JP6365177B2 - 押出成形用金型、押出成形装置、及び押出成形方法 - Google Patents

押出成形用金型、押出成形装置、及び押出成形方法 Download PDF

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Description

本発明は、押出成形用金型、押出成形装置、及び押出成形方法に関する。
熱可塑性樹脂によって管状(ベルト状)の樹脂成形体を成形する方法として、加熱されて溶融した熱可塑性樹脂を含む樹脂溶融体を口金から管状に押し出し、その後該樹脂溶融体を冷却し固化して樹脂成形体を得る押出成形が知られている。
ここで特許文献1には、押出成形によって管状体を得るための樹脂組成物として、塩素化度56.8から71質量%の塩化ビニル系樹脂ならびに、分散剤として重量平均分子量1,000から10,000及び酸価度0.5から60(KOHmg/g)の酸化ポリエチレンを20から90質量%と顔料成分を80から10質量%との割合で含有する着色剤からなる塩化ビニル系樹脂組成物、及びこの塩化ビニル系樹脂組成物が開示されている。
また特許文献2には、管状の熱可塑性樹脂溶融体を押出する熱可塑性樹脂管の製造装置であって、押出された管状の熱可塑性樹脂溶融体内側に滞留する揮発ガスVを吸引する吸気孔と押出された管状の熱可塑性樹脂溶融体内面に冷却気流を吹き付ける送気孔とが、マンドレルの先端側に開口して設けられている製造装置が開示されている。
特開平09−263669号公報 特開平11−010713号公報
口金から樹脂溶融体が押し出されてから樹脂溶融体に含まれる熱可塑性樹脂が少なくともガラス転移温度未満に冷却されるまでの間に、該樹脂溶融体の内周面に何も接しない領域が存在する構成の場合、口金の押出口に付着した樹脂劣化物(メヤニ)が樹脂溶融体の内周面に移行し、結果として樹脂成形体の内周面に付着することがある。
本発明の目的は、樹脂成形体の内周面への樹脂劣化物(メヤニ)の付着を抑制し得る押出成形用金型を提供することにある。
上記課題は、以下の本発明により達成される。
すなわち請求項1に係る発明は、
加熱されて溶融した熱可塑性樹脂を含む樹脂溶融体を口金から管状に押し出した後、前記樹脂溶融体を冷却し固化して管状の樹脂成形体を得る押出成形装置に用いられ、
前記樹脂溶融体を管状に押し出す口金と、
前記口金から押し出されてから前記樹脂溶融体に含まれる前記熱可塑性樹脂が少なくともガラス転移温度未満に冷却されるまでの間、前記樹脂溶融体の内周面の全面に接触して支持する内周面支持部材と、
を有し、
かつ前記口金から押し出された後、前記樹脂溶融体と前記内周面支持部材とが接触している間、前記樹脂溶融体の外周面に接触する部材を有しない押出成形用金型である。
請求項2に係る発明は、
請求項1に記載の押出成形用金型と、
加熱されて溶融した熱可塑性樹脂を含む樹脂溶融体を前記押出成形用金型における前記口金に供給し、且つ該口金から該樹脂溶融体を管状に押し出させる押出装置と、
前記口金から押し出された後、内周面の全面が前記押出成形用金型における前記内周面支持部材に接触している前記樹脂溶融体を、少なくとも前記熱可塑性樹脂がガラス転移温度未満になるまで冷却する冷却装置と、
を有する押出成形装置である。
請求項3に係る発明は、
加熱されて溶融した熱可塑性樹脂を含む樹脂溶融体を口金から管状に押し出す押出工程と、
前記口金から押し出された前記樹脂溶融体を冷却し固化する冷却工程と、を有し、
前記押出工程によって前記口金から押し出されてから前記冷却工程によって前記樹脂溶融体に含まれる前記熱可塑性樹脂が少なくともガラス転移温度未満に冷却されるまでの間、前記樹脂溶融体の内周面の全面を内周面支持部材に接触させ、かつ前記口金から押し出された後、前記樹脂溶融体と前記内周面支持部材とが接触している間、前記樹脂溶融体の外周面の全面を部材に一切接触させない押出成形方法である。
請求項1に係る発明によれば、樹脂成形体の内周面への樹脂劣化物(メヤニ)の付着を抑制し得る押出成形用金型が提供される。
請求項2および請求項3に係る発明によれば、樹脂成形体の内周面への樹脂劣化物(メヤニ)の付着を抑制し得る押出成形装置および押出成形方法が提供される。
