JP5696906B2 - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蒸発燃料処理装置に関する。
近年、車両の燃費向上に対する要求が高まっている。例えば、ハイブリッド車(HEV)やアイドリングストップシステムを搭載した車両ではエンジンの稼働頻度が減少する。また、燃費を向上すべく、可変リフト機構やアトキンソンサイクルが採用されることがある。このように、エンジンの稼働頻度の減少、可変リフト機構やアトキンソンサイクルの採用に伴い、インテークマニホールド(以下適宜、「インマニ」という。)の負圧の減少が顕著になってきている。インマニの負圧が減少すると、例えば燃料タンクの蒸発燃料をキャニスタを経由して内燃機関に供給する蒸発燃料処理装置において、キャニスタパージ機会およびキャニスタパージのための差圧が減少するため、要求パージ量の確保が難しくなってきている。そこで、例えば特許文献1では、燃料タンクからの蒸発燃料の流出を抑制するための封鎖弁を設けている。
特開2004−156496号公報
特許文献1のように燃料タンクからの蒸発燃料の流出を抑制する封鎖弁を設けると、燃料タンク内が高圧となる場合がある。燃料タンク内が高圧となった状態で給油のために給油口が開放されると、燃料タンク内の蒸発燃料が給油口から大気中へと放出される虞がある。そのため特許文献1では、給油リッドや給油口にセンサやスイッチ等を設け、給油動作が検出された場合、封鎖弁を開放している。また燃料タンクの内圧が高いとき、封鎖弁を開放してから燃料タンク内が所定の圧力、例えば大気圧となるまでには、時間を要する。そこで特許文献1では、給油口からの蒸発燃料の放出を避けるべく、燃料タンクの圧力開放が完了するまで給油口を開口する行為が禁止され、給油を許可しないように構成している。
しかしながら、特許文献1では、圧力開放が完了するまでの間、ユーザを待たせることとなるため、給油を急ぐユーザに対しては不便なシステムとなっている。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、蒸発燃料の大気中への放出を抑制し、給油時におけるユーザの利便性を向上可能な蒸発燃料処理装置を提供することにある。
本発明は、燃料タンク内で発生する蒸発燃料をキャニスタで吸着し、当該キャニスタ内の蒸発燃料を内燃機関に供給する蒸発燃料処理装置であって、封鎖弁と、制御部と、を備える。封鎖弁は、燃料タンクとキャニスタとを連通するベーパ通路に設けられる。
制御部は、駆動制御手段、リッド開閉検出手段、給油意思推定手段、および、開放時間推定手段を有する。駆動制御手段は、封鎖弁の駆動を制御する。リッド開閉検出手段は、燃料タンクの給油口のリッドの開閉状態を検出する。給油意思推定手段は、ユーザの行動に係るユーザ行動情報に基づき、給油意思の有無を推定する。開放時間推定手段は、車両の状態に係る車両情報に基づき、燃料タンク内の圧力を開放するのに要する時間である開放時間を推定する。
本発明では、駆動制御手段は、リッドが開であるとき、封鎖弁を開弁する。また、リッドが閉であっても、給油意思推定手段により給油意思があると推定され、開放時間推定手段により推定された開放時間と所定時間とを比較し、開放時間が所定時間より長いと判断された場合、封鎖弁を開弁する。
本発明では、給油口のリッドが開であるとき封鎖弁を開弁するので、燃料タンク内の蒸発燃料はキャニスタ側に供給され、蒸発燃料が給油口から大気中に放出されるのを抑制することができる。
また、リッドが閉であっても、ユーザ行動情報、例えば、イグニッションキーの操作状態、車両の乗降ドアの操作状態、車両のシフトレバーの操作状態や車両のパーキングブレーキの操作状態等に基づき、給油意思の有無を推定し、給油意思があると推定され、燃料タンクの圧力開放に時間がかかる場合、リッドが開かれるのに先立って封鎖弁を開弁し、燃料タンク内の圧力を開放する。これにより、給油時に給油口から蒸発燃料が放出されるのを抑制するとともに、ユーザを待たせる不便を解消することができるので、利便性が向上する。また、開放時間を推定し、事前の圧力開放が必要な場合のみ、封鎖弁の開弁を実行しており、不要に封鎖弁を駆動することがないので、封鎖弁の駆動に係るエネルギーの消費を抑制することができる。
