JP2009197664A - エンジンの冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンの早期暖機を可能とし、装置の故障検出をすることができるエンジンの冷却装置を提供することを課題とする。
【解決手段】エンジンの冷却装置100は、ウォータポンプ2、シリンダヘッド3の内部に設けられたヘッド流路6、シリンダブロック4内部を通過してヘッド流路6へ冷却水を供給するブロック内流路7、このブロック内流路7をバイパスしてヘッド流路6へ冷却水を供給するブロックバイパス流路8、冷却水をブロック内流路7又はブロックバイパス流路8へ流通させる第1サーモスタット弁12を備える。また、ヘッド流路6とブロック内流路7とを連通する水穴9bを開閉するように設置されたバイメタル弁39、水穴9bを通じてヘッド流路6へ流入した冷却水温を測温する水温センサ40、この水温センサ40による測定データに基づき第1サーモスタット弁12の故障判定を行うECU41を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンの効果的な暖機と冷却とを行うことができるエンジンの冷却装置に関する。
エンジンは、暖機が完了していない状態ではフリクションが大きい等の問題があることから早期の暖機完了が求められる。特に、シリンダボアやピストン、クランクシャフト等の摺動部を有する構成要素は効率のよい運転を実現するために早期暖機完了が望まれる。通常のエンジンは筒内爆発が開始されるとシリンダブロックやシリンダヘッド等のエンジン構成要素、さらに、これらのエンジン構成要素に形成された油路中を循環するエンジンオイル、ウォータジャケット中を循環する冷却水が温められ、徐々に暖機が進行する。
また、その一方で、暖機後はエンジン各部の温度が過度に上昇することを回避すべく、エンジンには冷却装置が搭載されている。
このようなエンジンの冷却装置には種々の形式のものがあり、例えば、暖機を必要とする冷間始動時には、シリンダブロックの冷却水の循環を抑制して早期の暖機を実現し、暖機が完了するとシリンダブロックの冷却水の循環を開始するような構成としたエンジンの冷却装置が提案されている。このようなエンジンの冷却装置の一つとして、例えば特許文献1には以下のような構成が開示されている。すなわち、サーモスタットバルブによりラジエータへの冷却水循環を切り換える水冷式冷却装置において、エンジン駆動の冷却水ポンプの吸込側と吐出側とを連通するバイパス路と、このバイパス路を開閉する弁装置とを設け、前記弁装置は、前記サーモスタットバルブの作動温度よりも低温に設定した設定温度以上では前記バイパス路を閉ざし、当該設定温度未満ではバイパス路を開くような構成が開示されている。
特開2004−301032号公報
ところで、前記特許文献1に記載されたエンジンの冷却装置のようにバイパス路を設け、その開閉を弁装置によって行うようにした場合、当該弁装置が故障してしまうとシリンダブロックに冷却水が循環せず、シリンダブロックが冷却されなくなる。この結果、ピストンの焼き付き等の問題が発生し得る。このような問題は、事前に弁装置の異常を検知することができれば回避可能である。
しかしながら、従来、このようなエンジンの冷却装置に装着される弁装置の異常検出を行うための提案はなされていなかった。
そこで、本発明は、エンジンの早期暖機が可能であるとともに、装置の故障検出をすることができるエンジンの冷却装置を提供することを課題とする。
かかる課題を解決する本発明のエンジンの冷却装置は、ウォータポンプと、シリンダヘッドの内部に設けられたヘッド流路と、シリンダブロック内部を通過して前記ヘッド流路へ冷却水を供給するブロック内流路と、当該ブロック内流路をバイパスして前記ヘッド流路へ冷却水を供給するブロックバイパス流路と、前記ブロック内流路と前記ブロックバイパス流路との分岐点に設置され、前記ウォータポンプにより供給される冷却水を前記ブロック内流路又は前記ブロックバイパス流路へ流通させる流路切替手段と、前記ヘッド流路と前記ブロック内流路とを連通する水穴と、当該水穴を開閉するように設置された感温弁と、前記ブロック内流路から前記水穴を通じて前記ヘッド流路へ流入した冷却水の温度を測温する水温センサと、当該水温センサによる測定データに基づいて前記流路切替手段の故障判定を行う演算部と、を備えた構成とすることができる(請求項1)。このような構成とすることにより、流路切替手段の故障を検出することができる。
前記演算部が前記流路切替手段の故障と判断したときに、故障警告を発したり、エンジンの出力制限を行ったりすることにより、ピストンの焼き付き等、エンジンの深刻な損傷を回避することができる(請求項2、3)。
