JP6364241B2 - 点検支援装置、点検支援方法、点検支援プログラム - Google Patents

点検支援装置、点検支援方法、点検支援プログラム Download PDF

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Description

本発明は、点検支援装置、点検支援方法、点検支援プログラムに関する。
ビルのような建物等の構造物は、定期または不定期に劣化の度合いを点検する業務が行われている。このような業務は、例えば点検員が、点検対象である構造物の図面を含む野帳やカメラを持参して点検対象である構造物に赴き、野帳に点検結果を記録したり、カメラを用いて点検箇所を撮像したりすることにより行われる。点検員は、このように撮像した画像や点検結果等の情報を事務所等に持ち帰った後、これらの情報をコンピュータ装置に入力する。特許文献1には、このような入力作業を軽減するデータ処理装置が記載されている。
特開2005−310044号公報
しかしながら、上述のようなデータ処理装置を用いて点検業務を行う場合でも、点検対象である構造物が存在する現地にて点検を行った後、点検結果を事務所に持ち帰った後にコンピュータ装置に登録したり、撮像した画像から点検結果として用いる画像を選択したりする業務が必要になる。そこで、このような点検業務をより効率良く行うことが望ましい。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、構造物の点検を支援する点検支援装置、点検支援方法、点検支援プログラムを提供する。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、構造物の点検を支援する点検支援装置であって、前記構造物の図面が記憶される図面記憶部と、前記構造物の点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果と、前記図面上における前記点検箇所を示す位置情報とを対応付けた点検結果情報が記憶される点検結果情報記憶部と、点検対象である前記構造物の図面を前記図面記憶部から読み出し、読み出した図面を表示部に表示させる表示制御部と、前記表示部に表示された前記図面上における点検箇所を示す位置情報と、当該点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果との入力を受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた位置情報と撮像画像と評価結果とを対応付けた点検結果情報を、前記点検結果情報記憶部に記憶させる点検結果情報登録部と、を備え、前記点検結果情報記憶部には、前記図面に対応する評価項目ごとに対応付けられた複数の図面ごとに、前記点検結果情報が記憶されることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、構造物の点検を支援する点検支援装置であって、前記構造物の図面が記憶される図面記憶部と、前記構造物の点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果と、前記図面上における前記点検箇所を示す位置情報とを対応付けた点検結果情報が記憶される点検結果情報記憶部と、点検対象である前記構造物の図面を前記図面記憶部から読み出し、読み出した図面を表示部に表示させる表示制御部と、前記表示部に表示された前記図面上における点検箇所を示す位置情報と、当該点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果との入力を受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた位置情報と撮像画像と評価結果とを対応付けた点検結果情報を、前記点検結果情報記憶部に記憶させる点検結果情報登録部と、を備え、前記表示制御部は、前記図面に対応する評価項目ごとに対応付けられた複数の図面ごとに、前記評価結果を対応付けて前記表示部に表示させることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、受付部が、タッチパネルである表示部に表示された図面上における点検箇所を示す位置に対するタッチ操作により位置情報の入力を受け付けることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、前記受付部は、前記点検箇所を撮像した撮像部から、前記点検箇所が撮像された撮像画像を受け付けることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、ネットワークを介して接続された点検管理サーバから、複数の構造物のリストを受信して表示部に表示させる構造物リスト取得部と、表示部に表示された構造物のリストから選択された点検対象の構造物の図面を点検管理サーバから取得し、図面記憶部に記憶させる図面取得部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、構造物のリストのうち、指定された検索条件に応じた構造物を検索する検索部を備え、図面取得部は、検索部によって検索された構造物の図面を点検管理サーバから取得し、図面記憶部に記憶させることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、図面に対応する評価項目が記憶される評価項目記憶部を備え、点検結果情報記憶部には、評価項目ごとに点検結果情報が記憶されることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、点検結果情報記憶部には、評価項目ごとに対応付けられた複数の図面ごとに、点検結果情報が記憶されることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、表示制御部が、評価項目ごとに対応付けられた複数の図面ごとに、評価結果を対応付けて表示部に表示させることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、前記評価項目記憶部に記憶する前記評価項目の情報を書き換える制御部を備え、前記受付部は、前記評価項目の数又は内容を変更する指示を受け付けて、前記制御部は、前記受付部が受け付けた指示に応じて、前記評価項目記憶部に記憶する前記評価項目の情報を書き換えることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、表示制御部が、点検結果情報記憶部に記憶された点検結果情報を読み出し、表示部に表示させることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、予め定められたフォーマットにより点検結果を記録するためのテンプレートファイルが記憶されるテンプレートファイル記憶部と、点検結果情報記憶部に記憶された点検結果情報を読み出し、テンプレートファイルに記録して点検結果ファイルを生成し、生成した点検結果ファイルを出力する点検結果ファイル生成部を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、前記点検結果情報登録部は、前記点検結果情報記憶部に記憶されている前回の点検結果の情報を初期化することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、前記点検結果情報登録部は、前記点検結果情報記憶部に記憶されている前回の点検結果の情報を、今回の点検結果の初期情報として取り込むことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、点検対象である構造物の図面が記憶される図面記憶部と、前記構造物の点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果と、前記図面上における前記点検箇所を示す位置情報とを対応付けた点検結果情報が記憶される点検結果情報記憶部と、を備える点検支援装置の点検支援方法であって、点検対象である前記構造物の図面を前記図面記憶部から読み出し、読み出した図面を表示部に表示させるステップと、前記表示部に表示された前記図面上における点検箇所を示す位置情報と、当該点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果との入力を受け付けるステップと、受け付けた位置情報と撮像画像と評価結果とを対応付けた点検結果情報を、前記点検結果情報記憶部に記憶させるステップと、前記点検結果情報記憶部に、前記図面に対応する評価項目ごとに対応付けられた複数の図面ごとに、前記点検結果情報が記憶させるステップと、を実行することを特徴とする点検支援方法である。