本発明の一実施形態の蒸発燃料処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の封鎖弁制御処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明による蒸発燃料処理装置を図面に基づいて説明する。
(一実施形態)
本発明の一実施形態による蒸発燃料処理装置を図1に示す。
本実施形態の蒸発燃料処理装置1は、内燃機関(以下、「エンジン」という。)20を搭載する図示しない車両に適用される。本実施形態の蒸発燃料処理装置1は、制御部としての電子制御ユニット(以下、「ECU」という。)10および封鎖弁80等を備え、燃料タンク31で発生した蒸発燃料をエンジン20に供給することにより処理するために設けられる。以下、蒸発燃料をエンジン20へ供給し処理することを、適宜「パージ」という。
燃料タンク31は、給油口32を有し、給油口32から給油されたガソリン等の液体燃料(以下適宜、単に「燃料」という。)が貯留される。また、給油口32近傍の車体には、外部から燃料タンク31へ燃料を給油するためのリッド33が設けられる。また、リッド33は、リッドスイッチ34がユーザにより操作されることにより開閉される。リッドスイッチ34は、例えば運転席近傍に設けられる。リッドスイッチ34がオンされているとき、リッド33は開となり、リッドスイッチ34がオフされているとき、リッド33は閉となる。
燃料タンク31内の燃料は、その一部が液面から蒸発し、蒸発した燃料(以下、「蒸発燃料」という。)が燃料タンク31の上部空間を満たす。
燃料タンク31内の蒸発燃料の量は、エンジン20へのパージ状況や気温等により変動し、これに伴って燃料タンク31の内圧も変化する。そのため、本実施形態では、燃料タンク31の内圧を検出する内圧センサ35が設けられている。
エンジン20は、ガソリン等の燃料により駆動する。本実施形態のエンジン20は、4つの気筒21を有している。すなわちエンジン20は、4気筒エンジンである。エンジン20には、吸気管40および排気管50が接続されている。吸気管40は、エンジン20側が4つに分岐し、それぞれが気筒21に接続している。吸気管40の4つに分岐した部位は、インテークマニホールド41を構成している。排気管50は、エンジン20側が4つに分岐し、それぞれが気筒21に接続している。排気管50の4つに分岐した部位は、エキゾーストマニホールド51を構成している。吸気管40のエンジン20とは反対側には、図示しない吸気口が形成される。また、排気管50のエンジン20とは反対側には、図示しない排気口が形成される。吸気口および排気口は、大気に開放されている。
エンジン20が運転しているとき、吸気管40に形成された吸気通路42を経由し、空気が気筒21に吸入される。以下、気筒21に吸入される空気を「吸気」という。吸気通路42の吸気口とインテークマニホールド41との間には、スロットルバルブ43が設けられる。スロットルバルブ43は、吸気通路42を開閉することにより、吸気の量を調整する。スロットルバルブ43は、アクチュエータ44により開閉駆動される。アクチュエータ44は、アクセル開度に関する情報等に基づいてECU10により駆動制御される。
吸気管40には、吸気管40の内圧を検出する吸気圧センサ45が設けられる。
また、燃料タンク31から供給され図示しないインジェクタから噴射された燃料は、吸気に混合され、気筒21内で燃料する。燃料の燃焼により生じた燃焼ガスは、気筒21から排気管50内に形成された排気通路52を経由して大気へ排出される。以下、気筒21から排出される燃焼ガスを含む気体を「排気」という。
排気管50には、排気中の酸素量を検出するA/Fセンサ53が設けられる。
燃料タンク31には、ベーパ通路61の一端が接続される。ベーパ通路61の他端は、キャニスタ37に接続される。これにより、ベーパ通路61は、燃料タンク31とキャニスタ37とを連通する。ベーパ通路61には、封鎖弁80が設けられる。
