JP7372801B2 - 車両の燃料装置 - Google Patents

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本発明は、車両の燃料装置に関する。
車両には、タンクに燃料を貯蔵し、燃料をエンジンへ供給して燃焼させ続けることにより、エンジンに駆動力を生成させ続けて走行するものがある。
この場合、タンクに貯蔵される燃料は、エンジンでの燃焼により減る。燃料が減ったタンクには、空き領域が生じる。また、タンクへの燃料供給においてフルに燃料を供給しなかった場合にも、タンクには、空き領域が生じる。タンクの空き領域には、タンクの燃料からガスが発生する。
このようにタンクで発生する燃料ガスは、一旦キャニスタに吸着され、キャニスタからエンジンへ燃料ガスとしてパージされる。パージによりエンジンへ供給される燃料ガスは、タンクからエンジンへ供給される燃料とともにエンジンにおいて燃焼される。
特開2016-180371号公報
ところで、キャニスタからエンジンへ燃料ガスをパージするためには、エンジンが動作していることが必要である。近年の自動車では、たとえば電気で走行したり、駐停車中にエンジンが停止したりする。このため、車両においてパージによりエンジンへ燃料ガスを供給する機会が減っている。その結果、キャニスタにおいて燃料ガスが過多となってしまう可能性がある。キャニスタから車外へ燃料ガスが放出される可能性が高くなる。
このため、特許文献1のように、タンクからキャニスタへの経路に密閉弁を設け、この密閉弁を閉じることにより、燃料ガスが車外へ放出され難くすることが考えられる。
しかしながら、タンクからキャニスタへの経路を密閉弁で閉じて、タンクを密閉型にすると、タンクに新たな燃料を供給しようとする際には、タンクで発生している燃料ガスがタンクの供給口へ逆流する可能性がある。燃料供給の際に、タンクで発生している燃料ガスが、タンクの供給口から車外へ放出される可能性がある。
このような燃料ガスについてのタンクの供給口への逆流を削減するためには、燃料供給の前に密閉弁を開き、タンクで生成されている燃料ガスをタンクからキャニスタへ排気することが望ましい。これにより、燃料ガスはキャニスタに吸着される。タンクで発生していた燃料ガスがタンクから車外へ放出され難くなる。しかしながら、この場合、ユーザは、燃料供給のためのスイッチを操作してから、タンクの内圧が大気圧程度まで低下することを待って、タンクへの燃料供給を開始することができる。ユーザは、スイッチを操作した後にタンクの燃料ガスが減ることを待たなければならない。ユーザは、燃料供給のためのスイッチを操作したら、直ちにタンクへの燃料供給を開始することができない。特に、タンクの燃料が減って、タンクの内圧が高くなっている場合、この待機時間は長くなる。
このように車両では、改善が求められている。
本発明に係る車両の燃料装置は、車両のエンジンで使用する燃料を貯蔵するタンクにて生じる燃料ガスを前記タンクからキャニスタへ供給し、さらに前記キャニスタから前記エンジンへパージする車両の燃料装置であって、前記タンクから前記キャニスタへの経路に設けられる密閉弁と、前記タンクへ燃料供給するために操作される操作部材と、燃料供給のために前記操作部材が操作されると閉じている前記密閉弁を開く制御部と、を有し、前記制御部は、前記タンクへの燃料供給の際に前記タンクの内圧を開放する燃料供給処理と、パージを含む前記エンジンへの燃料供給処理と、に加えて、周期的に実行する処理として、前記操作部材の操作によらずに前記タンクの内圧を開放する内圧開放処理を実行し、周期的に実行する前記内圧開放処理において、前記タンクの残燃料量と、前記タンクの内圧と、を判断し、前記タンクの残燃料量が残量閾値以下であり且つ前記タンクの内圧が内圧閾値以上である場合に、前記タンクの最大容量から前記タンクの残燃料量を減算して前記タンクの空き領域の容量を演算し、演算した前記タンクの空き領域の容量と、前記タンクの内圧とから、前記タンクからの燃料ガスの放出量を予測し、前記キャニスタについての燃料ガスの収容余力として、動作する前記エンジンへ前記キャニスタからパージされる燃料ガスのパージ量により増加される前記キャニスタの収容余力を取得し、予測した放出量が、前記キャニスタについての燃料ガスの収容余力以下であるとき、前記操作部材が操作されていない状態において前記密閉弁を開き、前記タンクからの燃料ガスの放出量が前記キャニスタの燃料ガスの収容余力以下でないときに、前記密閉弁を開かない。
好適には、前記制御部は、前記タンクに生じている燃料ガスの放出量として、前記タンクの内圧を解放低圧以下まで低下させる場合での放出量を取得する、とよい。