また、本発明の一態様は、点検対象である構造物の図面が記憶される図面記憶部と、前記構造物の点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果と、前記図面上における前記点検箇所を示す位置情報とを対応付けた点検結果情報が記憶される点検結果情報記憶部と、を備える点検支援装置の点検支援方法であって、点検対象である前記構造物の図面を前記図面記憶部から読み出し、読み出した図面を表示部に表示させるステップと、前記表示部に表示された前記図面上における点検箇所を示す位置情報と、当該点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果との入力を受け付けるステップと、受け付けた位置情報と撮像画像と評価結果とを対応付けた点検結果情報を、前記点検結果情報記憶部に記憶させるステップと、前記図面に対応する評価項目ごとに対応付けられた複数の図面ごとに、前記評価結果を対応付けて前記表示部に表示させるステップと、を実行することを特徴とする点検支援方法である。
また、本発明の一態様は、点検対象である構造物の図面が記憶される図面記憶部と、前記構造物の点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果と、前記図面上における前記点検箇所を示す位置情報とを対応付けた点検結果情報が記憶される点検結果情報記憶部と、を備える点検支援装置のコンピュータに、点検対象である前記構造物の図面を前記図面記憶部から読み出し、読み出した図面を表示部に表示させるステップと、前記表示部に表示された前記図面上における点検箇所を示す位置情報と、当該点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果との入力を受け付けるステップと、受け付けた位置情報と撮像画像と評価結果とを対応付けた点検結果情報を、前記点検結果情報記憶部に記憶させるステップと、前記点検結果情報記憶部に、前記図面に対応する評価項目ごとに対応付けられた複数の図面ごとに、前記点検結果情報が記憶させるステップと、を実行させる点検支援プログラムである。
また、本発明の一態様は、点検対象である構造物の図面が記憶される図面記憶部と、前記構造物の点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果と、前記図面上における前記点検箇所を示す位置情報とを対応付けた点検結果情報が記憶される点検結果情報記憶部と、を備える点検支援装置のコンピュータに、点検対象である前記構造物の図面を前記図面記憶部から読み出し、読み出した図面を表示部に表示させるステップと、前記表示部に表示された前記図面上における点検箇所を示す位置情報と、当該点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果との入力を受け付けるステップと、受け付けた位置情報と撮像画像と評価結果とを対応付けた点検結果情報を、前記点検結果情報記憶部に記憶させるステップと、前記図面に対応する評価項目ごとに対応付けられた複数の図面ごとに、前記評価結果を対応付けて前記表示部に表示させるステップと、を実行させる点検支援プログラムである。
以上説明したように、本発明によれば、構造物の点検を支援する点検支援装置が、構造物の図面が記憶される図面記憶部と、構造物の点検箇所が撮像された撮像画像と、点検箇所の評価結果と、図面上における点検箇所を示す位置情報とを対応付けた点検結果情報が記憶される点検結果情報記憶部と、点検対象である構造物の図面を図面記憶部から読み出し、読み出した図面を表示部に表示させる表示制御部と、表示部に表示された図面上における点検箇所を示す位置情報と、点検箇所が撮像された撮像画像と、点検箇所の評価結果との入力を受け付ける受付部と、受付部が受け付けた位置情報と撮像画像と評価結果とを対応付けた点検結果情報を、点検結果情報記憶部に記憶させる点検結果情報登録部と、を備えるようにしたので、構造物の点検を支援することができる。
本発明の一実施形態による点検システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による画面遷移の例を示す図である。 本発明の一実施形態による建物選択画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態による図面設定画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態による図面表示画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態による付属建物設定画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態による写真配置画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態による写真詳細画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態による写真設定画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態による全景写真画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態による入力状況チェック画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態による入力状況リストの第2の例を示す図である。 本発明の一実施形態による入力状況リストの第3の例を示す図である。 本発明の一実施形態による点検項目詳細画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態による点検結果ファイルの例を示す図である。 本発明の一実施形態による点検支援装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態によりネットワークを介して点検支援処理を行う点検システムの例を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態による点検システム1の構成を示すブロック図である。点検システム1は、点検管理サーバ10と、点検支援装置20とを備えており、点検管理サーバ10と点検支援装置20とはネットワーク5を介して接続されている。ネットワーク5は、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、専用回線、電話網、またはこれらの組み合わせである有線または無線の通信網によって構成される情報通信ネットワークである。
点検管理サーバ10は、複数の点検支援装置20に接続されたコンピュータ装置であり、入力部11と、通信部12と、表示部13と、記憶部14と、制御部15とを備えている。入力部11は、キーボードやマウス等の入力デバイスであり、管理者等であるユーザの操作に応じた入力信号を生成し、制御部15に出力する。通信部12は、ネットワーク5を介して点検支援装置20と通信する。表示部13は、情報を表示するディスプレイである。記憶部14には、点検管理サーバ10が動作する際に参照する各種情報が記憶されている。例えば、記憶部14には、点検対象である構造物のリストや図面等が記憶されている。制御部15は、点検管理サーバ10が備える各部を制御し、コンピュータ処理を実行する。
点検支援装置20は、点検員であるユーザに利用され、建物等の構造物の点検を支援するコンピュータ装置であり、通信部21と、入力部22と表示部23とを有するタッチパネル24と、撮像部25と、記憶部26と、制御部31とを備えている。本実施形態において、点検対象である構造物は建物であるとして説明するが、点検対象の構造物は、建築物や構築物等の、点検の対象となるものであればよい。点検支援装置20は、例えばPC(Personal Computer)でもよいし、ノートPC、タブレットPC、スレートPC、スマートフォン等の可搬コンピュータ装置でもよい。本実施形態では、点検支援装置20はタブレットPCであるとして説明する。図には、1台のコンピュータ装置を示して説明するが、点検管理サーバ10は、複数の点検支援装置20と接続されていてもよい。このような複数の点検支援装置20は、それぞれ異なるユーザが利用することができ、異なる点検対象についての点検業務に利用することができる。
