JP6359378B2 - 光学特性取得装置、位置測定装置、光学特性取得方法および位置測定方法 - Google Patents

光学特性取得装置、位置測定装置、光学特性取得方法および位置測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置の光学特性を取得する技術に関する。
従来より、半導体基板やプリント基板、あるいは、プラズマ表示装置や液晶表示装置用のガラス基板等(以下、「基板」という。)に形成された感光材料に光を照射することにより、パターンの描画が行われている。近年、パターンの高精細化に伴い、感光材料上にてビーム光を走査してパターンを直接描画する描画装置が利用されている。
このような描画装置では、例えば、基板上に設けられた位置決め用の目印(いわゆる、アライメントマーク)をCCDカメラ等の撮像部により撮像し、取得された画像上の当該目印の位置に基づいて基板上の描画位置が調整される。当該撮像部では、カメラのレンズや撮像素子の微小変形、あるいは、上下方向における基板の位置変動等に起因する画像の歪みが生じる場合がある。そこで、特許文献1では、格子状にマークが配置されてなる校正パターンをカメラにより撮像し、取得された画像上における格子状のマークの位置と本来の位置とを比較することにより、歪み補正用のデータを得ることが提案されている。
特開2008−249958号公報
ところで、特許文献1のように、多数の小さいマークを含む画像から各マークの位置を検出して撮像装置の光学特性を取得する場合、例えば、上記画像を2値化することにより各マークを示す像を得て、当該像の重心位置を求めることが行われる。しかしながら、2値化により各マークの重心位置を求める場合、各マークの重心位置は、2値化の際の閾値の影響を受ける。具体的には、閾値を変更すると、各マークの像の周縁近傍の画素が当該像に含まれるか否かが変化するため、算出される各マークの重心位置も変化する。特に、多数のマークを含む上述のような校正パターンの画像では、各マークの像を構成する画素が少ないため、重心位置の算出における上記閾値の影響は大きくなり、各マークの重心位置等を高精度に求めることが難しい。したがって、取得される撮像装置の光学特性の精度向上に限界がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、撮像装置の光学特性を精度良く取得することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、撮像装置の光学特性を取得する光学特性取得装置であって、撮像装置により取得された、同一形状の複数の図形要素が規則的に分布する参照物の画像を記憶する画像記憶部と、前記画像における前記複数の図形要素のそれぞれの画素値分布を、偏微分可能なモデル関数にてモデル化し、前記モデル関数に含まれる複数の係数を最適化法にて決定し、前記複数の係数を前記モデル関数に代入することにより、前記複数の図形要素のそれぞれの画素値分布を取得する演算部と、前記演算部により取得された前記複数の図形要素のそれぞれの画素値分布に基づいて前記撮像装置の光学特性を取得する光学特性取得部とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光学特性取得装置であって、前記光学特性が、前記撮像装置の歪み特性である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の光学特性取得装置であって、前記最適化法が、ガウス・ニュートン法またはレーベンバーグ・マルカート法である。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の光学特性取得装置であって、前記画像における前記複数の図形要素を除く背景の画素値である背景画素値と前記複数の図形要素の中心部の画素値である中心部画素値との平均値にて前記画像を2値化することにより、前記複数の図形要素のそれぞれに対応する複数の画素群を得た場合、各画素群の全体が、1辺が10画素以下の正方形領域に含まれる。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の光学特性取得装置であって、前記演算部において、各図形要素が数1に示す円状の2次元ガウス関数にて表現され、
前記複数の係数である数1中のa,b,c,d,eについて、係数eの初期値が、前記画像における前記複数の図形要素を除く背景の画素値である背景画素値に基づいて決定され、係数aの初期値が、前記各図形要素内の画素値と前記背景画素値との差に基づいて決定され、係数bの初期値が、前記各図形要素の大きさに基づいて決定され、係数cの初期値が、前記各図形要素の中心のx座標に基づいて決定され、係数dの初期値が、前記各図形要素の前記中心のy座標に基づいて決定される。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の光学特性取得装置であって、前記演算部において、各図形要素が数2に示す矩形状のモデル関数(ただし、nは2以上の自然数)にて表現され、
前記複数の係数である数2中のa,b,c,d,eについて、係数eの初期値が、前記画像における前記複数の図形要素を除く背景の画素値である背景画素値に基づいて決定され、係数aの初期値が、前記各図形要素内の画素値と前記背景画素値との差に基づいて決定され、係数bの初期値が、前記各図形要素の大きさに基づいて決定され、係数cの初期値が、前記各図形要素の中心のx座標に基づいて決定され、係数dの初期値が、前記各図形要素の前記中心のy座標に基づいて決定される。
請求項7に記載の発明は、複数の目印が設けられた対象物の位置を測定する位置測定装置であって、複数の目印が設けられた対象物の画像である測定画像を取得する撮像装置と、前記撮像装置の光学特性を取得する請求項1ないし6のいずれかに記載の光学特性取得装置と、前記光学特性取得装置にて取得された前記撮像装置の光学特性を考慮しつつ前記測定画像から前記複数の目印の位置を取得する位置取得部とを備える。
請求項8に記載の発明は、撮像装置の光学特性を取得する光学特性取得方法であって、a)撮像装置により取得された、同一形状の複数の図形要素が規則的に分布する参照物の画像を準備する工程と、b)前記画像における前記複数の図形要素のそれぞれの画素値分布を、偏微分可能なモデル関数にてモデル化し、前記モデル関数に含まれる複数の係数を最適化法にて決定し、前記複数の係数を前記モデル関数に代入することにより、前記複数の図形要素のそれぞれの画素値分布を取得する工程と、c)前記b)工程にて取得された前記複数の図形要素のそれぞれの画素値分布に基づいて前記撮像装置の光学特性を取得する工程とを備える。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の光学特性取得方法であって、前記光学特性が、前記撮像装置の歪み特性である。
