JP6361626B2 - 画像読取装置、画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法および画像形成制御プログラム - Google Patents

画像読取装置、画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法および画像形成制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6361626B2
JP6361626B2 JP2015201130A JP2015201130A JP6361626B2 JP 6361626 B2 JP6361626 B2 JP 6361626B2 JP 2015201130 A JP2015201130 A JP 2015201130A JP 2015201130 A JP2015201130 A JP 2015201130A JP 6361626 B2 JP6361626 B2 JP 6361626B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
detection
unit
detection unit
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015201130A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017073730A (ja
Inventor
林 健一
健一 林
博行 二見
博行 二見
高橋 克典
克典 高橋
隆志 奈良
隆志 奈良
辰大 納冨
辰大 納冨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2015201130A priority Critical patent/JP6361626B2/ja
Priority to US15/282,775 priority patent/US10165141B2/en
Publication of JP2017073730A publication Critical patent/JP2017073730A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6361626B2 publication Critical patent/JP6361626B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00795Reading arrangements
    • H04N1/00798Circuits or arrangements for the control thereof, e.g. using a programmed control device or according to a measured quantity
    • H04N1/00816Determining the reading area, e.g. eliminating reading of margins
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00002Diagnosis, testing or measuring; Detecting, analysing or monitoring not otherwise provided for
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00002Diagnosis, testing or measuring; Detecting, analysing or monitoring not otherwise provided for
    • H04N1/00007Diagnosis, testing or measuring; Detecting, analysing or monitoring not otherwise provided for relating to particular apparatus or devices
    • H04N1/00023Colour systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00795Reading arrangements
    • H04N1/00798Circuits or arrangements for the control thereof, e.g. using a programmed control device or according to a measured quantity
    • H04N1/00819Self-calibrating reading means
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/0077Types of the still picture apparatus
    • H04N2201/0094Multifunctional device, i.e. a device capable of all of reading, reproducing, copying, facsimile transception, file transception

Description

この発明は、転写媒体の画像を読み込む、不良検知精度の高い第1の画像検知部と前記画像を読み込む、色検知精度の高い第2の画像検知部の検知結果をそれぞれ取得することができる画像読取装置、画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法および画像形成制御プログラムに関するものである。
プリンタや複合機などの画像形成装置においては、出力画像の高画質化のために従来からカラーパッチを印刷し、出力画像のパッチをカラー濃度センサー等で検出してプリント基データと比較し、その差異が発生する場合には印刷濃度等を補正して画像を形成するものが知られている。
このような画像調整モードで用紙に印刷するパッチのサイズは、調整用の用紙を削減するためにできる限り用紙進行方向に対して小サイズにすることが好ましい。
近年、さらなる高画質化のための画像調整時間等の短縮化のために、画像形成装置にインラインでイメージスキャナを搭載する画像読取装置を備えるものも登場している。このイメージスキャナは、出力画像のリアルタイムでの紙表裏の位置ずれ、画像濃度、色味などを補正することに用いることができる。イメージスキャナにはCCD、CISを撮像素子とするラインセンサーが広く利用されている。
但し、イメージスキャナは色再現性には優れていないため、測色精度が保証できない面もある。
そこで、色味を正しく測定して絶対色をプリントデータに補正するための測色計をインラインで搭載すると、さらなる調整時間の短縮に寄与できる。測色計には分光測色計を用いることができる。分光測色計は、カラーパッチにLED等で露光し、反射光を回折格子で分光し、CMOSセンサーなどで分光を収集し、L*a*b*などの色彩として導き出すものである。ラインセンサーは、用紙全面のパッチを検出できるため、測色計で取得した真の色味とラインセンサーで取得した色データの相関をとってラインセンサーを補正することで、用紙全面にパッチを形成することも可能となり、調整用紙を節約することもできる。
すなわち、画像の読み取りはラインセンサーで行い、測色精度が保証された分光測色計などによってラインセンサーの定期的な校正を行うことが考えられる。
また、測色計の搭載は絶対色を管理してプリントデータをチューニングする上でも有効である。分光測色計で繰り返し測定も含め精度よく色彩を検出するためには、所定の検出時間が必要であり、複数回において各分光を検出して積算することで、より精度を高めることができる。
例えば、移動している用紙上のパッチについて4回の露光反射受光を積分して色彩を出す場合、図8に示すように、第1測色エリアで1回目、第2測色エリアで2回目・・・のように反射光を蓄積していく。第1測色エリアと第2測色エリアとで跨がる部分は、測色系のアパーチャサイズ(視野=スポット)によって決まる。例えば、4msの露光と分光反射の取得を4回繰り返して平均する。第1測色エリアの測色が終わると続けて第2測色エリアの測色をすることになる。
測色計は、色彩取得に専念し、画像形成装置からパッチ位置に合わせた測色タイミング信号を提供することで、異なるパッチ間の境界識別も不要であり、パッチサイズを小さく留めることもできる。
ところで、測色を行う場合、パッチに濃度むら、汚れ、キズ等がある場合、正しい測色、校正を行えないという問題がある。
特許文献1では、測色計や濃度計などを用いたセンサー装置によって画像を読み取り、読み取り結果に応じて画像形成ユニットで形成されるトナー像の濃度を調整しているが、一部のパッチ上に汚れがある場合、その領域以外の領域に、パッチ画像を形成して読み取り、出力濃度調整を行うことを可能にしている。
また、特許文献2では、測色用パッチに異常があるかどうかを適正パッチの測色結果から予測値をたてるステップを有し、予測値からある閾値を超えた場合に、適正でないと報知することを可能にしている。
特開2007−30340号公報 特開2009−124458号公報
上記したように、画像の読み取りでは、CCDやCISを撮像素子とするラインセンサーが広く利用されており、ラインセンサーは高速での読み取りに適しており、定着された転写紙を定着部の搬送速度のまま読み取り、色再現性の確認や印字位置などの検品を行うことが可能である。ラインセンサーは、μm単位での画像検出が可能であり、画像解析した結果、異物混入などの画像異常位置を正確に特定できる。
一方、分光測色計では、測色計は、測色精度を高めるため、数点のエリアの測色結果を平均して色彩を算出するので、色の測定精度には優れている。ただし、1パッチあたり積分光量を一定にする必要があり、ラインセンサーと同じ搬送速度でパッチを読み取る場合、パッチ長を長くする必要がある。しかし、パッチ長が長くなると校正に必要なチャートの枚数が多くなり、校正1回につきヤレ紙が多く発生してしまうという問題がある。また、画像の不良判定には適していない。
しかし、前記したように、パッチに不良な部分がある場合、測色計で読み取った結果によってラインセンサーの校正を適正に行うことが困難になる。
特許文献1では、画像異常エリアを避けて別の場所にパッチを形成して、測色する場所も移動する必要があるので、測色計をその都度合わせにいく移動機構が必要となりコストアップを招いてしまう。また、画像異常エリアが特定されて安定して異常であることが前提で別の場所にパッチ位置を変えるものであり、突発的な画像異常、汚れなどには対応できない。
また、特許文献2では、正しい状態のパッチの測色結果を元に予測値を立て、予測値と異なる場合に適正でないと判断するため、正しい状態のパッチを測色することがまず必要であり、ラインセンサーによる測色が確実に実施されていない場合は予測値も不適正となる。また、予測誤差を含めると確実に異常を排除できていない問題がある。さらに、パッチが不適性となった場合は、本パッチは使えないことになってしまうが、これにより再度パッチを印刷する必要があり、調整用紙をロスしてしまう問題がある。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、画像に不良がある場合にも、種類の異なる画像検知部を用いて、色測定を精度よく、かつ効率的に行うことを可能にする画像読取装置、画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法および画像形成制御プログラムを提供することを目的とする。
すなわち、本発明の画像読取装置のうち、第1の形態の発明は、画像読取装置であって、第1画像検知部よりも相対的に色測定精度が高く、転写媒体上の画像を検知する第2画像検知部と、
前記第2画像検知部を制御するとともに、前記第2画像検知部よりも相対的に不良検知精度の高い前記第1画像検知部によって前記画像を検知した結果による第1画像検知情報を取得する読取制御部と、を有し、
前記読取制御部は、前記第1画像検知情報に基づいて前記画像に不良があると判定された除外検知領域に基づいて、前記第2画像検知部で検知された検知結果を用いて第1画像検知部で検知された前記画像のうちで前記除外検知領域を除いた画像の領域における第2画像検知情報を取得することを特徴とする。
他の形態の画像読取装置の発明は、画像読取装置であって、第1画像検知部よりも相対的に色測定精度が高く、転写媒体上の画像を検知する第2画像検知部と、
前記第2画像検知部を制御するとともに、前記第2画像検知部よりも相対的に不良検知精度の高い前記第1画像検知部によって前記画像を検知した結果による第1画像検知情報を取得する読取制御部と、を有し、
前記読取制御部は、前記第1画像検知情報に基づいて画像に不良があると判定された除外検知領域に基づいて、第2画像検知部で検知された検知結果を用いて、前記除外検知領域を除いた画像の領域の第2画像検知情報を取得し、
前記第1画像検知情報には、前記除外検知領域の情報が含まれていることを特徴とする。
他の形態の画像読取装置の発明は、画像読取装置であって、第1画像検知部よりも相対的に色測定精度が高く、転写媒体上の画像を検知する第2画像検知部と、
前記第2画像検知部を制御するとともに、前記第2画像検知部よりも相対的に不良検知精度の高い前記第1画像検知部によって前記画像を検知した結果による第1画像検知情報を取得する読取制御部と、を有し、
前記読取制御部は、前記第1画像検知情報に基づいて前記画像に不良があると判定された除外検知領域に基づいて、第2画像検知部で検知された検知結果を用いて、前記除外検知領域を除いた画像の領域の第2画像検知情報を取得し、
さらに、前記読取制御部は、前記第1画像検知情報を当該画像読取装置に通知した画像形成装置に前記第2画像検知情報を送信することを特徴とする。
他の形態の画像読取装置の発明は、画像読取装置であって、第1画像検知部よりも相対的に色測定精度が高く、転写媒体上の画像を検知する第2画像検知部と、
前記第2画像検知部を制御するとともに、前記第2画像検知部よりも相対的に不良検知精度の高い前記第1画像検知部によって前記画像を検知した結果による第1画像検知情報を取得する読取制御部と、を有し、
前記読取制御部は、前記第1画像検知情報に基づいて前記画像に不良があると判定された除外検知領域に基づいて、第2画像検知部で検知された検知結果を用いて、前記除外検知領域を除いた画像の領域の第2画像検知情報を取得し、
さらに、転写媒体を搬送する転写媒体搬送部を備え、
前記第2画像検知部が前記転写媒体搬送部で搬送される画像の検知を行うものであり、
前記読取制御部は、さらに前記転写媒体搬送部を制御することを特徴とする。
他の形態の画像読取装置の発明は、前記形態の発明において、前記読取制御部は、前記除外検知領域を除いた領域が所定量に達しない場合は、前記第2画像検知部の検知タイミングを補正することを特徴とする。
他の形態の画像読取装置の発明は、前記形態の発明において、前記読取制御部は、前記除外検知領域を除いた領域が所定量に達しない場合は、第2画像検知部の検知タイミングを補正するとともに、転写媒体の搬送速度を下げる、または、転写媒体の搬送を停止して検知時間を確保することを特徴とする。
他の形態の画像読取装置の発明は、前記形態の発明において、前記読取制御部は、転写媒体の搬送方向において、前記除外検知領域を除いた領域が所定量に達しないか、無い場合は、前記転写媒体の搬送方向と交わる方向に、第2画像検知部および前記転写媒体の一方または両方をシフトすることを特徴とする。
他の形態の画像読取装置の発明は、画像読取装置であって、第1画像検知部よりも相対的に色測定精度が高く、転写媒体上の画像を検知する第2画像検知部と、
前記第2画像検知部を制御するとともに、前記第2画像検知部よりも相対的に不良検知精度の高い前記第1画像検知部によって前記画像を検知した結果による第1画像検知情報を取得する読取制御部と、を有し、
前記読取制御部は、前記第1画像検知情報に基づいて前記画像に不良があると判定された除外検知領域に基づいて、第2画像検知部で検知された検知結果を用いて、前記除外検知領域を除いた画像の領域の第2画像検知情報を取得し、
前記読取制御部は、前記除外検知領域を除いた結果、前記第2画像検知情報として正常な領域が確保できない場合は、前記第2画像検知部で取得した検知結果は無効とすることを特徴とする。
他の形態の画像読取装置の発明は、前記形態の本発明において、前記読取制御部は、前記第1画像検知部の第1画像検知情報に基づいて前記除外検知領域を決定することを特徴とする。
他の形態の画像読取装置の発明は、前記形態の本発明において、前記読取制御部は、前記第2画像検知部による検知結果から前記除外検知領域を除いた領域の検知結果によって、前記第2画像検知情報を取得することを特徴とする。
他の形態の画像読取装置の発明は、前記形態の本発明において、前記読取制御部は、前記除外検知領域を除いた領域で、前記第2画像検知部によって検知された複数の測定結果を積算した結果により前記第2画像検知情報を取得することを特徴とする。
他の形態の画像読取装置の発明は、前記形態の本発明において、前記第1画像検知情報は、前記第1画像検知部の検知結果を取得した画像形成装置から通知されるものであることを特徴とする。
他の形態の画像読取装置の発明は、前記形態の本発明において、前記第1画像検知部は、当該画像読取装置に備えられていることを特徴とする。
他の形態の画像読取装置の発明は、前記形態の本発明において、前記第1画像検知部がイメージセンサであり、前記第2画像検知部が分光測色計であることを特徴とする。
本発明の画像形成装置のうち、第1の形態の本発明は、転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部を制御するとともに、第2画像検知部よりも相対的に不良検知精度の高い第1画像検知部による転写媒体の画像の検知結果の情報と、前記第1画像検知部よりも相対的に色測定精度の高い第2画像検知部による転写媒体の画像の検知結果の情報と、を取得する画像形成制御部と、を有し、
前記画像形成制御部は、前記第1画像検知部の検知結果による第1画像検知情報によって前記画像に不良があると判定された除外検知領域に基づいて、前記第2画像検知部で検知された検知結果を用いて第1画像検知部で検知された前記画像のうちで前記除外検知領域を除いた画像の領域における第2画像検知情報を取得することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記画像形成制御部は、前記除外検知領域を除いた領域の第2画像検知情報を、前記第2画像検知部の検知結果の情報として取得することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記画像形成制御部は、前記第1画像検知情報から前記除外検知領域を決定し、前記除外検知領域に基づいて、前記第2画像検知部の検知結果から前記除外検知領域を除いた領域の検知結果によって、前記第2画像検知情報を取得することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、転写媒体を搬送する転写媒体搬送部を備え、前記第2画像検知部が前記転写媒体搬送部で搬送される画像の検知を行うものであり、前記画像形成制御部は、前記転写媒体搬送部を制御し、さらに、前記画像形成制御部は、前記除外検知領域を除いた領域が所定量に達しない場合は、前記第2画像検知部の検知タイミングを補正することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記画像形成制御部は、前記除外検知領域を除いた領域が所定量に達しない場合は、第2画像検知部の検知タイミングを補正するとともに、転写媒体の搬送速度を下げる、または、転写媒体の搬送を停止して検知時間を確保することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記画像形成制御部は、転写媒体の搬送方向において、前記除外検知領域を除いた領域が所定量に達しないか、無い場合は、前記転写媒体の搬送方向と交わる方向に、第2画像検知部および前記転写媒体の一方または両方をシフトすることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記画像形成制御部は、前記除外検知領域を除いた結果、前記第2画像検知情報として正常な領域が確保できない場合は、前記第2画像検知部で取得した検知結果は無効とすることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記第1画像検知情報には、前記除外検知領域の情報が含まれていることを特徴とする。
本発明の画像形成システムの発明のうち、第1の形態の本発明は、転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
第2画像検知部よりも相対的に不良検知精度が高く、転写媒体の画像を検知する第1画像検知部と、
前記第1画像検知部よりも相対的に色測定精度が高く、転写媒体の画像を検知する第2画像検知部と、
前記画像形成部を制御するとともに、前記第1画像検知部の検知結果および前記第2画像検知部の検知結果の情報を取得する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記第1画像検知部の検知結果による第1画像検知情報によって前記画像に不良があると判定されると、前記画像に不良があると判定された除外検知領域に基づいて、前記第2画像検知部で検知された検知結果を用いて第1画像検知部で検知された前記画像のうちで前記除外検知領域を除いた画像の領域における第2画像検知情報を取得することを特徴とする。
他の形態の画像形成システムの発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、前記第1画像検知部の検知結果によって得られた前記除外検知領域によって、該除外検知領域を除いた領域の第2画像検知情報を設定することを特徴とする。
本発明の画像形成方法の発明のうち、第1の形態の本発明は、第2画像検知部よりも相対的に不良検知精度が高い第1画像検知部によって転写媒体の画像を検知した検知結果による第1画像検知情報に基づいて画像に不良があると判定される除外検知領域を求めるステップと、
前記第1画像検知部よりも相対的に色測定精度が高い第2画像検知部によって転写媒体の前記画像を検知した検知結果から、第1画像検知部で検知された前記画像のうちで前記除外検知領域を除いた画像の領域における第2画像検知情報を求めるステップと、を有することを特徴とする。
他の形態の画像形成方法の発明は、前記形態の本発明において、さらに、前記第2画像検知情報によって前記第1画像検知部の校正を行うステップを有することを特徴とする。
他の形態の画像形成方法の発明は、前記形態の本発明において、前記除外検知領域を除いた領域が所定量に達しない場合は、前記第2画像検知部の検知タイミングを補正することを特徴とする。
他の形態の画像形成方法の発明は、前記形態の本発明において、前記除外検知領域を除いた領域が所定量に達しない場合は、第2画像検知部の検知タイミングを補正するとともに、転写媒体の搬送速度を下げる、または、転写媒体の搬送を停止して検知時間を確保することを特徴とする。
他の形態の画像形成方法の発明は、前記形態の本発明において、転写媒体の搬送方向において、前記除外検知領域を除いた領域が所定量に達しないか、無い場合は、前記転写媒体の搬送方向と交わる方向に、第2画像検知部および前記転写媒体の一方または両方をシフトすることを特徴とする。
他の形態の画像形成方法の発明は、前記形態の本発明において、前記除外検知領域を除いた結果、前記第2画像検知情報として正常な領域が確保できない場合は、前記第2画像検知部で取得した検知結果は無効とすることを特徴とする。
他の形態の画像形成方法の発明は、前記形態の本発明において、前記第1画像検知情報には、前記除外検知領域の情報が含まれていることを特徴とする。
