JP6347479B2 - 内燃機関及びそのシリンダヘッド - Google Patents

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Description

本願発明は、内燃機関及びそのシリンダヘッドに関し、冷却構造に特徴を有する
内燃機関のシリンダブロックとシリンダヘッドとは冷却水で冷却されており、そこで、シリンダブロックに気筒列を囲うように冷却水通路(ブロックジャケット)が形成されて、シリンダヘッドには面的な広がりを持つ冷却水通路(ヘッドジャケット)が形成されている。シリンダブロックの冷却水通路とシリンダヘッドの冷却水通路とは多数の連通穴を介して連通していることが多い(例えば特許文献1)。
シリンダヘッドの冷却水通路とシリンダブロックの冷却水通路とを連通させた1系統方式では、ウォータポンプで圧送された冷却水は、シリンダブロックの冷却水通路からシリンダヘッドの冷却水通路に流れるか、又は、シリンダヘッドの冷却水通路からシリンダブロックの冷却水通路に流れるようになっており、機関で受熱した冷却水はラジェータに向かい、ラジェータで冷却された冷却水はサーモ弁装置に戻ってウォータポンプに吸引され、再びシリンダブロック又はシリンダヘッドの冷却水通路に圧送されている。
また、コールドスタート時における暖機運転時のように機関温度が低いときには冷却水をシリンダヘッドのみに流して、機関温度が所定の温度に昇温してからシリンダブロックにも通水させる2系統冷却システムも知られている。
特開平10−212946号公報
さて、シリンダブロック及びシリンダヘッドにおいてクランク軸線方向に向いた両端面のうち一端面には、動弁機構駆動用タイミングチェーンを覆うフロントカバー(チェーンカバー、チェーンケース)がボルトで固定されている。タイミングチェーンにはオイルが供給されているので、シリンダヘッド及びシリンダブロックの一端面及びフロントカバーの内面もオイルで濡れているが、機関を長期に亙って使用していると、シリンダヘッドとシリンダブロックとフロントカバーとの合わせ面の箇所からオイルが滲み出る現象が見られた。
この点について本願出願人が研究したところ、シリンダヘッドとフロントカバー及びシリンダブロックとの熱膨張の違いに起因したものであることが判明した。この点を図10に基づいて説明する。
図10(A)はシリンダヘッド101とフロントカバー102との模式的な平断面図であり、シリンダヘッド101には、当該シリンダヘッド101をシリンダブロックに固定するためのヘッドボルト103が貫通していると共に、一端面101aにはフロントカバー32がボルト104で固定されており、シリンダヘッド101とフロントカバー102とで囲われた空間105をタイミングチェーンが周回する。
シリンダヘッド101には冷却水通路106が形成されており、冷却水通路106は、
フロントカバー102の側では端部のヘッドボルト103よりも内側(フロントカバー102と反対側)に設けている。シリンダヘッド101の冷却水通路106を端部のヘッドボルト103よりも内側に形成しているのは、冷却水通路106は各燃焼室107を同じ程度の面積で覆うように形成すればよく、端部のシリンダボア107だけ広い面積で覆う必要はないという認識に基づいている。なお、図10(A)では冷却水通路106を全面に広がった状態に描いているが、これは冷却水通路のエリアを表示したものであり、実際には、冷却水通路は複雑な形状になっている。
シリンダヘッド101は機関の運転により、体積が拡大するように熱膨張する。すなわち、シリンダヘッド101は、クランク軸線108の方向に熱膨張するだけでなく、クランク軸線108と直交した短手方向109にも熱膨張する。そして、フロントカバー102はシリンダヘッド101に比べて温度は遥かに低く、かつ、シリンダブロックもシリンダヘッド101より温度が低いため、シリンダヘッド101が熱膨張すると、シリンダヘッド101とフロントカバー102及びシリンダブロックとの間に、クランク軸線108と直交した短手方向109の滑りが生じ、このときに、図10(B)に示すように、三者の重合箇所で、空間105の内面に付着していたオイル110がごく僅かながら引き込まれる現象が生じる。