本発明では、タンクからキャニスタへの経路に設けられる密閉弁を開閉する制御部は、基本的に通常は密閉弁を閉じ、燃料供給のために操作部材が操作されると、閉じている密閉弁を開く。これにより、本発明では、基本的にタンクを密閉型として、タンクで発生した燃料ガスが車外へ放出され難くできる。
しかも、制御部は、タンクの残燃料量が低下する場合に、またはタンクの内圧が上がる場合に、操作部材が操作されていない状態において密閉弁を開く。たとえば、制御部は、タンクの残燃料量が残量閾値以下であり且つタンクの内圧が内圧閾値以上である場合に、操作部材が操作されていない状態において密閉弁を開く。これにより、タンクの内圧は、操作部材が操作される前に予めに低下することができる。その後にユーザが操作部材を操作すると、タンクの内圧は、燃料供給に適した大気圧程度の低い圧力まで直ちに低下できる。したがって、ユーザは、操作部材を操作した後にタンクの内圧が大気圧程度の低い圧力まで低下するまで燃料供給の開始を待つとしても、その待機時間が短くなる。ユーザは、短い待機間の後に速やかに燃料供給を開始することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る自動車の説明図である。 図2は、図1の自動車の燃料装置の概略構成図である。 図3は、タンクの内圧開放を含む、タンクへの燃料供給処理のフローチャートである。 図4は、パージを含む、エンジンへの燃料供給処理のフローチャートである。 図5は、タンク内圧、キャニスタでの燃料ガスの残留量、および収容余力の説明図である。 図6は、燃料供給スイッチの操作によらないで周期的に実行されるタンクの内圧開放処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自動車1の説明図である。
図1の自動車1は、車両の一例である。自動車1の車体には、エンジン2、タンク3、が設けられる。タンク3は、エンジン2で使用する燃料を貯蔵する。そして、自動車1は、燃料をタンク3からエンジン2へ供給して燃焼させ続けることにより、エンジン2に駆動力を生成させ続けて走行するものがある。この場合、タンク3に貯蔵される燃料は、エンジン2での燃焼により減る。燃料が減ったタンク3には、空き領域が生じる。また、タンク3への燃料供給においてフルに燃料を供給しなかった場合にも、タンク3には、空き領域が生じる。タンク3の空き領域には、タンク3の燃料からガスが発生する。タンク3で発生する燃料ガスは、キャニスタ4を通じて車外へ放出することにより、燃料ガスをキャニスタ4に吸着させている。また、キャニスタ4に吸着した燃料ガスは、キャニスタ4からエンジン2へパージし、エンジン2において他の燃料とともに燃焼される。
ところで、キャニスタ4からエンジン2へ燃料ガスをパージするためには、エンジン2が動作していることが必要である。近年の自動車1では、たとえば電気で走行したり、駐停車中にエンジン2が停止したりする。このため、自動車1においてパージによりエンジン2へ燃料ガスを供給する機会が減っている。その結果、キャニスタ4において燃料ガスが過多となってしまう可能性がある。キャニスタ4から車外へ燃料ガスが放出される可能性が高くなる。
このため、タンク3からキャニスタ4への経路に密閉弁12を設け、この密閉弁12を閉じることにより、燃料ガスが車外へ放出され難くすることが考えられる。
しかしながら、タンク3からキャニスタ4への経路を密閉弁12で閉じて、タンク3を密閉型にすると、タンク3に新たな燃料を供給しようとする際には、タンク3で発生している燃料ガスがタンク3の供給口へ逆流する可能性がある。燃料供給の際に、タンク3で発生している燃料ガスが、タンク3の供給口から車外へ放出される可能性がある。
このような燃料ガスについてのタンク3の供給口への逆流を削減するためには、燃料供給の前に密閉弁12を開き、タンク3で生成されている燃料ガスをタンク3からキャニスタ4へ排気することが望ましい。これにより、燃料ガスはキャニスタ4に吸着されて、タンク3から車外へ放出されることが起き難くなる。しかしながら、この場合、ユーザは、燃料供給のためのスイッチを操作してから、タンク3の内圧が大気圧程度まで低下することを待って、タンク3への燃料供給を開始することができるようになる。ユーザは、スイッチを操作した後にタンク3の燃料ガスが減ることを待たなければならない。ユーザは、燃料供給のためのスイッチを操作したら、直ちにタンク3への燃料供給を開始することができない。特に、タンク3の燃料が減って、タンク3の内圧が高くなっている場合、この待機時間は長くなる。
