JP2009086032A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空間光変調器への電圧の入力が不能となった場合に記録材料上に光が照射されることを防止する。
【解決手段】画像記録装置は、基準面331cに平行な帯状の固定反射面332bを有する固定リボン331bと基準面331cに平行な帯状の可動反射面332aを有する可動リボン331aとを所定の配列方向に交互に配列して備える回折格子型の空間光変調器33を備え、光源からの光が照射される空間光変調器33からの0次光が感光材料上へと導かれる。空間光変調器33では複数の固定リボン331bおよび複数の可動リボン331aが交互に並ぶ各変調素子の可動リボン331aに電圧が入力されない状態にて、感光材料上において当該変調素子からの光の強度がほぼ0とされる。これにより、仮に、空間光変調器33への電圧の入力が不能となった場合でも、感光材料上に光が照射されることが防止される。
【選択図】図4.A

Description

本発明は、光の照射により記録材料上に画像を記録する画像記録装置に関する。
半導体装置製造技術を利用して基板上に固定リボンと可動リボンとを交互に形成し、可動リボンを固定リボンに対して撓ませることにより回折格子の深さを変更することができる回折格子型の空間光変調器が開発されている。このような空間光変調器では溝の深さを変更することにより正反射光や回折光の強度が変化するため、広範囲に亘る波長の光に対する高速なスイッチング素子として印刷やディスプレイ等の様々な分野における利用が提案されている(このような空間光変調器を用いるディスプレイや画像記録装置の一例として、特許文献1および2参照)。
また、回折格子型の空間光変調器において0次光を用いる場合には、電圧を入力しない静止状態(Quiescent State)が0次光を出射するON状態とされ、所定の電圧を入力する状態が0次光の出射を停止するOFF状態とされる(このような空間光変調器として、例えば、特許文献3参照)。
なお、特許文献4では、感光材料上の最小描画線幅を、回折格子型の空間光変調器上における2以上の所定個数分の格子要素(リボン対)の幅に対応させ、描画時に常に、所定個数以上の格子要素を連続して回折状態とし、かつ、所定個数以上の格子要素を連続して反射状態とすることにより、格子要素の幅に対応する感光材料上の幅をアドレス分解能として感光材料上に画像を記録する手法が本発明の発明者により提案されている。
特表2000−513114号公報 特許第3530157号公報 米国特許第7177081号明細書 特開2007−121881号公報
ところで、画像記録装置にて感光材料上に画像を記録する際に、空間光変調器に電圧を入力する回路が故障した場合等には、空間光変調器への電圧の入力が不能となり、感光材料上に光が連続して照射され、感光材料が無駄になってしまう。また、記録用の光として紫外線を用いる場合には、紫外線が感光材料上に不必要に連続して照射されてしまい、画像記録装置の設計によっては問題となる。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、仮に、空間光変調器への電圧の入力が不能となった場合でも、記録材料上に光が照射されることを防止することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、光の照射により記録材料上に画像を記録する画像記録装置であって、光を出射する光源と、基準面に平行な帯状の固定反射面を有する固定反射部と、前記基準面に平行な帯状の可動反射面を有する可動リボンとを、所定の配列方向に交互に配列して備える回折格子型の空間光変調器と、前記光源からの光が照射される前記空間光変調器からの0次光を記録材料上へと導く光学系と、前記記録材料上における前記空間光変調器からの光の照射位置を前記配列方向に対応する方向に交差する走査方向に走査する走査機構と、前記照射位置の走査に同期して、前記空間光変調器において複数の固定反射部および複数の可動リボンが交互に並ぶ各変調素子の前記複数の可動リボンに電圧を入力して前記複数の可動リボンを撓ませることにより、前記各変調素子を1次回折光を出射するOFF状態と0次光を出射するON状態との間で遷移させる描画制御部とを備え、前記各変調素子に電圧が入力されない場合に、前記記録材料上において前記各変調素子からの光の強度がほぼ0となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像記録装置であって、前記光源からの光が前記配列方向に垂直に前記空間光変調器へと入射し、前記光の入射方向および前記配列方向の双方に垂直な方向における前記空間光変調器の位置での前記光の幅をW、前記光源からの光の波長をλとして、前記空間光変調器への前記光の入射角が(2sin−1(2λ/(πW)))以上である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像記録装置であって、前記記録材料上においてON状態における前記各変調素子からの光の強度が、OFF状態における前記各変調素子からの光の強度の100倍以上である。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像記録装置であって、前記光源からの光が紫外線である。