そして、機関を運転停止すると、シリンダヘッド101は降温により熱収縮して元の状態に戻るが、このとき、シリンダヘッド101とフロントカバー102及びシリンダブロックとの間に引き込まれたオイル110は、図10(C)に示すようにそのまま残ってしまう。
このため、図10(D)に示すように、機関の運転と停止とを長期(例えば数年)にわたって繰り返していると、オイル110の引き込みが少しずつ蓄積されていき、やがて、シリンダヘッド101とフロントカバー102及びシリンダブロックとの合わせ面の外側に滲み出るのであった。
また、シリンダヘッド101とフロントカバー102及びシリンダブロックとの合わせ面の外側にオイルが滲み出る現象は、シリンダヘッドがクランク軸線方向に熱膨張することにも起因している。この点を図11に基づいて説明する。
図11に模式的に示すように、シリンダヘッド101はヘッドボルト103でシリンダブロック111に固定されており、シリンダヘッド101が昇温すると、(B)に矢印で示すようにクランク軸線方向に熱膨張しようとするが、シリンダヘッド101はヘッドボルト103でシリンダブロック111に固定されているため、下側はクランク軸線方向に膨張し難い状態になっており、上側がクランク軸線方向に大きく熱膨張する傾向を呈する。
この場合、フロントカバー102の変形がシリンダブロック111及びシリンダヘッド101の熱変形に追従したら合わせ面に隙間は発生しないが、シリンダヘッド101のうち端に位置したヘッドボルト103よりも外側の部分は規制がなくて自由に熱膨張できることから、フロントカバー102の変形がシリンダヘッド101の熱膨張に追従できずに、(B)に円で示した三者の合せ面の箇所に運転のたび毎に微細な隙間が発生し、この隙間にオイルが少しずつ溜まっていって、やがて外側に滲み出るのであった。従って、オイルは、シリンダヘッド101とフロントカバー102との合わせ面に縦筋となって現れる場合もあり得る。
本願発明はこのような研究と知見とに基づいて成されたものであり、シリンダヘッドとフロントカバーとの合わせ面にオイルが滲み出ることを防止することを目的とするもので
ある。
本願発明は多くの構成を含んでおり、その典型を各請求項で特定している。このうち請求項1の発明は、
内部に冷却水が流れるブロックジャケットを気筒列を囲うように形成しているシリンダブロックと、内部に冷却水が流れるヘッドジャケットを有していて前記シリンダブロックの上面に重なったシリンダヘッドと、前記シリンダブロック及びシリンダヘッドの一端面に重なったフロントカバーとを備えており、
冷却水が前記ブロックジャケットを経由せずに前記ヘッドジャケットに流れる状態と、冷却水が前記ブロックジャケットを経由して前記ヘッドジャケットに流れる状態に切り換え可能
になっている、という基本に構成において、
「前記シリンダブロックのうち前記フロントカバーに近い部位に、冷却水を前記ブロックジャケットに送るブロック行き送水口と、冷却水を前記ヘッドジャケットに送るヘッド行き送水口とが、ヘッド行き送水口がブロック行き送水口よりも前記フロントカバーの側に寄るようにして形成されていて、前記ヘッド行き送水口は、前記シリンダブロックの上面に開口している一方、
前記シリンダヘッドのうち前記フロントカバーに近接した部位に、前記ヘッドジャケットの冷却水入口が、前記シリンダブロックのヘッド行き送水口と連通するように下向きに開口している」
という構成が付加されている。
請求項2の発明はシリンダヘッドに係るもので、この発明は、
下面がシリンダブロックに重なって一端面にはフロントカバーが重ね固定されており、かつ、内部には冷却水が流れるヘッドジャケットを設けている構成であって、
前記ヘッドジャケットは、前記フロントカバーに近接した状態でクランク軸線と直交した方向に長く延びる先行ジャケットと、前記先行ジャケットに連通したメインジャケットとを有しており、前記先行ジャケットに冷却水入口を設けて、冷却水が前記先行ジャケットからメインジャケットに流れるように設定されている。
