JP2015191132A - 輝度分布測定装置、描画装置および輝度分布測定方法 - Google Patents

輝度分布測定装置、描画装置および輝度分布測定方法 Download PDF

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JP2015191132A JP2014069019A JP2014069019A JP2015191132A JP 2015191132 A JP2015191132 A JP 2015191132A JP 2014069019 A JP2014069019 A JP 2014069019A JP 2014069019 A JP2014069019 A JP 2014069019A JP 2015191132 A JP2015191132 A JP 2015191132A
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Abstract

【課題】輝度分布を高精度に求める。
【解決手段】描画装置1は、対象物である基板9に光を照射してパターンの描画を行う。描画装置1は、基板9にビーム光を照射する描画ヘッド4と、基板9上におけるビーム光の照射位置を移動する保持部移動機構2と、描画ヘッド4および保持部移動機構を制御することにより基板9上にパターンを描画する制御部6と、基板9へのパターンの描画前にビーム光の輝度分布を測定する測定装置7とを備える。測定装置7は、ビーム光の照射位置を含む測定画像を記憶する画像記憶部と、円状または楕円状の2次元ガウス関数としてモデル化されたビーム光の輝度分布を、測定画像の画素値を用いて2次元ガウス関数に含まれる複数の係数をガウス・ニュートン法またはレーベンバーグ・マルカート法により決定することにより取得する演算部とを備える。これにより、ビーム光の輝度分布を高精度に求めることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ビーム光の輝度分布を測定する技術に関する。
従来より、半導体基板やプリント基板、あるいは、プラズマ表示装置や液晶表示装置用のガラス基板等(以下、「基板」という。)に形成された感光材料に光を照射することにより、パターンの描画が行われている。近年、パターンの高精細化に伴い、感光材料上にてビーム光を走査してパターンを直接描画する描画装置が利用されている。
このような描画装置では、ビーム光の照射位置や照射領域の形状を測定して補正することが行われる。例えば、特許文献1では、CCDカメラによりビーム光を撮像し、取得された画像を2値化することにより、ビーム形状を示す像を得て像の重心(すなわち、明るい画素群の面積重心)を求め、偏向されたビーム光のビーム形状や偏向角度を調整する技術が開示されている。また、2値化によりビーム形状を示す像を得た上で、当該像の各画素の画素値を考慮した体積重心を、ビーム光の重心として求める技術も知られている。また、特許文献2の走査電子顕微鏡では、電子ビームの走査位置を測定点へと偏向させるイメージシフトにおいて、走査位置ごとに偏向量の値に応じた近似式から補正式を作成し、当該補正式から計算した補正量で電子ビームを補正することが提案されている。
特開2000−66161号公報 特開2012−33336号公報
ところで、ビーム光の画像を2値化してビーム光の重心を求める場合、求められる重心は2値化の際の閾値の影響を受ける。具体的には、閾値を変更すると、ビーム光の像の周縁近傍の画素が当該像に含まれるか否かが変化するため、算出されるビーム光の重心も変化する。特に、ビーム光の画像の解像度が低く、ビーム光の像を形成する画素が少ない場合、ビーム光の重心算出における上記閾値の影響は大きくなり、ビーム光の重心や形状を高精度に求めることが難しい。
一方、ビーム光の画像の解像度を高くしようとすると、画像を取得するための撮像部に係るコスト(特に、撮像部の光学系に係るコスト)が増大する。また、ビーム光が移動すると撮像部も移動させる必要があり、移動毎に撮像部のキャリブレーションが必要になるため、ビーム光の測定に要する時間および労力が増大する。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、ビーム光の輝度分布を高精度に求めることを目的としている。
請求項1に記載の発明は、ビーム光の輝度分布を測定する輝度分布測定装置であって、ビーム光の照射位置を含む画像を記憶する画像記憶部と、円状または楕円状の2次元ガウス関数としてモデル化された前記ビーム光の輝度分布を、前記画像の画素値を用いて前記2次元ガウス関数に含まれる複数の係数を最適化法により決定することにより取得する演算部とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の輝度分布測定装置であって、前記最適化法が、ガウス・ニュートン法またはレーベンバーグ・マルカート法である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の輝度分布測定装置であって、前記画像において出現頻度が最大の画素値である最大頻度画素値と前記画像において最も明るい画素の画素値である最明画素値との平均値にて前記画像を2値化して得られた明るい画素群の全体が、1辺が10画素以下の正方形領域に含まれる。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の輝度分布測定装置であって、前記演算部において、前記輝度分布が数1に示す円状の二次元ガウス関数にて表現され、
Figure 2015191132
前記複数の係数である数1中のa,b,c,d,eについて、係数eの初期値が、前記画像において出現頻度が最大の画素値である最大頻度画素値に基づいて決定され、係数aの初期値が、前記画像において最も明るい画素の画素値である最明画素値と前記最大頻度画素値との差に基づいて決定され、係数bの初期値が、前記最大頻度画素値と前記最明画素値との平均値にて前記画像を2値化して得られた明るい画素群に外接し、各辺がx方向またはy方向を向く外接正方形の一辺の長さに基づいて決定され、係数cの初期値が、前記外接正方形の中心のx座標に基づいて決定され、係数dの初期値が、前記外接正方形の前記中心のy座標に基づいて決定される。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の輝度分布測定装置であって、前記演算部において、前記輝度分布が数2に示す楕円状の2次元ガウス関数にて表現され、
Figure 2015191132
前記複数の係数である数2中のa,b,c,d,e,f,gについて、係数gの初期値が、前記画像において出現頻度が最大の画素値である最大頻度画素値に基づいて決定され、係数aの初期値が、前記画像において最も明るい画素の画素値である最明画素値と前記最大頻度画素値との差に基づいて決定され、係数bの初期値が、前記最大頻度画素値と前記最明画素値との平均値にて前記画像を2値化して得られた明るい画素群に外接する最小外接矩形の一対の辺の長さに基づいて決定され、係数cの初期値が、前記最小外接矩形の他の一対の辺の長さに基づいて決定され、係数dの初期値が、前記最小外接矩形の傾きに基づいて決定され、係数eの初期値が、前記最小外接矩形の中心のx座標に基づいて決定され、係数fの初期値が、前記最小外接矩形の前記中心のy座標に基づいて決定される。