本発明によれば、仮に、各変調素子への電圧の入力が不能となった場合でも、記録材料上に光が照射されることを防止することができる。
また、請求項2の発明では、空間光変調器への入射光と空間光変調器からの反射光とを容易に分離して画像記録装置の構成を簡素化することができ、請求項3の発明では、高コントラストにて画像を記録することができ、請求項4の発明では、仮に、各変調素子への電圧の入力が不能となった場合でも、記録材料上に紫外線が連続して照射されることを防止して、安全性を向上することができる。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る画像記録装置1の外観を示す斜視図である。画像記録装置1は、ガラスマスクやTFT(Thin Film Transistor)液晶パネル等の製造用のガラス基板9を図1中の(+Z)側の面上に保持するテーブル24を備え、テーブル24のガラス基板9とは反対側にはテーブル24を図1中のY方向(以下、「走査方向」とも呼ぶ。)に移動するテーブル移動機構25が基台26上に設けられる。基台26上には、基台26に対するテーブル24の位置を検出するエンコーダ23が設けられる。テーブル24の上方には、それぞれがガラス基板9に向けて光を出射する複数のヘッド部3が図1中のX方向に配列され、ヘッド移動機構4により、複数のヘッド部3は走査方向に垂直なX方向に移動可能に支持される。また、基台26には、テーブル24を跨ぐようにしてフレーム27が設けられ、ヘッド移動機構4はフレーム27に固定される。
図1の画像記録装置1では、光源31がフレーム27上に設けられ、光学系を介して光源31からの光がヘッド部3の内部へと導入される。本実施の形態におけるガラス基板9の(+Z)側の主面上には紫外線の照射により感光する感光材料(レジスト)が予め形成されており、光源31は、波長355nmの紫外線を出射する3倍波固体レーザとされる。もちろん、光源31はガラス基板9の感光材料が感光する波長帯に含まれる他の波長の光を出射するものであってもよい。
図2は1つのヘッド部3の内部構成を示す図であり、図2ではヘッド部3内の各構成を符号3を付す破線の矩形にて囲んでいる。図2に示すヘッド部3は、回折格子型の空間光変調器33を有する光変調ユニット32、並びに、画像信号処理部51および全体制御部50に接続されるとともに光変調ユニット32の変調制御を行う描画制御部30を備える。なお、図2中の全体制御部50および画像信号処理部51は図1中の制御ユニット10内に設けられている。
ヘッド部3内へと導入される光源31からの光は、照明光学系351およびミラー352により、その反射面の法線が光軸J1に対して傾斜して配置される光変調ユニット32の空間光変調器33へと導かれる。このとき、光源31からの入射光は照明光学系351により強度分布が均一な線状の光(光束断面が線状の光)とされ、空間光変調器33上の変調動作の有効領域に照射される。空間光変調器33では、描画制御部30の制御に基づいてミラー352からの光が空間変調され、光軸J1に沿って投影光学系36のレンズ361へと入射する。
投影光学系36のレンズ361,362および遮蔽板363は両側テレセントリックとなるシュリーレン(Schrieren)光学系を構築しており、レンズ361を通過した光は開口を有する遮蔽板363へと導かれ、一部の光(後述の0次光)は開口を通過してレンズ362へと導かれ、残りの光(後述の(±1)次回折光)は遮蔽板363にて遮蔽される。レンズ362を通過した光はズームレンズ364へと導かれ、フォーカシングレンズ365を介して所定の倍率にて感光材料上へと導かれる。なお、投影光学系36は必ずしもレンズ361,362、遮蔽板363、ズームレンズ364およびフォーカシングレンズ365により構成される必要はなく、他の光学素子が追加される等してもよい。