請求項3の発明は請求項2を好適に具体化したもので、この発明は、前記先行ジャケットの冷却水入口を、シリンダヘッドのうち吸気ポートが開口している一側面の側の端部に設けて、前記メインジャケットへの連通部は、排気ポートが開口した他側面の側に寄せて設けている。
請求項1の発明によると、冷却水はフロントカバーの側から冷却水通路に入るため、シリンダヘッドのうちフロントカバーに近接した部位を冷却水で集中的に冷却できる。このため、シリンダヘッドのうちフロントカバーに重なった部分の熱膨張を抑制して、シリンダヘッドとフロントカバーとの熱膨張差に起因したオイルの滲み出現象を抑制できる。
更に述べると、冷却水は冷却水通路を巡る過程で受熱して昇温するが、冷却水は冷却水通路に入る段階では温度は低いため、シリンダヘッドのうちフロントカバーに近接した部分を効率よく冷却できるのであり、このこめ、シリンダヘッドのうちフロントカバーに重なっている一端部がクランク軸線方向及びこれと直交した方向に熱膨張することを大きく抑制して、オイルの引き込み現象を著しく抑制できるのであり、その結果、長期に亙って機関を使用し続けても、シリンダヘッドとフロントカバー(及びシリンダブロック)との合わせ面にオイルが滲み出ることを防止又は著しく抑制できるのである。
請求項2の発明では、冷却水通路を先行通路とメイン通路とに分けたことで、シリンダヘッドのうちフロントカバーに重なっている一端部の冷却性能を一層向上できる。その結果、シリンダヘッドの一端部がクランク軸線方向及びこれと直交した方向に熱膨張することを一層抑制して、オイルが滲み出ることをより的確に防止又は抑制できる。
シリンダヘッドの外周面のうちクランク軸線と平行な2つの側面は、吸気ポートが開口した吸気側面と排気ポートが開口した排気側面とに分かれており、機関の運転中は、排気側面の側が高音になる。従って、シリンダヘッドのうちフロントカバーに重なっている一端部も、排気側側面の箇所が高温になる。
そして、請求項3の構成を採用すると、冷却水は、最も高音になる排気側の箇所でメイ
ンジャケットに流入するため、シリンダヘッドは、最も温度が高い排気側の部分をまんべんなく冷却できる。その結果、シリンダヘッドの一端部がクランク軸線方向に熱膨張することを、より一層抑制できる。従って、オイルが滲み出る現象の防止に一層効果的である。
請求項1の発明に戻って述べると、請求項1では、シリンダブロックに設けたヘッド行き送水はブロックジャケットの外側に位置しているため、シリンダヘッドに向かう冷却水がシリンダブロックの熱で昇温することを著しく抑制できる。このため、温度が低い冷却水をヘッドジャケットに供給することができて、シリンダヘッドの熱膨張抑制によるオイルの滲み出現象をより効果的に抑制できる。
実施形態に係る冷却系統を示す模式的な概略側面図である。 要部の模式的な平断面図である。 ヘッドジャケットとブロックジャケットと送水系統とを上から見た斜視図である。 ヘッドジャケットとブロックジャケットと送水系統とを下から見た斜視図である。 シリンダヘッド及びフロントカバーを一点鎖線で示してヘッドジャケットと送水系統とを実線で示した平面図である。 シリンダヘッド及びフロントカバー並びにシリンダブロックを一点鎖線で示してヘッドジャケット及びブロックジャケット並びに通水系統を実線で示した側面図である。 シリンダヘッド及びシリンダブロックを一点鎖線で示してヘッドジャケット及びブロックジャケット並びに送水系統を実線で示した正面図である。 メインジャケット下層部を示す平断面図である。 メインジャケット上層部を示す平断面図である。 従来技術の問題点の説明図である。 従来技術との対比図である。
(1).内燃機関の概要
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、車両用内燃機関に適用している。まず、内燃機関の概要を図1の模式図に基づいて説明する。なお、図5と図9とは高さを変えて表示しているため、少し違いがある。
