JP2014175681A - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者に与えるまぶしさを軽減し、消費電力を軽減することが可能な画像読取装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置に用いる原稿読取装置を、原稿載置台210と、LED光源221および第1反射ミラー222を搭載した第1キャリッジ223と、第2反射ミラー224および第3反射ミラー225を搭載した第2キャリッジ226と、レンズユニット227と、CCD228と、画像データ取得部632と、原稿サイズ検知センサ240と、制御部611を有するコントローラ610と、検知タイミング制御部631と、等を備えて構成する。原稿サイズの検知時に、検知タイミング制御部631が、LED光源221の点灯期間N1を、LED光源221の点灯開始から、画像データ取得部632による画像データの取得開始前までに制御する。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像を読取る画像読取装置および画像形成装置に関し、特に、原稿台ガラス上に載置された原稿サイズを自動判別する機能を備え、デジタル複写機、スキャナ、ファクシミリ等に使用される画像読取装置、および、この画像読取装置を備えるデジタル複写機、スキャナ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
従来より、デジタル複写機、スキャナ、ファクシミリ、複合機等に使用される画像読取装置が存在する。このような画像読取装置では、原稿台ガラス上に載置された被写体である原稿のサイズ(以下、「原稿サイズ」という)を自動判別する機能を供えるものが多い。
原稿サイズを検知する方法としては、B5、A4、B4、A3等の定型の原稿サイズを判定するために予め設定した検知領域(スポット)に、それぞれ設置した反射型センサ(以下、「原稿サイズセンサ」という)を用いる方法が一般に知られている。この判定の際には、原稿台ガラス上に原稿を載置し、原稿押え用の圧板が、圧板開から圧板閉に変化したタイミングで、各原稿サイズセンサからの出力の組合せから、当該原稿サイズを判別する。
近年では、コストダウンのため、原稿サイズセンサの代わりに原稿読取用のラインセンサを用いて原稿サイズを判別する画像読取装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。このような画像読取装置では、副走査方向のスポットは従来通り原稿サイズセンサを用いて検知し、主走査方向のスポットを原稿読取用のラインセンサを用いて検知している。
しかしながら、ラインセンサを用いた方法では、圧板が完全に閉じる前に、照明用の光源を点灯させて原稿サイズ検知を行うため、原稿サイズ検知時の光が使用者の目に入り、使用者にまぶしさを与えてしまう。このまぶしさを軽減するために、原稿サイズ検知時は原稿読取り時よりも光量を下げるよう構成した画像読取装置や、主走査方向の全域のラインセンサを点灯させずに、部分的に点灯させる画像読取装置等も開発されている(例えば、特許文献2参照)。このように原稿サイズ検知時のまぶしさを、より軽減することのできる画像読取装置の開発が望まれている。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、原稿サイズ検知時に使用者に与えるまぶしさを軽減することが可能な画像読取装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本願に係る画像読取装置は、原稿載置台上に載置された原稿のサイズを検知し、原稿の画像を読取る画像読取装置であって、原稿載置台上に載置された原稿を主走査方向にライン状に照明する光源を有し原稿を露光走査する露光走査部と、光源からの照明光により原稿で反射した反射光をライン状に受光し画像信号として出力する撮像素子と、撮像素子からの画像信号に基づいて画像データを取得するとともに、原稿サイズの検知時には、画像信号に基づいて、主走査方向に所定間隔を介して複数箇所に設定した検知領域での受光光量を検知する画像データ取得部と、副走査方向に配置され、発光素子の発光により原稿で反射した反射光を受光して副走査方向での原稿の有無を検知する検知センサと、画像データ取得部による少なくとも1ラインの主走査方向での原稿の有無の検知結果および検知センサによる副走査方向での原稿の有無の検知結果に基づいて、原稿サイズを検知する原稿サイズ検知部と、撮像素子が1ラインの画像データを取得するのに必要な光源の点灯期間を1ライン期間としたとき、該点灯期間に基づいて、光源の点灯を制御するとともに、点灯期間に対応して、画像データ取得部が画像データを取得するタイミングを制御する検知タイミング制御部と、を備え、原稿サイズの検知時の光源の点灯期間は、少なくとも1ラインとすることを特徴とする。
本発明によれば、原稿サイズ検知時の光源の点灯時間を、画像データの取得タイミングに対応させて最小限に抑えることで、使用者に与えるまぶしさを軽減するとともに、消費電力を軽減することが可能な画像読取装置および画像形成装置を得ることができる。
