JP6799021B2 - ガバナテンション機構、ガバナ装置及びエレベーター - Google Patents

ガバナテンション機構、ガバナ装置及びエレベーター Download PDF

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Description

本発明は、乗りかごの昇降速度を監視するガバナ装置のガバナロープに張力を付与するガバナテンション機構、及びこのガバナテンション機構を備えたガバナ装置、エレベーターに関するものである。
従来、エレベーターは、乗りかごと、釣合おもりと、乗りかごと釣合おもりとを連結するロープと、このロープが巻回される巻上機とを備えている。また、エレベーターには、乗りかごの昇降速度を常時監視して、所定の速度以上の速度に達した乗りかごを非常停止させるためのガバナ装置が備えられている。
具体的には、ガバナ装置は、乗りかごの昇降速度が定格速度を超えて第1過速度(通常は定格速度の1.3倍)に達すると、乗りかごを駆動する巻上機の電源及びこの巻上機を制御する制御装置の電源をそれぞれ遮断する。また、ガバナ装置は、乗りかごの下降速度が第1過速度を超えて第2過速度(通常は定格速度の1.4倍)に達すると、乗りかごに設けられた非常止め装置を動作させて、乗りかごを機械的に非常停止させる。
このようなガバナ装置は、乗りかごに連結された無端状のガバナロープと、このガバナロープが巻き掛けられたガバナプーリとテンションプーリを有し、ガバナプーリの回転速度を検出することによって乗りかごの昇降速度を監視している。したがって、ガバナ装置を正確に動作させるためには、ガバナロープの移動を確実にプーリに伝達させる必要がある。そのため、ガバナ装置には、ガバナロープに所定の張力を付与するためにテンショウエイトを有するガバナテンション機構が設けられている。
また、乗りかごの昇降移動及び停止時や、乗りかごの非常停止時には、テンションプーリ及びテンションウエイトが上下方向に移動する。その際に、テンションプーリからガバナロープが外れたり、テンションプーリを円滑に案内させたりするために、テンションプーリ及びテンションウエイトを上下方向にガイドすることが求められている。
テンションプーリ及びテンションウエイトを上下方向にガイドする技術としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。この特許文献1には、テンションウエイトに設けられた、ガイドレールを押圧する押圧部と、押圧部がガイドレール4を押圧する押圧力を調節する押圧力調整部と、を備えた技術が記載されている。そして、押圧力調整部は、調速機により乗りかごが非常停止されて、テンションウエイトが上方向に移動する場合に、押圧部のガイドレールを押圧する押圧力を強める。
また、地震動による横揺れによって、テンションウエイトが設けられた筐体からガバナ用ガイドレールに強い荷重が加わりガバナ用ガイドレールが変形するおそれがあった。
特開2017−65861号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、押圧力調整部が複数のアーム部と、複数のバネ部材により構成されていた。そのため、特許文献1に記載された技術では、押圧力調整部を設けることで部品点数が増加すると共にガバナテンション機構の構造が複雑化する、という問題を有していた。
本目的は、上記の問題点を考慮し、簡易な構成でテンションプーリを円滑に案内し、かつガバナ用ガイドレールが変形することを防止することができるガバナテンション機構、ガバナ装置及びエレベーターを提供することにある。
上記課題を解決し、本目的を達成するため、ガバナテンション機構は、エレベーターの乗りかごの昇降速度を監視するガバナ装置のガバナロープに張力を付与するガバナテンション機構である。
ガバナテンション機構は、筐体と、ガバナ用ガイドレールと、テンションウエイトと、主係合体と、副係合体と、を備えている。筐体は、ガバナロープが巻き掛けられたテンションプーリを回転可能に支持する。ガバナ用ガイドレールは、筐体をガバナロープが延在する上下方向に沿って移動可能に支持する。テンションウエイトは、筐体におけるテンションプーリよりも上下方向の下方に配置される。主係合体は、筐体の上下方向においてテンションプーリが設けられた側に配置され、ガバナ用ガイドレールと摺動可能に係合する。副係合体は、筐体の上下方向においてテンションウエイトが設けられた側に配置され、ガバナ用ガイドレールと摺動可能に係合する。そして、副係合体とガバナ用ガイドレールとの隙間は、主係合体とガバナ用ガイドレールとの隙間よりも大きく設定される。
また、ガバナ装置は、エレベーターの乗りかごの昇降速度を監視するガバナ装置において、乗りかごの昇降動作に合わせて循環移動する無端状のガバナロープと、ガバナロープにおける上下方向の下側折り返し部が巻き掛けられたテンションプーリと、テンションプーリを介してガバナロープに所定の張力を付与するガバナテンション機構と、を備えている。ガバナテンション機構としては、上述したガバナテンション機構が用いられる。