キャニスタ37は、燃料タンク31内で発生し、ベーパ通路61を経由して供給された蒸発燃料を吸着し、貯留する。また、キャニスタ37には、大気通路62の一端が接続される。大気通路62の他端は、大気に開放されている。さらに、キャニスタ37には、パージ通路63の一端が接続される。パージ通路63の他端は、吸気通路42のスロットルバルブ43のインテークマニホールド41側に接続される。パージ通路63には、パージバルブ70が設けられる。
上記構成により、吸気通路42のスロットルバルブ43のエンジン20側(以下、「下流側」という。)に負圧が生じると、キャニスタ37に吸着された蒸発燃料は、大気通路62から流入した大気(空気)とともにパージ通路63を経由し、吸気通路42のスロットルバルブ43の下流側へ流入する。吸気通路42のスロットルバルブ43の下流側へ流入した蒸発燃料は、吸気とともにインテークマニホールド41を経由してエンジン20の気筒21に供給され、インジェクタから噴射された燃料とともに気筒21内で燃焼する。このようにして燃料タンク31内の蒸発燃料が処理される。
パージバルブ70は、キャニスタ37と吸気通路42のスロットルバルブ43の下流側とを連通するパージ通路63に設けられる。パージバルブ70は、ソレノイドによって駆動される電磁駆動式の弁装置であって、ECU10により駆動が制御される。パージバルブ70は、第1弁部材71、第1電磁駆動部72および第1付勢部材73を有する。第1弁部材71は、往復移動することによりパージ通路63を開閉する。第1電磁駆動部72は、ECU10から駆動指令信号が入力されると、通電されて磁気回路が形成されることにより第1弁部材71を開弁方向に駆動する。第1付勢部材73は、第1弁部材71を閉弁方向に付勢する。これにより、パージバルブ70は、第1電磁駆動部72に通電されていないとき、第1付勢部材73の付勢力により閉弁する。すなわち、パージバルブ70は、所謂ノーマリークローズ型の弁装置である。パージバルブ70が閉弁しているとき、パージ通路63の流体の流れは遮断される。一方、パージバルブ70が開弁しているとき、パージ通路63の流体の流れは許容される。
封鎖弁80は、燃料タンク31とキャニスタ37とを連通するベーパ通路61に設けられる。ベーパ通路61に封鎖弁80を設けることにより、燃料タンク31からキャニスタ37および大気通路62を経由して蒸発燃料が放出されることを抑制している。すなわち、本実施形態では、封鎖弁80を設けることにより、燃料タンク31は密閉タンクシステムとなっている。
封鎖弁80は、ソレノイドによって駆動される電磁駆動式の弁装置であって、ECU10により駆動が制御される。封鎖弁80は、第2弁部材81、第2電磁駆動部82および第2付勢部材83を有する。第2弁部材81は、往復移動することによりベーパ通路61を開閉する。第2電磁駆動部82は、ECU10からの駆動指令が入力されると、通電されて磁気回路が形成されることにより第2弁部材81を開弁方向に駆動する。第2付勢部材83は、第2弁部材81を閉弁方向に付勢する。これにより、封鎖弁80は、第2電磁駆動部82に通電されていないとき、第2付勢部材83の付勢力により閉弁する。すなわち、封鎖弁80は、所謂ノーマリークローズ型の弁装置である。封鎖弁80が閉弁しているとき、ベーパ通路61の流体の流れは遮断される。一方、封鎖弁80が開弁しているとき、ベーパ通路61の流体の流れは許容される。
また、燃料タンク31の内圧が所定値以上になった場合に開弁される図示しない機械式の弁装置が封鎖弁80と並列に設けられる。
ECU10は、演算手段としてのCPU、記憶手段としてのROMおよびRAM、ならびに、入出力手段等を有する小型のコンピュータである。またECU10は、車両の各部に取り付けられた各種センサから取得される信号等の情報に基づき、ROMに記憶されたプログラムに従って処理を行い、インジェクタ、スロットルバルブ43、パージバルブ70および封鎖弁80等の車両の各種装置の駆動を制御することで車両を統合的に制御する。具体的には、ECU10は、パージバルブ70を駆動するための駆動回路や、封鎖弁80を駆動するための駆動回路等を有している。