第1の実施の形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示す概略図である。 原稿読取ユニットの構成を示す概略図である。 原稿サイズ検知時の検知領域であるスポットSP1〜SP4を示す概略図である。 反射型センサである原稿サイズ判定センサを示す概略図である。 原稿サイズ判定センサがスポットSP4に設置された状態を説明するための説明図である。 制御ユニットの構成を示す概略図である。 画像処理部の構成を示す概略図である。 1ラインの画像データイメージを示す概略図である。 圧板となるADFと原稿載置台と圧板開閉検知センサと原稿サイズ判定センサとの位置関係を説明するための説明図である。 スポットSP1〜SP4における検知結果と原稿サイズとの対応関係を説明するための説明図である。 LED光源の点灯信号LED_ONと、画像データ取得信号DATA_IN信号との信号ラインおよび出力タイミングを説明するための説明図である。 LED光源の点灯信号LED_ONと、画像データ取得信号DATA_IN信号とを繰り返し出力する際の出力タイミングを説明するための説明図である。 原稿サイズ検知時の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本願に係る画像読取装置を備えた画像形成装置の各実施例について、図面を参照しながら説明する。
[画像形成装置の構成]
実施例1の画像形成装置の構成について、図1、図2を参照して説明する。画像形成装置としては、例えば、複写機、ファクシミリ、印刷装置等が挙げられる。また、画像形成装置はパーソナルコンピュータに接続され得る。実施例1の画像形成装置は、図1に示すように、画像形成装置本体100と、画像形成装置本体100の上部に設置された原稿読取ユニット200と、原稿読取ユニット200の上部に装着された自動原稿給送ユニット(Auto Document Feeder、以下、「ADF」という)300と、画像形成装置本体100の一側(図1では、右側)に配置された大容量給紙ユニット400と、画像形成装置本体100の他側(図1では左側)に配置された用紙後処理ユニット500と、制御ユニット600(図6参照)と、を備えて構成されている。図1には、読取り原稿や転写紙Pの搬送経路を実線矢印または点線矢印で示している。搬送経路の詳細については後述する。
画像形成装置本体100は、図1に示すように、画像書込み部110と、作像部120と、定着部130と、両面搬送部140と、給紙部150と、垂直搬送部160と、手差し部170と、を備えて構成されている。
制御ユニット600は、画像形成装置の各部の動作を制御するとともに、画像形成装置の起動、停止、動作モードの設定を制御する。制御ユニット600の詳細については後述する。この制御ユニット600と、原稿読取ユニット200とで、原稿読取装置が構成されている。
画像書込み部110は、発光源であるLD(レーザーダイオード)、ポリゴンミラー、fθレンズなどの走査光学系(以上、図示せず)を有して構成されている。画像書込み部110は、原稿読取ユニット200で読取った原稿に表わされた画像の画像データに基づいて、LDを変調し、走査光学系によって、作像部120の感光体ドラム121上に、潜像のレーザ書込みを行う。
作像部120は、感光体ドラム121を有し、この感光体ドラム121の外周に沿って設けられた現像ユニット122、転写ユニット123、クリーニングユニット124および除電ユニット等の公知の電子写真方式の作像要素を有している。作像部120では、現像ユニット122は、画像書込み部110により感光体ドラム121上に形成された潜像に現像剤を供給して画像を顕像化する。転写ユニット123は、この顕像化された画像を被転写紙に転写する。クリーニングユニット124は、感光体ドラム121に残った現像剤を除去する。定着部130は、転写ユニット123で転写された画像を、被転写紙に定着する。
両面搬送部140は、定着部130による被転写紙の搬送方向下流側に設けられている。両面搬送部140は、被転写紙の搬送方向を用紙後処理ユニット500側、または、両面搬送部140側に切換える第1切換爪141と、第1切換爪141によって導かれた反転搬送路142と、反転搬送路142で反転した被転写紙を再度転写ユニット123側に搬送する画像形成側搬送路143と、反転した被転写紙を用紙後処理ユニット500側に搬送する後処理側搬送路144と、を有して構成されている。また、画像形成側搬送路143と後処理側搬送路144との分岐部には、第2切換爪145が配置されている。
給紙部150は、本実施例では、4段の給紙段151からなり、各給紙段151には、ピックアップローラ152、給紙ローラ153が設けられている。これらのピックアップローラ152、給紙ローラ153によって、選択された給紙段151に収納された転写紙Pが引き出され、垂直搬送部160に導かれる。
垂直搬送部160では、給紙部150の各給紙段151から送り込まれた転写紙Pを、転写ユニット123の用紙搬送方向における上流側直前のレジストローラ161まで搬送する。レジストローラ161では、感光体ドラム121上の顕像の画像先端とタイミングを取って、転写紙Pを転写ユニット123に送り込む。
手差し部170は、開閉自在な手差しトレイ171を備えている。必要に応じて手差しトレイ171を開いて、手差しにより転写紙Pを垂直搬送部160に供給する。この場合もレジストローラ161で転写紙Pの搬送タイミングが取られ、転写ユニット123に搬送される。
大容量給紙ユニット400は、同一サイズの転写紙Pを大量にスタックして供給するものであり、給紙ピックアップローラ401と、底板402とを有して構成されている。大容量給紙ユニット400は、転写紙Pが消費されるにしたがって底板402が上昇し、ピックアップローラ401から転写紙Pのピックアップが常に可能に構成されている。ピックアップローラ401から給紙される転写紙Pは、垂直搬送部160からレジストローラ161のニップまで搬送される。