図3は、空間光変調器33を拡大して示す図である。図3に示す空間光変調器33は半導体装置製造技術を利用して製造され、格子の深さを変更することができる回折格子となっている。空間光変調器33には複数の可動リボン331aおよび固定リボン331bが交互に平行に配列形成され、後述するように、可動リボン331aは背後の基準面に対して個別に昇降移動可能とされ、固定リボン331bは基準面に対して固定される。回折格子型の空間光変調器としては、例えば、GLV(Grating Light Valve:グレーチング・ライト・バルブ)(シリコン・ライト・マシーンズ(サンノゼ、カリフォルニア)の登録商標)が知られている。
図4.Aおよび図4.Bは、可動リボン331aおよび固定リボン331bに対して垂直な面における空間光変調器33の断面を示す図である。なお、図4.Aおよび図4.Bに示す空間光変調器33では、実際よりも可動リボン331aおよび固定リボン331bの数が少ない。
可動リボン331aはその上面が、空間光変調器33の基板の上面である基準面331cに平行な帯状の可動反射面332aとなっており、固定反射部である固定リボン331bはその上面が基準面331cに平行な帯状の固定反射面332bとなっている。図4.Aは可動リボン331aが撓まない初期状態を示しており、図4.Bは可動リボン331aと基準面331cとの間に電圧(電位差)が与えられ、静電気力により可動リボン331aが基準面331cに向かって撓んだ状態における断面を示している。固定リボン331bは基準面331c上に形成されており、図4.Aに示す可動リボン331aが撓まない状態、および、図4.Bに示す可動リボン331aが撓んだ状態のいずれにおいても、可動反射面332aの基準面331cからの高さと固定反射面332bの基準面331cからの高さとが異なっている。
図4.Aに示すように可動リボン331aが撓まない状態では、光源31から可動反射面332aを経由して感光材料へと至る光の経路と、光源31から固定反射面332bを経由して感光材料へと至る光の経路との差(以下、単に「可動反射面332aと固定反射面332bとの間の光路差」という。)が、((n+1/2)λ)(ただし、λは入射光L1の波長であり、nは任意の整数である。)となるようにされている。これにより、図4.Aの状態では、可動反射面332aにて反射される光と固定反射面332bにて反射される光との位相差により生じる空間光変調器33からの(±1)次回折光L3(さらには、高次の回折光)の強度が最大となり、0次光の強度は最小となる。
実際には、空間光変調器33にて可動リボン331aおよび固定リボン331bが配列される方向(すなわち、各リボンの長手方向に垂直かつ基準面331cに平行な方向)を配列方向として、光源31からの光は配列方向に垂直、かつ、基準面331cの法線に対して傾斜した光軸J1に沿って空間光変調器33へと入射しており、空間光変調器33への光の入射角をα(図2参照)、可動リボン331aが撓まない状態での可動反射面332aと固定反射面332bとの(基準面331cからの)高さの差をDfとすると(図4.Aでは、当該差を符号Dfを付す矢印にて示している。)、可動反射面332aと固定反射面332bとの間の光路差は(2Df・cosα)として表される。したがって、光路差(2Df・cosα)が((n+1/2)λ)となるように、光源31からの光の波長λ、可動反射面332aと固定反射面332bとの高さの差Df、および、空間光変調器33への光の入射角αが予め決定されている。
例えば、可動リボン331aが撓まない状態における可動反射面332aと固定反射面332bとの間の光路差を(7/2)λとする場合には、可動反射面332aと固定反射面332bとの高さの差Dfは((7/4)λ/cosα)とされる。なお、空間光変調器33へと入射する光は、光軸J1および配列方向に垂直な方向に関して僅かに集光しつつ配列方向に関して平行な状態とされている。
一方、図4.Bに示すように可動リボン331aが所定の量だけ撓んだ状態では、可動反射面332aと固定反射面332bとの間の光路差が(n・λ)(ただし、λは入射光L1の波長であり、nは任意の整数である。)となるようにされている。すなわち、可動リボン331aが撓んだ状態での可動反射面332aと固定反射面332bとの高さの差をDnとして(図4.Bでは、当該差を符号Dnを付す矢印にて示している。)、光路差(2Dn・cosα)が(n・λ)と等しくなるようにされ、これにより、図4.Bの状態では、可動反射面332aからの反射光と固定反射面332bからの反射光とが強めあって最大強度の0次光L2が空間光変調器33から出力される。
また、図4.Aおよび図4.Bに示すように、配列方向に関して可動リボン331aと固定リボン331bとはほぼ同じ幅となっている。なお、複数の可動リボン331aおよび複数の固定リボン331bのそれぞれの幅の長さはコントラストや反射率を考慮して最適化することが可能である。この場合には、これらの長さはお互いに微少量ずつ異なることになる。
