JP6557104B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スキャナーやコピー機、FAX装置、複合機などに備えられ、原稿台に載置された原稿を光学的に読み取る画像読取装置に関する。
従来、スキャナーやコピー機、FAX装置、複合機などに備えられ、原稿台に載置された原稿を光学的に読み取る画像読取装置が知られている。この画像読取装置では、原稿サイズを誤判別すると、画像の読み取りが正確にできなくなり、画像データの欠損等を引き起こすことから、読取対象となる原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出機構が一般的に実装されている。
原稿サイズを検出する機構としては、CCDイメージセンサー(Charge Coupled Device)で検出するものがあり、原稿サイズを検知する手法としては、圧板を開けたときと閉めたときのそれぞれのタイミングで原稿台に光を照射し、圧板の映り込みによって反射光の輝度に差が生じることを利用して、原稿部と非原稿部とを判別するものがある(特許文献1参照。)。
この特許文献1に開示された手法では、以下のことを前提としている。すなわち、非原稿部では、圧板開状態で暗く、圧板閉状態では圧板の映り込みで明るくなることから、開閉動作においては非原稿部の輝度が上昇する一方、原稿部では、圧板の開閉状態によらず、原稿からの反射光が変動しないため、開閉動作で原稿部の輝度は変化しない。上記特許文献1に開示された手法では、この前提条件の下、主走査位置ごとに輝度の変化量を所定の閾値と比較し比較し、閾値を下回る(或いは上回る)位置を原稿部と非原稿部の境界であると判定する。
特開2007−174221号公報
しかしながら、圧板の開閉動作では、圧板を閉める過程で副走査方向に原稿ずれが発生して、所定の主走査位置の輝度を読み取る際に開閉動作の前後によって読み取られる原稿の位置が異なることにより、輝度が変化してしまうことがあり、この場合には、上記手法では正確に原稿サイズを検出できないことがあった。詳述すると、例えば、圧板を開けたときに原稿の黒部を読み、次いで、圧板を閉めたときに原稿がずれ、その状態で原稿の異なる部分、例えば画像がない部分(白部分)を読み込んだ場合には、1回目と2回目で得られたデータ間の輝度差に大きな変化が生じてしまい、原稿部の主走査位置を非原稿部であると誤判定する可能性がある。原稿のずれは、特に、圧板のバウンドなどで圧板が開く際に発生しやすく、また、圧板を閉じる速度が速いほど発生しやすく、ずれ量も大きくなる傾向がある。
そこで、本発明は、上記のような問題を解決するものであり、原稿のサイズを検出する際に、圧板の開閉動作によって原稿のずれが発生するような場合であっても原稿サイズ、特に原稿幅サイズの誤検知を低減できる画像読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像読取装置の第1の特徴は、原稿を光学的に読み取る画像読取装置であって、原稿が載置される原稿台と、前記原稿台に対して開閉する圧板と、前記圧板の開閉角度が開状態から第1の角度まで変化したことを検出する第1の角度検出手段と、前記圧板が前記第1の角度からさらに第2の角度まで変化したことを検出する第2の角度検出手段と、前記第1の角度から前記第2の角度の間の中角度領域において、前記原稿台上に載置された原稿に向かって光を照射し、その反射光の主走査方向に沿った輝度分布を第1輝度分布として記録するとともに、前記第2の角度以下の小角度領域において、前記原稿台上に載置された原稿に向かって光を照射し、その反射光の主走査方向に沿った輝度分布を第2輝度分布として記録する読取手段と、前記読取手段を前記主走査方向と直交する副走査方向へ移動させる駆動手段と、前記第1輝度分布と前記第2輝度分布との比較結果に基づいて原稿幅検出を行う原稿幅検出手段と、前記角度検出手段が検出した角度に応じて、前記読取手段及び前記駆動手段の動作を制御する動作制御部とを備え、前記動作制御部は、前記圧板の開閉角度が前記第1の角度まで変化したことを前記角度検出手段が検出した際に、原稿幅検知位置において、前記読取手段により前記第1輝度分布を記録する第1の読取動作と、前記圧板の開閉角度が前記第2の角度まで変化したことを前記角度検出手段が検出した際に、前記原稿幅検知位置を含む所定範囲にわたって、前記読取手段を前記副走査方向に移動させつつ、前記輝度分布を記録する第2の読取動作とを実行させることにある。
本発明に係る画像読取装置の第2の特徴は、前記読取手段は、前記第2読取動作において、前記主走査位置ごとに、副走査方向に沿った輝度の最小値を算出した結果を前記第2輝度分布として記録することにある。
