JP6367692B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関するものである。
従来、空気入りタイヤとして、トレッド部に周方向に連続して延びる1本以上の環状周溝を設けることにより複数の陸部を形成し、陸部表面で一箇所以上の交点で相互に交わって延びるとともに、両端が陸部内で終端する複数本の閉鎖溝を設け、複数本の閉鎖溝のそれぞれにより、閉鎖溝の交点から少なくとも三方向に広がる放射状部分を有する交差溝を形成したものが公知である(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、前記従来の空気入りタイヤでは、交差溝がショルダー部に設けられており、しかもそれは縦サイプ上である。このため、交差溝を設けた構成によりトラクション性(traction:タイヤの駆動力を路面に伝える能力)を高めることは難しい。またトレッド部にブロックが形成される空気入りタイヤではなく、路面との接地圧が高いセンターブロックにこのような交差溝を設けた構成については開示及び示唆がない。
特開2013−151235号公報
本発明は、路面との接地圧の高いセンターブロックで、耐摩耗性、耐偏摩耗性を維持しつつ、トラクション性を高めることのできる空気入りタイヤを提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
トレッド部に、タイヤ周方向に連続して環状に延びる複数の主溝と、これら主溝に交差してタイヤ幅方向に延びる複数の横溝とで複数のブロックを形成してなる空気入りタイヤであって、
前記ブロックのうち、タイヤ幅方向の中心に位置するセンターブロックは、表面に、両端が閉鎖した第1溝と、前記第1溝と合流する第2溝とを有することを特徴とする空気入りタイヤを提供する。
この構成により、センターブロックが路面に接地すると、このセンターブロックは外縁のみならず、第1溝及び第2溝を構成する内縁を介しても路面に力を作用させることができる。このため、タイヤのトラクション性能を向上させることが可能となる。また第1溝及び第2溝は両端がセンターブロックの表面で閉鎖されているので、センターブロックが接地圧を受けて変形し過ぎたり、異形状に変形したりしにくくなっている。このため、センターブロックは、第1溝及び第2溝を形成しているにも拘わらず、摩耗しにくく、偏摩耗が発生しにくい。
前記第1溝と前記第2溝の合流位置は、センターブロックの重心位置に一致するのが好ましい。
この構成により、センターブロックに対して第1溝及び第2溝をバランス良く配置することができ、接地圧が作用したときの変形で異形状となりにくく、偏摩耗が発生しにくい。
前記第1溝と前記第2溝の幅寸法wは、2mm≦w≦5mmを満足するのが好ましい。
この構成により、溝幅が狭くて所望のトラクション性能を発揮できなかったり、逆に広すぎて変形により摩耗あるいは偏摩耗しやすくなったりすることがない。
前記主溝の深さ寸法に対する前記第1溝と前記第2溝の深さ寸法の割合Rdは、5%≦Rd≦40%を満足するのが好ましい。
この構成により、溝深さが浅くて所望のトラクション性能を発揮できなかったり、逆に深すぎて変形により摩耗あるいは偏摩耗しやすくなったりすることがない。
前記第1溝と前記第2溝は、前記センターブロックの表面に占める開口面積の割合Rsが0%<Rs≦20%を満足するのが好ましい。
この構成により、センターブロックが接地圧を受けて必要以上に変形して摩耗あるいは偏摩耗しやすくなるといったことがない。
前記第1溝と前記第2溝は、トレッド部の展開図で、タイヤ周方向に延びる直線に対して傾斜して設けるのが好ましい。
この構成により、溝を構成する内縁が路面に接触した際、タイヤ周方向とタイヤ幅方向の両方に接触圧を作用させることができる。
前記第1溝と前記第2溝は互いに交差する交差溝を構成するのが好ましい。
前記センターブロックは、平行な一対の外縁を複数組組み合わせて得られる多角形からなり、
前記第1溝は、前記センターブロックのいずれか1組の外縁と平行に配置され、前記第2溝は、他の1組の外縁と平行に配置されているのが好ましい。
この構成により、センターブロックに対してバランス良く第1溝及び第2溝をレイアウトすることができ、摩耗あるいは偏摩耗の発生を十分に抑制することができる。
本発明によれば、センターブロックに両端が閉鎖する第1溝及び第2溝を形成するようにしたので、路面に対して、センターブロックの外縁だけでなく、溝を構成する内縁を介しても力を作用させることができ、トラクション性能を向上させることが可能となる。また、各溝は両端が閉鎖しているので、センターブロックが接地圧を受けて異形状に変形しにくく、摩耗や偏摩耗が発生しにくい。