請求項10に記載の発明は、請求項8または9に記載の光学特性取得方法であって、前記最適化法が、ガウス・ニュートン法またはレーベンバーグ・マルカート法である。
請求項11に記載の発明は、請求項8ないし10のいずれかに記載の光学特性取得方法であって、前記画像における前記複数の図形要素を除く背景の画素値である背景画素値と前記複数の図形要素の中心部の画素値である中心部画素値との平均値にて前記画像を2値化することにより、前記複数の図形要素のそれぞれに対応する複数の画素群を得た場合、各画素群の全体が、1辺が10画素以下の正方形領域に含まれる。
請求項12に記載の発明は、請求項8ないし11のいずれかに記載の光学特性取得方法であって、前記b)工程において、各図形要素が数3に示す円状の2次元ガウス関数にて表現され、
前記複数の係数である数3中のa,b,c,d,eについて、係数eの初期値が、前記画像における前記複数の図形要素を除く背景の画素値である背景画素値に基づいて決定され、係数aの初期値が、前記各図形要素内の画素値と前記背景画素値との差に基づいて決定され、係数bの初期値が、前記各図形要素の大きさに基づいて決定され、係数cの初期値が、前記各図形要素の中心のx座標に基づいて決定され、係数dの初期値が、前記各図形要素の前記中心のy座標に基づいて決定される。
請求項13に記載の発明は、請求項8ないし11のいずれかに記載の光学特性取得方法であって、前記b)工程において、各図形要素が数4に示す矩形状のモデル関数(ただし、nは2以上の自然数)にて表現され、
前記複数の係数である数4中のa,b,c,d,eについて、係数eの初期値が、前記画像における前記複数の図形要素を除く背景の画素値である背景画素値に基づいて決定され、係数aの初期値が、前記各図形要素内の画素値と前記背景画素値との差に基づいて決定され、係数bの初期値が、前記各図形要素の大きさに基づいて決定され、係数cの初期値が、前記各図形要素の中心のx座標に基づいて決定され、係数dの初期値が、前記各図形要素の前記中心のy座標に基づいて決定される。
請求項14に記載の発明は、複数の目印が設けられた対象物の位置を測定する位置測定方法であって、d)請求項8ないし13のいずれかに記載の光学特性取得方法により前記撮像装置の光学特性を取得する工程と、e)複数の目印が設けられた対象物の画像である測定画像を準備する工程と、f)前記d)工程にて取得された前記撮像装置の光学特性を考慮しつつ前記測定画像から前記複数の目印の位置を取得する工程とを備える。
本発明では、撮像装置の光学特性を精度良く取得することができる。
一の実施の形態に係る描画装置の側面図である。 描画装置の平面図である。 測定画像を示す図である。 光学特性取得装置の機能を示すブロック図である。 光学特性の取得の流れを示す図である。 キャリブレーションプレートの平面図である。 光学特性の取得の流れの一部を示す図である。 撮像装置の歪み特性を示す図である。 比較例の歪み特性を示す図である。 パターンの描画の流れを示す図である。 キャリブレーションプレートの平面図である。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る描画装置1の側面図である。図2は、描画装置1の平面図である。描画装置1は、対象物上に光を照射してパターンの直接的な描画を行う装置である。当該対象物は、例えば、感光材料の層が設けられた液晶表示装置用のガラス基板(以下、単に「基板」という。)である。
図1および図2に示すように、描画装置1は、保持部移動機構2と、基板保持部3と、描画ヘッド4と、撮像装置5とを備える。基板保持部3は、(+Z)側の主面91(以下、「上面91」という。)上に感光材料の層が形成された対象物である基板9を保持する。保持部移動機構2は、基台11上に設けられ、基板保持部3をZ方向に垂直なX方向およびY方向に移動する。
描画ヘッド4は、フレーム12に取り付けられる。フレーム12は、基板保持部3および保持部移動機構2を跨ぐように基台11に固定される。描画ヘッド4は、基板9上の感光材料に変調されたビーム光を照射する。撮像装置5は、描画ヘッド4と同様に、フレーム12に取り付けられる。撮像装置5は、基板保持部3上の基板9の上面91の画像(以下、「測定画像」という。)を取得する。
図3は、撮像装置5により取得される測定画像の一例を示す図である。図3に示すように、基板9の上面91には、基板9の位置を測定するための複数の目印911(いわゆる、アライメントマーク)が設けられる。図3に示す例では、略矩形状の基板9の4つの角部近傍に、4つの十字状の目印911が配置される。
描画装置1は、図1に示すように、制御部6と、位置取得部7と、光学特性取得装置8とをさらに備える。制御部6は、保持部移動機構2、描画ヘッド4および撮像装置5等の各構成を制御する。位置取得部7は、撮像装置5により取得された測定画像から複数の目印911(図3参照)の位置を取得し、複数の目印911の位置に基づいて基板9の位置を求める。位置取得部7による目印911の位置取得の際には、撮像装置5の視野内歪み等の光学特性が考慮される。撮像装置5の光学特性は、光学特性取得装置8にて取得される。光学特性取得装置8による撮像装置5の光学特性の取得については後述する。
図1および図2に示すように、基板保持部3は、ステージ31と、ステージ回転機構32と、支持プレート33とを備える。基板9は、ステージ31上に載置される。支持プレート33は、ステージ31を回転可能に支持する。ステージ回転機構32は、支持プレート33上において、基板9の上面91に垂直な回転軸321を中心としてステージ31を回転する。
保持部移動機構2は、副走査機構23と、ベースプレート24と、主走査機構25とを備える。副走査機構23は、基板保持部3を図1および図2中のX方向(以下、「副走査方向」という。)に移動する。ベースプレート24は、副走査機構23を介して支持プレート33を支持する。主走査機構25は、基板保持部3をベースプレート24と共にX方向に垂直なY方向(以下、「主走査方向」という。)に移動する。描画装置1では、保持部移動機構2により、基板9の上面91に平行な主走査方向および副走査方向に基板保持部3が移動される。