本発明に係る画像読取装置の第3の特徴は、前記圧板を閉める速さを計測する閉止速度計測手段をさらに備え、前記動作制御部は、前記閉止速度計測手段が計測した前記圧板を閉める速さに応じて、前記所定範囲の位置又は大きさを変更することにある。
本発明に係る画像読取装置の第1の特徴によれば、圧板の開閉角度が開状態から第1の角度から第2の角度の間の「中角度領域」と、第1の角度からさらに第2の角度以下の「小角度領域」に移行したときに原稿に向かって光を照射して、それぞれの領域における反射光の分布を第1輝度分布及び第2輝度分布として記録する。その際、第2輝度分布を記録する第2の読取動作において、原稿幅検知位置を含む所定範囲にわたって読取手段を副走査方向に移動させる。これにより、圧板を閉める途中で原稿ずれが発生する状況であっても、原稿がずれる範囲にわたって読取手段を移動させつつ反射光を取得し、輝度分布を記録することができ、原稿がずれることにより輝度分布の変動を検出することで、正確な原稿幅検知を行うことができる。
本発明に係る画像読取装置の第2の特徴によれば、第2読取動作において、主走査位置ごとに副走査方向に沿った輝度の最小値を算出した結果を前記第2輝度分布として記録することによって、ずれが生じた際の原稿部分と非原稿部分の境界を精度よく検出することができる。
本発明に係る画像読取装置の第3の特徴によれば、原稿ずれが小さいと予想される状況では、原稿幅検知の読取範囲を狭くするなどの対応を採ることができ、読取準備時間(次の読取動作までの時間)増加を低減することができる。
実施形態に係る画像読取装置を含む画像形成装置の概略構成を概略的に示す説明図であり、(a)は装置全体の正面図であり、(b)は画像読取装置部分の側面図である。 実施形態に係る画像読取装置部分を示すブロック図である。 (a)は原稿台カバーの概略構成を示す説明図であり、(b)は検出角度領域と角度センサーとの関係を示す説明図である。 (a)は実施形態に係る画像読取装置の特徴的な機能部を示すブロック図であり、(b)は読取制御部の機能部を示すブロック図である。 実施形態に係る画像読取動作を示すフローチャートである。 実施形態に係る原稿台の構成を示す上面図である。 (a)は実施形態に係る原稿台の構成においてキャリッジのポジションを示す上面図であり、(b)はその側面図であり、(c)は圧板を閉める速さと読取位置PBとの関係を示す表である。 実施形態に係る輝度変動の検出方法の手順を示す説明図である。 実施形態に係る原稿幅検出の説明図であり、(a)は圧板開状態を示し、(b)は閉状態における読取位置PB〜PCの範囲の輝度分布を示し、(c)は開状態における読取位置PAの輝度分布を示し、(d)は開閉前後における読取位置PAの輝度分布変化を示す。 実施形態に係る原稿幅検出の説明図であり、圧板閉状態(ずれ有り)を示す。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一若しくは同等の部位や構成要素には、同一若しくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。 また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(画像読取装置の構成)
図1は、本発明に係る画像読取装置1を含む画像形成装置の概略構成を模式的に示す説明図であり、図2は、画像読取装置部分の概略構成を模式的に示すブロック図である。本実施形態における画像読取装置1は、読取原稿を固定して読み取るフラットベッド方式を採用している。図1、図2に示すように、画像読取装置1は、原稿を光学的に読み取るスキャナー20を基体とし、このスキャナー20から出力される画像データに基づく画像を用紙等の記録媒体に形成する画像形成装置の本体10の上部に備えられている。
装置本体10には、給紙部102、画像形成部103、排紙部104、制御回路150を備えている。給紙部102は、多数枚の用紙を積載可能な給紙トレイ106、積載された用紙を1枚ずつ取り出し所定の給紙タイミングで搬送する給紙ローラ107を備え、印刷に際し、給紙ローラ107で取り出された用紙の搬送方向を搬送路に沿って規制しながら所定の給紙タイミングで画像形成部103に用紙を供給するユニットである。
画像形成部103は、給紙部102から供給された用紙の斜行を補正し、斜行補正した用紙を所定の印刷タイミングに合わせて用紙を給紙するレジストローラ対108、例えば電子写真方式では感光体ドラムや現像装置、インクジェット方式ではインクジェットヘッド、孔版印刷方式では印刷ドラムに該当し、レジストローラ108から給紙された用紙に所望の画像を印刷する画像形成手段112、周回する環状の搬送ベルト109と搬送ベルト109を所定方向に回動させる搬送ベルトローラ110とが協働して用紙を搬送する搬送手段111を備え、給紙部102から供給された用紙を搬送手段111で搬送しながら画像形成手段112によって所望の画像を印刷するユニットである。
