JP6355763B2 - 熱交換器固定板および空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換器の端部に取り付けられる熱交換器固定板、および、この熱交換器固定板を備えた空気調和機に関するものである。
従来から、互いに間隔を空けて平行に並べられた複数のフィンと、フィンに直交し貫通した複数の伝熱管と、隣接する伝熱管の端部を相互に接続しているU字形状の複数のU字管と、で構成されているフィンチューブ型の熱交換器の端部に取り付けられ、熱交換器を室内機の内部に固定するために用いられる熱交換器固定板がある(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の熱交換器固定板には、熱交換器のU字管が挿入され保持される保持部が、各U字管に対応する位置にそれぞれ設けられている。この保持部は、ベース板と、ベース板に設けられ外部の力により弾性変形する周壁部と、周壁部の端部に設けられ、熱交換器のU字管の円弧内周部を保持する爪部と、で構成されている。そして、熱交換器固定板が熱交換器の端部に取り付けられた状態において、保持部の爪部が熱交換器のU字管の円弧内周部に引っ掛かることによって熱交換器のU字管を保持している。
特開2014−70759号公報
特許文献1に記載の熱交換器固定板は、空気調和機の室内機の輸送時などに振動が発生すると、その振動によって発生した熱交換器のU字管の荷重が爪部を介して周壁部とベース板との接続部付近に集中してしまい、周壁部の白化、割れなどを引き起こしてしまうことがあった。周壁部が割れてしまうと、その端部に設けられている爪部で熱交換器を室内機の内部に固定できなくなり、その結果、室内機の内部における吸込口から吹出口までの風路が変形し、熱交換効率の悪化、および、空気の流れが乱れることによる異音の発生を引き起こすという課題があった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、熱交換効率の悪化および異音の発生を抑制することができる熱交換器固定板および空気調和機を提供することを目的としている。
本発明に係る熱交換器固定板は、互いに間隔を空けて平行に並べられた複数のフィンと、前記フィンに直交し貫通している複数の伝熱管と、隣接する前記伝熱管の端部を相互に接続しているU字形状の複数のU字管と、を有する熱交換器の端部に取り付けられる熱交換器固定板であって、前記熱交換器固定板は、前記熱交換器の端部に裏面が対向するベース板と、前記U字管を保持する保持部と、で構成され、前記保持部は、前記ベース板に形成され、前記U字管が挿入される略長円形状の挿入穴と、前記挿入穴の短軸方向において、前記挿入穴の外周側から中央に向かって突出して設けられた少なくとも一つの爪部と、前記挿入穴の外周に沿って前記爪部まで設けられ、外部の力が前記爪部を介して加わることにより、前記挿入穴の短軸方向における前記爪部の位置を変化させる部材からなる周壁部と、を備え、前記U字管が前記保持部に保持された状態において、前記爪部は、前記U字管の円弧内周部に引っ掛かり、前記U字管の挿入方向に対して前記ベース板の表面側と対向するものである。
本発明に係る熱交換器固定板によれば、U字管が保持部に保持された状態において、爪部は、U字管の挿入方向に対してベース板の表面側と対向するため、空気調和機の輸送時などに振動が発生した場合でも、熱交換器のU字管の荷重がかかった爪部をベース板で支えることができる。そのため、熱交換器のU字管の荷重が補強リブと周壁部との接続部付近に集中してしまうのを抑制することができ、周壁部の白化、割れなどを抑制することができる。その結果、熱交換器固定板を備えた空気調和機の熱交換効率の悪化および異音の発生を抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機の正面斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機の分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機の縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機に収納されている熱交換器および熱交換器固定板の斜視図である。 図4のA部拡大図である。 図4のA部拡大図(熱交換器固定板のみ)である。 図6のY−Y断面における熱交換器固定板に熱交換器のU字管が挿入される前の状態を示す模式図である。 図6のY−Y断面における熱交換器固定板に熱交換器のU字管を挿入した直後の状態を示す模式図である。 