ここで、点検支援装置20の記憶部26には、本実施形態による点検支援処理を実行する点検支援アプリケーションのプログラムが予め記憶(インストール)されており、点検支援装置20の制御部31は、この点検支援アプリケーションを読み出して実行することにより点検支援処理を実行する。まず、図面を参照して、点検支援アプリケーションの画面例を説明する。
図2は、点検支援アプリケーションの画面遷移の例を示す図である。制御部31は、ユーザの操作に応じて、建物選択画面100と、図面設定画面200と、図面表示画面300と、付属建物設定画面400と、写真配置画面500と、写真詳細画面600と、写真設定画面700と、全景写真画面800と、入力状況チェック画面900と、点検項目詳細画面950とを表示部23に表示させる。
ここで、建物選択画面100と、図面設定画面200と、図面表示画面300と、付属建物設定画面400とは、点検対象である建物や図面を選択し、登録する画面である。
写真配置画面500と、写真詳細画面600と、写真設定画面700と、全景写真画面800とは、点検結果を入力する画面である。
入力状況チェック画面900と、点検項目詳細画面950とは、入力した点検結果を確認する画面である。
図3は、制御部31が表示部23に表示させる建物選択画面100の例を示す図である。建物選択画面100は、点検支援アプリケーションを起動し、正常にログインすると表示する画面である。建物リスト101には、点検対象の構造物である建物に関する建物情報のリストを表示する。この例では、点検対象の建物ごとに、建物名、所在地、点検終了日時、図面件数、付属件数、延床面積等の情報を表示しており、建物ごとに、点検開始ボタン102と、図面設定ボタン103と、付属建物ボタン104とを対応付けて表示する。
建物名は、点検対象である建物の名称である。所在地は、対応する建物の所在地(住所)である。点検終了日時は、対応する建物の点検が終了した日時を示す。点検終了日時が空欄である場合、点検が終了していないことを示す。図面件数は、対応する建物の点検のために対応付けられた図面の数である。付属件数は、対応する建物に対応付けられた付属建物の数である。
点検開始ボタン102が押下されると、制御部31は、写真配置画面500を表示部23に表示させる。図面設定ボタン103が押下されると、制御部31は、図面設定画面200を表示部23に表示させる。付属建物ボタン104が押下されると、制御部31は、付属建物設定画面400を表示部23に表示させる。建物情報件数105は、建物リスト101が表示する建物情報の件数である。ここでは、点検対象として2423件の建物情報が存在することを示している。表示ページ106は、建物リスト101が表示している建物情報のページ数である。ここでは、全ページが485ページ存在するうち、現在の表示ページが1ページであることを示している。この例では、1ページに5件の建物情報を表示している。ページ遷移ボタン107は、建物リスト101のページを遷移させるボタンである。例えば、上側のページ遷移ボタン107を押下すると前ページに遷移し、下側のページ遷移ボタン107を押下すると次ページに遷移する。
建物名108は、建物名が入力されるテキストボックスである。例えば、ユーザが、点検対象である建物の名称(名称の一部でもよい)を建物名108に入力し、検索ボタン109を押下すると、制御部31によって建物の検索処理が行われる。制御部31は、検索した建物情報を建物リスト101に表示する。
なお、初期化ボタン110が押されると、制御部31は、点検対象の建物の情報、例えば、建物名、所在地、点検終了日時、図面件数、付属件数、延床面積等の情報を初期化する。点検対象の建物を複数選択して、纏めて初期化するようにしてもよい。このように、複数の項目を纏めて初期化できるようにしたことにより、操作性を高めることができる。また、不要なデータを容易に消去できることから、消し忘れなどによる情報の流出を防ぐことができる。
図4は、制御部31が表示部23に表示させる図面設定画面200の例を示す図である。
口座コード201は、点検対象である建物を識別する情報である。対象図面候補リスト202には、点検対象である建物に対応付けられた図面候補のリストを表示する。ここで、建物情報には、その建物の図面が予め図面候補として対応付けられており、この複数の図面候補のうちから、点検対象の建物の図面として利用する図面を選択する。
この例では、図面候補ごとに、図面名、種別1、種別2、建物名、住所、図面更新日時、ファイル名等の情報を表示しており、図面候補ごとに、選択ボタン203と、図面表示ボタン204とを対応付けて表示する。図面名は、図面の名称である。種別1は、図面の種別であり、例えば、配置図、立面図、平面図の種別が存在する。種別2は、種別1に応じたより具体的な図面の種別であり、例えば、立面図には、東面、西面、南面、北面等の種別が存在し、平面図には、フロア、屋上等の種別が存在する。建物名は、対応する図面によって表される建物の名称である。住所は、対応する図面によって表される建物の住所である。図面更新日時は、図面が更新された日時である。ファイル名は、図面の実体であるファイルの名称である。選択ボタン203は、押下する度に選択状態と解除状態を切り替える。図面表示ボタン204が押下されると、制御部31は、図面表示画面300を表示部23に表示させる。登録ボタン205が押下されると、その時点で選択状態である図面を、点検対象の図面として登録する。
図5は、制御部31が表示部23に表示させる図面表示画面300の例を示す図である。
図面301は、図面設定画面200において押下された図面表示ボタン204に対応する図面である。図面種別選択操作子302は、図面301に表示された図面の種別を選択する操作子である。登録ボタン303が押下されると、図面種別選択操作子302によって選択された種別を登録する。
図6は、制御部31が表示部23に表示させる付属建物設定画面400の例を示す図である。
付属建物設定画面400には、建物選択画面100において押下された付属建物ボタン104に対応する建物に対応付けられた付属建物に関する情報を表示する。この画面で選択された付属建物は、点検対象である建物に対応付けられる。
図7は、制御部31が表示部23に表示させる写真配置画面500の例を示す図である。
図面501は、建物選択画面100において押下された図面設定ボタン103に対応する図面である。ここでは、配置図を表示した例を示している。ピン501aとピン501bとは、図面上において点検が行われた箇所を示しており、ピン501aとピン501bの近傍には、そのピンが示す箇所の点検により撮像された撮像画像の撮像方向を示す矢印を表示する。
撮像ボタン502が押下されると、制御部31は、点検支援装置20が備えるカメラを起動する。ピンボタン503が押下され、図面501上にスライドされ、図面501上における点検箇所において離されるタッチ操作(ドラッグ&ドロップ)が行われると、制御部31は、離された位置にピンを対応付けるとともに、写真詳細画面600を表示部23に表示させる。この位置は、表示部23に表示された図面上における点検箇所を示す点検箇所を示す位置情報として入力される。位置情報は、例えば、図面におけるX座標とY座標との座標値により、ピンがドロップされた位置を示す。写真リスト504には、点検対象である建物の点検箇所が撮像された撮像画像のリストを表示する。例えば、制御部31は、撮像ボタン502が押下されることによって撮像された撮像画像や、予め撮像されて記憶部26における所定の領域(フォルダ)に記憶された撮像画像を読み出して表示する。写真リスト504には、例えば、撮像された撮像画像の撮像日付の降順に複数の撮像画像を表示する。写真リスト504に含まれる撮像画像のうち、いずれかの撮像画像が押下され、図面501上にスライドされ、図面501上における点検箇所において離されるタッチ操作が行われると、制御部31は、離された位置にピンを表示し、その位置に写真を対応付けるとともに、写真詳細画面600を表示部23に表示させる。この位置は、点検箇所を示す位置情報として入力される。
描画操作子505が押下されると、制御部31は、描画モードに切り替わる。描画モードでは、図面501上におけるタッチ操作に応じて、図面501上に図形を描画する。ここでは、矩形や円形等の図形を描画してもよいし、フリーハンドによる文字や図形の書込みを行ってもよい。全景写真ボタン506が押下されると、制御部31は、全景写真画面800を表示部23に表示させる。過去データボタン507が押下されると、制御部31は、過去における点検結果情報を表示部23に表示させる。入力チェックボタン508が押下されると、制御部31は、入力状況チェック画面900を表示部23に表示させる。このように、過去における点検結果情報を参照できるようにしたことにより、これまでの点検結果の履歴から状態の変化を容易に確認することができる。また、今回の点検結果が過去の点検結果とかい離が大きいことが点検時に速やかにわかるようになり、必要な調査をその場で実施することが可能なる。また、前年図面ボタン509が押下されると、制御部31は、前年(前回)の点検時に作成した図面を表示部23に表示させる。このように、前年(前回)の図面を容易に参照できるようにしたことにより、前任者から引き継いで初めて現場で点検を行う場合であっても、単に図面を参照できるだけではなく、過去の点検時の作業の要領をデータとして、後任者に引き継ぐことができる。このように、点検の要領を引き継げるようにしたことにより、点検作業の品質を維持することが容易になる。さらに、点検時に限らず、異常な状態が発生して現場に駆け付けた際に、過去の点検時の状態を確認することができ、平常時との違いを見つけることを支援することができる。