排紙部104は、印刷が終了した用紙が排出される排紙トレイ105、印刷が終了した用紙を排紙トレイ105まで搬送する複数の排紙ローラ対115を備え、画像形成部103において印刷が終了した用紙を機外へ排紙して積載するユニットである。また、制御回路150は、CPU、信号処理装置、通信処理装置等を備える。さらに、電源回路160は、各部に電力を供給する電力供給装置を備える。
前記スキャナー20は、図2に示すように、原稿台21、原稿台カバー22、オートシートフィーダー24、カバーオープンセンサー23等から形成される。 原稿台21は、透明なガラス等よりなる原稿台であり、読み取り対象の原稿Pが載置される。原稿台カバー22は、原稿台21の上側に設けられている。原稿台カバー22は、原稿台21に対して開閉し、当該原稿台21上に載置された原稿Pを押さえる圧板である。原稿台カバー22の原稿Pを押さえる面は、白色若しくは白色に近い色とされている。オートシートフィーダー24は、原稿台カバー22と一体化され原稿台21に自動的に原稿を送る原稿自動送り装置(ADF:Auto Document Feeder)である。
カバーオープンセンサー23は、原稿台カバー22の開閉状態及びその角度を検出する角度検出手段であり、原稿台カバー22の開閉角度が開状態から第1の角度まで閉じたことを検出する第1の角度検出手段と、原稿台カバー22が第1の角度からさらに第2の角度まで閉じたことを検出する第2の角度検出手段としての機能を果たす。具体的にこのカバーオープンセンサー23は、スキャナー20本体と原稿台カバー22との接続箇所付近に設けられており、原稿台カバー22が原稿台21に対して所定の角度に達したか否かを検出する。
詳述すると、カバーオープンセンサー23は、原稿台カバー22を開閉するための支軸近傍のスキャナー20内に、光学センサー233,234は、原稿台カバー22の複数段階の開角度を検出する機構であり、センサーフラグ235は、原稿台カバー22の開角度によって上下し、一定の角度に達したところで光学センサー233,234の光を遮ることによって、原稿台カバー22の開角度が光学センサー233,234によって検出される。
なお、本実施形態では、センサーとして、光学センサー233,234を用いたが、本発明は、これに限定するものではなく、原稿台カバー22と連動するセンサーフラグ235の位置が検出できればよく、例えば、同様な光−電気変換手段である、フォトカプラを使用してもよく、また、例えば、センサーフラグ235に相当する位置に磁石を設け、磁気センサーで磁石を検出してセンサーフラグ235の状態を検出する構成であってもよい。
また、スキャナー20には、原稿台21よりもホームポジション側の所定位置に、シェーディング補正を行うためのデータ等を取得する白色基準板26が配置されている。
画像読取ユニット25は、図6に詳細に示すように、CCD等の画像読取素子をライン上に並べたCCDラインセンサー92、光源である露光ランプ94、CCDラインセンサー92及び露光ランプ94を搭載したキャリッジ25a、キャリッジ25aを搬送するモータ等を備える。画像読取ユニット25は、原稿台21に積置される原稿P、又は、オートシートフィーダー24によって1枚ずつ給紙される原稿に露光ランプ94による光を原稿に照射し、その反射光をCCD92等の撮像素子で受光することにより、原稿から画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像データをジョブデータとして制御回路150へ出力する。
次いで、原稿台カバー22の原稿検出角度、及び原稿台カバー22の角度検出について説明する。図3(a)は、原稿台カバーの位置を説明する側面図であり、同図(b)は、原稿台カバーの原稿サイズ検出位置とセンサーの検知状態とを示す説明図である。
原稿台カバー22は、開状態では、図3(a)に実線で示す開位置にある。閉状態では、原稿台カバー22は、二点鎖線で示す閉位置にある。原稿台カバー22は、リア側の一辺を中心軸として回動することで、原稿台21に対して開閉する。
第1角度は、図3(a)に破線で示す原稿台カバー22の位置であり、原稿台カバー22と原稿台21とがなす角度θが角度θ1になる位置である。第1角度θ1は、開位置にある原稿台カバー22と原稿台21とがなす角度よりも小さい。原稿台カバー22が閉じられる過程で第2角度θ1になる位置に到達すると、カバーオープンセンサー23の光学センサー233によって、原稿台カバー22の開閉状態が変化したと判断される。