本発明の画像形成制御プログラムの発明のうち、第1の形態の本発明は、転写媒体に画像形成を行う画像形成装置を制御するコンピュータで実行される画像形成制御プログラムであって、
第2画像検知部よりも相対的に不良検知精度が高い第1画像検知部によって転写媒体の画像を検知した検知結果から前記画像に不良があると判定される除外検知領域を求めるステップと、
前記第1画像検知部よりも相対的に色測定精度が高い第2画像検知部によって転写媒体の前記画像を検知した検知結果から、第1画像検知部で検知された前記画像のうちで前記除外検知領域を除いた画像の領域における第2画像検知情報を取得するステップと、を有することを特徴とする。
他の形態の画像形成制御プログラムの発明は、前記形態の本発明において、前記第2画像検知情報によって前記第1画像検知部の校正を行う制御を行うステップを有することを特徴とする。
本発明によれば、第2画像検知部よりも相対的に不良検知精度が高く、転写媒体の画像を検知する第1画像検知部の検知結果による第1画像検知情報から画像に不良があるとされる除外検知領域が決定され、前記第1画像検知部よりも相対的に色測定精度が高く、転写媒体の画像を検知する第2画像検知部において、除外検知領域が除かれた第2画像検知情報を得ることができる。
本発明の一実施形態の画像形成システム示す概略図である。 同じく、制御ブロックを示す図である。 本発明の他の実施形態の画像形成システムを示す概略図である。 さらに、他の実施形態の画像形成システムを示す概略図である。 本発明の一実施形態における画像の検知状態の他例を説明する図である。 同じく、画像検知タイミングを説明する図である。 同じく、画像検知タイミングの他例を説明する図である。 測色計の測色状態を説明する図である。 画像パッチに画像不良がある例を説明する図である。 測色計による検知結果を示すデータ例である。 画像パッチに画像不良がある例と、本実施形態によって画像不良を回避して測色を行う例を説明する図である。 画像パッチに画像不良がある例と、本実施形態によって検知タイミングの補正によって画像不良を回避して測色を行う例を説明する図である。 画像パッチに画像不良がある例と、本実施形態によって画像不良を回避して測色を行う例を説明する図である。 画像パッチに画像不良がある例を示す図である。 本発明の実施形態において除外検知領域を避けてラインセンサーの校正と画像調整を行う手順を説明するフローチャートである。 本発明の他の実施形態において除外検知領域を避けてラインセンサーの校正と画像調整を行う手順を説明するフローチャートである。 本発明のさらに他の実施形態において除外検知領域を避けてラインセンサーの校正と画像調整を行う手順を説明するフローチャートである。 本発明のさらに他の実施形態において除外検知領域を避けてラインセンサーの校正と画像調整を行う手順を説明するフローチャートである。 本発明のさらに他の実施形態において除外検知領域を避けてラインセンサーの校正と画像調整を行う手順を説明するフローチャートである。
以下に、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
画像形成システム1は、用紙に画像を形成する画像形成装置10と、用紙に形成された画像の検知を行う画像読取装置20とを備えており、この実施形態では、画像形成装置10の下流側に画像読取装置20が電気的、機械的に接続されている。ただし、本発明としては、画像形成装置と画像読取装置とがインラインで接続されていることが必須となるものではなく、オフラインの関係であってもよく、測色に関するデータの授受を行うことができればよい。
画像形成装置10は、画像データの処理を行う画像処理部104を有している。
画像形成装置10には、画像処理部104で画像処理が行われた画像データを受けて用紙に画像を形成する画像形成部105を備えている。
画像形成装置10では、画像読取装置20で読み取った画像検知結果が画像処理部104に転送され、プリントデータとの比較が行われ、読み取った色彩から求める色彩を算出し、所望の色彩を出力するようにプリントする画像データの最適化を実施する画像最適化処理(画像調整処理)を行うことができる。画像最適化には、プリント表裏位置調整、濃度調整、色味調整などが含まれる。
なお、この例では、画像処理部104が、画像形成装置に備えられているものとして説明しているが、画像読取装置や他の装置、例えば後述する管理装置などに備えられているものであってもよい。
画像形成装置10には、画像形成装置10内で用紙を搬送し、画像形成がされた用紙を画像読取装置20に搬送する用紙搬送部110を有している。用紙搬送部110に備える搬送路は、画像読取装置20の用紙搬送部210の搬送路に接続されている。搬送路は、各装置における用紙搬送部の一部を構成する。用紙搬送部には、ローラや搬送モータなどが含まれる。
なお、用紙は、本発明の転写媒体に相当する。この実施形態では、転写媒体として用紙を用いているが、本発明としては、転写媒体が紙に限定されるものではない。
画像読取装置20では、画像形成装置10の搬送路に接続される搬送路を備える用紙搬送部210を有しており、用紙搬送部210で搬送される用紙Sの画像を測色する裏面用のラインセンサー202と表面用のラインセンサー201と測色計203とを、搬送方向に沿って有している。裏面用のラインセンサー202、表面用のラインセンサー201は、CCDやCIS、CMOSセンサーなどのセンサーで構成され、用紙の横幅分を1ラインとして用紙が進行する方向にスキャンすることで、用紙全面の画像取得が可能である。なお、ラインセンサーは1個で、用紙が反転循環する構成でもよい。
ラインセンサー201、202は、本発明の第1画像検知部に相当し、測色計203は、本発明の第2画像検知部に相当する。
測色計203は分光測色計であり、各分光の反射光より、Lab色空間データやXYZ色空間データに演算し色味を導き出す。測色計203は可視光源を測色するパッチに向かって照射し、反射光の分光スペクトルを取得する。また、測色用紙の蛍光材の影響を排除して正しい測色に近づけるために、紫外光源の反射光を取得して演算を行う。反射光を取得するレンズ部は約4mm程度であり、用紙幅方向に対しては測色計1個に対して、4mm+αのパッチサイズが必要となる。測色計に対しては外部からタイミング信号を与え、そのタイミングで測色計は測色を実施する。用紙進行方向に対しては、できるだけカラーパッチを多く形成することにより、調整用紙の削減が可能となる。例えば、420mmA3用紙で、20mm程度のパッチサイズとすれば、20個程度のパッチが用紙進行方向に形成可能となる。20mmパッチサイズを所定の速度で用紙を進行させながら、測色を行う。例えば、20mm/秒の速度で用紙が進行すると、0.1秒の中での測色動作を終える必要がある。実際は確実に測色する時間と、進行速度から決まる距離にマージンを加えたものがパッチサイズとなる。
測色計203での測色時は、ラインセンサー201、202でRGBのカラーデータを採取する。測色計203及びラインセンサー201、202で採取したカラーデータは、同じパッチを検出したことにより、画像処理部104にて測色計203のLabデータとラインセンサー201、202のRGBデータで関連づけされる。つまり、RGBデータを測色値に補正することとなる。これにより、ラインセンサー201、202による用紙全面の測色が可能となる。
また、画像読取装置20には、測色計203に外部から供給するタイミング信号発生部204を有している。
次に、画像形成システムの制御ブロックを図2に示す。
画像形成装置10は、画像形成装置全体を制御する画像形成制御部100を有している。画像形成制御部100は、CPUやこれを動作させるプログラムなどによって構成することができる。
画像形成装置10には、記憶部106が接続されており、記憶部106にはプログラムや動作パラメータなどが不揮発に記憶されており、また作業エリアとなるRAM領域や、画像データが格納される画像メモリなどを有している。また、記憶部106には、測色を行う画像パッチのデータや、色境界を判別するための色情報、例えば、色境界の前後画像の色、特定波長、検出すべき波長数量、境界判別するための閾値の情報などを格納することができる。波長情報、必要波長数量、パッチ変化確定の閾値などの境界判別情報は、画像色切り替わりで変化感度が大きい。また、記憶部106には、ラインセンサー201、202、測色計203の検知結果を記録するようにしてもよい。
また、画像形成装置10には、画像処理部104や画像形成部105が画像形成制御部100に制御可能に接続されている。
さらに、画像形成制御部100には、操作部108が制御可能に接続されている。操作部108では、ユーザの操作入力を受け付けることができ、画像形成の実行や、測色のためのパッチ画像の作成などの指示を行うことができる。また、操作部108に情報を表示することができる。なお、操作部108とは別に表示部を有するものであってもよい。
さらに、画像形成制御部100には、用紙搬送部110が制御可能に接続されている。用紙搬送部110は、用紙を給紙して画像形成部105に搬送し、さらに、画像読取装置20に排紙することができる。
また、画像形成制御部100には、通信部115が制御可能に接続されている。通信部115は、画像読取装置20の通信部215と通信を行うことができ、画像読取装置20へのデータの送信や画像読取装置20からのデータの受信を行うことができる。
例えば、画像読取装置20で、測色を行う場合に、画像形成制御部100は、色境界に関する色情報を、通信部115を介して画像読取装置20に送信することができる。また、ラインセンサー201、202の検知結果から画像異常部を解析し、除外検知領域の情報を画像形成装置10から画像読取装置20に送信するようにしてもよい。また、画像読取装置20から測色計203の検知結果を受けて、画像形成制御部100によって除外検知領域を除いた第2画像検知情報を取得するようにしてもよく、画像読取装置20から、除外検知領域が除かれた第2画像検知情報を取得してもよい。
さらに、画像形成制御部100には、読取部103が接続されており、読取部103で読み取られた画像データを記憶部106に格納して用紙への画像形成を行うことができる。なお、画像データは、画像形成装置10外から取得するものであってもよく、例えば、ネットワークやリムーバルな記憶部を介して取得することができる。
画像読取装置20は、測色装置全体を制御する読取制御部200を有している。読取制御部200は、CPUやこれを動作させるプログラムなどによって構成することができる。
読取制御部200には、測色計203が制御可能に接続されている。読取制御部200では、表面用のラインセンサー201、裏面用のラインセンサー202を制御し、さらに境界判別モードと、測色モードとに従って、測色計203を制御することができ、また、ラインセンサー201、202による読み取り結果と、測色計203による読み取り結果を読取制御部200で受けることができる。
また、読取制御部200には、記憶部206が制御可能に接続されている。記憶部206には、プログラムや画像読取装置20の動作パラメータ、各色の分光反射データや前後画像色に応じた境界判別条件データなどを記憶することができる。また、読取制御部200では、測定された画像色に応じて特定波長を算出することができる。
さらに、読取制御部200には、用紙搬送部210が制御可能に接続されており、用紙の搬送を制御することができる。例えば、検出すべき波長数量の個数に応じて、用紙搬送部210による用紙の搬送速度を調整することができる。調整する搬送速度は、記憶部206に読み出し可能に格納しておくことができ、また、画像形成制御部100から速度指示を受けるものであってもよい。
また、読取制御部200には、通信部215が制御可能に接続されており、画像形成装置10との間でデータの送受信を行うことができる。例えば、ラインセンサー201、202の読み取り結果、測色モードにおける測色計203による測色結果を画像形成装置10に送信することができる。また、ラインセンサー201、202による画像異常の解析結果を画像形成装置10から受け、読取制御部200において測色計203の測色結果から第2画像検知情報を得てもよい。