用紙後処理ユニット500は、パンチ、整合、ステイプル、仕分けなどの所定の処理(後処理)を行なうものである。本実施例では、用紙後処理ユニット500は、当該所定の処理を行なうためにパンチ501、ステイプルトレイ(整合)502、ステイプラ503、および、シフトトレイ504を備えている。
すなわち、画像形成装置本体100から用紙後処理ユニット500に搬入された転写紙Pは、穴あけを行なう場合にはパンチ501で1枚ずつ穴あけが行なわれ、その後、特に処理するものがなければ、用紙搬送路bを介してプルーフトレイ505へ排紙される。または、ソート、スタック、仕分けを行なう場合には、転写紙Pは用紙搬送路aを介してシフトトレイ504にそれぞれ排紙される。
本実施例における仕分けは、シフトトレイ504が、図1に実線矢印で示す用紙搬送路aにおける用紙搬送方向に直交する方向(図1の紙面前後方向であって水平方向)に、所定量往復動することにより行なわれる。このほかに、転写紙Pを用紙搬送方向と直交する方向に移動させて仕分けを行なうこともできる。
複数の転写紙Pを整合する場合には、穴あけが行なわれた転写紙P、または、穴あけが行なわれていない転写紙Pが下搬送路506に導かれる。下搬送路506に導かれた転写紙Pは、ステイプルトレイ502において、後端フェンス508によって用紙搬送方向と直交する方向(転写紙Pの長さ方向の縁)が整合される。また、ジョガーフェンス509によって用紙搬送方向と平行な方向(転写紙Pの幅方向の縁)の整合が行なわれる。
ここで、綴じが行なわれる場合には、整合された転写紙Pの用紙束の所定位置、例えば角部および中央の二箇所など、所定の位置がステイプラ503によって綴じられる。その後、綴じが行われた転写紙Pが、放出ベルト510によってシフトトレイ504に排紙される。
また、本実施例では、下搬送路506にはプレスタック搬送路507が設けられ、搬送時に複数枚の転写紙Pをスタックする。これにより、画像形成装置本体100側の画像形成動作を中断することなく、後処理を行うことができる。
ADF300は、原稿の両面読取り機能を有するものであり、図9に示すように、原稿読取ユニット200の原稿載置台210設置面に、ヒンジ312を介して開閉自在に取付けられている。ADF300の給紙トレイ301に原稿が載置されると、この原稿はADF300内に備えられた複数のローラ302等によって搬送経路cを通過して原稿載置台210上に導かれる。原稿載置台210上の原稿は、原稿読取ユニット200により画像が読み取られた後、図1に示す排紙トレイ303に排出される。または、原稿は、使用者がADF300を開放した状態で原稿載置台210に載置される。
ADF300は、原稿載置台210上の原稿を押える圧板としての機能をも有している。ADF300は、さらに、ADF300の開閉状態を検知する圧板開閉検知センサ310、この圧板開閉検知センサ310の検知の指標となる小片状のフィラー311等を備えている。
原稿読取ユニット200は、ADF300によって原稿載置台210上に導かれて停止し、原稿載置台210に載置された状態の原稿、または、使用者により原稿載置台210に載置された状態の原稿を光学的にスキャンする。このスキャンにより、第1から第3のミラーを経て結像レンズで結像された画像を、CCDやCMOSなどの光電変換素子によって読取る。
原稿読取ユニット200により読取られた画像のデータ(画像データ)は、画像形成装置本体100に設けられた画像処理回路(図示せず)で所定の画像処理が実行され、記憶装置(図示せず)に一旦記憶される。そして、画像形成時に画像書込み部110によって画像データが記憶装置から読み出され、当該画像データに応じて変調され、光書込みが行なわれる。
次に、原稿読取ユニット200の詳細な構成について、図2を用いて説明する。原稿読取ユニット200は、図2に示すように、原稿Dを載置する原稿載置台210と、この原稿載置台210の下部に配置されたスキャナ本体220と、を備えて構成されている。スキャナ本体220は、原稿Dの露光用のLED光源221、スキャナ本体220内に設置されるセンサボードユニット230、および、白基準板231を備えている。また、上記LED光源221、第1反射ミラー222、第2反射ミラー224、および、第3反射ミラー225等により、原稿を露光走査する露光走査部を構成している。
また、スキャナ本体220は、LED光源221および第1反射ミラー222を搭載した第1キャリッジ223、第2反射ミラー224および第3反射ミラー225を搭載した第2キャリッジ226、レンズユニット227、撮像素子としてのCCDイメージセンサ(以下CCDと略称する)228等を、更に備えている。
CCD228は、センサボードユニット230に搭載され、第3反射ミラー225から入射した光(読取り光)、すなわち、原稿Dからの反射光をライン状に受光して光電変換する。また、センサボードユニット230は、光電変換した電気信号に対して所定の処理を施す。
レンズユニット227は、第3反射ミラー225から入射した読取り光をCCD228に結像する。白基準板231は、読取り光学系等による各種の歪みを補正するのに用いられる。
原稿Dの走査時(読取り時)は、第1キャリッジ223および第2キャリッジ226が、ステッピングモータ(図示せず)によって、レール(図示せず)に沿って2対1の速度比で副走査方向Aに移動する。この移動の際に、露光走査部が原稿を露光走査(スキャン)する。また、露光走査部は、原稿に対して相対的に移動して原稿を露光走査すればよく、上記の移動手段に限定されることはない。