このようなエンジンの冷却装置における、前記感温弁は、ヘッドガスケットに装着されたバイメタル弁とすることができる(請求項4)。バイメタル弁の作動温度を、ピストンの焼き付き等のおそれがあるシリンダブロックの温度に対応した温度に設定しておくことでエンジンの重大な損傷を回避することができる。
本発明のエンジンの冷却装置によれば、ヘッド流路とブロック内流路とを連通する水穴を開閉するように感温弁を設置し、この感温弁が開弁してヘッド流路へ流入した冷却水の温度を水温センサによって測温することにより流路切替手段の故障診断を行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の冷却装置100を組み込んだエンジン1の冷却水の流路を模式的に示した説明図である。エンジン1は、図示しないクランクシャフトの回転を動力源として駆動されるウォータポンプ2と、シリンダヘッド3とシリンダブロック4を備えている。シリンダヘッド3とシリンダブロック4との間にはヘッドガスケット9が装着されている。
シリンダヘッド3の内部には、冷却水が流通するヘッド流路6が設けられている。また、エンジン1には、シリンダブロック4の内部を通過して、ヘッド流路6へ冷却水を供給するブロック内流路7と、ブロック内流路7をバイパスして、ヘッド流路6へ冷却水を供給するブロックバイパス流路8が設けられている。ブロックバイパス流路8はシリンダブロック4の内部を通過せずに、ヘッド流路6へ直接冷却水を供給する。ブロック内流路7はいわゆるウォータジャケットであって、ヘッド流路6へ冷却水を流通させる流路であるだけでなく、シリンダブロック4を冷却するものである。なお、ブロック内流路7とヘッド流路6とはヘッドガスケット9に設けられた冷却水供給用の水穴9aによって連通されている。
また、ヘッドガスケット9には、後述する本発明における流路切替手段に相当する第1サーモスタット弁12の故障判定に用いられる水穴9bが設けられている。図2は、水穴9bが設けられた箇所を拡大して示した説明図である。ヘッドガスケット9には、水穴9bを開閉する感温弁、すなわち、バイメタル弁39が装着されている。バイメタル弁39は、熱膨張係数の異なる二種類の金属板を張り合わせて構成され、その作動温度はT4℃に設定されている。このT4℃は、シリンダブロック4の暖機完了判定温度となる第1サーモスタット弁12の作動温度T1℃よりも高温である。シリンダヘッド3内に形成されたヘッド流路6には、バイメタル弁39が図7に示すような開弁状態となったときにブロック内流路7から高温となった冷却水が流入する。シリンダヘッド3には、水穴9bを通じてヘッド流路6へ流入した冷却水の温度を測温する水温センサ40が装着されている。この水温センサ40は、本発明における演算部に相当するECU(Electronic control unit)41に電気的に接続されている。ECU41は、エンジンの出力制限を行う本発明における制御部の機能を果たし、さらに、警告灯42と接続されて本発明における警告手段を構成している。
ブロック内流路7からはオイルクーラ11が配設されたオイルクーラ流路10が分岐している。このオイルクーラ流路10は、後述するラジエータ15と第2サーモスタット弁17との間の流路である第1流路19に合流している。
なお、本実施例におけるブロックバイパス流路8は、シリンダブロック4の内部を通過しない構成としているが、ブロックバイパス流路8の一部がシリンダブロック4の内部を通過するように構成することもできる。
以上のようなブロック内流路7とブロックバイパス流路8にはいずれもウォータポンプ2から吐出された冷却水が流入するが、その分岐点には第1サーモスタット弁12が配設されている。この第1サーモスタット弁12につき図3を参照しつつ詳細に説明する。第1サーモスタット弁12は、分岐点に形成されるウォータポンプ2側の第1接続口12a、ブロック内流路7側の第2接続口12b、ブロックバイパス流路8側の第3接続口12cのうち、ブロック内流路7側の第2接続口12bへ装着する。このとき、図3に示すようにワックスが収容された感温部がブロックバイパス流路8側に位置するように配置する。図3(a)は冷却水温度が第1サーモスタット弁12の作動開始温度であるT1℃以下であって、第1接続口12aと第3接続口12cとが連通している様子を示すものである。すなわち、シリンダブロック4の暖機時の様子を示している。図3(b)は冷却水温度がT1℃に達し、第1接続口12aと第2接続口12bとが連通している様子を示すものである。すなわち、シリンダブロック4の暖機後の様子を示している。このように、ウォータポンプ2から吐出された冷却水は、冷却水温度がT1℃以下のときはブロックバイパス流路8側を流通し、冷却水温度がT1℃に達するとブロック内流路7側へ流通し始める。なお、第1サーモスタット弁12が図3(b)に示す状態となると、ウォータポンプ2から吐出された冷却水はほぼ全量、ブロック内流路7側へ流通することとなるが、第1サーモスタット弁12が図3(a)に示す状態から図3(b)に示す状態へ移行する遷移時間域においては、冷却水はブロック内流路7とブロックバイパス流路8の双方に流通することがある。