ラインセンサー201、202における読み取り結果を受けた画像形成制御部100では、画像処理部104において、プリントデータと測色データとを比較し、必要に応じて画像形成のための画像調整補正(画像最適化)などを行うことができる。画像最適化には、プリント表裏位置調整、濃度調整、色味調整などが含まれる。
例えば、測色計203での測色時はラインセンサー201でRGBのカラーデータを採取する。測色計203及びラインセンサー201で採取したカラーデータは、同じ画像パッチを検出したことにより、画像処理部104にて測色計のLabデータとラインセンサー201のRGBデータで関連づけされる。つまり、RGBデータを測色値に補正することとなる。これにより、ラインセンサーによる用紙全面の測色が可能となる。校正モードでは、測色結果に基づいてラインセンサー201、202の読み取り結果と比較して、ラインセンサーの校正を行うことができる。
なお、上記実施形態では、画像形成装置外に、ラインセンサーと測色計とを有する画像読取装置が接続されている例について説明したが、ラインセンサーと測色計とが同一装置に備えられている必要はなく、それぞれ異なる装置に備えられるものであってもよい。ラインセンサーと測色計とが画像形成装置外でそれぞれ異なる装置に備えるものであってもよい。
図3は、画像形成装置10Aに、表面用のラインセンサー121と裏面用のラインセンサー122とを備え、画像形成装置10Aに測色計203を有する画像読取装置20Aが接続された画像形成システム1Aを示すものである。なお、前記形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略または簡略化する。
すなわち、画像形成装置10Aでは、画像処理部104、画像形成部105を備え、画像読取装置20Aでは、タイミング信号部204を備えている。
また、上記各実施形態では、画像形成制御部または画像読取装置で、読み取り結果の解析や第2画像検知情報の取得などを行うものとして説明した。したがって、画像形成システムでは、画像形成制御部または読取制御部が制御部として機能することができる。また、これらが協働して読み取り結果の解析や第2画像検知情報の取得を行うものである場合は、画像形成制御部および読取制御部が制御部として機能する。
さらには、画像形成装置を管理する管理装置において、画像検知部における読み取り結果の処理を行うようにしてもよい。その場合には、管理装置に備える管理制御部は、本発明の制御部として機能することになる
図4は、ネットワーク2を介して画像形成装置10と画像読取装置20とが管理装置5に接続された形態を示している。なお、画像読取装置20は、管理装置5へのネットワーク接続を行わないものであってもよい。
この形態では、ラインセンサー201、202の検知結果や測色計203の検知結果を、ネットワーク2を通して管理装置5に送信することができる。管理装置5には、管理制御部500と記憶部510とを有しており、記憶部510には、ラインセンサー201、202の検知結果や測色計203の検知結果を記憶することができる。
管理制御部500では、ラインセンサー201、202の検知結果を受けて第1画像情報を取得して画像異常の解析を行って除外検知領域を決定することができる。この除外検知領域は、測色計を有する装置に通知して、除外検知領域を除いた領域で測色計による測色指示を行ってもよく、また、測色計の検知結果を取得して、検知結果から除外検知領域を除いて第2画像検知情報を取得してもよい。
次に、画像のパッチを読み込む状態を図5について説明する。なお、図1、図3の画像形成システムでは、ラインセンサーと測色計との間の距離が異なるものの、画像パッチを搬送方向に沿って順次読み取ることができる。
図5では、用紙Sの搬送方向に対し、表面用のラインセンサー201が用紙幅を覆うように直交して配置されており、その搬送先に、測色計203が用紙Sの表面を測色するように配置されている。測色計203は、用紙幅の略中央で、所定の領域に対し測色を行うことができる。
この例の用紙Sには、複数色からなるパッチ画像P0、P1、P2が用紙の搬送方向に沿って異なる列で形成されており、各パッチ画像では、複数色間でそれぞれ色境界を有している。
ラインセンサー201、202では、走査方向の横幅分を一ラインとして用紙が搬送される方向にスキャンして画像の読み取りが行われる。
一方、測色計203では、タイミング信号部204から供給されるタイミング信号によって所定のエリアで測色が行われる。
図6に示すように、測色計203の近傍の搬送路には、用紙先端検知センサー220が配置されて搬送路を搬送される用紙の先端を検知することが可能になっている。用紙先端検知センサー220で用紙Sの先端を検出すると、N枚目、(N+1)枚目各用紙のパッチ画像P、Pの部分に対して、用紙先端からのパッチ先頭、パッチ間隔ごとのタイミング信号を1枚ごとのパッチ数量分発生させる。パッチは等間隔に配置されていれば、等間隔でタイミング信号を生成する。タイミング信号の生成は、図7に示すように、各カラーのパッチ画像P0、P1の走査方向横側に基準のマーカーPTを印刷し、基準マーカーを検出センサー221で読み取って生成してもよい。
次にタイミング信号が発生してからの測色計203における測色動作を示す。
図8に示すように、測色計203のスポット径を考慮し、スポットに同一カラーのパッチが全て収まりきったタイミングでタイミング信号を発生させる。測色計203は、所定の測色エリアSDで1回目の分光反射の取得を始める。なお、スポット径の大きさは特に限定されるものではないが、例えば20mm径以内のものが挙げられる。
所定反射を収集する時間が経過するタイミングで、測色計は2回目の分光反射の取得を始める。同様に、3回目、4回目と続く。ここでは1回ごとの反射集光時間は4m秒とする。この1回目〜4回目の分光反射状態はそれぞれの分光において積分されて平均処理される。平均化された値が分光反射データとなる。このデータよりL*a*b*などの色彩値に換算される。色彩値に換算してから平均化処理をしてもよい。
次に、本発明であるパッチ画像異常時の対処について説明する。
先ず、測色計203の前段にあるラインセンサー201で、用紙全面の画像を取得する。取得した画像を解析し、パッチに異常がないかを検出する。解析の結果、下記のような異常がある場合の対処を説明する。
図9に示すように、複数回の第1〜第4測色エリアSD1、SD2、SD3、SD4のうち、第2測色エリアSD2の中心にゴミが付着していて画像の不良領域F0を有するとする。この不良領域F0は、ラインセンサー201またはラインセンサー202の検知結果によって判定される。
この場合、第1測色エリアSD1、第3測色エリアSD3には不良領域F0は跨がっていない。よって、第1測色エリアSD1、第3測色エリアSD3、第4測色エリアSD4の測色値は異常ではないため有効なエリアとなる。よって、第2測色エリアSD2のみ排除した測色値を取得する。この場合、本来は4つのエリアの平均値を測色結果としたいが、3つのエリアでも同等とみなして測色結果として第2画像情報とする。このような処理をした場合は3つのエリアからの測色結果であることは記憶しておく。なお、不良領域F0は、本発明の除外検知領域に相当し、ラインセンサー202の検知結果は第1画像情報に相当する。また、第1画像情報に不良領域の情報を含むようにしてもよい。
次に、測色エリアの選択手段について説明する。
先ず、ラインセンサー201による検知結果に対する画像解析結果が出るころには、既に測色計203にパッチが到達してしまうような場合は、測色計203は、各第1〜第4測色エリアの組み合わせの測色結果をそれぞれ図10に示すように、一旦記憶部にメモリする。特に異常がなければ、第1測色エリアSD1、第2測色エリアSD2、第3測色エリアSD3、第4測色エリアSD4における各エリアの結果を測色値として取得する。第2測色エリアSD2に異常(不良領域F0)がある場合は、第1測色エリアSD1、第3測色エリアSD3、第4測色エリアSD4の測色結果を第2画像情報として取得する。第1測色エリアSD1、第2測色エリアSD2、第3測色エリアSD3、第4測色エリアSD4の単独の測色結果を測色計203から取得後に、画像形成装置10が第1測色エリアSD1、第3測色エリアSD3、第4測色エリアSD4の平均処理をして第2画像情報としてもよい。
なお、上記したように全ての測色結果を取得後に、第1画像情報に基づいて不良領域を除外する場合は、画像パッチを測色計203で測色した後に、ラインセンサー201で測色する形態であってもよく、この形態も本発明の範囲内である。
次に、ラインセンサー201での画像解析結果がわかったときに、測色計203にパッチが到達していないケースでは、ラインセンサー201による検知結果から異常領域F0を判定し、第2測色エリアSD2が異常であることを測色計203に事前通知する。この場合、ラインセンサーによる検知結果を第1画像情報としてもよく、解析後の検知結果と異常領域に関する検知結果を第1画像情報としてもよい。測色計203は、第2測色エリアSD2のエリアの検知結果を検知結果から除外検知領域として除外し、第1測色エリアSD1、第3測色エリアSD3、第4測色エリアSD4の平均処理をして測色結果を導き出し、画像読取装置20、20Aや画像形成装置10、管理装置5は、本結果を第2画像情報として取得することができる。
次に、タイミング信号の補正例について説明する。
この例では、ラインセンサーでの画像解析が、パッチ画像の測色計通過以前に完了することが前提の処置となる。
図11のA図では、第2測色エリアSD2と第3測色エリアSD3とに跨がる部分に異常領域F0がある場合である。この場合、測色結果による有効なエリアは、第1測色エリアSD1と第4測色エリアSD4となる。ここで2つのエリアの平均値では求める測色精度を所定量確保できないとすると、タイミング信号をずらすことにより、平均化できるエリアを増やすことができる。なお、必要な所定量は予め定めておき、これを記憶部106などに記憶しておくことができる。また、異なる条件で複数の所定量を設定しておいてもよく、所定量は、オペレータが設定変更できるようにしてもよい。
図11のB図のようにパッチの先端部分から測色を開始することにより、第2測色エリアSD2と第3測色エリアSD3で跨がる部分の画像異常が、第3測色エリアSD3のエリアのみにある画像異常となる。この画像以上の領域を除外検知領域として、第1測色エリアSD1、第2測色エリアSD2、第4測色エリアSD4の3つのエリアの平均値にて測色結果を第2画像情報として取得できる。これはパッチサイズに余裕があるときに可能な対処方法である。
次に、パッチ用紙の搬送速度を下げる例を図12に基づいて説明する。
この例は、ラインセンサーでの画像解析が、パッチ画像の測色計通過以前に完了することが前提の処置となる。
この例では、パッチ用紙の搬送速度を下げるもしくは、用紙を停止して測色時間を確保する。図12のA図は、第2測色エリアSD2と第3測色エリアSD3に跨がる部分に画像異常がある場合である。この場合、有効なエリアは第1測色エリアSD1と第4測色エリアSD4となる。ここで2つのエリアの平均値では所定量が足りず、求める測色精度を確保できないため、平均化するエリアを増やす必要がある。但し、元々のパッチサイズにはマージンを充分にとっていないため、図11のようにタイミング信号をずらすだけではパッチサイズから測色エリアがはみ出してしまう。よって、画像異常位置を認識した場合は、該当パッチを含む用紙の搬送速度を落とす、または停止することが考えられる。
第2測色エリアSD2と第3測色エリアSD3のエリアを跨がる部分がパッチのほぼ中間であるため、パッチを検出するエリアを1/3にすると、画像異常部を避けることができる。例えば、標準の用紙搬送速度が450mm/秒であるとすると、1/3のスピードの150mm/秒に速度を落とす。図12のB図に示すように、必要な分光反射取得時間は同じままにして、1/3のエリアの測色をすることになり、結果としてパッチの中で4回平均の測色ができる。