副走査機構23は、リニアモータ231と、1対のリニアガイド232とを備える。リニアモータ231は、支持プレート33の下側(すなわち、(−Z)側)において、ステージ31の主面に平行、かつ、主走査方向に垂直な副走査方向に伸びる。1対のリニアガイド232は、リニアモータ231の(+Y)側および(−Y)側において副走査方向に伸びる。主走査機構25は、リニアモータ251と、1対のエアスライダ252とを備える。リニアモータ251は、ベースプレート24の下側において、ステージ31の主面に平行な主走査方向に伸びる。1対のエアスライダ252は、リニアモータ251の(+X)側および(−X)側において主走査方向に伸びる。
図2に示すように、描画ヘッド4は、副走査方向に沿って等ピッチにて配列されてフレーム12に取り付けられる複数(本実施の形態では、8つ)の光学ヘッド41を備える。また、描画ヘッド4は、図1に示すように、各光学ヘッド41に接続される光源光学系42と、ビーム光を出射する光出射部48とを備える。光出射部48は、紫外光である当該ビーム光を出射するUV光源43と、光源駆動部44とを備える。UV光源43は、例えば固体レーザである。光源駆動部44が駆動されることにより、UV光源43から紫外光が出射され、光源光学系42を介して光学ヘッド41へと導かれる。
各光学ヘッド41は、導光部45と、光学系451,47と、空間光変調デバイス46とを備える。導光部45は、UV光源43からの光を下方へと導く。光学系451は、導光部45からの光を反射して空間光変調デバイス46へと導く。空間光変調デバイス46は、光学系451を介して照射された光出射部48からのビーム光を空間変調しつつ反射する。光学系47は、空間光変調デバイス46からの変調された光を、基板9の上面91に設けられた感光材料上へと導く。
空間光変調デバイス46は、例えば、複数の光変調素子を備える。光変調素子としては、例えば、GLV(Grating Light Valve:グレーチング・ライト・バルブ)(シリコン・ライト・マシーンズ(サニーベール、カリフォルニア)の登録商標)が利用される。また、DMD(デジタルミラーデバイス)が光変調素子として利用されてもよい。これらの光変調素子は、制御部6からの信号に基づいて制御され、これにより、基板9の上面91上においてX方向(すなわち、副走査方向)に並ぶ複数の照射位置のそれぞれに空間変調されたビーム光が照射される。
図1および図2に示す描画装置1では、保持部移動機構2により移動される基板9に対し、描画ヘッド4の空間光変調デバイス46から変調されたビーム光が照射される。換言すれば、保持部移動機構2は、空間光変調デバイス46から基板9へと導かれたビーム光の基板9上における照射位置を、基板9に対して相対的に移動する照射位置移動機構である。なお、描画装置1では、例えば、基板9を移動することなく、空間光変調デバイス46が移動することにより基板9上のビーム光の照射位置が移動されてもよい。描画装置1では、図1に示す制御部6により、描画ヘッド4および保持部移動機構2が制御されることにより、基板9上にパターンが描画される。
図1に示す光学特性取得装置8は、各種演算処理を行うCPU、基本プログラムを記憶するROM、および、各種情報を記憶するRAM等を含む一般的なコンピュータシステムである。図4は、光学特性取得装置8の機能を示すブロック図である。光学特性取得装置8は、画像記憶部81と、演算部82と、光学特性取得部83とを備える。画像記憶部81は、撮像装置5により取得された画像を記憶する。演算部82は、当該画像における画素値分布を取得する。光学特性取得部83は、演算部82により取得された画素値分布に基づいて撮像装置5の光学特性を取得する。
描画装置1では、基板9へのパターンの描画よりも前に、光学特性取得装置8により、撮像装置5の光学特性の取得が行われる。以下、光学特性取得装置8による撮像装置5の光学特性の取得について、図5を参照しつつ説明する。以下の説明では、光学特性取得装置8により、撮像装置5の光学特性の1つである歪み特性(すなわち、視野内歪みの分布特性)が取得されるものとして説明する。
光学特性の取得では、まず、図6に示す略矩形状のキャリブレーションプレート93が準備される。キャリブレーションプレート93は、撮像装置5の光学特性の取得に利用される参照物である。キャリブレーションプレート93の上面94には、同一形状の複数の図形要素941が規則的に分布する。図6に示す例では、各図形要素941は略円形である。また、複数の図形要素941は、キャリブレーションプレート93の上面94の略全面に亘って格子状(すなわち、マトリクス状)に配置される。キャリブレーションプレート93は、例えば、石英やガラスにより形成される板状部材である。複数の図形要素941は、例えば、フォトリソグラフィによりキャリブレーションプレート93上に高い位置精度にて形成される。
続いて、キャリブレーションプレート93が、図1に示す基板9の代わりに基板保持部3により保持され、保持部移動機構2により撮像装置5の下方を通過する。そして、撮像装置5により、キャリブレーションプレート93の上面94の画像(以下、「参照画像」という。)が取得される。参照画像は、光学特性取得装置8の画像記憶部81に送られ、画像記憶部81に記憶されることにより準備される(ステップS11)。参照画像では、例えば、複数の図形要素941が暗く表示されており、複数の図形要素941を除く背景が明るく表示される。
図6に示すように、各図形要素941はキャリブレーションプレート93に対して十分に小さいため、上記参照画像において、各図形要素941に対応する画素群を構成する画素の数は少ない。例えば、参照画像の背景画素値と図形要素941の中心部画素値との平均値にて参照画像を2値化したとすると、2値化して得られた各図形要素941に対応する画素群の全体は、1辺が10画素以下の正方形領域に含まれる。上記背景画素値は、参照画像における複数の図形要素941を除く背景の画素値であり、背景の画素値にばらつきがある場合は、例えば、背景の画素値の平均値または最頻値である。背景画素値は、参照画像において出現頻度が最大の画素値である最大頻度画素値と捉えることもできる。上記中心部画素値は、複数の図形要素941の中心部の画素値であり、当該中心部の画素値に図形要素941毎のばらつきがある場合は、例えば、複数の図形要素941における中心部の画素値の平均値または最頻値である。
続いて、演算部82により、画像記憶部81に記憶された参照画像において、複数の図形要素941のそれぞれの画素値分布(すなわち、各図形要素941を略中心とする各図形要素941近傍の画素値の分布)が、偏微分可能なモデル関数にてモデル化される(ステップS12)。当該モデル関数は、xy平面からz軸方向に突出するおよそ釣り鐘状の面を示す2次元関数である。