このように自動車1では、改善が求められている。
図2は、図1の自動車1の燃料装置10の概略構成図である。
図2の自動車1の燃料装置10は、エンジン2、タンク3、キャニスタ4、インジェクタ11、密閉弁12、パージ弁13、フラップ14、を有する。
また、燃料装置10は、その制御系として、温度センサ21、内圧センサ22、燃料センサ23、燃料供給スイッチ24、フラップアクチュエータ25、およびこれらが接続される入出力ポート26、を有する。また、入出力ポート26、ECU27、メモリ28、およびタイマ29は、燃料装置10のシステムバス30により互いにデータ通信可能に接続される。
インジェクタ11は、タンク3と接続される。インジェクタ11は、タンク3に貯蔵されている液体の燃料をエンジン2へ噴出する。これにより、タンク3に貯蔵されている液体の燃料は、噴霧された液状の燃料としてエンジン2へ供給される。
キャニスタ4は、タンク3と接続される。キャニスタ4は、タンク3で生成される燃料ガスを活性炭などに吸着して収容する。キャニスタ4には、キャニスタ管5が接続される。キャニスタ4において燃料ガスを吸着させた後の空気は、キャニスタ管5を通じて、車外へ放出される。
密閉弁12は、タンク3とキャニスタ4とを接続する燃料ガスの経路に設けられる。密閉弁12は、タンク3とキャニスタ4との間に接続される。密閉弁12は、開閉可能である。
パージ弁13は、キャニスタ4と、たとえばインテークマニホールドといったエンジン2への吸気経路とを接続する燃料ガスの経路に設けられる。パージ弁13は、キャニスタ4とエンジン2への吸気経路との間に接続される。パージ弁13は、開閉可能である。
フラップ14は、タンク3の燃料の供給口を開閉する。フラップ14は、手動またはフラップアクチュエータ25により開閉され得る。フラップ14が開いている場合、タンク3への燃料の供給が可能となる。
フラップアクチュエータ25は、フラップ14を開閉する。または、フラップアクチュエータ25は、フラップ14の開閉ロックを施錠または開錠する。
温度センサ21は、キャニスタ4の周囲の環境温度を検出する。周囲の環境温度が高い場合、キャニスタ4に吸着している燃料ガスは、キャニスタ4から脱離しやすくなる。
内圧センサ22は、タンク3の内圧を検出する。内圧センサ22は、タンク3の空き領域についての内圧を検出してよい。
燃料センサ23は、タンク3の残燃料量を検出する。燃料センサ23は、タンク3に貯蔵されている液状の燃料の量を検出してよい。
タンク3への燃料供給スイッチ24は、ユーザがタンク3へ新たな燃料供給(補給、給油)しようとする場合に操作されるスイッチである。燃料供給スイッチ24は、たとえば自動車1の車室に設けられてよい。タンク3への燃料供給スイッチ24は、タンク3への燃料供給をしようとする場合にユーザにより操作される。
入出力ポート26には、燃料装置10の各種のセンサ、各種のアクチュエータや弁が接続される。入出力ポート26には、たとえば温度センサ21、内圧センサ22、燃料センサ23、タンク3への燃料供給スイッチ24、フラップアクチュエータ25、密閉弁12、パージ弁13、が接続されてよい。
タイマ29は、時刻、期間、経過時間などを計測する。
メモリ28は、ECU27に実行されるプログラムおよびデータを記録する。メモリ28は、たとえば不揮発性メモリ28でよい。
ECU27は、メモリ28に記録されているプログラムを読み込んで実行する。これにより、ECU27は、燃料装置10の制御部として機能する。
制御部としてのECU27は、たとえば、燃料供給のために燃料供給スイッチ24が操作されると閉じている密閉弁12を開き、さらに内圧開放の後に密閉弁12を閉じる。ECU27は、燃料供給のためにタンク3の内圧開放をしていない場合には密閉弁12を閉じる。
また、ECU27は、キャニスタ4からの燃料ガスのパージを含めて、エンジン2への燃料供給を制御する。たとえばECU27は、パージ弁13を開いて、キャニスタ4からエンジン2への燃料ガスのパージを実行する。また、ECU27は、タンク3の液状の燃料を、インジェクタ11からエンジン2へ直接的に供給する。これらの燃料供給を実行した場合、エンジン2は、これらの燃料供給により供給された燃料および燃料ガスと空気との混合器を燃焼することになる。
図3は、タンク3の内圧開放を含む、タンク3への燃料供給処理のフローチャートである。
ECU27は、タンク3への新たな燃料供給のために、図3の燃料供給処理を繰り返し実行する。