本実施形態に係る押出成形装置の一例を示す概略断面図である。 図1の押出成形装置における押出成形用金型周辺を拡大した概略断面図である。 本実施形態に係る押出成形装置の他の一例における押出成形用金型周辺を拡大した概略断面図である。 従来の押出成形装置の一例における押出成形用金型周辺を拡大した概略断面図である。
以下、本発明の一例である実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
[第1実施形態]
<押出成形用金型及び押出成形装置>
まず、本実施形態に係る押出成形用金型を備えた押出成形装置の一例として、第1実施形態の押出成形装置について説明する。
図1は、本実施形態に係る押出成形装置の構成の一例を概略的に示す断面図であり、図2は、図1に示した押出成形装置100における金型(押出成型用金型)周辺の構成を拡大して概略的に示す断面図である。尚、以下に参照する図面は、本実施形態を説明するために使用するものであり、実際の大きさの比はこれに限定されるものではない。
図1および図2に示されるように、押出成形装置100は、加熱されて溶融(溶解)した熱可塑性樹脂を含む溶融体Fを口金24(環状ダイ)に供給する押出装置10と、押出装置10により供給された溶融体Fを押出装置10からの圧力により押出口から管状に下方へ押し出す口金24と、口金24から管状に押し出された溶融体Fの内周面に接触開始位置36から接触終了位置38までの領域で外周面34を接触させて、溶融体Fを冷却する冷却用内周面支持部材(冷却マンドレル)32Aと、溶融体Fが押し出される口金24から、溶融体Fの内周面が冷却用内周面支持部材32Aの外周面34に接触し始める接触開始位置36までの領域において、溶融体Fの内周面の全面に接触する中間内周面支持部材62Aと、冷却用内周面支持部材32A及び中間内周面支持部材62Aを保持する軸体70と、を備える。
尚、口金24は出口孔23の内周側を構成する内側マンドレル24A及び出口孔23の外周側を構成する外側マンドレル24Bを備え、内側マンドレル24Aには溶融体Fを加熱する加熱機構(不図示)を備える。但し、加熱機構は外側マンドレル24Bに有していてもよく、また溶融体Fが事前に充分溶融されている場合には有していなくてもよい。
そして、内側マンドレル24Aと、中間内周面支持部材62Aとは同じ外径になる様に調整されいる。また冷却用内周面支持部材32Aは、中間内周面支持部材62Aとの接続部においては内側マンドレル24Aおよび中間内周面支持部材62Aと同じ外径になるよう調整されているが、冷却過程での収縮の為、先端部側(接触終了位置38側)は外径がより小さくなるよう調整されている。
ここで、本実施形態に係る押出成形用金型20は、内周面支持部材30Aと、口金24と、により構成される。
また、図1に示す第1実施形態では、冷却用内周面支持部材32A及び中間内周面支持部材62Aにより内周面支持部材30Aが構成される。つまり、内周面支持部材30Aの内部に、冷却機能を付与する空洞42、52(冷却装置の一例)を有する態様を示す。但し、本実施形態では、内周面支持部材30Aが冷却機能を有している態様に限定されるものではなく、例えば溶融体Fの外周側から冷却する態様であってもよい。
第1実施形態では、口金24から押出される溶融体Fは、口金24の出口孔23内においては内周面が内側マンドレル24Aに接し、出口孔23から押し出されてから冷却用内周面支持部材32Aに接触する接触開始位置36までの間は内周面が中間内周面支持部材62Aに接する。その後、内周面が冷却用内周面支持部材32Aに接した溶融体Fは、冷却が施されて、接触終了位置38までに少なくとも熱可塑性樹脂のガラス転位温度(Tg)未満までの冷却が完了し、成形体(管状体)となる。
ここで、本実施形態の作用について説明する。
図4は、従来の押出成形装置の構成の一部を概略的に示す断面図である。図4に示す従来の押出成形装置では、溶融(溶解)した熱可塑性樹脂を含む溶融体Fを管状に下方へ押し出す口金24(環状ダイ)と、口金24から管状に押し出された溶融体Fの内周面F-INに外周面34を接触させて、溶融体Fを冷却する冷却部材(冷却マンドレル)32と、冷却部材32を保持する軸体70と、を備える。尚、口金24と冷却部材32とは、互いに温度差のある部材であるため十分な距離を取って配置されている。