上述のように、図6に示す例では、各図形要素941は略円形であるため、演算部82では、各図形要素941が円状の2次元ガウス関数にて表現される。ここで、「円状の2次元ガウス関数」とは、xy平面からz軸方向に突出する釣り鐘状の2次元ガウス関数であって、xy平面に平行な断面の形状が円形であるものを意味する。演算部82では、座標(x,y)の画素における図形要素941の画素値の分布は数5にて表現される。
数5に示す2次元ガウス関数は、複数の係数a,b,c,d,eを含む。当該2次元ガウス関数は、未知数である係数a,b,c,d,eのそれぞれにより偏微分可能な関数である。複数の係数a,b,c,d,eのうち係数aは、2次元ガウス関数の振幅、すなわち、各図形要素941の中心部における画素値(ピーク値)を示す。また、係数bは、各図形要素941に対応する画素の広がりの程度を示す。係数cおよび係数dはそれぞれ、各図形要素941の重心のx座標およびy座標を示す。係数eは、参照画像における各図形要素941以外の領域の画素値(すなわち、参照画像の背景のオフセットであり、上述の背景画素値に対応する。)を示す。
図形要素941のモデル化が終了すると、演算部82により、上記モデル関数に含まれる複数の係数(すなわち、数5中の係数a〜e)が、参照画像の画素値を用いて最適化法にて決定されることにより取得される(ステップS13)。ステップS13において係数a〜eの決定に利用される最適化法は、例えば、ガウス・ニュートン法(Gauss−Newton法)またはレーベンバーグ・マルカート法(Levenberg−Marquardt法)である。以下では、まず、ガウス・ニュートン法により係数a〜eが決定される場合について説明し、その後、レーベンバーグ・マルカート法により係数a〜eが決定される場合について説明する。
ガウス・ニュートン法では、複数の図形要素941のそれぞれについて、数5にてモデル化された図形要素941の画素値分布が、参照画像における図形要素941の実際の画素値分布に最も精度良くフィットする場合の係数a〜eが、反復計算により求められる。当該反復計算では、数5にて求められる画素値と参照画像の実際の画素値との差の二乗を参照画像上の複数の画素について合計した値(すなわち、残差の平方和)が最小値に収束するように、係数a〜eを変更しつつ残差の平方和が繰り返し計算される。
ステップS13では、まず、図7に示すように、複数の係数a〜eの初期値a0〜e0が決定される(ステップS131)。係数aの初期値a0は、例えば、参照画像における各図形要素941内の画素値と上述の背景画素値との差に基づいて決定される。係数bの初期値b0は、例えば、キャリブレーションプレート93上における各図形要素941の実際の大きさに基づいて決定される。係数cの初期値c0は、例えば、キャリブレーションプレート93上における各図形要素941の中心の実際のx座標に基づいて決定される。係数dの初期値d0は、キャリブレーションプレート93上における各図形要素941の中心の実際のy座標に基づいて決定される。係数eの初期値e0は、上述の背景画素値に基づいて決定される。
係数a〜eの初期値a0〜e0は、例えば次のように決定される。係数aの初期値a0は、図形要素941の中心部画素値と背景画素値との差である。係数bの初期値b0は、実際の各図形要素941を設計上の撮像位置に位置する撮像装置5により撮像した場合に、参照画像上に表示される予定の図形要素941(以下、「図形要素941の設計上の像」という。)の直径である。係数c,dのそれぞれの初期値c0,d0は、上述の図形要素941の設計上の像における重心のx座標およびy座標である。係数eの初期値e0は背景画素値である。
続いて、数5を係数a〜eによりそれぞれ偏微分した数6ないし数10を使用して数11を解くことにより、上記反復計算における係数a〜eの1回目の変更の際の変更量である差分値Δa〜Δeが求められる(ステップS132)。
数11では、数式中のxおよびyをxiおよびyiとして取り扱い、当該xiおよびyiは、「i」番目の画素のx座標およびy座標を示す(後述する数18においても同様)。数11では「i=1〜m」であるため、ステップS13では、m個の画素についての残差の平方和が最小値となるように反復計算が行われる。数11の左辺は、数6ないし数10の5つの偏微分により構成される5次の正方行列と、5つの差分値Δa〜Δeにより構成される5行1列の行列との積を、m個の画素について合計したものである。数11の右辺は、数5を係数a〜eによりそれぞれ偏微分したものと、数5から実際の画素値Biを減算したものとの積を示す5行1列の行列を、m個の画素について合計したものである。
1回目の差分値Δa〜Δeが求められると、係数a〜eの初期値a0〜e0から差分値Δa〜Δeが減算され、次の係数a〜eが求められた後(ステップS133,S134)、ステップS132に戻る。そして、ステップS134にて求められた係数a〜eを使用した数11を解くことにより、次の差分値Δa〜Δeが求められ、現在の係数a〜eから当該次の差分値Δa〜Δeが減算されて新たな係数a〜eが求められる(ステップS132〜S134)。演算部82では、所定の終了条件が満たされるまで、ステップS132〜S134が繰り返される。当該終了条件とは、例えば、ステップS132にて求められた差分値Δa〜Δeのそれぞれの値が所定の大きさ以下となった状態である。あるいは、終了条件は、例えば、上述のステップS132〜S134の繰り返し回数が所定の回数に達した状態である。
終了条件が満たされると、図5に示すステップS13にて演算部82により求められた係数a〜eが数5に代入されることにより、数5に示すモデル関数(すなわち、円状の2次元ガウス関数)にてモデル化された各図形要素941の画素値分布が取得される(ステップS14)。
ステップS13において、レーベンバーグ・マルカート法により係数a〜eが決定される場合も、ガウス・ニュートン法と同様に、複数の図形要素941のそれぞれについて、数5にてモデル化された図形要素941の画素値分布が、参照画像における実際の図形要素941の画素値分布に最も精度良くフィットする場合の係数a〜eが反復計算により求められる。レーベンバーグ・マルカート法では、ガウス・ニュートン法により適切な係数a〜eが求められない場合に、最急降下法等の勾配法により係数a〜eの粗い収束を試み、収束度が高くなるに従って徐々にガウス・ニュートン法に移行することにより適切な係数a〜eが求められる。
具体的には、ステップS132〜S134が繰り返される際に、数11の左辺の5次正方行列のうち対角成分のみに重み係数が積算された上で差分値Δa〜Δeが求められ、求められた差分値Δa〜Δeが、1回前に求められた差分値Δa〜Δeよりも小さくなった場合は上記重み係数が小さくされ、1回前に求められた差分値Δa〜Δeよりも大きくなった場合は上記重み係数が大きくされる。これにより、ガウス・ニュートン法により係数a〜eが求められる場合に比べて、係数a〜eの収束に要する時間を短縮することができる。また、初期値a0〜e0が、最終的に求められる係数a〜eから比較的大きく離れている場合であっても、係数a〜eを適切に求めることができる。