ステップST1において、ECU27は、タンク3への燃料供給スイッチ24がON操作されているか否かを判断する。タンク3への燃料供給スイッチ24がON操作されていない場合、ECU27は、図3の処理を終了する。タンク3への燃料供給スイッチ24がON操作されている場合、ECU27は、処理をステップST2へ進める。
ステップST2において、ECU27は、タンク3への燃料供給処理を開始し、密閉弁12を開く。密閉弁12は、タンク3への燃料供給時以外の通常時には閉じていて、タンク3への燃料供給スイッチ24の操作に基づく本処理により開かれる。タンク3は、密閉弁12、キャニスタ4を通じて車外と通じる。タンク3の空き領域に生成される燃料ガスは、密閉弁12、キャニスタ4を通じて車外へ放出され得る。これにより、タンク3への燃料供給が実際に開始される前に、タンク3の内圧が低下し始める。タンク3から放出される燃料ガスは、キャニスタ4を通過する際にキャニスタ4に吸着する。これにより、車外へ放出される空気では、燃料ガスが抑えられる。
ステップST3において、ECU27は、内圧センサ22により検出されるタンク3の内圧を取得し、解放後のタンク3の内圧が解放低圧以下となるように低下したか否かを判断する。ここで、解放低圧は、基本的に大気圧と同様でよい。ただし、タンク3の内圧が大気圧となるまでには実際には時間がかかる。このため、大気圧より少し高い圧力を、解放低圧としてよい。タンク3の内圧が解放低圧以下までに低下していない場合、ECU27は、本処理を繰り返す。タンク3からの燃料ガスの排気が進み、タンク3の内圧が解放低圧以下になるとECU27は、処理をステップST4へ進める。
ステップST4において、ECU27は、タンク3の内圧開放のために開いた密閉弁12を閉じる。密閉弁12が閉じられた後は、タンク3からキャニスタ4へ燃料ガスが供給されない。タンク3は、密閉状態へ戻る。ステップST2からステップST4までの処理期間において、タンク3は実際の燃料供給が始まる前に内圧開放される。
ステップST5において、ECU27は、密閉弁12を閉じた後にフラップ14を解除する。ECU27は、フラップアクチュエータ25を作動させて、フラップ14を開くことができるように解除する。これにより、ユーザは、フラップ14を開いて、タンク3の供給口へ燃料供給ノズルを挿入して、タンク3へ燃料を供給することが可能になる。
ステップST6において、ECU27は供給口のフラップ14がユーザにより閉じられたか否かを判断する。供給口のフラップ14は、たとえば燃料供給ノズルが供給口から外されることを検出して、ECU27の制御により閉じられてもよい。供給口のフラップ14が閉じられていない場合、ECU27は、本処理を繰り返して、フラップ14が閉じられるのを待つ。フラップ14が閉じられると、ECU27は、処理をステップST7へ進める。密閉型のタンク3への燃料供給では、ユーザは、燃料供給スイッチ24をON操作した後、ステップST1からステップST5までの処理が完了することを待ってフラップ14を開き、ステップST5からステップST6までの間においてタンク3へ新たな燃料を供給することになる。
ステップST7において、ECU27は、フラップアクチュエータ25を作動させて、フラップ14を開くことができないように施錠する。
ステップST8において、ECU27は、タンク3に新たな燃料が供給されたため、キャニスタ4の収容余力を0にリセットする。キャニスタ4の収容余力とは、キャニスタ4が新たに吸着して収容可能な燃料ガスの量を示すものである。収容余力が0であるとは、キャニスタ4が新たに吸着して収容可能な燃料ガスの量が無いことを意味する。キャニスタ4には、実際に、タンク3の内圧開放により大量の燃料ガスが吸着して収容されている。ECU27は、更新した収容余力をメモリ28に記録する。
図4は、パージを含む、エンジン2への燃料供給処理のフローチャートである。
図4の燃料供給処理は、インジェクタ11によりタンク3の液状の燃料をエンジン2へ直接に供給するとともに、必要に応じてキャニスタ4からエンジン2へパージする例である。
ECU27は、エンジン2を動作させる場合、図4の燃料供給処理を繰り返し実行する。
ステップST11において、ECU27は、エンジン2を動作させるか否かを判断する。エンジン2を動作させない場合、ECU27は、図4の処理を終了する。エンジン2を動作させる場合、ECU27は、処理をステップST12へ進める。
ステップST12において、ECU27は、自動車1の走行状態として所望の走行状態を得るための空燃比に基づいて、エンジン2へ供給する目標燃料量を決定する。