図4に示す押出成形装置によって、連続して成形体を形成する場合、口金24の押出口にメヤニ80と呼ばれる樹脂劣化物(樹脂の揮発物や樹脂が焼け焦げた物質など)が付着することがある。メヤニが、口金24の押出口の外周側に付着した場合は容易に除去し得るが、押出口の内周側に付着したメヤニ80は除去が容易でなく、そのまま溶融体Fの内周面F-INに移行し、結果として成形体の内周面にメヤニが付着することがあった。
また、図4に示すように溶融体Fの内周面F-INに接触して冷却を行う冷却部材32を備える場合、溶融体Fに移行したメヤニ80は、溶融体Fと共に冷却用内周面支持部材32Aの接触開始位置36に達した後に溶融体Fと冷却用内周面支持部材32Aとの間に挟み込まれる。この挟み込みによる圧力によってメヤニ80は溶融体Fの内周面に埋め込まれ、その結果固化された成形体において凸状欠陥の原因となることがあった。
これに対し、本実施形態では、口金24から押し出された溶融体Fが、押し出されてから冷却用内周面支持部材32Aに接触するまでの間は、その内周面の全面が中間内周面支持部材62Aと接触し、その後冷却用内周面支持部材32Aに接触してから冷却が終了するまで即ち熱可塑性樹脂のガラス転移温度(Tg)未満までの冷却が完了するまでの間は、内周面の全面が冷却用内周面支持部材32Aと接触する。つまり、口金24から押し出されてから樹脂の分子運動が緩慢になるガラス転位温度(Tg)未満までの間、溶融体Fの内周面の全面に中間内周面支持部材62Aまたは冷却用内周面支持部材32Aが接触し続ける。これにより、口金24の押出口における内周側ではメヤニ80の付着自体が抑制され、その結果溶融体Fの内周面へのメヤニ80の移行も抑制される。そのため、成形体においてもメヤニ80の付着が抑制され、更に内周表面への埋まり込み、凸状欠陥の発生をも抑制し得る。
次いで、本実施形態に係る押出成形装置を構成する各部材について説明する。
(押出装置)
押出装置(一軸押出機)10は、図1に示されるように、熱可塑性樹脂を含む樹脂材料Pを溶融状態にして溶融体Fとし、この溶融体Fを押出成形用金型20における口金24に供給する。
一軸押出機10は、図示しないヒータを有し樹脂材料Pを加熱する加熱筒12と、加熱筒12に設けられ樹脂材料Pが投入される投入口11と、加熱筒12の内部に設けられ樹脂材料Pが溶融した溶融体Fを口金24へ搬送する搬送部材としてのスクリュー13と、を備える。
一軸押出機10では、投入口11から加熱筒12の内部に投入された樹脂材料Pが、加熱筒12のヒータにより、樹脂材料Pの融解温度以上の温度(通常150℃以上450℃以下)で加熱かつスクリュー回転による発熱で溶融しつつ、スクリュー13によって口金24へ搬送(供給)される。尚、一軸押出機10では、例えば粒状に形成された樹脂材料P(ペレット)が投入口11に投入されるが、特にこれに限定されるものではない。
(口金)
口金24は、図1及び図2に示されるように、一軸押出機10の加熱筒12の内部と通じ加熱筒12から流入した溶融状態の溶融体Fが通過する流路22と、流路22を通過した溶融状態の溶融体Fを押出口から管状に押し出すための環状(円形状)の出口孔23と、を有する。
口金24の出口孔23は、内周側を構成する内側マンドレル24Aと外周側を構成する外側マンドレル24Bとにより構成され、内側マンドレル24Aには溶融体Fを更に加熱する加熱機構(不図示)を備える。加熱機構は外側マンドレル24Bに有していても、両方に有していてもよく、また溶融体Fが事前に充分溶融されている場合には有していなくてもよい。
口金24では、溶融状態の溶融体Fが、加熱筒12の先端部から流路22へ流入して流路22を通過し、一軸押出機10のスクリュー13の回転による推進力(搬送力)によって、出口孔23から管状に押し出される。
(軸体)
軸体70は、図2に示されるように、円柱状に形成されており、口金24に環状に形成された出口孔23の径方向中央部(中心)で口金24を貫通し、口金24の上方及び下方に突出するように支持されている。
(中間内周面支持部材)
第1実施形態において、内周面支持部材30Aは中間内周面支持部材62Aおよび冷却用内周面支持部材32Aにより構成される。
