JP6359319B2 - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば航空機の発電装置に使用されるトロイダル型無段変速機の構造に関する。
航空機用の発電装置として、駆動源である航空機エンジンの回転数が変動しても発電装置の回転数(周波数)を一定に維持しながら動作する一定周波数発電装置(IDG)を使用することが知られている。IDGにおいて、発電装置の回転数を一定に保つための変速機として、トロイダル型の無段変速機が提案されている。トロイダル型無段変速機は、同心状に対向配置された入力ディスクおよび出力ディスクと、両ディスクの対向する湾曲した凹状面に強い圧力で接触するパワーローラとからなるトロイダル変速部を備えており、両ディスクに対するパワーローラの傾斜角度を調整することにより、無段階(連続的)に変速比を変化させることができる。
一般に、トロイダル型無段変速機では、同一軸上に前記トロイダル変速部を2つ並べて配置したダブルキャビティ式が採用されている。ダブルキャビティ式のトロイダル型無段変速機として、2つのトロイダル変速部の、軸方向中央部で隣接する2つのディスクを一体的に形成した変速機(例えば、特許文献1参照)と、別体に形成した変速機(例えば、特許文献2参照)が知られている。ディスク一体型変速機では、軸方向中央部に配置される2つのディスクの軸方向への変形が小さく、かつ変速機全体を小型、軽量に構成できる。一方、ディスク別体型変速機では、軸方向中央部で隣接するディスク間に入出力用のギヤを配置できるので、ギヤの外径を小さくして、ギヤの周速の高速化を抑えることができる。
特開2002−081519号公報 特開平09−177918号公報
しかし、軸方向中央部で隣接する2つのディスクを一体的に形成した場合、ギヤが入力ディスクの外周部に設けられるので、ギヤ外径が大きくなり、ギヤの周速が大きくなる。その結果、ギヤによるオイル撹拌損失が大きくなり、発電装置の効率が低下する。
他方、軸方向中央部の2つのディスクを別体に形成した場合、インプットギヤを回転可能に支持するための軸受が、これらディスク間に配置される。軸中心に近い位置に配置された軸受によって両ディスクの背面も支持されることになるため、これらの軸受によって支持されるディスクの変形、すなわちディスクの外周部の軸方向への倒れ込み量が大きくなり、無段変速機の信頼性が低下する。
さらに、トロイダル無段変速機で高い変速比を得ようとする場合、無段変速機のディスクの回転速度の増大に伴ってディスク外周部分の速度が大きくなり、オイルの撹拌抵抗が増大し、無段変速機が使用される航空機の燃費を低下させる要因となる。また、高速のオイルが装置内で分散すると、オイルを回収および排出して、このオイルを装置内で再利用することが困難になる。
そこで、本発明の目的は、上記の課題を解決すべく、無段変速機の大型化を抑制し、かつ高い信頼性を保ちつつ、ギヤのオイル撹拌損失を低減できるダブルキャビティ式のトロイダル型無段変速機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るトロイダル型無段変速機は、互いに同軸上に配置された、湾曲した凹状の側面を有する第1入力ディスクおよび第1出力ディスクと、前記第1入力ディスクと第1出力ディスクとの間に傾転可能に介在して、前記第1入力ディスクから前記第1出力ディスクへ駆動力を変速して伝達する第1パワーローラとを有する第1変速部と、前記第1変速部と同軸上に配置された第2変速部であって、互いに同軸上に配置された、湾曲した凹状の側面を有する第2入力ディスクおよび第2出力ディスクと、前記第2入力ディスクと第2出力ディスクとの間に傾転可能に介在して、前記第2入力ディスクから前記第2出力ディスクへ駆動力を変速して伝達する第2パワーローラとを有し、前記第2入力ディスクの背面が前記第1入力ディスクの背面に対向するように配置された第2変速部と、前記第1入力ディスクの背面と前記第2入力ディスクの背面との間に、これら第1入力ディスクおよび第2入力ディスクと同心状に配置されて、これら第1入力ディスクおよび第2入力ディスクに相対回転不能に連結されて動力を入力する外歯歯車からなる入力ギヤと、前記入力ギヤの外周の一部を覆う入力ギヤシュラウドと、前記第1入力ディスクを当該無段変速機のハウジングに支持する第1入力ディスクサポートおよび前記第2入力ディスクを当該無段変速機のハウジングに支持する第2入力ディスクサポートと、前記第1入力ディスクサポートに一体的に設けられた、前記第1入力ディスクの側面の一部を覆う第1入力ディスク側面シュラウドと、前記第2入力ディスクサポートに一体的に設けられた、前記第2入力ディスクの側面の一部を覆う第2入力ディスク側面シュラウドと、前記入力ギヤシュラウドに一体的に設けられた、前記第1入力ディスクの外周面の一部を覆う第1入力ディスク外周シュラウドおよび前記第2入力ディスクの外周面の一部を覆う第2入力ディスク外周シュラウドとを備えている。なお、本明細書において「一体的に設けられる」とは、単一物として形成されている場合と、ボルトのような連結部材によって固定的に設けられている場合のいずれをも含む。
なお、前記第2出力ディスクの背面が前記第1出力ディスクの背面に対向するように配置されていてもよく、その場合には、当該無段変速機は、前記第1出力ディスクの背面と前記第2出力ディスクの背面との間に、これら第1出力ディスクおよび第2出力ディスクと同心状に配置されて、これら第1出力ディスクおよび第2出力ディスクに相対回転不能に連結されて動力を出力する外歯歯車からなる出力ギヤと、前記出力ギヤの外周の一部を覆う出力ギヤシュラウドと、前記第1出力ディスクを当該無段変速機のハウジングに支持する第1出力ディスクサポートおよび前記第2出力ディスクを当該無段変速機のハウジングに支持する第2出力ディスクサポートと、前記第1出力ディスクサポートに一体的に設けられた、前記第1出力ディスクの側面の一部を覆う第1出力ディスク側面シュラウドと、前記第2出力ディスクサポートに一体的に設けられた、前記第2出力ディスクの側面の一部を覆う第2出力ディスク側面シュラウドと、前記出力ギヤシュラウドに一体的に設けられた、前記第1出力ディスクの外周面の一部を覆う第1出力ディスク外周シュラウドおよび前記第2出力ディスクの外周面の一部を覆う第2出力ディスク外周シュラウドとを備える、
この構成によれば、ダブルキャビティ式のトロイダル型無段変速機において、軸方向中央部で隣接する2つの入力ディスクを別体に形成し、これら入力ディスクに動力を入力する入力ギヤを、互いに背面同士が対向するように配置された2つのディスクの背面間に配置することにより、入力ギヤの外径を(すなわち周速を)小さくして、入力ギヤのオイル撹拌損失を低減することができる。さらに、入力ディスクおよび出力ディスクをディスクシュラウドで覆うことによって、両ディスクの周辺に存在する余分なオイルがディスクの表面に接触することを防止することにより、さらにオイル撹拌抵抗を低減できる。しかも、入力ディスクの側面、外周面を覆うシュラウドが、入力ディスクサポート、ギヤシュラウドに一体的に設けられるので、装置全体の大型化が抑制される。
本発明の一実施形態において、前記第1入力ディスクおよび第2入力ディスクと、前記第1出力ディスクおよび第2出力ディスクのうち、周速がより大きく設定される側のディスクの側面の他の一部を覆う追加ディスク側面シュラウドが、前記第1入力ディスクサポートおよび第2入力ディスクサポートに一体的に設けられていることが好ましい。この構成によれば、周速の大きな側のディスクの側面の他の一部をさらにシュラウドで覆うことにより、オイル撹拌抵抗を一層低減することができる。
本発明の一実施形態において、前記第1入力ディスクサポートをハウジングに固定する連結部材および前記第2入力ディスクサポートをハウジングに固定するための連結部材によって、前記入力ギヤシュラウドが前記ハウジングに固定されていることが好ましい。この構成によれば、上記のように大幅にオイル撹拌抵抗を低減しながら、装置全体の大型化をさらに抑制するとともに、部品点数を削減することができる。
本発明の一実施形態において、さらに、前記入力ギヤに係合して外部の動力源からの動力を前記入力ギヤへ伝達する伝達ギヤと、この伝達ギヤの側部および外周を覆う伝達ギヤシュラウドを備え、前記入力ギヤシュラウドと前記伝達ギヤシュラウドとの間に排油開口が形成されていることが好ましい。この構成によれば、入力ギヤおよび伝達ギヤの周辺に存在するオイルが効率的にシュラウドの外部へ排出され、オイル撹拌抵抗が大幅に低減される。