ステップST13において、ECU27は、キャニスタ4からエンジン2への燃料ガスの供給であるパージが完了したか否かを判断する。ECU27は、たとえば、後述するようにパージごとに増えるように更新されるキャニスタ4の収容余力が、キャニスタ4の最大容量以上であるか否かを判断してよい。そして、キャニスタ4に吸着した収容させた燃料ガスのほぼすべてをエンジン2へ供給し終える程度の回数でパージが実行された場合、ECU27は、これを収容余力がキャニスタ4の最大容量以上となることにより判断できる。ECU27は、パージが完了したと判断して、処理をステップST19へ進める。それ以外の場合、ECU27は、パージが完了していないと判断し、処理をステップST14へ進める。
なお、ECU27は、パージの完了の判断に加えてさらに、エンジン2の出力変動が小さくなるような走行状態であるか否かを判断し、出力変動が小さくなるような走行状態の場合において、処理をステップST14へ進めてもよい。この場合において、出力変動が小さくないときには、ECU27は、処理をステップST19へ進めてよい。
また、ECU27は、パージが完了していない場合において、パージを完結的に実行するために、所定の複数回の判断ごとに処理をステップST14へ進めてもよい。この場合において、所定の複数回の判断でないときには、ECU27は、処理をステップST19へ進めてよい。
ステップST14において、ECU27は、パージを実行するために、まず、温度センサ21により検出されたキャニスタ4の周囲の環境温度を取得する。
ステップST15において、ECU27は、パージ時間を決定する。パージ時間は、パージ量と相関関係がある。
ステップST16において、ECU27は、キャニスタ4の収容余力を、決定したパージ時間に対応するパージ量により更新する。ECU27は、前回のパージの際に更新した収容余力に、今回のパージ量を加算して、収容余力を更新する。ECU27は、更新した収容余力をメモリ28に記録する。
ステップST17において、ECU27は、インジェクタ11からエンジン2へ噴射する直燃料量を決定する。パージを実行する場合、ECU27は、目標燃料量からパージ量を減算した値を、直燃料量として決定する。
ステップST18において、ECU27は、エンジン2への燃料供給を実行する。パージを実行する場合、ECU27は、パージ弁13をパージ時間で開き、キャニスタ4から燃料ガスをエンジン2へパージする。また、ECU27は、タンク3の液状の燃料を、インジェクタ11からエンジン2へ噴射する。ECU27は、直燃料量に相当する燃料を、インジェクタ11からエンジン2へ噴射する。これにより、エンジン2には、ガス状の燃料と液状由来の燃料とが、目標燃料量で供給される。エンジン2は、所望の混合比の混合器を燃焼できる。
ステップST19において、ECU27は、キャニスタ4の収容余力を、キャニスタ4の最大容量で更新する。ECU27は、更新した収容余力をメモリ28に記録する。キャニスタ4の最大容量は、キャニスタ4のサイズや、キャニスタ4の内部に設ける吸着材に応じて異なる。その後、ECU27は、ステップST17において、ECU27は、インジェクタ11からエンジン2へ噴射する直燃料量を決定する。この場合、パージを実行しないため、ECU27は、目標燃料量を、直燃料量として決定する。ステップST18において、ECU27は、エンジン2への燃料供給を実行する。ECU27は、タンク3の液状の燃料を、インジェクタ11からエンジン2へ噴射する。ECU27は、直燃料量に相当する燃料を、インジェクタ11からエンジン2へ噴射する。これにより、エンジン2には、液状由来の燃料が、目標燃料量で供給される。エンジン2は、所望の混合比の混合器を燃焼できる。
図5は、タンク内圧、キャニスタ4の燃料ガスの残留量、および収容余力の説明図である。
図5(A)は、内圧開放によるタンク3の内圧の変化の一例の説明図である。図5(A)の横軸は、時間である。縦軸は、タンク3の内圧である。
密閉弁12を開くと、タンク3の内圧は、低下し始める。タンク3の内圧は、最終的には大気圧まで降下できる。そして、タンク3の内圧が解放低圧以下になると、密閉弁12は閉じられる。密閉弁12を開いてから、タンク3の内圧が解放低圧となるまでが、ユーザの待ち時間となる。また、この密閉弁12が開いている期間において、タンク3からキャニスタ4へ、タンク3で生成された燃料ガスが排気される。排気される燃料ガスが、キャニスタ4への放出量となる。キャニスタ4は、燃料ガスの収容余力がある場合、放出された略すべての燃料ガスを吸着して収容できる。
図5(B)は、パージによるキャニスタ4の燃料ガスの残留量の変化の一例の説明図である。図5(A)の横軸は、時間である。縦軸は、キャニスタ4の燃料ガスの残留量である。