中間内周面支持部材62Aは、図2に示されるように、円筒状に形成されており、中間内周面支持部材62Aの内周面が軸体70の外周面に接触するよう軸体70と同軸状に配置されている。そして中間内周面支持部材62Aは、中間内周面支持部材62Aの軸方向に貫通する軸体70によって支持されている。尚、中間内周面支持部材62Aの外径は、内側マンドレル24Aの外径、即ち口金24の出口孔23の内径と、同じ径となるよう調整されている。
この中間内周面支持部材62Aは、口金24から押し出されてから、冷却用内周面支持部材32Aの外周面34に接触し始める接触開始位置36までの間、溶融体Fの内周面の全面に接触し続ける。
(冷却用内周面支持部材)
冷却用内周面支持部材32Aは、図2に示されるように、例えば円筒状に形成されており、冷却用内周面支持部材32Aの内周面が軸体70の外周面に接触するよう軸体70と同軸状に配置されている。そして冷却用内周面支持部材32Aは、冷却用内周面支持部材32Aの軸方向に貫通する軸体70によって支持されている。
尚、冷却用内周面支持部材32Aの内部には、冷却用内周面支持部材32Aに冷却機能を付与するための第1の空洞42及び第2の空洞52が設けられている。第1の空洞42は、軸体70の内部に軸体70の軸方向に設けられた供給管44及び排出管46に接続され、一方第2の空洞52は、軸体70の内部に軸体70の軸方向に設けられた供給管54及び排出管56に接続される。供給管44、54及び排出管46、56は不図示の冷却機に接続されている。第1実施形態では、第1の空洞42、第2の空洞52、供給管44、54、排出管46、56、および冷却機により冷却装置が構成される。
そして冷媒が、前記不図示の冷却機によって冷却された後、供給管44及び54を通って第1の空洞42及び第2の空洞52に供給されて冷却用内周面支持部材32Aを冷却する。一方、第1の空洞42及び第2の空洞52に供給されて冷却用内周面支持部材32Aを冷却した冷媒は、排出管46及び56を通って冷却用内周面支持部材32Aから排出され、前記不図示の冷却機に戻って再び冷却される。
冷媒としては、特に限定されず、例えば、水、エチレングリコール又はプロピレングリコールの水浴液(ブライン)等が挙げられる。第1の空洞42及び第2の空洞52に供給される冷媒は同じであっても異なってもよく、またその温度も同じであっても異なってもよい。
<押出成形方法>
次に、前述の押出成形装置100を用いた、成形体(管状体)の一例としての熱可塑性樹脂チューブを製造する製造方法について説明する。
まず、一軸押出機10の投入口11から加熱筒12内部へ樹脂材料P(ペレット)を投入し(図1参照)、当該樹脂材料Pを、加熱筒12の複数のヒータ(図示せず)により、樹脂材料Pの融解温度以上の温度(通常150℃以上450℃以下)に加熱して溶融状態にし、溶融体Fを得る(加熱工程)。
次に、図1に示されるように、溶融状態の溶融体Fを、加熱筒12の内部のスクリュー13の推進力により、加熱筒12から口金24の流路22を通過させて、口金24の出口孔23から管状に押し出す(押出工程)。
次に、口金24の出口孔23から管状に押し出された溶融体Fは、該溶融体Fの内周面が冷却用内周面支持部材32Aの外周面34に接触する接触開始位置36まで移動する。尚、溶融体Fは口金24から押し出されてから冷却用内周面支持部材32Aに接触するまでの間、その内周面の全面が中間内周面支持部材62Aと接触し続ける。
接触開始位置36まで移動した溶融体Fは、内周面が冷却用内周面支持部材32Aの外周面34に接触することにより、冷却される(冷却工程)。尚、冷却用内周面支持部材32Aの接触開始位置36から接触終了位置38までの領域では、溶融体Fの内周面の全面が冷却用内周面支持部材32Aと接触する。
冷却用内周面支持部材32Aから離れた溶融体Fは、冷却用内周面支持部材32Aの接触終了位置38における外径に応じた内径を持つ管状に硬化した状態となる。
溶融体Fが冷却され固化して得られた管状体(成形体)は、例えば、不図示の巻取り機により連続的に巻き取られる。
こうして、本実施形態では、熱可塑性樹脂チューブ(円筒状フィルム)である管状体が製造される。
本実施形態では、上記の通り、中間内周面支持部材62Aと冷却用内周面支持部材32Aとにより構成される内周面支持部材30Aが、前記押出工程によって口金24から押し出されてから、前記冷却工程によって溶融体Fに含まれる熱可塑性樹脂が少なくともガラス転移温度未満に冷却されるまでの間、溶融体Fの内周面の全面に接触し続ける。これにより、管状体(成形体)の内周面へのメヤニ80の付着が抑制される。
