JP6356435B2 - 高耐酸性表面処理酸化マグネシウム系熱伝導剤とそれを用いた樹脂組成物 - Google Patents
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Description
(1) BET比表面積が0.05〜15m2/g、且つ、電位差滴定で測定したpH値が6〜10であり、耐水性及び耐酸性が改善された表面処理酸化マグネシウム。
(2) 表面処理した酸化マグネシウムを、200℃〜800℃で焼き付け処理することによって耐水性及び耐酸性を改善した、前記(1)に記載の表面処理酸化マグネシウム。
(3) 焼き付け処理をした表面処理酸化マグネシウムを、さらに表面処理することにより耐水性及び耐酸性を改善した、前記(2)に記載の表面処理酸化マグネシウム。
(4) 表面処理した酸化マグネシウムを、200℃〜800℃で焼き付け処理する工程を含む、酸化マグネシウムの耐水性及び耐酸性の改善方法。
(5) 焼き付け処理工程の後に、さらに表面処理工程を含む、前記(4)に記載の酸化マグネシウムの耐水性及び耐酸性の改善方法。
(6) 前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の表面処理酸化マグネシウムを含有する熱伝導剤。
(7) 前記(1)〜(3)いずれか1項に記載の表面処理酸化マグネシウムを含有する樹脂組成物。
(8) 酸化マグネシウムを表面処理する工程、及び表面処理した酸化マグネシウムを200℃〜800℃で焼き付け処理する工程を含む、耐水性及び耐酸性が改善された酸化マグネシウムの製造方法。
(9) 得られる酸化マグネシウムが、BET比表面積が0.05〜15m2/g、且つ、電位差滴定で測定したpHが6〜10である、前記(8)に記載の製造方法。
以下、本発明について詳しく説明する。
前記酸化マグネシウムは、BET比表面積が、通常約0.05〜約15m2/g、得られる表面処理酸化マグネシウムの物性を向上させる観点から、好ましくは約0.1〜約10m2/gである。
また、前記酸化マグネシウムの純度は、得られる表面処理酸化マグネシウムが所望の物性となれば特に限定されないが、通常、約90%以上、前記表面処理酸化マグネシウムを所望の物性にする観点から、好ましくは95%以上である。
本発明において、前記酸化マグネシウムを表面処理する方法は、特に限定されず、公知方法、自体公知の方法又はそれらに準じる方法に従ってよい。本発明のひとつの態様において、酸化マグネシウムの表面処理は、具体的には、酸化マグネシウムに表面処理剤を添加し、その後に、酸化マグネシウムと表面処理剤の混合物を加熱処理することで行う。
本発明のひとつの態様において、表面処理剤の添加量は、酸化マグネシウムの重量に対して約0.5〜約10重量%、耐水性及び耐酸性を向上させる観点から、好ましくは、約0.5〜約8重量%、より好ましくは約1〜約5重量%である。
表面処理剤として用いる有機化合物としては、特に限定されないが、例えば、脂肪酸、脂肪酸アミド、脂肪酸塩、脂肪酸エステル、脂肪族アルコール、高級脂肪酸、高級脂肪酸のアルカリ金属塩、シランカップリング剤、チタネート系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、各種界面活性剤、(反応性)シリコーンオイル、シリコンポリマー、リン酸エステル等が挙げられる。
これらの表面処理剤は単独で、又は2種以上を組合せて用いてもよい。また、表面処理剤は、得られる熱伝導剤の耐水性及び耐酸性を向上させる観点から、好ましくはシランカップリング剤、シリコンポリマー、アルミニウム系カップリング剤、シリコーンオイルを用いる。
ステアリン酸、エルカ酸、パルミチン酸、ラウリン酸、ベヘン酸等の炭素数10以上の高級脂肪酸類または、前記高級脂肪酸のアルカリ金属塩;ステアリルアルコール、オレイルアルコール等の高級アルコールの硫酸エステル塩;ポリエチレングリコールエーテルの硫酸エステル塩、アミド結合硫酸エステル塩、エステル結合硫酸エステル塩、エステル結合スルホネート、アミド結合スルホン酸塩、エーテル結合スルホン酸塩、エーテル結合アルキルアリールスルホン酸塩、エステル結合アルキルアリールスルホン酸塩、アミド結合アルキルアリールスルホン酸塩等のアニオン系界面活性剤類;オルトリン酸とオレイルアルコール、ステアリルアルコール等のモノまたはジエステルまたは両者の混合物であって、それらの酸型またはアルカリ金属塩またはアミン塩等のリン酸エステル類;γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン・塩酸塩、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルトリメトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、γ−アニリノプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、オクタデシルジメチル[3−(トリメトキシシリル)]アンモニウムクロライド、γ−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、メチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチルクロロシラン、ビニルトリクロルシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(βメトキシエトキシ)シラン、β−(3,4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルトリエトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルエトキシシラン、ビニル−トリス(2−メトエトキシ)シラン等のシランカップリング剤;イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロフォスフェート)チタネート、イソプロピルトリ(N−アミノエチル−アミノエチル)チタネート、イソプロピルトリデシルベンゼンスルホニルチタネート、テトラオクチルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート、ビス(ジオクチルパイロフォスフェート)オキシアセテートチタネート、イソプロピルトリドデシルベンゼンスルホニルチタネート、テトライソプロピルビス(ジオクチルフォスファイト)チタネート、テトラ(2,2−ジアリルオキシメチル−1−ブチル)ビス−(ジトリデシル)ホスファイトチタネート、ビス(ジオクチルパイロフォスフェート)エチレンチタネート、イソプロピルトリオクタノイルチタネート、イソプロピルジメタクリルイソステアロイルチタネート、イソプロピルイソステアロイルジアクリルチタネート、イソプロピルトリ(ジオクチルホスフェート)チタネート、イソプロピルトリクミルフェニルチタネート、ジクミルフェニルオキシアセテートチタネート、ジイソステアロイルエチレンチタネート等のチタネート系カップリング剤類;アセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレート等のアルミニウム系カップリング剤類、トリフェニルホスファイト、ジフェニル・トリデシルホスファイト、フェニル・ジトリデシルホスファイト、トリ・ノニルフェニルホスファイト、4,4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェニル)−ジトリデシルホスファイト、トリラウリルチオホスファイト等、あるいは、グリセリンモノステアレート、又は、グリセリンモノオレエート等の多価アルコールと脂肪酸のエステル等。
具体的には、例えば、上記の様にして表面処理剤で表面処理した酸化マグネシウムを、電気炉等で空気雰囲気下、約200〜約800℃で約10分〜約3時間処理することで焼き付け処理を行ってもよい。より詳しい条件は、後記する実施例の記載を参考にできる。
本発明のひとつの態様において、酸化マグネシウムの表面処理及び焼き付け処理工程を行う回数は、酸化マグネシウムの耐水性及び耐酸性が向上すれば、特に制限されないが、通常1〜5回、製造効率の観点から、好ましくは1〜3回、より好ましくは1〜2回である。
本発明において、BET比表面積の測定方法は、通常この分野で用いられる方法であればよく、特に限定されない。いずれの測定方法により得られた値であっても、上記範囲に入れば本発明の技術的範囲内である。BET比表面積の測定方法は、具体的には、例えば、前処理として窒素ガス雰囲気下で加熱処理した測定試料(酸化マグネシウム)を、BET比表面積測定装置にて窒素ガス吸着法で測定してもよい。前処理は、例えば、窒素ガス雰囲気下、約130℃で約30分間としてもよい。
<電位差滴定条件>
湿潤剤として0.1重量%のトリトンX−100、及び、電解質として0.1重量%の過塩素酸リチウムを含有した混合水溶液100mLに対し、測定試料(酸化マグネシウム粉末)1.0gを添加して、ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて800rpmで10分間分散処理して懸濁液を調製する。この懸濁液を25℃で、窒素ガスでバブリングしながら、自動滴定装置(京都電子工業化株式会社製、型番:AT−400)を用いて、0.1Mの硝酸水溶液を0.1mL/分の速度で前記懸濁液(100mL)に滴下する。0.1Mの硝酸水溶液を1mL滴下した時点(滴下開始から10分後)での、前記懸濁液(液温約25℃)のpHを、自動滴定装置のガラス電極を用いて測定し、得られた値を「電位差滴定で測定したpH値」とする。