本実施形態では、ECU10は、ユーザ行動情報として、イグニッションキーの操作状態に関する情報、乗降ドア操作に関する情報、シフトレバー操作に関する情報、および、パーキングブレーキ操作に関する情報を取得する。
ECU10は、燃料タンク31内の燃料残量に関する燃料残量情報を取得する。また、ECU10は、内圧センサ35により検出される燃料タンク31の内圧検出値を取得する。この内圧検出値が「燃料タンクの内圧に関する内圧情報」に対応する。さらにまた、ECU10では、封鎖弁80を前回開弁してからの経過時間を算出する。
ここで、燃料タンク31内の燃料残量に関する燃料残量情報、内圧センサ35により検出される内圧検出値、および、前回開弁からの経過時間に関する経過時間情報が、「車両情報」に含まれるものとする。
また、ECU10は、A/Fセンサ53から取得される検出信号に基づき、吸気通路42に供給されたパージガス中の蒸発燃料の濃度であるパージ濃度推定値Cを算出する。さらにECU10は、リッドスイッチ34のオン/オフに基づき、リッド33の開閉状態を検出する。換言すると、本実施形態のリッドスイッチ34はリッド33の開閉状態を検出するセンサとして機能している、と捉えることもできる。
ところで、燃料タンク31に燃料を給油する際、燃料タンク31の内圧が大気圧より高いと、給油口32を開けたとき、燃料タンク31内の蒸発燃料が給油口32を経由して大気中へ放出される虞がある。そのため、本実施形態では、リッド33が開となったとき、すなわちリッドスイッチ34がオンされたとき、封鎖弁80を開弁し、燃料タンク31内の蒸発燃料をキャニスタ37側へ供給することにより燃料タンク31の内圧を低下させ、給油口32からの蒸発燃料の放出を抑制している。
また、燃料タンク31の内圧が高い場合等、燃料タンク31の内圧を低下させるのに、長い時間を要することがある。燃料タンク31の内圧を大気圧近傍の所定圧力まで低下させるのに要する時間(以下、「開放時間T」という。)が長いと、燃料タンク31の内圧が十分に低下する前にユーザにより給油口32が開けられ、燃料タンク31内の蒸発燃料が給油口32から大気中へ放出される虞がある。また、燃料タンク31の内圧が十分に低下するまで給油口32を開けるのを禁止すると、ユーザに給油を待たせることとなり、給油を急ぐユーザに対して不便なシステムとなってしまう。
そこで本実施形態では、ユーザが給油する可能性がある、すなわち給油意思があると推定され、かつ、開放時間Tが長くなることが推定された場合、ユーザが具体的な給油行動に移る前に、前もって封鎖弁80を開弁駆動し、燃料タンク31の圧抜きを行うことにより、ユーザに給油を待たせることなく、蒸発燃料が給油口32から大気中へ放出されるのを抑制している。
ここで、封鎖弁80の制御処理を図2に基づいて説明する。この処理は、ECU10にて所定の間隔で実行される。
最初のステップS101(以下、「ステップ」を省略し、単に記号「S」で示す。)では、リッドスイッチ34がオンされたか否か、すなわちリッド33が開か否かを判断する。リッドスイッチ34がオンされた場合(S101:YES)、すなわちリッド33が開である場合、S110へ移行する。リッドスイッチ34がオフである場合(S101:NO)、すなわちリッド33が閉である場合、S102へ移行する。
S102では、燃料タンク31の内圧を大気圧近傍の所定圧力まで低下させるのに要する時間である開放時間Tを推定する。本実施形態では、車両情報である燃料タンク31内の燃料残量、燃料タンク31の内圧、および、前回封鎖弁80が開弁されてからの経過時間に基づいて開放時間Tを推定する。なお、燃料タンク31内の燃料残量が少ないと、開放時間Tは長くなる。また、燃料タンク31の内圧が高いと、開放時間Tは長くなる。さらにまた、前回封鎖弁80が開弁されてからの経過時間が長いと、開放時間Tは長くなる。そこで本実施形態では、燃料タンク31内の燃料残量、燃料タンク31の内圧および前回封鎖弁80が開弁されてからの経過時間と、開放時間Tとを関連付けたマップを、予めECU10に記憶している。
S102では、当該マップを参照することにより、開放時間Tを推定している。なお、マップではなく、演算等により開放時間Tを推定するように構成してもよい。