[第2実施形態]
<押出成形用金型及び押出成形装置>
第2実施形態の押出成形用金型及び押出成形装置は、上記第1実施形態における内周面支持部材30Aに替えて、冷却用内周面支持部材32Bが内周面支持部材30Bを構成し、更に内周面支持部材30Bは冷却用内周面支持部材32Bと口金24との間の熱の移動を抑制する断熱部材62Bを備える。尚、内周面支持部材30Bの構成が異なること以外については、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
図3は、第2実施形態に係る押出成形装置の構成の他の例を示す図であり、押出成形装置における押出成形用金型周辺の構成を拡大して概略的に示す断面図である。尚、第1実施形態に係る押出成形装置100と同様な構成については、同様の符号を用いる。
(冷却用内周面支持部材)
第2実施形態において、内周面支持部材30Bは冷却用内周面支持部材32Bと断熱部材62Bとを備える。尚、図3では、口金24から冷却用内周面支持部材32Bへの熱の移動を抑制するため断熱部材62Bを備える態様を示したが、例えば口金24と冷却用内周面支持部材32Bとの熱の移動が許容される場合などには、断熱部材62Bがない態様であってもよい。
冷却用内周面支持部材32Bは、図3に示されるように、円筒状に形成されており、冷却用内周面支持部材32Bの内周面が軸体70の外周面に接触するよう軸体70と同軸状に配置されている。そして冷却用内周面支持部材32Bは、冷却用内周面支持部材32Bの軸方向に貫通する軸体70によって支持されている。尚、断熱部材62Bを備えた冷却用内周面支持部材32Bの外径は、内側マンドレル24Aとの接続部では内側マンドレル24Aの外径、即ち口金24の出口孔23の内径と、同じ径となるよう調整されている。一方、冷却過程での収縮の為、先端部側(接触終了位置38側)は外径がより小さくなるよう調整されている。
冷却用内周面支持部材32Bの内部には軸体70が貫通する方向に螺旋状の空洞72が設けられ、冷却用内周面支持部材32Bはこの螺旋状の空洞72によって冷却機能が付与される。空洞72は、軸体70の内部に軸体70の軸方向に設けられた供給管74及び排出管76に接続される。供給管74及び排出管76は不図示の冷却機に接続されている。そして冷媒が、前記不図示の冷却機によって冷却された後、供給管74を通って空洞72に供給されて、螺旋状の空洞72内を通り、冷却用内周面支持部材32Bを冷却する。冷却用内周面支持部材32Bを冷却した冷媒は、排出管76を通って冷却用内周面支持部材32Bから排出され、前記不図示の冷却機に戻って再び冷却される。
第2実施形態では、上記の通り、断熱部材62Bと冷却用内周面支持部材32Bとにより内周面支持部材30Bが構成され、つまり口金24の内側マンドレル24Aに対向し断熱部材62Bを介して冷却用内周面支持部材32Bが設けられる。そのため、口金24から押し出された溶融体Fは、押し出された後から冷却用内周面支持部材32Bとの接触が終了する接触終了位置38までの間、その内周面の全面が断熱部材62Bと冷却用内周面支持部材32Bとにより構成される内周面支持部材30Bの外周面に接触し続ける。即ち、口金24から押し出されてから溶融体Fに含まれる熱可塑性樹脂が少なくともガラス転移温度未満に冷却されるまでの間、溶融体Fの内周面の全面に内周面支持部材30Bが接触し続ける。
これにより、口金24の押出口における内周側ではメヤニ80の付着自体が抑制され、その結果溶融体Fの内周面へのメヤニ80の移行も抑制される。そのため、成形される管状体(成形体)においても内周面へのメヤニ80の付着が抑制され、凸状欠陥の発生が抑制された成形体が得られる。
尚、断熱部材62Bとしては、特に限定されず、従来から用いられている公知の断熱材を用い得る。断熱部材62Bを固定する方法としては、例えば、断熱部材62Bを貫通するネジによって冷却用内周面支持部材32Bと内側マンドレル24Aとを固定する方法等が挙げられる。