本願では、図面に関して正面視(正面図)・側面視(側面図)の文言を使用するが、正面視はクランク軸線方向から見た状態であり、側面視は、クランク軸線方向及び気筒軸線と直交した方向から見た状態である。前後方向はクランク軸線方向(シリンダヘッドの長手方向)であり、左右方向は、クランク軸線及び気筒軸線と直交した方向(シリンダヘッドの短手方向)である。上下に関しては、シリンダブロックからシリンダヘッドを向いた方向を上として定義している(従って、スラント型内燃機関の場合は、上下方向が必ずしも鉛直方向でない場合がある。)。
内燃機関は、機関本体の中核としてシリンダブロック1とその上面に固定されたシリンダヘッド2とを備えており、シリンダヘッド1の上面にはシリンダヘッドカバー3が固定されて、シリンダブロック1の下面にはオイルパン4が固定されている。シリンダブロック1及びシリンダヘッド2の一端面1a,2aには、タイミングチェーン(図示せず)を覆うフロントカバー(チェーンカバー、チェーンケース)5がボルトで固定されている。なお、タイミングチェーンは動力伝達手段と同義であり、タイミングギアやタイミングベ
ルトも含んでいる。
シリンダブロック1には、冷却水が流れるブロックジャケット6が、シリンダヘッド2に向けて上向き開口している一方、シリンダヘッド2の内部にも、冷却水が流れるヘッドジャケット7が形成されている。本実施形態の特徴として、ヘッドジャケット7は、フロントカバー5に近接して設けた先行ジャケット8と、概ねブロックジャケット6の上に位置したメインジャケット9とに分離構成されており、更に、メインジャケット9は、メインジャケット下層部10とメインジャケット上層部11とに分離されている。
先行ジャケット8は、メインジャケット下層部10と1つの第1通路12で連通しており、メインジャケット下層部10とメインジャケット上層部11とは複数の第2通路13で連通しており、メインジャケット下層部10とブロックジャケット6とは複数の第3通路14で連通している。
そして、シリンダブロック1のうち一端面1a寄りの部位には、先行ジャケット8に連通した上下長手のヘッド行き送水16が上向きに開口するように形成されている。従って、先行ジャケット8の冷却水入口8aは、シリンダブロック1に向けて下向きに開口している。また、ヘッド行き送水16を挟んでフロントカバー5と反対側の部位には、ブロックジャケット6に連通したブロック行き送水口17が形成されている。
ヘッド行き送水16及びブロック行き送水口17には、ウォータポンプ19から冷却水が圧送される。ウォータポンプ19は、ハウジングの内部にインペラーを設けた構成であり、クランク軸20に設けたクランクプーリ21でベルト22を介して駆動される。ヘッド行き送水16には第1制御弁23を設け、ブロック行き送水口17とウォータポンプ19との間には第2制御弁24を設けている。
両制御弁23,24の制御態様としては、通水と非通水状態とを単純に切り換えるだけでもよいし、水温に応じて通水量を調節してもよい。いずれか一方の制御弁は流量制御方式として、他方の制御弁は単純な開閉方式とすることも可能である。
シリンダヘッド2の周囲のうち、例えばフロントカバー5と反対側の他端面2bの近くの箇所に、サーモ弁を備えた分配装置25が配置されている(分配装置25は、シリンダヘッド2に一体化(内蔵)してもよい。)。メインジャケット上層部11の終端に出口管26が接続されており、出口管26から、ヒータ行き管27とラジェータ行き管28とポンプ戻り管29が分岐している。
ヒータ行き管27は、EGRクーラ30を経由して車内暖房用ヒータコア31に接続されており、ヒータコア31の出口ポートに接続されたヒータ戻り管32は、オイルクーラ33を経由して分配装置25に接続されている。他方、ラジェータ行き管28はラジェータ34に接続されており、ラジェータ34の出口ポートに接続されたラジェータ戻り管35は分配装置25に接続されている。更に、ポンプ戻り管29は、EGRバルブ36を経由して分配装置25に接続され、更に、ポンプ戻り管29は分配装置25を経由してウォータポンプ19の吸水口に接続されている。