エンジン1のウォータポンプ2とブロック内流路7との間には、このような第1サーモスタット弁12と並列して配置され、ウォータポンプ2の吐出圧に応じて開弁してブロック内流路7に冷却水を流入させる第1差圧弁14が配設されている。この第1差圧弁14は、冷却水温度に依存せずにウォータポンプ2が吐出した冷却水をブロック内流路7へ流通させることができるものである。すなわち、第1差圧弁14が開弁すれば、冷却水温度がT1℃に達していない場合であっても冷却水をブロック内流路7へ流通させることができる。このような第1差圧弁14は、ウォータポンプ2の吐出口2aとブロック内流路7とをつなぐ流路中に配設されており、ウォータポンプ2の吐出圧が高くなりブロック内流路7内の圧力とに一定の圧力差が生じたときに開弁するようになっている。本実施例ではエンジン1の回転数がほぼ4000rpmに達したときの吐出圧で開弁するようにチューニングされている。
ウォータポンプ2の上流側には、リザーブタンク流路18によって接続されたラジエータ15とリザーブタンク16とが配設されている。またウォータポンプ2とラジエータ15との間には、第2サーモスタット弁17が配設されている。ラジエータ15と第2サーモスタット弁17とは第1流路19によって接続されており、第2サーモスタット弁17とウォータポンプ2とは第2流路20によって接続されている。また、リザーブタンク16とウォータポンプ2とは第3流路34によって接続されている。
ここで、第2サーモスタット弁17につき図4を参照しつつ詳細に説明する。この第2サーモスタット弁17は第1流路19と後述するラジエータバイパス流路27との合流点に配設されるものでヘッド流路6内を流通した後の冷却水をラジエータ15へ流通させるか又はラジエータ15をバイパスさせるかを切り替えるものである。このような第2サーモスタット弁17は、第1流路19側の第1接続口17a、第2流路20側の第2接続口17b、ラジエータバイパス流路27側の第3接続口17cのうち、第1流路19側の第1接続口17aへ装着する。このとき、図4に示すようにワックスが収容された感温部がラジエータバイパス流路27側に位置するように配置する。図4(a)は冷却水温度が第2サーモスタット弁17の作動開始温度であるT2℃以下であって、第2接続口17bと第3接続口12cとが連通している様子を示すものである。図4(b)は冷却水温度がT2℃に達し、第1接続口17aと第2接続口17bとが連通している様子を示すものである。すなわち、ヘッド流路6内を流通した後の冷却水は、冷却水温度がT2℃以下のときはラジエータバイパス流路27側を流通し、冷却水温度がT2℃に達すると第1流路19、すなわち、ラジエータ15へ流通し始める。なお、本実施例ではT1℃とT2℃はほぼ同等の温度に設定している。
このようにラジエータ15又はラジエータバイパス流路27を流通する冷却水はヘッド流路6内を流通した後の冷却水である。このヘッド流路6内を流通した後の冷却水は、ヘッド出口6aの下流の第1分岐点21において、第4流路22、第5流路23さらに第6流路24の3つの流路に分岐する。以下、この3つの流路について説明する。
第4流路22は第2分岐点25においてさらにヒータ流路28とクーラ流路29の二つの流路に分岐している。ヒータ流路28にはヒータ31が配設されており、クーラ流路29にはEGRクーラ32が配設されている。また、ヒータ流路28にはヒータ31の上流側にバイメタルからなるヒータバルブ30が配設されている。このようなヒータ流路28とクーラ流路29は第1合流点33で合流した後、ウォータポンプ2と第2サーモスタット弁17とを接続する第2流路20へ合流する。
第5流路23にはターボチャージャ(T/C)26が配置されており、その下流側はラジエータ15と第2サーモスタット弁17とを接続する第1流路19に合流している。