以上、第1および第2実施形態によって本実施形態を説明したが、勿論、本実施形態に係る押出成形用金型における内周面支持部材30Bは、少なくとも口金24から押し出されてから溶融体Fに含まれる熱可塑性樹脂が少なくともガラス転移温度未満に冷却されるまでの間の溶融体Fの内周面の全面に接触して支持する態様であれば、特に限定されるものではない。例えば、内周面支持部材30Bに冷却機能を備えることを要するものではなく、溶融体Fの内周側からでなく外周側から冷却する態様であり、その外周側からの冷却によって熱可塑性樹脂のガラス転移温度未満に冷却されるまでの間、溶融体Fの内周面の全面に接触して支持する部材であってもよい。
外周側から冷却する冷却装置は、接触して冷却する装置でも、非接触で冷却する装置でもよい。接触冷却の態様としては、例えば、図2や図3に示すごとく冷媒が供給される空洞を内部に備えた冷却部材が溶融体Fの外周面に接触される態様が挙げられる。非接触冷却の態様としては、例えば冷風を当てて冷却する態様が挙げられる。
・樹脂材料
次いで、本実施形態に用いられる樹脂材料Pについて説明する。
押出成形装置100において用いられる樹脂材料Pに含まれる熱可塑性樹脂としては、特に限られず、具体的には、例えば、ポリエチレン(高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン等)、ポリプロピレンエチレンブロック又はランダム共重合体、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリアセタール、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテル、変性ポリフェニレンエーテル、液晶性ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリスルフォン、ポリエーテルスルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフッ化ビニリデン、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、の1種またはこれらの混合物からなるものが使用される。その中でも特に好ましいのは、高弾性率なポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン等が挙げられる。
樹脂材料Pは、必要に応じて熱可塑性樹脂の他に、導電剤やその他の添加剤を含んでいてもよい。
導電剤としては、例えば、カーボンブラック、グラファイト、カーボン繊維、金属粉、導電性金属酸化物、有機金属化合物、有機金属塩、導電性高分子等から選ばれる少なくとも1種またはこれら数種の混合物からなるものが挙げられる。その中でも特に、カーボンブラックが好ましい。カーボンブラックとしては、アセチレンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラックがある。管状体の外観を損なわないために揮発分率の少ないカーボンブラックが好ましく、また抵抗安定性の点で小粒子径のカーボンブラックを用いる事が好ましい。
カーボンブラックの配合量としては、樹脂100質量部に対して、8質量部以上30質量部以下が好ましい。
その他の添加剤としては、例えば、熱安定性を改善させるための酸化防止剤、押出成形時の噛み込み防止のための滑剤等が挙げられ、管状体の特性を変化させない程度であれば添加してもよい。
本実施形態の押出成形装置で製造された管状体としては、例えば、静電複写方式の画像形成装置に用いる熱可塑性樹脂製円筒状フィルムが挙げられ、特に限定されるものではない。具体的には、例えば、転写体を搬送する円筒状部材、トナーを第1の保持体から第2の保持体へ転写する中間転写用円筒状部材等に用いられる。
以下、実施例を交えて本発明を詳細に説明するが、以下に示す実施例のみに本発明は限定されるものではない。尚、以下において「部」および「%」は、特に断りのない限り質量基準である。
[樹脂ペレット1の作製]
熱可塑性樹脂としてポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS樹脂、T1881−3、東レ(株)社製)100部と、導電剤としてカーボンブラック(Printex alpha、オリオンエンジニアードカーボン社製)15部と、を二軸押出溶融混練機(二軸溶融混練押出機L/D60(パーカーコーポレーション社製))を用い、溶融させたPPS樹脂中に前記カーボンブラックを配合し溶融混練した。混練された溶融物を水槽中に入れて冷却固化し切断して、カーボンブラックの配合された混合樹脂ペレット1を得た。