異常部が多い場合は、用紙搬送を一旦停止させることにより測色スポットの面積が確保できていれば、同一エリアにおける4回平均が可能となる。図12の図Cのように、タイミング信号もパッチの後ろ方向にシフトし、搬送スピードを1/3に落としても、画像異常の後方側の正常なパッチ部を4回平均して測色することができる。よって、パッチ内の画像異常位置により、タイミング信号と搬送スピードを可変させることにより、正常パッチ位置にて測色ができ、第2画像情報を取得することができる。
次に、用紙進行方向のパッチに対して全て画像異常がある場合の例を図13のA図に示す。この場合は、測色計203または用紙を、画像異常の無い部分となるように、測色計203または用紙の一方または両方を走査方向に移動させる。これにより、B図に示すように、第1〜第4測色エリアSD1、SD2、SD3、SD4が不良領域F1にかからないようにすることができる。また、斜めに画像不良部があれば、所定量を確保できるようにずらせばよい。
異常領域部が多い場合は、用紙搬送を一旦停止させることにより測色スポットの面積が確保できていれば、同一エリアにおける4回平均が可能となるため、画像異常が用紙進行方向と直交方向に存在していても測色は可能である。
次に、パッチから正常に測色できるエリアがない場合の例を図14に示す。この場合は、不良領域F2が大きく、測色計203のスポットにおける第1〜第4測色エリアSD1、SD2、SD3、SD4に入る有効な測色面積がパッチPの中に見当たらない。
この場合は、測色不能と判断し、測色結果は反映しない。結果として、再度印刷して測色することができる。
次に、画像不良がある場合、測色検知結果から除外検知領域を除いて測色値を得る処理の手順を図15のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、パッチ印刷の開始に伴って、パッチイメージをラインセンサーのイメージスキャナで読み取る(ステップs1)。次いで、ラインセンサーの検知結果からパッチ異常があるかの解析を行う(ステップs2)。ラインセンサーの検知結果は第1画像情報として処理する。パッチ異常の領域は、除外検知領域となる。また、第1画像情報に除外検知領域の情報を含むようにしてもよい。
図1の画像形成システム1では、読取制御部200で異常領域の解析を行ってもよく、また、画像形成部10に送信して画像形成制御部100で解析を行ってもよい。図3の画像形成システム1Aでは、画像形成制御部100で解析を行うことができる。また、図4に示す画像形成システムでは、画像形成装置の管理を行う管理装置5に読み取り結果を送信し、管理装置5の管理制御部500で解析を行うようにしてもよい。
解析の後、測色計でパッチを測色する(ステップs3)。複数の測色エリアを組み合わせて測色値を記憶部にメモリする(ステップs4)。測色値のメモリは、画像読取装置20または画像読取装置20Aの記憶部206に記憶してもよく、また、画像形成装置10、10Aの記憶部106に記憶してもよい。さらに、管理装置5の記憶部510に記憶するようにしてもよい。
測色値をメモリした後、パッチ画像不良があるかを判定する(ステップs5)。判定結果は、パッチ異常解析の処理で得られている。判定は、読取制御部で行ってもよく、また、画像形成制御部で行ってもよい。さらに、管理制御部500で行ってもよい。
画像不良がなければ(ステップs5、No)、全エリア平均パッチ測色値を取得し(ステップs9)、校正モードにおいて、測色値によってラインセンサーにおけるイメージスキャナの読取値を補正する(ステップs10)。これによりラインセンサーによる用紙全面での測色が可能になる。補正は、読取制御部で行ってもよく、また、画像形成制御部で行ってもよい。さらに、管理制御部500で行ってもよい。
適宜時期には、測色計での測色値と補正したラインセンサーにおけるイメージスキャナ読取値から画像形成データの調整を行うことができる(ステップs11)。この際に、校正後のラインセンサーのみによって画像形成データの調整を行うことも可能である。
一方、パッチ画像不良がある場合(ステップs5、Yes)、除外検知領域を除いた検知領域において正常エリア平均パッチの測色値を第2画像情報として取得し(ステップs6)、測色値でイメージスキャナの読取値を補正し(ステップs7)、適時時期に測色計での測色値と補正したラインセンサーにおけるイメージスキャナ読取値から画像形成データの調整を行う(ステップs8)。なお、ステップs6における測色値取得、ステップs7における読取値補正、ステップs8における画像形成データの調整は、ステップs9〜s11と同様に、読取制御部200で行ってもよく、また、画像形成制御部100で行ってもよい。さらに、管理制御部500で行ってもよい。
なお、第1〜第4測色エリアの単独の測色結果を測色計から取得後に、画像形成装置が第1測色エリア、第3測色エリア、第4測色エリアの平均処理をしてもよい。
次に、ラインセンサーでの画像異常を解析した後、除外検知領域を除いて測色を行って第2画像情報を取得する手順を図16のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、パッチ印刷の開始に伴って、パッチイメージをラインセンサーのイメージスキャナで読み取る(ステップs20)。次いで、ラインセンサーの検知結果からパッチ異常があるかの解析を行う(ステップs21)。ラインセンサーの検知結果は第1画像情報として処理する。パッチ異常の領域は、除外検知領域となる。また、第1画像情報に除外検知領域の情報を含むようにしてもよい。
図1の画像形成システム1では、読取制御部200で異常の解析を行ってもよく、また、画像形成部10に送信して画像形成制御部100で解析を行ってもよい。図3の画像形成システム1Aでは、画像形成制御部100で解析を行うことができる。また、図4に示す画像形成システムでは画像形成装置の管理を行う管理装置5に読み取り結果を送信し、管理装置5の管理制御部500で解析を行うようにしてもよい。
次に、パッチ画像不良があるかを判定する(ステップs22)。判定結果は、パッチ異常解析の処理で得られている。判定は、読取制御部で行ってもよく、また、画像形成制御部で行ってもよい。さらに、管理制御部500で行ってもよい。
画像不良がなければ(ステップ22、No)、測色計に全エリア平均パッチ測色を指示し(ステップs29)、測色計203でパッチ測色を行う(ステップs30)。次いで、測色値を記憶部にメモリする(ステップs31)。測色値のメモリは、画像読取装置20または画像読取装置20Aの記憶部206に記憶してもよく、また、画像形成装置10、10Aの記憶部106に記憶してもよい。さらに、管理装置5の記憶部510に記憶するようにしてもよい。
その後、記憶部から測色値を取得し(ステップs32)、校正モードにおいて、測色値でラインセンサーにおけるイメージスキャナの読取値を補正する(ステップs33)。補正は、読取制御部で行ってもよく、また、画像形成制御部で行ってもよい。さらに、管理制御部500で行ってもよい。
適宜時期に、測色計での測色値と補正したラインセンサーにおけるイメージスキャナ読取値から画像形成データの調整を行う(ステップs34)。
一方、パッチ画像不良がある場合(ステップs22、Yes)、除外検知領域を除いた領域において測色を行うように測色計に指示を行う(ステップs23)。次いで、測色計によるパッチ測色が行われ(ステップs24)、測色値が記憶部のメモリに記録される(ステップs25)。測色値のメモリは、画像読取装置20または画像読取装置20Aの記憶部206に記憶してもよく、また、画像形成装置10、10Aの記憶部106に記憶してもよい。さらに、管理装置5の記憶部510に記憶するようにしてもよい。
次いで、測色値が取得される(ステップs26)。測色値の取得は、読取制御部、画像形成制御部、管理制御部などによって行うことができる。
測色値が取得されると、校正モードにおいて、測色値でラインセンサーにおけるイメージスキャナの読取値を補正し(ステップs27)、適時時期に、測色計での測色値と補正したラインセンサーにおけるイメージスキャナ読取値から画像形成データの調整を行う(ステップs28)。
次に、ラインセンサーでの画像異常を解析した後、測色のタイミングの変更によって測色計203で、除外検知領域を除外した第2画像情報を取得する手順を図17のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、パッチ印刷の開始に伴って、パッチイメージをラインセンサーのイメージスキャナで読み取る(ステップs40)。次いで、ラインセンサーの検知結果からパッチ異常があるかの解析を行う(ステップs41)。ラインセンサーの検知結果は第1画像情報として処理する。パッチ異常の領域は、除外検知領域となる。また、第1画像情報に除外検知領域の情報を含むようにしてもよい。
図1の画像形成システム1では、読取制御部200で異常部の解析を行ってもよく、また、画像形成部10に送信して画像形成制御部100で解析を行ってもよい。図3の画像形成システム1Aでは、画像形成制御部100で解析を行うことができる。また、図4に示す画像形成システムでは画像形成装置の管理を行う管理装置5に読み取り結果を送信し、管理装置5の管理制御部500で解析を行うようにしてもよい。
次に、パッチ画像不良があるかを判定する(ステップs42)。判定結果は、パッチ異常解析の処理で得られている。判定は、読取制御部で行ってもよく、また、画像形成制御部で行ってもよい。さらに、管理制御部500で行ってもよい。
画像不良がなければ(ステップs42、No)、測色計に全エリア平均パッチ測色を指示し(ステップs57)、測色計でパッチ測色を行う(ステップs58)。次いで、測色値を記憶部にメモリする(ステップs59)。測色値のメモリは、画像読取装置20または画像読取装置20Aの記憶部206に記憶してもよく、また、画像形成装置10、10Aの記憶部106に記憶してもよい。さらに、管理装置5の記憶部510に記憶するようにしてもよい。
その後、記憶部から測色値を取得し(ステップs60)、校正モードにおいて、測色値でラインセンサーにおけるイメージスキャナの読取値を補正する(ステップs61)。補正は、読取制御部で行ってもよく、また、画像形成制御部で行ってもよい。さらに、管理制御部500で行ってもよい。
適宜時期に、測色計での測色値と補正したラインセンサーにおけるイメージスキャナ読取値から画像形成データの調整を行う(ステップs62)。
一方、パッチ画像不良がある場合(ステップs42、Yes)、異常部除外で平均回数不足するか、すなわち所定量に満たないかを判定する(ステップs43)。
平均回数以上である場合(ステップs43、No)、除外検知領域を除いた領域において測色を行うように測色計に指示を行う(ステップs51)。次いで、測色計によるパッチ測色が行われ(ステップs52)、測色値が記憶部のメモリに記録される(ステップs53)。測色値のメモリは、画像読取装置20または画像読取装置20Aの記憶部206に記憶してもよく、また、画像形成装置10、10Aの記憶部106に記憶してもよい。さらに、管理装置5の記憶部510に記憶するようにしてもよい。
次いで、測色値が取得される(ステップs54)。測色値の取得は、読取制御部、画像形成制御部、管理制御部などによって行うことができる。
測色値が取得されると、校正モードにおいて、測色値でラインセンサーにおけるイメージスキャナの読取値を補正し(ステップs55)、適時時期に、測色計での測色値と補正したラインセンサーにおけるイメージスキャナ読取値から画像形成データの調整を行う(ステップs56)。
また、異常部除外で平均回数が不足する場合(ステップs43、Yes)、パッチ内で所定のエリアが確保されるように測色計に対するタイミング信号を補正し(ステップs44)、測色計に異常エリアを除外した平均パッチ測色を指示する(ステップs45)。次いで、指示に従って測色計でパッチ測色を行い(ステップs46)、測色値が記憶部のメモリに記録される(ステップs47)。測色値のメモリは、画像読取装置20または画像読取装置20Aの記憶部206に記憶してもよく、また、画像形成装置10、10Aの記憶部106に記憶してもよい。さらに、管理装置5の記憶部510に記憶するようにしてもよい。