第2角度は、図3(a)に一点鎖線で示す原稿台カバー22の位置であり、原稿台カバー22と原稿台21とがなす角度θが角度θ2になる位置である。第2角度θ2は、第1角度θ1よりも小さい角度であり、光学センサー234によって検出される。そして、本実施形態では、原稿台カバー22の位置が3つの領域に分類される。具体的には、原稿台カバー22が位置する領域は、図3(b)に示すように、原稿台カバー22と原稿台21とがなす角度が第2角度θ2よりも小さい小角度領域、原稿台カバー22と原稿台21とがなす角度が第1角度θ1よりも大きい大角度領域、原稿台カバー22と原稿台21とがなす角度が小角度領域と大角度領域との間に位置する中角度領域の3つに分けられる。
これらの領域のいずれかに位置するかは、カバーオープンセンサー23の検出結果により判断される。具体的に、カバーオープンセンサー23により、原稿台カバー22が大角度領域から中角度領域に移動する第1角度θ1に達した場合には、中角度センサー(光学センサー233)がOFF状態からON状態となり、中角度領域から小角度領域に移動する第2角度θ2に達した場合に、小角度センサー(光学センサー234)がOFF状態からON状態となるようになっている。
(読取制御部の構成)
図4(a)は、画像読取装置1の特徴的な機能部を示すブロック図であり、同図(b)は、読取制御部の機能部を示すブロック図である。簡単のため本実施の形態の説明上重要でない機能部は省略している。
図4(a)に示すように、制御回路150は、CPU50と、RAM30と、フラッシュメモリ40と、入出力インターフェース80と、FeRAM60と、USBインターフェース70と、各部を接続するシステムバス150aとを備える。
フラッシュメモリ40には、プログラム及びコンフィギュレーション用の回路情報が不揮発的に記録されている。RAM30は、CPU20の作業領域である。CPU20は、フラッシュメモリ40に記録されたプログラムにしたがって機能モジュールを仮想的に構築する。
画像読取ユニット25は、原稿台21上に載置された原稿Pのサイズを検出するための原稿サイズ検知センサー91を備える。この原稿サイズ検知センサー91は、図6に示すように、原稿の副走査方向における長さを検出する原稿長検出サイズセンサー91a〜dを備え、この原稿長検出サイズセンサー91a〜dは、発光素子と受光素子とから構成された反射センサーであり、定形サイズに対応した位置にそれぞれ配置されている。
また、画像読取ユニット25には、画像を光学的に読み取るCCD92と、光学系のレンズやミラーを駆動するモータ93と、原稿に向けて照射する照明である露光ランプ94とが含まれる。CCD92は、受光素子が主走査方向に沿ってライン状に配置されており、各受光素子で原稿からの反射光を読み取ることによって画像を読み取る機能と併せて、各受光素子によって原稿Pからの反射光や原稿台21に向かって入射される外乱光を検出し、原稿の突当て位置を原点とするライン上の輝度分布を検出することにより原稿幅を判定する機能も備えている。本実施形態では、CCD92で検出される主走査方向における原稿幅と、センサー91a〜91dで検出される副走査方向における原稿長さの組み合わせから原稿の定形サイズを検知する。
他方、図4に示すフラッシュメモリ40には、種々のプログラムやデータが記録されており、このプログラムには画像読取処理に必要な論理回路を構築するための回路情報が含まれるほか、読取制御部52の回路情報も含まれている。FeRAM60には、画像読取装置1の機体に固有の各種の調整値等が不揮発的に記録されている。USBインターフェース70には、ホスト装置であるプリンタと画像読取装置1とを接続するUSBケーブルが接続される。
上記CPU50は、プログラムをロードすることにより論理回路等の機能モジュールを仮想的に構成することができる集積回路である。本実施形態では、プログラムをロードすることにより、スキャナーコントローラー51と、読取制御部52とが構築される。なお、本実施形態において「モジュール」とは、装置や機器等のハードウェア、或いはその機能を持ったソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成され、所定の動作を達成するための機能単位を示す。
スキャナーコントローラー51は、キャリッジ25aに関する制御などを実行するモジュールであり、画像読取ユニット25に含まれるCCD92やモータ93、露光ランプ94などの装置の動作を制御する。一方、読取制御部52は、画像を読み取る際に原稿サイズの判定や、画像読取に必要な演算処理を実行するモジュールであり、本実施形態では、外乱光の輝度変動を検出する機能が含まれている。