図6のY−Y断面における熱交換器固定板に熱交換器のU字管が完全に挿入された状態を示す模式図である。 図6のY−Y断面における熱交換器固定板に熱交換器のU字管が完全に挿入された状態(室内機の輸送時)を示す模式図である。 図6のZ−Z断面模式図である。 従来の熱交換器固定板の要部拡大図である。 図12のY−Y断面における熱交換器固定板に熱交換器のU字管が挿入される前の状態を示す模式図である。 図12のY−Y断面における熱交換器固定板に熱交換器のU字管を挿入した直後の状態を示す模式図である。 図12のY−Y断面における熱交換器固定板に熱交換器のU字管が完全に挿入された状態を示す模式図である。 図12のY−Y断面における熱交換器固定板に熱交換器のU字管が完全に挿入された状態(室内機の輸送時)を示す模式図である。 図12のZ−Z断面模式図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室外機の分解斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室外機に収納されている熱交換器および熱交換器固定板の斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換器固定板の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機100の正面斜視図、図2は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機100の分解斜視図、図3は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機100の縦断面図である。なお、以下の説明において、断り書きがない場合は、図1の紙面直交方向の手前側を「前面側」、図1の紙面直交方向の奥側を「背面側」とし、図1の上下左右方向を「上下左右方向」として説明する。
本実施の形態1では、空気調和機の室内機100について説明する。
図1〜図3に示すように、本発明の実施の形態1に係る室内機100は、前面筐体1aと、前面筐体1aの背面側に取り付けられた背面筐体1bと、からなる筐体1で外郭が構成されている。また、前面筐体1aの前面側には、上下方向に回動可能で、取り外し可能な前面意匠パネル2が設けられている。
前面筐体1aの上部には、筐体1の内部に空気を吸い込む吸込口3が設けられており、また、前面筐体1aの下部には、筐体1の内部から空気を吹き出す吹出口4が設けられている。また、吹出口4には、そこから吹き出される空気の上下方向の向きを調整する上下風向調整板5が設けられている。
背面筐体1bには、空気の流れを発生させる貫流ファン7と、貫流ファン7を上方から覆うように配置され、貫流ファン7から送風された空気と熱交換を行う熱交換器8と、貫流ファン7の駆動回路などが実装された電気品箱9と、が固定され、筐体1の内部に収容されている。
なお、貫流ファン7は、本発明の「ファン」に相当する。
本実施の形態1に係る熱交換器8はフィンチューブ型であり、互いに間隔を空けて平行に並べられた(積層された)複数のフィン21と、これらフィン21に直交し貫通している複数の伝熱管22と、隣接する伝熱管22の端部を相互に接続するU字管23(後述する図4参照)と、を有している。また、熱交換器8は、筐体1の前面側に配置される弓型の一体成形形状の前面熱交換器8aと、筐体1の背面側に配置される直線形状の背面熱交換器8bと、で構成されている。
なお、本実施の形態1では、前面熱交換器8aを弓型の一体成形形状としたが、それに限定されず、直線形状のものを1個、または複数個を多段に曲げて配置する構成としてもよい。また、背面熱交換器8bも同じように弓型の一体成形形状、または直線形状のものを複数個多段に曲げて配置する構成としてもよい。
ここで、室内機100の動作について簡単に説明する。
運転を開始すると貫流ファン7が回転駆動し、それによって発生した空気の流れにより吸込口3から室内空気が筐体1の内部に吸い込まれる。その吸い込まれた室内空気は、熱交換器8を通過する際に熱交換器8にて熱交換し、冷気または暖気となって、吹出口4から室内へ吹き出される。このとき、吹出口4に設けられた上下風向調整板5が回動することで、吹出口4から吹き出される冷気または暖気の上下方向の向きが調整される。
図4は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機100に収納されている熱交換器8および熱交換器固定板10の斜視図、図5は、図4のA部拡大図、図6は、図4のA部拡大図(熱交換器固定板10のみ)である。