既述のように、複数の可動リボン331aおよび固定リボン331b上には、光束断面が配列方向に長い線状の光が照射される。空間光変調器33では、隣接する各1本の可動リボン331aおよび固定リボン331bを1つのリボン対とすると、互いに隣接する3個以上のリボン対が描画されるパターンの1つの画素に対応する。本実施の形態では、互いに隣接する4個のリボン対の集合が1つの画素に対応する変調素子とされ、図3では1つの変調素子を構成するリボン対の集合を符号330を付す太線の矩形にて囲んでいる。
空間光変調器33では、図2のドライバ回路ユニット340が有する複数のドライバ回路から入力される電圧(以下、「入力電圧」という。)に従って複数の変調素子330の可動リボン331aの状態がそれぞれ変化し、各変調素子330が、1次回折光((+1)次回折光および(−1)次回折光))を出射するOFF状態と0次光(正反射光)を出射するON状態との間で遷移可能とされる。空間光変調器33から出射される0次光および1次回折光は、既述のように投影光学系36へと導かれ、0次光は遮蔽板363の開口を通過して感光材料上へと導かれ、1次回折光は遮蔽板363にて遮蔽される。これにより、各ヘッド部3において、感光材料上にてX方向(すなわち、走査方向に垂直な方向)に並ぶ複数の照射領域のそれぞれに変調された光の照射が可能となる。
図5は、空間光変調器33の各変調素子330への入力電圧と当該変調素子330からの0次光の強度との関係を示す図である。図5の縦軸は、0次光の最大強度を1とした場合の0次光の強度(以下、「相対強度」という。)を示し、横軸は入力電圧を示している(後述の図7において同様)。
図5に示すように、各変調素子330では、電圧V1までは入力電圧が高くなるに従って相対強度が大きくなり、入力電圧がV1となると0次光の相対強度が1(最大)となる。詳細には、相対強度と入力電圧との関係は非線形であり、入力電圧が低い範囲では、入力電圧に対する可動リボン331aの撓み量が比較的小さく、撓み量に対する相対強度への影響も小さいため、入力電圧が高い範囲(ただし、相対強度が0または1となる電圧近傍を除く。)に比べて入力電圧の一定の変動に対する相対強度の変化量は小さくなる。また、電圧V1の近傍では、相対強度と入力電圧との関係を示す線が電圧V1にて極大となる幅の狭い山状となっている。本実施の形態における空間光変調器33では、OFF状態とすべき変調素子330(の可動リボン331a)には電圧は入力されず(すなわち、入力電圧が0とされ)、ON状態とすべき変調素子330には電圧V1が入力される。
図1の画像記録装置1が、光の照射によりガラス基板9上の感光材料に画像を記録する際には、まず、テーブル24が(−Y)方向へと移動することにより、感光材料上における各ヘッド部3からの光の照射位置(正確には、X方向に並ぶ複数の照射領域の集合)がガラス基板9に対して(+Y)方向に相対的にかつ連続的に移動(走査)する。そして、図2の全体制御部50の制御により、ガラス基板9上における光の照射位置の走査に同期しつつ、画像信号処理部51からの描画信号に基づいて描画制御部30から各変調素子330の遷移の要否を示す情報が対応するドライバ回路に入力され、変調素子330のOFF状態とON状態とが切り替えられる。このように、ガラス基板9上の光の照射位置の走査に並行して、描画制御部30がドライバ回路を介して各変調素子330の可動リボン331aに電圧を入力することにより、変調素子330のOFF状態とON状態との間の遷移が行われ、ガラス基板9の感光材料上において、X方向に互いに離れた複数の帯状領域(Y方向に長い領域)に対して複数のヘッド部3によりそれぞれ描画が行われる。
感光材料上の照射位置がガラス基板9の端部まで到達すると、複数のヘッド部3がX方向に帯状領域の幅に相当する距離だけ間欠的に移動するとともにテーブル24の移動方向が反転され、テーブル24の往路にて描画された複数の帯状領域のうち互いに隣接する2つの帯状領域間の領域に対して各ヘッド部3により描画が行われる。画像記録装置1では、テーブル24のY方向への移動および複数のヘッド部3のX方向への移動を繰り返すことにより、ガラス基板9の全体に高速に描画を行うことができる。
ここで、比較例の空間光変調器について述べる。図6.Aおよび図6.Bは比較例の空間光変調器91の断面を示す図である。図6.Aに示すように、空間光変調器91に電圧を入力しない状態では、可動リボン911aおよび固定リボン911bが基準面911cに対して同じ高さに位置して、空間光変調器91の表面は面一となり、入射光L1の反射光が0次光L2として導出される。一方、空間光変調器91に所定の電圧を入力している状態では、図6.Bに示すように可動リボン911aが固定リボン911bよりも基準面911c側に撓んで可動リボン911aが回折格子の溝の底面となる。そして、可動リボン911aの反射面と固定リボン911bの反射面との間の光路差が入射光L1の波長の半分となり、1次回折光L3が空間光変調器91から導出され、0次光L2は消滅する。
