JP2008274628A - パワーウィンドウ制御装置 - Google Patents

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Yoshio Nishino
義雄 西野
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Abstract

【課題】より適切にロック時の電圧降下を抑制することができるパワーウィンドウ制御装置を提供すること。
【解決手段】本発明によるパワーウィンドウ制御装置1は、複数のウィンドウガラスをそれぞれ開閉動作させる複数の電動機2と、複数の電動機2のロックを検出する検出手段7aと、複数の電動機2をそれぞれ制御する制御手段7bと、検出手段7aが複数の電動機2のいずれか一の電動機2のロックを検出した場合に、複数の電動機2に印加する電圧を制限する制限手段7cを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗用車、トラック、バス等の自動車に適用して好適なパワーウィンドウ制御装置に関する。
車両には、ユーザの操作負担を軽減することを目的として、各ドアのウィンドウガラスを、モータを駆動力として開閉動作させるパワーウィンドウ装置が備えられている。このようなパワーウィンドウ装置を制御するパワーウィンドウ制御装置としては、例えば特許文献1に記載されているようなものがある。
このようなパワーウィンドウ制御装置においては、複数のウィンドウガラスを対応するモータにより駆動させる場合に、特にはウィンドウガラスがロックした場合にモータのトルクが増大して、電流が大きくなり、車両の電源系統の電圧降下を招くことを防止するために、各モータの電流を検出してロック時の電流が重畳しないように、各モータを制御するにあたり相互に時間差を設けることが行われている。
特開平8−189252号公報
ところが、このような従来技術のパワーウィンドウ制御装置においては、各ウィンドウガラスを同時に開閉動作させることはできず、このため、例えば、運転者が車両室内の空気を入れ換えるために、運転席のマスタースイッチを操作して各ウィンドウガラスを同時に開閉動作させる必要が生じるような場合に以下のような問題が生じる。
すなわち、各ウィンドウガラスを同時に動作させた上で、複数のウィンドウガラスが同時にロックすると、複数のモータの電流の増大に伴って、車両の電源系統の電圧降下を招き、ヘッドランプ等の灯具類の明滅や、空調装置等のブロアモータの風量変動を招いてしまうことは依然として防止できないという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑み、より適切にロック時の電圧降下を抑制することができるパワーウィンドウ制御装置を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するため、本発明に係るパワーウィンドウ制御装置は、
複数のウィンドウガラスをそれぞれ開閉動作させる複数の電動機と、前記複数の電動機のロックを検出する検出手段と、当該複数の電動機をそれぞれ制御する制御手段と、前記検出手段が前記複数の電動機のいずれか一の電動機のロックを検出した場合に、前記複数の電動機に印加する電圧を制限する制限手段を備えることを特徴とする。
ここで、前記制限手段が前記電圧を制限する場合に、前記電圧を所定の変化率で変化させることが好ましい。
これによれば、前記制限手段が前記電圧を制限した場合に、前記電動機の回転速度が低下してユーザが違和感を得ることを、前記電圧を所定の変化率で変化させて、前記回転速度の変化率を抑制することにより防止することができる。
また、前記制限手段が前記複数の電動機のいずれか一の電動機がロックした場合に、前記複数の電動機に印加する電圧を制限することにより、前記複数の電動機の電流を低下させて回転速度を低下させて、複数の電動機が同時にロックすることを防止して電流の増加を抑制し、車両の電源系統の電圧降下を抑制することができる。
ここで、前記複数の電動機のいずれか一の電動機のロックが所定時間以上継続した場合に、前記制限手段が前記複数の電動機への電圧の印加を中止することが好ましい。
これによれば、前記いずれか一の電動機のロックが所定時間以上継続した場合には、前記ウィンドウガラスによる異物の挟み込みが発生しているとみなして、前記複数の電動機への電圧の印加を中止して、事故の発生を未然に防止することができる。
