JP6348074B2 - 非常止め装置及びエレベータ - Google Patents
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Description
軸受け部材は、座グリ穴に嵌合している。そして、インナーリングは、固定ボルトが挿入される外フランジ部と、外フランジ部に連続して形成され、回動軸が挿入される内円筒部と、を有している。また、外フランジ部の少なくとも一部は、軸受け部材における座グリ穴と当接する端部とは反対側の端部に当接する。
まず、本発明の実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかるエレベータの構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本例のエレベータの構成例を示す概略構成図である。
次に、図2〜図6を参照して本例の非常止め装置の詳細な構成について説明する。
図2は、非常止め装置を示す平面図、図3は、非常止め装置を示す正面図、図4は、非常止め装置を示す側面図である。
図5は、固定機構27を示す平面図、図6は、上枠21における要部を拡大して示す断面図である。図7は、固定機構27の要部を示す分解斜視図である。
次に、上述した構成を有する非常止め装置10における回動軸26の取り付け方法の一例について説明する。
なお、ここでは、上枠21に回動軸26を取り付ける例を説明するが、下枠22に回動軸26を取り付ける方法は、同じであるため、その説明は省略する。
次に、上述した構成を有する非常止め装置の動作について説明する。
まず、図1に示すように、乗りかご2の速度が規定値を越えた場合、把持装置14が調速機ロープ12を把持し、調速機ロープ12の循環移動を停止させる。また、乗りかご1が下降しているため、2つの引上棒17,17は、誤動作防止部材16を介して接続部材13により昇降方向の上方に向けて相対的に引き上げられる。
次に、図8及び図9を参照して上述した構成を有する非常止め装置10における片当たり補正動作について説明する。
図8は、非常止め装置の制動子の片当たりが発生した時の状態を示す平面図である。
Claims (4)
- 乗りかごが規定の速度を超えたときに前記乗りかごを停止させる非常止め装置において、
回動軸を有する一対のアーム部材と、
前記一対のアーム部材の一端部の間に配置され、前記乗りかごが規定の速度を超えたときに、前記乗りかごが摺動するガイドレールを挟持する一対の制動子と、
前記一対のアーム部材における一端部と反対側の他端部の間に設けられる付勢部材と、
前記回動軸を介して前記一対のアーム部材を回動可能に支持する枠体と、
前記回動軸を前記枠体に回動可能に取り付ける固定機構と、を備え、
前記固定機構は、
前記枠体に固定される軸受け部材と、
前記軸受け部材の筒孔と前記回動軸との間に介在され、固定ボルトを介して前記回動軸を前記軸受け部材に固定する固定部材と、を備え、
前記固定部材及び前記回動軸は、前記軸受け部材に回動可能に支持され、
前記固定部材は、
前記回動軸の外周部に装着されるインナーリングと、
前記インナーリングに装着され、かつ前記軸受け部材の前記筒孔と前記インナーリングの間に介在されるアウターリングと、を有し、
前記インナーリングと前記アウターリングは、前記固定ボルトを締結することで、前記回動軸及び前記軸受け部材に圧接され、
前記枠体には、
前記回動軸が挿入される固定孔と、
前記固定孔の縁において前記固定孔の直径よりも大きい直径を有し、かつ前記固定孔と同心円状をなす座グリ穴と、が形成され、
前記軸受け部材は、前記座グリ穴に嵌合し、
前記インナーリングは、
前記固定ボルトが挿入される外フランジ部と、
前記外フランジ部に連続して形成され、前記回動軸が挿入される内円筒部と、を有し、
前記外フランジ部の少なくとも一部は、前記軸受け部材における前記座グリ穴と当接する端部とは反対側の端部に当接する
非常止め装置。 - 前記インナーリングと前記アウターリングは、くさび状に重なり合う
請求項1に記載の非常止め装置。 - 前記枠体には、前記ガイドレールが挿通する切り欠き孔が設けられ、
前記切り欠き孔と前記ガイドレールの間隔は、押圧される前の前記ガイドレールと前記制動子との間隔よりも狭く設定される
請求項1に記載の非常止め装置。 - 昇降路内を昇降動作する乗りかごを備えたエレベータにおいて、
前記乗りかごが摺動するガイドレールと、
前記乗りかごの下部に設けられ、前記乗りかごが規定の速度を超えたときに前記乗りかごを停止させる非常止め装置と、を備え、
前記非常止め装置は、
回動軸を有する一対のアーム部材と、
前記一対のアーム部材の一端部の間に配置され、前記乗りかごが規定の速度を超えたときに、前記ガイドレールを挟持する一対の制動子と、
前記一対のアーム部材における一端部と反対側の他端部の間に設けられる付勢部材と、
前記回動軸を介して前記一対のアーム部材を回動可能に支持する枠体と、
前記回動軸を前記枠体に回動可能に取り付ける固定機構と、を備え、
前記固定機構は、
前記枠体に固定される軸受け部材と、
前記軸受け部材の筒孔と前記回動軸との間に介在され、固定ボルトを介して前記回動軸を前記軸受け部材に固定する固定部材と、を備え、
前記固定部材及び前記回動軸は、前記軸受け部材に回動可能に支持され、
前記固定部材は、
前記回動軸の外周部に装着されるインナーリングと、
前記インナーリングに装着され、かつ前記軸受け部材の前記筒孔と前記インナーリングの間に介在されるアウターリングと、を有し、
前記インナーリングと前記アウターリングは、前記固定ボルトを締結することで、前記回動軸及び前記軸受け部材に圧接され、
前記枠体には、
前記回動軸が挿入される固定孔と、
前記固定孔の縁において前記固定孔の直径よりも大きい直径を有し、かつ前記固定孔と同心円状をなす座グリ穴と、が形成され、
前記軸受け部材は、前記座グリ穴に嵌合し、
前記インナーリングは、
前記固定ボルトが挿入される外フランジ部と、
前記外フランジ部に連続して形成され、前記回動軸が挿入される内円筒部と、を有し、
前記外フランジ部の少なくとも一部は、前記軸受け部材における前記座グリ穴と当接する端部とは反対側の端部に当接する
エレベータ。
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JP2015032529A JP6348074B2 (ja) | 2015-02-23 | 2015-02-23 | 非常止め装置及びエレベータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015032529A JP6348074B2 (ja) | 2015-02-23 | 2015-02-23 | 非常止め装置及びエレベータ |
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JP6348074B2 true JP6348074B2 (ja) | 2018-06-27 |
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