図4に示すように、熱交換器8の左右端部には、U字管23が複数設けられている。また、熱交換器8の左右端部には、熱交換器8を室内機100の筐体1の内部に固定するための熱交換器固定板10がそれぞれ取り付けられている。なお、詳しくは、熱交換器固定板10は背面筐体1bに固定される。
図5に示すように、熱交換器固定板10は、熱交換器8の端部に裏面が対向するベース板11と、各U字管23を保持する保持部12と、で構成されている。また、図6に示すように、保持部12は、挿入穴13と、補強リブ14と、周壁部15と、爪部16と、ストッパー17と、で構成されている。
挿入穴13は、図6に示すように、ベース板11の各U字管23に対応する位置に形成され、熱交換器8のU字管23が挿入される略長円形状の穴である。
補強リブ14は、ベース板11の表面側に一体形成され、挿入穴13の長軸方向の両側に、熱交換器固定板10を正面視して上下一対に設けられ、周壁部15を補強するものである。
爪部16は、ベース板11の表面側、かつ挿入穴13の短軸方向において、挿入穴13の外周側の対向する位置から中央に向かって突出してそれぞれ設けられている。この熱交換器固定板10を正面視して左右一対の爪部16が熱交換器8のU字管23の円弧内周部23aに引っ掛かることにより、熱交換器8のU字管23を保持する。この爪部16は、熱交換器8のU字管23が保持部12に保持された状態において、熱交換器8のU字管23の挿入方向(ベース板11の垂直方向)に対してベース板11の表面側と対向するようになっている。
周壁部15は、補強リブ14の端部から挿入穴13の外周に沿って爪部16まで設けられ、外部の力が爪部16を介して加わることにより弾性変形し、挿入穴13の短軸方向における爪部16の位置を変化させ、爪部16間の距離を変化させる部材、たとえば樹脂からなるものである。この周壁部15は熱交換器固定板10を正面視して左右一対に設けられており、左側の周壁部15は、上側の補強リブ14の端部から挿入穴13の外周に沿って挿入穴13の中央よりの爪部16まで、右側の周壁部15は、下側の補強リブ14の端部から挿入穴13の外周に沿って挿入穴13の中央よりの爪部16まで、それぞれ設けられている。また、補強リブ14はベース板11と一体形成されているが、周壁部15はベース板11と一体形成されていない。そのため、周壁部15は板バネとして作用し、外部の力により弾性変形して周壁部15の端部に設けられている爪部16間の距離を変化させるようになっている。
なお、周壁部15の構成は本実施の形態1に限定されず、右側の周壁部15を、上側の補強リブ14の端部から挿入穴13の外周に沿って挿入穴13の中央よりの爪部16まで設け、左側の周壁部15を、下側の補強リブ14の端部から挿入穴13の外周に沿って挿入穴13の中央よりの爪部16まで設けた構成としてもよい。
ストッパー17は、ベース板11の表面側に一体形成され、周壁部15に対して爪部16と反対側の位置に、熱交換器固定板10を正面視して左右一対に設けられ、外部の力による周壁部15の弾性変形を抑制し、爪部16間の距離の変化量を規制するものである。このストッパー17は、爪部16間の距離が互いに遠くなる方向の変化量を規制している。
なお、爪部16間の距離の変化量の規制は、挿入穴13に熱交換器8のU字管23を挿入し、爪部16が熱交換器8のU字管23の円弧内周部23aに引っ掛かることにより、熱交換器8のU字管23を保持するができ、かつ、室内機100の輸送時などに振動が発生した場合において、熱交換器8のU字管23が保持部12から抜けるのを抑制することができる程度に行われる。
図12は、従来の熱交換器固定板の要部拡大図、図13は、図12のY−Y断面における熱交換器固定板の保持部32の挿入穴33に熱交換器のU字管37が挿入される前の状態を示す模式図、図14は、図12のY−Y断面における熱交換器固定板の保持部32の挿入穴33に熱交換器のU字管37を挿入した直後の状態を示す模式図、図15は、図12のY−Y断面における熱交換器固定板の保持部32の挿入穴33に熱交換器のU字管37が完全に挿入された状態を示す模式図、図16は、図12のY−Y断面における熱交換器固定板の保持部32の挿入穴33に熱交換器のU字管37が完全に挿入された状態(室内機の輸送時)を示す模式図、図17は、図12のZ−Z断面模式図である。なお、図14〜図16の破線は、移動前の周壁部35および爪部36の位置を示している。
以下、図12〜図15を用いて、従来の熱交換器固定板について説明する。
熱交換器固定板の保持部32の挿入穴33に熱交換器のU字管37が(図14の矢印α方向に)挿入されると、周壁部35の端部に設けられている爪部36と接触し、爪部36が熱交換器のU字管37によって挿入穴33の外側方向に向かって押される。そして、その押す力が爪部36を介して周壁部35に加わることにより、図13に示す状態から図14に示すように周壁部35が図14の矢印β方向に向かって弾性変形し、爪部36間の距離が広がる。