本実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド部の一部を示す展開図である。 図1のセンターブロック及びメディエイトブロックの拡大図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のメディエイトブロックの拡大図である。 図1のサイドブロックの拡大図である。 他の実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド部の一部を示す展開図である。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。また図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは相違している。
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド部1の展開図を示す。トレッド部1には、タイヤ周方向に連続して環状に延びる複数本の主溝2と、これら主溝2に交差してタイヤ幅方向に延びる複数本の横溝3とが形成されている。ここでは、主溝2はジグザグ状で、タイヤ幅方向に所定間隔で4本形成されている。また横溝3は、タイヤ幅方向に延びる直線に対して傾斜して設けられている。そして、主溝2と横溝3とで複数のブロック4が形成されている。
ブロック4は、タイヤ幅方向の中心でタイヤ周方向に配置されるセンターブロック5と、その両側に配置されるメディエイトブロック6と、さらにその外側方に配置されるサイドブロック7とで構成されている。
センターブロック5は、トレッド部1を平面視したとき、互いに平行な1組の長辺8と、互いに平行な1組の短辺9とで囲まれた平行四辺形の4隅を切除した形状に形成されている。対角位置に位置する2組の隅部のうち、一方の1組の隅部には、各隅部を構成する短辺9に平行な第1切除辺10と、長辺8に平行な直線よりも傾斜した第2切除辺11とが形成されている(以下、元の平行四辺形の形状から第1切除辺10及び第2切除辺11まで切除した領域を第1切除部12と記載する。)。
また他方の1組の隅部は、ジグザグ状の3辺(第3切除辺13、第4切除辺14及び第5切除辺15)が得られるように切除されている(以下、元の平行四辺形の形状からこれら3辺まで切除された領域を第2切除部16と記載する。)。
ここで、第2切除部16について、図2に示すように、タイヤ周方向に隣接する2つのセンターブロック5(第1センターブロック5a及び第2センターブロック5b)を参照しつつ詳述する。
第1センターブロック5aでは、第1主溝2aから第3切除辺13aが徐々に横溝3の内側へと傾斜し、続いて第4切除辺14aが徐々に外側へと傾斜し、次いで第5切除辺15aが徐々に内側へと傾斜し、その後長辺aが徐々に外側へと傾斜し、第2主溝2bに至っている。一方、第2センターブロック5bでは、第1主溝2aから長辺8bが徐々に横溝3の内側へと傾斜し、続いて第5切除辺15bが徐々に外側へと傾斜し、次いで第4切除辺14bが徐々に内側へと傾斜し、その後第3切除辺13bが徐々に外側へと傾斜し、第2主溝2bに至っている。
つまり、第1主溝2aから第2主溝2bに向かって、第1センターブロック5aの第3切除辺13aと第2センターブロック5bの長辺8bとで横溝3の幅寸法が徐々に狭くなる。続いて、第1センターブロック5aの第4切除辺14aと第2センターブロック5bの第5切除辺15bとで横溝3の幅寸法が徐々に広くなる。次いで、第1センターブロック5aの第5切除辺15aと第2センターブロック5bの第4切除辺14bとで横溝3の幅寸法が徐々に狭くなる。その後、第1センターブロック5aの長辺8aと第2センターブロック5bの第3切除辺13bとで横溝3の幅寸法が徐々に広くなり、第2主溝2bに至る。
図2に示すように、センターブロック5の表面には交差溝17が形成されている。交差溝17は、センターブロック5の両長辺8に平行な中心線上に延びる第1溝18と、両短辺9に平行な中心線上に延びる第2溝19とで構成されている。第1溝18は第2溝19に比べて長く、両者は同一幅で同一深さに形成されている。また、第1溝18と第2溝19とは互いに中央部で直交し、各溝の中心線の交点はセンターブロック5の重心位置と一致している。さらに、第1溝18と第2溝19の両端部は、センターブロック5の側面に開口しないように表面内で終端(閉鎖)している。これにより、交差溝17の各位置からセンターブロック5の外縁までの間に十分な距離が確保されている。また第1溝18は、両端部分が第1切除部12と第2切除部16とによって形成された突起20の形状に合わせて屈曲している。すなわち、第1溝18の両端部がセンターブロック5の突起20が突出する方向側に向かってそれぞれ延びている。