本実施形態の冷却系統は、シリンダヘッド2のみの冷却とシリンダヘッド2及びシリンダブロック1の冷却とを切り換えできる2系統冷却方式であり、コールドスタート時のように冷却水の温度が所定以上に昇温していない状態では、第1制御弁23が開いて第2制御弁24が閉じていることにより、冷却水はブロックジャケット6には流れずに、ヘッド行き送水口16からヘッドジャケット7の先行ジャケット8に流れる。
図2に示すように、冷却水が先行ジャケット8に流入している状態では、冷却水は、先
行ジャケット8から第1連路12を経由してメインジャケット下層部10に至り、メインジャケット下層部10をまんべんなく流れてから出口管26に至る。従って、冷却水が先行ジャケット8に流れている状態では、冷却水はメインジャケット上層部11には殆ど流れずに、専らメインジャケット下層部10に流れる。
従って、暖機運転中は、冷却水がシリンダヘッド2の最も昇温した部分を素早く循環する。これにより、できるだけ昇温した冷却水をヒータコア31に送水できると共に、機関の過冷却を防止して早期昇温を実現できる。なお、敢えて述べるまでもないが、低温状態では冷却水はラジェータ32にも流れず、ヒータコア31等を経由してポンプ戻り管29よりウォータポンプ19にリターンする。
冷却水の温度が所定温度以上に昇温すると、第1制御弁23は閉じて第2制御弁24が開く。従って、冷却水はブロックジャケット6を流れてから、第3連通路14を経由してヘッドジャケット7のメインジャケット下層部10に流入し、メインジャケット下層部10をまんべんなく巡りつつ、第2連通路13を経由してメインジャケット上層部11に至り、メインジャケット上層部11を巡ってから出口管26に排出される。
従って、暖機運転終了後のように機関温度が高い状態では、冷却水は先行ジャケット8には流れず、ブロックジャケット6を経由してヘッドジャケット7のメインジャケット9に流れて出口管16に排出される。敢えて述べるまでもないが、冷却水がブロックジャケット6に流れている状態では、冷却水はラジェータ16にも流れている。
なお、暖機運転終了後も冷却水を先行ジャケット8に流すことは可能である。水温に応じて、先行ジャケット8への通水とブロックジャケット6への通水を同時に行うこと可能である。
(2).冷却系統の具体的な構造
次に、冷却系統(特にヘッドジャケット7)の具体的な構造を、図3以下の図面も参照して説明する。本実施形態の内燃機関は3気筒であり、そこで、図4から理解できるように、ブロックジャケット6は3つの気筒を囲う形態になっており、シリンダブロック1の一端面1aの側に位置した1つの気筒の外側の部位に、ブロック行き送水口17を設けている。図3のとおり、ブロック行き送水口17は上下に長い形態になっており、図1に示した第2制御弁24は、例えばブロック行き送水口17の始端に設けている。
例えば図4に示すように(図5,8も参照)、ブロックジャケット6のうち、ヘッド行き送水16及びブロック行き送水口17と反対側の部位に、5つの第3連通路14を設けている。図3及び図5とから理解できるように、ヘッド行き送水16は、シリンダブロック1のうち、ブロック行き送水口17よりもフロントカバー5に寄った位置に設けており、上下長手の形態を成している。図1に示した第1制御弁23は、シリンダブロック1に埋め込むことが可能である。
図3から理解できるように、ヘッド行き送水16はブロックジャケット6の外側に位置しており、シリンダブロック1のコーナー寄りに配置している(従って、気筒列の端に位置したシリンダボアから遠のいた位置に設けている。)。
図3,4,6では、ポンプ戻り管29に接続されてヘッド行き送水16及びブロック行き送水口17に連通した流路38を表示しているが、この流路38はウォータポンプ19の内部に形成されている。従って、流路38はウォータポンプ19の一部を成すものである。そして、流路38は、クランク軸線39の方向に長い上水平部38aを有しており、上水平部38aに設けた2つの吐出穴が、それぞれヘッド行き送水16とブロック行き送水口17とに連通している。従って、ヘッド行き送水16とブロック行き送水口17とは、シリンダブロック1の一側面と上面とに開口している。