請求項6に記載の発明は、対象物に光を照射してパターンの描画を行う描画装置であって、対象物にビーム光を照射する描画ヘッドと、前記対象物上における前記ビーム光の照射位置を移動する照射位置移動機構と、前記描画ヘッドおよび前記照射位置移動機構を制御することにより前記対象物上にパターンを描画する制御部と、前記対象物へのパターンの描画前に前記ビーム光の輝度分布を測定する請求項1ないし5のいずれかに記載の輝度分布測定装置とを備える。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の描画装置であって、前記描画ヘッドが、ビーム光を出射する光出射部と、前記光出射部からのビーム光を空間変調する空間光変調デバイスとを備える。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の描画装置であって、前記空間光変調デバイスが、基準面上において所定の配列方向に配列される回折格子型の複数の光変調素子を備え、前記複数の光変調素子がそれぞれ、前記基準面に対する高さが可変である可動リボンと、前記可動リボンに前記配列方向において隣接するとともに前記基準面からの高さが固定された固定リボンとを備える。
請求項9に記載の発明は、ビーム光の輝度分布を測定する輝度分布測定方法であって、a)ビーム光の照射位置を含む画像を準備する工程と、b)円状または楕円状の2次元ガウス関数としてモデル化された前記ビーム光の輝度分布を、前記画像の画素値を用いて前記2次元ガウス関数に含まれる複数の係数を最適化法により決定することにより取得する工程とを備える。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の輝度分布測定方法であって、前記最適化法が、ガウス・ニュートン法またはレーベンバーグ・マルカート法である。
請求項11に記載の発明は、請求項9または10に記載の輝度分布測定方法であって、前記画像において出現頻度が最大の画素値である最大頻度画素値と前記画像において最も明るい画素の画素値である最明画素値との平均値にて前記画像を2値化して得られた明るい画素群の全体が、1辺が10画素以下の正方形領域に含まれる。
請求項12に記載の発明は、請求項9ないし11のいずれかに記載の輝度分布測定方法であって、前記b)工程において、前記輝度分布が数3に示す円状の二次元ガウス関数にて表現され、
Figure 2015191132
前記複数の係数である数3中のa,b,c,d,eについて、係数eの初期値が、前記画像において出現頻度が最大の画素値である最大頻度画素値に基づいて決定され、係数aの初期値が、前記画像において最も明るい画素の画素値である最明画素値と前記最大頻度画素値との差に基づいて決定され、係数bの初期値が、前記最大頻度画素値と前記最明画素値との平均値にて前記画像を2値化して得られた明るい画素群に外接し、各辺がx方向またはy方向を向く外接正方形の一辺の長さに基づいて決定され、係数cの初期値が、前記外接正方形の中心のx座標に基づいて決定され、係数dの初期値が、前記外接正方形の前記中心のy座標に基づいて決定される。
請求項13に記載の発明は、請求項9ないし11のいずれかに記載の輝度分布測定方法であって、前記b)工程において、前記輝度分布が数4に示す楕円状の2次元ガウス関数にて表現され、
Figure 2015191132
前記複数の係数である数4中のa,b,c,d,e,f,gについて、係数gの初期値が、前記画像において出現頻度が最大の画素値である最大頻度画素値に基づいて決定され、係数aの初期値が、前記画像において最も明るい画素の画素値である最明画素値と前記最大頻度画素値との差に基づいて決定され、係数bの初期値が、前記最大頻度画素値と前記最明画素値との平均値にて前記画像を2値化して得られた明るい画素群に外接する最小外接矩形の一対の辺の長さに基づいて決定され、係数cの初期値が、前記最小外接矩形の他の一対の辺の長さに基づいて決定され、係数dの初期値が、前記最小外接矩形の傾きに基づいて決定され、係数eの初期値が、前記最小外接矩形の中心のx座標に基づいて決定され、係数fの初期値が、前記最小外接矩形の前記中心のy座標に基づいて決定される。
本発明では、ビーム光の輝度分布を高精度に求めることができる。
一の実施の形態に係る描画装置の側面図である。 描画装置の平面図である。 空間光変調デバイスを拡大して示す図である。 光変調素子の断面を示す図である。 光変調素子の断面を示す図である。 測定装置の機能を示すブロック図である。 ビーム光の輝度分布の測定の流れを示す図である。 2値化画像を示す図である。 ビーム光の輝度分布の測定の流れの一部を示す図である。 ビーム光の重心位置の経時変化を示す図である。 パラメータとビーム光の重心位置との関係を示す図である。 パラメータとビーム光の重心位置との関係を示す図である。 パラメータとビーム光の重心位置との関係を示す図である。 パラメータとビーム光の重心位置との関係を示す図である。 ビーム光を示す図である。 ビーム光の重心位置の経時変化を示す図である。 ビーム光の重心位置の経時変化を示す図である。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る描画装置1の側面図である。図2は、描画装置1の平面図である。描画装置1は、対象物上に光を照射してパターンの直接的な描画を行う装置である。当該対象物は、例えば、感光材料の層が設けられた液晶表示装置用のガラス基板(以下、単に「基板」という。)である。
図1および図2に示すように、描画装置1は、保持部移動機構2と、基板保持部3と、描画ヘッド4と、撮像部5とを備える。基板保持部3は、(+Z)側の主面91(以下、「上面91」という。)上に感光材料の層が形成された基板9を保持する。保持部移動機構2は、基台11上に設けられ、基板保持部3をZ方向に垂直なX方向およびY方向に移動する。
描画ヘッド4は、フレーム12に取り付けられる。フレーム12は、基板保持部3および保持部移動機構2を跨ぐように基台11に固定される。描画ヘッド4は、基板9上の感光材料に変調されたビーム光を照射する。撮像部5は基板保持部3に固定され、描画ヘッド4からのビーム光を撮像する。また、描画装置1は、図1に示すように、制御部6および輝度分布測定装置7(以下、単に「測定装置7」という。)を備える。制御部6は、保持部移動機構2、描画ヘッド4および撮像部5等の各構成を制御する。測定装置7は、描画ヘッド4から出射されるビーム光の照射領域における輝度分布を測定する。
図1および図2に示すように、基板保持部3は、ステージ31と、ステージ回転機構32と、支持プレート33とを備える。基板9は、ステージ31上に載置される。支持プレート33は、ステージ31を回転可能に支持する。ステージ回転機構32は、支持プレート33上において、基板9の上面91に垂直な回転軸321を中心としてステージ31を回転する。