また、エレベーターは、建築構造物に設けられた昇降路内を昇降移動する乗りかごを備えたエレベーターにおいて、乗りかごの昇降速度を監視するガバナ装置を備えている。ガバナ装置としては、上述したガバナ装置が用いられる。
上記構成のガバナテンション機構、ガバナ装置及びエレベーターによれば、簡易な構成でテンションプーリを円滑に案内し、かつガバナ用ガイドレールが変形することを防止することができる。
第1の実施の形態例にかかるエレベーターを示す概略構成図である。 第1の実施の形態例にかかるガバナテンション機構を示す図であり、図2Aは正面図、図2Bは側面図である。 図2Aに示すA−A線断面図である。 図2Aに示すB−B線断面図である。 図2Aに示すC−C線断面図である。 第1の実施の形態例にかかるガバナテンション機構における主係合体のガイド溝とガバナ用ガイドレールを拡大して示す説明図である。 第1の実施の形態例にかかるガバナテンション機構における副係合体とガバナ用ガイドレールを拡大して示す説明図である。 第1の実施の形態例にかかるガバナテンション機構におけるガバナロープが伸びた状態を示す図であり、図8Aは正面図、図8Bは側面図である。 第2の実施の形態例にかかるガバナテンション機構を示す正面図である。
以下、実施の形態例にかかる、ガバナテンション機構、ガバナ装置及びエレベーター及について、図1〜図9を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
1.第1の実施の形態例
1−1.エレベーター、ガバナ装置及びガバナテンション機構の構成例
まず、第1の実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかるエレベーターの構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本例のエレベーターの構成例を示す概略構成図である。
図1に示すように、本例のエレベーター1は、建築構造物内に形成された昇降路110内を昇降動作する。エレベーター1は、人や荷物を載せる乗りかご120と、主ロープ130と、釣合おもり140と、巻上機100と、ガバナ装置10と、を備えている。また、エレベーター1は、非常止め装置190と、ガイドレール200とを備えている。なお、昇降路110は、建築構造物内に形成され、その頂部には機械室160が設けられている。また、昇降路110の底部には、ピット161が設けられている。
乗りかご120は、昇降路110内に配置されている。乗りかご120には、不図示のスライダが設けられている。スライダは、昇降路110に設置されたガイドレール200に摺動可能に係合する。なお、ガイドレール200は、ピット161の床面161aから昇降路110に沿って立設されている。そして、乗りかご120は、ガイドレール200に沿って昇降路110内を昇降する。以下、乗りかご120が昇降する方向を上下方向とする。また、乗りかご120の上端部には、主ロープ130が接続されている。
主ロープ130の一端は、乗りかご120に接続され、主ロープ130の他端は、釣合おもり140の上部に接続されている。また、主ロープ130は、巻上機100に巻き掛けられている。巻上機100は、機械室160に設置されている。巻上機100の近傍には、主ロープ130が装架される反らせ車150が設けられている。そして、巻上機100が駆動することで、乗りかご120及び釣合おもり140が昇降路110内を昇降する。
非常止め装置190は、乗りかご120に設けられている。非常止め装置190を作動させる作動レバー14は、後述するガバナ装置10のガバナロープ13に接続されている。非常止め装置190は、作動レバー14の動作により、ガイドレール200を把持し、乗りかご120の昇降動作を停止させる。
[ガバナ装置]
次に、ガバナ装置10について説明する。
ガバナ装置10は、ガバナプーリ11と、テンションプーリ12と、ガバナロープ13と、作動レバー14と、ガバナテンション機構15とを有している。ガバナプーリ11は、機械室160に配置され、テンションプーリ12及びガバナテンション機構15は、ピット161に配置されている。また、ガバナプーリ11には、その回転速度を検出する不図示の検出部が設けられている。
ガバナロープ13は、その軸方向の両端が連結された、いわゆる無端状に形成されている。ガバナロープ13における上下方向の上側折り返し部は、ガバナプーリ11に巻き掛けられている。そして、ガバナロープ13は、ガバナプーリ11から上下方向の下方に向けて沿って延在する。また、ガバナロープ13における上下方向の下側折り返し部は、テンションプーリ12に巻き掛けられている。さらに、ガバナロープ13の軸方向の中途部には、作動レバー14が接続されている。