ステップS14が終了すると、演算部82により取得された複数の図形要素941のそれぞれの画素値分布に基づいて、光学特性取得部83により、撮像装置5の光学特性が取得される(ステップS15)。上述のように、当該説明では、光学特性取得部83により撮像装置5の歪み特性が取得される。具体的には、演算部82により取得された各図形要素941の像の画素値分布から各図形要素941の像の重心位置(以下、「モデル化重心位置」という。)が求められ、各図形要素941の上記設計上の像の重心位置からのモデル化重心位置のずれ(以下、「重心ずれ」という。)が求められる。そして、参照画像上における複数の図形要素941に係る重心ずれの分布が、撮像装置5の歪み特性として取得される。
図8は、光学特性取得装置8により取得された撮像装置5の歪み特性(すなわち、重心ずれの分布)を示す図である。図8に示す歪み特性は、レーベンバーグ・マルカート法により係数a〜eを求めて取得されたものである。図8では、複数の図形要素941のうち、図中の右上の角部近傍および右辺近傍の図形要素941から、図の中心部から離れる方向に向かって直線が伸びている。当該直線は、図形要素941の重心ずれを示すベクトルであり、当該直線の伸びる方向が図形要素941の重心のずれ方向を示し、当該直線の長さが図形要素941の重心のずれ量を示す。図8では、図中の右上の角部近傍および右辺近傍を除き、図形要素941の重心位置のずれは生じていない。すなわち、光学特性取得装置8により、視野の右上の角部近傍から右辺近傍に亘る領域において歪みが生じるという撮像装置5の歪み特性が取得される。なお、光学特性取得装置8において、ガウス・ニュートン法により係数a〜eを求めて取得される歪み特性も、図8に示すものとおよそ同様である。
ここで、比較例の光学特性取得装置として、上述の参照画像を所定の閾値にて2値化して各図形要素941に対応する像(以下、「2値化像」という。)を取得し、各図形要素941の上記設計上の像の重心位置からの各2値化像の重心位置のずれの分布を、撮像装置5の歪み特性として取得する装置を想定する。図9は、比較例の光学特性取得装置により取得された比較例の歪み特性を示す図である。図9に示すように、比較例の歪み特性では、図中の右上の角部近傍および右辺近傍を除く他の領域においても、図形要素941の重心位置のずれを示すベクトルが存在する。当該他の領域においてベクトルが向く方向は、互いに近接する図形要素941群においても揃っておらず、ランダム方向を向いている。したがって、当該ベクトルの発生原因は、撮像装置5の実際の視野内歪みではなく、上述のように、図形要素941の像を形成する画素が少ないために生じる重心位置の変動による計算誤差であると考えられる。このように、比較例の光学特性取得装置では、偶然誤差の影響が比較的大きく、撮像装置5の光学特性を精度良く取得することは難しい。
これに対し、上述の光学特性取得装置8では、画像記憶部81によりキャリブレーションプレート93の参照画像が記憶され(ステップS11)、演算部82により、参照画像における各図形要素941の画素値分布が、偏微分可能なモデル関数にてモデル化された上で、モデル関数に含まれる複数の係数が最適化法にて決定されることにより取得される(ステップS12〜S14)。そして、光学特性取得部83により、各図形要素941の画素値分布に基づいて撮像装置5の光学特性が取得される(ステップS15)。これにより、各図形要素941の像を形成する画素値が少ない場合であっても、各図形要素941の像の画素値分布(すなわち、各図形要素941の重心位置や形状等)を高精度に求めることができる。その結果、図8に示す歪み特性等の撮像装置5の光学特性を精度良く取得することができる。
また、上述のように、光学特性取得装置8では、ステップS13においてモデル関数に含まれる複数の係数a〜eを決定する最適化法が、ガウス・ニュートン法またはレーベンバーグ・マルカート法である。これにより、撮像装置5の撮像素子(CCD素子等)のホワイトノイズ等の影響を抑制して、各図形要素941の画素値分布を高精度に求めることができる。
上述のように、参照画像の背景画素値と図形要素941の中心部画素値との平均値にて参照画像を2値化したとすると、2値化して得られた各図形要素941に対応する画素群の全体は、1辺が10画素以下の正方形領域に含まれる。すなわち、参照画像の解像度は比較的低く、参照画像における各図形要素941に対応する画素群は比較的小さい。光学特性取得装置8では、上述のように、キャリブレーションプレート93の参照画像における各図形要素941の画素値分布を偏微分可能なモデル関数にてモデル化した上で、モデル関数に含まれる複数の係数を最適化法にて決定することにより、このように低解像度の参照画像に基づく場合であっても、各図形要素941の画素値分布を高精度に求めることができる。
ステップS131では、上述のように、係数aの初期値a0が、参照画像における各図形要素941内の画素値と背景画素値との差に基づいて決定され、係数bの初期値b0が、各図形要素941の大きさに基づいて決定される。また、係数c,dの初期値c0,d0はそれぞれ、キャリブレーションプレート93上における各図形要素941の中心のx座標およびy座標に基づいて決定され、係数eの初期値e0は、背景画素値に基づいて決定される。これにより、ステップS13の係数a〜eの決定において、係数a〜eの初期値a0〜e0を、容易かつ適切に決定することができる。その結果、係数a〜eを高精度に決定することができ、各図形要素941の画素値分布を高精度に求めることができる。
描画装置1では、図10に示すように、光学特性取得装置8により撮像装置5の光学特性が取得されると(ステップS21)、上述の複数の目印911(図3参照)が設けられた基板9の測定画像が、撮像装置5により取得され、位置取得部7(図1参照)に記憶されることにより準備される(ステップS22)。位置取得部7では、ステップS21にて取得された撮像装置5の光学特性(例えば、図8に示す歪み特性)を考慮しつつ、測定画像から複数の目印911の位置が取得される(ステップS23)。そして、複数の目印911の位置に基づいて基板9の位置が求められ、当該基板9の位置に基づいて、制御部6により描画ヘッド4および保持部移動機構2が制御されることにより、基板9上にパターンが描画される(ステップS24)。
