JP5047135B2 - 燃料タンクシステム及びその給油方法 - Google Patents

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Description

本発明は、給油口から給油された液体燃料を貯留する燃料タンクと、前記燃料タンク内に発生する蒸発燃料を導入する連通路と、前記連通路に接続され、前記蒸発燃料を吸着するキャニスタと、前記連通路に配設され、前記燃料タンクに前記液体燃料が給油される際に開弁される開閉弁とを備える燃料タンクシステム及びその給油方法に関する。
内燃機関に燃料を供給するために、燃料タンクが用いられている。この燃料タンク内では、燃料が気化した蒸発燃料(べーパ)が発生しており、前記蒸発燃料が不要に大気に拡散することを阻止するため、キャニスタが設けられている。
キャニスタは、活性炭等の吸着材を充填しており、蒸発燃料を吸着捕集している。この捕集された蒸発燃料は、内燃機関が駆動される際に、パージ通路を通って前記内燃機関の吸気通路にパージされている。
ところで、特に密閉構造の燃料タンクでは、前記燃料タンク内の圧力が相当に高圧になる場合がある。その際、燃料タンク内に燃料を給油するために、前記燃料タンクに連通する給油口が開放されると、前記燃料タンク内の蒸発燃料が前記給油口から外部に必要以上に放出されるおそれがある。
このため、例えば、特許文献1に開示されている内燃機関の蒸発燃料処理装置が知られている。この特許文献1は、内燃機関の停止時に燃料タンクを密閉して蒸発燃料の流出を禁止する機能を有する蒸発燃料処理装置であって、前記燃料タンクと内燃機関の吸気通路とを連通する連通経路と、前記連通経路の途中に配置された第1の開閉弁と、内燃機関の作動中に、タンク内圧が大気圧近傍値となるように前記第1の開閉弁を制御する制御装置とを備えている。
特開2004−156496号公報
上記の特許文献1では、給油を行うためにリッドスイッチが操作された後、タンク内圧が大気圧近傍値に降圧されるまで、給油口の開口が許可されない。その際、ユーザは、リッドスイッチを操作してから給油可能な状態になるまでに掛かる時間を知ることができない。
しかしながら、特に密閉構造の燃料タンクでは、タンク内圧が相当に高圧になっていると、前記タンク内圧が大気圧近傍値になるまで、かなりの時間が掛かってしまう。これにより、ユーザは、長時間にわたって不快な状態に曝されるという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、燃料タンクが給油可能な状態になるまでの時間を容易に知ることができ、ユーザが長時間にわたって不快な状態に曝されることを良好に阻止することが可能な燃料タンクシステム及びその給油方法を提供することを目的とする。
本発明は、給油口から給油された液体燃料を貯留する燃料タンクと、前記燃料タンク内に発生する蒸発燃料を導入する連通路と、前記連通路に接続され、前記蒸発燃料を吸着するキャニスタと、前記連通路に配設され、前記燃料タンクに前記液体燃料が給油される際に開弁される開閉弁とを備える燃料タンクシステムに関するものである。
燃料タンクシステムは、燃料タンク内に貯留されている液体燃料の残量を検出する液体燃料貯留量検出機構と、前記燃料タンク内の圧力を検出する圧力検出機構と、前記液体燃料の給油要求を検出する給油要求検出機構と、前記液体燃料貯留量検出機構により検出された前記燃料タンク内の前記液体燃料の残量と、前記圧力検出機構により検出された前記燃料タンク内の圧力とに基づいて、開閉弁が開放されてから前記燃料タンク内の圧力が大気圧近傍になるまでの圧抜き時間を算出する圧抜き時間算出機構と、前記開閉弁が開放されてから前記圧抜き時間算出機構により算出された前記圧抜き時間が経過した後、給油口からの前記液体燃料の給油を許可する給油許可機構とを備えている。
また、燃料タンクシステムは、圧抜き時間算出機構により算出された圧抜き時間を、前記燃料タンクシステムが搭載される車両の搭乗者に知らせるための報知機構を備えることが好ましい。