LED光源221は、主走査方向に平行に配置された長尺な線状(ライン状)光源である。LED光源221は、例えば、原稿Dの幅方向(主走査方向)に点光源素子(例えば白色LED素子等)を配列した点光源アレイ照明(LEDアレイ等)から構成されている。このLED光源221は、ライン状に原稿を照明する。また、このLED光源221とCCD228とにより、主走査方向の原稿サイズの検知が行われる。また、副走査方向の原稿サイズの検知は、後述する原稿サイズ検知センサ240により行われる。
ここで、原稿サイズを検知する際の検知領域となる各スポットについて、図3を用いて説明する。この図3に示されるように、定型の原稿サイズに合わせて、原稿載置台210の複数箇所に、検知領域としてスポットSP1〜SP4が設定されている。
また、原稿載置台210の一つの角部、すなわち、図3の紙面の左側端部および奥側端部を原稿基準Xとする。この原稿基準Xから紙面右方向、すなわち、第1キャリッジ223および第2キャリッジ226の移動方向を副走査方向Aとする。原稿基準Xから紙面下方向、すなわち、LED光源221の複数のLED点光源が配置されたライン方向を主走査方向Bとする。そして、原稿載置台210のこの原稿基準に合わせて載置された状態の原稿に対して、主走査方向BについてはSP1〜SP3での原稿Dの有無を検知し、副走査方向AについてはスポットSP4で原稿の有無を検知する。これらの情報に基づいて、原稿サイズを検知する。
スポットSP4には、図4に示すように、発光ダイオード(LED)等の発光素子241とフォトダイオード等の受光素子242とを有する反射型センサが、原稿サイズ検知センサ240として設置されている。図5は、原稿サイズ検知センサ240が、スポットSP4に設置された例を示す図である。この図5に示すように、原稿サイズ検知センサ240は、発光素子241と受光素子242とが、主走査方向Bに対して平行に配置されている。
このように配置された原稿サイズ検知センサ240では、反射型センサの発光素子241から光を照射し、光が照射された原稿からの反射光の有無を受光素子242で検知することにより、スポットSP4での原稿の有無を検知する。つまり、反射光を受光した場合は、原稿有りと判定し、反射光を受光しなかった場合は、原稿無しと判定する。
一方、主走査方向Bでの原稿の有無の検知については、上述したLED光源221およびCCD228を利用して行う。LED光源221は、前述のとおり、主走査方向BにLED点光源が平行に配置された長尺な線状光源である。このLED光源221からの照明光が原稿で反射された反射光に、CCD228内の画素が反応したか否か、すなわち、当該反射光をCCD228が受光したか否かにより、各スポットSP1〜SP3における原稿の有無を各々検知する。
本実施例では、A3、B4、A4、B5、A5の原稿サイズを検知するため、SP1〜SP4の4つのスポットを、図3に示す位置に設定している。図3では、副走査方向Aに長尺に置かれた原稿をタテ置き原稿とし、主走査方向Bに長尺に置かれた原稿をヨコ置き原稿としている。この図3に示すように、スポットSP1を主走査方向BのB5タテとA5ヨコとの間に設定し、スポットSP2をA5ヨコとB5ヨコとの間に設定し、スポットS3をB5ヨコとA4ヨコとの間に設定している。また、スポットSP4を副走査方向AのA5タテとB5タテとの間に設定している。なお、スポット位置、および、スポット数は、これらに限定されるものではなく、使用する原稿のサイズや種類、原稿の載置方向等、原稿サイズ検知の目的や仕様等に応じて適宜設定することができる。
次に制御ユニット600の詳細な構成について、図6を用いて説明する。制御ユニット600は、コントローラ610、スキャナモータ制御部620、画像処理部630、操作パネル640、通信部650、原稿サイズ検知センサ240、および、圧板開閉検知センサ310等を備えて構成されている。
コントローラ610は、画像形成装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)等の制御部611と、各種データや各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびHDD(Hard disk drive)等からなる記憶部612と、等を備えている。コントローラ610は、制御ユニット600が有する各部を制御する。コントローラ610の制御部611のCPUが、記憶部612のROM等に格納されたプログラムを読み出して実行することで、画像形成装置の処理が実行される。
また、制御部611は、後述の画像処理部630の画像データ取得部632からの主走査方向Bでの原稿有無の検知結果と、原稿サイズ検知センサ240からの副走査方向Aでの原稿有無の検知結果とに基づいて、原稿サイズを検知する。すなわち、制御部611は、原稿サイズ検知部としての機能も有している。
スキャナモータ制御部620は、前出のステッピングモータ、ギア等を備え、コントローラ610の制御の下、LED光源221を含んだ第1キャリッジ223、および、第2キャリッジ226の副走査方向Aの移動を制御する。操作パネル640は、画像形成装置本体100に設けられ、使用者の操作入力を受け付けるキーボードやマウス等の入力装置(図示せず)と、情報を表示する表示装置(図示せず)とが、一体的に形成された装置である。操作パネル640は、使用者からの指示入力をコントローラ610に送るとともに、コントローラ610の制御の下、表示装置に情報を表示する。通信部650は、コントローラ610の制御の下、外部装置であるパーソナルコンピュータ700と通信する。
