JP6354933B2 - フューエルフィラーリッド装置 - Google Patents
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Description
そこで、給油に伴う燃料蒸発ガスの大気中への放出を防止するために、燃料タンクの給油口を覆う給油リッド(フューエルフィラーリッド)を閉状態でロック可能なフューエルフィラーリッド装置を備え、スイッチ等により給油リッドの開操作を行った場合に、給油リッドのロック解除前に密閉弁を開いて燃料蒸発ガスを流出させて燃料タンク内の圧力を十分に低下させるようにしている(特許文献1)。
そして、上記特許文献1のように、給油リッドの開閉をロック可能なフューエルフィラーリッド装置において、部品点数を抑えコンパクトな構成で給油リッドの開状態及び閉状態の両方を検出可能にすることが望まれている。
また、ブラケットに屈曲部を設けることで、ブラケットと規制部を簡単に形成することができ、部品点数を低減して、簡単な構成にすることができるとともに、係止部が屈曲部に係止されるため給油リッドが確実にロックされる。
また、給油リッドが係止されていない状況では第1の付勢部の付勢力によって簡単に給油リッドを開放できるとともに、第2の付勢部の付勢力により係止部が屈曲部に押し当てられるため、振動等の外乱によりロックが解除されることを防止できる。
また、給油リッドが閉状態であるときの検出部からの出力は低出力である第1の出力であるので、通常時での検出部からの出力を抑え消費電力を抑制することができる。
図1は、本発明に係るフューエルフィラーリッド装置70を備えた車両の燃料貯留装置の概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る燃料貯留装置は、大きく車両に搭載されるエンジン(内燃機関)10、燃料を貯留する燃料貯留部20、燃料貯留部20で蒸発した燃料の蒸発ガスである燃料蒸発ガスを処理する燃料蒸発ガス処理部30、車両の総合的な制御を行うための制御装置である電子コントロールユニット(以下、ECUという)(判定部、ロック解除制御部)50、車両の車体に設けられる燃料給油口22の蓋である給油リッド23、給油リッド23の開作動を操作するモーメンタリ動作式の給油リッドスイッチ61(ロック解除操作部)、給油リッド23の開閉を検出するドア開閉センサ62(検出部)、車両状態等を表示するディスプレイ63、車両の主電源の断接を行うモーメンタリ動作式のメインスイッチ64、給油リッド23を閉状態でロックするリッドロック機構65を備えている。
キャニスタ31は、内部に活性炭を有している。また、キャニスタ31には、燃料タンク21内で発生した燃料蒸発ガス或いは活性炭に吸着した燃料蒸発ガスが流通する蒸発ガス流通孔31aが設けられている。また、キャニスタ31には、活性炭に吸着した燃料蒸発ガスを放出するときに外気を吸入する外気吸入孔31bが設けられている。また、外気吸入孔31bは、外部からのゴミの侵入を防ぐ一方を大気に開放されたエアフィルタ35の他方に連通するように接続されている。
パージバルブ37は、エンジン10の吸気通路11とバイパス弁32との間のパージ配管39に介装されている。また、パージバルブ37は、無通電の状態で閉弁し、外部から駆動信号が供給され通電の状態となることにより開弁状態となる常時閉タイプの電磁弁である。そして、パージバルブ37は、無通電状態で閉弁状態であるとパージ配管39を封鎖し、外部から駆動信号が供給され通電状態で開弁状態であるとパージ配管39を開放する。即ち、パージバルブ37は、閉弁状態であれば燃料蒸発ガス処理部30よりエンジン10への燃料蒸発ガスの流出を不可とし、開弁状態であればエンジン10へ燃料蒸発ガスの流出を可能とする。
ECU50は、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央演算処理装置(CPU)及びタイマ等を含んで構成される。
一方、ECU50の出力側には、上記燃料噴射弁12、燃料ポンプ24、バイパス弁32、密閉弁33、パージバルブ37、ディスプレイ63、リッドロック機構65に備えられたドアモータ86(アクチュエータ、可動部)が接続されている。
図2は、本発明の一実施形態に係るフューエルフィラーリッド装置70の構造を示す横断面図である。
図2に示すように、本実施形態のフューエルフィラーリッド装置70は、車両の車体に設けられる燃料給油口22を収納するための蓋である給油リッド23と、前述のリッドロック機構65及びドア開閉センサ62を備えている。
収容室71は、リヤフェンダ8に設けられた開口部73の内側に設けられている。収容室71は、筐体状の収容筐体74と、開口部73を開放可能に閉鎖する蓋板状の給油リッド23とよって、囲まれて形成されている。
図3は、ドアフック85の位置とドア開閉センサ62の出力信号との関係を示す説明図である。
ドア開閉センサ62は、ドアフック85の先端85aが、閉状態でのドアブラケット80の左右壁部81より若干前方の位置Aと前後壁部82の後端より若干前方の位置Bとを境にして、位置Aよりも車両前方に位置する場合(第2の位置)には高電圧Hiを出力し、位置Aと位置Bとの間(第1の位置)では低電圧Loを出力し、位置Bよりも車両後方に位置する場合(第3の位置)には、高電圧Hiを出力する。なお、ドア開閉センサ62は、低電圧Loの代わりに出力0としてもよいが、低電圧Loにしておくことで、出力が0の場合に断線を検出することが可能となる。また、高電圧Hiと低電圧Loを逆にしてもよいが、通常時である給油リッド23閉状態、即ち位置Aと位置Bとの間、での出力を低電圧Loにすることで消費電力を低下させることができる。