本発明に係るトロイダル型無段変速機によれば、ダブルキャビティ式のトロイダル無段変速機の大型化を抑制しつつ、ギヤのオイル撹拌損失を低減することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係るトロイダル型無段変速機の概略構成を模式的に示す縦断面図である。 図1のトロイダル型無段変速機の構成例を示す縦断面図である。 図2のトロイダル型無段変速機の要部を示す斜視図であり、(a)は各ディスクおよびギヤを示した図、(b)は(a)から各ディスクおよびギヤを省略して示した図である。
以下,本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態に係るトロイダル型無段変速機(以下、単に「無段変速機」と呼ぶ。)1を模式的に示す縦断面図である。無段変速機1は、航空機エンジンEと、この航空機エンジンEによって駆動される一定周波数発電装置Gとの間に介在して、発電装置Gの回転数を一定に保ちながら航空機エンジンEの駆動力を一定周波数発電装置Gへ伝達する。なお、図1は、無段変速機1の、変速機としての基本的な機能および構成を説明するための図であり、後に詳述する支持構造やシュラウド構造は省略している。
外部の動力源である航空機エンジンEは、無段変速機1の動力伝達機構Tを介して中空の入力軸3に接続されている。入力軸3に入力された動力は、入力軸3の中空部に同心に配置された出力軸5から、発電装置Gへ出力される。
同図に示すように、無段変速機1は、ダブルキャビティ式のトロイダル型無段変速機として構成されている。すなわち、無段変速機1は、第1キャビティ11を形成する第1トロイダル変速部13と、第2キャビティ15を形成する第2トロイダル変速部17とを有している。第1トロイダル変速部13と第2トロイダル変速部17とは、同一の出力軸5上に、所定の間隔を設けて配設されている。
第1トロイダル変速部13は、入力軸3と連動して回転する第1入力ディスク21と、変速機出力軸5と連動して回転する第1出力ディスク23と、第1入力ディスク21および第1出力ディスク23の間に介在する複数(例えば2つ)の第1パワーローラ25によって構成されている。同様に、第2トロイダル変速部17は、入力軸3と連動して回転する第2入力ディスク31と、変速機出力軸5と連動して回転する第2出力ディスク33と、第2入力ディスク31および第2出力ディスク33の間に介在する複数(例えば2つ)の第2パワーローラ35によって構成されている。
各ディスク21,23,31,33は、円盤状のベース部21a,23a,31a,33aと、ベース部21a,23a,31a,33aから軸心方向に次第に小径となるように突出する突出部21b,23b,31b,33bとを有している。各ディスク21,23,31,33の側面(つまり、各突出部21b,23b,31b,33bの側面)21ba,23ba,31ba,33baは、湾曲した凹状面として形成されている。第1入力ディスク21と第1出力ディスク23は、それぞれの突出部21b,23bが互いに対向するように配置されている。同様に、第2入力ディスクと第2出力ディスクは、それぞれの突出部31b,33bが互いに対向するように配置されている。
各パワーローラ25,35は、スラスト軸受と、公知の支持部材であるトラニオンとによって、ローラ軸41回りの回転を許容し、かつローラ軸41および入力軸3を含む平面内で傾転自在に支持されている。このように支持されたパワーローラ25,35が、入力ディスク21,31の各側面21ba,31baおよび出力ディスク23の各側面23ba,33baに、パワーローラ25,35の押付力を発生させる押圧力付加機構(図示せず)の動力により高圧で押し付けられている。
図2に示すように、第1トロイダル変速部13と第2トロイダル変速部17とは、それぞれの入力ディスク21,31同士、またはそれぞれの出力ディスク23,33同士が、別体に形成され、かつ軸方向に隣接するように配置される。換言すれば、第1トロイダル変速部13と第2トロイダル変速部17とは、それぞれの入力ディスク21,31の背面(ベース部21a,31aの底面)21aa,31aa同士、またはそれぞれの出力ディスク23,33の背面(ベース部23a,33aの底面)23aa,33aa同士が対向するように配置される。本実施形態における第1トロイダル変速部13と第2トロイダル変速部17は、それぞれの入力ディスク21,31の背面21aa,31aa同士が対向するように配置されている。なお、以下の説明において、各トロイダル変速部13,17の軸方向における、他方のトロイダル変速部17,13に隣接する側(図2の例では入力ディスク21,31が配置されている側)を軸方向内側と呼び、その逆側を軸方向外側と呼ぶ場合がある。