圧板開閉検知センサ310は、原稿載置台210に載置された状態の原稿Dを押さえる圧板が、開状態であるのか、閉状態であるのかを検知する。本実施例では、ADF300が圧板に相当する。図9に、圧板となるADF300と、原稿載置台210と、圧板開閉検知センサ310と、原稿サイズ検知センサ240と、の関係を例示している。圧板が開状態であるとは、圧板となるADF300の原稿載置台210に対する開閉角度αが、図9に示す閾値θ(例えば、30度)より大きい状態をいい、閉状態とは開閉角度αが閾値θ以下の状態をいう。
また、図9に示すように、ADF300は、ヒンジ312を支点として開閉する。このヒンジ312に近接して、ADF300の下面には、圧板開閉の検知用のフィラー311が突出して接続されている。圧板開閉検知センサ310は、このフィラー311が圧板開閉検知センサ310を遮断しているか否かにより、ADF300の開閉状態を検知する。
原稿サイズ検知センサ240は、コントローラ610の制御の下、原稿載置台210上に載置された状態の原稿Dについて、スポットSP4における有無を検知する。これにより、副走査方向Aの原稿Dの有無を検知する(図9等参照)。原稿サイズ検知センサ240による原稿Dの検知のタイミングは、例えば、ADF300が閉状態となったと圧板開閉検知センサ310が検知したときである。すなわち、ADF300の開閉角度αが閾値θ以下(例えば、30度以下)になったときである。
画像処理部630は、CCD228からの画像信号を受信して、各種処理を施し画像データを生成(取得)する。画像処理部630では、このような通常の画像データの取得だけでなく、主走査方向Bにおける原稿の有無検知をも行う。この原稿の有無検知を行うため、画像処理部630は、図7に示すように、検知タイミング制御部631、画像データ取得部632、および、光源点灯制御部633等を備えて構成されている。なお、本実施例の画像処理部630は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)である。
光源点灯制御部633は、コントローラ610からの画像データ読取りの実行指示により、LED光源221を点灯する。画像データ取得部632は、コントローラ610からの同指示により、CCD228より出力された画像信号を受信する。この画像信号を画像処理部630が処理して画像データを生成し、コントローラ610に送信する。
また、原稿サイズ検知時には、コントローラ610からの原稿サイズ検知の実行指示により、検知タイミング制御部631が作動する。検知タイミング制御部631は、光源点灯制御部633に対して、原稿サイズ検知用の各スポットSP1〜SP3に対応するLED光源221の点灯を指示する信号を送信する。検知タイミング制御部631は、さらに、画像データ取得部632に対して、各スポットSP1〜SP3からの画像データ取得を指示する信号を送信する。
[原稿サイズ検知時の動作]
次に、コントローラ610の制御部611が、記憶部612に記憶されたプログラムを実行することにより、制御ユニット600が有する各部を制御して、原稿サイズ検知を実現させるときの動作を、図13のフローチャート、図3等を参照して説明する。
まず、コントローラ610は、ADF300が開いたか否かを判定する(ステップS10)。この判定は、使用者がADF300を開いた際に、このADF300の開状態を圧板開閉検知センサ310が検知し、コントローラ610に通知されたか否かで行う。圧板開閉検知センサ310は、図9に示すように、ADF300の原稿載置台210に対する開閉角度αが、閾値θ(例えば、30度)より大きい状態を検知したときに開状態であると判断する。
開状態を検知した場合、コントローラ610は、スキャナモータ制御部620を制御して、第1キャリッジ223および第2キャリッジ226を副走査方向Aに移動する(ステップS11)。この移動により、図3に示すように、原稿有無の検知領域であるスポットSP1〜SP3が設定された位置L(以下、「スポット位置L」と呼ぶ)に、LED光源221を備えた第1キャリッジ223を配置する。また、スキャナモータ制御部620は、LED光源221からの照明光により原稿Dから反射した反射光を、第2反射ミラー224、第3反射ミラー225を介してレンズユニット227に導き、CCD228に結像させる位置に、第2キャリッジ226を配置する。一方、開状態を検知しない場合は、ステップS10に戻る。
その後、コントローラ610は、ADF300が閉状態か否かを判断する(ステップS12)。閉状態であるとは、使用者により、原稿載置台210の左端および奥側端である原稿基準X(図3参照)に原稿Dが突き合わされて載置され、圧板となるADF300が閉じられたことを意味する。この動作が行われると、ADF300の原稿載置台210に対する開閉角度αが、閾値θ以下となったことを圧板開閉検知センサ310が検知し、コントローラ610へ通知する。圧板開閉検知センサ310からの通知に基づいてADF300の閉状態を検知した場合は、これをトリガとして、コントローラ610は、各部を制御して以下のように原稿サイズ検知の処理を実行する。一方、閉状態を検知しない場合は、ステップS12に戻る。
原稿サイズ検知のため、コントローラ610は、画像処理部630の検知タイミング制御部631(図7参照)に、原稿サイズ検知の実行を指示する(ステップS13)。この指示により、スポットSP1〜SP3での原稿サイズ検知、すなわち、主走査方向Bでの原稿有無の検知が実行される。