S103では、開放時間Tが所定時間Tsより長いか否かを判断する。所定時間Tsは、例えばリッドスイッチ34が操作されてから給油口32が開放されるまでに要する時間等に基づいて、適宜設定される。開放時間Tが所定時間Ts以下であると判断された場合(S103:NO)、S104以降の処理を行わない。開放時間Tが所定時間Tsより長いと判断された場合(S103:YES)、S104へ移行する。
S104では、ユーザ行動情報を取得する。本実施形態では、ユーザ行動情報として、イグニッションキーの操作状態に関する情報、乗降ドア操作に関する情報、シフトレバー操作に関する情報、および、パーキングブレーキ操作に関する情報を取得する。
S105では、イグニッションキーがオフされたか否かを判断する。イグニッションキーがオフされていないと判断された場合(S105:NO)、すなわちイグニッションキーがオンである場合、S106以降の処理を行わない。イグニッションキーがオフされたと判断された場合(S105:YES)、S106へ移行する。
S106では、乗降ドアが開けられたか否か、パーキングブレーキがオンされたか否か、または、シフトレバーの位置がパーキング(P)か否かを判断する。乗降ドアが開けられておらず、パーキングブレーキがオフであり、シフトレバーの位置がパーキング(P)以外である場合(S106:NO)、S107以降の処理を行わない。乗降ドアが開けられた、パーキングブレーキがオンされた、または、シフトレバーの位置がパーキング(P)である場合(S106:YES)、S107へ移行する。
本実施形態では、S105およびS106にて肯定判断された場合、「給油意思がある」と判断しているものとする。
S107では、直前の走行中にキャニスタ37から吸気通路42への蒸発燃料のパージが行われたか否かを判断する。ここでは、パージバルブ70の駆動情報に基づいて判断する。直前の走行とは、イグニッションキーがオフされる前の所定の期間としてもよいし、前回イグニッションキーがオンされてからオフされるまでの期間としてもよい。直前の走行中に蒸発燃料のパージが行われていないと判断された場合(S107:NO)、すなわち直前の走行中にパージバルブ70が開弁されていない場合、キャニスタ37は蒸発燃料を吸着できない状態(以下、「破過状態」という。)に近いと推定し、S108以降の処理を行わない。換言すると、直前の走行中に蒸発燃料のパージが行われていない場合(S107:NO)、封鎖弁80を開弁しない、ということである。直前の走行中にキャニスタ37から吸気通路42への蒸発燃料のパージが行われたと判断された場合(S107:YES)、すなわち直前の走行中にパージバルブ70が開弁された場合、S108へ移行する。
S108では、A/Fセンサ53の検出値に基づき、直前の走行にてキャニスタ37から吸気通路42へ供給されたパージガス中の蒸発燃料の濃度であるパージ濃度推定値Cを算出する。
S109では、パージ濃度推定値Cが所定濃度Csより小さいか否かを判断する。パージ濃度推定値Cが所定濃度Cs以上であると判断された場合(S109:NO)、キャニスタ37は破過状態に近いと推定し、S110の処理を行わない。換言すると、パージ濃度推定値Cが所定濃度Cs以上である場合(S109:NO)、封鎖弁80を開弁しない、ということである。パージ濃度推定値Cが所定濃度Csより小さいと判断された場合(S109:YES)、キャニスタ37は蒸発燃料を吸着可能と推定し、S110へ移行する。
本実施形態では、S107およびS109にて肯定判断された場合、キャニスタ37は蒸発燃料を吸着できる状態であると推定している。また、S107またはS109にて否定判断された場合、キャニスタ37は破過状態に近く、蒸発燃料を吸着できない状態であると推定している。
S110では、封鎖弁80を駆動する駆動指令を送出する。
封鎖弁80は、第2電磁駆動部82に通電されて第2弁部材81が駆動することにより開弁し、燃料タンク31からキャニスタ37への流体の流れが許容される。これにより、燃料タンク31内の蒸発燃料がベーパ通路61を経由してキャニスタ37に吸着されることにより、燃料タンク31の内圧が低下する。また、燃料タンク31の内圧が大気圧近傍の所定の圧力まで低下したら、封鎖弁80を閉弁すべく、第2電磁駆動部82への通電を終了する。