キャリッジ25aは、CCD92や露光ランプ94を搭載し、移動させるユニットであり、モータ93によって副走査方向に水平移動するようになっている。詳述すると、図7(a)及び(b)に示すように、画像読取装置1の状態及び読取動作の段階に応じて、キャリッジポジションに移動するようになっている。待機時においては、原稿台21のガラス面から副走査方向に離間されたホームポジションP1に退避している。このホームポジションP1は、突当て位置である原点よりも奥(図7(a)中のy軸方向左向き)に位置され、オートフィーダー動作時に原稿が通過する箇所に設けられたAF窓に対応された位置であり、事前外乱光検出位置を兼ねている。また、シェーディング補正時には、シェーディング読取ポジションP2に移動する。シェーディング読取ポジションP2は、ホームポジションP1の原稿台21側に隣接された白色基準板26に対応した位置であり、白色基準板26を読み取ることでシェーディング補正を行うためのデータ等を取得する。
そして、本実施形態では、原稿サイズの検知時には、読取位置PAに移動する。この読取位置PAは、原稿台21のガラス面の下方において、原点からある程度副走査方向に沿ってエンド側に移動した位置である。また、この読取位置PAの前後には、読取位置PB及びPCが配置されている。
これら、読取位置PA,PB,PCの突当て位置からの距離は、
読取位置PC≦読取位置PA≦読取位置PB
となっている。本実施形態では、第1読取動作に続いて小角度センサー(光学センサー234)により原稿台カバー22の存在が検出された際に第2読取動作に移行し、この第2読取動作では、読取位置PBに移動後、キャリッジ25aをトップ側に移動しながら、読取位置PBからPCの範囲の読み取りを行う。なお、読取データは、主走査位置ごとに副走査方向の最小輝度を抽出する。
(読取制御部の構成)
図4(b)は、読取制御部52の内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、読取制御部52は、原稿サイズ検出に対応するモジュールとして、主に、動作制御部52bと、読取部52aと、原稿サイズ検出部52cと、角度判定部52eと、データ解析部52dと、閉止速度計測部52fとを備えている。
読取部52aは、各開閉角度においてCCD92が読み取った画像データに含まれる反射光の分布を解析するモジュールであり、輝度分布記録部52gを有している。この輝度分布記録部52gは、各開閉角度とその角度の時点における反射光の分布データとを関連づけて記録するモジュールであり、中角度領域における反射光の分布データを記録するとともに、小角度領域における反射光の分布データを記録する読取手段としての機能を果たす。
また、読取部52aはデータ解析部52dを備えている。このデータ解析部52dは、第2読取動作において主走査位置ごとに副走査方向に沿った輝度の最小値を算出した結果を前記第2輝度分布として記録する。
原稿サイズ検出部52cは、読取制御部52の各モジュールが検出又は解析した各データから原稿の幅と長さとを検出するモジュールである。この原稿サイズ検出部52cは、原稿幅検出手段としての機能を有しており、原稿サイズを検出する際に、中角度領域における記録と小角度領域における記録とを比較し、その比較結果に基づいて、明るさの変化の大きい部分を非原稿部とする原稿幅検出を行う。
角度判定部52eは、光学センサー233,234が検出した原稿台カバー22の開閉角度から、角度領域を判定するモジュールであり、原稿サイズ検出に際し、原稿台カバー22が開状態から第1の角度θ1まで変化したこと、及び原稿台カバー22が第1の角度θ1からさらに第2の角度θ2まで変化したことを検出する。
本実施形態における角度判定部52eは、閉止速度計測部52fを有している。この閉止速度計測部52fは、原稿台カバー22を閉める速さを計測するモジュールであり、第1角度θ1が検出されてから第2角度θ2が検出されるまでの経過時間を測定し、第1角度θ1から第2角度θ2に到達するまでの単位時間あたりの角度変化から原稿台カバー22の閉止動作時における角速度を算出する。
動作制御部52bは、読取制御部52内の各モジュールの動作を統合的に制御するモジュールであり、動作制御部52bでは、各センサーからのデータが入力され、読取制御部52内の各モジュールに振り分けられる。具体的には、スキャナーコントローラー51を通じて、原稿サイズ検知センサー91やCCD92から、センサーの検知結果や読取画像データが入力され、カバーオープンセンサー23からは原稿台カバー22の開閉角度などが入力される。