本発明によれば、より適切にロック時の電圧降下を抑制することができるパワーウィンドウ制御装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係わるパワーウィンドウ制御装置の一実施形態を示す模式図であり、図2は本発明に係わるパワーウィンドウ制御装置の一実施形態の一部を示す模式図である。
このパワーウィンドウ制御装置1は、モータ2と、モータ駆動回路3と、ホールIC4a、4b、4cと、マスターSW5と、各席ドアガラスSW6と、パワーウィンドウ制御ECU(Electronic Control Unit)7とを備えて構成される。
モータ2は、図2に示すような三相ブラシレス直流モータすなわち電動機であり、バイポーラコイルを三相Y接続して構成されるステータと、永久磁石が埋設されたロータとを備えるものである。
モータ2のロータの回転軸は、図示しない各座席のドアのウィンドウガラスを開閉動作させるモータ2の回転運動を往復運動に変換する図示しない駆動機構に対して、これも図示しないギヤ等の減速機構を介して駆動結合されている。モータ2は各ドアの備えるウィンドウガラスに対応して各ドアの内部に設けられ、ここでは、運転席のドア、助手席のドア、後部右側座席のドア、後部左側の座席のドアにそれぞれ対応させて、合計4つ備えられる。
モータ駆動回路3は、図2に示すようなトランジスタTr1〜Tr6を組み合わせたインバータにより構成される。各トランジスタTr1〜Tr6のベースにはパワーウィンドウ制御ECU7のゲートG1〜G6がそれぞれ接続され、モータ駆動回路3はパワーウィンドウ制御ECU7によりPWM制御される。
これに加えて、トランジスタTr1とトランジスタTr2の中間がモータ2のバイポーラコイルのU相に接続され、トランジスタTr3とトランジスタTr4の中間がモータ2のバイポーラコイルのV相に接続される。さらに、トランジスタTr5とトランジスタTr6の中間がモータ2のバイポーラコイルのW相に接続される。モータ駆動回路3は各モータ2に対応して設けられ合計4つ備えられる。
ホールIC4a、4b、4cは、例えば、InSb、InAs、GaAs等のIII−V族化合物半導体からなる厚さ数μmの平板状の薄膜で形成されるホール素子を備えるものである。このホール素子は、平板状の薄膜に平行な方向に電圧をかけて、その平板内における電圧をかける方向に垂直な方向の両端面から両端子を引き出されて構成されており、平板状の薄膜の厚み方向に磁界が付与されると、ホール効果に基づいて両端子間に電圧を発生するものである。
この、ホール素子の発生する電圧は、ホール素子を構成する平板状の半導体の薄膜の厚み方向の磁束に比例するものであって、ロータの回転に伴って磁束密度Bの磁界の方向に対する平板状のホール素子の角度θが変化すると、ホール素子の厚み方向の磁束成分はBcosθであるので、角度θに対応して変化する。
より詳細には、ホール素子の発生する電圧Vは、ホール係数をRH、ホール素子の厚みをdとすると、V=RH/d×Ic×Bcosθで表される。角度θとモータ2のロータの回転角は対応する関係にあるため、両端子間の発生電圧を検出することにより、ロータの回転角が検出できる。ホールIC4a、4b、4cは、図2に示すように、モータ2内部の三相それぞれのバイポーラコイルから60°回転した位置に設けられ、ロータの回転角の変化に伴うロータの磁石が形成する磁界の変化に基づいた電圧を発生させて、この電圧をパワーウィンドウ制御ECU7に出力する。
マスターSW5は車両の運転席ドアに設けられて、運転席のドアのウィンドウガラス、助手席のドアのウィンドウガラス、後部右側座席のドアのウィンドウガラス、後部左側座席のウィンドウガラスを選択的に開閉動作させる、あるいはこれらの全てのウィンドウガラスを一括して開閉動作させることを運転者が選択して、パワーウィンドウ制御ECU7に対して選択内容を指令するスイッチである。
各席ドアガラスSW6は運転席以外の各ドアに設けられて、各ドアに対応するウィンドウガラスを開閉動作させることを運転者以外のユーザが選択して、パワーウィンドウ制御ECU7に対して選択内容を指令するスイッチである。
パワーウィンドウ制御ECU7は例えばCPU、ROM、RAMおよびそれらを接続するデータバスから構成され、ROMに格納されたプログラムに従い、CPUが以下に述べる所定の処理を行う、検出手段7aと、制御手段7bと、制限手段7cを備えるものである。