上述のように、光学特性取得装置8では、撮像装置5の光学特性を精度良く取得することができる。このため、位置取得部7において、基板9の位置(すなわち、撮像装置5および描画ヘッド4に対する基板9の相対位置)を高精度に取得することができる。その結果、描画装置1では、基板9上にパターンを高精度に描画することができる。
図11は、図6に示すキャリブレーションプレート93とは異なるキャリブレーションプレート93aを示す平面図である。キャリブレーションプレート93aは、略矩形状であり、図6に示すキャリブレーションプレート93と同様に、撮像装置5の光学特性の取得に利用される参照物である。キャリブレーションプレート93aの上面94aには、同一形状の複数の図形要素941aが規則的に分布する。図11に示す例では、各図形要素941aは略矩形(詳細には、略正方形)である。また、複数の図形要素941aは、キャリブレーションプレート93aの上面94aの略全面に亘って格子状(すなわち、マトリクス状)に配置される。キャリブレーションプレート93aは、例えば、石英やガラスにより形成される板状部材である。複数の図形要素941aは、例えば、フォトリソグラフィによりキャリブレーションプレート93a上に高い位置精度にて形成される。
図11に示すキャリブレーションプレート93aを利用して撮像装置5の光学特性(以下の説明では、歪み特性)を取得する場合も、上述のキャリブレーションプレート93を利用した光学特性の取得(図5参照)と、およそ同様の工程が行われる。まず、図1に示す撮像装置5により、キャリブレーションプレート93aの上面94aの画像である参照画像が取得される。参照画像は、光学特性取得装置8の画像記憶部81(図4参照)に送られ、画像記憶部81に記憶されることにより準備される(ステップS11)。参照画像では、例えば、複数の図形要素941aが明るく表示されており、複数の図形要素941aを除く背景が暗く表示される。図11では、暗く表示される背景に平行斜線を付す。
図11に示すように、各図形要素941aはキャリブレーションプレート93aに対して十分に小さいため、上記参照画像において、各図形要素941aに対応する画素群を構成する画素の数は少ない。例えば、参照画像の背景画素値と図形要素941aの中心部画素値との平均値にて参照画像を2値化したとすると、2値化して得られた各図形要素941aに対応する画素群の全体は、1辺が10画素以下の正方形領域に含まれる。上記背景画素値は、参照画像における複数の図形要素941aを除く背景の画素値であり、背景の画素値にばらつきがある場合は、例えば、背景の画素値の平均値または最頻値である。背景画素値は、参照画像において出現頻度が最大の画素値である最大頻度画素値と捉えることもできる。上記中心部画素値は、複数の図形要素941aの中心部の画素値であり、当該中心部の画素値に図形要素941a毎のばらつきがある場合は、例えば、複数の図形要素941aにおける中心部の画素値の平均値または最頻値である。
続いて、演算部82(図4参照)により、画像記憶部81に記憶された参照画像において、複数の図形要素941aのそれぞれの画素値分布が、偏微分可能なモデル関数にてモデル化される(ステップS12)。当該モデル関数は、xy平面からz軸方向に突出するおよそ四角錐台状の面を示す2次元関数である。上述のように、図11に示す例では、各図形要素941aは略矩形であるため、演算部82では、各図形要素941aが矩形状のモデル関数にて表現される。
ここで、「矩形状のモデル関数」とは、xy平面からz軸方向に突出する四角錐台状のモデル関数であって、xy平面に平行な断面の形状が矩形形であるものを意味する。演算部82では、座標(x,y)の画素における図形要素941aの画素値の分布は数12(ただし、nは2以上の自然数)にて表現される。
数12に示すモデル関数は、複数の係数a,b,c,d,eを含む。当該モデル関数は、未知数である係数a,b,c,d,eのそれぞれにより偏微分可能な関数である。数12の複数の係数a,b,c,d,eのうち係数aは、モデル関数の振幅、すなわち、各図形要素941aの中心部における画素値(ピーク値)を示す。また、係数bは、各図形要素941aに対応する画素の広がりの程度を示す。係数cおよび係数dはそれぞれ、各図形要素941aの重心のx座標およびy座標を示す。係数eは、参照画像における各図形要素941a以外の領域の画素値(すなわち、参照画像の背景のオフセットであり、上述の背景画素値に対応する。)を示す。
図形要素941aのモデル化が終了すると、演算部82により、上記モデル関数に含まれる複数の係数(すなわち、数12中の係数a〜e)が、参照画像の画素値を用いて最適化法にて決定されることにより取得される(ステップS13)。ステップS13において係数a〜eの決定に利用される最適化法は、例えば、上述のガウス・ニュートン法またはレーベンバーグ・マルカート法である。ステップS13では、上記と同様に、複数の図形要素941aのそれぞれについて、数12にてモデル化された図形要素941aの画素値分布が、参照画像における図形要素941aの実際の画素値分布に最も精度良くフィットする場合の係数a〜eが、反復計算により求められる。
ガウス・ニュートン法によるモデル関数の係数決定、および、レーベンバーグ・マルカート法によるモデル関数の係数決定は、上述のステップS131〜S134(図7参照)とおよそ同様である。ステップS131における複数の係数a〜eの初期値a0〜e0の決定では、上記と同様に、係数aの初期値a0は、例えば、参照画像における各図形要素941a内の画素値と上述の背景画素値との差に基づいて決定される。係数bの初期値b0は、例えば、キャリブレーションプレート93a上における各図形要素941aの実際の大きさに基づいて決定される。係数cの初期値c0は、例えば、キャリブレーションプレート93a上における各図形要素941aの中心の実際のx座標に基づいて決定される。係数dの初期値d0は、キャリブレーションプレート93a上における各図形要素941aの中心の実際のy座標に基づいて決定される。係数eの初期値e0は、上述の背景画素値に基づいて決定される。
ステップS132では、数12を係数a〜eによりそれぞれ偏微分した数13ないし数17を使用して数11と同様の数18を解くことにより、上述の反復計算における係数a〜eの1回目の変更の際の変更量である差分値Δa〜Δeが求められる(ステップS132)。
1回目の差分値Δa〜Δeが求められると、係数a〜eの初期値a0〜e0から差分値Δa〜Δeが減算され、次の係数a〜eが求められた後(ステップS133,S134)、ステップS132に戻る。そして、ステップS134にて求められた係数a〜eを使用した数18を解くことにより、次の差分値Δa〜Δeが求められ、現在の係数a〜eから当該次の差分値Δa〜Δeが減算されて新たな係数a〜eが求められる(ステップS132〜S134)。演算部82では、所定の終了条件が満たされるまで、ステップS132〜S134が繰り返される。当該終了条件とは、例えば、上述のように、ステップS132にて求められた差分値Δa〜Δeのそれぞれの値が所定の大きさ以下となった状態である。あるいは、終了条件は、例えば、上述のステップS132〜S134の繰り返し回数が所定の回数に達した状態である。