保持部移動機構2は、副走査機構23と、ベースプレート24と、主走査機構25とを備える。副走査機構23は、基板保持部3を図1および図2中のX方向(以下、「副走査方向」という。)に移動する。ベースプレート24は、副走査機構23を介して支持プレート33を支持する。主走査機構25は、基板保持部3をベースプレート24と共にX方向に垂直なY方向(以下、「主走査方向」という。)に移動する。描画装置1では、保持部移動機構2により、基板9の上面91に平行な主走査方向および副走査方向に基板保持部3が移動される。
副走査機構23は、リニアモータ231と、1対のリニアガイド232とを備える。リニアモータ231は、支持プレート33の下側(すなわち、(−Z)側)において、ステージ31の主面に平行、かつ、主走査方向に垂直な副走査方向に伸びる。1対のリニアガイド232は、リニアモータ231の(+Y)側および(−Y)側において副走査方向に伸びる。主走査機構25は、リニアモータ251と、1対のエアスライダ252とを備える。リニアモータ251は、ベースプレート24の下側において、ステージ31の主面に平行な主走査方向に伸びる。1対のエアスライダ252は、リニアモータ251の(+X)側および(−X)側において主走査方向に伸びる。
図2に示すように、描画ヘッド4は、副走査方向に沿って等ピッチにて配列されてフレーム12に取り付けられる複数(本実施の形態では、8つ)の光学ヘッド41を備える。また、描画ヘッド4は、図1に示すように、各光学ヘッド41に接続される光源光学系42と、ビーム光を出射する光出射部48とを備える。光出射部48は、紫外光である当該ビーム光を出射するUV光源43と、光源駆動部44とを備える。UV光源43は、例えば固体レーザである。光源駆動部44が駆動されることにより、UV光源43から紫外光が出射され、光源光学系42を介して光学ヘッド41へと導かれる。
各光学ヘッド41は、導光部45と、光学系451,47と、空間光変調デバイス46とを備える。導光部45は、UV光源43からの光を下方へと導く。光学系451は、導光部45からの光を反射して空間光変調デバイス46へと導く。空間光変調デバイス46は、光学系451を介して照射された光出射部48からのビーム光を空間変調しつつ反射する。光学系47は、空間光変調デバイス46からの変調された光を、基板9の上面91に設けられた感光材料上へと導く。
図3は、空間光変調デバイス46を拡大して示す図である。図3に示すように、空間光変調デバイス46は、光出射部48(図1参照)からのビーム光を基板9の上面91へと導く回折格子型の複数の光変調素子461を備える。複数の光変調素子461は、背後(図中の奥側)に位置する基準面上において、所定の配列方向に配列される。各光変調素子461は、格子の深さを変更することができる回折格子である。各光変調素子461は半導体装置製造技術を利用して製造される。
複数の光変調素子461はそれぞれ、複数の可動リボン461aと、複数の固定リボン461bとを備える。各光変調素子461では、複数の可動リボン461aと複数の固定リボン461bとが、上記配列方向に交互に配列される。各可動リボン461aは、背後の基準面に対する高さが可変である。換言すれば、各可動リボン461aは、基準面に対して個別に昇降可能である。各固定リボン461bは、上記配列方向において可動リボン461aに隣接する。各固定リボン461bの基準面からの高さは固定されている。光変調素子461としては、例えば、GLV(Grating Light Valve:グレーチング・ライト・バルブ)(シリコン・ライト・マシーンズ(サニーベール、カリフォルニア)の登録商標)が利用される。
図4.Aおよび図4.Bは、可動リボン461aおよび固定リボン461bに対して垂直な面における光変調素子461の断面を示す図である。図4.Aに示すように可動リボン461aおよび固定リボン461bが基準面461cに対して同じ高さに位置する(すなわち、可動リボン461aが撓まない)場合には、光変調素子461の表面は面一となり、入射光L1の反射光が0次光L2として導出される。一方、図4.Bに示すように可動リボン461aが固定リボン461bよりも基準面461c側に撓む場合(すなわち、可動リボン461aの基準面461cに対する高さが低くなる場合)には、可動リボン461aが回折格子の溝の底面となり、入射光L1が入射した光変調素子461から1次回折光L3(さらには、高次回折光)が導出され、0次光は消滅する。このように、光変調素子461は回折格子を利用した光変調を行う。
光変調素子461では、各空間光変調デバイス46に接続される制御部6からの信号に基づいて可動リボン461aがそれぞれ制御され、各画素に対応するリボン対が0次光(正反射光)を出射する図4.Aに示す状態と、非0次回折光(主として1次回折光((+1)次回折光および(−1)次回折光))を出射する図4.Bに示す状態との間で遷移可能とされる。また、光変調素子461は、可動リボン461aが図4.Aに示す状態と図4.Bに示す状態との間の状態まで撓むことにより、図4.Aに示す状態よりも強度が小さい0次光を出射する状態とされてもよい。
光変調素子461から出射される0次光は光学系47(図1参照)へと導かれ、1次回折光は光学系47とは異なる方向へと導かれる。なお、迷光となることを防止するために1次回折光は図示を省略する遮光部により遮光される。光変調素子461からの0次光は、光学系47を介して基板9の上面91へと導かれ、これにより、基板9の上面91上においてX方向(すなわち、副走査方向)に並ぶ複数の照射位置のそれぞれに空間変調されたビーム光が照射される。
図1および図2に示す描画装置1では、保持部移動機構2により移動される基板9に対し、描画ヘッド4の光変調素子461から変調されたビーム光が照射される。換言すれば、保持部移動機構2は、光変調素子461から基板9へと導かれたビーム光の基板9上における照射位置を、基板9に対して相対的に移動する照射位置移動機構である。なお、描画装置1では、例えば、基板9を移動することなく、光変調素子461が移動することにより基板9上のビーム光の照射位置が移動されてもよい。描画装置1では、図1に示す制御部6により、描画ヘッド4および保持部移動機構2が制御されることにより、基板9上にパターンが描画される。
図1に示す測定装置7は、各種演算処理を行うCPU、基本プログラムを記憶するROM、および、各種情報を記憶するRAM等を含む一般的なコンピュータシステムである。図5は、測定装置7の機能を示すブロック図である。測定装置7は、画像記憶部71と、演算部72とを備える。画像記憶部71は、撮像部5により取得された画像を記憶する。演算部72は、当該画像に基づいて、描画ヘッド4から出射されるビーム光の照射領域における輝度分布(以下、単に「ビーム光の輝度分布」という。)を取得する。