図7は、比較例の空間光変調器91の変調素子への入力電圧と当該変調素子からの0次光の強度との関係を示す図である。図7に示すように、比較例の空間光変調器91では電圧V2までは入力電圧が高くなるに従って相対強度が小さくなり、入力電圧がV2となると0次光の相対強度が0となる。詳細には、相対強度と入力電圧との関係は非線形であり、入力電圧が低い範囲では入力電圧の一定の変動に対する相対強度の変化量は小さいが、電圧V2の近傍では、相対強度と入力電圧との関係を示す線が電圧V2にて極小値となる幅の狭い谷状となり、谷状部分の傾斜部では入力電圧の僅かな変動(例えば、設定値に対する誤差、あるいは、ドライバ回路の特性の経時変化(ドリフト)等による変動)により相対強度が大きく変わってしまう。実際には、0次光の相対強度が2%(0.02)程度となることがあり、この場合、比較例の空間光変調器91を用いて感光材料上に画像を記録する際におけるコントラスト(ON状態とOFF状態との相対強度の比である消光比)は50対1となる。
なお、図4.Aおよび図4.Bに示す空間光変調器33と同様に、固定リボンが基準面上に形成される他の比較例の空間光変調器にて、電圧を入力しない状態での可動反射面と固定反射面との間の光路差が(n・λ)とされ、所定の電圧を入力することにより可動反射面と固定反射面との間の光路差が((n+1/2)λ)とされる場合も、相対強度と入力電圧との関係は図7と同様となる。
一方で、図3の空間光変調器33では、図5に示すように、相対強度と入力電圧との関係を示す線にて電圧V1にて極大となる山状部分の傾斜部では入力電圧の僅かな変動により相対強度が大きく変わってしまうが、電圧0の近傍では入力電圧の一定の変動に対する相対強度の変化量が小さいことにより、OFF状態における0次光の強度を安定して低くすることができる。コントラストに対するON状態の相対強度の変化の影響はOFF状態よりも小さいため、空間光変調器33では、比較例の空間光変調器91を用いる場合よりも高コントラストにて安定して画像を記録することが可能となる。
なお、実際には、配列方向に関して空間光変調器33に入射する光は完全な平行光とはならないため、入力電圧が0であっても0次光の相対強度は0とならず、例えば0.5%(0.005)程度となることがある。この場合でも、空間光変調器33を用いて感光材料上に画像を記録する際におけるコントラストは200対1となり(すなわち、感光材料上においてON状態における変調素子330からの光の強度が、OFF状態における変調素子330からの光の強度の200倍となり)、十分に高いコントラストでの画像記録が可能となる。
また、いわゆるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)構造を有している回折格子型の空間光変調器では、ある電圧(いわゆる、スナップダウン電圧)以上の入力電圧を入力すると撓んだ可動リボンが基準面に張り付いてしまい、入力電圧を0にしても元の状態(撓んでいない状態)に戻らないスナップダウン(snap-down)現象が発生する可能性がある。この場合に、図5および図7に示す相対強度と入力電圧との関係において、スナップダウン電圧が電圧V1,V2近傍であるときには、当該電圧V1,V2よりも低い入力電圧にて可動リボンを撓ませる必要がある。したがって、比較例の空間光変調器ではOFF状態における相対強度が高くなり、コントラストが極端に悪くなってしまう。これに対し、図3の空間光変調器33ではON状態における相対強度が低くなるが、既述のように、コントラストに対するON状態の相対強度の変化の影響はOFF状態よりも小さいため、コントラストが極端に悪くなることはない。
さらに、図1の画像記録装置1では、万一、ドライバ回路が故障する等して、空間光変調器33の各変調素子330への電圧の入力が不能となった場合でも、感光材料上において当該変調素子330からの光の強度がほぼ0となり、感光材料上に光が照射されることを防止することができる。その結果、紫外線が感光材料上に不必要に連続して照射されることが確実に防止され、画像記録装置1における安全性を向上することができるとともに、感光材料が無駄になることが防止される。
図2のヘッド部3では、空間光変調器33に対して傾斜した方向から光を入射させることにより(すなわち、入射角αが0度よりも大きいことにより)、専用の光学素子(例えば、後述の図12のプリズム372)を設けることなく空間光変調器33への入射光と空間光変調器33からの反射光とを容易に空間的に分離することができ、画像記録装置1の構成を簡素化することができる。