さらに、圧抜き時間算出機構は、燃料タンク内の液体燃料の残量と前記燃料タンク内の圧力とにより前記燃料タンク内に発生している蒸発燃料の量を算出し、前記蒸発燃料の量に基づいて圧抜き時間を算出することが好ましい。
さらにまた、圧抜き時間算出機構は、燃料タンク内の液体燃料の残量と前記燃料タンク内の圧力とに基づいて圧抜き時間を求めるテーブルを有し、前記テーブルから前記圧抜き時間を算出することが好ましい。
また、報知機構は、音発生部を設けることが好ましい。
さらに、報知機構は、車内に表示部を設けることが好ましい。
さらにまた、報知機構は、給油口から視認可能な位置に設けられる表示部を備えることが好ましい。
また、本発明は、給油口から給油された液体燃料を貯留する燃料タンクと、前記燃料タンク内に発生する蒸発燃料を導入する連通路と、前記連通路に接続され、前記蒸発燃料を吸着するキャニスタと、前記連通路に配設され、前記燃料タンクに前記液体燃料が給油される際に開弁される開閉弁とを備える燃料タンクシステムの給油方法に関するものである。
給油方法は、燃料タンク内に貯留されている液体燃料の残量を検出する工程と、前記燃料タンク内の圧力を検出する工程と、前記液体燃料の給油要求を検出した際に、検出された前記燃料タンク内の前記液体燃料の残量と、検出された前記燃料タンク内の圧力とに基づいて、開閉弁が開放されてから前記燃料タンク内の圧力が大気圧近傍になるまでの圧抜き時間を算出する工程と、前記開閉弁が開放されてから算出された前記圧抜き時間が経過した後、前記給油口からの前記液体燃料の給油を許可する工程とを有している。
さらに、給油方法は、算出された圧抜き時間を、燃料タンクシステムが搭載される車両の搭乗者に知らせる工程を有することが好ましい。
さらにまた、給油方法は、燃料タンク内の液体燃料の残量と前記燃料タンク内の圧力とにより前記燃料タンク内に発生している蒸発燃料の量を算出し、前記蒸発燃料の量に基づいて圧抜き時間を算出することが好ましい。
また、給油方法は、燃料タンク内の液体燃料の残量と前記燃料タンク内の圧力とに基づいて圧抜き時間を求めるテーブルを有し、前記テーブルから前記圧抜き時間を算出することが好ましい。
さらに、給油方法は、算出された圧抜き時間を、音声又は音により搭乗者に知らせることが好ましい。
さらにまた、給油方法は、算出された圧抜き時間を、車内に表示することにより搭乗者に知らせることが好ましい。
また、給油方法は、算出された圧抜き時間を、給油口から視認可能な位置に表示することにより搭乗者に知らせることが好ましい。
本発明では、液体燃料の給油要求が検出されると、開閉弁が開放されてから燃料タンク内の圧力が大気圧近傍になるまでの圧抜き時間、すなわち、燃料タンクが給油可能な状態になるまでの時間が算出される。このため、ユーザは、給油要求を行ってから燃料タンクが給油可能な状態になるまでの時間を容易に知ることができ、該ユーザが不快な状態に曝されることを良好に阻止することが可能になる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料タンクシステム10の概略構成図である。燃料タンクシステム10は、車両(図示せず)に搭載されるとともに、特にエンジン(図示せず)とモータ(図示せず)とを併用するハイブリッドシステムに好適に採用される。
燃料タンクシステム10は、燃料(液体燃料)Fを貯留する密閉型燃料タンク12と、前記燃料タンク12内の蒸発燃料(ベーパ)をフロート14から導入するベーパ通路(連通路)16と、前記ベーパ通路16に接続され、前記蒸発燃料を吸着するキャニスタ18と、前記ベーパ通路16に配設され、前記燃料タンク12に前記燃料Fが給油される際に開弁される開閉弁20と、前記キャニスタ18を外気に連通させ、前記蒸発燃料がパージされる際に、該キャニスタ18に外部空気を導入するドレン通路21と、前記キャニスタ18に吸着された前記蒸発燃料を、エンジン駆動時にエンジン(図示せず)に空気を供給する吸気通路に吸引(パージ)させるパージ通路22と、ECU(電子制御ユニット)24とを備える。