なお、この酸−塩基反応は下記式(i)の通りであり、MgO粒子表面の表面処理剤は、この反応を妨害する形で滴定曲線に反映される。
式(i) MgO+2HNO3→Mg(NO3)2+H2O
本発明の好ましいひとつの態様において、本発明の前記焼き付け処理して得られる、又は焼き付け処理後にさらに表面処理して得られる表面処理酸化マグネシウムを、LDPE樹脂100重量部に対し、300重量部配合したLDPE樹脂は、前記体積固有抵抗値が約1×1014(Ω・cm)以上であることが好ましく、約5×1014(Ω・cm)がより好ましく、約1×1015(Ω・cm)がさらに好ましい。また、前記重量減少率は、約10%以下であることが好ましく、約5%以下であることがより好ましく、約3%以下であることがさらに好ましい。
また、本発明の熱伝導剤は、耐水性、耐酸性及び電気絶縁性にも優れている。
本発明の放熱性グリース中の前記熱伝導剤の配合量は、目的とする熱伝導率に合わせて任意に決定することができる。前記熱伝導剤の放熱性能を充分に発現させるためには、放熱性グリース全量に対して、前記熱伝導剤を10〜90体積%以上含有することが好ましい。前記配合量は所望の放熱性能に応じて配合量を調整して使用することができ、より高い放熱性が要求される用途においては、30体積%以上含有することが好ましく、50体積%以上とすることが更に好ましい。
なお、本実施例において、酸化マグネシウムをMgOとも表記する。
(1)LDPE樹脂100質量部、ならびに、測定試料(後記する実施例1〜3及び比較例1〜4の酸化マグネシウム又は酸化アルミニウム)300質量部の条件で、ラボブラストミルを用いて160℃で15分間混練した。
(2)その後、得られた混練物を160℃で3分間、30MPaでプレス成形を行い、厚さ2mmのシートを得た。適宜、シートを切り出し、2mm×縦13mm×横13mm、又は、厚さ2mm×縦3mm×横3mmのシートを得た。
なお、シートの厚みはデジタルシクネスゲージDES−3010(メーカー:Niigataseiki)を用いて4点で厚み測定を行い、その平均値とした。
上記方法により作製したシートは、後記する体積固有抵抗、重量減少率、熱伝導率の測定に供した。
上記の方法で作製した厚さ2mm×縦13mm×横13mmのシートを、固有抵抗測定電極(型番:16008A、HEWLETT PACKARD社製)と、ハイレジスタンスメーター(型番:4329A、YOKOGAWA HEWLETT PACKARD社製)とを用いて500Vの電圧をかけ、1分間充電した後の体積抵抗値を測定し、体積固有抵抗値(ρ)に換算した。体積固有抵抗値(ρ)は、ρ=接触面積/厚み×体積固有値の式から求めた。
JIS K7114に従って測定を行った。
(1)上記の方法で作製した厚さ2mm×縦3mm×横3mmのシートの重量を精密天秤(DRAGON 204、メトラー・トレド社製)にて測定した(得た値をW1とした。)。
(2)次に、シートを40℃の10%(w/w)希釈硫酸中に24時間浸漬した。
(3)その後、シートの洗浄を行い、40℃で24時間シートを乾燥した。
なお、上記シートの洗浄は、25℃の水にシートを浸漬し、10分間の超音波洗浄をかけるという操作を6回繰り返すことにより実施した。水は、洗浄を1回行う毎に取り替えた。また、シートの乾燥は、乾燥機に入れて、送風することによって行った。
(4)乾燥後のシートの重量を測定した(得た値をW2とした。)。
(5)重量減少率は下記式(I)によって算出した
式(I) 重量減少率(%)=(W2/W1)×100
上記の方法で作製したシートを直径2cmの円状に加工して、JIS R1611に従って、熱伝導率測定装置(NETSCH:LFA−457)を用いて、レーザーフラッシュ法で測定した。
湿潤剤として0.1重量%のトリトンX−100と、電解質として0.1重量%の過塩素酸リチウムと含有した混合水溶液を100mL採取し、これにMgO粉末1.0gを添加して、ホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて800rpmで10分間分散処理して懸濁液を調製した。この懸濁液を25℃で窒素ガスをバブリングしながら、自動滴定装置(京都電子工業化株式会社製AT−400)を用いて、前記懸濁液に対して0.1Mの硝酸水溶液を0.1mL/分の速度で滴下し、ガラス電極を用いて温度25℃での滴定溶液中のpHを測定することにより滴定曲線を得た。また、0.1M硝酸水溶液を1mL滴下した直後(滴下開始から10分後)のpHを求めた。
