JP6364725B2 - 不燃性化粧板及び不燃性化粧板の製造方法 - Google Patents
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特許文献3に開示された貼着方法により、養生期間が短縮され、リードタイムも短くなったが、それでも約1日の養生期間が必要である。近年、短納期、低コスト化が切望されている中、まだ十分に満足されるレベルの難燃性化粧板や貼着方法は見出されておらず、さらなる開発が望まれている。
すなわち、本発明の要旨は下記のとおりである。
請求項1記載の本発明は、火山性ガラス質複層板上に、少なくとも輻射シート層と紙質層とが順に積層されてなる難燃性基材の一方の面に、水性エマルジョン系樹脂と架橋剤、並びにアクリル系、セルロース誘導体、ポリエーテル系及びウレタン変性ポリエーテル系からなる群より選ばれる1種以上の水溶性樹脂を含む増粘剤を含有する水性エマルジョン接着剤組成物で形成された接着剤層を介して化粧シートを貼着する不燃性化粧板の製造方法であって、前記難燃性基材に前記水性エマルジョン接着剤組成物を塗布する工程と、前記水性エマルジョン接着剤組成物を乾燥して接着剤層を形成する工程と、前記難燃性基材に形成された前記接着剤層を介して化粧シートを加熱加圧すると同時に積層する工程と、を備え、前記水性エマルジョン接着剤組成物を乾燥させることにより形成された前記接着剤層の残留水分率が30重量%未満、且つ、水分量が10.0g/m 2 未満であることを特徴とする不燃性化粧板の製造方法である。
図1は本発明に係る不燃性化粧板の第一実施形態を示す断面図、図2は本発明に係る不燃性化粧板のその他の実施形態を示す断面図、図3は本発明に係る不燃性化粧板の製造方法の一例を示す概略図であり、図中の1、1’は不燃性化粧板、2は難燃性基材、21は火山性ガラス質複層板、22は下層、23は輻射シート層、24は紙質層、25はシーラー層、3は接着剤層、31は水性エマルジョン接着剤組成物、4は化粧シート層、41は化粧シート巻取、5は裏面層、6は塗布部、61は塗布ロール、62は計量ロール、7は乾燥部、71は乾燥炉、8は積層部、81はニップロール、9は搬送ロールをそれぞれ示す。
なお、難燃性基材2は火山性ガラス質複層板21上に、少なくとも輻射シート層23と紙質層24が順に積層されていればよいものであるが、火山性ガラス質複層板21と輻射シート層23との接着性を高めることができるので紙質からなる下層22を備えているほうが好ましいものである。また、図1にはシーラー層25を記載しているが、シーラー層25を形成するシーラー剤が紙質層24に含浸され、紙質層24がシーラー剤を含浸した樹脂含浸紙であってもよく、この場合には図示しないが図1においてシーラー層25がなくなり、紙質層24に合体された状態となる。
従来、難燃性基材と化粧シート層を水性エマルジョン接着剤組成物からなる接着剤層を介して積層する場合、水性エマルジョン接着剤組成物中の水分を蒸発させて不燃性化粧板中の含水率を一定にするまで養生期間が必要であった。また、初期接着力が不十分なために十分な養生期間をとらずに次工程の加工を行うと不燃性化粧板の端部において化粧シートの一部が捲れるという問題があり、養生期間は省略することが困難であった。近年、短納期、低コスト化が切望される中、養生期間の短縮等を見直しリードタイムの短縮が望まれている。本発明において、養生期間とは、このような次工程で化粧シートの一部が捲れ、剥がれる等の問題が発生することなく、次工程の加工が可能になるまでの期間をいう。
本発明の不燃性化粧板において、「不燃性」とは、ISO5660−1の規定に基づき、不燃材料の規定に適合するものである。
〔難燃性基材2〕
難燃性基材2は、火山性ガラス質複層板21上に、少なくとも輻射シート層23と紙質層24とが順に積層された難燃性基材である。また、必要に応じて下層22が積層される。難燃性基材2は次の各層で構成される。例えば、市販される「ダイライトFAL(商品名)」:大建工業株式会社製、「ダイライトFTL(商品名)」:大建工業株式会社製などを例示することができる。
火山性ガラス質複層板21としては、JIS A5440(「不燃火山性ガラス質複層板」)に準拠するものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、市販される「ダイライトFA(商品名)」:大建工業株式会社製、「オーマル(商品名)」:岩倉化学工業株式会社製などを例示することができる。
輻射シート層23は、本発明の不燃性化粧板1に、不燃性を付与するとともに、適度な強度を付与することで、反りを防止し、寸法安定性を高める目的で、設けられる層である。輻射シート層23の形成に用いられる輻射シートとしては、例えば金属箔、黒鉛シートなどが好ましく挙げられる。金属箔としては、例えば、アルミニウム箔、銅箔、銀箔、鉄箔、ステンレス鋼箔などが挙げられ、なかでも、加工が容易であり、かつ腐食しにくいという観点から、アルミニウム箔、銅箔、及びステンレス鋼箔が好ましく、アルミニウム箔がより好ましい。