燃料タンク12には、給油パイプ部材26の一端部が取り付けられる。給油パイプ部材26の他端部である給油口26aには、キャップ28が装着されるとともに、前記キャップ28の近傍から燃料タンク12の空間Sに臨んでブリーザパイプ30が設けられる。
キャップ28は、給油扉32を介して外部から遮断自在に構成される。この給油扉32は、開閉スイッチ34の作用下に開閉されるとともに、前記開閉スイッチ34は、ユーザ(例えば、運転者)が給油扉開放スイッチ36を操作することにより駆動される。
燃料タンク12内には、この燃料タンク12に貯留される燃料Fをエンジンに供給するための燃料ポンプ38と、前記燃料タンク12に給油された前記燃料Fの給油量を検出する燃料残量計(例えば、フロート)40とが配置される。燃料タンク12内は、開閉弁20が閉塞されることにより密閉される。この燃料タンク12には、内部の圧力を検出するための圧力センサ41が設けられる。
キャニスタ18は、内部に活性炭等の吸着材(図示せず)が充填される。ベーパ通路16には、開閉弁20に並列してリリーフ弁42が配設される。ドレン通路21及びパージ通路22には、ドレン用制御弁44a及びパージ用制御弁44bが配設される。パージ用制御弁44bは、キャニスタ18に吸着された蒸発燃料を、内燃機関にパージするパージ処理部を構成する。
ECU24は、燃料タンク12内に貯留されている燃料Fの残量を検出する液体燃料貯留量検出回路(液体燃料貯留量検出機構)46と、前記燃料タンク12内の圧力を検出する圧力検出回路(圧力検出機構)48と、前記燃料Fの給油要求を検出する給油要求検出回路(給油要求検出機構)50と、前記液体燃料貯留量検出回路46により検出された前記燃料タンク12内の前記燃料Fの残量と、前記圧力検出回路48により検出された前記燃料タンク12内の圧力とに基づいて、開閉弁20が開放されてから前記燃料タンク12内の圧力が大気圧近傍になるまでの圧抜き時間を算出する圧抜き時間算出回路(圧抜き時間算出機構)52と、前記開閉弁20が開放されてから前記圧抜き時間算出回路52により算出された前記圧抜き時間が経過した後、給油口26aからの前記燃料Fの給油を許可する給油許可回路(給油許可機構)54と、前記圧抜き時間算出回路52により算出された前記圧抜き時間を、燃料タンクシステム10が搭載される車両の搭乗者に知らせるための報知回路56とを備える。なお、ECU24には、計時手段としてタイマ58が設けられる。
液体燃料貯留量検出回路46は、燃料残量計40の検出信号に基づいて、燃料タンク12に貯留されている燃料Fの残量を検出する。圧力検出回路48は、圧力センサ41の検出信号に基づいて、燃料タンク12内の圧力を検出するとともに、給油要求検出回路50は、給油扉開放スイッチ36のオン信号に基づいて、燃料Fの給油要求を検出する。
圧抜き時間算出回路52は、例えば、図2に示すように、燃料タンク12内の燃料残量(Fuel L)及びタンク内圧(P tank)と圧抜き時間(Tp)との関係を予めテーブルとして持っており、あるいは、計算式として有している。具体的には、燃料タンク12内の燃料残量(Fuel L)が少ない程、蒸発燃料量が多く存在しており、前記燃料タンク12内の圧力を大気圧近傍まで低下させるのに時間が掛かる。一方、燃料タンク12の内圧(P tank)が高い程、大気圧近傍まで低下させるのに時間が掛かる。
ここで、大気圧近傍とは、キャップ28が外されて給油口26aが大気に開放された際、前記燃料タンク12内から前記給油口26aを通って必要以上の蒸発燃料が大気に放出されることがない圧力範囲をいう。
給油許可回路54には、開閉弁20が接続されており、この給油許可回路54は、前記開閉弁20を開閉させるための制御回路を構成する。給油許可回路54は、燃料Fの給油を許可するため、圧抜き時間が経過した後、開閉スイッチ34を駆動して給油扉32を開放させる。なお、開閉スイッチ34の駆動に代えて、キャップ28の固定手段(図示せず)を解除してもよい。