パージのためにパージ弁13が開くと、キャニスタ4に吸着して収容されている燃料ガスは、キャニスタ4からエンジン2へ供給される。これにより、キャニスタ4の燃料ガスの残留量は低下する。エンジンの状態に応じてパージ弁13を開いている総時間に応じて、キャニスタ4の残留量が減る。総時間が長くなると、キャニスタ4に吸着して収容されている燃料ガスは、すべてエンジン2へ供給され得る。また、キャニスタ4の周囲の環境温度が高い場合キャニスタ4に吸着している燃料ガスは、キャニスタ4から脱離しやすくなる。パージを繰り返した場合、キャニスタ4の残留量は、それらの合計のパージ量で減る。
図5(C)は、キャニスタ4の収容余力の変化の一例の説明図である。図5(C)の横軸は、時間である。縦軸は、キャニスタ4の収容余力である。収容余力は、上述したようにキャニスタ4の最大容量から、キャニスタ4の残留量を減算したものである。タンク3への新たな燃料供給をすると、それに先立ってタンク3からキャニスタ4へ燃料ガスが放出される。この内圧開放により、たとえばキャニスタ4へその最大容量の燃料ガスが供給されると、キャニスタ4の収容余力は0になる。その後にエンジン2が動作する際にパージをして、キャニスタ4に吸着して収容されている燃料ガスの残留量が減ることにより、キャニスタ4の収容余力は0から増加する。キャニスタ4の収容余力は、パージが繰り返されることにより、キャニスタ4の最大容量となるように増加してゆく。
そして、キャニスタ4の収容余力が増加すると、キャニスタ4は、新たな燃料ガスを吸着して収容できるようになる。たとえば燃料供給しようとするタンク3からの燃料ガスの放出量が、図5(C)において下側の破線に示すレベルである場合、それよりも収容余力が上回る時点T1以降であれば、タンク3から燃料ガスを放出してキャニスタ4に吸着して収容させることが可能になる。
図6は、燃料供給スイッチ24の操作によらないで周期的に実行されるタンク3の内圧開放処理のフローチャートである。
ECU27は、図6の周期的な内圧開放処理を、燃料供給スイッチ24の操作の有無によらずに、周期的に繰り返し実行する。
ステップST21において、ECU27は、燃料センサ23からタンク3の残燃料量を取得し、現時点での残燃料量が残量閾値以下に低下しているか否かを判断する。燃料の残量閾値は、たとえば一般的にユーザがタンク3への新たな燃料供給をしようと判断する残燃料量、またはそれより少し多い量でよい。このような残量閾値は、通常、タンク3の最大容量の10~20%程度とすればよい。燃料の残量閾値は、燃料の警告ランプが点灯する残燃料量と同じでもよい。残燃料量が残量閾値以下でない場合、ECU27は、図6の処理を終了する。残燃料量が残量閾値以下である場合、ECU27は、処理をステップST22へ進める。
ステップST22において、ECU27は、内圧センサ22からタンク3の内圧を取得し、現時点でのタンク3の内圧が内圧閾値以上に上がっているか否かを判断する。タンク3の内圧閾値は、その内圧閾値からタンク3の内圧を解放した場合にユーザが不快と感じない待ち時間となるような値とすればよい。このような内圧閾値は、たとえば数秒以内の待ち時間となるような比較的低い圧力の値とするとよい。タンク3の内圧が内圧閾値以上でない場合、ECU27は、図6の処理を終了する。タンク3の内圧が内圧閾値以上である場合、ECU27は、処理をステップST23へ進める。
これらの判断処理により、ECU27は、タンク3の残燃料量が残量閾値以下に低下して、かつ、タンク3の内圧が内圧閾値以上に上がっている状態であることを判断する。この場合、ECU27は、以下の燃料供給前の事前解放を実行する。
ステップST23において、ECU27は、タンク3からの燃料ガスの放出量を予測により取得する。たとえば、ECU27は、タンク3の最大容量から残燃料量を減算してタンク3の空き領域の容量を演算する。そして、ECU27は、タンク3の空き領域の容量と、内圧センサ22により検出されるタンク3の内圧とから演算する。
ステップST24において、ECU27は、キャニスタ4についての燃料ガスの収容余力を取得する。収容余力は、上述するようにタンク3に新たな燃料が供給される場合、および、パージが実行される場合に更新される。タンク3に新たな燃料が供給されると、収容余力が無いとして基本的に0にリセットされる。パージが実行されると、収容余力は総パージ量の分で増加する。ECU27は、メモリ28に記録されている最新の収容余力を取得する。