作動レバー14は、乗りかご120に設けられている。そして、ガバナロープ13は、乗りかご120の昇降動作に合わせて、ガバナプーリ11とテンションプーリ12の間を循環移動する。そのため、ガバナロープ13の移動速度と、乗りかご120の昇降速度は、互いに連動している。そして、ガバナ装置10は、不図示の検出部が検出したガバナプーリ11の回転速度からガバナロープ13の移動速度及び乗りかご120の昇降速度を検出する。
そして、ガバナ装置10は、乗りかご120の昇降速度に基づいて非常停め装置190を動作させる。ガバナ装置10は、乗りかご120の昇降速度が定格速度を超えて第1過速度(例えば、定格速度の1.3倍)に達すると、不図示の制御部に停止信号を出力する。そして、制御部は、乗りかご120を昇降させる巻上機100の電源及び巻上機100を制御する制御装置の電源をそれぞれ遮断する。これにより、乗りかご120の昇降動作が停止する。
また、ガバナ装置10は、乗りかご120の昇降速度が第1過速度を超えて第2過速度(例えば、定格速度の1.4倍)に達すると、作動レバー14を介して非常止め装置190を動作させる。これにより、非常止め装置190が動作することにより、乗りかご120の昇降動作が機械的に停止される。
[ガバナテンション機構]
次に、図2〜図4を参照してガバナテンション機構15の構成について説明する。
図2Aは、テンションプーリ12及びガバナテンション機構15を示す正面図、図2Bは、テンションプーリ12及びガバナテンション機構15を示す側面図である。図3は、図2に示すA−A線断面図、図4は、図2に示すB−B線断面図、図5は、図2に示すC−C線断面図である。
図2A及び図2Bに示すように、ガバナテンション機構15は、テンションプーリ12を介してガバナロープ13に所定の張力を付与する。図2及び図3に示すように、ガバナテンション機構15は、筐体21と、2つのガバナ用ガイドレール22、22と、上部支持ブラケット27と、下部支持ブラケット28と、第1主係合体23と、第2主係合体24と、副係合体26とを、テンションウエイト25とを備えている。
筐体21は、第1主板31と、第2主板32とを有している。第1主板31及び第2主板32は、矩形をなす平板状に形成されている。第1主板31及び第2主板32は、上下方向と直交する水平方向に間隔を空けて対向している。
筐体21は、一対のガバナ用ガイドレール22、22によって上下方向に移動可能に支持されている。そして、筐体21は、第1主板31及び第2主板32の長手方向が上下方向と平行をなして配置される。この筐体21には、テンションプーリ12、第1主係合体23、第2主係合体24、副係合体26及びテンションウエイト25が設けられている。
テンションプーリ12は、第1主板31と第2主板32の間に配置される。テンションプーリ12は、第1主板31及び第2主板32の長手方向の一端部側、すなわち上下方向の上端部側に配置される。そして、テンションプーリ12は、回転軸12aを介して第1主板31と第2主板32に回動可能に支持される。
ガバナ用ガイドレール22、22は、上部支持ブラケット27と下部支持ブラケット28によってガイドレール200に固定されている。上部支持ブラケット27は、ガバナ用ガイドレール22、22の上下方向の上端部に配置され、下部支持ブラケット28は、ガバナ用ガイドレール22、22の上下方向の下端部に配置される。
上部支持ブラケット27及び下部支持ブラケット28は、ガイドレール200にレールクリップ53を介して固定される。上部支持ブラケット27及び下部支持ブラケット28は、ガイドレール200からガバナテンション機構15に向けて延在している。
図3に示すように、上部支持ブラケット27におけるガイドレール200とは反対側の端部には、2つのガバナ用ガイドレール22、22の上下方向の上端部が2つの固定部材34、34を介して固定されている。2つの固定部材34、34は、固定ボルト54によって上部支持ブラケット27に締結固定されている。
また、図5に示すように、下部支持ブラケット28におけるガイドレール200とは反対側の端部には、2つのガバナ用ガイドレール22、22の上下方向の下端部が2つの固定部材35、35を介して固定される。2つの固定部材35、35は、固定ボルト54によって下部支持ブラケット28に締結固定されている。
図2A、図3〜図5に示すように、2つのガバナ用ガイドレール22、22は、テンションプーリ12における回転軸12aの軸方向と直交し、かつ上下方向とも直交する筐体21の幅方向において間隔を空けて配置されている。ガバナ用ガイドレール22は、水平方向で切断した断面形状が略L字状に形成されている。ガバナ用ガイドレール22の一片は、固定部材34、35に固定されている。そして、2つのガバナ用ガイドレール22、22の残りの一片であるガイド面部22aは、筐体21の幅方向において互いに対向する向きに屈曲している。このガイド面部22aは、筐体21に設けられた第1主係合体23、第2主係合体24及び副係合体26と摺動可能に係合する。