以下、測定装置7によるビーム光の輝度分布の測定について、図6を参照しつつ説明する。描画装置1では、基板9へのパターンの描画前に、測定装置7によるビーム光の輝度分布の測定が行われる。まず、演算部72により、画像記憶部71に記憶された測定画像において、ビーム光の輝度分布(すなわち、ビーム光の照射位置近傍における画素値の分布)が、円状または楕円状の2次元ガウス関数としてモデル化される(ステップS11)。ここで、「円状の2次元ガウス関数」とは、xy平面からz軸方向に突出する釣り鐘状の2次元ガウス関数であって、xy平面に平行な断面の形状が円形であるものを意味する。また、「楕円状の2次元ガウス関数」とは、xy平面からz軸方向に突出する釣り鐘状の2次元ガウス関数であって、xy平面に平行な断面の形状が楕円形であるものを意味する。
以下では、まず、ビーム光の輝度分布が円状の2次元ガウス関数としてモデル化される場合について説明し、その後、ビーム光の輝度分布が楕円状の2次元ガウス関数としてモデル化される場合について説明する。ビーム光の輝度分布が円状の2次元ガウス関数としてモデル化される場合、演算部72では、座標(x,y)の画素におけるビーム光の輝度分布は数5にて表現される。
Figure 2015191132
数5に示す2次元ガウス関数に含まれる複数の係数a,b,c,d,eのうち係数aは、2次元ガウス関数の振幅、すなわち、ビーム光の輝度のピーク値を示す。また、係数bは、ビーム光の照射領域の広がりの程度を示す。係数cおよび係数dはそれぞれ、ビーム光の照射領域の重心のx座標およびy座標を示す。係数eは、測定画像におけるビーム光の照射領域以外の領域の輝度(すなわち、測定画像の背景のオフセット)を示す。
モデル化が終了すると、保持部移動機構2により基板保持部3が移動し、図1および図2中においてステージ31の(−Y)側に固定される撮像部5が、描画ヘッド4の下方へと位置する。撮像部5では、ステージ31上に保持された基板9の上面91の上下方向の位置に略等しい位置のビーム光の画像が取得される。続いて、描画ヘッド4から撮像部5へとビーム光が照射され、当該ビーム光の照射位置を含む画像が撮像部5により取得される。撮像部5により取得された画像(以下、「測定画像」という。)は、図5に示す測定装置7の画像記憶部71へと送られ、画像記憶部71にて記憶されることにより準備される(ステップS12)。
図7は、上記測定画像において出現頻度が最大の画素値である最大頻度画素値と、測定画像において最も明るい画素の画素値である最明画素値との平均値にて、当該測定画像を2値化して得られた画像(以下、「2値化画像93」という。)を示す。図7に示す2値化画像93では、上記2値化により得られた明るい画素群94(すなわち、ビーム光の照射領域)は、2値化画像93の全体に対して比較的小さい。図7では、明るい画像群94以外の領域に平行斜線を付す。当該明るい画素群94の全体は、例えば、1辺が10画素以下の正方形領域に含まれる。
測定画像が準備されると、演算部72により、数5中の係数a〜eが、測定画像の画素値を用いて決定される(ステップS13)。なお、以下の説明では、ビーム光の照射領域の形状、重心および広がりを、単に、ビーム光の形状、重心および広がりという。測定装置7では、ステップS13における係数a〜eの決定は、ガウス・ニュートン法(Gauss−Newton法)またはレーベンバーグ・マルカート法(Levenberg−Marquardt法)により行われる。以下では、まず、ガウス・ニュートン法により係数a〜eが決定される場合について説明し、その後、レーベンバーグ・マルカート法により係数a〜eが決定される場合について説明する。
ガウス・ニュートン法では、数5にてモデル化されたビーム光の輝度分布が、測定画像における実際の輝度分布(すなわち、画素値の分布)に最も精度良くフィットする場合の係数a〜eが反復計算により求められる。当該反復計算では、数5にて求められる輝度と測定画像の実際の輝度との差の二乗を測定画像上の複数の画素について合計した値(すなわち、残差の平方和)が最小値に収束するように、係数a〜eを変更しつつ残差の平方和が繰り返し計算される。
ステップS13では、まず、図8に示すように、複数の係数a〜eの初期値a0〜e0が決定される(ステップS131)。係数aの初期値a0は、上述の最明画素値と最大頻度画素値との差に基づいて決定される。係数bの初期値b0は、図7に示す2値化画像93の明るい画素群94に外接する外接正方形の一辺の長さに基づいて決定される。当該外接正方形の各辺は、x方向またはy方向を向く。係数cの初期値c0は、当該外接正方形の中心のx座標に基づいて決定され、係数dの初期値d0は、当該外接正方形の中心のy座標に基づいて決定される。係数eの初期値e0は、上述の最大頻度画素値に基づいて決定される。
係数a〜eの初期値a0〜e0は、例えば次のように決定される。係数aの初期値a0は、最明画素値と最大頻度画素値との差であり、係数bの初期値b0は、上述の外接正方形の一辺の長さである。係数c,dのそれぞれの初期値c0,d0は、当該外接正方形の重心のx座標およびy座標であり、係数eの初期値e0は最大頻度画素値である。
続いて、数5を係数a〜eによりそれぞれ偏微分した数6ないし数10を使用して数11を解くことにより、上記反復計算における係数a〜eの1回目の変更の際の変更量である差分値Δa〜Δeが求められる(ステップS132)。
Figure 2015191132
Figure 2015191132
Figure 2015191132
Figure 2015191132
Figure 2015191132
Figure 2015191132
数11では、数式中のxおよびyをxiおよびyiとして取り扱い、当該xiおよびyiは、「i」番目の画素のx座標およびy座標を示す(後述する数13においても同様)。数11では「i=1〜m」であるため、ステップS13では、m個の画素についての残差の平方和が最小値となるように反復計算が行われる。数11の左辺は、数6ないし数10の5つの偏微分により構成される5次の正方行列と、5つの差分値Δa〜Δeにより構成される5行1列の行列との積を、m個の画素について合計したものである。数11の右辺は、数5を係数a〜eによりそれぞれ偏微分したものと、数5から実際の輝度Biを減算したものとの積を示す5行1列の行列を、m個の画素について合計したものである。
1回目の差分値Δa〜Δeが求められると、係数a〜eの初期値a0〜e0から差分値Δa〜Δeが減算され、次の係数a〜eが求められた後(ステップS133,S134)、ステップS132に戻る。そして、ステップS134にて求められた係数a〜eを使用した数11を解くことにより、次の差分値Δa〜Δeが求められ、現在の係数a〜eから当該次の差分値Δa〜Δeが減算されて新たな係数a〜eが求められる(ステップS132〜S134)。演算部72では、所定の終了条件が満たされるまで、ステップS132〜S134が繰り返される。当該終了条件とは、例えば、ステップS132にて求められた差分値Δa〜Δeのそれぞれの値が所定の大きさ以下となった状態である。あるいは、終了条件は、例えば、上述のステップS132〜S134の繰り返し回数が所定の回数に達した状態である。
終了条件が満たされると、図6に示すステップS13にて演算部72により求められた係数a〜eが数5に代入されることにより、円状の2次元ガウス関数としてモデル化されたビーム光の輝度分布が求められる(ステップS14)。測定装置7においてビーム光の輝度分布が複数回求められる場合、2回目以降の輝度分布の算出の際にはステップS11は行われず、ステップS12〜S14が繰り返される。