すなわち本実施形態では、給油意思があると推定され(S105:YES、S106:YES)、燃料タンク31の内圧を大気圧近傍まで開放するのに時間がかかる場合(S103:YES)であって、キャニスタ37にて蒸発燃料を吸着可能と推定される場合(S107:YES、S109:YES)、リッド33が開となるのに先立って(S101:NO)、封鎖弁80を開弁している(S110)。これにより、給油時に給油口32からの蒸発燃料の放出を抑制しつつ、給油時にユーザを待たせることがない。
以上詳述したように、(1)本実施形態の蒸発燃料処理装置1は、燃料タンク31内で発生する蒸発燃料をキャニスタ37で吸着し、当該キャニスタ37にて吸着した蒸発燃料をエンジン20に供給するものであって、封鎖弁80と、ECU10とを備える。
封鎖弁80は、燃料タンク31とキャニスタ37とを連通するベーパ通路61に設けられる。
ECU10は、封鎖弁80の駆動を制御する。ECU10は、燃料タンク31の給油口32のリッド33の開閉状態を検出する。また、ECU10では、ユーザの行動に係るユーザ行動情報に基づき、給油意思の有無を推定する(S105、S106)。さらにまた、ECU10では、車両の状態に係る車両情報に基づき、燃料タンク31内の圧力を開放するのに要する時間である開放時間Tを推定する(S102)。
本実施形態では、リッド33が開であるとき(S101:YES)、封鎖弁80を開弁する(S110)。また、リッド33が閉であっても(S101:NO)、給油意思があると推定され(S105:YES、S106:YES)、推定された開放時間Tが所定時間Tsより長いと判断された場合(S103:YES)、封鎖弁80を開弁する(S110)。
本実施形態では、給油口32のリッド33が開であるとき、封鎖弁80を開弁するので、燃料タンク31内の蒸発燃料はキャニスタ37側へ供給され、蒸発燃料が給油口32から大気中へ放出されるのを抑制することができる。
また、リッド33が閉であっても、ユーザ行動情報に基づき、給油意思の有無を推定し、給油意思があると推定され、燃料タンク31の圧力開放に時間がかかる場合、リッド33が開かれるのに先立って封鎖弁80を開弁し、燃料タンク31内の圧力を開放する。これにより、給油時に給油口32から蒸発燃料が放出されるのを抑制するとともに、ユーザを待たせる不便を解消し、スムーズに給油を行うことが可能となり、利便性が向上する。また、開放時間Tを推定し、事前の圧力開放が必要な場合のみ、事前の封鎖弁80の開弁を実行しており、不要に封鎖弁80を駆動することがないので、封鎖弁80の駆動に係るエネルギーの消費を抑制することができる。
(2)開放時間Tの推定に用いられる車両情報には、燃料タンク31内の燃料残量に関する燃料残量情報、燃料タンク31の内圧に関する内圧情報、および、封鎖弁80を開弁してからの経過時間に関する経過時間情報が含まれる。燃料タンク31の圧力開放に必要な時間に係る主なパラメータは、燃料タンク31内の空間容積および燃料タンク31の内圧であるので、上述の車両情報を用いることにより、開放時間Tを適切に推定し、適切に封鎖弁80の駆動を制御することができる。
(3)給油意思の有無の推定に用いられるユーザ行動情報は、車両のイグニッションキーの操作状態に関する情報、車両の乗降ドアの操作状態に関する情報、車両のシフトレバーの操作状態に関する情報、および、車両のパーキングブレーキの操作状態に関する情報の少なくとも1つを含む。本実施形態では、ECU10にて従来から取得可能である既存の情報を用いて給油意思の有無を推定しているので、新たなセンサ等の装置を設けることなく給油意思を推定可能であり、適切に封鎖弁80の駆動を制御することができる。
(4)ECU10は、キャニスタ37が蒸発燃料を吸着可能か否かを推定する(S107〜S109)。そして、キャニスタ37が蒸発燃料を吸着できないと推定された場合(S107:NO、S109:NO)、リッド33が閉である間(S101:NO)、封鎖弁80の開弁を禁止する。