図2A及び図2Bに示すように、主係合体を示す第1主係合体23は、筐体21の上下方向の上端部に配置されている。すなわち、第1主係合体23は、筐体21に設けられたテンションプーリ12の上下方向の上端部側に配置される。また、第1主係合体23は、筐体21の第1主板31と第2主板32の間に配置される。そして、第1主係合体23は、固定ボルト51を介して筐体21に固定されている。
図2A、図2B及び図3に示すように、第1主係合体23は、略直方体状に形成されている。第1主係合体23の幅方向の長さは、筐体21の幅方向の長さと略等しく設定されている。
第1主係合体23には、2つのガイド溝23a、23aと、2つの挿通孔23b、23bが形成されている。2つの挿通孔23b、23bは、第1主係合体23における幅方向の両端部に形成されている。また、2つの挿通孔23b、23bは、それぞれ第1主係合体23を上下方向に貫通している。2つの挿通孔23b、23bには、テンションプーリ12に巻き掛けられたガバナロープ13が挿通する。
2つのガイド溝23a、23aは、第1主係合体23の幅方向の両端部における側面部に形成されている。そして、ガイド溝23aは、第1主係合体23の側面部に上下方向に沿って連続して形成されている。このガイド溝23aには、ガバナ用ガイドレール22のガイド面部22aが挿入される。これにより、第1主係合体23は、2つのガバナ用ガイドレール22、22に摺動可能に係合する。
図2A及び図2Bに示すように、主係合体を示す第2主係合体24は、筐体21の上下方向の上半部分に設けられており、かつ筐体21に設けられたテンションプーリ12の上下方向の下端部側に配置されている。そして、第2主係合体24は、筐体21の第1主板31と第2主板32の間に配置されて、固定ボルト51を介して筐体21に固定される。そのため、テンションプーリ12は、第1主係合体23と第2主係合体24によって上下方向の上端部側と下端部側が挟まれている。
図2A、図2B及び図4に示すように、第2主係合体24は、第1主係合体23と同様に、略直方体状に形成されている。第2主係合体24の幅方向の長さは、筐体21の幅方向の長さと略等しく設定されている。
第2主係合体24には、2つのガイド溝24a、24aが形成されている。2つのガイド溝24a、24aは、第2主係合体24の幅方向の両端部における側面部に形成されている。そして、ガイド溝24aは、第2主係合体24の側面部に上下方向に沿って連続して形成されている。このガイド溝24aには、ガバナ用ガイドレール22のガイド面部22aが挿入される。これにより、第2主係合体24は、2つのガバナ用ガイドレール22、22に摺動可能に係合する。
また、図2A及び図2Bに示すように、筐体21におけるテンションプーリ12よりも上下方向の下方にはテンションウエイト25が配置されている。テンションウエイト25は、筐体21の第1主板31と第2主板32の間に配置されて、固定ボルト52を介して筐体21に固定されている。テンションウエイト25は、所定の質量を有しており、テンションプーリ12を介してガバナロープ13に所定の張力を付与している。
このように、重量物であるテンションウエイト25をテンションプーリ12よりも上下方向の下方に配置したことで、ガバナテンション機構15全体の重心を上下方向の下方に下げることができる。これにより、地震動により横揺れが発生した際に、筐体21が大きく振れることを防止することができるだけでなく、筐体21が転倒する方向に生じる力を小さくすることができる。
副係合体26は、筐体21の上下方向においてテンションウエイト25側の下半部分に設けられている。また、副係合体26は、筐体21の幅方向の両端部に設けられている。さらに、副係合体26は、テンションウエイト25の上下方向の長さH1の略中心位置に配置されている。すなわち、副係合体26は、テンションウエイト25の重心Gの上下方向の高さと略同じ高さに配置される。
図2A、図2B及び図5に示すように、副係合体26は、2つの係合部材41、42から構成されている。2つの係合部材41、42は、それぞれ水平方向に切断した断面形状が略L字状に形成されている。第1係合部材41は、第1主板31の幅方向の両端部に固定されており、第2係合部材42は、第2主板32の幅方向の両端部に固定されている。そして、第1係合部材41と第2係合部材42における第1主板31及び第2主板32に固定された端部とは反対側の端部は、ガイド面部22aに向けて屈曲している。また、第1係合部材41と第2係合部材42は、ガイド面部22aを間に挟んで間隔を空けて対向する。
第1係合部材41及び第2係合部材42における互いに対向する端部の上下方向の上端部には、傾斜面部41a、42aが形成されている。傾斜面部41a、42aは、上下方向の上方にむかうにつれてガイド面部22aから離間する向きに傾斜している。エレベーター1の通常運転時には、副係合体26の第1係合部材41及び第2係合部材42は、ガイド面部22aに接触しない。そして、地震動により水平方向に横揺れが発生した際に、第1係合部材41及び第2係合部材42は、ガイド面部22aと当接する。