ステップS13において、レーベンバーグ・マルカート法により係数a〜eが決定される場合も、ガウス・ニュートン法と同様に、数5にてモデル化されたビーム光の輝度分布が、測定画像における実際の輝度分布(すなわち、画素値の分布)に最も精度良くフィットする場合の係数a〜eが反復計算により求められる。レーベンバーグ・マルカート法では、ガウス・ニュートン法により適切な係数a〜eが求められない場合に、最急降下法等の勾配法により係数a〜eの粗い収束を試み、収束度が高くなるに従って徐々にガウス・ニュートン法に移行することにより適切な係数a〜eが求められる。
具体的には、ステップS132〜S134が繰り返される際に、数11の左辺の5次正方行列のうち対角成分のみに重み係数が積算された上で差分値Δa〜Δeが求められ、求められた差分値Δa〜Δeが、1回前に求められた差分値Δa〜Δeよりも小さくなった場合は上記重み係数が小さくされ、1回前に求められた差分値Δa〜Δeよりも大きくなった場合は上記重み係数が大きくされる。これにより、ガウス・ニュートン法により係数a〜eが求められる場合に比べて、係数a〜eの収束に要する時間を短縮することができる。また、初期値a0〜e0が、最終的に求められる係数a〜eから比較的大きく離れている場合であっても、係数a〜eを適切に求めることができる。
図9は、ステップS13における係数a〜eの決定をレーベンバーグ・マルカート法により行って求められたビーム光の重心位置を示す図である。図9では、上述のステップS12〜S14を所定の時間に亘って繰り返して求められた上記重心のx座標の経時変化を実線81にて示す。図9の横軸は、測定開始からの経過時間を示し、縦軸はビーム光の重心のx座標を示す。
図9では、測定装置7による測定結果と比較するために、面積重心法により求められたビーム光の重心のx座標を破線82にて示す。また、体積重心法により求められたビーム光の重心のx座標を一点鎖線83にて示す。面積重心法とは、上述の測定画像を所定の閾値にて2値化して得られる明るい画素群の面積重心を、ビーム光の重心として求める方法である。体積重心法とは、上述の測定画像を所定の閾値にて2値化して得られる明るい画素群について、当該画素群の各画素の画素値を考慮した体積重心を、ビーム光の重心として求める方法である。
図9に示すように、面積重心法および体積重心法では、重心のx座標の経時変化に、細かい変動成分(すなわち、短時間でx座標が比較的大きく変動する成分)が顕著に現れる。当該変動成分は、例えば、測定画像を取得する撮像部5の撮像素子(CCD素子等)のホワイトノイズ等に起因して生じる。具体的には、ビーム光の外周部近傍の画素(以下、「外周画素」という。)が、ビーム光を示す上述の明るい画素群にある時刻には含まれ、他の時刻には含まれないことにより、上記変動成分が生じる。すなわち、測定画像を2値化して得られる明るい画素群において、当該画素群の外周画素の包含の有無が変動することにより、ビーム光の重心のx座標が変動する。
これに対し、図5に示す測定装置7では、ビーム光の輝度分布を円状の2次元ガウス関数にてモデル化し、レーベンバーグ・マルカート法により当該2次元ガウス関数の係数a〜eを決定することにより、上述の細かい変動成分の出現を抑制することができる。すなわち、レーベンバーグ・マルカート法では、撮像部5のホワイトノイズ等の影響を抑制して、ビーム光の輝度分布を高精度に求めることができる。ステップS13において、ガウス・ニュートン法により2次元ガウス関数の係数a〜eを決定する場合も同様に、ビーム光の輝度分布を高精度に求めることができる。
図10.Aおよび図10.Bは、ステップS13における係数a〜eの決定をレーベンバーグ・マルカート法により行う場合に、演算の際に任意に設定可能なパラメータが、ビーム光の重心位置に及ぼす影響を示す図である。図10.Aおよび図10.Bの横軸は、上記パラメータである演算範囲の大きさ、具体的には、レーベンバーグ・マルカート法を適用する正方形状の演算範囲の辺の長さ(画素数)を示す。図10.Aおよび図10.Bの縦軸はそれぞれ、ビーム光の重心のx座標およびy座標を示す。
図10.Cおよび図10.Dは、比較例として、面積重心法および体積重心法によりビーム光の重心を求める際に、任意に設定可能なパラメータがビーム光の重心位置に及ぼす影響を示す図である。図10.Cおよび図10.Dの横軸は、当該パラメータである2値化の際の閾値(画素値)を示す。図10.Cおよび図10.Dの縦軸はそれぞれ、ビーム光の重心のx座標およびy座標を示す。図10.Cおよび図10.Dでは、面積重心法により求められたビーム光の重心を実線84にて示し、体積重心法により求められたビーム光の重心を破線85にて示す。
図10.Aないし図10.Dに示すように、面積重心法および体積重心法では、横軸に示すパラメータ(すなわち、2値化の際の閾値)の変化に対するビーム光の重心位置の変動が大きい。すなわち、面積重心法および体積重心法では、2値化の際の閾値をいくつに設定するかにより、求められるビーム光の重心位置が比較的大きく変化する。図10.Cおよび図10.Dに示す例では、閾値の変化に対する重心の変化が比較的落ち着いている範囲(閾値が100画素以上の範囲)であっても、閾値の変更により重心位置のx座標およびy座標が0.2画素程度ずれる可能性がある。
これに対し、図5に示す測定装置7では、ビーム光の輝度分布を円状の2次元ガウス関数にてモデル化し、レーベンバーグ・マルカート法により当該2次元ガウス関数の係数a〜eを決定することにより、パラメータ(すなわち、演算範囲の辺の長さ)をある程度以上大きくすれば、パラメータの変化に対するビーム光の重心位置の変動を非常に小さくすることができる。図10.Aおよび図10.Bに示す例では、演算範囲の辺の長さが25画素以上の範囲では、当該辺の長さを変更した場合であっても、重心位置のx座標およびy座標の変化は、約0.02画素以下に収まる。このように、レーベンバーグ・マルカート法では、任意に設定可能なパラメータによる影響を抑制して、ビーム光の輝度分布を高精度に求めることができる。ステップS13において、ガウス・ニュートン法により2次元ガウス関数の係数a〜eを決定する場合も同様に、ビーム光の輝度分布を高精度に求めることができる。
上述の2値化画像93では、明るい画素群94の全体が、1辺が10画素以下の正方形領域に含まれる。すなわち、測定画像の解像度が比較的低く、測定画像におけるビーム光の照射領域が比較的小さい。図5に示す測定装置7では、上述のように、ビーム光の輝度分布を円状の2次元ガウス関数にてモデル化し、ガウス・ニュートン法またはレーベンバーグ・マルカート法により当該2次元ガウス関数の係数a〜eを決定することにより、このように低解像度の測定画像に基づく場合であっても、ビーム光の輝度分布を高精度に求めることができる。