また、第6流路24は第3分岐点35においてさらに前述した第7流路36とラジエータバイパス流路27とに分岐する。第7流路36は前述のようにラジエータ15と接続されており、第1流路19とともに本発明におけるラジエータ流路を構成している。一方、ラジエータバイパス流路27は前述したように第2サーモスタット弁17の第3接続口17cへ接続されている。
以上のように構成されたエンジン1の冷却装置では、第1サーモスタット弁12が冷却水温度に応じて流路を変更するため、エンジン1は、エンジン1の冷却水温度がT1℃以下の冷間始動時の冷却水の流路と、エンジン1の冷却水温度がT1℃に達した暖機後の冷却水の流路とでは異なる流路を形成している。
そこで、まず、図5に基づいてシリンダブロック4の暖機中の冷却水の流路について説明し、その後、図6に基づいてシリンダブロック4の暖機後の冷却水の流路について説明する。シリンダブロック4の暖機中は、エンジン1の冷却水温度がT1℃以下で、第1サーモスタット弁12が図3(a)に示す状態となる。一方、シリンダ4の暖機後は、冷却水温度がT1℃に達し、シリンダブロック4を積極的に冷却することが必要であり、第1サーモスタット弁12が図3(b)に示す状態となる。また、各状態の流路の説明と併せて、第1サーモスタット弁12の故障判定についても説明する。なお、表1は、第1サーモスタット弁12と、バイメタル弁39の開閉状態を、シリンダブロック4の暖機状態毎にまとめた表である。
Figure 2009197664
図5は暖機中のエンジン1内を流通する冷却水の流路を示した説明図である。図5では、暖機中に冷却水が流通している流路を実線で示し、冷却水が流通していない流路(冷却水が滞留する状態となる流路)を破線で示している。暖機中、冷却水温度はT1℃以下である。このため、第1サーモスタット12が故障しておらず正常状態のときは、第1サーモスタット弁12は、「閉」の状態となり、ウォータポンプ2から供給される冷却水をブロックバイパス流路8へ流通させる。第2サーモスタット弁17の流路が切り替わる温度T2℃も第1サーモスタット弁12の流路が切り替わる温度T1℃とほぼ同等の温度であるため、暖機中は、第2サーモスタット弁17は、冷却水をラジエータバイパス経路27から第2流路20へ流通させる。
このような流路が形成された冷間始動時のエンジン1では、ウォータポンプ2から圧送される冷却水は第1サーモスタット弁12を経由して、ブロックバイパス経路8を通じて、ヘッド流路6へ流入する。ヘッド流路6に流入した冷却水は、シリンダヘッド3を冷却する。ヘッド流路6内を流通した冷却水は、その後、ヘッド出口6aから第1分岐点21へ向かって流出する。第1分岐点21に流入した冷却水は、第4流路22と第6流路24とに分流する。なお、冷間始動時ではサーモスタット17の第1接続口17aが閉口した状態となっているために、第1流路19には冷却水は流通していない。このため、第5流路23の出口で冷却水は流出することができず、冷却水は第1分岐点21から第5流路23へはほとんど流入することがなく、滞留している。
第1分岐点21から第4流路22へ流入した冷却水は第2分岐点25でヒータ流路28とクーラ流路29に分流する。クーラ流路29に流入した冷却水はEGRクーラ32を冷却し、その後、第1合流点33へ向かって流出する。一方、ヒータ流路28への冷却水の流通状況は、ヒータ流路28に備わるヒータバルブ30の開閉状態によって異なる。ヒータバルブ30は冷却水温度がT3℃以下では閉弁し、冷却水の流通を遮断する。このため、冷却水温度がT3℃を下回る場合には、ヒータ流路28の冷却水は滞留する。暖機が進行し、冷却水温度がT3℃に達すると、ヒータバルブ30が開弁して冷却水はヒータ31へ流入するようになる。ヒータ31は冷却水によって温められ、車内へ温風を供給することができる。こうしてヒータ流路28を流通した冷却水は、第1合流点33へ向かって流出し、クーラ流路29から流出する冷却水と合流する。ヒータ流路28及びクーラ流路29から流出した冷却水は、第1合流点33で合流後、第2流路20へ向かって流れる。その後、ウォータポンプ2によって再びエンジン1内へ送り出される。
一方、第1分岐点21から第6流路24に流入した冷却水は第3分岐点35から、ラジエータパイパス経路27へ流入する。ラジエータバイパス経路27へ流入した冷却水はサーモスタット17を経由し、流路20へ流出する。その後、冷却水は、ウォータポンプ2によって再びエンジン1内へ送り出される。なお、冷間始動時には、サーモスタット17の第1接続口17aが閉口した状態となっているため、ラジエータ15内の冷却水は流出することができない。このため、ラジエータ15内及び第7流路36内の冷却水は滞留している。