このパワーウィンドウ制御ECU7の検出手段7aは、ホールIC4a、4b、4cの出力電圧に基づいて、モータ2のロータの回転角、すなわち各ドアのウィンドウガラスの位置情報を検出する。さらに、検出手段7aは、後述する制御手段7bによりモータ駆動回路3が制御されてモータ2に電圧が印加されているにもかかわらず、モータ2の回転角が一定時間変化しない場合にモータ2のロックを検出する。
パワーウィンドウ制御ECU7の制御手段7bは、マスターSW5又は各席ドアガラスSW6の操作に基づいて、検出手段7aの検出したロータの回転角をもとにモータ駆動回路3を制御する。これにより、駆動回路3を構成するトランジスタTr1〜Tr6は所定のパターンとデューティ比にてPWM制御により駆動され、これによりモータ2のステータのバイポーラコイルは所定のデューティ比に対応する電圧が印加されて励磁されて、バイポーラコイルに対してロータが吸引反発されてモータ2が駆動される。このモータ2の回転速度は印加される電圧に比例し、電圧はデューティ比に比例する。
すなわち、運転者のマスターSW5の操作、運転者以外のユーザの各席ドアガラスSW6の操作に基づいて、パワーウィンドウ制御ECU7の制御手段7bは対応するモータ駆動回路3を制御して、モータ2が駆動されて対応するウィンドウガラスの開閉動作がなされる。
また、パワーウィンドウ制御ECU7の制御手段7bは、検出手段7aが検出した各ドアのウィンドウガラスの位置情報に基づいて、モータ2の回転速度を連続的に変化させるように、デューティ比を変化させて印加する電圧を連続的に変化させる。例えば、各ドアのウィンドウガラスは、完全に閉となる位置状態又は完全に開となる位置状態の近傍位置においてはその開閉速度を遅く、それ以外の位置状態においては一定の速い速度を維持するように、パワーウィンドウ制御ECU7の制御手段7bにより制御される。
さらに、パワーウィンドウ制御ECU7の制限手段7cは、検出手段7aが上述した4つのモータのいずれか一のモータ2のロックを検出した場合に、4つのモータ2に印加する電圧を制限する。
加えて、制限手段7cは電圧を制限する場合に、電圧を所定の変化率で変化させる。さらに、制限手段7cは、4つのモータ2のいずれか一のモータ2のロックが所定時間α以上継続した場合に、4つのモータ2への電圧の印加を中止する。
なお、モータ2のロックは、開動作においてウィンドウガラスが完全に開となった状態においてと、閉動作においてウィンドウガラスが完全に閉となった状態と、閉動作において例えばユーザの手や衣服等の異物がウィンドウガラスとドアの窓枠との間に挟み込まれて、ウィンドウガラスがそれ以上閉動作できなくなった場合とにおいて発生するものである。
以下、本実施例のパワーウィンドウ制御装置1の制御内容を、フローチャートを用いて説明する。図3は、本発明によるパワーウィンドウ制御装置1の制御内容を示すフローチャートである。
例えば、運転者がマスターSW5により全てのドアのウィンドウガラスを閉動作させることを選択した場合において、S1に示すように、パワーウィンドウ制御ECU7の検出手段7aは、各モータ2のホールIC4a、4b、4cの出力電圧に基づき、各モータ2の回転角と、対応するウィンドウガラスの位置情報と、ロックを検出する。
S2において、パワーウィンドウ制御ECU7の検出手段7aは4つのモータ2のうちいずれかのモータ2iを選択するように、i=1とする。ここでは、運転席のドアのウィンドウガラスを開閉動作させるモータ2iのiを1、助手席のドアのウィンドウガラスを開閉動作させるモータ2iのiを2、後部右側座席のドアのウィンドウガラスを開閉動作させるモータ2iのiを3、後部左側座席のドアのウィンドウガラスを開閉動作させるモータ2iのiを4とする。
S3において、パワーウィンドウ制御ECU7の検出手段7aが、モータ2iがロック
しているかどうかを判定し、ロックしていると判定される場合はS4にすすみ、ロックしていると判定されない場合にはS7にすすむ。
S4において、パワーウィンドウ制御ECU7の制限手段7cは、モータ2iのロック時間をカウントし、S5において、パワーウィンドウ制御ECU7の制限手段7cは、モータ2iのロックが所定時間α以上継続しているかどうかを判定し、継続している場合にはS6にすすみ、継続していない場合にはS4に戻る。
S6において、パワーウィンドウ制御ECU7の制限手段7cは、4つのモータ2に電圧を印加するのを中止するべく、モータ駆動回路3を制御する。
S3において、モータ2iがロックしていると判定されない場合には、S7にすすみ、パワーウィンドウ制御ECU7の検出手段7aは、モータ2i以外のモータ2がロックしているかどうかを判定し、ロックしていると判定される場合はS8にすすみ、ロックしていると判定されない場合にはS3に戻る。