3μmの水酸化マグネシウムを電気炉で、焼成温度1050℃で2時間焼成して酸化マグネシウムを作製した。得られた酸化マグネシウムのBET比表面積は5.3m2/gであった(以降、本明細書において、焼成温度約1000℃〜約2000℃で焼成して得られ、BET比表面積が約0.05〜約15m2/gである酸化マグネシウムを、低活性酸化マグネシウムといい、低活性MgOとも表記する。)。その後、ヘンシェルミキサーに入れ、常圧、150℃で撹拌させながら、反応性シリコーンオイル(信越化学工業製:AFP−1)を、酸化マグネシウムの重量に対して2重量%となるように添加した。
添加終了後、常圧、150℃〜170℃の条件で30分間攪拌を行って表面処理を行った。
その後、電気炉で、表面処理をした酸化マグネシウムを焼成温度400℃で1時間焼き付け処理を行い、焼き付け処理をした表面処理酸化マグネシウムを作製した。焼き付け処理は、攪拌又は混合なしで、大気中で焼成させることによって行った。また、焼成後、酸化マグネシウムの冷却は電気炉中で、自然冷却で行なった。
<実施例2>
焼き付け処理後の酸化マグネシウムを、さらにヘンシェルミキサー中で反応性シリコーンオイル(AFP−1)を、酸化マグネシウムの重量に対して2重量%添加して、150℃で、30分間撹拌する以外は、実施例1と同様にして表面処理酸化マグネシウムを作製した。
<実施例3>
水酸化マグネシウムを焼成温度1600℃で10時間焼成して得られた、BET比表面積0.7m2/gの低活性酸化マグネシウムを用いた以外は、実施例2と同様にして表面処理酸化マグネシウムを作製した。
<比較例1>
3μmの水酸化マグネシウムを焼成温度1050℃で2時間焼成して、低活性酸化マグネシウムを作製した。本比較例1においては、表面処理は行わず、無処理の低活性酸化マグネシウムとした。
<比較例2>
水酸化マグネシウムの焼成温度を900℃とする以外は、実施例2と同様にして焼き付け処理をした表面処理酸化マグネシウムを作製した。なお、水酸化マグネシウムを焼成し得られた(表面処理前の)酸化マグネシウムのBET比表面積は、20m2/gであり、以降、本比較例2で得られた表面処理前の酸化マグネシウムを中活性酸化マグネシウムといい、中活性MgOとも表記する。
<比較例3>
比較例1で得た低活性酸化マグネシウムをヘンシェルミキサーに入れ、撹拌させながら、反応性シリコーンオイル(信越化学工業社製:AFP−1)を、酸化マグネシウムの重量に対して2重量%添加した。添加終了後、150℃で30分間表面処理を行って表面処理酸化マグネシウムを作製した。
<比較例4>
市販のBET比表面積が0.2m2/gの球状酸化アルミニウムを用いた。
上記の方法で作製したシートについて、JIS K7114に従って重量減少率を測定した。
結果を表1に示す。
(1)上記の方法により作製したシートを、温度30℃、相対湿度50%の雰囲気下で3時間放置した後、体積固有抵抗を測定した。
(2)その後、該シートを温度40℃、相対湿度90%の雰囲気下で96時間放置した(吸湿処理)後、再び体積固有抵抗値を測定し、吸湿前後の抵抗値の値を比較した。
結果を表1に示す。
実施例1〜3及び比較例1〜4で得た酸化マグネシウム又は酸化アルミニウムについて、電位差測定を実施し、各試料のpHを測定した。
結果を表1に示す。
実施例1〜3及び比較例1〜4で得た酸化マグネシウム又は酸化アルミニウムについて、熱伝導率の測定を実施した。
結果を表1に示す。
Claims (7)
- BET比表面積が0.05〜15m2/g、且つ、電位差滴定で測定したpH値が6〜10であり、シリコーンオイル及びシリコンポリマーから選択された少なくとも1種を含む表面処理剤とする、表面処理酸化マグネシウム。
- BET比表面積が0.05〜0.7m2/g又は5.3〜15m2/gである、請求項1に記載の表面処理酸化マグネシウム。
- 電位差滴定で測定したpH値が6〜9.7である、請求項1又は2に記載の表面処理酸化マグネシウム。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の表面処理酸化マグネシウムを含有する熱伝導剤。
- 請求項1〜3いずれか1項に記載の表面処理酸化マグネシウムを含有する樹脂組成物。
- 酸化マグネシウムをシリコーンオイル及びシリコンポリマーから選択された少なくとも1種を含む表面処理剤で表面処理する工程、及び表面処理した酸化マグネシウムを200℃〜800℃で焼き付け処理する工程を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の酸化マグネシウムの製造方法。
- 焼き付け処理工程の後に、さらに表面処理工程を含む、請求項6に記載の製造方法。
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