特に、本実施形態において動作制御部52bは、角度判定部52eが検出した角度に応じ、読取部52a及びスキャナーコントローラー51を制御する。詳述すると、原稿台カバー22の開閉角度が第1角度θ1まで変化したことを角度判定部52eが検出した際に、読取位置PAにおいて、第1輝度分布を記録する第1の読取動作を実行する。次いで、原稿台カバー22の開閉角度が第2角度θ2まで変化したことを角度判定部52eが検出した際に、読取位置PAを含む読取範囲RBCにわたって、キャリッジ25aを副走査方向に移動させつつ、輝度分布を記録する第2の読取動作を実行させる。このとき、動作制御部52bは、閉止速度計測部52fが計測した原稿台カバー22を閉める速さに応じて、範囲RBCの位置又は大きさを変更する。
(サイズ読取処理における動作制御)
以上説明した原稿幅検出機能を備えた本実施の形態における画像読取装置1の特徴的な画像読取時における動作制御について説明する。図5は、画像読取時における動作を示すフローチャートである。
先ず、サイズ読取処理が開始されると、第1の角度θ1が検出されるまで、ループ処理によって待機状態となる(S101における「N」)。そして、原稿台カバー22の開閉角度が開状態から第1角度θ1まで変化したことが検出されると(S101における「Y」)、中角度領域において、原稿に向かって光を照射し、その反射光の分布である第1輝度分布を記録する第1読取処理を実行する(S102)。この第1読取処理は、図7(a)及び(b)に示す原稿幅検知位置である読取位置PAで行う。
さらに、原稿台カバー22が第1角度θ1からさらに第2角度θ2まで変化したことを検出されるのを、ループ処理によって待機し(S103における「N」)、第2角度θ2が検出されると(S103における「Y」)、閉止速度計測を行う(S104)。このステップS104における閉止速度計測では、第1角度θ1が検出されてから第2角度θ2が検出されるまでの経過時間を測定し、第1角度θ1から第2角度θ2に到達するまでの単位時間あたりの角度変化から原稿台カバー22の閉止動作時における角速度を算出する。
次いで、この閉止速度に基づいて、本実施形態では、第2読取範囲RBCの位置又は大きさを設定する(S105)。詳述すると、読取位置PBを、読取位置PAに対してエンド側に移動させるほど、閉状態での読取範囲RBCが広くなり原稿ずれに強くなることから、図7(c)に示すように、圧板を速く閉める(経過時間が短い)場合にはずれ量が大きくなる可能性が高いため、圧板の閉める速さに応じて、読取位置PBのエンド側への移動量を大きくして読取範囲RBCを広くし、ずれに対策を強化した動作を優先する。一方、圧板をゆっくりと閉める場合には、ずれ量が小さいか或いはずれがないことを想定し、エンド側への移動量を小さく或いは0(PA=PB)とし、読取動作の迅速性を優先する。
その後、ステップS105で設定された第2読取範囲BC(読取位置PAを含む)にわたって、キャリッジ25aを副走査方向に移動させつつ原稿に向かって光を照射し、その反射光の輝度分布を記録する第2読取処理を実行する(S106)。その際、本実施形態では、主走査位置ごとに、副走査方向に沿った輝度の最小値を算出した結果を第2輝度分布として記録する。
そして、ステップS106の処理によって得られた輝度分布の差分に基づいて原稿幅検出処理を行う(S107)。本実施形態に係る原稿幅検出処理では、主走査位置ごとに輝度の最小値を抽出した第2輝度分布と、第1輝度分布との差分を算出し、この輝度差分と所定の閾値との比較結果に基づいて原稿幅検出を行う。
(原稿幅検出方法の詳細)
上記ステップS107における原稿幅の検出方法の詳細について説明する。本実施形態では、圧板開状態及びこの状態よりも圧板が閉じた状態である圧板閉状態における圧板裏面の反射板に対する映り込みの有無による輝度分布の違いから原稿端を検出する圧板開閉差分法を用いる。この圧板開閉差分法では、原稿台21と原稿台カバー22とのなす角度が大角度領域若しくは中角度領域にある状態を「圧板開状態」とし、小角度領域にある状態を「圧板閉状態」とし、原稿台カバー22が大角度領域から中角度を経て、小角度領域に移動したときに、中角度領域及び小角度領域において得られた輝度分布同士との比較結果に基づいて、明るさの変化の大きい部分を非原稿部とする。
詳述すると、図8(d)に示すように、圧板が大角度及び中角度領域に位置しているときに光源をONとすると、同図(c)に示すように、フロント側の領域A2の非原稿部分には原稿台カバー22からの反射光が映り込まず輝度が低い状態となる。そして、同図(b)に示すように、原稿台カバー22が閉められ小角度領域に到達したときに光源をONとすると、同図(a)に示すように、フロント側の領域A2非原稿部分において圧板からの反射光が映り込んで輝度が上昇する。本実施形態では、ステップS106の第2読取動作時には、読取位置PBに移動後、キャリッジ25aをトップ側に移動しながら、読取位置PBからPCの範囲の読み取りを行うとともに、主走査位置ごとに副走査方向の最小輝度を抽出した第2輝度分布を生成している。