次いで、測色値が取得される(ステップs48)。測色値の取得は、読取制御部、画像形成制御部、管理制御部などによって行うことができる。
測色値が取得されると、校正モードにおいて、測色値でラインセンサーにおけるイメージスキャナの読取値を補正し(ステップs49)、適時時期に、測色計での測色値と補正したラインセンサーにおけるイメージスキャナ読取値から画像形成データの調整を行う(ステップs50)。
次に、ラインセンサーで画像異常があると認められる場合、測色タイミングの変更か、搬送速度の変更によって測色計で除外検知領域を除外して測色を行う手順を図18のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、パッチ印刷の開始に伴って、パッチイメージをラインセンサーのイメージスキャナで読み取る(ステップs70)。次いで、ラインセンサーの検知結果からパッチ異常があるかの解析を行う(ステップs71)。ラインセンサーの検知結果は第1画像情報として処理する。パッチ異常の領域は、除外検知領域となる。また、第1画像情報に除外検知領域の情報を含むようにしてもよい。
図1の画像形成システム1では、読取制御部200で異常部の解析を行ってもよく、また、画像形成部10に送信して画像形成制御部100で解析を行ってもよい。図3の画像形成システム1Aでは、画像形成制御部100で解析を行うことができる。また、図4に示す画像形成システムでは画像形成装置の管理を行う管理装置5に読み取り結果を送信し、管理装置5の管理制御部500で解析を行うようにしてもよい。
次に、パッチ画像不良があるかを判定する(ステップs72)。判定結果は、パッチ異常解析の処理で得られている。判定は、読取制御部で行ってもよく、また、画像形成制御部で行ってもよい。さらに、管理制御部500で行ってもよい。
画像不良がなければ(ステップ72、No)、測色計203に全エリア平均パッチ測色を指示し(ステップs96)、測色計203でパッチ測色を行う(ステップs97)。次いで、測色値を記憶部にメモリする(ステップs98)。測色値のメモリは、画像読取装置20または画像読取装置20Aの記憶部206に記憶してもよく、また、画像形成装置10、10Aの記憶部106に記憶してもよい。さらに、管理装置5の記憶部510に記憶するようにしてもよい。
その後、記憶部から測色値を取得し(ステップs99)、校正モードにおいて、測色値でラインセンサーにおけるイメージスキャナの読取値を補正する(ステップs100)。補正は、読取制御部で行ってもよく、また、画像形成制御部で行ってもよい。さらに、管理制御部500で行ってもよい。
適宜時期に、測色計での測色値と補正したラインセンサーにおけるイメージスキャナ読取値から画像形成データの調整を行う(ステップs101)。
一方、パッチ画像不良がある場合(ステップs72、Yes)、除外検知領域を除くと平均回数不足するか、すなわち所定量に満たないかを判定する(ステップs73)。
平均回数以上得られる場合(ステップs73、No)、除外検知領域を除いた領域において測色を行うように測色計に指示を行う(ステップs90)。次いで、指示に従って測色計によるパッチ測色が行われ(ステップs91)、測色値が記憶部のメモリに記録される(ステップs92)。測色値のメモリは、画像読取装置20または画像読取装置20Aの記憶部206に記憶してもよく、また、画像形成装置10、10Aの記憶部106に記憶してもよい。さらに、管理装置5の記憶部510に記憶するようにしてもよい。
次いで、測色値が取得される(ステップs93)。測色値の取得は、読取制御部、画像形成制御部、管理制御部などによって行うことができる。
測色値が取得されると、校正モードにおいて、測色値でラインセンサーにおけるイメージスキャナの読取値を補正し(ステップs94)、適時時期に、測色計での測色値と補正したラインセンサーにおけるイメージスキャナ読取値から画像形成データの調整を行う(ステップs95)。
異常部除外で平均回数が不足する場合(ステップs73、Yes)、タイミング信号補正で搬送速度を変更するかを判定する(ステップs74)。この判定は、タイミング信号補正のみで処理を行うことが可能であるかなどに基づいて行うことができる。
搬送速度を変更する場合(ステップs74、Yes)、用紙搬送速度をダウンする(ステップs75)。用紙搬送速度のダウンは、通常は、画像パッチを測色計で読み取る前に行うが、測色中に搬送速度のダウンを行うものであってもよい。
次いで、測色計に対するタイミング信号を補正し(ステップs76)、測色計に全エリア平均パッチ測色を指示する(ステップs77)。次いで、指示に従って測色計でパッチ測色を行い(ステップs78)、測色値が記憶部のメモリに記録される(ステップs79)。測色値のメモリは、画像読取装置20または画像読取装置20Aの記憶部206に記憶してもよく、また、画像形成装置10、10Aの記憶部106に記憶してもよい。さらに、管理装置5の記憶部510に記憶するようにしてもよい。
次いで、測色値が取得される(ステップs80)。測色値の取得は、読取制御部、画像形成制御部、管理制御部などによって行うことができる。
測色値が取得されると、校正モードにおいて、測色値でラインセンサーにおけるイメージスキャナの読取値を補正し(ステップs81)、適時時期に、測色計での測色値と補正したラインセンサーにおけるイメージスキャナ読取値から画像形成データの調整を行う(ステップs82)。
搬送速度を変更しない場合(ステップs74、No)、測色計に対するタイミング信号を補正し(ステップs83)、測色計に異常エリアを除外した平均パッチ測色を指示する(ステップs84)。次いで、指示に従って測色計でパッチ測色を行い(ステップ85)、測色値が記憶部のメモリに記録される(ステップs86)。測色値のメモリは、画像読取装置20または画像読取装置20Aの記憶部206に記憶してもよく、また、画像形成装置10、10Aの記憶部106に記憶してもよい。さらに、管理装置5の記憶部510に記憶するようにしてもよい。
次いで、測色値が取得される(ステップs87)。測色値の取得は、読取制御部、画像形成制御部、管理制御部などによって行うことができる。
測色値が取得されると、校正モードにおいて、測色値でラインセンサーにおけるイメージスキャナの読取値を補正し(ステップs88)、適時時期に、測色計での測色値と補正したラインセンサーにおけるイメージスキャナ読取値から画像形成データの調整を行う(ステップs89)。
次に、画像不良が測色可能エリアの全てにあるかによって処理を変える手順を図19のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、パッチ印刷の開始に伴って、パッチイメージをラインセンサーのイメージスキャナで読み取る(ステップs200)。次いで、ラインセンサーの検知結果からパッチ異常があるかの解析を行う(ステップs201)。ラインセンサーの検知結果は第1画像情報として処理する。パッチ異常の領域は、除外検知領域となる。また、第1画像情報に除外検知領域の情報を含むようにしてもよい。
図1の画像形成システム1では、読取制御部200で異常部の解析を行ってもよく、また、画像形成部10に送信して画像形成制御部100で解析を行ってもよい。図3の画像形成システム1Aでは、画像形成制御部100で解析を行うことができる。また、図4に示す画像形成システムでは、画像形成装置の管理を行う管理装置5に読み取り結果を送信し、管理装置5の管理制御部500で解析を行うようにしてもよい。
次に、パッチ画像不良があるかを判定する(ステップs202)。判定結果は、パッチ異常解析の処理で得られている。判定は、読取制御部で行ってもよく、また、画像形成制御部で行ってもよい。さらに、管理制御部で行ってもよい。
画像不良がなければ(ステップs202、No)、測色計に全エリア平均パッチ測色を指示し(ステップs220)、測色計でパッチ測色を行う(ステップs221)。次いで、測色値を記憶部にメモリする(ステップs222)。測色値のメモリは、画像読取装置20または画像読取装置20Aの記憶部206に記憶してもよく、また、画像形成装置10、10Aの記憶部106に記憶してもよい。さらに、管理装置5の記憶部510に記憶するようにしてもよい。
その後、記憶部から測色値を取得し(ステップs223)、校正モードにおいて、測色値でラインセンサーにおけるイメージスキャナの読取値を補正する(ステップs224)。補正は、読取制御部で行ってもよく、また、画像形成制御部で行ってもよい。さらに、管理制御部500で行ってもよい。
適宜時期に、測色計での測色値と補正したラインセンサーにおけるイメージスキャナ読取値から画像形成データの調整を行う(ステップs225)。
一方、パッチ画像不良がある場合(ステップs202、Yes)、用紙進行方向全平均エリアに異常があるかを判定する(ステップs203)。全平均エリアに異常があれば(ステップs203、Yes)、測色可能エリアは存在しないかを判定する(ステップs204)。測色可能エリアが存在しなければ(ステップs204、Yes)、測色を中止し(ステップs205)、画像パッチを再度描画するリトライを行う(ステップs206)。
測色可能エリアが存在する場合(ステップs204、No)、測色可能エリアに測色計または用紙を移動する(ステップs207)。両方を移動させてもよい。測色計に全エリア平均パッチ測色を指示し(ステップs208)、測色計でパッチ測色を行う(ステップs209)。次いで、測色値を記憶部にメモリする(ステップs210)。測色値のメモリは、画像読取装置20または画像読取装置20Aの記憶部206に記憶してもよく、また、画像形成装置10、10Aの記憶部106に記憶してもよい。さらに、管理装置5の記憶部510に記憶するようにしてもよい。
その後、記憶部から測色値を取得し(ステップs211)、校正モードにおいて、測色値でラインセンサーにおけるイメージスキャナの読取値を補正する(ステップs212)。補正は、読取制御部で行ってもよく、また、画像形成制御部で行ってもよい。さらに、管理制御部500で行ってもよい。
適宜時期に、測色計での測色値と補正したラインセンサーにおけるイメージスキャナ読取値から画像形成データの調整を行う(ステップs213)。
また、用紙進行方向全平均エリアに異常があるものではない場合(ステップs203、No)、図15〜図18に示した、パッチ画像に異常がある場合の処理のいずれかを行う(ステップs214)。いずれの処理を行うかは、予め定めておくことができる。すなわち、図15、図16に示す処理では、正常エリア平均パッチ測色を指示する。図17の処理では、ステップs43〜ステップs45(平均回数不足する場合)、またはステップs43〜ステップs51(平均回数不足しない場合)における処理が行われる。図18では、ステップs73〜ステップs77(平均回数不足、タイミング補正+搬送速度変更)に至る処理またはステップs73〜ステップs84(平均回数不足、タイミング補正+搬送速度変更なし)に至る処理、もしくはステップs73〜ステップs90(平均回数不足しない)に至る処理が行われる。
次いで、測色計でパッチの測色を行い(ステップs215)、測色値を記憶部にメモリする(ステップs216)。測色値のメモリは、画像読取装置20または画像読取装置20Aの記憶部206に記憶してもよく、また、画像形成装置10、10Aの記憶部106に記憶してもよい。さらに、管理装置5の記憶部510に記憶するようにしてもよい。
その後、記憶部から測色値を取得し(ステップs217)、校正モードにおいて、測色値でラインセンサーにおけるイメージスキャナの読取値を補正する(ステップs218)。補正は、読取制御部で行ってもよく、また、画像形成制御部で行ってもよい。さらに、管理制御部500で行ってもよい。
適宜時期に、測色計での測色値と補正したラインセンサーにおけるイメージスキャナ読取値から画像形成データの調整を行う(ステップs219)。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明の範囲を逸脱しない限りは、本実施形態の内容を適宜変更することが可能である。
1 画像形成システム
5 管理装置
10 画像形成装置
10A 画像形成装置
20 画像読取装置