図4に示すように、ドアモータ86OFF時ではフックリターンスプリング88によりドアフック85が車両前方側に突出するが、給油リッド23閉状態ではドアフック85の先端85aがドアブラケット80の左右壁部81に当接して突出量が規制される。このとき、ドアフック85の先端85aは位置Aと位置Bとの間の第1の位置になるので、ドア開閉センサ62の出力は低電圧Loになる。そこで、ECU50は、ドアモータ86OFF及びドア開閉センサ62の出力が低電圧Loにより、給油リッド23が閉状態であると判定する。また、給油リッド23が閉状態であるとドア開閉センサ62の出力は低電圧Loを維持するので、ECU50は、ドア開閉センサ62の出力が低電圧Loを所定時間継続した場合には、給油リッド23が閉状態であると判定する。
また、ドアフック85の閉から開への切り換え作動中や給油リッド23の開作動中においても、その状態をドアモータ86の作動とドア開閉センサ62の出力とにより判定することができる。このように、閉から開への切り換え作動中であることを検出することができるので、リッドロック機構65の作動確認も行うことができるとともに、例えば給油リッド23が開作動中であることをディスプレイ63に表示することで、給油リッド23のロック解除に多少時間がかかっても故障であると誤認することを防止することができる。
更に、ドア開閉センサ62がドアフック85の突出位置を検出するものであるので、ドアフック85及びドアモータ86を含むリッドロック機構65とまとめてユニット化することができる。これにより、給油リッド23の取り付け部に新たなセンサ等を設ける必要がなく、給油リッド23の開閉を検出可能なフューエルフィラーリッド装置70をコンパクトな構成とし、コストの増加を抑えることができる。
例えば、上記実施形態では、密閉タンクの給油フューエルフィラーリッド装置に本願発明を適用しているが、密閉タンクでないタンクのフューエルフィラーリッド装置に本願発明を適用してもよい。
23 給油リッド
50 ECU(判定部、ロック解除制御部)
61 給油リッドスイッチ(ロック解除操作部)
62 ドア開閉センサ(検出部)
75 スプリング(第1の付勢部)
80 ドアブラケット(ブラケット)
81 左右壁部(規制部、屈曲部)
82 前後壁部(屈曲部)
85 ドアフック(係止部)
86 ドアモータ(アクチュエータ、可動部)
88 フックリターンスプリング(第2の付勢部、可動部)
Claims (3)
- 車両の燃料タンクの給油口を開閉する給油リッドと、
車体に備えられ前記車体から前記給油リッド側に突出する方向へ可動する係止部と、
前記係止部を可動させる可動部と、
前記給油リッドに備えられ、前記給油リッドが閉位置において前記係止部の突出位置を第1の位置で規制する規制部と、
前記給油リッドを開方向へ付勢する第1の付勢部と、
前記係止部の突出位置を検出する検出部と、
前記検出部によって前記係止部が前記第1の位置であることを所定時間検出した場合に前記給油リッドは閉状態と判定し、前記係止部が前記第1の位置よりも突出した第2の位置であることを所定時間検出した場合には前記給油リッドは開状態と判定する判定部と、
を備え、
前記給油リッドには屈曲部を有するブラケットが備えられ、
前記可動部は、前記係止部を突出方向に付勢する第2の付勢部と、前記第2の付勢部の付勢力に反して前記係止部を反突出方向へ作動させるアクチュエータと、を有し、
前記係止部は、前記第1の位置よりも短い突出量の第3の位置で前記ブラケットの係止を解除し、
前記規制部は前記屈曲部に前記係止部が当接することで前記係止部を規制するとともに前記給油リッドを閉状態でロックし、
前記判定部は、更に、前記検出部からの出力と前記アクチュエータの作動に基づいて前記給油リッドの開閉状態を判定するものであって、前記アクチュエータの作動中に前記検出部によって前記第3の位置を検出した際に前記給油リッドが閉から開への切り換え作動中であることを判定し、前記アクチュエータが作動していない場合に前記検出部によって前記係止部が前記第1の位置と前記第3の位置との間にあることを検出した際に前記給油リッドは開作動中であることを判定する
ことを特徴とするフューエルフィラーリッド装置。 - 前記検出部は、前記第1の位置で第1の出力を出力し、前記第2の位置または前記第3の位置で第2の出力を出力し、
前記第2の出力は、前記第1の出力より高出力であることを特徴とする請求項1に記載のフューエルフィラーリッド装置。 - 前記燃料タンクは前記燃料タンクを密閉する密閉弁を備え、
ロック解除操作部が操作された際は、前記密閉弁を開作動し前記燃料タンク内の圧力を所定値以下に低減し、前記係止部を反突出方向へ作動させて前記給油リッドのロックを解除するロック解除制御部を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のフューエルフィラーリッド装置。
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