無段変速機1全体の軸方向中央部に配置され、互いの背面が対向するように配置される2つのディスク(図示の例では第1入力ディスク21および第2入力ディスク31)の各背面21aa,31aaには、それぞれ、筒状の背面円筒壁51,53が軸方向に突設されている。これら軸方向に並ぶ両背面円筒壁51,53の外周部にまたがって、外歯歯車を有する入力ギヤ55が連結されている。すなわち、入力ギヤ55は、第1入力ディスク21および第2入力ディスク31の両背面円筒壁51,53の外周部に、これら入力ディスク21,31と同心状に設けられている。この入力ギヤ55を介して、航空機エンジンE(図1)からの動力が無段変速機1に入力される。
第1入力ディスク21,第2入力ディスク31および入力ギヤ55は、互いに相対回転不能に連結されている。また、第1入力ディスク21,第2入力ディスク31および入力ギヤ55は、それぞれ、第1入力ディスクサポート57および第2入力ディスクサポート59によって両端を上方から支持された管状の入力軸3に対して、下記に例示する各軸受を介して回転可能に支持されている。入力ギヤ55は、第1入力ディスク21および第2入力ディスク31の両背面円筒壁51,53の内径側に設けられたギヤ支持用軸受を介して入力軸3に対して回転可能に支持されている。本実施形態では、ギヤ支持用軸受としてころ軸受を使用している。また、第1入力ディスク21および第2入力ディスク31は、それぞれ、ディスク径方向支持用軸受およびディスク軸方向支持用軸受を介して、入力軸3に対して回転可能に支持されている。本実施形態では、ディスク径方向支持用軸受として保持器付ころ軸受を使用している。また、ディスク軸方向支持用軸受としてアンギュラ玉軸受を使用している。
入力ギヤ55の内周面には、全周に渡ってスプラインが形成されている。一方、第1入力ディスク21および第2入力ディスク31の両背面円筒壁51,53の外周面にも、全周に渡ってスプラインが形成されている。ギヤ側のスプラインにディスク側のスプラインを嵌合することにより、入力ギヤ55、第1入力ディスク21および第2入力ディスク31が互いに相対回転不能に連結されている。
入力ギヤ55の円筒状の基部55bの軸方向長さは、外歯55aの軸方向長さよりも大きく設定されている。この基部55bの軸方向一端が、第1入力ディスク21の背面21aaにおける背面円筒壁51の外径側の部分に当接し、他端が、第2入力ディスク31の背面31aaにおける背面円筒壁53の外径側の部分に当接している。すなわち、第1入力ディスク21および第2入力ディスク31は、入力ギヤ55によって背面側を軸方向に支持されている。
入力ギヤ55の外歯55aの外周端は、入力ギヤ55の外周端よりも内径側に位置している。また、入力ギヤ55の基部55bが設けられる径方向位置は、入力ディスク21,31軸方向の変形、すなわちパワーローラから受ける荷重による倒れ込みを効果的に抑制するために、入力ディスク21,31の外周端に近いことが好ましい。具体的には、入力ギヤ55の基部55bの内周面の径方向位置が、パワーローラの傾転角度がゼロ(減速比=1)の状態における、入力ディスク21,31の突出部21b、31bとパワーローラと接点の径方向位置よりも外径側であることが好ましい。
第1入力ディスクサポート57および第2入力ディスクサポート59の各々は、入力軸3が固定される入力軸支持部57a,59aと、入力軸支持部57a,59aから軸方向に二又に分岐したサポート中間部57b,59bと、サポート中間部57b,59bの分岐した各端部に設けられてハウジングに連結される連結片57c,59cとを有している。このように形成された、各入力ディスクサポート57,59は、同図に示すように、側面視でほぼY字形状を有している。