ここで、入射角αの好ましい範囲について述べる。図8中の左側に示すように、本実施の形態では空間光変調器33に照射される光(入射光)はその光束断面が配列方向(図8中の横方向)に伸びる線状となっており、実際には、空間光変調器33の表面近傍において入射方向(すなわち光軸J1に沿う方向)および配列方向の双方に垂直な方向(図8中の縦方向であり、以下「幅方向」という。)の強度分布は、図8中の右側に示すようにガウス分布に近似したものとなっている。このとき、空間光変調器33の位置(または近傍)での幅方向における入射光の幅は、通常その位置での幅方向に関する入射光の強度分布において最大強度(図8中の右側では最大強度を1としている。後述の図10において同様。)の1/e倍以上となる部分の幅として表され、光源31からの光の波長をλとすると、入射光の幅方向における幅Wは、照明光学系351のF値(正確には、F値と捉えることができる値)または開口数NA(正確には、開口数NAと捉えることができる値)を用いて数1にて表される。
Figure 2009086032
図9は、空間光変調器33への入射光および空間光変調器33からの0次光を抽象的に示す図であり、図9では光軸J1を含む面上にて光軸J1上の各位置での幅方向の強度分布にて最大強度の1/e倍以上となる部分の輪郭を符号E1,E2を付す細線にて示している。また、図9では空間光変調器33の表面を平面として図示している(後述の図11において同様)。
実際には、光軸J1を含む面上において光軸J1に垂直な方向(すなわち、幅方向)のみに着目すると、空間光変調器33へと入射する光は集光しつつ空間光変調器33の表面にて強度分布の幅がほぼ最小となり、空間光変調器33からの0次光は広がりつつレンズ361へと入射する(図2参照)。したがって、図9において光軸J1と空間光変調器33の表面とが交わる位置を中心とする所定の微小半径の円周上の各位置における光の強度と、当該位置の角度(入射光側から半時計回りに増大する角度であり、図9中にて符号βを付す矢印にて示す角度)との関係は図10に示すようになる。ここで、図9において光軸J1と入射光の輪郭を示す各線E1とのなす角は、光軸J1と0次光の輪郭を示す各線E2とのなす角と同じ角度θとなり、開口数NAは(sinθ)と等しくなる(すなわち、(NA=sinθ)となる)ことにより、角度θは数2にて表される。
Figure 2009086032
入射光および0次光(反射光)のそれぞれにおいて、幅方向の強度分布にて最大強度の1/e倍以上となる部分の幅の2倍の範囲内に光源31からの全ての光、または、空間光変調器33にて反射した全ての光が含まれると仮定して、画像記録装置1では、空間光変調器33への光の入射角αを2θ以上(すなわち、入射側の光軸J1と反射側の光軸J1とのなす角(分離角)を4θ以上)とする、すなわち、入射角αが数3に示す関係を満たすことにより、入射光と0次光との重なりを少なくして入射光と0次光とを十分に分離し、投影光学系36にて効率よく光を取り出すことができる。
Figure 2009086032
なお、図9および図10では反射光が0次光の場合について述べたが、反射光が1次回折光である場合も、光が配列方向に広がる点を除き同様である。
一方で、図11に示すように、幅方向における幅(強度分布にて最大強度の1/e倍以上となる部分の幅)Wの光が入射角αにて空間光変調器33上に照射される場合に、空間光変調器33の表面に照射される光の範囲Rは(W/cosα)となる。したがって、上記と同様に、入射光の幅方向の強度分布にて最大強度の1/e倍以上となる部分の幅の2倍の範囲内に光源31からの全ての光が含まれると仮定して、光源31からの全ての光を空間光変調器33上に照射するという観点では、可動リボン331aおよび固定リボン331bの配列方向に垂直な方向(長手方向)の長さG(有効領域の長さであり、図11中にて符号Gを付す矢印にて示す長さである。)が(2W/cosα)以上とされる(すなわち、(G≧(2W/cosα))を満たす)必要がある。よって、入射角αは数4に示す関係を満たすことが好ましい。
Figure 2009086032
以上では、空間光変調器33に対して傾斜した方向から光を入射させることにより画像記録装置1の構成を簡素化する場合について述べたが、画像記録装置の設計によっては、空間光変調器33に対して垂直に光を入射させてもよい。図12は、ヘッド部の他の例の構成を示す図である。他の例に係るヘッド部3a内には、複数の発光点を一列に有するバータイプの半導体レーザである光源31a、および、空間光変調器33が配置され、光源31aからの光は、レンズ371(実際には、集光レンズ、シリンドリカルレンズ等により構成される。)およびプリズム372を介して空間光変調器33へと導かれる。このとき、光源31aからの光は線状光(光束断面が線状の光)とされ、ライン状に配列される複数の変調素子上に照射される。