1−2.ガバナテンション機構の動作
次に、上述した構成を有するガバナテンション機構15の動作について図6〜図8を参照して説明する。
図6は、ガイド溝23a、24aとガバナ用ガイドレール22のガイド面部22aを拡大して示す説明図である。図7は、副係合体26とガバナ用ガイドレール22を拡大して示す説明図である。
図6に示すように、ガイド溝23a、24aとガイド面部22aにおける回転軸12aの軸方向での隙間の寸法(以下、第1主隙間寸法という)L1は、例えば、1〜2mm程度の微少な長さに設定されている。また、ガイド溝23a、24aとガイド面部22aの先端部における筐体21の幅方向での隙間の寸法(以下、第2主隙間寸法)W1は、例えば、1〜2mm程度の微少な長さに設定されている。
これに対して、図7に示すように、副係合体26の係合部材41、42とガイド面部22aにおける回転軸12aの軸方向での隙間の寸法(以下、第1副隙間寸法)L2は、第1主隙間寸法L1よりも大きく設定されている。
さらに、係合部材41、42とガバナ用ガイドレール22における筐体21の幅方向での隙間の寸法(以下、第2副隙間寸法)W2は、ガイド面部22aの先端部とテンションウエイト25との筐体21の幅方向での隙間の寸法(以下、第3副隙間寸法)W3よりも小さく設定されている。そのため、地震動により筐体21の幅方向に横揺れが発生した際、ガバナ用ガイドレール22は、テンションウエイト25よりも先に係合部材41、42に当接する。そして、第2副隙間寸法W2は、第2主隙間寸法W1よりも大きく設定されている。
第1副隙間寸法L2及び第2副隙間寸法W2は、第1主隙間寸法L1及び第2主隙間寸法W1の例えば、3倍以上の3〜6mm程度に設定される。また、第1副隙間寸法L2及び第2副隙間寸法W2は、上述した数値に限定されるものではなく、乗りかご120の通常運転時に、副係合体26がガバナ用ガイドレール22に接触しない間隔であればよい。
なお、第3副隙間寸法W3が第2副隙間寸法W2よりも小さく設定されている場合、地震動により筐体21の幅方向に横揺れが発生した際、ガバナ用ガイドレール22は、係合部材41、42よりも先にテンションウエイト25に当接する。この場合、第3副隙間寸法W3は、第2主隙間寸法W1よりも大きく設定される。すなわち、ガバナ用ガイドレール22における幅方向においてテンションウエイト25側の隙間のうち最小の隙間の寸法が、第2主隙間寸法W1よりも大きく設定される。
ここで、通常運転時に、乗りかご120が昇降移動したり停止したりすると、その際の振動がガバナロープ13を介してテンションプーリ12に伝わる。そのため、テンションプーリ12を回転可能に支持する筐体21は、上下方向に移動する。このとき、第1主係合体23と第2主係合体24がガバナ用ガイドレール22に沿って上下方向に摺動する。
また、ガバナ装置10が乗りかご120の過速度を検出し、非常止め装置190を動作させて乗りかご120を非常停止させた場合、非常停止する際に生じる慣性力によって筐体21には上下方向の上方に引き上げる力が発生する。そのため、筐体21は、瞬時に上下方向の上方に向けて移動する。
上述したように、第1主係合体23と第2主係合体24のガイド溝23a、24aとガイド面部22aとの第1主隙間寸法L1及び第2主隙間寸法W1は、1〜2mm程度の微少な長さに設定されている。これにより、第1主係合体23及び第2主係合体24とガバナ用ガイドレール22とのがたつきを軽減させることができる。その結果、筐体21を第1主係合体23と第2主係合体24により、ガバナ用ガイドレール22、22に沿って円滑に上下方向に摺動させることができ、テンションプーリ12を円滑に案内することができる。
また、筐体21を円滑に上下方向に摺動させることで、テンションプーリ12の振れを抑制することができる。その結果、テンションプーリ12からガバナロープ13が外れることを防止することができる。ここで、第1主係合体23と第2主係合体24をテンションプーリ12の上下方向の上端部と下端部の近傍に設けることで、第1主係合体23と第2主係合体24によってテンションプーリ12の上端部と下端部を上下方向で挟むように支持することでできる。これにより、テンションプーリ12の振れより効果的に抑制することができる。
上述したように、副係合体26とガバナ用ガイドレール22との隙間である第1副隙間寸法L2及び第2副隙間寸法W2は、第1主隙間寸法L1及び第2主隙間寸法W1よりも大きく設定されている。そのため、通常運転時では、副係合体26は、ガバナ用ガイドレール22に当接しない。これにより、副係合体26がガバナ用ガイドレール22に接触し、筐体21の上下方向の移動が阻害されることを防止することができる。