図8は、制御部31が表示部23に表示させる写真詳細画面600の例を示す図である。
写真601は、写真配置画面500において図面501上にドロップされた撮像画像である。写真配置画面500において、撮像画像が押下されずにピンボタン503が押下されてピンが図面501上にドロップされた場合、写真601には画像を表示しない。撮影方向操作子602は、点検箇所における撮像画像の撮像方向を選択する操作子である。ここでは、8方向の撮像方向を選択可能な例を示している。部位コメント603は、点検箇所の部位に関するコメントを入力するテキストボックスである。劣化コメント604は、点検箇所の部位の劣化状況に関するコメントを入力するテキストボックスである。
評価ボタン605は、撮像画像が示す点検箇所に対する評価結果を選択する操作子である。評価結果は、点検箇所の劣化の度合いを示しており、ここでは、「A」、「B」、「C」のうちからいずれかの評価結果を選択する。例えば、「A」が最も劣化の度合いが少なく(評価が良く)、「B」は「A」に比べて劣化の度合いが大きく、「C」は「B」に比べて劣化の度合いが大きく、最も劣化の度合いが大きい(評価が悪い)。緊急性ボタン606は、点検箇所に何らかの措置を行うべき緊急性の存否を選択する操作子である。緊急性がある場合には「ある」を選択し、緊急性がない場合には「ない」を選択する。
入力項目選択操作子607は、点検対象である図面に対応する評価項目を選択する操作子である。評価項目は、例えば、大分類、中分類、仕上げ、項目、のように階層的に定められる。ここでは、大分類が「屋上及び屋根」であり、中分類が「屋上」であり、仕上げが「屋上面」であり、項目が「屋上面に劣化及び破損は見られませんか?」である評価項目に対し、評価結果が「A」である場合は「健全」であることを示し、「B」である場合は「わずかに見られる」ことを示し、「C」である場合は「全面的に見られる」ことを示している。例えば、屋上面の防水処理が劣化している個所が多くみられた場合には、評価結果が「C」になる。ここで、評価ボタン605における「A」、「B」、「C」のボタンは、例えば緑、黄色、赤、等に色分けして表示してもよい。また、写真配置画面500において図面501上に表示するピンは、この評価結果の色と同様の色を表示するようにしてもよい。このようにすれば、写真配置画面500に表示されたピンの色により、評価結果を示すことができる。写真ボタン608が押下されると、制御部31は、写真設定画面700を表示部23に表示させる。
図9は、制御部31が表示部23に表示させる写真設定画面700の例を示す図である。
写真設定画面700には、記憶部26の所定の領域に記憶された撮像画像を表示する。写真設定画面700に表示された撮像画像のうち、いずれかの撮像画像が選択されて設定ボタン701が押下されると、押下された際に選択されていた撮像画像が、点検結果として対応付けられて記憶される。ここで対応付けられた撮像画像は、例えば写真詳細画面600における写真601として表示する。
図10は、制御部31が表示部23に表示させる全景写真画面800の例を示す図である。
全景写真画面800には、建物に対して対応付けられた全景写真等の撮像画像を表示する。ここで、設定ボタン801が押下されると、制御部31は、写真設定画面700を表示部23に表示させる。写真設定画面700においていずれかの撮像画像が選択されると、制御部31は、選択された撮像画像を、全景写真画面800において設定ボタン801が押下された項目に対応付けて記憶させる。
図11は、制御部31が表示部23に表示させる入力状況チェック画面900の例を示す図である。
野帳確認ボタン901が押下されると、制御部31は、表示している入力状況を予め定められたフォーマットにより点検結果を記録するためのテンプレートファイルに記録して点検結果ファイルを生成し、生成した点検結果ファイルを出力する。点検者902は、点検を行った点検者の氏名等を入力するテキストボックスである。入力状況リスト903は、写真詳細画面600において選択された評価項目に点検結果情報を対応付けたリストを表示する。ここで、評価項目には、「危」と記載した列を表示している。この表示は、例えば評価項目が示す点検箇所の点検が危険を伴うことを示す。例えば、「危」の列に黒丸を表示することにより、この評価項目が示す点検箇所の点検が危険を伴うことを、点検を行うユーザに知らせ、注意を促すことができる。
評価結果904は、評価項目ごとに対応付けられた複数の図面ごとに、評価結果を対応付けて表示する。ここでは、まだ評価結果が入力されていないため、「未」を表示している。前年評価結果904aは、当該評価項目ごとに対応付けられた複数の図面ごとに、前年の評価結果を対応付けてそれぞれ表示する。このように前年評価結果904aを、評価結果904に対応づけて表示したことにより、前年の評価結果を容易に確認することができる。また、当年の評価結果と前年の評価結果を対比することが容易になることにより、状態が急に変化したことや、評価結果の誤入力の有無の確認が容易になる。
総合評価905は、評価結果904に表示した1または複数の評価結果の総合評価を表示する。総合評価には、制御部31によって、1または複数の評価結果のうち最も悪い評価結果が対応付けられる。なお、前年総合評価905aは、前年の評価総合に対応付けてそれぞれ表示する。このように前年総合評価905aを、総合評価905に対応づけて表示したことにより、前年の総合評価を容易に確認することができる。また、当年の総合評価と前年の総合評価を対比することが容易になることにより、状態が急に変化したことや、総合評価の誤判定の有無の確認が容易になる。
詳細ボタン906が押下されると、制御部31は、点検項目詳細画面950を表示部23に表示させる。
この図における入力状況リスト903には、評価項目に配置図(配置)である図面が対応付けられた場合の表示例である第1の例を示しているが、入力状況リスト903には、立面図や平面図を表示することもできる。
図12は、制御部31が表示部23に表示させる入力状況チェック画面900における入力状況リスト903の第2の例を示す図である。
ここでは、立体図における「東面」(東)と「西面」(西)との図面が対応付けられた例を示している。「A」、「B」、「C」はユーザによって選択された評価結果を示し、「未」は評価結果が入力されていないことを示し、「なし」は対応する点検箇所が存在しなかったことを示している。同図は、仕上げが「外壁」に関するものの一例を示す。例えば、仕上げが「外壁:外装仕上げ材等」について、「タイル、石貼り等(乾式工法によるものを除く。)、モルタル等に、劣化及び損傷は見られませんか?」の項目が定められている。その項目について、「東面」(東)の判定が「A」であり、「西面」(西)の判定が「なし」であり、総合評価が「A」であることが記されている。
図13は、制御部31が表示部23に表示させる入力状況チェック画面900における入力状況リスト903の第3の例を示す図である。ここでは、平面図における3つのフロア(「F01」、「F02」、「M02」)の図面が対応付けられた例を示している。同図は、仕上げが「防火」と「耐火構造」に関するものの一例を示す。「防火区画」、「防火区画:外周部」等の仕上げについて、それぞれの平面図に基づいて整理する。
図14は、制御部31が表示部23に表示させる点検項目詳細画面950の例を示す図である。点検項目詳細画面950には、評価項目、評価結果、撮像画像等を表示する。この画面において、評価結果や撮像画像を変更することができる。同図は、大分類が「建物内部」であり、中分類が「室内・廊下」であり、仕上げが「居室の採光及び換気」についての点検項目の詳細を示す。点検内容の「採光のための開口部の面積が確保されていないところはありますか?」に対し、写真を添付して採光状態の評価結果を記録する。その評価により、「A(健全)」と評価されたことが示されている。
図1に戻り、通信部21は、ネットワーク5を介して点検管理サーバ10と通信する。