キャニスタ37が破過状態に近い場合に封鎖弁80が開弁されると、キャニスタ37にて吸着しきれなかった蒸発燃料が大気通路62を経由して大気中に放出される虞がある。そのため、本実施形態では、キャニスタ37が破過状態に近く、蒸発燃料を吸着できないと推定された場合、リッド33が開となる前における封鎖弁80の開弁を禁止している。換言すると、燃料タンク31の事前の圧抜きを禁止している。これにより、事前の圧抜きによる蒸発燃料の大気中への放出を抑制することができる。
(5)本実施形態では、直前の走行におけるキャニスタ37からエンジン20側へ供給されたパージガス中の蒸発燃料の濃度であるパージ濃度推定値Cが所定濃度Cs以上である場合(S109:NO)、キャニスタ37が蒸発燃料を吸着できないと推定している。これにより、キャニスタ37の状態を適切に推定することができる。
(6)また、直前の走行において、キャニスタ37からエンジン20側への蒸発燃料の供給がなされなかった場合(S107:NO)、キャニスタ37が蒸発燃料を吸着できないと推定する。これにより、キャニスタ37の状態を適切に推定することができる。
本実施形態では、ECU10が「駆動制御手段」、「リッド開閉検出手段」、「給油意思推定手段」、「開放時間推定手段」、および、「キャニスタ状態推定手段」を構成する。また、図2中のS110が「駆動制御手段」の機能としての処理に相当し、S101が「リッド開閉検出手段」の機能としての処理に相当し、S105およびS106が「給油意思推定手段」の機能としての処理に相当し、S102が「開放時間推定手段」の機能としての処理に相当し、S107、S109が「キャニスタ状態推定手段」の機能としての処理に相当する。
(他の実施形態)
(ア)上記実施形態では、車両情報には、燃料残量情報、内圧情報、および、封鎖弁を開弁してからの経過時間情報が含まれていた。他の実施形態では、車両情報は、燃料残量情報、内圧情報、および、封鎖弁を開弁してからの経過時間情報の少なくとも1つが含まれていればよい。また、他の情報を車両情報に含め、開放時間を推定するようにしてもよい。
(イ)給油意思の推定に関し、他の実施形態では、図2中のS105またはS106の一方を省略してもよい。また、S106では、乗降ドアの操作状態、パーキングブレーキの操作状態、および、シフトレバーの操作状態の少なくとも1つに基づいて判断してもよい。さらにまた、例えば乗降ドアが開、かつ、パーキングブレーキがオン、かつ、シフトレバーの位置がパーキング(P)である場合、給油意思がある、と判断するように構成してもよい。すなわち、ユーザ行動情報には、車両のイグニッションキーの操作状態に関する情報、車両の乗降ドアの操作状態に関する情報、車両のシフトレバーの操作状態に関する情報、および、車両のパーキングブレーキの操作状態に関する情報の少なくとも1つが含まれればよい、ということである。また、例えば着座センサ等の他の情報をユーザ行動情報に含め、給油意思の有無を推定してもよい。
(ウ)上記実施形態では、キャニスタが蒸発燃料を吸着できないと推定された場合、リッドが閉である間、封鎖弁の開弁を禁止していた。他の実施形態では、給油意思があると判断され、開放時間が所定時間より長いと判断された場合、キャニスタの状態に関わらず、封鎖弁を開弁するようにしてもよい。
また、キャニスタが蒸発燃料を吸着できるかどうかは、キャニスタから内燃機関へ供給されたパージガス中の蒸発燃料の濃度、または、直前の走行におけるキャニスタから内燃機関側への蒸発燃料の供給の有無の一方に基づいて推定してもよい。すなわち、図2中のS107、または、S108およびS109のいずれか一方を省略してもよい。また、その他の情報に基づいてキャニスタの状態を推定してもよい。
(エ)上記実施形態では、リッドスイッチのオン/オフに基づき、リッドの開閉を判断した。他の実施形態では、例えばリッドを手動で開ける車両においては、リッドの開閉を検出するセンサをリッド近傍に設けてもよい。
(オ)上記実施形態では、燃料タンクの内圧が所定値より大きくなった場合に開弁される機械式の弁装置は、封鎖弁と並列に設けられていたが、他の実施形態では封鎖弁と一体としてもよい。