終了条件が満たされると、演算部82により求められた係数a〜eが数12に代入されることにより、数12に示す矩形状のモデル関数にてモデル化された各図形要素941aの画素値分布が取得される(ステップS14)。ステップS14が終了すると、上述と同様に、演算部82により取得された複数の図形要素941aのそれぞれの画素値分布に基づいて、光学特性取得部83により、撮像装置5の光学特性(例えば、歪み特性)が取得される(ステップS15)。
図11に示すキャリブレーションプレート93aを利用して撮像装置5の光学特性を取得する場合も、上記と同様に、各図形要素941aの像を形成する画素値が少ない場合であっても、各図形要素941aの像の画素値分布(すなわち、各図形要素941aの重心位置や形状等)を高精度に求めることができる。その結果、歪み特性等の撮像装置5の光学特性を精度良く取得することができる。
また、ステップS131では、上述のように、係数aの初期値a0が、参照画像における各図形要素941a内の画素値と背景画素値との差に基づいて決定され、係数bの初期値b0が、各図形要素941aの大きさに基づいて決定される。また、係数c,dの初期値c0,d0はそれぞれ、キャリブレーションプレート93a上における各図形要素941aの中心のx座標およびy座標に基づいて決定され、係数eの初期値e0は、背景画素値に基づいて決定される。これにより、ステップS13の係数a〜eの決定において、係数a〜eの初期値a0〜e0を、容易かつ適切に決定することができる。その結果、係数a〜eを高精度に決定することができ、各図形要素941aの画素値分布を高精度に求めることができる。
描画装置1では、キャリブレーションプレート93aを利用して撮像装置5の光学特性を取得した場合も同様に、上述のステップS21〜S24が行われ、撮像装置5の光学特性を考慮しつつ、測定画像から複数の目印911の位置が取得され、制御部6により描画ヘッド4および保持部移動機構2が制御されることにより、基板9上にパターンが描画される。その結果、基板9の位置を高精度に取得することができ、基板9上にパターンを高精度に描画することができる。
上記描画装置1は、様々な変更が可能である。
例えば、光学特性取得装置8では、上述の数5または数12に示すモデル関数に含まれる複数の係数a〜eは、ガウス・ニュートン法およびレーベンバーグ・マルカート法以外の様々な最適化法により求められてもよい。この場合であっても、上記と同様に、各図形要素941,941aの画素値分布を高精度に求めることができる。
キャリブレーションプレート93,93aでは、複数の図形要素941,941aの配置は、必ずしも格子状には限定されず、例えば、敷き詰め三角形の頂点(すなわち、平面充填された複数の三角形の頂点)であってもよい。また、各図形要素941,941aの形状は、必ずしも円形または矩形には限定されず、様々に変更されてよい。この場合、演算部82では、様々な形状の各図形要素が、偏微分可能な様々なモデル関数にてモデル化される。
光学特性取得装置8では、撮像装置5について、歪み特性以外の様々な光学特性が取得されてよい。例えば、演算部82により取得された各図形要素941,941aの像の画素値分布から各図形要素941,941aの像の大きさ(以下、「モデル化サイズ」という。)が求められ、モデル化サイズと各図形要素941,941aの上記設計上の像の大きさとの差の参照画像上における分布が、撮像装置5の光学特性の1つであるボケ特性として求められてもよい。
描画装置1では、例えば、プラズマ表示装置等の他のフラットパネル表示装置用のガラス基板、または、フォトマスク用のガラス基板上にパターンが描画されてもよい。また、描画装置1では、その他の基板(例えば、半導体基板やプリント基板)にパターンが描画されてもよく、基板以外の対象物上にパターンが描画されてもよい。
撮像装置5、位置取得部7および光学特性取得装置8は、複数の目印が設けられた対象物の位置を測定する位置測定装置として、単独で使用されてもよく、あるいは、描画装置1以外の装置にて利用されてもよい。当該位置測定装置では、上述のように、低解像度の複数の目印を含む測定画像から、複数の目印の位置を高精度に取得することができ、その結果、対象物の位置を高精度に求めることができる。
画像記憶部81、演算部82および光学特性取得部83を備える光学特性取得装置8は、様々な撮像装置の光学特性を取得する装置として、単独で使用されてもよく、あるいは、上述の位置測定装置や描画装置1以外の装置にて利用されてもよい。光学特性取得装置8では、キャリブレーションプレート以外の様々な参照物の画像(すなわち、参照画像)に基づいて、撮像装置の光学特性が取得されてもよい。当該光学特性取得装置8では、上述のように、撮像装置の光学特性を精度良く取得することができる。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
1 描画装置
5 撮像装置
7 位置取得部
8 光学特性取得装置
9 基板
81 画像記憶部
82 演算部
83 光学特性取得部
93,93a キャリブレーションプレート
911 目印
941,941a 図形要素
S11〜S15,S21〜S24,S131〜S134 ステップ

Claims (14)

  1. 撮像装置の光学特性を取得する光学特性取得装置であって、
    撮像装置により取得された、同一形状の複数の図形要素が規則的に分布する参照物の画像を記憶する画像記憶部と、
    前記画像における前記複数の図形要素のそれぞれの画素値分布を、偏微分可能なモデル関数にてモデル化し、前記モデル関数に含まれる複数の係数を最適化法にて決定し、前記複数の係数を前記モデル関数に代入することにより、前記複数の図形要素のそれぞれの画素値分布を取得する演算部と、
    前記演算部により取得された前記複数の図形要素のそれぞれの画素値分布に基づいて前記撮像装置の光学特性を取得する光学特性取得部と、
    を備えることを特徴とする光学特性取得装置。
  2. 請求項1に記載の光学特性取得装置であって、
    前記光学特性が、前記撮像装置の歪み特性であることを特徴とする光学特性取得装置。
  3. 請求項1または2に記載の光学特性取得装置であって、