紙質層24は、火山性ガラス質複層板21表面の凹凸を吸収して、化粧シート層4の浮きを防止し、該化粧シート層4との接着性を向上させて、光沢を有する輻射シートを用いた場合は、その光沢を隠蔽するために、設けられる層である。したがって、紙質層24は、不燃性化粧板1の化粧シート層4側からみて、輻射シート層23よりも上に積層されるものである。さらに、紙質層24は紙基材にシーラー剤等が含浸された樹脂含浸紙であることが好ましい。樹脂含浸紙とすることにより、紙基材の繊維間ないしは紙基材に隣接する層との層間強度の強化、及び紙のケバ立ち防止ができると共に難燃性基材2の表面を平滑にして、均質な塗面が得られるという、いわゆる目止め効果も得られる。
シーラー層25は紙質層24の上に設けられ、接着剤層3の接着剤の含浸を防ぐ目止め効果や紙質層24の紙基材の層間強度の強化を付与するために設けるものである。
シーラー層25のシーラー剤としては、紙基材の層間強度の強化や目止め効果を付与できるものであれば特に制限なく、例えば、ポリエステルポリオール樹脂、アクリルポリオールとイソシアネートとによるアクリルウレタン系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリビニルブチラール、エポキシ系樹脂、アミノアルキド系樹脂などの樹脂から選ばれた1種または2種以上の樹脂からなる有機シーラー、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、カオリナイト及び二酸化チタンからなる群から選ばれる一種もしくは2種以上の無機材料と、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、メラミン系樹脂、ポリビニルブチラール、アクリルウレタン系樹脂、アミノアルキド系樹脂、ポリエステルポリオール系樹脂等の樹脂材料と、水及び/又は親水性有機溶媒を含有する組成物からなる無機シーラー、及びこれらの混合物、あるいは水系樹脂組成物が挙げられ、水系樹脂組成物が好ましい。
なお、自己乳化型ポリイソシアネート系樹脂を用いる場合は、自己乳化型ポリイソシアネート系樹脂は、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、エチレン−酢酸ビニル系共重合体樹脂などの水溶性樹脂や、水と混合して用いることが好ましい。シーラー剤は、エマルジョン系又は可溶化系の形態である。
下層22は、火山性ガラス質複層板21と輻射シート層23との間に設けられる。下層22には紙質層24と同様の紙基材が用いられる。
なお、難燃性基材2は火山性ガラス質複層板21上に、少なくとも輻射シート層23と紙質層24が順に積層されていればよいものであるが、火山性ガラス質複層板21と輻射シート層23との接着性を高めることができるので紙基材からなる下層22を備えているほうが好ましいものである。
接着剤層3は、難燃性基材2のシーラー層25または難燃性基材2の紙質層24にシーラー剤が含浸された樹脂含浸紙と化粧シート層4とを接着するために設けられる層であり、水性エマルジョン系樹脂と架橋剤を含有する水性エマルジョン接着剤組成物を乾燥させることにより形成される。水性エマルジョン接着剤組成物は、有機溶剤を用いないので環境汚染への負荷が低いものである。水性エマルジョン接着剤組成物の水性エマルジョン系樹脂としては、エチレン−酢酸ビニル系等の酢酸ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂等を挙げることができ、これらを用いた公知のエマルジョンを、用途により適宜選択して使用される。架橋剤は難燃性基材2と化粧シート層4との接着強度を向上させるものであり、含有させる方が好ましい。架橋剤としては例えば分子内にイソシアネート基を有し化学反応により架橋構造を付与することができるものが用いられ、水性エマルジョン接着剤組成物をいわゆる2液硬化型にすることが好ましい。
配合量としては、塗布方式に応じて適した粘度が得られるように配合すればよいものであるが、水性エマルジョン接着剤組成物全体に対して、0.001〜5.0重量%程度である。配合量を多くし過ぎると、高粘度となり、低塗布量化が困難となる。