入力部22は、ユーザからの操作に応じて入力信号を生成する入力デバイスである。入力部120には、例えば、キーボードやボタン、タッチパネル等が適用できる。表示部23は、画像や文字等の情報を画面に表示する表示デバイスである。本実施形態では、入力部22と表示部23とは一体に構成されてユーザからのタッチ操作を受け付けるタッチパネル24を適用した例を説明する。
撮像部25は、カメラであり、レンズに結像された像を電気信号に変換して撮像した撮像画像を生成する。撮像部25は、例えば写真配置画面500において撮像ボタン502が押下されると起動し、ユーザからの操作に応じて点検箇所を撮像した撮像画像を生成し、生成した撮像画像を受付部32に入力する。また、撮像部25は、生成した撮像画像を記憶部26における所定の領域に記憶させる。
記憶部26は、図面記憶部27と、評価項目記憶部28と、点検結果情報記憶部29と、テンプレートファイル記憶部30とを備えており、各種情報が記憶される。
図面記憶部27には、点検対象である建物の図面が記憶される。ここでは、図面設定画面200等において選択された点検対象の建物の図面のみが、図面取得部35によって取得されて図面記憶部27に記憶される。ここで、図面のデータは、テキスト等の情報に比べて容量が大きいと考えられるため、可搬のコンピュータ装置である点検支援装置20の記憶部26に全ての建物の全ての図面を記憶させるのは困難であるとともに、過大な負荷をかけることになる。そこで、選択された点検対象の建物の図面のみを図面記憶部27に記憶させることで、可搬のコンピュータ装置である点検支援装置20によって点検対象の図面を用いた点検支援処理を行うことが可能となる。すなわち、点検支援装置20として適用するタブレットPCがより安価、軽量になるため、効率良い点検業務を支援することが可能となる。
評価項目記憶部28には、図面に対応する評価項目が記憶される。評価項目は、例えば、上述したように大分類、中分類、仕上げ、項目、のように階層的に定められた情報であり、図面の種別(配置図、立面図、平面図)ごとに複数の評価項目が予め対応付けられて記憶されている。例えば、図面表示画面300において図面の種別が選択されると、制御部31は、その図面に対応する種別の評価項目を評価項目記憶部28から読み出し、読み出した評価項目を図面に対応付ける。
点検結果情報記憶部29には、点検対象である建物の点検箇所が撮像された撮像画像と、その点検箇所の評価結果と、点検対象の図面上における点検箇所を示す位置情報とを対応付けた点検結果情報が記憶される。ここで、点検結果情報は、図面に対応する評価項目ごとに対応付けられて記憶される。すなわち、例えば図11における入力状況チェック画面900の入力状況リスト903において示したように、点検対象である建物について、複数の評価項目ごとに、撮像画像や評価結果、点検箇所の図面における位置情報を対応付けることができる。これにより、予め定められた評価項目を網羅的に点検することで、建物の点検箇所を漏れなく点検することができる。
また、点検結果情報は、評価項目ごとに対応付けられた複数の図面ごとに、対応付けられて記憶される。すなわち、例えば図12や図13における入力状況チェック画面900の入力状況リスト903において示したように、点検対象である建物について、複数の評価項目ごとに、複数の図面を対応付け、その図面ごとに点検結果情報を対応付けることができる。これにより、同一の評価項目について、複数の図面を用いて点検することができるため、図面ごとに予め定められた評価項目を網羅的に点検することで、建物の点検箇所を漏れなく点検することができる。さらに、図12や図13に示したように、同一の評価項目についての複数の図面ごとの評価結果を並べて表示することができるため、点検員や管理者は、評価結果を一覧し、効率良く点検状況を把握することができる。
テンプレートファイル記憶部30には、予め定められたフォーマットにより点検結果を記録するためのテンプレートファイルが記憶される。テンプレートファイルは、例えば表計算アプリケーション等によって定められた形式のファイルであり、図面に対応する評価項目が予め記録されている。
制御部31は、受付部32と、点検結果情報登録部33と、構造物リスト取得部34と、図面取得部35と、点検結果ファイル生成部36と、検索部37と、表示制御部38とを備えており、点検支援装置20が備える各部を制御して点検支援処理を行う。
受付部32は、入力部22が生成した入力信号に基づいて情報の入力を受け付ける。例えば、受付部32は、写真配置画面500において、タッチパネル24である表示部23に表示された図面上における点検箇所を示す位置に対するタッチ操作により位置情報の入力を受け付ける。また、受付部32は、写真詳細画面600または点検項目詳細画面950において、評価結果の入力を受け付ける。また、受付部32は、撮像部25によって生成された撮像画像の入力を受け付ける。
点検結果情報登録部33は、受付部32が受け付けた位置情報と撮像画像と評価結果とを対応付けた点検結果情報を、評価項目ごとに対応付けて点検結果情報記憶部29に記憶させる。
構造物リスト取得部34は、ネットワーク5を介して接続された点検管理サーバ10から、複数の建物のリストを受信して表示部23に表示させる。例えば、構造物リスト取得部34は、建物選択画面100に含まれる建物リスト101を表示させる。
図面取得部35は、表示部23に表示された建物選択画面100における建物リスト101から選択された点検対象の建物の図面を点検管理サーバ10から取得し、図面記憶部27に記憶させる。また、図面取得部35は、後述する検索部37によって検索された建物の図面を点検管理サーバ10から取得し、図面記憶部27に記憶させる。
点検結果ファイル生成部36は、点検結果情報記憶部29に記憶された点検結果情報を読み出し、テンプレートファイル記憶部30に記憶されたテンプレートファイルに記録して点検結果ファイルを生成し、生成した点検結果ファイルを出力する。図15は、点検結果ファイル生成部36が生成する点検結果ファイルの例を示す図である。この図に示す点検結果ファイルは、各評価項目を、大分類、中分類、仕上げ、点検項目、のように階層的分類して、分類された点検項目ごとにそれぞれの点検結果情報を記録する。ここでは、評価結果を「A」、「B」、「C」にクラス分けして示している。それぞれクラス分けされた評価結果に「1」が記されたものが、その点検項目の評価結果を示す。
検索部37は、建物選択画面100に表示される建物のリストのうち、指定された検索条件に応じた構造物を検索する検索処理を行う。例えば、検索部37は、建物選択画面100における建物名108に建物の名称等の文字列が入力され、検索ボタン109が押下されると、入力された文字列を建物名に含む建物を検索し、検索結果である建物を建物リスト101に表示させる。ここでは、検索条件の例として建物の名称を説明したが、所在地等を検索条件とすることもできる。
表示制御部38は、表示部23に各種情報、各画面を表示させる。例えば、表示制御部38は、点検対象である建物の図面を図面記憶部27から読み出し、読み出した図面を表示部23に表示させる。また、表示制御部38は、評価項目ごとに対応付けられた複数の図面ごとに、評価結果を対応付けた入力状況チェック画面900を表示部23に表示させる。また、表示制御部38は、点検結果情報記憶部29に記憶された点検結果情報を読み出し、表示部23に表示させる。
次に、図面を参照して、本実施形態による点検システム1の動作例を説明する。図16は、本実施形態による点検支援装置20の動作例を示すフローチャートである。
点検員であるユーザは、点検支援装置20を持って点検対象である建物が存在する現地に行き、点検支援装置20を操作する。ユーザによって入力部22が操作され、点検支援アプリケーションの起動要求が入力されると、制御部31は、記憶部26に記憶されている点検支援アプリケーションのプログラムを読み出し、点検支援アプリケーションを起動する。構造物リスト取得部34が、点検管理サーバ10から建物リストを取得すると、表示制御部38は、建物選択画面100を表示部23に表示させる(ステップS1)。
建物選択画面100において、いずれかの建物が選択され(ステップS2)、図面設定ボタン103が押下されると、表示制御部38は、図面設定画面200を表示部23に表示させる。図面設定画面200において、受付部32は、選択ボタン203に対する操作に応じて図面の選択を受け付ける(ステップS3)。図面設定画面200において図面表示ボタン204が押下されると、表示制御部38は、図面表示画面300を表示部23に表示させる。受付部32は、図面表示画面300において図面の種別等の入力を受け付ける。図面設定画面200において登録ボタン205が押下されると、図面取得部35は、選択されている図面を点検管理サーバ10から取得し、図面記憶部27に記憶させる(ステップS4)。