報知回路56には、スピーカ(音発生部)60が接続される。このスピーカ60は、例えば、搭乗者に対して音声により圧抜き終了までの残り時間を報知する。なお、音声に代えて、終了間近になるのに従って間隔が短くなる間欠音や高音になる電子音等を採用してもよい。
このように構成される燃料タンクシステム10の動作について、第1の実施形態に係る給油方法との関連で、図3に示すフローチャートに沿って以下に説明する。
先ず、ユーザが給油を行うために、給油扉開放スイッチ36をONすると(ステップS1)、給油要求検出回路50は、燃料Fの給油要求を検出する。このため、液体燃料貯留量検出回路46は、燃料残量計40の検出信号に基づいて、燃料タンク12に貯留されている燃料Fの残量(Fuel L)を検出する(ステップS2)。
一方、圧力検出回路48は、圧力センサ41の検出信号に基づいて、燃料タンク12内の圧力(以下、タンク内圧ともいう)(P tank)を検出する(ステップS3)。なお、ステップS2とステップS3とは、同時に又は逆に行ってもよい。
次いで、ステップS4に進んで、圧抜き時間算出回路52は、検出された燃料Fの残量(Fuel L)と、検出された燃料タンク12のタンク内圧(P tank)とに基づいて、開閉弁20が開放されてから前記燃料タンク12内の圧力が大気圧近傍になるまでの圧抜き時間(Tp)を算出する(図2参照)。
さらに、報知回路56は、燃料タンク12のタンク内圧(P tank)が大気圧近傍になるまでの残り時間を報知する(ステップS5)。具体的には、スピーカ60から搭乗者に対して、「残り20秒です」…「残り10秒です」…等の音声案内を行う。
そして、タイマ58による圧抜き時間(Tp)が計時されると(ステップS6中、YES)、ステップS7に進んで、開閉スイッチ34が付勢されて給油扉32が開放される。従って、給油パイプ部材26の他端部に装着されているキャップ28が取り外され、前記給油パイプ部材26に燃料Fが注入される。これにより、燃料Fは、燃料タンク12に給油され、前記燃料タンク12内に所定量の燃料Fが貯留される。
この場合、第1の実施形態では、ユーザにより給油扉開放スイッチ36がオンされて給油要求がなされると、検出された燃料Fの残量(Fuel L)と、検出された燃料タンク12のタンク内圧(P tank)とに基づいて、開閉弁20が開放されてから前記燃料タンク12内の圧力が大気圧近傍になるまでの圧抜き時間(Tp)、すなわち、前記燃料タンク12が給油可能な状態になるまでの時間が算出される。そして、報知回路56は、燃料タンク12のタンク内圧(P tank)が大気圧近傍になるまでの残り時間を、スピーカ60を用いた音声ガイドによってユーザに報知している。
このため、ユーザは、給油扉開放スイッチ36をオンしてから燃料タンク12が給油可能な状態になるまでの時間を容易に知ることができる。これにより、該ユーザが長時間にわたって不快な状態に曝されることを良好に阻止することが可能になるという効果が得られる。
しかも、ユーザは、音声により残り時間を知ることができるため、音声が届く範囲であれば、車両周辺に居ても残り時間を容易に把握することが可能になるという利点がある。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る給油方法を説明するフローチャートである。なお、図3に示す第1の実施形態と同様の工程については、その詳細な説明は省略する。
この第2の実施形態では、圧抜き時間算出回路52は、燃料タンク12内の燃料Fの残量(Fuel L)と、前記燃料タンク12の内圧(P tank)とにより、前記燃料タンク12内に発生している蒸発燃料の量を算出し、前記蒸発燃料の量に基づいて、圧抜き時間(Tp)を算出する。
