JP6256684B2 - フューエルフィラーリッド装置 - Google Patents
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Description
そこで、給油に伴う燃料蒸発ガスの大気中への放出を防止するために、燃料タンクの給油口を覆う給油リッド(フューエルフィラーリッド)を閉状態でロック可能なフューエルフィラーリッド装置を備え、スイッチ等により給油リッドの開操作を行った場合に、給油リッドのロック解除前に密閉弁を開いて燃料蒸発ガスを流出させて燃料タンク内の圧力を十分に低下させるようにしている(特許文献1)。
そしてこのように、アクチュエータや開閉センサを有するフューエルフィラーリッド装置において、簡易な構成でアクチュエータの故障や給油リッドの固着等の異常を検出することが望まれている。
また、請求項3のフューエルフィラーリッド装置では、請求項1または2において、前記燃料タンクは密閉タンクであって、前記ロック解除制御部は、前記ロック解除操作部が操作された場合に、前記燃料タンク内の圧力を所定値以下に低減してから、前記係止部が反突出方向へ移動するように前記可動部を作動して前記給油リッドのロックを解除することを特徴とする。
そして、異常判定部は、検出部の検出結果の推移が正常時と異なる場合には、係止部の移動が妨げられているので、給油リッドのロック解除が異常であることを判定でき、フューエルフィラーリッド装置の異常を簡易な構成で検出することができる。
また、ロック解除操作部の操作により可動部を作動させたときに、検出部からの出力が第1の出力から第2の出力になって当該第2の出力のまま維持される場合には、係止部が規制された位置から反突出方向へ作動するものの、可動部の一時的な反突出方向への作動が終了しても係止部が伸長しないことが推定され、よって付勢部が異常であると判定することができる。
図1は、本発明に係るフューエルフィラーリッド装置70を備えた車両の燃料貯留装置の概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る燃料貯留装置は、大きく車両に搭載されるエンジン(内燃機関)10、燃料を貯留する燃料貯留部20、燃料貯留部20で蒸発した燃料の蒸発ガスである燃料蒸発ガスを処理する燃料蒸発ガス処理部30、車両の総合的な制御を行うための制御装置である電子コントロールユニット(以下、ECUという)(ロック解除制御部、異常判定部)50、車両の車体に設けられる燃料給油口22の蓋である給油リッド23、給油リッド23の開作動を操作するモーメンタリ動作式の給油リッドスイッチ61(ロック解除操作部)、給油リッド23の開閉を検出するドア開閉センサ62(検出部)、車両状態等を表示するディスプレイ63、車両の主電源の断接を行うモーメンタリ動作式のメインスイッチ64、給油リッド23を閉状態でロックするリッドロック機構65を備えている。
キャニスタ31は、内部に活性炭を有している。また、キャニスタ31には、燃料タンク21内で発生した燃料蒸発ガス或いは活性炭に吸着した燃料蒸発ガスが流通する蒸発ガス流通孔31aが設けられている。また、キャニスタ31には、活性炭に吸着した燃料蒸発ガスを放出するときに外気を吸入する外気吸入孔31bが設けられている。また、外気吸入孔31bは、外部からのゴミの侵入を防ぐ一方を大気に開放されたエアフィルタ35の他方に連通するように接続されている。
パージバルブ37は、エンジン10の吸気通路11とバイパス弁32との間のパージ配管39に介装されている。また、パージバルブ37は、無通電の状態で閉弁し、外部から駆動信号が供給され通電の状態となることにより開弁状態となる常時閉タイプの電磁弁である。そして、パージバルブ37は、無通電状態で閉弁状態であるとパージ配管39を封鎖し、外部から駆動信号が供給され通電状態で開弁状態であるとパージ配管39を開放する。即ち、パージバルブ37は、閉弁状態であれば燃料蒸発ガス処理部30よりエンジン10への燃料蒸発ガスの流出を不可とし、開弁状態であればエンジン10へ燃料蒸発ガスの流出を可能とする。