<実施例1>
[管状体の製造]
得られた樹脂ペレット1を、図1および図2に示す構成の口金24、中間内周面支持部材62A及び冷却用内周面支持部材32Aを有する金型を組み込んだ一軸溶融押出機(L/D24、溶融押出装置、三葉製作所社製)に投入(加熱温度350℃)し、300℃に設定した環状ダイ(口金)とニップルの間隙(出口孔)から円筒状に押し出し、押し出された溶融体を50℃に制御された冷却用内周面支持部材32Aに接触させた状態で冷却し、その後目的とする幅に切断し、φ160(内径160mm)、膜厚100μmの管状ベルトを得た。
<比較例1>
図4に示す口金24及び冷却部材32を有し、口金24から押し出された溶融体Fが冷却部材32に接触するまでの間、内周面に何も接しない領域が存在する構成の一軸溶融押出機を用いた以外は、実施例1に記載の方法で押出成形を実施し、φ160(内径160mm)、膜厚100μmの管状ベルトを得た。
[管状ベルトの評価]
(1)表面凸形状の有無
目視評価およびデジタルマイクロスコープVHX(キーエンス社製)により外周表面の観察を行い、表面凸形状の有無を評価した。
(2)管状ベルト内面への付着物(メヤニ)の付着有無
管状ベルトを切断し、目視評価およびデジタルマイクロスコープVHX(キーエンス社製)により内周面の観察を行い、付着物(メヤニ)の付着有無を評価した。
(3)口金へのメヤニ付着の有無
管状ベルト押出し後の金型における口金内周側へのメヤニの付着の有無を目視により評価した。

上記表1の結果より、実施例では比較例に比べ、メヤニの内周面への付着が抑制され、表面凸形状の結果の発生が抑制されていることがわかった。
10 押出装置(一軸押出機)
11 投入口
12 加熱筒
13 スクリュー
20 押出成型用金型
22 流路
23 出口孔
24 口金
24A 内側マンドレル
24B 外側マンドレル
30A、30B 内周面支持部材
32 冷却部材
32A、32B 冷却用内周面支持部材(冷却マンドレル)
34 外周面
36 接触開始位置
38 接触終了位置
42、52、72 空洞
44、54、74 供給管
46、56、76 排出管
62A 中間内周面支持部材
62B 断熱部材
70 軸体
100 押出成形装置
F 溶融体
F−IN 溶融体の内周面
P 樹脂材料

Claims (3)

  1. 加熱されて溶融した熱可塑性樹脂を含む樹脂溶融体を口金から管状に押し出した後、前記樹脂溶融体を冷却し固化して管状の樹脂成形体を得る押出成形装置に用いられ、
    前記樹脂溶融体を管状に押し出す口金と、
    前記口金から押し出されてから前記樹脂溶融体に含まれる前記熱可塑性樹脂が少なくともガラス転移温度未満に冷却されるまでの間、前記樹脂溶融体の内周面の全面に接触して支持する内周面支持部材と、
    を有し、
    かつ前記口金から押し出された後、前記樹脂溶融体と前記内周面支持部材とが接触している間、前記樹脂溶融体の外周面に接触する部材を有しない押出成形用金型。
  2. 請求項1に記載の押出成形用金型と、
    加熱されて溶融した熱可塑性樹脂を含む樹脂溶融体を前記押出成形用金型における前記口金に供給し、且つ該口金から該樹脂溶融体を管状に押し出させる押出装置と、
    前記口金から押し出された後、内周面の全面が前記押出成形用金型における前記内周面支持部材に接触している前記樹脂溶融体を、少なくとも前記熱可塑性樹脂がガラス転移温度未満になるまで冷却する冷却装置と、
    を有する押出成形装置。
  3. 加熱されて溶融した熱可塑性樹脂を含む樹脂溶融体を口金から管状に押し出す押出工程と、
    前記口金から押し出された前記樹脂溶融体を冷却し固化する冷却工程と、を有し、
    前記押出工程によって前記口金から押し出されてから前記冷却工程によって前記樹脂溶融体に含まれる前記熱可塑性樹脂が少なくともガラス転移温度未満に冷却されるまでの間、前記樹脂溶融体の内周面の全面を内周面支持部材に接触させ、かつ前記口金から押し出された後、前記樹脂溶融体と前記内周面支持部材とが接触している間、前記樹脂溶融体の外周面の全面を部材に一切接触させない押出成形方法。
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