以下、主走査方向Bでの原稿有無の検知の詳細について説明する。検知タイミング制御部631は、ステップS13のコントローラ610からの原稿サイズ検知の実行指示により、光源点灯制御部633に対して、LED_ON信号を出力する。また、画像データ取得部632に対して、DATA_IN信号を出力する(以上、ステップS14)。検知タイミング制御部631は、これらの信号出力タイミングを制御している。ここで、LED光源221を点灯して読み取った1ラインの画像データを、画像データ取得部632が取得するまでは、光源点灯から数ラインのタイムラグ(遅延)が生じる。そのため、本願では、原稿の有無検知に用いるスポットSP1〜SP3での画像データを、画像データ取得部632が取得するのに必要な期間のみ、LED光源221を点灯することで、光源点灯期間を最短にすることを可能としている。この1ラインの画像データを取得するのに必要な光源の点灯期間を1ライン期間とする。なお、本願では、点灯期間を少なくとも1ライン期間としている。この点灯期間は、数ライン期間以下が好ましく、1、2ライン期間がより好ましい。また、1ライン期間が特に好ましく、光源点灯期間をより短くすることができる。
LED_ON信号は、光源点灯制御部633に対して、LED光源221の点灯を指示する信号である。また、DATA_IN信号は、画像データ取得部632に対して、画像データ取得を指示する信号である。これらの信号の信号レベルおよび出力タイミングを、図11に示す。この図11に示したN1〜N3ライン期間は、レジスタにより設定される。N1ライン期間は、LED光源221の点灯期間であり、N2ライン期間は画像データ取得期間である。N3ライン期間は、N1ライン期間でLED光源221の点灯を開始して、CCD228が読取った時の画像データが、画像データ取得部632に入力されるまでのライン遅延数である。本実施例では、点灯期間を1ライン期間に設定することで、LED光源221の点灯期間を最小限としている。
光源点灯制御部633は、LED_ON信号の期間、LED光源221を点灯させる(ステップS15)。画像データ取得部632は、DATA_IN信号のN2ライン期間で、原稿サイズ検知用の各スポットSP1〜SP3からの画像データを、CCD228を介して取得する(ステップS16)。
この光源点灯と画像データ取得とのタイミング制御について、具体的に説明する。前述したように、ADF300の開状態が通知されると、第1キャリッジ223が副走査方向Aに移動して、図3に示すスポットSP1〜SP3が設定されたスポット位置Lに、第1キャリッジ223が位置している。このスポット位置にて、LED光源221の点灯と画像データ取得部632での画像データの取得を行い、画像データに基づいて主走査方向Bでの原稿の有無を判定する。
図8に、スポット位置Lでの主走査方向Bにおける1ライン期間の画像データイメージを示す。この図9に示すように、1ライン期間の画像データの中で、SP1、SP2、SP3の各スポット位置の画像データ範囲は、レジスタにより設定されているものとする。ステップS15では、光源点灯制御部633が、LED_ON信号の期間、SP1〜SP3の各スポット位置の画像データ範囲に対応するLED素子を点灯し、原稿を照明する。ステップS16では、画像データ取得部632が、原稿で反射された反射光を受光したCCD228からの画像信号を、DATA_IN信号のタイミングで取得する。
次に、コントローラ610は、画像データ取得部632からの画像データに基づいて、各スポットSP1〜SP3での原稿の有無を判定する(ステップS17)。この判定は、主走査方向Bにおいて各スポットSP1〜SP3の範囲に対応する領域であって、副走査方向AにおいてDATA_IN信号で取得した1ライン期間分の領域の画素での受光光量を平均して求めるものとする。このようにして得られた平均値を、レジスタ設定された所定の閾値と比較することで、各スポットSP1〜SP3が原稿に反応しているか否かを判定し、原稿の有無を判定するものである。
ここで、従来は、原稿サイズの検知の際に、制御部等によるソフト制御によって光源点灯し、光源が確実に点灯する所定の時間以上が経過した後に、ソフト制御により読取り画像データの取得を制御している。そのため、光源は画像データの取得期間以上の時間、点灯していることとなり、使用者にまぶしさを与え、電力も消費する。これに対して、本実施例では、光源としてLED光源221を使用している。このようなLED光源221は、近年使用されるようになったものであり、1us(マイクロ秒)程度で点灯するため、非常に応答性のよい光源である。そのため、上述したように、LED光源221を点灯させた期間のデータを、原稿サイズ検知のための有効な画像データとして取り込むことで、光源点灯期間を最小限に抑えている。本実施例では、ASICのようなハードウェアからなる検知タイミング制御部631が、レジスタ設定によって点灯期間および取得期間の制御信号を生成する。したがって、ソフト制御により光源点灯期間等を調整する場合に比べ、より高精度にタイミングを図って、かつ、点灯期間をより短時間に制御することができる。その結果、原稿サイズの検知時の光源点灯を設定期間(N1ライン期間)のみとすることができ、光源の総点灯期間を最小限とすることができる。
また、実施例1では、1ライン期間の点灯期間で画像データを取込んで求めた受光光量の平均値に基づいて原稿の有無を検知している。このように、本実施例では、応答性の良いLED光源221を光源として使用していることで、変形例として、1ライン期間の点灯期間で取得した画像データのみでも原稿有無の検知が可能である。LED光源は、点灯開始が1us程度で瞬時に点灯するため、1ライン期間の点灯期間のみで検知することにより、LED光源221の点灯期間をより短くすることができ、まぶしさや消費電力をより低減することができる。