S8において、パワーウィンドウ制御ECU7の制限手段7cは、4つのモータ2に印加される電圧を制限するべく、モータ駆動回路3のトランジスタTr1〜Tr2のデューティ比を小さくする。この場合において、パワーウィンドウ制御ECU7の制限手段7cは、デューティ比を所定の変化率で変化させる。例えば、デューティ比を1から0.5に変化させる場合において、その遷移時間を0.5秒に設定する。
S9において、パワーウィンドウ制御ECU7の検出手段7aは、モータ2i以外のモータ2がロックしているかどうかを判定し、ロックしていると判定される場合はS8に戻り、電圧の制限を継続し、ロックしていると判定されない場合にはS10にすすむ。
S10において、パワーウィンドウ制御ECU7の制限手段7cは、4つのモータ2に印加される電圧の制限を解除するべく、モータ駆動回路3のトランジスタTr1〜Tr2のデューティ比を元に戻す。この場合においても、パワーウィンドウ制御ECU7の制限手段7cは、デューティ比を所定の変化率で変化させる。例えば、デューティ比を0.5から1に変化させる場合において、その遷移時間を0.5秒に設定する。
S6又はS10の処理を終了した後は、S11にすすみ、パワーウィンドウ制御ECU7の検出手段7aは4つのモータ2のうち前回に指定したモータ2iを除くいずれかのモータ2を選択するように、i=i+1としてインクリメントする。
ここでは、運転席のドアのウィンドウガラスを開閉動作させるモータ2iのiを1、助手席のドアのウィンドウガラスを開閉動作させるモータ2iのiを2、後部右側座席のドアのウィンドウガラスを開閉動作させるモータ2iのiを3、後部左側座席のドアのウィンドウガラスを開閉動作させるモータ2iのiを4としているので、この処理を繰り返す毎に、モータ2iは運転席のドアのウィンドウガラスを開閉動作させるモータ2i、助手席のドアのウィンドウガラスを開閉動作させるモータ2i、後部右側座席のドアのウィンドウガラスを開閉動作させるモータ2i、後部左側座席のドアのウィンドウガラスを開閉動作させるモータ2iの順番に指定される。
つづいて、S12において、パワーウィンドウ制御ECU7の検出手段7aはi>4であるかどうかを判定し、i>4であると判定される場合、すなわち4つのモータ2全てについてS3〜S10までの処理がなされた場合には、制御を終了し、i>4であると判定されない場合、すなわち4つのモータ2全てについて一通りS3〜S10までの処理がなされていない場合には、S3に戻ってS3〜S10までの処理を継続する。
以上述べた本実施例のパワーウィンドウ制御装置1によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
すなわち、パワーウィンドウ制御ECU7の制限手段7cが電圧を制限する場合に、電圧を所定の変化率で変化させて、モータ2の回転速度の変化率を抑制することによりモータ2の回転速度が急激に低下して、該当するウィンドウガラスの開閉動作の速度が急変して、ユーザが違和感を得ることを防止することができる。
同様に、パワーウィンドウ制御ECU7の制限手段7cが電圧の制限を解除する場合にも、電圧を所定の変化率で変化させて、モータ2の回転速度の変化率を抑制することによりモータ2の回転速度が急激に上昇して、該当するウィンドウガラスの開閉動作の速度が急変して、ユーザが違和感を得ることを防止することができる。
また、パワーウィンドウ制御ECU7の制限手段7cが、4つのモータ2のいずれか一のモータ2がロックした場合に、4つのモータ2に印加する電圧を制限することにより、4つのモータ2の電流を低下させて回転速度を低下させて、複数のモータ2が同時にロックすることを防止して電流の増加を抑制し、車両の電源系統の電圧降下を抑制することができる。これにより、ヘッドランプ等の灯具類の明滅や、空調装置等のブロアモータの風量変動を招いてしまうことを防止することができる。
さらに、4つのモータ2のいずれか一のモータ2のロックが所定時間α以上継続した場合に、パワーウィンドウ制御ECU7の制限手段7aが4つのモータ2への電圧の印加を中止することにより、いずれか一のモータ2のロックが所定時間α以上継続した場合には、異物の挟み込みが発生しているとみなして、4つのモータ2への電圧の印加を中止して、事故の発生を未然に防止することができる。
加えて、4つのモータ2のうちいずれか一のモータ2のロックを検出した後に、モータ2に印加する電圧を制限することにより、印加する電圧を制限する必要がない場合においては所定の電圧を印加して、モータ2の回転速度を不必要に遅くすることを防止することができる。