具体的には、圧抜き時間算出回路52は、図5に示すように、燃料残量(Fuel L)及びタンク内圧(P tank)と蒸発燃料量との関係を、予めテーブルとして、あるいは、計算式として有している。さらに、圧抜き時間算出回路52は、蒸発燃料量と圧抜き時間(Tp)との関係を、図6に示すように、予めテーブルとして、あるいは、計算式として有している。
そこで、ステップS11〜ステップS13が行われた後、ステップS14では、燃料タンク12内の蒸発燃料の量が算出される(図5参照)。次に、ステップS15に進んで、算出された蒸発燃料の量に基づいて圧抜き時間(Tp)が算出される(図6参照)。そして、ステップS16以降の処理が行われる。
このように、第2の実施形態では、ユーザは、燃料タンク12が給油可能な状態になるまでの時間を容易に知ることができ、該ユーザが長時間にわたって不快な状態に曝されることを良好に阻止することが可能になる等、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る燃料タンクシステムを構成する報知回路(報知機構)70の説明図である。
報知回路70は、車室内の速度メータ表示部72に設けられる圧抜き時間表示部74を備える。この圧抜き時間表示部74は、燃料タンク12のタンク内圧(P tank)が大気圧近傍になるまでの残り時間を、図8に示すように、「Openまで20秒」…等の数字による表示を行う。
これにより、第3の実施形態では、ユーザは、燃料タンク12が給油可能な状態になるまでの時間を容易に知ることができ、該ユーザが長時間にわたって不快な状態に曝されることを良好に阻止することが可能になる等、上記の第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
さらに、第3の実施形態では、残り時間が画面表示されるため、ユーザは、車内で残り時間を容易且つ静かに確認することができ、無駄に車外で待機する必要がなく、車内で待つことが可能になるという利点がある。
図9は、本発明の第4の実施形態に係る燃料タンクシステムを構成する報知回路(報知機構)80の説明図である。
報知回路80は、車室内のステアリング82に近接するインフォメーションパネル84上に設けられる圧抜き時間表示部86を備える。この圧抜き時間表示部86は、図10に示すように、複数の横長点灯バー88aを設けるとともに、燃料タンク12のタンク内圧(P tank)が大気圧近傍になるまでの残り時間を、前記横長点灯バー88aの点灯数を減少させることにより表示する。
一方、図11に示すように、圧抜き時間表示部86は、複数の縦長点灯バー88bを設けるとともに、燃料タンク12のタンク内圧(P tank)が大気圧近傍になるまでの残り時間を、前記縦長点灯バー88bの点灯数を減少させることにより表示することもできる。
これにより、第4の実施形態では、ユーザは、燃料タンク12が給油可能な状態になるまでの時間を容易に知ることができ、該ユーザが長時間にわたって不快な状態に曝されることを良好に阻止することが可能になる等、上記の第1及び第3の実施形態と同様の効果が得られる。
しかも、残り時間が画面表示されるため、上記の第3の実施形態と同様の効果が得られるとともに、バー表示であることから、特に直感的に残り時間を把握することができるという利点がある。
なお、第3の実施形態において、第4の実施形態と同様の表示方式を採用してもよく、また、第4の実施形態において、第3の実施形態と同様の表示方式を採用してもよい。
図12は、本発明の第5の実施形態に係る燃料タンクシステムを構成する報知回路(報知機構)90の説明図である。
報知回路90は、車両92の給油扉32に近接する圧抜き時間表示部94を備える。この圧抜き時間表示部94は、図13に示すように、複数のLED96を設けるとともに、燃料タンク12のタンク内圧(P tank)が大気圧近傍になるまでの残り時間を、点灯するLED96aの数を増加させることにより表示する。なお、圧抜き時間表示部94は、給油扉32に直接設けてもよく、また、前記給油扉32の裏面に設けてもよい。