この小角度領域における第2輝度分布(図8(a))と、大角度・中角度領域における輝度分布(図8(c))との差分、すなわち「光源ONの閉状態の読み取り」−「光源ONの開状態の読み取り」を算出することにより、図8(e)に示すような、輝度分布差分が得られる。この輝度分布差分では、領域A1にあっては、原稿からの反射光に変化はないことから値が小さくなり、領域A2にあっては、反射光の量が変化することから値が大きくなる。
そして、図8(f)に示すように、輝度分布差分と所定の閾値を、突当て位置から離れた位置(フロント側)を起点として比較していくことによって原稿端を探査し、初めに輝度差が閾値を下回った部分を原稿端とする。
詳述すると、例えば、図9(a)に示すように、印刷濃度が濃い黒部と、印刷濃度が低い或いは印字されていない白部の両方を含む原稿を接地して読み取る場合、この原稿を、原稿台カバー22の開放時にトップ側に突当てたときには、原稿白部がトップ側に突当てられ、原稿黒部の領域に読取位置PAが位置されている。
この状態において、読取位置PAで第1読取動作を実行すると、図9(b)に示すように、フロント側の領域A2の非原稿部分には原稿台カバー22からの反射光が映り込まず輝度が低い値(輝度0)となる一方、リア側の領域A1では、原稿黒部で輝度が低いながらも領域A2よりは輝度が高い値(輝度20)となっている。次いで、圧板を閉止した際に、図10(a)に示すように、その閉止動作によって原稿が副走査方向にずれたとする。図示した例では、読取位置PAに原稿白部が映り込んでいる。
そして、この状態において、キャリッジ25aを、サイズ検知位置PBに移動した後に、キャリッジ25aをトップ側に移動しながら、サイズ検知位置PBからPCの範囲の読み取りを行う。このとき、主走査位置ごとに副走査方向の最小輝度を抽出しており、読取範囲RBC内に原稿黒部と原稿白部の両方が含まれていても、原稿部分の輝度は、原稿黒部のみのときの値(輝度20)と同じとなっている。他方、フロント側の領域A2非原稿部分において圧板からの反射光が映り込んで輝度200まで上昇する。
そして、閉止状態における第2輝度分布(図10(b))と、開放状態における第1輝度分布(図9(b))との差分を算出することにより、図9(c)に示すような、輝度分布差分が得られる。この輝度分布差分では、領域A1にあっては、原稿からの反射光に変化はないことから輝度差は0となり、領域A2にあっては、反射光の量が変化することから輝度差は200となっている。最後に、輝度分布差分と所定の閾値を、突当て位置から離れた位置(フロント側)を起点として比較していくことによって、図9(d)に示すように、圧板の開閉による非原稿部分に生じる輝度差の変化位置が検出され、領域A1に原稿があると判定し、その幅を原稿幅として検出している。
(作用・効果)
本実施形態によれば、小角度領域において第2輝度分布を記録する第2の読取動作において、原稿幅検知位置を含む範囲RCBにわたってキャリッジ25aを副走査方向に移動させることにより、圧板を閉める途中で原稿ずれが発生する状況であっても、原稿がずれる範囲にわたってキャリッジ25aを移動させつつ反射光を取得し、輝度分布を記録することができ、原稿がずれることにより輝度分布の変動を検出することで、正確な原稿幅検知を行うことができる。
また、第2読取動作において、主走査位置ごとに副走査方向に沿った輝度の最小値を算出した結果を前記第2輝度分布として記録することによって、ずれが生じた際の原稿部分と非原稿部分の境界を精度よく検出することができる。さらに、原稿ずれが小さいと予想される状況では、原稿幅検知の読取範囲を狭くするなどの対応を採るため、読取準備時間の増加を低減することができる。
なお、発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
θ1…第1角度
θ2…第2角度
A1…リア側領域
A2…フロント側領域
P…原稿
P1…ホームポジション
P2…シェーディング読取ポジション
PA〜PC…原稿サイズ検知ポジション
1…画像読取装置
10…装置本体
20…スキャナー
21…原稿台
22…原稿台カバー
23…カバーオープンセンサー
24…オートシートフィーダー
25…画像読取ユニット
25a…キャリッジ
26…白色基準板
30…RAM
40…フラッシュメモリ
50…CPU
51…スキャナーコントローラー
52…読取制御部
52a…読取部
52b…動作制御部
52c…原稿サイズ検出部
52d…データ解析部
52e…角度判定部
52f…閉止速度計測部
52g…輝度分布記録部
60…FeRAM
70…USBインターフェース
80…入出力インターフェース
91…原稿サイズ検知センサー
91a〜d…原稿長検出サイズセンサー