また、エレベーター1が長工程化するほど、ガバナロープ13の長さも長くなり、テンションウエイト25の重量もその分重くする必要がある。そして、テンションウエイト25の重量を重くするために、テンションウエイト25における上下方向の長さが長くなると、テンションウエイト25を支持するガバナ用ガイドレール22や筐体21の上下方向の長さも長くなる。そのため、ガバナ用ガイドレール22や筐体21といった長尺物には、若干の反りが発生するおそれがある。
そして、ガバナ用ガイドレール22や筐体21の上下方向の長さが長くなるほど、その反りの影響が大きくなる。すなわち、副係合体26とガバナ用ガイドレール22との隙間が、主係合第23、24とガバナ用ガイドレール22との隙間と同様の大きさである場合だと、ガバナ用ガイドレール22や筐体21の反りによって、上下方向に3つに並ぶ係合体23、24、26とガバナ用ガイドレール22が固渋するおそれがある。これに対し、本例では、上述したように、副係合体26とガバナ用ガイドレール22の隙間を大きく設定することで、ガバナ用ガイドレール22と上下方向に3つに並ぶ係合体23、24、26が固渋することを防ぐことができる。
また、地震動による横揺れにより強い水平荷重がガバナ用ガイドレール22に加わった場合、ガバナ用ガイドレール22には、若干の撓みが発生する場合も考えられる。このとき、ガバナ用ガイドレール22は、まず第1主係合体23及び第2主係合体24のガイド溝23a、24aに接触する。そして、さらにガバナ用ガイドレール22の撓み量が大きくなると、ガバナ用ガイドレール22は、副係合体26の係合部材41、42に当接する。
そのため、ガバナ用ガイドレール22に筐体21から加わる荷重は、第1主係合体23及び第2主係合体24の2箇所からだけでなく、副係合体26を含めた3箇所から加わる。これにより、筐体21からガバナ用ガイドレール22に加わる荷重を分散させることができる。その結果、簡易な構成でガバナ用ガイドレール22が変形することを防止することができる。
また、副係合体26は、筐体21の重量物であるテンションウエイト25の重心Gの上下方向の高さと略同じ高さに配置されている。これにより、地震動による横揺れによって筐体21からガバナ用ガイドレール22に加わる曲げモーメントを小さくすることができる。その結果、ガバナ用ガイドレール22の変形をより効果的に防止することができる。
次に、ガバナロープ13が伸びた状態のガバナテンション機構15の動作について図8A及び図8Bを参照して説明する。
図8Aは、ガバナテンション機構15におけるガバナロープが伸びた状態を示す正面図、図8Bは、側面図である。
図8A及び図8Bに示すように、経年使用によりガバナロープ13に伸びが発生した場合、ガバナテンション機構15は、自重により上下方向の下方に下がる。その際、副係合体26がガバナ用ガイドレール22の上下方向の下端部から下方に下がる。そのため、副係合体26とガバナ用ガイドレール22との係合が解除される。また、ガバナロープ13は経年使用により徐々に伸びるものであるため、副係合体26がガバナ用ガイドレール22の上下方向の下端部に留まる場合もある。
このような状態で、乗りかご120が昇降移動及び停止することで筐体21が上下方向に移動したり、多湿時の吸水によりガバナロープ13が縮んだりすると、筐体21の上方への移動に伴って、再び副係合体26がガバナ用ガイドレール22と係合する。または、非常止め装置190の動作により乗りかご120が非常停止し、筐体21が瞬時に上方に向けて移動すると、再び副係合体26がガバナ用ガイドレール22と係合する。
ここで、上述したように、副係合体26を構成する係合部材41、42の上下方向の上端部には、上下方向の上方にむかうにつれてガイド面部22aから離間する向きに傾斜する傾斜面部41a、42aが形成されている。これにより、傾斜面部41a、42aによって副係合体26とガバナ用ガイドレール22との係合をガイドすることができる。その結果、副係合体26とガバナ用ガイドレール22との係合を円滑に行うことができる。
また、筐体21が上方に向けて移動し、副係合体26とガバナ用ガイドレール22が再び係合する際に、ガバナ用ガイドレール22の下端部に副係合体26が衝突した場合でも、傾斜面部41a、42aによってその衝突力を緩和することができる。
2.第2の実施の形態例
次に、第2の実施の形態例にかかるガバナテンション機構について図9を参照して説明する。
図9は、第2の実施の形態例にかかるガバナテンション機構を示す正面図である。
この第2の実施の形態例にかかるガバナテンション機構が、第1の実施の形態例にかかるガバナテンション機構15と異なる点は、副係合体の構成である。そのため、ここでは、第1の実施の形態例にかかるガバナテンション機構15と共通する部分には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図9に示すように、ガバナテンション機構15Bは、筐体21と、ガバナ用ガイドレール22、22と、第1主係合体23と、第2主係合体24と、4つの副係合体26Bと、テンションウエイト25とを備えている。