20A 画像読取装置
100 画像形成制御部
104 画像処理部
105 画像形成部
106 記憶部
110 用紙搬送部
120 ラインセンサー
121 ラインセンサー
200 読取制御部
201 ラインセンサー
202 ラインセンサー
203 測色計
206 記憶部
500 管理制御部
510 記憶部
SD1 第1測色エリア
SD2 第2測色エリア
SD3 第3測色エリア
SD4 第4測色エリア
F0、F1、F2 異常領域

Claims (33)

  1. 画像読取装置であって、
    第1画像検知部よりも相対的に色測定精度が高く、転写媒体上の画像を検知する第2画像検知部と、
    前記第2画像検知部を制御するとともに、前記第2画像検知部よりも相対的に不良検知精度の高い前記第1画像検知部によって前記画像を検知した結果による第1画像検知情報を取得する読取制御部と、を有し、
    前記読取制御部は、前記第1画像検知情報に基づいて前記画像に不良があると判定された除外検知領域に基づいて、前記第2画像検知部で検知された検知結果を用いて第1画像検知部で検知された前記画像のうちで前記除外検知領域を除いた画像の領域における第2画像検知情報を取得することを特徴とする画像読取装置。
  2. 画像読取装置であって、
    第1画像検知部よりも相対的に色測定精度が高く、転写媒体上の画像を検知する第2画像検知部と、
    前記第2画像検知部を制御するとともに、前記第2画像検知部よりも相対的に不良検知精度の高い前記第1画像検知部によって前記画像を検知した結果による第1画像検知情報を取得する読取制御部と、を有し、
    前記読取制御部は、前記第1画像検知情報に基づいて画像に不良があると判定された除外検知領域に基づいて、第2画像検知部で検知された検知結果を用いて、前記除外検知領域を除いた画像の領域の第2画像検知情報を取得し、
    前記第1画像検知情報には、前記除外検知領域の情報が含まれていることを特徴とする画像読取装置。
  3. 画像読取装置であって、
    第1画像検知部よりも相対的に色測定精度が高く、転写媒体上の画像を検知する第2画像検知部と、
    前記第2画像検知部を制御するとともに、前記第2画像検知部よりも相対的に不良検知精度の高い前記第1画像検知部によって前記画像を検知した結果による第1画像検知情報を取得する読取制御部と、を有し、
    前記読取制御部は、前記第1画像検知情報に基づいて前記画像に不良があると判定された除外検知領域に基づいて、第2画像検知部で検知された検知結果を用いて、前記除外検知領域を除いた画像の領域の第2画像検知情報を取得し、
    さらに、前記読取制御部は、前記第1画像検知情報を当該画像読取装置に通知した画像形成装置に前記第2画像検知情報を送信することを特徴とす画像読取装置。
  4. 画像読取装置であって、
    第1画像検知部よりも相対的に色測定精度が高く、転写媒体上の画像を検知する第2画像検知部と、
    前記第2画像検知部を制御するとともに、前記第2画像検知部よりも相対的に不良検知精度の高い前記第1画像検知部によって前記画像を検知した結果による第1画像検知情報を取得する読取制御部と、を有し、
    前記読取制御部は、前記第1画像検知情報に基づいて前記画像に不良があると判定された除外検知領域に基づいて、第2画像検知部で検知された検知結果を用いて、前記除外検知領域を除いた画像の領域の第2画像検知情報を取得し、
    さらに、転写媒体を搬送する転写媒体搬送部を備え、
    前記第2画像検知部が前記転写媒体搬送部で搬送される画像の検知を行うものであり、
    前記読取制御部は、さらに前記転写媒体搬送部を制御することを特徴とす画像読取装置。
  5. 前記読取制御部は、前記除外検知領域を除いた領域が所定量に達しない場合は、前記第2画像検知部の検知タイミングを補正することを特徴とする請求項記載の画像読取装置。
  6. 前記読取制御部は、前記除外検知領域を除いた領域が所定量に達しない場合は、第2画像検知部の検知タイミングを補正するとともに、転写媒体の搬送速度を下げる、または、転写媒体の搬送を停止して検知時間を確保することを特徴とする請求項記載の画像読取装置。
  7. 前記読取制御部は、転写媒体の搬送方向において、前記除外検知領域を除いた領域が所定量に達しないか、無い場合は、前記転写媒体の搬送方向と交わる方向に、第2画像検知部および前記転写媒体の一方または両方をシフトすることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  8. 画像読取装置であって、
    第1画像検知部よりも相対的に色測定精度が高く、転写媒体上の画像を検知する第2画像検知部と、
    前記第2画像検知部を制御するとともに、前記第2画像検知部よりも相対的に不良検知精度の高い前記第1画像検知部によって前記画像を検知した結果による第1画像検知情報を取得する読取制御部と、を有し、
    前記読取制御部は、前記第1画像検知情報に基づいて前記画像に不良があると判定された除外検知領域に基づいて、第2画像検知部で検知された検知結果を用いて、前記除外検知領域を除いた画像の領域の第2画像検知情報を取得し、
    前記読取制御部は、前記除外検知領域を除いた結果、前記第2画像検知情報として正常な領域が確保できない場合は、前記第2画像検知部で取得した検知結果は無効とすることを特徴とす画像読取装置。
  9. 前記読取制御部は、前記第1画像検知部の第1画像検知情報に基づいて前記除外検知領域を決定することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  10. 前記読取制御部は、前記第2画像検知部による検知結果から前記除外検知領域を除いた領域の検知結果によって、前記第2画像検知情報を取得することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  11. 前記読取制御部は、前記除外検知領域を除いた領域で、前記第2画像検知部によって検知された複数の測定結果を積算した結果により前記第2画像検知情報を取得することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  12. 前記第1画像検知情報は、前記第1画像検知部の検知結果を取得した画像形成装置から通知されるものであることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  13. 前記第1画像検知部は、当該画像読取装置に備えられていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  14. 前記第1画像検知部がイメージセンサであり、前記第2画像検知部が分光測色計であることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  15. 転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部を制御するとともに、第2画像検知部よりも相対的に不良検知精度の高い第1画像検知部による転写媒体の画像の検知結果の情報と、前記第1画像検知部よりも相対的に色測定精度の高い第2画像検知部による転写媒体の画像の検知結果の情報と、を取得する画像形成制御部と、を有し、
    前記画像形成制御部は、前記第1画像検知部の検知結果による第1画像検知情報によって前記画像に不良があると判定された除外検知領域に基づいて、前記第2画像検知部で検知された検知結果を用いて第1画像検知部で検知された前記画像のうちで前記除外検知領域を除いた画像の領域における第2画像検知情報を取得することを特徴とする画像形成装置。
  16. 前記画像形成制御部は、前記除外検知領域を除いた領域の第2画像検知情報を、前記第2画像検知部の検知結果の情報として取得することを特徴とする請求項15記載の画像形成装置。
  17. 前記画像形成制御部は、前記第1画像検知情報から前記除外検知領域を決定し、前記除外検知領域に基づいて、前記第2画像検知部の検知結果から前記除外検知領域を除いた領域の検知結果によって、前記第2画像検知情報を取得することを特徴とする請求項15記載の画像形成装置。
  18. 転写媒体を搬送する転写媒体搬送部を備え、
    前記第2画像検知部が前記転写媒体搬送部で搬送される画像の検知を行うものであり、
    前記画像形成制御部は、前記転写媒体搬送部を制御し、さらに、前記画像形成制御部は、前記除外検知領域を除いた領域が所定量に達しない場合は、前記第2画像検知部の検知タイミングを補正することを特徴とする請求項15〜17のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  19. 前記画像形成制御部は、前記除外検知領域を除いた領域が所定量に達しない場合は、第2画像検知部の検知タイミングを補正するとともに、転写媒体の搬送速度を下げる、または、転写媒体の搬送を停止して検知時間を確保することを特徴とする請求項18記載の画像形成装置。
  20. 前記画像形成制御部は、転写媒体の搬送方向において、前記除外検知領域を除いた領域が所定量に達しないか、無い場合は、前記転写媒体の搬送方向と交わる方向に、第2画像検知部および前記転写媒体の一方または両方をシフトすることを特徴とする請求項18または19に記載の画像形成装置。
  21. 前記画像形成制御部は、前記除外検知領域を除いた結果、前記第2画像検知情報として正常な領域が確保できない場合は、前記第2画像検知部で取得した検知結果は無効とすることを特徴とする請求項15〜20のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  22. 前記第1画像検知情報には、前記除外検知領域の情報が含まれていることを特徴とする請求項15〜21のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  23. 転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
    第2画像検知部よりも相対的に不良検知精度が高く、転写媒体の画像を検知する第1画像検知部と、
    前記第1画像検知部よりも相対的に色測定精度が高く、転写媒体の画像を検知する第2画像検知部と、
    前記画像形成部を制御するとともに、前記第1画像検知部の検知結果および前記第2画像検知部の検知結果の情報を取得する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記第1画像検知部の検知結果による第1画像検知情報によって前記画像に不良があると判定されると、前記画像に不良があると判定された除外検知領域に基づいて、前記第2画像検知部で検知された検知結果を用いて第1画像検知部で検知された前記画像のうちで前記除外検知領域を除いた画像の領域における第2画像検知情報を取得することを特徴とする画像形成システム。
  24. 前記制御部は、前記第1画像検知部の検知結果によって得られた前記除外検知領域によって、該除外検知領域を除いた領域の第2画像検知情報を設定することを特徴とする請求項23記載の画像形成システム。
  25. 第2画像検知部よりも相対的に不良検知精度が高い第1画像検知部によって転写媒体の画像を検知した検知結果による第1画像検知情報に基づいて画像に不良があると判定される除外検知領域を求めるステップと、
    前記第1画像検知部よりも相対的に色測定精度が高い第2画像検知部によって転写媒体の前記画像を検知した検知結果から、第1画像検知部で検知された前記画像のうちで前記除外検知領域を除いた画像の領域における第2画像検知情報を求めるステップと、を有することを特徴とする画像形成方法。
  26. さらに、前記第2画像検知情報によって前記第1画像検知部の校正を行うステップを有することを特徴とする請求項25記載の画像形成方法。
  27. 前記除外検知領域を除いた領域が所定量に達しない場合は、前記第2画像検知部の検知タイミングを補正することを特徴とする請求項25または26に記載の画像形成方法。