ウォータポンプ19に1本の吐出口を設けて、3方弁の2つの出口ポートにヘッド行き送水16とブロック行き送水口17とを接続してもよい。この場合は、制御弁は1つになるので構造が簡単になる。
図3や図5等に明示するように、ヘッドジャケット7を構成する先行ジャケット8は、フロントカバー5に近接した部位に位置して、クランク軸線39と直交した短手方向40に細長い形態になっており、先行ジャケット8のうち、シリンダヘッド2の長手一側面2cの側の冷却水入口8aに、ヘッド行き送水16を連通させている。
図9に示すように、シリンダヘッド2の長手一側面2bには、1つの気筒に対応して2つずつの吸気ポート41が開口していると共に、吸気マニホールド36(図8参照)が固定されている(図8の符号36′はサージタンクである。)。更に、シリンダヘッド2には、吸気ポート41の開口端を開閉する吸気弁の弁軸42が摺動自在に装着されている。また、シリンダヘッド2には、排気ポートの開口端を開閉する吸気弁の弁軸43が摺動自在に装着されている。なお、図9では、便宜的に吸気ポート41がメインジャケット上層部11と連通するように描いているが、実際には両者は壁で仕切られている。
本実施形態の吸気ポート41は、吸気を弁軸42の軸心回りに旋回させて燃焼室にスワール流を発生させるヘリカルポートになっている。そこで、吸気ポート41の終端部は巻き構造になっていると共に、平断面視で、クランク軸線39と直交した線に対して傾斜させている。
また、本実施形態では、図8に模式的に線のみで示すように、排気ポート44はシリンダヘッド2の内部において1つの排気集合通路45に集合しており、従って、シリンダヘッド2の長手他側面2cには1つの排気穴が空いているだけである。また、内部に集合通路45を設けているため、シリンダヘッド2は長手他側面2cの側が厚くなっている。
図9に示すように、メインジャケット上層部11の箇所には、吸気弁の弁軸42が嵌まっている第1アイランド部46と、排気弁の弁軸43が嵌まっている第2アイランド部47とが、メインジャケット9を上下に貫通した状態に形成されている。なお、実際には弁軸42,43はガイド筒にスライド自在に嵌まっているが、ガイド筒は省略している。
更に、メインジャケット上層部11には、シリンダヘッド2には、燃料噴射弁(又は点火プラク)48を取り付けるためのセンターアイランド部49がメインジャケット7を上下に貫通する状態(柱状の状態)で形成されており、一対の第1アイランド部46のうち出口56の側の第1アイランド部46とセンターアイランド49とは、一体に繋がっている。他方、第2アイランド部45はそれぞれ独立している。
シリンダヘッド2は、気筒列を挟んだ両側において、左右4本ずつのヘッドボルト50でシリンダブロック1に締結されている。8本のヘッドボルト50のうち吸気側の4本は、シリンダヘッド2の長手一側面2bを構成する長手一側肉部51に貫通しており、排気側の4本のヘッドボルト50は、先行ジャケット8と反対側の端の1本を除いて、ヘッドジャケット7を貫通した第3アイランド部52に貫通している。
図8に示すように、メインジャケット下層部10と先行ジャケット8とは、端に位置した第3アイランド部52と長手一側肉部51とを繋いで短手方向40に延びる壁部53で
仕切られており、先行ジャケット8の終端とメインジャケット下層部10のコーナー部とが第1連通路12で繋がっている。また、先行ジャケット8から離れた2つの第3アイランド部52の間には、第1補助アイランド部54が形成されている。