建物選択画面100において点検開始ボタン102が押下されると、表示制御部38は、押下された点検開始ボタン102に対応する建物に対応付けられた図面を含む写真配置画面500を、表示部23に表示させる(ステップS5)。ユーザが、点検対象である建物の点検箇所に行き、写真配置画面500において、撮像ボタン502が押下されると、制御部31は、撮像部25を起動する。撮像部25は、ユーザからの操作に応じて点検箇所を撮像し、撮像画像を生成する(ステップS6)。撮像部25は、生成した撮像画像を受付部32に入力する。受付部32は、撮像部25からの撮像画像の入力を受け付ける。
評価項目記憶部28は、受付部32が受け付けた撮像画像を、写真配置画面500の写真リスト504に表示させる。写真リスト504に表示した撮像画像のうち、いずれかの撮像画像が選択され、図面501上にスライドされて離されると、受付部32は、離された位置を示す位置情報の入力を受け付ける(ステップS7)。表示制御部38は、写真詳細画面600を表示部23に表示させる。受付部32は、写真詳細画面600における評価ボタン605に対する操作に基づいて、評価結果の入力を受け付ける(ステップS8)。点検結果情報登録部33は、ステップS7において選択された撮像画像と、ステップS7において入力された位置情報と、ステップS8において入力された評価結果とを、写真詳細画面600において選択された評価項目に対応付けた点検結果情報を、点検結果情報記憶部29に記憶させる(ステップS9)。
写真配置画面500の入力チェックボタン508が押下されると、表示制御部38は、入力状況チェック画面900を表示部23に表示させる(ステップS10)。入力状況チェック画面900において、野帳確認ボタン901が押下されると、点検結果ファイル生成部36は、点検結果情報記憶部29に記憶されている点検結果情報を読み出し、テンプレートファイル記憶部30に記憶されているテンプレートファイルを読み出して、読み出したテンプレートファイルに点検結果情報を記録して出力する(ステップS11)。
以上説明したように、本実施形態によれば、可搬コンピュータ装置である点検支援装置20を用いて、点検対象である建物の現地において、撮像画像、評価結果、図面における位置情報を含む点検結果を入力することが可能となる。これにより、野帳やデジタルカメラを持って点検対象である建物の現地において点検を行い、事務所等に点検結果をコンピュータ装置に入力するような業務を行うことなく、点検業務を現地にて完了させることができる。したがって、効率良い構造物の点検を支援することが可能となる。
さらに、複数の点検員が、異なる点検支援装置20を用いて点検を行う場合でも、建物情報や図面等のデータはネットワーク5を介して点検管理サーバ10から取得するため、全ての点検支援装置20が、同一の建物情報、図面に基づく点検を支援することができる。
さらに、複数の点検支援装置20に入力された点検結果情報を点検管理サーバ10に送信して点検管理サーバ10が記憶するようにすれば、複数の点検支援装置20を用いて行われた点検結果を集約して管理することができる。
また、写真配置画面500においては、描画操作子505を利用して図面に直接描画することができるため、手やペン等を用いてタッチパネル24の入力部22に対して操作を行うことで、従来の点検業務時に紙の図面に書き込んでいたメモ等の情報を、同様に図面に対して書き込むことができる。
また、複数の点検支援装置20は、テンプレートファイル記憶部30に記憶されたテンプレートファイルに点検結果を記録した点検結果ファイルを生成することができる。このため、例えば点検結果を管理する管理者が、特定のフォーマットによる点検結果の報告を要求している場合でも、テンプレートファイル記憶部30にそのフォーマットに合わせたテンプレートファイルを記憶させておき、点検結果に基づいて生成した点検結果ファイルを管理者に送信すれば、管理者への点検結果の報告までもが一連の処理としてシームレスに行うことができる。
なお、本実施形態では、点検箇所の撮像画像は点検支援装置20の撮像部25が撮像して生成する例を示したが、例えば別の筐体であるデジタルカメラによって撮像された撮像画像を点検結果として対応付けることもできる。例えば、デジタルカメラによって撮像された撮像画像を点検支援装置20が読み込み、記憶部26における所定の領域に記憶させておき、写真配置画面500の写真リスト504に表示させるようにしてもよい。このとき、点検支援装置20は、デジタルカメラによって撮像した撮像画像を有線または無線の通信によって読み込むことができる。又は、デジタルカメラによって撮像した撮像画像を半導体メモリーなどの記憶媒体に記憶させておき、点検支援装置20は、その記憶媒体に書き込まれている撮像画像を読み込むことができる。このようにすれば、点検支援装置20が撮像部25を備えていない場合や、何らかの事情により別個のデジタルカメラによって点検箇所を撮像した場合でも、デジタルカメラによって撮像した撮像画像を点検結果として対応付けることができる。
また、上述の実施形態では、図面設定画面200等において選択された図面のみが図面記憶部27に記憶される例を示したが、全ての図面が図面記憶部27に記憶されているようにしてもよい。
また、制御部31は、点検結果情報記憶部29に、全ての評価項目の対する点検結果情報が対応付けられていない場合には、警告を出力したり、点検結果情報が対応付けられていない評価項目を通知したりすることもできる。
また、評価項目は、予め定めておくことにより現場における点検作業を効率よくもれなく進めることができる。なお、その評価項目は、予め定めておく運用形態に制限されることなく、必要に応じて評価項目を削除したり、評価項目を追加したりするような運用にしてもよい。また、評価項目の内容の一部文言を変更して、現場の状況に応じた評価が行えるようにしてもよい。例えば、上記の評価項目の追加と削除、評価項目の内容の変更などの評価項目に係る変更を以下の手順で行うことができる。評価の記録を漏れなく残すために、まず、点検管理サーバ10に、評価項目に係る変更を登録する。その後、点検管理サーバ10から点検支援装置20に変更した項目データをダウンロードするようにしてもよい。上記の処理は下記の手順で行うことができる。タッチパネル24の入力部22に対する操作を受付部32が受け付ける。受付部32が受け付けた情報に基づいて、制御部31は、点検管理サーバ10に対して評価項目に係る変更を要求する。点検管理サーバ10の制御部15は、制御部31からの要求に応じて、記憶部14に評価項目に係る変更を記憶する。そののち、制御部15は、制御部31からのダウンロードの要求に応じて、記憶部14に記憶している評価項目に係る項目データを点検支援装置20に送り、制御部32によって点検支援装置20内に記憶する項目データを更新して書き換えさせる。
また、点検支援装置20上でも必要に応じて点検項目に係る変更が行なえるようにすることにより、例えば、通信が容易に行えない環境においても現場の作業の中で速やかに対応することが可能になる。この場合、タッチパネル24の入力部22に対する操作を受付部32が受け付ける。受付部32が受け付けた情報に基づいて、制御部31は、評価項目記憶部28に記憶する項目データを更新して書き換える。その後、更新した項目データを点検管理サーバ10に送り、点検管理サーバ10において記憶する項目データを更新する。
また、点検支援装置20は、過去における点検結果情報を表示したり、過去における点検結果に基づく点検結果ファイルを生成したりして出力することもできる。この際、複数の点検結果情報や、過去における複数の点検結果情報と現在行っている点検結果情報とを比較して表示することもできる。これによれば、例えば時系列に変化する点検対象の点検箇所の劣化度合いの変化等を視覚的に示すことができる。
例えば、点検結果情報登録部33は、点検結果情報記憶部29に記憶されている前回の点検結果の情報を初期化するように構成してもよい。なお、その際、点検結果情報登録部33は、点検結果情報記憶部29に記憶されている前回の点検結果の情報を、今回の点検結果の初期情報として取り込むように構成してもよい。このように点検に先立って、点検結果の情報を纏めて初期化したり、前回の点検結果の情報を利用できるようにしたりしたことにより、必要とされる操作を簡素化することが可能になる。
また、撮像部25が撮像した撮像画像の属性情報に場所情報が含まれる場合は、その場所情報に基づいて、図面501に撮像画像を対応付けることもできる。例えば、点検支援装置20が備えるGPS(Global Positioning System)機能等により取得した緯度と経度とを示す場所情報が、撮像画像の属性情報に含まれている場合がある。この場合、図面501として表示している図面においても、緯度と経度との場所情報が含まれる場合、図面における場所情報に対応する位置に、撮像画像を自動的に対応付けることができる。
