後に垂直解像度の劣化のない第2の静止画を生成して記録する。図5では、第2の静止画を取得した際に第1の静止画を削除したが、本実施形態のステップS8では削除せずに、第2の静止画とともに第1の静止画も画像記録部110に記憶しておく。ステップS9で動画記録を完了した後、ステップS10において、垂直解像度の劣化した第1の静止画と垂直解像度の劣化のない第2の静止画のどちらを記録するかを使用者に選択させる。
使用者が第1の静止画を記録することを選択した場合には、ステップS11に進んで第1の静止画を記録し、使用者が第2の静止画を記録することを選択した場合には、ステップS12に進んで第2の静止画を記録する。なお、どちらも削除せずに記録するという選択をしても良い。
この方法であれば、使用者は静止画取得のタイミングを重視した静止画を残すか、解像度劣化のない画質のよい静止画を残すかを選択することができる。
Claims (5)
- 被写体像を撮像する撮像素子と、
前記撮像素子により動画を撮影する場合に、前記撮像素子の蓄積時間により、1フレームの垂直解像度が低下しない第1の駆動モードで前記撮像素子を駆動するか、1フィールドの垂直解像度が低下する第2の駆動モードで前記撮像素子を駆動するかを切り替える切替手段と、
動画撮影中の1フィールドもしくは1フレームの画像信号から静止画を生成する生成手段と、
動画撮影中の1フィールドもしくは1フレームの画像信号から静止画を生成することを指示する指示手段と、
前記第2の駆動モードで動画を撮影している途中で前記指示手段から静止画の生成指示を受けた場合に、該指示を受けたときの前記撮像素子の蓄積時間が前記第1の駆動モードへ切り替わる値に近い場合は、前記撮像素子の駆動モードを前記第1の駆動モードへ切替えて静止画を生成するように制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記制御手段は、前記撮像素子の駆動モードを前記第1の駆動モードへ切替えて静止画を生成する場合に、露光量の不足分を画像処理によって補うように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 被写体像を撮像する撮像素子と、
前記撮像素子により動画を撮影する場合に、前記撮像素子の蓄積時間により、1フレームの垂直解像度が低下しない第1の駆動モードで前記撮像素子を駆動するか、1フィールドの垂直解像度が低下する第2の駆動モードで前記撮像素子を駆動するかを切り替える切替手段と、
動画撮影中の1フィールドもしくは1フレームの画像信号から静止画を生成する生成手段と、
動画撮影中の1フィールドもしくは1フレームの画像信号から静止画を生成することを指示する指示手段と、
前記第2の駆動モードで動画を撮影している途中で前記指示手段からの静止画の生成指示を受けた場合に、前記第2の駆動モードで第1の静止画を生成し、該第1の静止画を取得してから所定のフレーム期間内に前記撮像素子の駆動モードが第1の駆動モードに切り替わった場合に、第2の静止画を生成するように制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記制御手段は、前記第1の静止画と前記第2の静止画の少なくとも一方を記録するように制御することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
- 前記第1の静止画と前記第2の静止画をともに保持しておき、前記動画の撮影の終了後に、前記第1の静止画と前記第2の静止画のいずれを前記記録手段に記録するかを選択する選択手段をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012127532A JP2013251877A (ja) | 2012-06-04 | 2012-06-04 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012127532A JP2013251877A (ja) | 2012-06-04 | 2012-06-04 | 撮像装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=49850111
Family Applications (1)
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JP2012127532A Pending JP2013251877A (ja) | 2012-06-04 | 2012-06-04 | 撮像装置 |
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JP (1) | JP2013251877A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016019095A (ja) * | 2014-07-07 | 2016-02-01 | ソニー株式会社 | 受信装置、送信装置、および通信システム |
JP2016076796A (ja) * | 2014-10-03 | 2016-05-12 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置及び方法、及び撮像装置 |
-
2012
- 2012-06-04 JP JP2012127532A patent/JP2013251877A/ja active Pending
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US10516522B2 (en) | 2014-07-07 | 2019-12-24 | Sony Corporation | Receiver, transmitter, and communication system |
US11296859B2 (en) | 2014-07-07 | 2022-04-05 | Sony Group Corporation | Receiver, transmitter, and communication system |
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