92…CCDラインセンサー
93…モータ
94…露光ランプ
102…給紙部
103…画像形成部
104…排紙部
105…排紙トレイ
106…給紙トレイ
107…給紙ローラ
108…レジストローラ対
109…搬送ベルト
110…搬送ベルトローラ
111…搬送手段
112…画像形成手段
115…排紙ローラ対
150…制御回路
150a…システムバス
160…電源回路
232…可動部
233…光学センサー(中角度センサー)
234…光学センサー(小角度センサー)
235…透孔部
236…フォトインタラプタ

Claims (3)

  1. 原稿を光学的に読み取る画像読取装置であって、
    原稿が載置される原稿台と、
    前記原稿台に対して開閉する圧板と、
    前記圧板の開閉角度が開状態から第1の角度まで変化したことを検出する第1の角度検出手段と、
    前記圧板が前記第1の角度からさらに第2の角度まで変化したことを検出する第2の角度検出手段と、
    前記第1の角度から前記第2の角度の間の中角度領域において、前記原稿台上に載置された原稿に向かって光を照射し、その反射光の主走査方向に沿った輝度分布を第1輝度分布として記録するとともに、前記第2の角度以下の小角度領域において、前記原稿台上に載置された原稿に向かって光を照射し、その反射光の主走査方向に沿った輝度分布を第2輝度分布として記録する読取手段と、
    前記読取手段を前記主走査方向と直交する副走査方向へ移動させる駆動手段と、
    前記第1輝度分布と前記第2輝度分布との比較結果に基づいて原稿幅検出を行う原稿幅検出手段と、
    前記角度検出手段が検出した角度に応じて、前記読取手段及び前記駆動手段の動作を制御する動作制御部と、
    前記圧板を閉める速さを計測する閉止速度計測手段と、
    を備え、前記動作制御部は、
    前記圧板の開閉角度が前記第1の角度まで変化したことを前記角度検出手段が検出した際に、原稿幅検知位置において、前記読取手段により前記第1輝度分布を記録する第1の読取動作と、
    前記圧板の開閉角度が前記第2の角度まで変化したことを前記角度検出手段が検出した際に、前記原稿幅検知位置を含む所定範囲にわたって、前記読取手段を前記副走査方向に移動させつつ、前記第2輝度分布を記録する第2の読取動作と
    を実行させ、
    さらに前記動作制御部は、前記閉止速度計測手段が計測した前記圧板を閉める速さに応じて、前記所定範囲の位置又は大きさを変更する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 原稿を光学的に読み取る画像読取装置であって、
    原稿が載置される原稿台と、
    前記原稿台に対して開閉する圧板と、
    前記圧板の開閉角度が開状態から第1の角度まで変化したことを検出する第1の角度検出手段と、
    前記圧板が前記第1の角度からさらに第2の角度まで変化したことを検出する第2の角度検出手段と、
    前記第1の角度から前記第2の角度の間の中角度領域において、前記原稿台上に載置された原稿に向かって光を照射し、その反射光の主走査方向に沿った輝度分布を第1輝度分布として記録するとともに、前記第2の角度以下の小角度領域において、前記原稿台上に載置された原稿に向かって光を照射し、その反射光の主走査方向に沿った輝度分布を第2輝度分布として記録する読取手段と、
    前記読取手段を前記主走査方向と直交する副走査方向へ移動させる駆動手段と、
    前記第1輝度分布と前記第2輝度分布との比較結果に基づいて原稿幅検出を行う原稿幅検出手段と、
    前記角度検出手段が検出した角度に応じて、前記読取手段及び前記駆動手段の動作を制御する動作制御部と、
    を備え、前記動作制御部は、
    前記圧板の開閉角度が前記第1の角度まで変化したことを前記角度検出手段が検出した際に、原稿幅検知位置において、前記読取手段により前記第1輝度分布を記録する第1の読取動作と、
    前記圧板の開閉角度が前記第2の角度まで変化したことを前記角度検出手段が検出した際に、前記原稿幅検知位置を含む所定範囲にわたって、前記読取手段を前記副走査方向に移動させつつ、前記移動の間、前記第2輝度分布を記録し続ける第2の読取動作と
    を実行させる
    ことを特徴とする画像読取装置。
  3. 前記読取手段は、前記第2読取動作において、前記主走査位置ごとに、副走査方向に沿った輝度の最小値を算出した結果を前記第2輝度分布として記録することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
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