図3に示すように、各入力ディスクサポート57,59の入力軸支持部57a,59aには、入力軸3(図2)の一端部および他端部が挿通される軸方向の貫通孔である入力軸挿通孔73,73が形成されている。サポート中間部57b,59bは、軸方向に分岐した部分の各端部が、さらに、軸方向に直交する短手方向に二又に分岐しており、これら計4つの各端部に連結片57c,59cが形成されている。すなわち、各入力ディクスサポート57,59は、軸方向外側に配置される2つの軸方向外側連結片57cA,59cAと、軸方向内側に配置される2つの軸方向内側連結片57cB,59cBとを有している。各連結片には、連結部材であるボルトを挿通するボルト挿通孔75が形成されている。
本実施形態における無段変速機1では、入力ギヤ55、各入力ディスク21,31、出力ディスク23,33等を覆うシュラウドを設けている。以下、その構造について詳細に説明する。
入力ギヤ55の外周の一部は、入力ギヤシュラウド77によって覆われている。具体的には、入力ギヤ55の外周面の両側方部分が、この外周面に沿って湾曲する入力ギヤシュラウド77によって、隙間を介して覆われている。入力ギヤシュラウド77は、入力ギヤ55の外周面の側方を覆う入力ギヤシュラウド本体部77aと、入力ギヤシュラウド本体部77aの一端に設けられた入力ギヤシュラウド連結部77bとからなる。入力ギヤシュラウド連結部77bには、2つのボルト挿通孔77c,77cが無段変速機1の軸方向に並べて配設されている。これらのうちの、一方のボルト挿通孔77cが、第1入力ディスクサポート57の軸方向内側連結片57cBのボルト挿通孔75と重ねて配置された状態で、共通の連結部材である連結ボルト79によってハウジングに固定されている。同様に、入力ギヤシュラウド連結部77bの他方のボルト挿通孔77cが、第2入力ディスクサポート59の軸方向内側連結片59cBのボルト挿通孔75と重ねて配置された状態で、共通の連結部材である連結ボルトによってハウジングに固定されている。
第1入力ディスク21の側面21baの一部は、第1入力ディスク側面シュラウド81によって覆われている。具体的には、第1入力ディスク21の側面21baの、入力ギヤ55に対して上方に位置する一部が、第1入力ディスクサポート57に一体的に設けられた第1入力ディスク側面シュラウド81によって覆われている。本実施形態における第1入力ディスク側面シュラウド81は、第1入力ディスクサポート57と単一物として形成されている。図示の例では、第1入力ディスクサポート57のサポート中間部57bの軸方向内側に分岐した分岐壁が、第1入力ディスク側面シュラウド81を形成している。
さらに、第1出力ディスク23の側面23baの、入力ギヤ55に対して上方に位置する一部も、第1入力ディスクサポート57に一体的に設けられた第1出力ディスク側面シュラウド83によって覆われている。図示の例では、第1入力ディスクサポート57のサポート中間部57bの軸方向外側に分岐した分岐壁が、第1出力ディスク側面シュラウド83を形成している。第2トロイダル変速部17においても、上記の第1トロイダル変速部13と同様の構造により、第2入力ディスク31の側面31baの一部が第2入力ディスク側面シュラウド85によって覆われており、第2出力ディスク33の側面33baの一部が第2出力ディスク側面シュラウド87によって覆われている。
さらに、第1入力ディスク21の側面21baの、第1入力ディスク側面シュラウド81で覆われている一部の他の一部、図示の例では入力ギヤ55に対して下方に位置する一部が、第1入力ディスクサポート57に一体的に設けられた追加第1入力ディスク側面シュラウド91によって覆われている。本実施形態における追加第1入力ディスク側面シュラウド91は、第1入力ディスクサポート57にボルト連結により固定されている。同様に、第2入力ディスク31の側面31baの、入力ギヤ55に対して下方に位置する一部が、第2入力ディスクサポート59にボルト連結により固定された追加第2入力ディスク側面シュラウド93によって覆われている。