図3に示すように、交差溝17の溝幅wは、2mm≦w≦5mmに設定されている。これは、溝幅wが2mmよりも狭くなると、溝を構成する両側のエッジ部分(内縁)による路面への噛み込みが不十分となりトラクション性能が低下するからであり、5mmよりも広くなると、センターブロック5自体の剛性が低下し、必要以上に変形して摩耗あるいは偏摩耗が発生する原因となるからである。
また、交差溝17の溝深さは次のように設定されている。すなわち、図3に示す主溝2の深さ寸法Hに対する交差溝17の深さ寸法(溝深さ)hの割合(溝比率)Rdは、5%≦Rd≦40%に設定されている。これは、溝比率Rdが5%未満であれば、センターブロック5のトラクション性能が低下するからであり、40%を超えると、センターブロック自体の剛性が低下し、摩耗あるいは偏摩耗が発生する原因となるからである。
また、センターブロック5を平面視した際、その上面全体の表面積に対する交差溝17の割合Rsは、0%<Rs≦20%に設定されている。この割合Rsが20%を超えてしまうと、センターブロック5の剛性が低下し、摩耗あるいは偏摩耗が発生する原因となるからである。
このように、第1溝18及び第2溝19からなる交差溝17は、センターブロック5の表面中央部に配置され、所定の幅を有する。したがって、センターブロック5が接地した際の変形を制限して摩耗や偏摩耗の発生を抑制しつつ、交差溝17を構成する開口端(内縁)が路面に対して適切に作用して所望のトラクション性能を発揮する。
図4に示すように、メディエイトブロック6は略矩形状で、その半分は、第1辺21、第2辺22、第3辺23、第4辺24、第5辺25、第6辺26及び第7辺27で構成され、残り半分は、重心位置を中心とする点対称の位置に形成されている。対角位置の1組の隅部には突出部28が形成されている。突出部28は、第2辺22から第5辺25で構成されている。図1に示すように、第2辺22と第3辺23は、前記センターブロック5の第1切除辺10と第2切除辺11にそれぞれ平行である。メディエイトブロック6の中央部には閉鎖溝29が形成されている。閉鎖溝29は、第1辺21に沿って中心線上に配置され、両端は突出部28の突出方向に向かってそれぞれ屈曲している。
図5に示すように、サイドブロック7は、トレッド部1を平面視したとき、第1辺30、第2辺31、第3辺32、第4辺33、第5辺34、第6辺35及び第7辺36で構成されている。第7辺27すなわち側面はショルダー部を構成し、その中央部にはタイヤ径方向に延びる溝部37が形成されている。図1に示すように、サイドブロック7の第3辺32はメディエイトブロック6の第2辺22と平行であり、第4辺33は第1辺21と平行である。
前記構成のトレッドパターンを形成された空気入りタイヤでは、車両に装着して走行した場合、次のように動作する。
すなわち、路面に接地した際、トレッド部1が変形し、センターブロック5での接地圧が最も大きくなる。センターブロック5には、表面に交差溝17が形成されている。このため、路面に対してセンターブロック5が接地した際、その外縁だけでなく、交差溝17を構成する内縁も力を作用させることになる。
しかも、交差溝17であるため、内縁が作用させる力は、タイヤ周方向だけではなく、タイヤ幅方向にも及ぶことになる。このため、交差溝17のないセンターブロック5に比べてトラクション性能を大幅に向上させることができる。
また、交差溝17を構成する第1溝18及び第2溝19は両端がセンターブロック5の表面内で閉鎖され、側面に開口していない。このため、センターブロック5が接地した際の変形量が抑制されると共に、その変形方向が異形状となりにくい。したがって、センターブロック5に摩耗あるいは偏摩耗が発生しにくい。
また、接地時にはメディエイトブロック6も路面に圧接するが、その圧接力はセンターブロック5に比べて弱い。またメディエイトブロック6には閉鎖溝29が形成されている。このため、メディエイトブロック6は変形するものの極端な異形状となるまで変形することはなく、摩耗や偏摩耗が発生しにくい。また、路面への圧接時、閉鎖溝29を構成する内縁が路面に作用し、十分なトラクション性能を発揮する。