図8に示すように、メインジャケット下層部10では、一対の吸気弁軸42に対応した2つの第1アイランド部46とセンターアイランド部49とが集合アイランド部55に一体化している。また、メインジャケット下層部10では、前後中央部の第3アイランド部52と出口56の側に位置した1つの第3アイランド部52とに、吸気側に向けて延びる横向き延長部52aと、先行ジャケット8の側に延びる縦向き延長部52bとを一体に設けている。このため、メインジャケット下層部10では、2つの第3アイランド部52は略L形になっている。
図8では、第2連通路13は網かけ表示で位置を明示している。他方、第3連通路14はドット表示で位置を明示している。この図8に示すように、第3連通路14は排気側に寄せて、第2連通路13は吸気側に寄せている。従って、ブロックジャケット6からメインジャケット下層部10に上がってきた冷却水は、基本的には第2連通路13に向かう横向きの流れになっている。先行ジャケット8と反対側に位置した2つの第3連通路14の間には、第2補助アイランド部57を設けている。
メインジャケット下層部10では、排気側は障害物がない縦長の大きな空洞になっている。これは、シリンダヘッド2に排気集合通路45を設けたことで排気側の部分が非常な高温になることから、冷却性を高めるための措置である。他方、メインジャケット下層部10のうち吸気側には、集合アイランド部54に対応したバッファ部58を設けている。これは、冷却水の流れを良くするためのものである。
図9においても、第2連通路13は網かけ表示している。そして、第2連通路13は吸気側に寄っているので、メインジャケット上層部11に上がった冷却水は、基本的には排気側に向けて横向きに流れ、それから縦向きに流れを変えて出口56に向かうことになる。
そして、メインジャケット上層部11では、第1アイランド部46とセンターアイランド部48とからなるアイランド部と長手一側肉部51とにより、長手一側面2bの側に入り込んだ湾状部59が形成されている。このため、冷却水の一部は、いったん湾状部59に入り込んでからリターンして排気側に向かう。図5及び図8に示すように、先行ジャケット8は、フロントカバー5の側に位置した2本のヘッドボルト50よりも外側(フロントカバー5の側)に位置している。
(3).まとめ
図5に示すように、フロントカバー5はボルト5aでシリンダヘッド2及びシリンダブロック1の一端面2a,1a(図1参照)に固定されており、頭記したように、シリンダヘッド2が最も大きく熱膨張するため、運転及び運転停止により、シリンダヘッド2とフロントカバー5及びシリンダブロック1との間にごく僅かながら滑りが発生することは阻止できないと云える。
しかし、本実施形態では、シリンダヘッド2のうちフロントカバー5に近接した一端部2a′に先行ジャケット8を設けたことにより、シリンダヘッド2の一端部2a′は集中的に冷却されるため、シリンダヘッド2の一端部2a′が短手方向40に熱膨張することを著しく抑制できる。その結果、図10で示したオイルの移動現象を抑制して、オイルが外側に滲み出ることを防止又は著しく抑制できる。
特に、実施形態では、ヘッド行き送水16を吸気側に設けたことや、第1連通路12を排気側にずらして設けたこと、或いは、ヘッド行き送水16をブロックジャケット6の外側に配置したことにより、シリンダヘッド2の一端部2a′の冷却性を格段に向上できるため、熱膨張によるオイル滲み出防止の機能を向上できる利点がある。
また、本実施形態では、先行ジャケット8は、シリンダヘッド2の一端面2aの側に位置した端のヘッドボルト50の更に外側(フロントカバー5の側)に位置しているため、上記のとおり、シリンダヘッド2のうちヘッドボルト50の外側の一端部2a′の熱膨張が抑制されるが、すると、シリンダヘッド2の上端部でフロントカバー5を押す現象が著しく低下するため、図11(C)に示すように、メインジャケット下層部10とシリンダヘッド2とシリンダブロック2との合わせ面に隙間が発生することを、より的確に抑制できる。この面からも、オイルが滲み出る現象を抑制できる。