  28. 前記除外検知領域を除いた領域が所定量に達しない場合は、第2画像検知部の検知タイミングを補正するとともに、転写媒体の搬送速度を下げる、または、転写媒体の搬送を停止して検知時間を確保することを特徴とする請求項27記載の画像形成方法。
  29. 転写媒体の搬送方向において、前記除外検知領域を除いた領域が所定量に達しないか、無い場合は、前記転写媒体の搬送方向と交わる方向に、第2画像検知部および前記転写媒体の一方または両方をシフトすることを特徴とする請求項25〜28のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  30. 前記除外検知領域を除いた結果、前記第2画像検知情報として正常な領域が確保できない場合は、前記第2画像検知部で取得した検知結果は無効とすることを特徴とする請求項25〜29のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  31. 前記第1画像検知情報には、前記除外検知領域の情報が含まれていることを特徴とする請求項25〜30のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  32. 転写媒体に画像形成を行う画像形成装置を制御するコンピュータで実行される画像形成制御プログラムであって、
    第2画像検知部よりも相対的に不良検知精度が高い第1画像検知部によって転写媒体の画像を検知した検知結果から前記画像に不良があると判定される除外検知領域を求めるステップと、
    前記第1画像検知部よりも相対的に色測定精度が高い第2画像検知部によって転写媒体の前記画像を検知した検知結果から、第1画像検知部で検知された前記画像のうちで前記除外検知領域を除いた画像の領域における第2画像検知情報を取得するステップと、を有することを特徴とする画像形成制御プログラム。
  33. 前記第2画像検知情報によって前記第1画像検知部の校正を行う制御を行うステップを有することを特徴とする請求項32記載の画像形成制御プログラム。
JP2015201130A 2015-10-09 2015-10-09 画像読取装置、画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法および画像形成制御プログラム Active JP6361626B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015201130A JP6361626B2 (ja) 2015-10-09 2015-10-09 画像読取装置、画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法および画像形成制御プログラム
US15/282,775 US10165141B2 (en) 2015-10-09 2016-09-30 Image reading apparatus, image forming apparatus, image forming system, image forming method, and non-transitory computer-readable recording medium which stores image forming control program therein

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015201130A JP6361626B2 (ja) 2015-10-09 2015-10-09 画像読取装置、画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法および画像形成制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017073730A JP2017073730A (ja) 2017-04-13
JP6361626B2 true JP6361626B2 (ja) 2018-07-25

Family

ID=58499157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015201130A Active JP6361626B2 (ja) 2015-10-09 2015-10-09 画像読取装置、画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法および画像形成制御プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10165141B2 (ja)
JP (1) JP6361626B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6233388B2 (ja) * 2015-11-10 2017-11-22 コニカミノルタ株式会社 読み取り装置及び読み取り制御方法並びに読み取り制御プログラム
JP6914735B2 (ja) * 2017-05-31 2021-08-04 キヤノン株式会社 画像形成装置
US10484555B2 (en) * 2017-06-08 2019-11-19 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus communicably connected to an external measurement device that measures a measurement image for a calibration operation, and a related image processing apparatus
JP6895812B2 (ja) * 2017-06-08 2021-06-30 キヤノン株式会社 情報処理装置
JP7327918B2 (ja) * 2018-09-25 2023-08-16 コニカミノルタ株式会社 画像検査システム、画像検査方法、および画像検査プログラム
JP7229782B2 (ja) * 2019-01-09 2023-02-28 キヤノン株式会社 測定装置及び画像形成システム
JP7353856B2 (ja) 2019-08-09 2023-10-02 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2022134809A (ja) * 2021-03-04 2022-09-15 株式会社リコー 画像検査装置及び画像形成装置
JP2022153718A (ja) * 2021-03-30 2022-10-13 セイコーエプソン株式会社 測色器、測色システム及び通信方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5760913A (en) * 1996-02-12 1998-06-02 Splash Technology, Inc. Color calibration method and system having independent color scanner profiles
JP2007030340A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、出力濃度調整方法及びプログラム
JP2009116061A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置および画像形成システム
JP2009124458A (ja) 2007-11-15 2009-06-04 Toppan Printing Co Ltd 測色値適正判別方法及び装置並びに測色値適正判別プログラム
JP5482820B2 (ja) 2012-03-29 2014-05-07 富士ゼロックス株式会社 画像読取装置および画像形成装置
JP6087634B2 (ja) * 2013-01-16 2017-03-01 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017073730A (ja) 2017-04-13
US20170104884A1 (en) 2017-04-13
US10165141B2 (en) 2018-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6361626B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法および画像形成制御プログラム
US10652433B2 (en) Image forming apparatus, image forming system, method of calibrating image detection unit, and post-processing apparatus
JP7211238B2 (ja) エッジ検出装置、傾き補正装置、読取装置、画像処理装置およびエッジ検出方法
JP6164237B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成システム
US8077349B2 (en) Image processing apparatus and computer readable medium storing image processing program
JP6911335B2 (ja) 画像形成装置、およびプログラム
US7558492B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP4419101B2 (ja) 画像形成装置
US20200195798A1 (en) Image reading device, image forming system, method of controlling image reading device, and program
JP4810257B2 (ja) 画像形成装置
US11457114B2 (en) Image forming apparatus and image forming method that perform inspection using line sensors
JP7119353B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP4440319B2 (ja) 紙表面検出装置及び画像形成装置
EP4068003A1 (en) Reading apparatus, processing apparatus, and image forming system
JP4372038B2 (ja) 画像形成装置
JP6891463B2 (ja) 画像形成装置、およびプログラム
JP4525111B2 (ja) 画像形成装置、印刷結果検査装置、印刷結果検査方法
JP2006292952A (ja) 画像形成装置
JP2006025284A (ja) 画像読み取り装置
JP6217695B2 (ja) 測色装置、画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成管理装置
JP6557104B2 (ja) 画像読取装置
JP4861442B2 (ja) 画像形成装置
US20240011769A1 (en) Sheet identification device, image processing apparatus, and sheet identification method
JP7131215B2 (ja) 画像形成システム、及び、画像検品方法
JP6639152B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171231

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6361626

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150