以上の主走査方向Bでの原稿有無の検知後、コントローラ610の制御の下、原稿サイズ検知センサ240が作動し、副走査方向Aでの原稿サイズ検知の処理が実行される。この処理は、まず、コントローラ610の制御により、原稿サイズ検知センサ240を作動する(ステップS18)。コントローラ610は、スポットSP4に設置した原稿サイズ検知センサ240が原稿に反応したか否かにより、副走査方向Aでの原稿の有無を判断する(ステップS19)。このように、本実施例では、ステップS19の副走査方向Aでの原稿サイズ検知を主走査方向Bでの原稿サイズ検知後に行っているが、本願がこれに限定されることはなく、同じタイミングで行ってもよい。また、主走査方向Bでの原稿サイズ検知前に行ってもよい。
次に、上記ステップS17、S19で取得したスポットSP1〜SP4の原稿有無の検知結果に基づいて、コントローラ610の制御部611が原稿サイズの判定を行う(ステップS20)。図10に、スポットSP1〜SP4における原稿の有無の検知結果と原稿サイズとの対応関係を示す。
図10において、スポットSP4で原稿が検知された場合は「○」で表している。スポットSP1〜SP3で原稿を検知した場合は、反応したスポットの中で一番外側(原稿基準Xから最も離れた位置)のスポットを「○」で表し、原稿サイズの判定に用いる。当該スポットよりも内側(原稿基準Xに近い位置)で反応したスポットは、判定に用いないため「△」で表す。また、原稿が検知されず、反応しないスポットは「−」で表す。
図10の表から、例えば、スポットSP4およびSP2が反応し(原稿有り)、スポットSP3が反応しない(原稿無し)場合、原稿サイズはB4タテであると判定する。
以上の処理により、原稿サイズ検知が終了する。この原稿サイズ検知が完了し、使用者が操作パネル640を操作することで、コントローラ610の制御の下、通常の原稿データ取得(画像データ読取り)を開始する。この場合、第1キャリッジ223および第2キャリッジ226が移動しながら原稿スキャンが行われるが、原稿サイズ検知によって検知された原稿サイズに基づいて移動が行われる。そのため、原稿サイズを超えた領域への移動や光源点灯などが不要で、画像データ取得を効率的に行うことができる。
以上説明したように、実施例1の画像形成装置では、原稿サイズ検知時のLED光源の点灯期間を、1ライン期間分と短くすることができる。そのため、例えば、ADFが完全に閉じる前に原稿サイズ検知が実行しても、使用者に与えるまぶしさを低減することができる。また、このように点灯期間を短縮することで、消費電力の低減をも可能とすることができる。
次に、実施例2について説明する。実施例2では、実施例1と同様の画像形成装置を用いているため、その構成の詳細な説明は省略する。また、実施例1では、原稿サイズ検知時に、1ライン期間の画像データに基づいて原稿サイズ検知を行っている。これに対して、実施例2では、光源の点灯と画像データの取得とを、所定間隔を介して断続的に複数回繰り返し、各スポットSPの複数箇所で画像データを取得し、これらの画像データに基づいて主走査方向Bでの原稿の有無検知を行っている。
このような検知を行う理由を説明する。1ライン期間の画像データに基づいて原稿サイズ検知を行う場合、原稿の有無を検知するスポット位置で、印刷等により原稿が黒く表示されていることがある。このような場合、当該スポット位置で原稿が存在するにもかかわらず、CCD228の画素が反射光を受光しないため、当該検知領域では原稿無しであると判断されてしまう可能性がある。このような場合に対応するため、実施例2では、各スポットSP1〜SP3の複数箇所で断続的に画像データを取得している。以下、その詳細について説明する。
実施例2では、コントローラ610から原稿サイズ検知の実行指示があると、検知タイミング制御部631が、図12に示すように、N4ライン間隔で、繰返し回数:N5回分、LED_ON信号と、DATA_IN信号とを出力する。このLED_ON信号により、光源点灯制御部633がLED光源221を点灯する。また、DATA_IN信号により、原稿からの反射光を受光したCCD228からの画像信号を画像データ取得部632が取得する。このLED光源221点灯と画像データ取得とは、第1キャリッジ223および第2キャリッジ226を移動させながら、断続的に行っている。
すなわち、図13のフローチャートでいえば、実施例2では、ステップS15のLED光源221点灯と、S16の画像データ取得とを移動しながら複数回、連続して行っている。これにより、各スポットSP1〜SP3の副走査方向Aの範囲内の複数箇所での、画像データを取得する。より具体的には、例えば、スポットSP1〜SP3の副走査方向Aの幅が10mmであった場合、1mmごとに画像データを取得することで、10箇所(10回分)の画像データを離散的に取得することができる。なお、第1キャリッジ223および第2キャリッジ226の移動方向はいずれの方向でもよい。本実施例では、原稿サイズ検知後に、原稿読み取りを行うことを鑑みて、スポットSP位置から、初期位置(原稿基準Xの方向)に向かって移動しながら画像データの取得を行っている。
次に、コントローラ610では、N5回(図12に示す例では、繰り返し回数N5=3回としている)の検知で画像データ取得部632によって画像データを取込んでいる。この取り込まれた画像データの中で、各スポットSP1〜SP3において、最も白い画像データ、すなわち、受光光量が最大のものを選択する。この選択された画像データの各スポットSP1〜SPでの受光光量を閾値と比較して、原稿の有無を判定する。