4つの副係合体26Bは、筐体21におけるテンションウエイト25側である下半部分に設けられている。また、4つの副係合体26Bは、それぞれ筐体21の幅方向の両端部に配置されている。そして、4つの副係合体26Bは、テンションウエイト25の重心Gを囲むようにして、テンションウエイト25の上下方向の上端部と下端部に対向する位置に設けられている。これにより、筐体21に設けられたテンションウエイト25をバランス良く支持することができる。
なお、副係合体26Bの数は、4つに限定されるものではなく、筐体21やテンションウエイト25の大きさに応じて適宜に設定されるものである。
その他の構成は、第1の実施の形態例にかかるガバナテンション機構15と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有するガバナテンション機構15Bによっても、上述した第1の実施の形態例にかかるガバナテンション機構15と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施の形態例では、昇降路110の頂部に機械室160を設けた例を説明したがこれに限定されるものではなく、昇降路の頂部に機械室を有しない、いわゆる機械室レスエレベーターにも適用できるものである。
また、副係合体26として、第1係合部材41及び第2係合部材42を筐体21に固定する例を説明したがこれに限定されるものではない。例えば、テンションウエイト25の幅方向の長さを筐体21の幅方向の長さと略等しく設定し、テンションウエイト25の幅方向の両端部である側面部に上下方向に沿って延在するガイド溝を形成し、このガイド溝を副係合体としてもよい。
なお、本明細書において、「平行」及び「直交」等の単語を使用したが、これらは厳密な「平行」及び「直交」のみを意味するものではなく、「平行」及び「直交」を含み、さらにその機能を発揮し得る範囲にある、「略平行」や「略直交」の状態であってもよい。
1…エレベーター、 10…ガバナ装置、 11…ガバナプーリ、 12…テンションプーリ、 12a…回転軸、 13…ガバナロープ、 14…作動レバー、 15、15B…ガバナテンション機構、 21…筐体、 22…ガバナ用ガイドレール、 22a…ガイド面部、 23…第1主係合体(主係合体)、 23a…ガイド溝、 23b…挿通孔、 24…第2主係合体(主係合体)、 24a…ガイド溝、 25…テンションウエイト、 26、26B…副係合体、 41…第1係合部材(係合部材)、42…第2係合部材(係合部材)、 41a、42a…傾斜面部、 100…巻上機、 110…昇降路、 120…乗りかご、 130…主ロープ、 140…釣合おもり、 160…機械室、 161…ピット、 161a…床面、 190…非常止め装置、 200…ガイドレール、 G…重心、 L1…第1主隙間寸法、 L2…第1副隙間寸法、 W1…第2主隙間寸法、 W2…第2副隙間寸法、 W3…第3副隙間寸法

Claims (9)

  1. エレベーターの乗りかごの昇降速度を監視するガバナ装置のガバナロープに張力を付与するガバナテンション機構において、
    前記ガバナロープが巻き掛けられたテンションプーリを回転可能に支持する筐体と、
    前記筐体を前記ガバナロープが延在する上下方向に沿って移動可能に支持するガバナ用ガイドレールと、
    前記筐体における前記テンションプーリよりも上下方向の下方に配置されたテンションウエイトと、
    前記筐体の上下方向において前記テンションプーリが設けられた側に配置され、前記ガバナ用ガイドレールと摺動可能に係合する主係合体と、
    前記筐体の上下方向において前記テンションウエイトが設けられた側に配置され、前記ガバナ用ガイドレールと摺動可能に係合する副係合体と、を備え、
    前記副係合体と前記ガバナ用ガイドレールとの隙間は、前記主係合体と前記ガバナ用ガイドレールとの隙間よりも大きく設定され
    前記ガバナ用ガイドレールは、前記テンションプーリの回転軸の軸方向と直交し、かつ上下方向とも直交する前記筐体の幅方向の両側に配置され、
    前記主係合体は、前記筐体を構成する一対の主板の間に配置され、かつ直方体状に形成され、その幅方向の長さが前記筐体の幅方向の長さと等しく設定され、
    前記主係合体における幅方向の両端部の側面部には、前記ガバナ用ガイドレールが挿入されるガイド溝が形成されている
    ガバナテンション機構。
  2. 前記副係合体と前記ガバナ用ガイドレールにおける前記軸方向での隙間の寸法は、前記主係合体と前記ガバナ用ガイドレールにおける前記軸方向での隙間の寸法よりも大きく設定され、