ステップST25において、ECU27は、予測した放出量が、キャニスタ4についての燃料ガスの最新の収容余力以下であるか否かを判断する。放出量が収容余力以下でない場合、ECU27は、図6の処理を終了する。放出量が収容余力以下である場合、ECU27は、処理をステップST26へ進める。
ステップST26において、ECU27は、密閉弁12を開く。ECU27は、燃料供給スイッチ24が操作されていない状態において例外的に密閉弁12を開く。タンク3は、密閉弁12、キャニスタ4を通じて車外と通じる。タンク3の空き領域に生成される燃料ガスは、密閉弁12、キャニスタ4を通じて車外へ放出され得る。これにより、燃料供給スイッチ24が操作されていない状態において、タンク3の内圧が低下し始める。タンク3から排気される燃料ガスは、キャニスタ4を通過する際にキャニスタ4に吸着する。これにより、車外へ放出される空気では、燃料ガスが抑えられる。
ステップST27において、ECU27は、内圧センサ22により検出されるタンク3の内圧を取得し、解放後のタンク3の内圧が解放低圧以下となるように低下したか否かを判断する。タンク3の内圧が解放低圧以下までに低下していない場合、ECU27は、本処理を繰り返す。タンク3からの燃料ガスの排気が進み、タンク3の内圧が解放低圧以下になるとECU27は、処理をステップST28へ進める。
ステップST28において、ECU27は、タンク3の内圧開放のために開いた密閉弁12を閉じる。密閉弁12が閉じられた後は、タンク3からキャニスタ4へ燃料ガスが供給されない。タンク3は、密閉状態へ戻る。ステップST26からステップST28までの処理期間において、タンク3は、燃料供給スイッチ24が操作されていない状態において内圧開放される。
この後に、ユーザが燃料供給スイッチ24をON操作すると、ECU27は、図3のタンク3への燃料供給処理を実行する。この場合にも、ECU27は、図3のステップST2からステップST4においてタンク3の内圧を解放する。しかしながら、図6の周期的な内圧開放処理により既にタンク3の内圧が低下されているため、図3のステップST2からステップST4を含むユーザ待ち時間は、短くなる。ユーザ待ち時間は、図6の周期的な内圧開放処理を実行していない場合と比べて、短くなる。
以上のように、本実施形態では、タンク3からキャニスタ4への経路に設けられる密閉弁12を開閉する制御部は、基本的に通常は密閉弁12を閉じ、燃料供給のために燃料供給スイッチ24が操作されると閉じている密閉弁12を開く。その後、タンク3の内圧開放またはその後の燃料供給が終わると密閉弁12を閉じる。これにより、本実施形態では、基本的にタンク3を密閉型として、タンク3からキャニスタ4を通じて車外へ燃料ガスが放出され難くできる。
しかも、制御部は、タンク3の残燃料量が低下する場合に、またはタンク3の内圧が上がる場合に、燃料供給スイッチ24が操作されていない状態において例外的に密閉弁12を開く。たとえば、制御部は、タンク3の残燃料量が残量閾値以下であり且つタンク3の内圧が内圧閾値以上である場合に、燃料供給スイッチ24が操作されていない状態において例外的に密閉弁12を開く。これにより、タンク3の内圧は、燃料供給スイッチ24が操作される前に予めに低下することができる。その後にユーザが燃料供給スイッチ24を操作すると、タンク3の内圧は、燃料供給に適した大気圧程度の低い圧力まで直ちに低下できる。したがって、ユーザは、燃料供給スイッチ24を操作した後にタンク3の内圧が大気圧程度の低い圧力まで低下してフラップ14のロックが解除されるまで燃料供給の開始を待つとしても、その待機時間が短くなる。ユーザは、短い待機間の後に速やかに燃料供給を開始することができる。
特に、制御部は、タンク3の残燃料量が残量閾値以下であり且つタンク3の内圧が内圧閾値以上である場合に、タンク3からの燃料ガスの放出量を予測する。そして、予測した放出量が、キャニスタ4についての燃料ガスの収容余力以下であるとき、燃料供給スイッチ24が操作されていない状態において例外的に密閉弁12を開く。
ここで、制御部は、タンク3に生じている燃料ガスの放出量として、たとえば、タンク3の内圧を大気圧程度の解放低圧以下まで低下させる場合での放出量を取得してよい。これにより、キャニスタ4は、タンク3に生じている燃料ガスを適切に吸着して収容することができる。放出量がキャニスタ4の最大容量を超えてしまうような場合には密閉弁12を開かないようにすることで、制御部は、事前解放の際に燃料ガスが車外へ放出され難くできる。