以上のように、実施例2では、キャリッジの移動により画像データを取得する位置を移動させながら、光源点灯と画像データ取得とを複数回繰り返している。そのため、原稿サイズの検知領域で取得した画像データに黒画像(反射光を受光せず)があった場合でも、主走査方向Bにおける原稿の有無判定を精度よく行うことができ、良好な検知結果を得ることができる。また、このように繰り返し検知を行う場合でも、光源点灯期間がそれぞれLED_ON期間のみであるため、従来に比べて光源点灯期間を最小限とすることができる。その結果、使用者に与えるまぶしさや消費電力を低減するとともに、良好な検知結果を得ることができる。
以上の各実施例では、光源点灯時間を最小限にする技術を示したが、既に開示されているように、原稿サイズ検知時は読取り時よりも光量を下げる技術と組み合わせて実施してもよい。このような組み合わせにより、まぶしさや消費電力を更に軽減することができる。
また、上記実施例で示した画像形成装置は、一例であって、本願がこの画像形成装置に限定されるものではない。画像読取装置を備え、原稿サイズ検知を行う画像読取装置であれば、他の構成の画像形成装置に適用してもよい。また、画像読取装置も上記実施例の構成に限定されるものではない。原稿サイズ検知の際に、光源点灯期間を最小限として、使用者がまぶしさを感じにくく、光源点灯時の消費電力を低減することが可能な構成であれば、本願の課題を解決できるものである。
210 原稿載置台
221 LED光源
220 スキャナ本体(画像読取装置)
223 第1キャリッジ(露光走査部)
226 第2キャリッジ(露光走査部)
228 CCD(撮像素子)
240 原稿サイズ検知センサ(検知センサ)
241 発光素子
300 自動原稿給送ユニット(原稿圧板)
310 圧板開閉検知センサ
610 コントローラ(画像読取装置)
611 制御部(原稿サイズ検知部)
631 検知タイミング制御部
632 画像データ取得部
D 原稿
特開2002−271583号公報 特開2010−226690号公報

Claims (8)

  1. 原稿載置台上に載置された原稿のサイズを検知し、前記原稿の画像を読取る画像読取装置であって、
    前記原稿載置台上に載置された前記原稿を主走査方向にライン状に照明する光源を有し前記原稿を露光走査する露光走査部と、
    前記光源からの照明光により前記原稿で反射した反射光をライン状に受光し画像信号として出力する撮像素子と、
    前記撮像素子からの前記画像信号に基づいて画像データを取得するとともに、原稿サイズの検知時には、前記画像信号に基づいて、主走査方向に所定間隔を介して複数箇所に設定した検知領域での受光光量を検知する画像データ取得部と、
    副走査方向に配置され、発光素子の発光により前記原稿で反射した反射光を受光して副走査方向での前記原稿の有無を検知する検知センサと、
    前記画像データ取得部による少なくとも1ラインの主走査方向での前記原稿の有無の検知結果および前記検知センサによる副走査方向での前記原稿の有無の検知結果に基づいて、前記原稿サイズを検知する原稿サイズ検知部と、
    前記撮像素子が1ラインの前記画像データを取得するのに必要な前記光源の点灯期間を1ライン期間としたとき、該点灯期間に基づいて、前記光源の点灯を制御するとともに、前記光源の点灯に対応して、前記画像データ取得部が前記画像データを取得するタイミングを制御する検知タイミング制御部と、を備え、
    前記原稿サイズの検知時の前記光源の前記点灯期間は、少なくとも1ライン期間とすることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記光源は、主走査方向に配置された複数の点光源からなり、前記原稿サイズの検知時には、前記検知領域に対応する前記点光源のみ点灯することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記光源が、LED光源であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 原稿サイズ検知時の前記LED光源の点灯期間が、1ライン期間であり、この1ライン期間の前記光源の点灯により、前記画像データ取得部が取得した前記画像データに基づいて、主走査方向の前記検知領域での前記原稿の有無を判定することを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記光源の点灯と前記画像データ取得とを、前記露光走査部を前記原稿に対して相対的に移動させながら、所定間隔で断続的に複数回繰り返し、複数ライン期間の前記光源の点灯で取得した複数ラインの前記画像データのうち、前記検知領域での前記受光光量が最大であると判断された前記画像データに基づいて、主走査方向での前記原稿の有無を検知することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  6. 原稿が載置される原稿載置台を開閉自在に覆う原稿圧板と、
    前記原稿圧板の開閉状態を検知する圧板開閉検知センサと、をさらに備え、
    前記圧板開閉検知センサが、前記原稿圧板の開状態を検知したときに、前記露光走査部を前記検知領域が設定された位置に配置し、前記圧板開閉検知センサが、前記原稿圧板の閉状態を検知したときに、前記点灯期間での前記光源の点灯を開始することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  7. 原稿サイズの検知時は、前記原稿の読取り時と比較して、前記光源の光量を低くすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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