これにより、第5の実施形態では、ユーザは、燃料タンク12が給油可能な状態になるまでの時間を容易に知ることができ、該ユーザが長時間にわたって不快な状態に曝されることを良好に阻止することが可能になる等、上記の第1〜第4の実施形態と同様の効果が得られる。
さらに、第5の実施形態では、給油口近傍に待機することができる。このため、例えば、セルフ給油では、ユーザが先に支払い手続きや油種選択を終わらせた際に効果的である一方、フルサービス給油では、店員に残り時間を知らせることが可能になるという利点がある。
本発明の第1の実施形態に係る燃料タンクシステムの概略構成図である。 燃料残量とタンク内圧との関係図である。 本発明の第1の実施形態に係る給油方法を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る給油方法を説明するフローチャートである。 タンク内圧と蒸発燃料量との関係図である。 圧抜き時間と前記蒸発燃料量との関係図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料タンクシステムを構成する報知回路の説明図である。 前記報知回路を構成する圧抜き時間表示部の表示方法の説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る燃料タンクシステムを構成する報知回路の説明図である。 前記報知回路を構成する圧抜き時間表示部の表示方法の説明図である。 前記報知回路を構成する他の圧抜き時間表示部の表示方法の説明図である。 本発明の第5の実施形態に係る燃料タンクシステムを構成する報知回路の説明図である。 前記報知回路を構成する圧抜き時間表示部の表示方法の説明図である。
符号の説明
10…燃料タンクシステム 12…燃料タンク
16…ベーパ通路 18…キャニスタ
20…開閉弁 21…ドレン通路
22…パージ通路 24…ECU
26…給油パイプ部材 26a…給油口
28…キャップ 32…給油扉
34…開閉スイッチ 36…給油扉開放スイッチ
38…燃料ポンプ 40…燃料残量計
41…圧力センサ 46…液体燃料貯留量検出回路
48…圧力検出回路 50…給油要求検出回路
52…圧抜き時間算出回路 54…給油許可回路
56、70、80、90…報知回路 58…タイマ
60…スピーカ 72…速度メータ表示部
74、86、94…圧抜き時間表示部

Claims (14)

  1. 給油口から給油された液体燃料を貯留する燃料タンクと、
    前記燃料タンク内に発生する蒸発燃料を導入する連通路と、
    前記連通路に接続され、前記蒸発燃料を吸着するキャニスタと、
    前記連通路に配設され、前記燃料タンクに前記液体燃料が給油される際に開弁される開閉弁と、
    を備える燃料タンクシステムであって、
    前記燃料タンク内に貯留されている前記液体燃料の残量を検出する液体燃料貯留量検出機構と、
    前記燃料タンク内の圧力を検出する圧力検出機構と、
    前記液体燃料の給油要求を検出する給油要求検出機構と、
    前記液体燃料貯留量検出機構により検出された前記燃料タンク内の前記液体燃料の残量と、前記圧力検出機構により検出された前記燃料タンク内の圧力とに基づいて、前記開閉弁が開放されてから前記燃料タンク内の圧力が大気圧近傍になるまでの圧抜き時間を算出する圧抜き時間算出機構と、
    前記開閉弁が開放されてから前記圧抜き時間算出機構により算出された前記圧抜き時間が経過した後、前記給油口からの前記液体燃料の給油を許可する給油許可機構と、
    を備えることを特徴とする燃料タンクシステム。
  2. 請求項1記載の燃料タンクシステムにおいて、前記圧抜き時間算出機構により算出された前記圧抜き時間を、前記燃料タンクシステムが搭載される車両の搭乗者に知らせるための報知機構を備えることを特徴とする燃料タンクシステム。