また、例えば、過去データ等に基づいて、新たな点検において撮像を行うべき場所を判定し、点検支援装置20がその場所にある場合に、撮像部25が自動的に撮像を行うようにしてもよい。この場合には、点検支援装置20が備えるGPS機能や、ジャイロセンサ(加速度センサ)で場所や撮像方向を判定することができる。
あるいは、例えば建物の点検箇所にひびわれ等が存在する場合、その点検箇所の撮像画像を画像解析して、ひびわれの面積や長さ等を検出するようにしてもよい。
また、本実施形態における点検管理サーバ10や点検支援装置20が備える各構成は、クラウド環境やネットワーク環境、ユーザ数や点検対象の規模等に応じて、任意のコンピュータ装置に分散または集約して配置することができる。また、例えば、点検支援装置20が備える各機能部が行う処理を、ネットワーク5を介して提供するように構成することもできる。
図17は、ネットワーク5を介して点検支援処理を行う点検システム1000の例を示すブロック図である。点検システム1000は、点検支援装置1020と、ユーザ端末1050とを備えており、点検支援装置1020とユーザ端末1050とはネットワーク5を介して接続されている。点検支援装置1020は、通信部1021と、記憶部1026と、制御部1031とを備えている。記憶部1026は、図面記憶部1027と、評価項目記憶部1028と、点検結果情報記憶部1029と、テンプレートファイル記憶部1030とを備えている。制御部1031は、受付部1032と、点検結果情報登録部1033と、点検結果ファイル生成部1036と、検索部1037と、表示制御部1038とを備えている。ユーザ端末1050は、入力部1022と表示部1023とを有するタッチパネル1024と、撮像部1025と、通信部1041と、記憶部1042と、制御部1043とを備えている。
通信部1021と、記憶部1026と、図面記憶部1027と、評価項目記憶部1028と、点検結果情報記憶部1029と、テンプレートファイル記憶部1030と、制御部1031と、受付部1032と、点検結果情報登録部1033と、点検結果ファイル生成部1036と、検索部1037と、表示制御部1038と、入力部1022と、表示部1023と、撮像部1025とは、それぞれ上述した記憶部26と、図面記憶部27と、評価項目記憶部28と、点検結果情報記憶部29と、テンプレートファイル記憶部30と、制御部31と、受付部32と、点検結果情報登録部33と、点検結果ファイル生成部36と、検索部37と、表示制御部38と、入力部22と、表示部23と、撮像部25と同様の構成である。
点検支援装置1020の通信部1021は、例えばウェブサーバの機能を備えており、表示制御部1038は、各画面を例えばHTML(HyperText Markup Language)ファイルとしてユーザ端末1050に送信することができる。点検支援装置1020の受付部1032は、ネットワーク5を介してユーザ端末1050から送信される情報の入力を受け付ける。ユーザ端末1050は、点検員であるユーザに利用される可搬のコンピュータ装置であり、例えばタブレットPC等が適用できる。通信部1041は、ネットワーク5を介して点検支援装置1020と通信する。記憶部1042には、ユーザ端末1050が動作するための各種情報が記憶され、制御部1043はユーザ端末1050が備える各部を制御する。例えば、記憶部1042にはウェブブラウザのプログラムが記憶されており、制御部1043は、ウェブブラウザを動作させることにより点検支援装置1020に接続し、撮像画像や位置情報、評価結果等の点検結果情報を送信したり、各画面を受信して表示部1023に表示させたりすることができる。
なお、本発明における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより点検支援を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した機能の一部または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1 点検システム
5 ネットワーク
10 点検管理サーバ
11 入力部
12 通信部
13 表示部
14 記憶部
15 制御部
20 点検支援装置
21 通信部
22 入力部
23 表示部
24 タッチパネル
25 撮像部
26 記憶部
27 図面記憶部
28 評価項目記憶部
29 点検結果情報記憶部
30 テンプレートファイル記憶部
31 制御部
32 受付部
33 点検結果情報登録部
34 構造物リスト取得部
35 図面取得部
36 点検結果ファイル生成部
37 検索部
38 表示制御部
100 建物選択画面
101 建物リスト
102 点検開始ボタン
103 図面設定ボタン
104 付属建物ボタン
105 建物情報件数
106 表示ページ
107 ページ遷移ボタン
108 建物名
109 検索ボタン
110 初期化ボタン
200 図面設定画面
201 口座コード
202 対象図面候補リスト
203 選択ボタン
204 図面表示ボタン
205 登録ボタン
300 図面表示画面
301 図面
302 図面種別選択操作子
303 登録ボタン
400 付属建物設定画面
500 写真配置画面
501 図面
502 撮像ボタン
503 ピンボタン
504 写真リスト
505 描画操作子
506 全景写真ボタン
507 過去データボタン
508 入力チェックボタン
509 前年図面ボタン
600 写真詳細画面
601 写真
602 撮影方向操作子
603 部位コメント
604 劣化コメント
605 評価ボタン
606 緊急性ボタン
607 入力項目選択操作子
608 写真ボタン
700 写真設定画面
701 設定ボタン
800 全景写真画面
801 設定ボタン
900 入力状況チェック画面
901 野帳確認ボタン
902 点検者
903 入力状況リスト
904 評価結果
905 総合評価
906 詳細ボタン
950 点検項目詳細画面
1000 点検システム
1020 点検支援装置
1021 通信部
1022 入力部
1023 表示部
1024 タッチパネル
1025 撮像部
1026 記憶部
1027 図面記憶部
1028 評価項目記憶部
1029 点検結果情報記憶部
1030 テンプレートファイル記憶部
1031 制御部
1032 受付部
1033 点検結果情報登録部
1034 構造物リスト取得部
1036 点検結果ファイル生成部
1037 検索部
1038 表示制御部
1041 通信部
1042 記憶部
1043 制御部
1050 ユーザ端末

Claims (16)

  1. 構造物の点検を支援する点検支援装置であって、
    前記構造物の図面が記憶される図面記憶部と、
    前記構造物の点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果と、前記図面上における前記点検箇所を示す位置情報とを対応付けた点検結果情報が記憶される点検結果情報記憶部と、
    点検対象である前記構造物の図面を前記図面記憶部から読み出し、読み出した図面を表示部に表示させる表示制御部と、
    前記表示部に表示された前記図面上における点検箇所を示す位置情報と、当該点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果との入力を受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた位置情報と撮像画像と評価結果とを対応付けた点検結果情報を、前記点検結果情報記憶部に記憶させる点検結果情報登録部と、
    を備え、
    前記点検結果情報記憶部には、前記図面に対応する評価項目ごとに対応付けられた複数の図面ごとに、前記点検結果情報が記憶される
    ことを特徴とする点検支援装置。
  2. 構造物の点検を支援する点検支援装置であって、
    前記構造物の図面が記憶される図面記憶部と、
    前記構造物の点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果と、前記図面上における前記点検箇所を示す位置情報とを対応付けた点検結果情報が記憶される点検結果情報記憶部と、
    点検対象である前記構造物の図面を前記図面記憶部から読み出し、読み出した図面を表示部に表示させる表示制御部と、