更に、本実施形態は2系統冷却方式であるが、この方式では、暖機運転時に冷却水の全量が先行ジャケット8を先に通るため、シリンダヘッド2の一端部2a′の冷却性をより一層向上できる利点がある。特に、上下2層のうちの下層部10に先行ジャケット8を連通させると、最も昇温した部分に集中的に通水することで冷却水の早期昇温を図ることができる。また、シリンダヘッド2の一端部2a′はその下部が早く昇温するため、下部に先行ジャケット8を設けることで、シリンダヘッド2の一端部2a′の冷却も的確に行える。
なお、実施形態では、ブロックジャケット6に冷却水が流れている状態では先行ジャケット8には冷却水は流れないが、ブロックジャケット6に冷却水が流れている状態ではシリンダブロック1もある程度は熱膨張しているため、先行ジャケット8に通水しなくてもさほどの影響はない。つまり、始動してからの機関全体が温まるまでの間におけるシリンダヘッドとシリンダブロックとの熱膨張の差が問題なのであり、機関全体が熱膨張したら、特段の問題はないのである。
本願発明は、上記の他にも様々に具体化できる。例えば先行ジャケットやメインジャケットの形態は様々に具体化できる。3気筒のみならず、2気筒又は4気筒以上の内燃機関にも適用できることはいうまでもない。
本願発明は、内燃機関のシリンダヘッドに具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 シリンダブロック
1a 一端面
2 シリンダヘッド
2a 一端面
2a′ 一端部
2b 長手一側面
2c 長手他側面
5 フロントカバー
6 ブロックジャケット
7 ヘッドジャケット
8 先行ジャケット
8a 先行ジャケットの冷却水入口
9 メインジャケット
10 メインジャケット下層部
11 メインジャケット上層部
12 第1連通路
13 第2連通路
14 第3連通路
16 ヘッド行き送水
17 ブロック行き送水口
19 ウォータポンプ
11 クランク軸線
16 ラジェータ
39 クランク軸線
40 短手方向
50 ヘッドボルト

Claims (3)

  1. 内部に冷却水が流れるブロックジャケットを気筒列を囲うように形成しているシリンダブロックと、内部に冷却水が流れるヘッドジャケットを有していて前記シリンダブロックの上面に重なったシリンダヘッドと、前記シリンダブロック及びシリンダヘッドの一端面に重なったフロントカバーとを備えており、
    冷却水が前記ブロックジャケットを経由せずに前記ヘッドジャケットに流れる状態と、冷却水が前記ブロックジャケットを経由して前記ヘッドジャケットに流れる状態に切り換え可能な構成であって、
    前記シリンダブロックのうち前記フロントカバーに近い部位に、冷却水を前記ブロックジャケットに送るブロック行き送水口と、冷却水を前記ヘッドジャケットに送るヘッド行き送水口とが、ヘッド行き送水口がブロック行き送水口よりも前記フロントカバーの側に寄るようにして形成されていて、前記ヘッド行き送水口は、前記シリンダブロックの上面に開口している一方、
    前記シリンダヘッドのうち前記フロントカバーに近接した部位に、前記ヘッドジャケットの冷却水入口が、前記シリンダブロックのヘッド行き送水口と連通するように下向きに開口している、
    内燃機関。
  2. 下面がシリンダブロックに重なって一端面にはフロントカバーが重ね固定されており、かつ、内部には冷却水が流れるヘッドジャケットを設けている構成であって、
    前記ヘッドジャケットは、前記フロントカバーに近接した状態でクランク軸線と直交した方向に長く延びる先行ジャケットと、前記先行ジャケットに連通したメインジャケットとを有しており、前記先行ジャケットに冷却水入口を設けて、冷却水が前記先行ジャケットからメインジャケットに流れるように設定されている、
    内燃機関のシリンダヘッド。
  3. 前記先行ジャケットの冷却水入口を、シリンダヘッドのうち吸気ポートが開口している一側面の側の端部に設けて、前記メインジャケットへの連通部は、排気ポートが開口した他側面の側に寄せて設けている、
    請求項2に記載した内燃機関のシリンダヘッド。
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