ECU50は、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央演算処理装置(CPU)及びタイマ等を含んで構成される。
一方、ECU50の出力側には、上記燃料噴射弁12、燃料ポンプ24、バイパス弁32、密閉弁33、パージバルブ37、ディスプレイ63、リッドロック機構65に備えられたドアモータ86(アクチュエータ、可動部)が接続されている。
図2は、本発明の一実施形態に係るフューエルフィラーリッド装置70の構造を示す横断面図である。
図2に示すように、本実施形態のフューエルフィラーリッド装置70は、車両の車体に設けられる燃料給油口22を収納するための蓋である給油リッド23と、前述のリッドロック機構65及びドア開閉センサ62を備えている。
収容室71は、リヤフェンダ8に設けられた開口部73の内側に設けられている。収容室71は、筐体状の収容筐体74と、開口部73を開放可能に閉鎖する蓋板状の給油リッド23とよって、囲まれて形成されている。
そして、給油リッド23の閉時には、車両前方側に突出したドアフック85の側面が、ドアブラケット80の前後壁部82の外側面に沿って略隙間なく位置するように、ドアブラケット80とドアフック85の位置が設定されている。したがって、このときドアブラケット80の前後壁部82がドアフック85の側面に当接して給油リッド23の開移動が規制される。また、給油リッド23の閉時には、ドアモータ86への通電がOFFにされて、フックリターンスプリング88によって、ドアフック85の先端85aが車両前方側に突出するように付勢されるが、ドアブラケット80の左右壁部81の後面に当接して、ドアフック85の突出量が規制された位置で規制されるように設定されている。
図3は、ドアフック85の位置とドア開閉センサ62の出力信号との関係を示す説明図である。
ドア開閉センサ62は、ドアフック85の先端85aが、閉状態でのドアブラケット80の左右壁部81より若干前方の位置Aと前後壁部82の後端より若干前方の位置Bとを境にして、位置Aよりも車両前方に位置する場合(突出位置)には高電圧Hiを出力し、位置Aと位置Bとの間(規制された位置)では低電圧Loを出力し、位置Bよりも車両後方に位置する場合(規制された位置より反突出側の位置)には、高電圧Hiを出力する。なお、ドア開閉センサ62は、低電圧Loの代わりに出力0としてもよいが、低電圧Loにしておくことで、出力が0の場合に断線を検出することが可能となる。また、高電圧Hiと低電圧Loを逆にしてもよいが、通常時である給油リッド23閉状態、即ち位置Aと位置Bとの間、での出力を低電圧Loにすることで消費電力を低下させることができる。
ドアフック85の先端85aが後方へ所定時間(一定時間)移動するとドアモータ86がOFFになるが、このとき先端85aはドアブラケット80の前後壁部82の後端よりも車両後方に移動する。これにより、ドアフック85によるドアブラケット80の係止が外れ、スプリング75によって給油リッド23が開き始める。そして、図6に示すように、ドアフック85の先端85aがドアブラケット80の斜壁部83に当接しながら給油リッド23の開移動とともに車両前方へ移動して、ドアフック85の先端85aが位置Aと位置Bとの間の規制された位置となり、ドア開閉センサ62の出力は低電圧Loになる。
したがって、正常時では、図8に示すように、給油リッド23閉状態から開作動したときのドア開閉センサ62の出力は、LoからHi、Lo、Hiの順番で推移する。
本実施形態では、ECU50は、給油リッド23の開作動時におけるドア開閉センサ62の出力からフューエルフィラーリッド装置70の故障検出を行う。
図9は、ドアモータ86故障時におけるドアフック85及び給油リッド23の作動状態を示す断面図である。図10は、ドアモータ86故障時におけるドア開閉センサ62の出力の推移を示すタイムチャートである。