既述のように、空間光変調器33の各変調素子(の可動リボン331a)は描画制御部30からの信号に基づいて個別に制御され、0次光を出射する状態と、1次回折光を出射する状態との間で遷移可能とされる。変調素子から出射される0次光はプリズム372へと戻され、1次回折光はプリズム372とは異なる方向へと導かれる。なお、迷光となることを防止するために1次回折光は図示を省略する遮光部により遮光される。
各変調素子からの0次光はプリズム372にて反射され、ズームレンズ駆動モータ374に接続されるズームレンズ373を介してヘッド部3a外のガラス基板9上の感光材料へと導かれ、複数の変調素子の像が感光材料上に形成される。このように、図12のヘッド部3aではプリズム372およびズームレンズ373により投影光学系37が構築される。
図12に示すように、空間光変調器33に対して光が垂直に入射する際には、可動リボン331aが撓まない状態での可動反射面332aと固定反射面332bとの高さの差Dfが((n+1/2)λ)(ただし、λは入射光の波長であり、nは任意の整数である。)と等しくなるようにされ(図4.A参照)、可動リボン331aが撓んだ状態での可動反射面332aと固定反射面332bとの高さの差Dnは(n・λ)と等しくなるようにされる。これにより、図12のヘッド部3aを有する画像記録装置では、高コントラストにて安定して画像を記録することが可能となるとともに、仮に、空間光変調器33への電圧の入力が不能となった場合でも、感光材料上に光が照射されることを防止することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
画像記録装置1では、空間光変調器の製造誤差により、変調素子に電圧が入力されない場合に変調素子から0次光が出射される場合が考えられるが、このような場合でも、その光の強度は僅かであるため(例えば、ON状態における強度の1/10以下の強度であり、光源から紫外線が出射される場合には、好ましくは、ON状態における強度の1/50以下の強度である。)、画像記録装置1における安全性を向上することができる。すなわち、画像記録装置1では、各変調素子に電圧が入力されない場合に、感光材料上において変調素子からの光の強度がほぼ0となる(すなわち、可動反射面と固定反射面との間の光路差が、ほぼ((n+1/2)λ)(ただし、λは入射光の波長であり、nは任意の整数である。)となる)ことが重要となる。
また、変調素子に電圧が入力されない場合に感光材料上において変調素子からの光の強度がほぼ0となるのであるならば、実際の画像記録の際に、僅かな電圧を入力することによりOFF状態における光の強度がさらに低減されてもよい。これにより、画像記録装置1では、空間光変調器の製造誤差により可動反射面および固定反射面の高さがばらついている場合でも、感光材料上においてON状態における変調素子からの光の強度を確実にOFF状態における変調素子からの光の強度の100倍以上とすることができ、高コントラストにて画像を記録することができる。
上記実施の形態では、各変調素子330に含まれる可動リボン331aおよび固定リボン331bの個数が一定とされるが、例えば上述の特開2007−121881号公報(特許文献4)の手法と同様に、描画時に常に、所定個数以上の可動リボン331aが連続して撓んだ状態となり、かつ、所定個数以上の可動リボン331aが連続して撓まない状態となるという条件の下で、電圧を入力する可動リボン331aを個別に変更して、高アドレス分解能にて感光材料上に画像が記録されてもよい。この場合、それぞれが撓んだ状態の可動リボン331aを含むとともに連続する複数のリボン対の各集合、および、それぞれが撓まない状態の可動リボン331aを含むとともに連続する複数のリボン対の各集合のそれぞれが1つの変調素子として捉えられ、描画時に各変調素子に含まれるリボン対の個数が変更されることとなる。以上のように、画像記録装置1では、空間光変調器33において複数の可動リボン331aおよび複数の固定リボン331bが交互に並ぶものを1つの変調素子として描画が行われるのであるならば、各変調素子に含まれるリボン対の個数は必ずしも一定である必要はない。