(カ)上記実施形態では、エンジンは4気筒エンジンであったが、いかなる気筒数のエンジンにも適用することができる。また、蒸発燃料処理装置は、アイドリングストップ車等、どのような車両に適用してもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
1・・・蒸発燃料処理装置
10・・・ECU(制御部)
20・・・エンジン(内燃機関)
31・・・燃料タンク
32・・・給油口
33・・・リッド
35・・・内圧センサ
37・・・キャニスタ
61・・・ベーパ通路
80・・・封鎖弁

Claims (6)

  1. 燃料タンク(31)内で発生する蒸発燃料をキャニスタ(37)で吸着し、当該キャニスタにて吸着した蒸発燃料を内燃機関(20)に供給する蒸発燃料処理装置(1)であって、
    前記燃料タンクと前記キャニスタとを連通するベーパ通路(61)に設けられる封鎖弁(80)と、
    前記封鎖弁の駆動を制御する駆動制御手段(S110)、前記燃料タンクの給油口(32)のリッド(33)の開閉状態を検出するリッド開閉検出手段(S101)、ユーザの行動に係るユーザ行動情報に基づき、給油意思の有無を推定する給油意思推定手段(S105、S106)、および、車両の状態に係る車両情報に基づき、前記燃料タンク内の圧力を開放するのに要する時間である開放時間を推定する開放時間推定手段(S102)を有する制御部(10)と、
    を備え、
    前記駆動制御手段は、
    前記リッドが開であるとき(S101:YES)、前記封鎖弁を開弁し、
    前記リッドが閉であっても(S101:NO)、前記給油意思推定手段により給油意思があると推定され(S105:YES、S106:YES)、前記開放時間推定手段により推定された前記開放時間と所定時間とを比較し、前記開放時間前記所定時間より長いと判断された場合(S103:YES)、前記封鎖弁を開弁することを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  2. 前記開放時間の推定に用いられる前記車両情報は、前記燃料タンク内の燃料残量に関する燃料残量情報、前記燃料タンクの内圧に関する内圧情報、および、前記封鎖弁を開弁してからの経過時間に関する経過時間情報の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の蒸発燃料処理装置。
  3. 前記給油意思の有無の推定に用いられる前記ユーザ行動情報は、前記車両のイグニッションキーの操作状態に関する情報、前記車両の乗降ドアの操作状態に関する情報、前記車両のシフトレバーの操作状態に関する情報、および、前記車両のパーキングブレーキの操作状態に関する情報の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の蒸発燃料処理装置。
  4. 前記制御部は、前記キャニスタが蒸発燃料を吸着可能か否かを推定するキャニスタ状態推定手段(S107、S109)をさらに有し、
    前記駆動制御手段は、前記キャニスタ状態推定手段により前記キャニスタが蒸発燃料を吸着できないと推定された場合、前記リッドが閉である間、前記封鎖弁の開弁を禁止することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の蒸発燃料処理装置。
  5. 前記キャニスタ状態推定手段は、直前の走行における前記キャニスタから前記内燃機関側へ供給されたパージガス中の蒸発燃料濃度が所定濃度以上である場合(S109:NO)、前記キャニスタが蒸発燃料を吸着できないと推定することを特徴とする請求項4に記載の蒸発燃料処理装置。
  6. 前記キャニスタ状態推定手段は、直前の走行において前記キャニスタから前記内燃機関側への蒸発燃料の供給がなされなかった場合(S107:NO)、前記キャニスタが蒸発燃料を吸着できないと推定することを特徴とする請求項4または5に記載の蒸発燃料処理装置。
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