    前記副係合体と前記ガバナ用ガイドレールにおける前記幅方向での隙間の寸法は、前記主係合体と前記ガバナ用ガイドレールにおける前記幅方向での隙間の寸法よりも大きく設定される
    請求項1に記載のガバナテンション機構。
  3. 前記副係合体と前記ガバナ用ガイドレールとの隙間は、前記乗りかごの通常運転時には、前記副係合体が前記ガバナ用ガイドレールに接触しない間隔に設定される
    請求項1に記載のガバナテンション機構。
  4. 前記副係合体は、前記筐体に固定され、前記ガバナ用ガイドレールを間に挟んで間隔を空けて対向する一対の係合部材を有する
    請求項1に記載のガバナテンション機構。
  5. 前記係合部材における上下方向の上端部には、上下方向の上方にむかうにつれて前記ガバナ用ガイドレールから離間する向きに傾斜した傾斜面部が形成されている
    請求項4に記載のガバナテンション機構。
  6. 前記副係合体は、前記筐体に設けられた前記テンションウエイトの重心位置の上下方向の高さと同じ高さに配置される
    請求項1に記載のガバナテンション機構。
  7. 前記主係合体は、
    前記テンションプーリの上下方向の上端部側に配置された第1主係合体と、
    前記テンションプーリの上下方向の下端部側に配置された第2主係合体と、を有する
    請求項1に記載のガバナテンション機構。
  8. エレベーターの乗りかごの昇降速度を監視するガバナ装置において、
    前記乗りかごの昇降動作に合わせて循環移動する無端状のガバナロープと、
    前記ガバナロープにおける上下方向の下側折り返し部が巻き掛けられたテンションプーリと、
    前記テンションプーリを介して前記ガバナロープに所定の張力を付与するガバナテンション機構と、を備え、
    前記ガバナテンション機構は、
    前記テンションプーリを回転可能に支持する筐体と、
    前記筐体を上下方向に沿って移動可能に支持するガバナ用ガイドレールと、
    前記筐体における前記テンションプーリよりも上下方向の下方に配置されたテンションウエイトと、
    前記筐体の上下方向において前記テンションプーリが設けられた側に配置され、前記ガバナ用ガイドレールと摺動可能に係合する主係合体と、
    前記筐体の上下方向において前記テンションウエイトが設けられた側に配置され、前記ガバナ用ガイドレールと摺動可能に係合する副係合体と、を備え、
    前記副係合体と前記ガバナ用ガイドレールとの隙間は、前記主係合体と前記ガバナ用ガイドレールとの隙間よりも大きく設定され
    前記ガバナ用ガイドレールは、前記テンションプーリの回転軸の軸方向と直交し、かつ上下方向とも直交する前記筐体の幅方向の両側に配置され、
    前記主係合体は、前記筐体を構成する一対の主板の間に配置され、かつ直方体状に形成され、その幅方向の長さが前記筐体の幅方向の長さと等しく設定され、
    前記主係合体における幅方向の両端部の側面部には、前記ガバナ用ガイドレールが挿入されるガイド溝が形成されている
    ガバナ装置。
  9. 建築構造物に設けられた昇降路内を昇降移動する乗りかごを備えたエレベーターにおいて、
    前記乗りかごの昇降速度を監視するガバナ装置を備え、
    前記ガバナ装置は、
    前記乗りかごの昇降動作に合わせて循環移動する無端状のガバナロープと、
    前記ガバナロープにおける上下方向の下側折り返し部が巻き掛けられたテンションプーリと、
    前記テンションプーリを介して前記ガバナロープに所定の張力を付与するガバナテンション機構と、を備え、
    前記ガバナテンション機構は、
    前記テンションプーリを回転可能に支持する筐体と、
    前記筐体を上下方向に沿って移動可能に支持するガバナ用ガイドレールと、
    前記筐体における前記テンションプーリよりも上下方向の下方に配置されたテンションウエイトと、
    前記筐体の上下方向において前記テンションプーリが設けられた側に配置され、前記ガバナ用ガイドレールと摺動可能に係合する主係合体と、
    前記筐体の上下方向において前記テンションウエイトが設けられた側に配置され、前記ガバナ用ガイドレールと摺動可能に係合する副係合体と、を備え、
    前記副係合体と前記ガバナ用ガイドレールとの隙間は、前記主係合体と前記ガバナ用ガイドレールとの隙間よりも大きく設定され
    前記ガバナ用ガイドレールは、前記テンションプーリの回転軸の軸方向と直交し、かつ上下方向とも直交する前記筐体の幅方向の両側に配置され、
    前記主係合体は、前記筐体を構成する一対の主板の間に配置され、かつ直方体状に形成され、その幅方向の長さが前記筐体の幅方向の長さと等しく設定され、
    前記主係合体における幅方向の両端部の側面部には、前記ガバナ用ガイドレールが挿入されるガイド溝が形成されている
    エレベーター。
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