画像記録装置1では、ガラス基板9上において、空間光変調器33における配列方向に対応する方向(すなわち、複数の変調素子にそれぞれ対応するガラス基板9上の複数の照射領域の配列方向)に垂直な走査方向に空間光変調器33からの光の照射位置がガラス基板9に対して相対的に走査することにより、ガラス基板9の全体に画像を記録することが実現されるが、複数の照射領域の配列方向に対して傾斜した走査方向にガラス基板9上の光の照射位置を走査させることにより、感光材料に高精度な画像が記録されてもよい。すなわち、感光材料上における空間光変調器33からの光の照射位置は空間光変調器33における配列方向に対応する方向に交差する走査方向に走査すればよい。
上記実施の形態では、走査機構であるテーブル移動機構25により、感光材料上における光の照射位置が走査するが、ヘッド部3を走査方向に移動する機構が設けられることにより、光の照射位置が走査方向に走査してもよい。また、画像が記録される記録材料を外側面に保持する保持ドラムが設けられる場合には、保持ドラムを回転する機構により記録材料上の光の照射位置が走査方向に走査する。以上のように、画像記録装置において感光材料上における光の照射位置を走査方向に走査する走査機構は、様々な態様にて実現可能である。
画像の情報を保持する記録材料は、感光材料を有するガラス基板9以外に、プリント配線基板や半導体基板等の感光性材料が塗布された、あるいは、感光性を有する他の材料であってもよく、光の照射による熱に反応する材料であってもよい。
画像記録装置の外観を示す斜視図である。 ヘッド部の内部構成を示す図である。 空間光変調器を拡大して示す図である。 空間光変調器の断面を示す図である。 空間光変調器の断面を示す図である。 空間光変調器における入力電圧と0次光の強度との関係を示す図である。 比較例の空間光変調器の断面を示す図である。 比較例の空間光変調器の断面を示す図である。 比較例の空間光変調器における入力電圧と0次光の強度との関係を示す図である。 空間光変調器への入射光の強度分布を示す図である。 空間光変調器への入射光および空間光変調器からの0次光を抽象的に示す図である。 空間光変調器近傍での光の強度と角度との関係を示す図である。 空間光変調器への入射光を抽象的に示す図である。 ヘッド部の他の例の構成を示す図である。
符号の説明
1 画像記録装置
9 ガラス基板
25 テーブル移動機構
30 描画制御部
31,31a 光源
33 空間光変調器
36,37 投影光学系
330 変調素子
331a 可動リボン
331b 固定リボン
331c 基準面
332a 可動反射面
332b 固定反射面

Claims (4)

  1. 光の照射により記録材料上に画像を記録する画像記録装置であって、
    光を出射する光源と、
    基準面に平行な帯状の固定反射面を有する固定反射部と、前記基準面に平行な帯状の可動反射面を有する可動リボンとを、所定の配列方向に交互に配列して備える回折格子型の空間光変調器と、
    前記光源からの光が照射される前記空間光変調器からの0次光を記録材料上へと導く光学系と、
    前記記録材料上における前記空間光変調器からの光の照射位置を前記配列方向に対応する方向に交差する走査方向に走査する走査機構と、
    前記照射位置の走査に同期して、前記空間光変調器において複数の固定反射部および複数の可動リボンが交互に並ぶ各変調素子の前記複数の可動リボンに電圧を入力して前記複数の可動リボンを撓ませることにより、前記各変調素子を1次回折光を出射するOFF状態と0次光を出射するON状態との間で遷移させる描画制御部と、
    を備え、
    前記各変調素子に電圧が入力されない場合に、前記記録材料上において前記各変調素子からの光の強度がほぼ0となることを特徴とする画像記録装置。
  2. 請求項1に記載の画像記録装置であって、
    前記光源からの光が前記配列方向に垂直に前記空間光変調器へと入射し、
    前記光の入射方向および前記配列方向の双方に垂直な方向における前記空間光変調器の位置での前記光の幅をW、前記光源からの光の波長をλとして、前記空間光変調器への前記光の入射角が(2sin−1(2λ/(πW)))以上であることを特徴とする画像記録装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像記録装置であって、
    前記記録材料上においてON状態における前記各変調素子からの光の強度が、OFF状態における前記各変調素子からの光の強度の100倍以上であることを特徴とする画像記録装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の画像記録装置であって、
    前記光源からの光が紫外線であることを特徴とする画像記録装置。
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