  3. 請求項1又は2記載の燃料タンクシステムにおいて、前記圧抜き時間算出機構は、前記燃料タンク内の前記液体燃料の残量と前記燃料タンク内の圧力とにより前記燃料タンク内に発生している前記蒸発燃料の量を算出し、前記蒸発燃料の量に基づいて前記圧抜き時間を算出することを特徴とする燃料タンクシステム。
  4. 請求項1又は2記載の燃料タンクシステムにおいて、前記圧抜き時間算出機構は、前記燃料タンク内の前記液体燃料の残量と前記燃料タンク内の圧力とに基づいて前記圧抜き時間を求めるテーブルを有し、前記テーブルから前記圧抜き時間を算出することを特徴とする燃料タンクシステム。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の燃料タンクシステムにおいて、前記報知機構は、音発生部を設けることを特徴とする燃料タンクシステム。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項に記載の燃料タンクシステムにおいて、前記報知機構は、車内に表示部を設けることを特徴とする燃料タンクシステム。
  7. 請求項2〜6のいずれか1項に記載の燃料タンクシステムにおいて、前記報知機構は、前記給油口から視認可能な位置に設けられる表示部を備えることを特徴とする燃料タンクシステム。
  8. 給油口から給油された液体燃料を貯留する燃料タンクと、
    前記燃料タンク内に発生する蒸発燃料を導入する連通路と、
    前記連通路に接続され、前記蒸発燃料を吸着するキャニスタと、
    前記連通路に配設され、前記燃料タンクに前記液体燃料が給油される際に開弁される開閉弁と、
    を備える燃料タンクシステムの給油方法であって、
    前記燃料タンク内に貯留されている前記液体燃料の残量を検出する工程と、
    前記燃料タンク内の圧力を検出する工程と、
    前記液体燃料の給油要求を検出した際に、検出された前記燃料タンク内の前記液体燃料の残量と、検出された前記燃料タンク内の圧力とに基づいて、前記開閉弁が開放されてから前記燃料タンク内の圧力が大気圧近傍になるまでの圧抜き時間を算出する工程と、
    前記開閉弁が開放されてから算出された前記圧抜き時間が経過した後、前記給油口からの前記液体燃料の給油を許可する工程と、
    を有することを特徴とする燃料タンクシステムの給油方法。
  9. 請求項8記載の給油方法において、算出された前記圧抜き時間を、前記燃料タンクシステムが搭載される車両の搭乗者に知らせる工程を有することを特徴とする燃料タンクシステムの給油方法。
  10. 請求項8又は9記載の給油方法において、前記燃料タンク内の前記液体燃料の残量と前記燃料タンク内の圧力とにより前記燃料タンク内に発生している前記蒸発燃料の量を算出し、前記蒸発燃料の量に基づいて前記圧抜き時間を算出することを特徴とする燃料タンクシステムの給油方法。
  11. 請求項8又は9記載の給油方法において、前記燃料タンク内の前記液体燃料の残量と前記燃料タンク内の圧力とに基づいて、前記圧抜き時間を求めるテーブルを有し、前記テーブルから前記圧抜き時間を算出することを特徴とする燃料タンクシステムの給油方法。
  12. 請求項9〜11のいずれか1項に記載の給油方法において、算出された前記圧抜き時間を、音声又は音により前記搭乗者に知らせることを特徴とする燃料タンクシステムの給油方法。
  13. 請求項9〜12のいずれか1項に記載の給油方法において、算出された前記圧抜き時間を、車内に表示することにより前記搭乗者に知らせることを特徴とする燃料タンクシステムの給油方法。
  14. 請求項9〜13のいずれか1項に記載の給油方法において、算出された前記圧抜き時間を、前記給油口から視認可能な位置に表示することにより前記搭乗者に知らせることを特徴とする燃料タンクシステムの給油方法。
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