なお、第1出力ディスク23および第2出力ディスク33の周速が、第1入力ディスク21および第2入力ディスク31の周速に対して小さく設定される場合、第1出力ディスク側面シュラウド83および第2出力ディスク側面シュラウド87は省略してもよい。また、第1出力ディスク23および第2出力ディスク33の周速が、第1入力ディスク21および第2入力ディスク31の周速に対して小さく設定される場合には、追加第1入力ディスク側面シュラウド91および追加第2入力ディスク側面シュラウド93に代えて、第1,2出力ディスク23,33の各側面の、入力ギヤ55に対して下方に位置する一部を覆う追加第1出力ディスク側面シュラウドおよび追加第2出力ディスク側面シュラウドを設けてもよい。
さらに、第1入力ディスク21の外周面(つまり、ベース部21aの外周面)21abの一部が第1入力ディスク外周シュラウド95によって覆われており、第2入力ディスク31の外周面(つまり、ベース部21aの外周面)31abの一部が第2入力ディスク外周シュラウド97によって覆われている。具体的には、入力ギヤシュラウド77に、第1入力ディスク外周シュラウド95および第2入力ディスク外周シュラウド97が一体的に設けられている。本実施形態では、第1入力ディスク外周シュラウド95および第2入力ディスク外周シュラウド97は、入力ギヤシュラウド77と単一物として形成されている。また、第1入力ディスク外周シュラウド95および第2入力ディスク外周シュラウド97は、それぞれ、第1入力ディスク21の外周面の上部および第2入力ディスク31の外周面の上部を覆っている。
また、動力伝達機構T(図1)の、入力ギヤ55へ直接動力を伝達する伝達ギヤ99には、伝達ギヤ99を覆う伝達ギヤシュラウド101が設けられている。詳細には、伝達ギヤシュラウド101は、伝達ギヤ99の外周を覆う本体部101aと、伝達ギヤ99の側部を覆う側方部101bとからなる。伝達ギヤ99は、外歯歯車であり、入力ギヤ55の下方から入力ギヤ55に係合しているので、伝達ギヤシュラウド101も入力ギヤシュラウド77の下方に設けられている。伝達ギヤシュラウド101の両側面には、第1入力ディスク21の外周面の、入力ギヤ55よりも下方の一部および第2入力ディスク31の外周面の、入力ギヤ55よりも下方の一部を覆う追加第1入力ディスク外周シュラウド103および追加第2入力ディスク外周シュラウド105が、一体的に設けられている。
伝達ギヤシュラウド101は、その上方に位置する入力ギヤシュラウド77と別体に形成されている。すなわち、入力ギヤシュラウド77の本体部77aと、伝達ギヤシュラウド101の、伝達ギヤ99の外周を覆う部分である伝達ギヤシュラウド本体部101aとの間には、排油開口107が形成されている。入力ギヤシュラウド77と伝達ギヤシュラウド101を一体的に形成してもよいが、本実施形態のように、入力ギヤシュラウド本体部77aと伝達ギヤシュラウド本体部101aとの間に排油開口107を形成することにより、入力ギヤ55および伝達ギヤ99の周辺に存在するオイルが効率的にシュラウドの外部へ排出され、オイル撹拌抵抗が大幅に低減される。入力ギヤ55および伝達ギヤ99の周辺に存在するオイルを効率的に排出する観点から、排油開口107は、少なくとも、入力ギヤシュラウド本体部77aおよび伝達ギヤシュラウド本体部101aの回転方向における前方に形成されていることが好ましい。
なお、同一のディスクの側面と外周面を覆う各ディスク側面シュラウド81,87とディスク外周シュラウド95,97との間は、接合せずに、隙間が設けられている。各ディスク側面シュラウド81,87とディスク外周シュラウド95,97との間に設けた隙間が、シュラウド内方に流入したオイルを排出する排出溝として機能する。また、各ディスクの背面は、シュラウドで覆われておらず、ディスク外周シュラウド95,97の内方に流入したオイルをシュラウド外部へ排出するための空間Sが形成されている。
各ディスク側面シュラウドを設ける範囲は、特に限定されないが、各ディスクの側面(凹状面)に接触するパワーローラ25,35と干渉しない限度で、各ディスク側面のできるだけ広い範囲を覆うことが好ましい。