    前記表示部に表示された前記図面上における点検箇所を示す位置情報と、当該点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果との入力を受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた位置情報と撮像画像と評価結果とを対応付けた点検結果情報を、前記点検結果情報記憶部に記憶させる点検結果情報登録部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、前記図面に対応する評価項目ごとに対応付けられた複数の図面ごとに、前記評価結果を対応付けて前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする点検支援装置。
  3. 前記受付部は、タッチパネルである前記表示部に表示された前記図面上における点検箇所を示す位置に対するタッチ操作により前記位置情報の入力を受け付ける
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の点検支援装置。
  4. 前記受付部は、
    前記点検箇所を撮像した撮像部から、前記点検箇所が撮像された撮像画像を受け付ける
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の点検支援装置。
  5. ネットワークを介して接続された点検管理サーバから、複数の前記構造物のリストを受信して前記表示部に表示させる構造物リスト取得部と、
    前記表示部に表示された前記構造物のリストから選択された点検対象の構造物の図面を点検管理サーバから取得し、前記図面記憶部に記憶させる図面取得部と、
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の点検支援装置。
  6. 前記構造物のリストのうち、指定された検索条件に応じた構造物を検索する検索部を備え、
    前記図面取得部は、前記検索部によって検索された構造物の図面を前記点検管理サーバから取得し、前記図面記憶部に記憶させる
    ことを特徴とする請求項に記載の点検支援装置。
  7. 前記図面に対応する評価項目が記憶される評価項目記憶部を備え、
    前記点検結果情報記憶部には、前記評価項目ごとに前記点検結果情報が記憶される
    ことを特徴とする請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の点検支援装置。
  8. 前記評価項目記憶部に記憶する前記評価項目の情報を書き換える制御部
    を備え、
    前記受付部は、
    前記評価項目の数又は内容を変更する指示を受け付けて、
    前記制御部は、
    前記受付部が受け付けた指示に応じて、前記評価項目記憶部に記憶する前記評価項目の情報を書き換える
    ことを特徴とする請求項に記載の点検支援装置。
  9. 前記表示制御部は、前記点検結果情報記憶部に記憶された前記点検結果情報を読み出し、前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の点検支援装置。
  10. 予め定められたフォーマットにより点検結果を記録するためのテンプレートファイルが記憶されるテンプレートファイル記憶部と、
    前記点検結果情報記憶部に記憶された前記点検結果情報を読み出し、前記テンプレートファイルに記録して点検結果ファイルを生成し、生成した点検結果ファイルを出力する点検結果ファイル生成部
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の点検支援装置。
  11. 前記点検結果情報登録部は、
    前記点検結果情報記憶部に記憶されている前回の点検結果の情報を初期化する
    ことを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の点検支援装置。
  12. 前記点検結果情報登録部は、
    前記点検結果情報記憶部に記憶されている前回の点検結果の情報を、今回の点検結果の初期情報として取り込む
    ことを特徴とする請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の点検支援装置。
  13. 点検対象である構造物の図面が記憶される図面記憶部と、前記構造物の点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果と、前記図面上における前記点検箇所を示す位置情報とを対応付けた点検結果情報が記憶される点検結果情報記憶部と、を備える点検支援装置の点検支援方法であって、
    点検対象である前記構造物の図面を前記図面記憶部から読み出し、読み出した図面を表示部に表示させるステップと、
    前記表示部に表示された前記図面上における点検箇所を示す位置情報と、当該点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果との入力を受け付けるステップと、
    受け付けた位置情報と撮像画像と評価結果とを対応付けた点検結果情報を、前記点検結果情報記憶部に記憶させるステップと、
    前記点検結果情報記憶部に、前記図面に対応する評価項目ごとに対応付けられた複数の図面ごとに、前記点検結果情報が記憶させるステップと、
    を実行することを特徴とする点検支援方法。
  14. 点検対象である構造物の図面が記憶される図面記憶部と、前記構造物の点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果と、前記図面上における前記点検箇所を示す位置情報とを対応付けた点検結果情報が記憶される点検結果情報記憶部と、を備える点検支援装置の点検支援方法であって、
    点検対象である前記構造物の図面を前記図面記憶部から読み出し、読み出した図面を表示部に表示させるステップと、
    前記表示部に表示された前記図面上における点検箇所を示す位置情報と、当該点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果との入力を受け付けるステップと、
    受け付けた位置情報と撮像画像と評価結果とを対応付けた点検結果情報を、前記点検結果情報記憶部に記憶させるステップと、
    前記図面に対応する評価項目ごとに対応付けられた複数の図面ごとに、前記評価結果を対応付けて前記表示部に表示させるステップと、
    を実行することを特徴とする点検支援方法。
  15. 点検対象である構造物の図面が記憶される図面記憶部と、前記構造物の点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果と、前記図面上における前記点検箇所を示す位置情報とを対応付けた点検結果情報が記憶される点検結果情報記憶部と、を備える点検支援装置のコンピュータに、
    点検対象である前記構造物の図面を前記図面記憶部から読み出し、読み出した図面を表示部に表示させるステップと、
    前記表示部に表示された前記図面上における点検箇所を示す位置情報と、当該点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果との入力を受け付けるステップと、
    受け付けた位置情報と撮像画像と評価結果とを対応付けた点検結果情報を、前記点検結果情報記憶部に記憶させるステップと、
    前記点検結果情報記憶部に、前記図面に対応する評価項目ごとに対応付けられた複数の図面ごとに、前記点検結果情報が記憶させるステップと、
    を実行させる点検支援プログラム。
  16. 点検対象である構造物の図面が記憶される図面記憶部と、前記構造物の点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果と、前記図面上における前記点検箇所を示す位置情報とを対応付けた点検結果情報が記憶される点検結果情報記憶部と、を備える点検支援装置のコンピュータに、
    点検対象である前記構造物の図面を前記図面記憶部から読み出し、読み出した図面を表示部に表示させるステップと、
    前記表示部に表示された前記図面上における点検箇所を示す位置情報と、当該点検箇所が撮像された撮像画像と、当該点検箇所の評価結果との入力を受け付けるステップと、
    受け付けた位置情報と撮像画像と評価結果とを対応付けた点検結果情報を、前記点検結果情報記憶部に記憶させるステップと、
    前記図面に対応する評価項目ごとに対応付けられた複数の図面ごとに、前記評価結果を対応付けて前記表示部に表示させるステップと、
    を実行させる点検支援プログラム。
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