以上から、前記構成のトレッドパターンを形成された空気入りタイヤによれば、ブロック4、特にセンターブロック5に交差溝17を形成されているため、路面に駆動力を伝達可能な縁を多数有する。このため、トラクション性能が優れている。また、交差溝17を構成する第1溝18及び第2溝19は共に両端部がセンターブロック5の表面内で閉鎖(終端)している。したがって、センターブロック5が必要以上に変形することはなく、摩耗や偏摩耗が発生しにくい。
なお、本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
前記実施形態では、センターブロック5には交差溝17を形成するようにしたが、例えば、図6に示すように、五角形のセンターブロック38の場合、T字溝39を形成するようにしてもよい。詳しくは、センターブロック38は、第1辺40と、その両端から延びる互いに平行な第2辺41及び第3辺42と、それらの各端部から斜めに延びて合流する第4辺43及び第5辺44とで構成されている。T字溝39は、第1溝45と、第2溝46とで構成されている。第1溝18は、第1辺40と平行に延びている。第2溝19は、第1辺40の中央部から第4辺43と第5辺44の合流地点に向かって延びている。
このようにセンターブロック5の形状に応じて溝形状を自由に設定することができる。これにより、センターブロック5の形状に適した溝形状として、接地時の変形の仕方をバランスのよい摩耗や偏摩耗の発生しにくいものとすることができる。
1…トレッド部
2…主溝
2a…第1主溝
2b…第2主溝
3…横溝
4…ブロック
5…センターブロック
5a…第1センターブロック
5b…第2センターブロック
6…メディエイトブロック
7…サイドブロック
8…長辺
9…短辺
10…第1切除辺
11…第2切除辺
12…第1切除部
13…第3切除辺
14…第4切除辺
15…第5切除辺
16…第2切除部
17…交差溝
18…第1溝
19…第2溝
20…突起
21…第1辺
22…第2辺
23…第3辺
24…第4辺
25…第5辺
26…第6辺
27…第7辺
28…突出部
29…閉鎖溝
30…第1辺
31…第2辺
32…第3辺
33…第4辺
34…第5辺
35…第6辺
36…第7辺
37…溝部
38…センターブロック
39…T字溝
40…第1辺
41…第2辺
42…第3辺
43…第4辺
44…第5辺
45…第1溝
46…第2溝

Claims (6)

  1. トレッド部に、タイヤ周方向に連続して環状に延びる複数の主溝と、これら主溝に交差してタイヤ幅方向に延びる複数の横溝とで複数のブロックを形成してなる空気入りタイヤであって、
    前記ブロックのうち、タイヤ幅方向の中心に位置するセンターブロックは、表面に、両端が閉鎖した第1溝及び第2溝をし、
    前記第1溝と前記第2溝の幅寸法wは、2mm≦w≦5mmを満足し、
    前記第1溝と前記第2溝は互いに交差する交差溝を構成することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記第1溝と前記第2溝の合流位置は、センターブロックの重心位置に一致することを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記主溝の深さ寸法に対する前記第1溝と前記第2溝の深さ寸法の割合Rdは、5%≦Rd≦40%を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記第1溝と前記第2溝は、前記センターブロックの表面に占める開口面積の割合Rsが0%<Rs≦20%を満足することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記第1溝と前記第2溝は、トレッド部の展開図で、タイヤ周方向に延びる直線に対して傾斜して設けたことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記センターブロックは、平行な一対の外縁を複数組組み合わせて得られる多角形からなり、
    前記第1溝は、前記センターブロックのいずれか1組の外縁と平行に配置され、前記第2溝は、他の1組の外縁と平行に配置されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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