    前記最適化法が、ガウス・ニュートン法またはレーベンバーグ・マルカート法であることを特徴とする光学特性取得装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の光学特性取得装置であって、
    前記画像における前記複数の図形要素を除く背景の画素値である背景画素値と前記複数の図形要素の中心部の画素値である中心部画素値との平均値にて前記画像を2値化することにより、前記複数の図形要素のそれぞれに対応する複数の画素群を得た場合、各画素群の全体が、1辺が10画素以下の正方形領域に含まれることを特徴とする光学特性取得装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の光学特性取得装置であって、
    前記演算部において、各図形要素が数1に示す円状の2次元ガウス関数にて表現され、
    前記複数の係数である数1中のa,b,c,d,eについて、
    係数eの初期値が、前記画像における前記複数の図形要素を除く背景の画素値である背景画素値に基づいて決定され、
    係数aの初期値が、前記各図形要素内の画素値と前記背景画素値との差に基づいて決定され、
    係数bの初期値が、前記各図形要素の大きさに基づいて決定され、
    係数cの初期値が、前記各図形要素の中心のx座標に基づいて決定され、
    係数dの初期値が、前記各図形要素の前記中心のy座標に基づいて決定されることを特徴とする光学特性取得装置。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載の光学特性取得装置であって、
    前記演算部において、各図形要素が数2に示す矩形状のモデル関数(ただし、nは2以上の自然数)にて表現され、
    前記複数の係数である数2中のa,b,c,d,eについて、
    係数eの初期値が、前記画像における前記複数の図形要素を除く背景の画素値である背景画素値に基づいて決定され、
    係数aの初期値が、前記各図形要素内の画素値と前記背景画素値との差に基づいて決定され、
    係数bの初期値が、前記各図形要素の大きさに基づいて決定され、
    係数cの初期値が、前記各図形要素の中心のx座標に基づいて決定され、
    係数dの初期値が、前記各図形要素の前記中心のy座標に基づいて決定されることを特徴とする光学特性取得装置。
  7. 複数の目印が設けられた対象物の位置を測定する位置測定装置であって、
    複数の目印が設けられた対象物の画像である測定画像を取得する撮像装置と、
    前記撮像装置の光学特性を取得する請求項1ないし6のいずれかに記載の光学特性取得装置と、
    前記光学特性取得装置にて取得された前記撮像装置の光学特性を考慮しつつ前記測定画像から前記複数の目印の位置を取得する位置取得部と、
    を備えることを特徴とする位置測定装置。
  8. 撮像装置の光学特性を取得する光学特性取得方法であって、
    a)撮像装置により取得された、同一形状の複数の図形要素が規則的に分布する参照物の画像を準備する工程と、
    b)前記画像における前記複数の図形要素のそれぞれの画素値分布を、偏微分可能なモデル関数にてモデル化し、前記モデル関数に含まれる複数の係数を最適化法にて決定し、前記複数の係数を前記モデル関数に代入することにより、前記複数の図形要素のそれぞれの画素値分布を取得する工程と、
    c)前記b)工程にて取得された前記複数の図形要素のそれぞれの画素値分布に基づいて前記撮像装置の光学特性を取得する工程と、
    を備えることを特徴とする光学特性取得方法。
  9. 請求項8に記載の光学特性取得方法であって、
    前記光学特性が、前記撮像装置の歪み特性であることを特徴とする光学特性取得方法。
  10. 請求項8または9に記載の光学特性取得方法であって、
    前記最適化法が、ガウス・ニュートン法またはレーベンバーグ・マルカート法であることを特徴とする光学特性取得方法。
  11. 請求項8ないし10のいずれかに記載の光学特性取得方法であって、
    前記画像における前記複数の図形要素を除く背景の画素値である背景画素値と前記複数の図形要素の中心部の画素値である中心部画素値との平均値にて前記画像を2値化することにより、前記複数の図形要素のそれぞれに対応する複数の画素群を得た場合、各画素群の全体が、1辺が10画素以下の正方形領域に含まれることを特徴とする光学特性取得方法。
  12. 請求項8ないし11のいずれかに記載の光学特性取得方法であって、
    前記b)工程において、各図形要素が数3に示す円状の2次元ガウス関数にて表現され、
    前記複数の係数である数3中のa,b,c,d,eについて、
    係数eの初期値が、前記画像における前記複数の図形要素を除く背景の画素値である背景画素値に基づいて決定され、
    係数aの初期値が、前記各図形要素内の画素値と前記背景画素値との差に基づいて決定され、
    係数bの初期値が、前記各図形要素の大きさに基づいて決定され、
    係数cの初期値が、前記各図形要素の中心のx座標に基づいて決定され、
    係数dの初期値が、前記各図形要素の前記中心のy座標に基づいて決定されることを特徴とする光学特性取得方法。
  13. 請求項8ないし11のいずれかに記載の光学特性取得方法であって、
    前記b)工程において、各図形要素が数4に示す矩形状のモデル関数(ただし、nは2以上の自然数)にて表現され、
    前記複数の係数である数4中のa,b,c,d,eについて、
    係数eの初期値が、前記画像における前記複数の図形要素を除く背景の画素値である背景画素値に基づいて決定され、
    係数aの初期値が、前記各図形要素内の画素値と前記背景画素値との差に基づいて決定され、
    係数bの初期値が、前記各図形要素の大きさに基づいて決定され、
    係数cの初期値が、前記各図形要素の中心のx座標に基づいて決定され、
    係数dの初期値が、前記各図形要素の前記中心のy座標に基づいて決定されることを特徴とする光学特性取得方法。
  14. 複数の目印が設けられた対象物の位置を測定する位置測定方法であって、
    d)請求項8ないし13のいずれかに記載の光学特性取得方法により前記撮像装置の光学特性を取得する工程と、
    e)複数の目印が設けられた対象物の画像である測定画像を準備する工程と、
    f)前記d)工程にて取得された前記撮像装置の光学特性を考慮しつつ前記測定画像から前記複数の目印の位置を取得する工程と、
    を備えることを特徴とする位置測定方法。
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