化粧シート層4は、本発明の不燃性化粧板1に意匠性を付与するために設けられる。化粧シート層4に用いられる化粧シートとしては、通常化粧板に用いられる樹脂シートなどを基材とするものを制限なく用いることが可能であり、樹脂シートをなす樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル系樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体樹脂、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体樹脂、オレフィン系熱可塑性エラストマー等のポリオレフィン系樹脂;アクリル変性ウレタン系樹脂、ポリエステル変性ウレタン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体変性ウレタン系樹脂等のポリウレタン系樹脂;アクリル系樹脂;ポリカーボネート系樹脂;ポリスチレン系樹脂;塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、及び塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂等を挙げることができ、これらのうち1種又は2種以上を組合せて用いることができる。
裏面層5は、図2に示す通り、難燃性基材2の他方の面に裏面接着剤層(図示しない)を介して、必要により設けられる層である。裏面層5としては、通常の化粧板に使用される紙製シート、樹脂製シート及びこれらのシートを積層したシート等を適用できる。なかでもシートに防湿性を付与した防湿シートが好ましく、裏面層5に防湿シートを適用することで、後工程での加工作業、運搬作業あるいは現場施工作業において異物(難燃性基材の火山性ガラス質複層板に起因する白い粉等)の発生を防止すると共に不燃性化粧板1’の反りの発生の低減化が図れるものである。
裏面層5に用いられる防湿シートとしては、例えば、2つの紙層を密度0.941g/cm3 以上の高密度ポリエチレン樹脂(以下、HDPEという。)やポリプロピレン樹脂(以下、PPという。)を介してエクストルージョン法によるサンドイッチラミネーションした紙層/HDPE/紙層、紙層/PP/紙層の3層構造のものが好ましく挙げられる。紙層としては、坪量20〜50g/m2 の建材用プリント用紙、純白紙などにラテックスや合成樹脂を含浸したもの、あるいは、合成樹脂を混抄させて層間強度を強化した薄葉紙(いわゆる紙間強化紙)などが好ましく使用される。坪量が20〜50g/m2 であれば、柔軟すぎないので、貼合せ加工時に皺が起こりにくく、紙層からの剥がれ及び湿気が浸透しにくいので不具合が生じにくくなる。
図3を参照しながら本発明の不燃性化粧板の製造方法の一例について説明する。
図3に示すように本発明の不燃性化粧板1は、塗布部6にて難燃性基材2に水性エマルジョン接着剤組成物31を塗布する工程と、乾燥部7にて難燃性基材2に塗布された水性エマルジョン接着剤組成物31を乾燥して接着剤層3を形成する工程と、積層部8にて難燃性基材2に形成された接着剤層3を介して化粧シート層4を加熱加圧すると同時に積層する工程とを備えている。これらの工程はインラインで行われるので、乾燥部7の乾燥炉71で加熱された接着剤層3の温度低下が抑制でき、加熱された状態のまま積層部8で化粧シート層4と加熱加圧されるので優れた初期接着力が得られ、養生期間を省略することが可能となる。
したがって、例えば、指定寸法への切断カット、建具、家具、収納等の組み立て等の次工程の加工ができるのでリードタイムの短縮が可能となる。
各実施例及び比較例で得られた不燃性化粧板について、以下の方法で評価した。
(1)総発熱量の評価
各実施例及び比較例で製造した不燃性化粧板について、ISO5660−1に準拠したコーンカロリーメーター試験機を用いて、加熱開始後20分間の総発熱量(MJ/m2 )を求めた。総発熱量が8MJ/m2 以下であれば、合格である。
(2)最大発熱速度の評価
各実施例及び比較例で製造した不燃性化粧板について、ISO5660−1に準拠したコーンカロリーメーター試験機を用いて、加熱開始後20分間の最大発熱速度として、200kW/m2 を超える時間を秒単位で求めた。10秒以上継続して200kW/m2 を超えなければ合格である。
(3)基材の亀裂の評価
各実施例及び比較例で製造した化粧板について、ISO5660−1に準拠したコーンカロリーメーター試験機を用いて、加熱開始後20分間の試験終了後の基材の亀裂や穴の有無を確認し、以下の基準で評価した。
○ 裏面まで貫通する亀裂や穴は全くなかった。合格である。
× 裏面まで貫通する亀裂や穴が多数あった。不合格である。
(4)総合不燃性評価
総発熱量の評価、最大発熱速度の評価および基材の亀裂の評価において、いずれの評価でも合格したものを○、いずれかの評価で1つでも合格基準に満たなかったものを×として総合不燃性評価を行った。
(5)ピーリング強度の測定