さらに、熱交換器のU字管37を挿入し、熱交換器のU字管37の円弧内周部が、爪部36が設けられている位置を越えると、周壁部35の復帰力によって、図15に示すように周壁部35が挿入穴33の内側方向(図15の矢印方向)に向かって弾性変形し、爪部36間の距離が狭まる。そうなることで、爪部36が熱交換器のU字管37の円弧内周部に引っ掛かってU字管37を保持するため、熱交換器固定板が熱交換器から容易に取り外せないようになっている。
以上のようにして、熱交換器のU字管37は保持部32によって保持される。
次に、図16および図17を用いて、室内機の輸送時における従来の熱交換器固定板および熱交換器の挙動について説明する。
室内機の輸送時などに振動が発生すると、熱交換器が左右方向に振動して熱交換器のU字管37の挿入方向(ベース板31に対して垂直方向)である図16の矢印α方向に熱交換器のU字管37の荷重が発生し、この荷重が熱交換器のU字管37の両側に配置されている爪部36にかかると、図16の矢印β方向に分散される。このとき、図17に示すように熱交換器のU字管37の荷重のうち、熱交換器のU字管37の挿入方向に対して垂直方向(ベース板11に対して平行方向)の荷重(図17の矢印方向)は、補強リブ34と周壁部35との接続部付近(図17のα部)に集中してしまう。
その結果、周壁部35の白化、割れなどを引き起こし、従来の熱交換器固定板を備えた室内機の熱交換効率の悪化および異音の発生を引き起こすという課題があった。
図7は、図6のY−Y断面における熱交換器固定板10の保持部12の挿入穴13に熱交換器8のU字管23が挿入される前の状態を示す模式図、図8は、図6のY−Y断面における熱交換器固定板10の保持部12の挿入穴13に熱交換器8のU字管23を挿入した直後の状態を示す模式図、図9は、図6のY−Y断面における熱交換器固定板10の保持部12の挿入穴13に熱交換器8のU字管23が完全に挿入された状態を示す模式図、図10は、図6のY−Y断面における熱交換器固定板10の保持部12の挿入穴13に熱交換器8のU字管23が完全に挿入された状態(室内機100の輸送時)を示す模式図、図11は、図6のZ−Z断面模式図である。なお、図8〜図10の破線は、移動前の周壁部15および爪部16の位置を示している。
以下、図6〜図9を用いて、本実施の形態1に係る熱交換器固定板10について説明する。
熱交換器固定板10の保持部12の挿入穴13に熱交換器8のU字管23が(図8の矢印α方向に)挿入されると、周壁部15の端部に設けられている爪部16と接触し、爪部16が熱交換器8のU字管23によって挿入穴13の外側方向に向かって押される。そして、その押す力が爪部16を介して周壁部15に加わることにより、図7に示す状態から図8に示すように周壁部15が図8の矢印β方向に向かって弾性変形し、爪部16間の距離が広がる。
さらに、熱交換器8のU字管23を挿入し、熱交換器8のU字管23の円弧内周部23aが、爪部16が設けられている位置を越えると、周壁部15の復帰力によって、図9に示すように周壁部15が挿入穴13の内側方向(図9の矢印方向)に向かって弾性変形し、爪部16間の距離が狭まる。そうなることで、爪部16が熱交換器8のU字管23の円弧内周部23aに引っ掛かってU字管23を保持するため、熱交換器固定板10が熱交換器8から容易に取り外せないようになっている。
以上のようにして、熱交換器8のU字管23は保持部12によって保持される。
次に、図10および図11を用いて、室内機100の輸送時における本実施の形態1に係る熱交換器固定板10および熱交換器8の挙動について説明する。
室内機100の輸送時などに振動が発生すると、熱交換器8が左右方向に振動して熱交換器8のU字管23の挿入方向(ベース板11に対して垂直方向)である図10の矢印α方向に熱交換器8のU字管23の荷重が発生し、この荷重が熱交換器8のU字管23の両側に配置されている爪部16にかかると、図10の矢印β方向に分散される。
このとき、爪部16は、熱交換器8のU字管23が保持部12に保持された状態において、熱交換器8のU字管23の挿入方向に対してベース板11の表面側と対向するようになっている。そのため、熱交換器8のU字管23の荷重のうち、熱交換器のU字管37の挿入方向(ベース板11に対して垂直方向)の荷重(図11の矢印方向)がかかった爪部16を、ベース板11の表面側の爪部16と対向する位置(図7〜図10の斜線部)で支えることができる。そのため、熱交換器8のU字管23の荷重のうち、ベース板11に対して垂直方向の荷重が、補強リブ14と周壁部15との接続部付近に集中してしまうのを抑制することができ、周壁部15の白化、割れなどを抑制することができる。その結果、熱交換器固定板10を備えた室内機100の熱交換効率の悪化および異音の発生を抑制することができる。