また、制御部は、キャニスタ4についての燃料ガスの収容余力として、たとえば、動作するエンジン2へキャニスタ4からパージされる燃料ガスの量により増加するキャニスタ4の収容余力を取得してよい。これに対して仮にたとえば、タンク3への燃料供給からの経過時間に応じて変化するように予め定められた収容余力などを用いる場合、キャニスタ4の実際の収容余力と比較判断に用いる収容余力との差が大きくなる可能性がある。仮に比較判断に用いる収容余力が実際の収容余力より小さくなると、本来的には密閉弁12を開いてタンク3の内圧を事前に下げることができる状況であるにもかかわらず、比較判断に用いる収容余力が不足して密閉弁12を開くことができない可能性が生じ易くなる。本実施形態では、このような事態を極力避けることができる。
このように、本実施形態では、燃料ガスを車外へ放出しないようにタンク3からキャニスタ4への経路を、内圧開放または燃料供給の際以外の通常時には密閉弁12により閉じている密閉型のタンク3としての性能を損なうことなく、タンク3への燃料供給の際のユーザの待機時間を可能な範囲で短くすることができる。
以上の実施形態は、本発明の好適な実施形態の例であるが、本発明は、これに限定されるのもではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形または変更が可能である。
たとえば上記実施形態において、ECU27は、図3のタンク3への燃料供給処理のステップST8において、タンク3への新たな燃料供給後のキャニスタ4の収容余力を0にリセットしている。
この他にもたとえば、ECU27は、図6のステップST23と同様に、図3のステップST8において、新たな燃料供給の際に実際にタンク3からキャニスタ4へ放出される燃料ガスの放出量を予測し、その放出量により収容余力を更新してもよい。この場合の新たな収容余力は、たとえば直前の収容余力からタンク3からの放出量を減算したものとすればよい。
上記実施形態では、タンク3へ新たな燃料を供給する際において密閉弁は、タンク3の内圧を解放する期間において開き、燃料供給中には閉じている。
この他にもたとえば、ECU27は、タンク3へ新たな燃料を供給する際でのタンク3の内圧を解放する期間および燃料供給中において、密閉弁を開いてもよい。この場合、ECU27は、燃料供給後に、密閉弁を閉じればよい。
1…自動車(車両)、2…エンジン、3…タンク、4…キャニスタ、10…燃料装置、12…密閉弁、13…パージ弁、14…フラップ、22…内圧センサ、23…燃料センサ、24…燃料供給スイッチ(操作部材)、27…ECU(制御部)、28…メモリ、29…タイマ

Claims (2)

  1. 車両のエンジンで使用する燃料を貯蔵するタンクにて生じる燃料ガスを前記タンクからキャニスタへ供給し、さらに前記キャニスタから前記エンジンへパージする車両の燃料装置であって、
    前記タンクから前記キャニスタへの経路に設けられる密閉弁と、
    前記タンクへ燃料供給するために操作される操作部材と、
    燃料供給のために前記操作部材が操作されると閉じている前記密閉弁を開く制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記タンクへの燃料供給の際に前記タンクの内圧を開放する燃料供給処理と、パージを含む前記エンジンへの燃料供給処理と、に加えて、周期的に実行する処理として、前記操作部材の操作によらずに前記タンクの内圧を開放する内圧開放処理を実行し、
    周期的に実行する前記内圧開放処理において、
    前記タンクの残燃料量と、前記タンクの内圧と、を判断し、
    前記タンクの残燃料量が残量閾値以下であり且つ前記タンクの内圧が内圧閾値以上である場合に、前記タンクの最大容量から前記タンクの残燃料量を減算して前記タンクの空き領域の容量を演算し、演算した前記タンクの空き領域の容量と、前記タンクの内圧とから、前記タンクからの燃料ガスの放出量を予測し、
    前記キャニスタについての燃料ガスの収容余力として、動作する前記エンジンへ前記キャニスタからパージされる燃料ガスのパージ量により増加される前記キャニスタの収容余力を取得し、
    予測した放出量が、前記キャニスタについての燃料ガスの収容余力以下であるとき、前記操作部材が操作されていない状態において前記密閉弁を開き、
    前記タンクからの燃料ガスの放出量が前記キャニスタの燃料ガスの収容余力以下でないときに、前記密閉弁を開かない
    車両の燃料装置。
  2. 前記制御部は、
    前記タンクに生じている燃料ガスの放出量として、前記タンクの内圧を解放低圧以下まで低下させる場合での放出量を取得する、
    請求項1記載の車両の燃料装置。

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