本実施形態に係るトロイダル型無段変速機1によれば、ダブルキャビティ式のトロイダル型無段変速機1において、軸方向中央部で隣接する2つの入力ディスク21,31を別体に形成し、これら入力ディスク21,31に動力を入力する入力ギヤ55を、互いに背面21aa,31aa同士が対向するように配置された2つのディスクの背面間に配置することにより、入力ギヤの外径を(すなわち周速を)小さくして、入力ギヤ55のオイル撹拌損失を低減することができる。さらに、各入力ディスク21,31および出力ディスク23,33をそれぞれのディスクシュラウドで覆うことによって、両ディスク21,31の周辺に存在する余分なオイルがディスクの表面に接触することが防止され、オイル撹拌抵抗をさらに低減できる。しかも、入力ディスク21,31の側面、外周面を覆うシュラウドが、入力ディスクサポート57,59や入力ギヤシュラウド77に一体的に設けられているので、装置全体の大型化が抑制される。
また、本実施形態では、第1トロイダル変速部13と第2トロイダル変速部17の、各入力ディスク21,31が無段変速機1全体の軸方向中央部に配置され、互いの背面が対向するように配置された例を示したが、各出力ディスク23,33を、無段変速機1全体の軸方向中央部に、互いの背面23aa,33aaが対向するように配置してもよい。特に、無段変速機1が、出力ディスク23,33側の回転速度が入力側よりも大きくなる設定で使用される場合には、このように構成することが好ましい。出力ディスク23,33を軸方向中央部で隣接するように配置する場合は、出力ディスク23,33の各背面23aa,33aa間に出力ギヤを配置し、出力ギヤと各ディスクを上記と同様にシュラウドで覆う。
なお、上記の各実施形態の説明においては、航空機用のIDGに使用するトロイダル型無段変速機を例として示したが、本発明が適用されるトロイダル型無段変速機の用途は航空機に限られず、例えば、自動車用であってもよい。
以上のとおり、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
1 無段変速機
13 第1変速部
17 第2変速部
21 第1入力ディスク
21aa 第1入力ディスクの背面
21ab 第1入力ディスクの外周面
21ba 第1入力ディスクの側面
23 第1出力ディスク
31 第2入力ディスク
31aa 第2入力ディスクの背面
31ab 第2入力ディスクの外周面
31ba 第2入力ディスクの側面
33 第2出力ディスク
55 入力ギヤ
57 第1入力ディスクサポート
59 第2入力ディスクサポート
77 入力ギヤシュラウド
81 第1入力ディスク側面シュラウド
83 第1出力ディスク側面シュラウド
81 第2入力ディスク側面シュラウド
83 第2出力ディスク側面シュラウド
91 追加第1入力ディスク側面シュラウド
93 追加第2入力ディスク側面シュラウド
95 第1入力ディスク外周シュラウド
97 第2入力ディスク外周シュラウド

Claims (6)

  1. 互いに同軸上に配置された、湾曲した凹状の側面を有する第1入力ディスクおよび第1出力ディスクと、
    前記第1入力ディスクと第1出力ディスクとの間に傾転可能に介在して、前記第1入力ディスクから前記第1出力ディスクへ駆動力を変速して伝達する第1パワーローラと
    を有する第1変速部と、
    前記第1変速部と同軸上に配置された第2変速部であって、
    互いに同軸上に配置された、湾曲した凹状の側面を有する第2入力ディスクおよび第2出力ディスクと、
    前記第2入力ディスクと第2出力ディスクとの間に傾転可能に介在して、前記第2入力ディスクから前記第2出力ディスクへ駆動力を変速して伝達する第2パワーローラと
    を有し、前記第2入力ディスクの背面が前記第1入力ディスクの背面に対向するように配置された第2変速部と、
    を備えるトロイダル型無段変速機であって、さらに、
    前記第1入力ディスクの背面と前記第2入力ディスクの背面との間に、これら第1入力ディスクおよび第2入力ディスクと同心状に配置されて、これら第1入力ディスクおよび第2入力ディスクに相対回転不能に連結されて動力を入力する外歯歯車からなる入力ギヤと、
    前記入力ギヤの外周の一部を覆う入力ギヤシュラウドと、
    前記第1入力ディスクを当該無段変速機のハウジングに支持する第1入力ディスクサポートおよび前記第2入力ディスクを当該無段変速機のハウジングに支持する第2入力ディスクサポートと、
    前記第1入力ディスクサポートに一体的に設けられた、前記第1入力ディスクの側面の一部を覆う第1入力ディスク側面シュラウドと、