ステップS131では、上述のように、係数aの初期値a0が、最明画素値と最大頻度画素値との差に基づいて決定され、係数bの初期値b0が、2値化画像93の明るい画素群94に外接する外接正方形の一辺の長さに基づいて決定される。また、係数c,dの初期値c0,d0はそれぞれ、当該外接正方形の中心のx座標およびy座標に基づいて決定され、係数eの初期値e0は最大頻度画素値に基づいて決定される。これにより、ステップS13の係数a〜eの決定において、ガウス・ニュートン法またはレーベンバーグ・マルカート法において利用される係数a〜eの初期値a0〜e0を、容易かつ適切に決定することができる。その結果、係数a〜eを高精度に決定することができ、ビーム光の輝度分布を高精度に求めることができる。
次に、図6に示すステップS11において、ビーム光の輝度分布が楕円状の2次元ガウス関数としてモデル化される場合について説明する。図1に示す描画装置1では、例えば、光出射部48からのビーム光が、空間光変調デバイス46において隣接する複数の光変調素子461(図3参照)にて反射されて基板9へと照射される場合、基板9上のビーム光の照射領域が略楕円状になる。そして、測定装置7では、ビーム光の輝度分布が楕円状の2次元ガウス関数としてモデル化される。この場合、図5に示す演算部72では、座標(x,y)の画素におけるビーム光の輝度分布は数12にて表現される。
Figure 2015191132
数12に示す2次元ガウス関数に含まれる複数の係数a,b,c,d,e,f,gのうち係数aは、2次元ガウス関数の振幅、すなわち、ビーム光の輝度のピーク値を示す。また、係数b,cはそれぞれ、ビーム光のx方向およびy方向における広がりの程度を示す。計数dは、2次元ガウス関数のxy平面に平行な断面である楕円の傾き(例えば、楕円の長軸のx方向に対する傾き)を示す。係数eおよび係数fはそれぞれ、ビーム光の重心のx座標およびy座標を示す。係数gは、測定画像におけるビーム光の照射領域以外の領域の輝度(すなわち、測定画像の背景のオフセット)を示す。演算部72では、数12中の係数a〜gが、測定画像の画素値を用いて決定される(図6:ステップS13)。
ビーム光の輝度分布が楕円状の2次元ガウス関数としてモデル化される場合も、円状の2次元ガウス関数としてモデル化される場合と同様に、ステップS13における係数a〜gの決定は、ガウス・ニュートン法またはレーベンバーグ・マルカート法により行われる。ガウス・ニュートン法による係数a〜gの算出、および、レーベンバーグ・マルカート法による係数a〜gの算出は、図8に示すステップS131〜S134とおよそ同様である。
ステップS13における係数a〜gの決定がガウス・ニュートン法により行われる場合、ステップS131では、係数aの初期値a0は、上述の最明画素値と最大頻度画素値との差に基づいて決定される。係数bの初期値b0は、2値化画像93(図7参照)の明るい画素群94に外接する最小外接矩形の一対の辺の長さに基づいて決定される。係数cの初期値c0は、当該最小外接矩形の他の一対の辺の長さに基づいて決定される。当該最小外接矩形の一対の辺はそれぞれ、2次元ガウス関数のxy平面に平行な断面である楕円の長径および短径のうち一方の径に平行であり、当該一方の径と長さが等しい。当該最小外接矩形の他の一対の辺はそれぞれ、当該長径および短径のうち他方の径に平行であり、当該他方の径と長さが等しい。係数dの初期値d0は、当該最小外接矩形の傾きに基づいて決定される。係数eの初期値e0は、当該最小外接矩形の中心のx座標に基づいて決定され、係数fの初期値f0は、当該最小外接矩形の中心のy座標に基づいて決定される。係数gの初期値g0は、上述の最大頻度画素値に基づいて決定される。これにより、係数a〜gの初期値a0〜g0を、容易かつ適切に決定することができる。
係数a〜gの初期値a0〜g0は、例えば次のように決定される。係数aの初期値a0は、最明画素値と最大頻度画素値との差である。係数bの初期値b0は、上述の最小外接矩形の一対の辺の長さに基づく値であり、係数cの初期値c0は、当該最小外接矩形の他の一対の辺の長さに基づく値である。係数dの初期値d0は、上述の楕円の長径がx方向に平行な状態を示す「0」である。係数e,fのそれぞれの初期値e0,f0は、当該最小外接矩形の重心のx座標およびy座標であり、係数gの初期値g0は最大頻度画素値である。
ステップS132では、数12の係数a〜gによる偏微分を使用して、上述の数11に対応する数13を解くことにより、上述の反復計算における係数a〜gの変更の際の変更量である差分値Δa〜Δgが求められる。続いて、ステップS133,S134において、係数a〜gの初期値a0〜g0から差分値Δa〜Δgが減算され、次の係数a〜gが求められた後、ステップS132に戻る。
Figure 2015191132
そして、ステップS134にて求められた係数a〜gを使用した数13を解くことにより、次の差分値Δa〜Δgが求められ、現在の係数a〜gから当該次の差分値Δa〜Δgが減算されて新たな係数a〜gが求められる(ステップS132〜S134)。演算部72では、所定の終了条件が満たされるまで、ステップS132〜S134が繰り返される。当該終了条件とは、例えば、ステップS132にて求められた差分値Δa〜Δgのそれぞれの値が所定の大きさ以下となった状態である。あるいは、終了条件は、例えば、上述のステップS132〜S134の繰り返し回数が所定の回数に達した状態である。
終了条件が満たされると、ステップS13にて演算部72により求められた係数a〜gが数12に代入されることにより、楕円状の2次元ガウス関数としてモデル化されたビーム光の輝度分布が求められる(ステップS14)。
ステップS13において、レーベンバーグ・マルカート法により係数a〜gが決定される場合も、ガウス・ニュートン法と同様に、数12にてモデル化されたビーム光の輝度分布が、測定画像における実際の輝度分布(すなわち、画素値の分布)に最も精度良くフィットする場合の係数a〜gが反復計算により求められる。レーベンバーグ・マルカート法では、ガウス・ニュートン法により適切な係数a〜gが求められない場合に、最急降下法等の勾配法により係数a〜gの粗い収束を試み、収束度が高くなるに従って徐々にガウス・ニュートン法に移行することにより適切な係数a〜gが求められる。
このように、ビーム光の輝度分布を楕円状の2次元ガウス関数としてモデル化し、ステップS13においてガウス・ニュートン法またはレーベンバーグ・マルカート法により2次元ガウス関数の係数a〜gを決定することにより、ビーム光の輝度分布が円状の2次元ガウス関数としてモデル化される場合と同様に、撮像部5のホワイトノイズ等の影響を抑制して、ビーム光の輝度分布を高精度に求めることができる。また、任意に設定可能なパラメータによる影響を抑制することもできるため、ビーム光の輝度分布をより高精度に求めることができる。
次に、ビーム光の重心位置について、本実施の形態に係る測定装置7による測定結果と、通常のテンプレートマッチングにより求められた結果とを比較する。測定されるビーム光は、図11に示すように、略円状のビーム光95と、ビーム光95の両側に位置する略楕円状の2つのビーム光96とを含む。ビーム光95,96を含む測定画像を最大頻度画素値と最明画素値との平均値にて2値化して得られた2値化画像では、当該2値化により得られたビーム光95,96にそれぞれ対応する各明るい画素群の全体が、例えば、1辺が10画素以下の正方形領域に含まれる。