各実施例及び比較例で製造した不燃性化粧板について、テンシロン引張試験機(オリエンテック製)を用いて、引張速度 200mm/min、剥離角度 180°で化粧シートと難燃性基材とを剥がした際の剥離強度を測定し、ピーリング強度とした。
(6)接着剤層の残留水分率および水分量の測定
難燃性基材と難燃性基材に水性エマルジョンをコートしたものの同じ面積を有する2点をサンプルとし恒湿恒温槽を用いて、各乾燥条件にて各サンプルを乾燥後、その重量を測定し、その重量差を接着剤層重量とした。さらに各サンプルについてJAS合板規格に準じて接着剤層の全乾質量(全乾重量)を測定し、次式により残留水分率および水分量を算出した。
W1:各乾燥条件で乾燥後の接着剤層の重量
W2:接着剤層の全乾重量
接着剤層の水分量(g/m2)=W1−W2
接着剤層の残留水分率(%)=〔(W1−W2)/W1〕×100
坪量23g/m2 の紙間強化紙(「FIX−30(商品名)」:三興製紙(株)製)と厚さ20μmのアルミニウム箔と坪量23g/m2 の紙間強化紙(「FIX−30(商品名)」:三興製紙(株)製)とを2液硬化型ウレタン系接着剤を介してドライラミネーション法で積層し、難燃性基材の中間体を作製した。なお、2液硬化型ウレタン系接着剤の塗布量はそれぞれ4g/m2 (固形分基準、有機分量4g/m2 )とした。
つぎに、厚さ3mmの火山性ガラス質複層板(商品名:ダイライト、大建工業株式会社製)の一方の面に、2液硬化型ウレタン系接着剤を40g/m2 (固形分基準、有機分量35g/m2 )の塗布量で塗布した上に、前記中間体の一方の紙間強化紙を貼り合わせて難燃性基材を作製するとともに、火山性ガラス質複層板の他方の面に別途準備した坪量23g/m2 の紙間強化紙(「FIX−30(商品名)」:三興製紙(株)製)と坪量23g/m2 の紙間強化紙(「FIX−30(商品名)」:三興製紙(株)製)とを厚さ25μmのポリプロピレン樹脂を用いてエクストルージョン法によりサンドイッチラミネーションした裏面層としての防湿シートを塗布量40g/m2 (固形分基準)の2液硬化型ウレタン系接着剤を介して積層した。
積層部の90℃に加温されたニップロールでポリオレフィン系化粧シート面から加熱加圧して表面保護層が表出するように貼り合わせて不燃性化粧板を得た。得られた不燃性化粧板の評価結果を表1に示す。
なお、得られた不燃性化粧板のアルミニウム箔上の有機分量は、181.5(35+23+3.5+10+110)g/m2 だった。
実施例1において、水性エマルジョン接着剤組成物の塗布量を20g/m2 (ウエット)にした以外は、実施例1と同様にして、不燃性化粧板を作製した。得られた不燃性化粧板の評価結果を表1に示す。なお、得られた接着剤層の有機分量は7g/m2 だった。
比較例1と実施例1は、水性エマルジョン接着剤組成物の塗布量を91g/m2 (ウエット)にしたこと、水性エマルジョン接着剤組成物の乾燥温度が室温下(20℃)であったことが相違し、それ以外は、実施例1と同様にして不燃性化粧板を作製した。得られた不燃性化粧板の評価結果を表1に示す。なお、得られた接着剤層の有機分量は30g/m2 だった。
比較例2と実施例1は、水性エマルジョン接着剤組成物の塗布量を91g/m2 (ウエット)にしたこと以外は、実施例1と同様にして不燃性化粧板を作製した。得られた不燃性化粧板の評価結果を表1に示す。
2 難燃性基材
21 火山性ガラス質複層板
22 下層
23 輻射シート層
24 紙質層
25 シーラー層
3 接着剤層
31 水性エマルジョン接着剤組成物
4 化粧シート層
41 化粧シート巻取
5 裏面層
6 塗布部
61 塗布ロール
62 計量ロール
7 乾燥部
71 乾燥炉
8 積層部
81 ニップロール
9 搬送ロール
Claims (1)
- 火山性ガラス質複層板上に、少なくとも輻射シート層と紙質層とが順に積層されてなる難燃性基材の一方の面に、水性エマルジョン系樹脂と架橋剤、並びにアクリル系、セルロース誘導体、ポリエーテル系及びウレタン変性ポリエーテル系からなる群より選ばれる1種以上の水溶性樹脂を含む増粘剤を含有する水性エマルジョン接着剤組成物で形成された接着剤層を介して化粧シートを貼着する不燃性化粧板の製造方法であって、
前記難燃性基材に前記水性エマルジョン接着剤組成物を塗布する工程と、
前記水性エマルジョン接着剤組成物を乾燥して接着剤層を形成する工程と、
前記難燃性基材に形成された前記接着剤層を介して化粧シートを加熱加圧すると同時に積層する工程と、
を備え、
前記水性エマルジョン接着剤組成物を乾燥させることにより形成された前記接着剤層の残留水分率が30重量%未満、且つ、水分量が10.0g/m 2 未満であることを特徴とする不燃性化粧板の製造方法。
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