    前記第2入力ディスクサポートに一体的に設けられた、前記第2入力ディスクの側面の一部を覆う第2入力ディスク側面シュラウドと、
    前記入力ギヤシュラウドに一体的に設けられた、前記第1入力ディスクの外周面の一部を覆う第1入力ディスク外周シュラウドおよび前記第2入力ディスクの外周面の一部を覆う第2入力ディスク外周シュラウドと、
    を備えるトロイダル型無段変速機。
  2. 請求項1に記載のトロイダル型無段変速機において、前記第1入力ディスクサポートおよび第2入力ディスクサポートは、それぞれ、前記第1入力ディスクおよび第2入力ディスクを回転可能に支持する入力軸の一端および他端を支持することにより、前記第1入力ディスクおよび第2入力ディスクを前記ハウジングに支持しているトロイダル型無段変速機。
  3. 請求項1または2に記載のトロイダル型無段変速機において、前記第1入力ディスクおよび第2入力ディスクと、前記第1出力ディスクおよび第2出力ディスクのうち、周速がより大きく設定される側のディスクの側面の他の一部を覆う追加ディスク側面シュラウドが、前記第1入力ディスクサポートおよび第2入力ディスクサポートに一体的に設けられているトロイダル型無段変速機。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のトロイダル型無段変速機において、前記第1入力ディスクサポートをハウジングに固定する連結部材および前記第2入力ディスクサポートをハウジングに固定する連結部材によって、前記入力ギヤシュラウドが前記ハウジングに固定されているトロイダル型無段変速機。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載のトロイダル型無段変速機において、さらに、前記入力ギヤに係合して外部の動力源からの動力を前記入力ギヤへ伝達する伝達ギヤと、この伝達ギヤの側部および外周を覆う伝達ギヤシュラウドとを備え、前記入力ギヤシュラウドと前記伝達ギヤシュラウドとの間に排油開口が形成されているトロイダル型無段変速機。
  6. 互いに同軸上に配置された、湾曲した凹状の側面を有する第1入力ディスクおよび第1出力ディスクと、 前記第1入力ディスクと第1出力ディスクとの間に傾転可能に介在して、前記第1入力ディスクから前記第1出力ディスクへ駆動力を変速して伝達する第1パワーローラと
    を有する第1変速部と、
    前記第1変速部と同軸上に配置された第2変速部であって、
    互いに同軸上に配置された、湾曲した凹状の側面を有する第2入力ディスクおよび第2出力ディスクと、
    前記第2入力ディスクと第2出力ディスクとの間に傾転可能に介在して、前記第2入力ディスクから前記第2出力ディスクへ駆動力を変速して伝達する第2パワーローラと
    を有し、前記第2出力ディスクの背面が前記第1出力ディスクの背面に対向するように配置された第2変速部と、
    を備えるトロイダル型無段変速機であって、さらに、
    前記第1出力ディスクの背面と前記第2出力ディスクの背面との間に、これら第1出力ディスクおよび第2出力ディスクと同心状に配置されて、これら第1出力ディスクおよび第2出力ディスクに相対回転不能に連結されて動力を出力する外歯歯車からなる出力ギヤと、
    前記出力ギヤの外周の一部を覆う出力ギヤシュラウドと、
    前記第1出力ディスクを当該無段変速機のハウジングに支持する第1出力ディスクサポートおよび前記第2出力ディスクを当該無段変速機のハウジングに支持する第2出力ディスクサポートと、
    前記第1出力ディスクサポートに一体的に設けられた、前記第1出力ディスクの側面の一部を覆う第1出力ディスク側面シュラウドと、
    前記第2出力ディスクサポートに一体的に設けられた、前記第2出力ディスクの側面の一部を覆う第2出力ディスク側面シュラウドと、
    前記出力ギヤシュラウドに一体的に設けられた、前記第1出力ディスクの外周面の一部を覆う第1出力ディスク外周シュラウドおよび前記第2出力ディスクの外周面の一部を覆う第2出力ディスク外周シュラウドと、
    を備えるトロイダル型無段変速機。
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