JP6367143B2 - 合成開口レーダ装置及びそのレーダ信号処理方法 - Google Patents
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Description
以下、図1乃至図4を参照して、第1の実施形態に係る飛翔体搭載の合成開口レーダ装置について説明する。
(1)I(m)(x,y)画像の強度をIamp(m)(x,y)として、Iamp(m)の最大値を算出し、最大値となる座標点(x,y)を抽出する。
(2)この最大値となる座標点(x,y)の周囲の所定の範囲の強度をゼロとする。
以降、極大値が所定の振幅以下になるまで(1)、(2)を繰り返して、極大値となる反射点の振幅値Iamp(m)と位相Iphs(m)とその座標(x,y)(m)(m=1〜M)を得ることができる。
第1の実施形態では、固定目標と移動目標を位相差により区別して移動目標を抽出し、画像化して全体画像に重畳する手法について述べた。この場合、移動目標の位相の変化により大開口アレイの破面ずれにより移動目標の画像シフトが生じる課題が残る。そこで、第2の実施形態では、画像シフトを補正する手法を述べる。
第2の実施形態では、固定目標と移動目標を位相差により区別した後、移動目標の位相を補正し、画像シフトを補正する手法について述べた。この場合、広範囲で位相ヒストグラムを生成すると、固定目標と移動目標のヒストグラムが広がり、固定目標と移動目標の弁別を誤る可能性がある。本実施例では、この移動目標の誤検出を低減するために手法を述べる。
第1乃至第3の実施形態では、移動目標の画像を再構成する手法について述べた。第4の実施形態では、処理を簡易化するために、移動目標の位置を補正してシンボルで表示するか、生成した移動目標を補正した位置にシフトする手法について述べる。
第1乃至第4の実施形態では、複数の分割画像の位相差により移動目標を検出するため、固定目標を移動目標として誤検出する場合も考えられる。この誤検出を少しでも抑圧するためには、画像化範囲を限定すればよい。そこで、第5の本実施形態として、画像化範囲を限定する手法について述べる。
Claims (16)
- 移動体に搭載され、前記移動体の移動方向軸上で合成開口によりN(N>1)個のパルスを画像化範囲に向けて送受信し、その受信信号から目標を検出して画像化する合成開口(SAR:Synthetic Aperture Radar)レーダ装置において、
前記合成開口の全体のSAR受信信号を周波数領域のパルス圧縮によりレンジ−周波数軸のレンジ−ドップラ(RD:Range Doppler)信号を生成して固定目標画像を含む全体画像を生成する全体画像生成手段と、
前記移動体の移動方向軸に従って取得した1〜N点におけるSAR受信信号に対して、重複を含めてM(M>1)通りの合成開口に分割し、前記分割された合成開口の受信信号をそれぞれ周波数領域に変換してレンジ(X)−周波数(Y)軸のRD信号を生成し、前記RD信号の代表する出力を用いて振幅の最大からP(P>1)番目までの極値を算出し、前記極値における前記M通りの合成開口の出力の位相差を、位相差を横軸にしたヒストグラムにして、度数が所定のスレショルドよりも大きい位相差の目標を固定目標と判定しそれ以外を移動目標として抽出し画像化する移動目標処理手段と、
前記画像化された移動目標を前記全体画像に重畳する画像重畳手段と
を具備する合成開口レーダ装置。 - 前記移動目標処理手段は、さらに、前記全体画像の中から前記抽出された移動目標のP(P>1)通りの位置(X,Y)を通る±ΔYの範囲のセルを抽出し、抽出セルの信号を時間領域の信号に変換して位相補正量を算出し、この位相補正量により前記抽出された移動目標を位相補正をした後に周波数領域に変換して画像化する請求項1記載の合成開口レーダ装置。
- 前記移動目標処理手段は、さらに、前記画像化範囲の領域を角度軸でN分割し、各々の分割単位毎に前記移動目標の抽出及び画像化処理を行って合成出力する請求項1記載の合成開口レーダ装置。
- 前記移動目標処理手段は、前記ヒストグラムにより抽出した位相差と自機高度、自機速度、目標方向、目標距離の少なくともいずれかの入力に対する位置補正量のテーブルを予め作成しておき、そのテーブルを参照して位相補正した移動目標の位置にシンボルまたは抽出した移動目標画像を重畳する請求項1記載の合成開口レーダ装置。
- さらに、非SAR処理により目標を相関追跡して移動目標を抽出する相関追跡手段を備え、