また、熱交換器8のU字管23の荷重のうち、熱交換器のU字管37の挿入方向に対して垂直方向(ベース板11に対して平行方向)の荷重による周壁部15の変化量は、周壁部15に対して爪部16と反対側の位置に、熱交換器固定板10を正面視して左右一対に設けられたストッパー17によって規制されるため、熱交換器8のU字管23が保持部12から抜けるのを抑制することができる。
以上のように、本実施の形態1に係る熱交換器固定板10によれば、爪部16は、熱交換器8のU字管23が保持部12に保持された状態において、熱交換器8のU字管23の挿入方向に対してベース板11の表面側と対向するようになっている。そのため、室内機100の輸送時などに振動が発生した場合でも、熱交換器8のU字管23からの荷重がかかった爪部16をベース板11で支えることができる。そして、熱交換器8のU字管23からの荷重が補強リブ14と周壁部15との接続部付近に集中してしまうのを抑制することができ、周壁部15の白化、割れなどを抑制することができる。その結果、熱交換器固定板10を備えた室内機100の熱交換効率の悪化および異音の発生を抑制することができる。
また、熱交換器8のU字管23の荷重による周壁部15の変化量は、周壁部15に対して爪部16と反対側の位置に、熱交換器固定板10を正面視して左右一対に設けられたストッパー17によって規制されるため、熱交換器8のU字管23が保持部12から抜けるのを抑制することができる。
なお、本実施の形態1では、保持部12が、補強リブ14と、周壁部15と、爪部16と、ストッパー17と、を一対、つまり2つずつ有する構成としたが、それに限定されず、少なくとも一方、つまり1つずつ有する構成としてもよい。
また、本実施の形態1では、熱交換器固定板10は、前面熱交換器8aと背面熱交換器8bとで構成される熱交換器8を室内機100の筐体1の内部に固定するために用いられているが、それに限定されず、その他のフィンチューブ型の熱交換器に用いてもよい。
実施の形態2.
図18は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室外機200の分解斜視図である。
以下、本実施の形態2について説明するが、実施の形態1と重複するものについては省略する。
なお、以下の説明において、断り書きがない場合は、図18の紙面直交方向の手前側を「前面側」、図18の紙面直交方向の奥側を「背面側」とし、図18の上下左右方向を「上下左右方向」として説明する。
本実施の形態2では、空気調和機の室外機200について説明する。
図18に示すように、本発明の実施の形態2に係る室外機200は、底板202と、底板202上に設置され、左端部が前面側に延びた熱交換器203と、熱交換器203の前面側に設けられ、前面にベルマウス205が形成された前面パネル204と、熱交換器の右側に配置された側面パネル206と、上面を覆う天板207と、からなる筐体201で外郭が構成されている。
筐体201の内部には、セパレータ210が設けられており、それによって送風機室211と機械室212とに分けられている。送風機室211には、熱交換器203に空気を送風するプロペラファン213が設けられている。機械室212には、底板202上に設置された圧縮機214、圧縮機214の上方に配置された電気品215などが設けられている。
なお、プロペラファン213は、本発明の「ファン」に相当する。
電気品215は、プロペラファン213、圧縮機214などに電力を供給する回路基板(図示せず)により構成されている。その電気品215からの電力供給によりプロペラファン213が回転駆動する。この時、熱交換器203の裏面(外側の面)から空気を吸引して通過させ、その空気を表面(内側の面)から送風機室211内に送り込む。そして、送り込んだ空気を前面パネル204のベルマウス205から前方に排出する。例えば、冷房運転中においては熱交換器203内の冷媒は空気によって冷却され、熱交換器203を通過した空気は冷媒と熱交換して加熱される。
図19は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室外機200に収納されている熱交換器203および熱交換器固定板220の斜視図、図20は、本発明の実施の形態2に係る熱交換器固定板220の斜視図である。