以上本発明の好ましい実施例について詳細に説明したが、本発明は上述した実施例に制限されることなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形および置換を加えることができる。
例えば上述した実施例においてはモータ2を三相ブラシレス直流モータとしたが、もちろん単相のブラシレス直流モータであってもよく、ブラシを有する直流モータ等その他の形態のものであっても良い。
また、上述した実施例においては、モータ2に印加する電圧をモータ駆動回路3のデューティ比を変化させることにより制限又は制限解除したが、例えば、電圧を可変できるDC/DCコンバータ等を用いて、モータ駆動回路3の上流側の直流電源の電圧を変化させることにより、モータ2に印加する電圧を制限又は制限解除する構成としても良い。
さらに、上述した実施例においては、異物の挟み込みの判定を、ロックが発生して所定時間αが経過するかどうかをパワーウィンドウ制御ECU7の制限手段7cが判定することにより行っているが、ウィンドウガラスの開動作における完全な開状態位置におけるモータ2の回転角と、ウィンドウガラスの閉状態における完全な閉状態位置におけるモータ2の回転角を予め記憶しておき、これらの回転角に該当しないで回転角が一定時間変化しない場合に、異物の挟み込みが発生したと判定する構成としても良い。
また、パワーウィンドウ制御ECU7の検出手段7aがロックを検出する手段は上述したものに限られるものではなく、モータ2を駆動する電流を監視することによりロックを検出する構成としても良い。
さらに、上述した実施例においてはウィンドウガラスの数を4としたがこれはあくまで例示的なものであり、それ以外の数とすることも可能である。又、ウィンドウガラスの駆動機構とモータ2のロータの回転軸との駆動結合の形態も、上述した形態のものに限られるものではなく、例えば減速機構を介さずに、モータ2の回転軸とウィンドウガラスの駆動機構とを直接的に駆動結合する形態としても良い。
本発明は、車両用のパワーウィンドウ制御装置に関するものであり、より適切にロック時の電圧降下を抑制することができるので、乗用車、トラック、バス等の様々な車両に適用可能なものである。
本発明に係るパワーウィンドウ制御装置の一実施形態を示す模式図である。 本発明に係るパワーウィンドウ制御装置の一実施形態の一部を示す模式図である。 本発明に係わるパワーウィンドウ制御装置の一実施形態の制御内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 パワーウィンドウ制御装置
2 モータ
3 モータ駆動回路
4a ホールIC
4b ホールIC
4c ホールIC
5 マスターSW
6 各席ドアガラスSW
7 パワーウィンドウ制御ECU
7a 検出手段
7b 制御手段
7c 制限手段

Claims (3)

  1. 複数のウィンドウガラスをそれぞれ開閉動作させる複数の電動機と、前記複数の電動機のロックを検出する検出手段と、当該複数の電動機をそれぞれ制御する制御手段と、前記検出手段が前記複数の電動機のいずれか一の電動機のロックを検出した場合に、前記複数の電動機に印加する電圧を制限する制限手段を備えることを特徴とするパワーウィンドウ制御装置。
  2. 前記制限手段が前記電圧を制限する場合に、前記電圧を所定の変化率で変化させることを特徴とする請求項1に記載のパワーウィンドウ制御装置。
  3. 前記複数の電動機のいずれか一の電動機のロックが所定時間以上継続した場合に、前記制限手段が前記複数の電動機への電圧の印加を中止することを特徴とする請求項1又は2に記載のパワーウィンドウ制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015123883A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 三菱自動車工業株式会社 フューエルフィラーリッド装置
EP3151383A1 (en) * 2015-09-30 2017-04-05 Johnson Electric S.A. Vehicle window driving mechanism and vehicle utilizing the same

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