前記移動目標処理手段は、前記相関追跡で抽出された移動目標の位置を中心に据えて前記移動目標の抽出及び画像化処理を行う請求項1記載の合成開口レーダ装置。 - 前記非SAR処理は、LPRF(Low Pulse Repetition Frequency)受信信号を取得し、周波数領域に変換してパルスドップラを取得し、レンジ軸に沿ってパルス圧縮し、CFAR(Constant False Alarm Rate)処理で複数の極値を持つレンジセルを検出し、閾値以上の極値を持つレンジセルを移動目標として検出し、その検出目標を相関追跡することを特徴とする請求項5記載の合成開口レーダ装置。
- 前記全体画像生成手段及び前記移動目標処理手段は、前記RD信号による画像に対してポーラフォーマット変換による画像再構成処理を施す請求項1記載の合成開口レーダ装置。
- 前記SARの処理は、スポットライトSAR方式、側方監視のストリップマップSAR方式のいずれかを採用する請求項1記載の合成開口レーダ装置。
- 移動体に搭載され、前記移動体の移動方向軸上で合成開口によりN(N>1)個のパルスを画像化範囲に向けて送受信し、その受信信号から目標を検出して画像化する合成開口(SAR:Synthetic Aperture Radar)レーダ装置のレーダ信号処理方法において、
前記合成開口の全体のSAR受信信号を周波数領域のパルス圧縮によりレンジ−周波数軸のレンジ−ドップラ(RD:Range Doppler)信号を生成して固定目標画像を含む全体画像を生成し、
前記移動体の移動方向軸に従って取得した1〜N点におけるSAR受信信号に対して、重複を含めてM(M>1)通りの合成開口に分割し、
前記分割された合成開口の受信信号をそれぞれ周波数領域に変換してレンジ(X)−周波数(Y)軸のRD信号を生成し、
前記RD信号の代表する出力を用いて振幅の最大からP(P>1)番目までの極値を算出し、
前記極値における前記M通りの合成開口の出力の位相差を、位相差を横軸にしたヒストグラムにして、度数が所定のスレショルドよりも大きい位相差の目標を固定目標と判定しそれ以外を移動目標として抽出し画像化し、
前記画像化された移動目標を前記全体画像に重畳する合成開口レーダ装置のレーダ信号処理方法。 - さらに、前記全体画像の中から前記抽出された移動目標のP(P>1)通りの位置(X,Y)を通る±ΔYの範囲のセルを抽出し、抽出セルの信号を時間領域の信号に変換して位相補正量を算出し、この位相補正量により前記抽出された移動目標を位相補正をした後に周波数領域に変換して画像化する請求項9記載の合成開口レーダ装置のレーダ信号処理方法。
- さらに、前記画像化範囲の領域を角度軸でN分割し、各々の分割単位毎に前記移動目標の抽出及び画像化処理を行って合成出力する請求項9記載の合成開口レーダ装置のレーダ信号処理方法。
- 前記ヒストグラムにより抽出した位相差と自機高度、自機速度、目標方向、目標距離の少なくともいずれかの入力に対する位置補正量のテーブルを予め作成しておき、そのテーブルを参照して位相補正した移動目標の位置にシンボルまたは抽出した移動目標画像を重畳する請求項9記載の合成開口レーダ装置のレーダ信号処理方法。
- さらに、非SAR処理により目標を相関追跡して移動目標を抽出し、
前記相関追跡で抽出された移動目標の位置を中心に据えて前記移動目標の抽出及び画像化処理を行う請求項9記載の合成開口レーダ装置のレーダ信号処理方法。 - 前記非SAR処理は、LPRF(Low Pulse Repetition Frequency)受信信号を取得し、周波数領域に変換してパルスドップラを取得し、レンジ軸に沿ってパルス圧縮し、CFAR(Constant False Alarm Rate)処理で複数の極値を持つレンジセルを検出し、閾値以上の極値を持つレンジセルを移動目標として検出し、その検出目標を相関追跡することを特徴とする請求項13記載の合成開口レーダ装置のレーダ信号処理方法。
- 前記RD信号による画像に対してポーラフォーマット変換による画像再構成処理を施す請求項9記載の合成開口レーダ装置のレーダ信号処理方法。
- 前記SARの処理は、スポットライトSAR方式、側方監視のストリップマップSAR方式のいずれかを採用する請求項9記載の合成開口レーダ装置のレーダ信号処理方法。
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