図19に示すように熱交換器203は、上側に配置される上側熱交換器203aと、下側に配置される下側熱交換器203bと、で構成されており、熱交換器203の左端部には、熱交換器固定板10が取り付けられている。この熱交換器固定板10は、上側熱交換器203aの位置と下側熱交換器203bの位置とがずれないようにするためのものであり、上側熱交換器203aの下側の左端部から下側熱交換器203bの上側の左端部にかけて取り付けられている。
図20に示すように熱交換器固定板220は、熱交換器203の左端部に裏面が対向するベース板221と、各U字管を保持する保持部222と、で構成されている。また、保持部222は、挿入穴223と、補強リブ224と、周壁部225と、爪部226と、ストッパー227と、で構成されている。
その他は実施の形態1と同様の説明となるため省略する。
1 筐体、1a 前面筐体、1b 背面筐体、2 前面意匠パネル、3 吸込口、4 吹出口、5 上下風向調整板、7 貫流ファン、8 熱交換器、8a 前面熱交換器、8b 背面熱交換器、9 電気品箱、10 熱交換器固定板、11 ベース板、12 保持部、13 挿入穴、14 補強リブ、15 周壁部、16 爪部、17 ストッパー、21 フィン、22 伝熱管、23 U字管、23a 円弧内周部、31 ベース板、32 保持部、33 挿入穴、34 補強リブ、35 周壁部、36 爪部、37 U字管、100 室内機、200 室外機、201 筐体、202 底板、203 熱交換器、203a 上側熱交換器、203b 下側熱交換器、204 前面パネル、205 ベルマウス、206 側面パネル、207 天板、210 セパレータ、211 送風機室、212 機械室、213 プロペラファン、214 圧縮機、215 電気品、220 熱交換器固定板、221 ベース板、222 保持部、223 挿入穴、224 補強リブ、225 周壁部、226 爪部、227 ストッパー。

Claims (6)

  1. 互いに間隔を空けて平行に並べられた複数のフィンと、前記フィンに直交し貫通している複数の伝熱管と、隣接する前記伝熱管の端部を相互に接続しているU字形状の複数のU字管と、を有する熱交換器の端部に取り付けられる熱交換器固定板であって、
    前記熱交換器固定板は、前記熱交換器の端部に裏面が対向するベース板と、前記U字管を保持する保持部と、で構成され、
    前記保持部は、
    前記ベース板に形成され、前記U字管が挿入される略長円形状の挿入穴と、
    前記挿入穴の短軸方向において、前記挿入穴の外周側から中央に向かって突出して設けられた少なくとも一つの爪部と、
    前記挿入穴の外周に沿って前記爪部まで設けられ、外部の力が前記爪部を介して加わることにより、前記挿入穴の短軸方向における前記爪部の位置を変化させる部材からなる周壁部と、を備え、
    前記U字管が前記保持部に保持された状態において、
    前記爪部は、
    前記U字管の円弧内周部に引っ掛かり、
    前記U字管の挿入方向に対して前記ベース板の表面側と対向するものである
    熱交換器固定板。
  2. 前記保持部は、
    前記挿入穴の短軸方向において、前記挿入穴の外周側から中央に向かって突出して設けられた一対の前記爪部と、
    前記挿入穴の外周に沿って前記爪部まで設けられ、外部の力により前記爪部間の距離を変化させる部材からなる一対の前記周壁部と、を備えた
    請求項1に記載の熱交換器固定板。
  3. 前記保持部は、
    前記ベース板の表面側に一体形成され、前記挿入穴の長軸方向の少なくとも片側に設けられた補強リブを備え、
    前記周壁部は、
    前記補強リブの端部から前記爪部まで設けられている
    請求項1に記載の熱交換器固定板。
  4. 前記保持部は、
    前記ベース板の表面側に一体形成され、前記挿入穴の長軸方向の両側に設けられた一対の補強リブを備え、
    前記周壁部は、
    前記補強リブの端部から前記爪部まで設けられている
    請求項2に記載の熱交換器固定板。
  5. 前記保持部は、
    前記周壁部に対して前記爪部と反対側の位置に設けられ、
    前記挿入穴の短軸方向における前記爪部の位置の変化量を規制するストッパーを備えた
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱交換器固定板。
  6. 空気と熱交換を行う前記熱交換器と、
    前記熱交換器に空気を送風するファンと、
    前記熱交換器の端部に取り付けられた請求項1〜5のいずれか一項に記載の熱交換器固定板と、を備えた
    空気調和機。
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