図13は、給油リッド23閉固着時におけるドアフック85及び給油リッド23の作動状態を示す断面図である。図14は、給油リッド23の閉固着時、開作動中固着時におけるドア開閉センサ62の出力の推移を示すタイムチャートである。図15は、給油リッド23の開作動中固着時におけるドアフック85及び給油リッド23の作動状態を示す断面図である。
図16は、その他異常時におけるドア開閉センサ62の出力の推移の一例を示すタイムチャートである。
給油リッドスイッチ61を押して給油リッド23を開いたときに、正常時では、図8に示すように、ドア開閉センサ62の出力は、LoからHi、Lo、Hiの順番で推移するが、ドアモータ86が一定時間ONになるように設定されているので、ドア開閉センサ62の各出力時間(T1、T2、T3)は略一定になる。
例えば、上記実施形態では、ドアフック85の位置を、リッドロック機構65と一体的に構成されたドア開閉センサ62によって検出しているが、リッドロック機構65と別体に設けた検出部(近接センサ、光電センサ、映像からの検出等)でドアフック85の先端85aの位置を検出してもよい。
23 給油リッド
50 ECU(ロック解除制御部、異常判定部)
61 給油リッドスイッチ(ロック解除操作部)
62 ドア開閉センサ(検出部)
81 左右壁部(規制部)
85 ドアフック(係止部)
86 ドアモータ(アクチュエータ、可動部)
88 フックリターンスプリング(付勢部、可動部)
Claims (3)
- 車両の燃料タンクの給油口を開閉する給油リッドと、
車体に備えられ突出移動可能である係止部と、
前記係止部を可動させる可動部と、
前記給油リッドに設けられ、前記給油リッドが閉位置であるときに所定範囲の突出位置で前記係止部の突出を規制するとともに前記給油リッドを閉位置で係止しロック可能な規制部と、
ロック解除操作部の操作により前記可動部を作動させて、前記係止部を前記規制部により規制される位置より反突出方向へ移動させることで、前記給油リッドのロックを解除するロック解除制御部と、
前記係止部の位置を検出する検出部と、
前記ロック解除操作部の操作をしてからの前記検出部の検出結果の推移に基づいて異常判定を行う異常判定部と、
を備え、
前記可動部は、前記係止部を突出方向に付勢する付勢部と、前記付勢部の付勢力に反して前記係止部を反突出方向に作動させるアクチュエータと、を有し、
前記検出部は、前記係止部が前記規制部により規制される位置である場合に第1の出力を出力し、前記係止部が前記規制部により規制される位置より突出した位置である場合と前記規制部により規制される位置より反突出側の位置である場合に第2の出力を出力し、
前記異常判定部は、前記ロック解除操作部の操作により前記可動部の作動を制御開始しても、前記検出部からの出力が前記第1の出力を維持する場合には、前記可動部の故障と判定し、前記ロック解除操作部の操作により前記可動部を作動させたときに、前記検出部からの出力が前記第1の出力から前記第2の出力になって当該第2の出力のまま維持される場合には、前記付勢部の異常であると判定し、前記ロック解除操作部の操作により前記アクチュエータを作動させたときに、前記検出部からの出力が前記第1の出力から前記第2の出力、前記第1の出力の順番で出力して、当該第1の出力のまま維持される場合には、前記給油リッドが固着状態であると判定することを特徴とするフューエルフィラーリッド装置。 - 前記異常判定部は、前記ロック解除操作部の操作により前記可動部の作動を制御したときの、前記検出部からの出力の出力時間に基づいて異常判定を行うことを特徴とする請求項1に記載のフューエルフィラーリッド装置。
- 前記燃料タンクは密閉タンクであって、
前記ロック解除制御部は、前記ロック解除操作部が操作された場合に、前記燃料タンク内の圧力を所定値以下に低減してから、前記係止部が反突出方向へ移動するように前記可動部を作動して前記給油リッドのロックを解除することを特徴とする請求項1または2に記載のフューエルフィラーリッド装置。
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