測定装置7では、ビーム光95の輝度分布について円状の2次元ガウス関数としてモデル化し、各ビーム光96の輝度分布について楕円状の2次元ガウス関数としてモデル化する。上記テンプレートマッチングでは、3つのビーム光の理想的な形状および相対位置関係を示す1つのテンプレートを利用し、測定画像上のビーム光のエッジを検出して、当該エッジとテンプレートのマッチングを行う。
図12.Aおよび図12.Bは、ビーム光95および2つのビーム光96の重心位置について、測定装置7および通常のテンプレートマッチングにより、所定の時間に亘って繰り返し求めた結果を示す。図12.Aおよび図12.Bの横軸は、測定開始からの経過時間を示す。図12.Aの縦軸は、ビーム光の重心のx座標について、各時刻の測定値と全測定時間の測定値の平均との差(すなわち、測定値の平均からのずれ量(画素)であり、以下、単に「ずれ量」という。)を示す。図12.Bの縦軸は、ビーム光の重心のy座標について、各時刻の測定値と全測定時間の測定値の平均との差であるずれ量を示す。
図12.Aおよび図12.B中の実線86,88は、測定装置7により求められた中央のビーム光95の重心位置(x座標およびy座標)のずれ量を示す。図12.Aおよび図12.B中の丸印は、測定装置7により求められた左側のビーム光96の重心位置のずれ量を示す。図12.Aおよび図12.B中の十字印は、測定装置7により求められた右側のビーム光96の重心位置のずれ量を示す。図12.Aおよび図12.B中の破線87,89は、テンプレートマッチングにより求められた3つのビーム光95,96全体の重心位置のずれ量を示す。
図12.Bに示すように、ビーム光の重心のy座標については、測定装置7による測定結果と、テンプレートマッチングによる測定結果とは、あまり大きな差はない。一方、図12.Aに示すように、ビーム光の重心のx座標については、測定装置7による測定結果では、ビーム光95,96の重心のずれ量の振幅はそれぞれ2画素程度であるのに対し、テンプレートマッチングによる測定結果では、ビーム光の重心のずれ量の振幅は、10画素程度と大きくなる。これは、ビーム光95,96の形状(すなわち、ビーム光のエッジ)がx方向において僅かに変化(振動)しており、当該変化にテンプレートマッチングでは精度良く対応できないのに対し、測定装置7による測定では精度良く対応できることが理由と考えられる。このように、測定装置7による測定では、テンプレートマッチングによる測定に比べて、ビーム光の形状変化に精度良く対応することができるため、ビーム光の輝度分布を高精度に求めることができる。
また、テンプレートマッチングによる測定では、上述の面積重心法および体積重心法における閾値と同様に、ビーム光のテンプレートを、任意に設定可能なパラメータとして測定前に設定する必要がある。このため、テンプレートマッチングにより求められたビーム光の輝度分布には、テンプレートの形状による影響が大きく生じる。これに対し、測定装置7による測定では、上述のように、任意に設定可能なパラメータによる影響を抑制して、ビーム光の輝度分布を高精度に求めることができる。
上記2値化画像において各ビーム光95,96に対応する明るい画素群の全体は、上述のように、1辺が10画素以下の正方形領域に含まれる。測定装置7では、上述のように、ビーム光の輝度分布を円状または楕円状の2次元ガウス関数にてモデル化し、ガウス・ニュートン法またはレーベンバーグ・マルカート法により当該2次元ガウス関数の係数a〜eまたは計数a〜gを決定することにより、このように低解像度の測定画像に基づく場合であっても、ビーム光の輝度分布を高精度に求めることができる。
図12.Aおよび図12.Bに示すように、測定装置7による測定結果では、ビーム光95の重心のずれ量と、各ビーム光96の重心のずれ量とが、各時刻において良く一致している。すなわち、測定装置7では、ビーム光の輝度分布を円状の2次元ガウス関数としてモデル化する場合も、楕円状の2次元ガウス関数としてモデル化する場合も、同様にビーム光の輝度分布を高精度に求めることができる。
図1に示す描画装置1では、基板9へのパターンの描画前に、上述のようにビーム光の輝度分布を高精度に求めることができる。そして、求められたビーム光の輝度分布に基づいて、描画ヘッド4の各構成やパターンの描画に利用される描画データを補正することにより、高精度なパターンの描画を実現することができる。
上述のように、描画装置1の測定装置7では、ビーム光の形状変化に精度良く対応してビーム光の輝度分布を高精度に求めることができる。このため、描画装置1の構造は、ビーム光の輪郭が比較的乱れやすい空間変調後のビーム光によりパターンの描画を行う描画装置(例えば、上述の空間光変調デバイス46を備える描画装置)に特に適している。
上記描画装置1では、様々な変更が可能である。
例えば、描画ヘッド4は、GLV以外の他の光変調素子(例えば、DMD(デジタルミラーデバイス))を備える空間光変調デバイス46を備えていてもよい。
測定装置7では、上述の2次元ガウス関数に含まれる複数の係数a〜e,a〜gは、ガウス・ニュートン法およびレーベンバーグ・マルカート法以外の最適化法により求められてもよい。この場合であっても、上記と同様に、ビーム光の輝度分布を高精度に求めることができる。
描画装置1では、例えば、プラズマ表示装置等の他のフラットパネル表示装置用のガラス基板、または、フォトマスク用のガラス基板上にパターンが描画されてもよい。また、描画装置1では、その他の基板(例えば、半導体基板やプリント基板)にパターンが描画されてもよく、基板以外の対象物上にパターンが描画されてもよい。
画像記憶部71および演算部72を備える測定装置7は、描画装置1から独立して設けられてもよい。また、測定装置7は、描画装置1以外のビーム光を照射する装置におけるビーム光の輝度分布の測定に利用されてもよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
1 描画装置
2 保持部移動機構
4 描画ヘッド
6 制御部
7 測定装置
9 基板
46 空間光変調デバイス
48 光出射部
71 画像記憶部
72 演算部
94 明るい画素群
95,96 ビーム光
461 光変調素子
461a 可動リボン
461b 固定リボン
461c 基準面
S11〜S14,S131〜S134 ステップ

Claims (13)

  1. ビーム光の輝度分布を測定する輝度分布測定装置であって、
    ビーム光の照射位置を含む画像を記憶する画像記憶部と、
    円状または楕円状の2次元ガウス関数としてモデル化された前記ビーム光の輝度分布を、前記画像の画素値を用いて前記2次元ガウス関数に含まれる複数の係数を最適化法により決定することにより取得する演算部と、
    を備えることを特徴とする輝度分布測定装置。
  2. 請求項1に記載の輝度分布測定装置であって、
    前記最適化法が、ガウス・ニュートン法またはレーベンバーグ・マルカート法であることを特徴とする輝度分布測定装置。
  3. 請求項1または2に記載の輝度分布測定装置であって、
    前記画像において出現頻度が最大の画素値である最大頻度画素値と前記画像において最も明るい画素の画素値である最明画素値との平均値にて前記画像を2値化して得られた明るい画素群の全体が、1辺が10画素以下の正方形領域に含まれることを特徴とする輝度分布測定装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の輝度分布測定装置であって、
    前記演算部において、前記輝度分布が数1に示す円状の二次元ガウス関数にて表現され、
    Figure 2015191132
    前記複数の係数である数1中のa,b,c,d,eについて、
    係数eの初期値が、前記画像において出現頻度が最大の画素値である最大頻度画素値に基づいて決定され、
    係数aの初期値が、前記画像において最も明るい画素の画素値である最明画素値と前記最大頻度画素値との差に基づいて決定され、
    係数bの初期値が、前記最大頻度画素値と前記最明画素値との平均値にて前記画像を2値化して得られた明るい画素群に外接し、各辺がx方向またはy方向を向く外接正方形の一辺の長さに基づいて決定され、
    係数cの初期値が、前記外接正方形の中心のx座標に基づいて決定され、
    係数dの初期値が、前記外接正方形の前記中心のy座標に基づいて決定されることを特徴とする輝度分布測定装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに記載の輝度分布測定装置であって、
    前記演算部において、前記輝度分布が数2に示す楕円状の2次元ガウス関数にて表現され、
    Figure 2015191132
    前記複数の係数である数2中のa,b,c,d,e,f,gについて、
    係数gの初期値が、前記画像において出現頻度が最大の画素値である最大頻度画素値に基づいて決定され、
    係数aの初期値が、前記画像において最も明るい画素の画素値である最明画素値と前記最大頻度画素値との差に基づいて決定され、
    係数bの初期値が、前記最大頻度画素値と前記最明画素値との平均値にて前記画像を2値化して得られた明るい画素群に外接する最小外接矩形の一対の辺の長さに基づいて決定され、
    係数cの初期値が、前記最小外接矩形の他の一対の辺の長さに基づいて決定され、
    係数dの初期値が、前記最小外接矩形の傾きに基づいて決定され、
    係数eの初期値が、前記最小外接矩形の中心のx座標に基づいて決定され、
    係数fの初期値が、前記最小外接矩形の前記中心のy座標に基づいて決定されることを特徴とする輝度分布測定装置。
  6. 対象物に光を照射してパターンの描画を行う描画装置であって、
    対象物にビーム光を照射する描画ヘッドと、
    前記対象物上における前記ビーム光の照射位置を移動する照射位置移動機構と、
    前記描画ヘッドおよび前記照射位置移動機構を制御することにより前記対象物上にパターンを描画する制御部と、
    前記対象物へのパターンの描画前に前記ビーム光の輝度分布を測定する請求項1ないし5のいずれかに記載の輝度分布測定装置と、
    を備えることを特徴とする描画装置。
  7. 請求項6に記載の描画装置であって、
    前記描画ヘッドが、
    ビーム光を出射する光出射部と、
    前記光出射部からのビーム光を空間変調する空間光変調デバイスと、
    を備えることを特徴とする描画装置。
  8. 請求項7に記載の描画装置であって、
    前記空間光変調デバイスが、基準面上において所定の配列方向に配列される回折格子型の複数の光変調素子を備え、
    前記複数の光変調素子がそれぞれ、
    前記基準面に対する高さが可変である可動リボンと、
    前記可動リボンに前記配列方向において隣接するとともに前記基準面からの高さが固定された固定リボンと、
    を備えることを特徴とする描画装置。
  9. ビーム光の輝度分布を測定する輝度分布測定方法であって、
    a)ビーム光の照射位置を含む画像を準備する工程と、
    b)円状または楕円状の2次元ガウス関数としてモデル化された前記ビーム光の輝度分布を、前記画像の画素値を用いて前記2次元ガウス関数に含まれる複数の係数を最適化法により決定することにより取得する工程と、
    を備えることを特徴とする輝度分布測定方法。
  10. 請求項9に記載の輝度分布測定方法であって、
    前記最適化法が、ガウス・ニュートン法またはレーベンバーグ・マルカート法であることを特徴とする輝度分布測定方法。
  11. 請求項9または10に記載の輝度分布測定方法であって、
    前記画像において出現頻度が最大の画素値である最大頻度画素値と前記画像において最も明るい画素の画素値である最明画素値との平均値にて前記画像を2値化して得られた明るい画素群の全体が、1辺が10画素以下の正方形領域に含まれることを特徴とする輝度分布測定方法。
  12. 請求項9ないし11のいずれかに記載の輝度分布測定方法であって、
    前記b)工程において、前記輝度分布が数3に示す円状の二次元ガウス関数にて表現され、
    Figure 2015191132
    前記複数の係数である数3中のa,b,c,d,eについて、
    係数eの初期値が、前記画像において出現頻度が最大の画素値である最大頻度画素値に基づいて決定され、
    係数aの初期値が、前記画像において最も明るい画素の画素値である最明画素値と前記最大頻度画素値との差に基づいて決定され、
    係数bの初期値が、前記最大頻度画素値と前記最明画素値との平均値にて前記画像を2値化して得られた明るい画素群に外接し、各辺がx方向またはy方向を向く外接正方形の一辺の長さに基づいて決定され、
    係数cの初期値が、前記外接正方形の中心のx座標に基づいて決定され、
    係数dの初期値が、前記外接正方形の前記中心のy座標に基づいて決定されることを特徴とする輝度分布測定方法。
  13. 請求項9ないし11のいずれかに記載の輝度分布測定方法であって、
    前記b)工程において、前記輝度分布が数4に示す楕円状の2次元ガウス関数にて表現され、
    Figure 2015191132
    前記複数の係数である数4中のa,b,c,d,e,f,gについて、
    係数gの初期値が、前記画像において出現頻度が最大の画素値である最大頻度画素値に基づいて決定され、
    係数aの初期値が、前記画像において最も明るい画素の画素値である最明画素値と前記最大頻度画素値との差に基づいて決定され、
    係数bの初期値が、前記最大頻度画素値と前記最明画素値との平均値にて前記画像を2値化して得られた明るい画素群に外接する最小外接矩形の一対の辺の長さに基づいて決定され、
    係数cの初期値が、前記最小外接矩形の他の一対の辺の長さに基づいて決定され、
    係数dの初期値が、前記最小外接矩形の傾きに基づいて決定され、
    係数eの初期値が、前記最小外接矩形の中心のx座標に基づいて決定され、
    係数fの初期値が、前記最小外接矩形の前記中心のy座標に基づいて決定されることを特徴とする輝度分布測定方法。
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