以上説明したようにエンジン1の冷間始動時には、シリンダブロック4を経由しないブロックバイパス経路8によって、シリンダヘッド3内のヘッド流路6に冷却水を供給する。これにより、シリンダヘッド3は冷却されるとともに、冷却水が滞留しているシリンダブロック4の早期暖機が行われる。また、ラジエータ15の冷却水は滞留しているため、冷却水の昇温が妨げられることもない。さらに、冷却水温度がT3℃以下では、ヒータバルブ30が閉弁しており、ヒータ流路28への冷却水の流通は遮断されることから、ヒータ流路28内で冷却水の熱量の損失を抑制することができる。これにより、冷却水の昇温が妨げられることがなく、エンジン1の早期暖機が可能となっている。
このような冷間始動時であっても、エンジン1が4000rpm以上の高回転となるときには、第1差圧弁14が開弁し、ブロック内流路7へ冷却水が流入する。これにより、エンジン1が急激に高温となることを回避している。
以上が暖機時の冷却水の流通状態である。このように冷却水の温度がT1℃以下であるときは、その作動温度がT1℃よりも高いT4℃に設定されているバイメタル弁39は「閉」状態を維持する。また、暖機中は、水温自体が第1サーモスタット弁12を故障と判定することができる領域に達していないことから水温センサ40により取得される測定データは故障を判断する特徴的な温度推移は示さない。すなわち、表1に示すように、仮に第1サーモスタット弁12が「閉」状態から作動不能となる故障状態であっても、暖機中は水温自体が低いことから第1サーモスタット弁12の故障判定を行うことはできない。
次に、エンジン1の暖機後の冷却水の流路について説明する。暖機が進行し、エンジン1内の温度が上昇すると、これに伴いエンジン1の冷却水温度も上昇する。そして冷却水温度がT1℃に達すると、第1サーモスタット弁12が作動し、冷却水の流路が切り替えられる。また、温度T1℃とほぼ同等な温度T2℃で作動する第2サーモスタット弁17も冷却水の流路を切り替える。
図6は暖機後のエンジン1内を流通する冷却水の流路を示した説明図である。図6では、冷却水が流通している流路を実線で示し、冷却水が流通していない流路(冷却水が滞留する状態となる流路)を破線で示している。エンジン1の暖機後は、冷却水温度がT1℃に達している。このため、第1サーモスタット12が故障しておらず正常状態のときは、第1サーモスタット弁12は、「開」の状態となり、ウォータポンプ2から供給される冷却水をブロック内流路7へ流通させる。第2サーモスタット弁17の流路が切り替わる温度T2℃も第1サーモスタット弁12の流路が切り替わる温度T1℃とほぼ同等の温度であるため、暖機後は、第2サーモスタット弁17は、冷却水を第1流路19から第2流路20へ流通させる。
このような流路が形成された暖機後のエンジン1では、ウォータポンプ2から圧送される冷却水は第1サーモスタット弁12を経由して、ブロック内流路7を通じてヘッド流路6へ流入する。この際、冷却水はシリンダブロック4を冷却する。ブロック内流路7を流通する冷却水の大部分は、水穴9aを通じて、シリンダヘッド3内のヘッド流路6へ流入し、シリンダヘッド3を冷却する。ブロック内経路7の冷却水の一部は、流路10へ流入する。流路10に流入した冷却水はオイルクーラ11を冷却し、その後、第1流路19へ流入する。
ヘッド流路6内を流通した冷却水は、その後、ヘッド出口6aから第1分岐点21へ向かって流出する。冷却水は、第1分岐点21で、第4流路22、第5流路23さらに第6流路24へ分岐して流出する。このように、エンジン1の暖機後では第5流路23に冷却水が流通する。これは、第2サーモスタット弁17が第1接続口17aからの冷却水の流入を許容する状態となり、第1流路19に冷却水が流通し、これに伴って第5流路23の冷却水が流通するためである。このとき、第2サーモスタット弁17は第3接続口17cを閉塞するため、バイパス通路27内の冷却水は滞留している。
第1分岐点21から分流し、第4流路22へ流入した冷却水の流れは冷間始動時とほぼ同一であるため、ここではその詳細な説明は省略する。ただし、暖機後の冷却水温度では、ヒータバルブ30は常に開弁しているので、ヒータ流路28には冷却水が流通する状態となり、車内へ温風を供給することができる。
一方、第1分岐点21から第5流路23へ流入した冷却水はターボチャージャ26の周辺に流入し、ターボチャージャ26を冷却した後、第1流路19へ合流し、再び、エンジン1内を循環する。
また、第1分岐点21から第6流路24へ流入した冷却水はラジエータ15内へ流入する。ラジエータ内15に流入した冷却水は冷却され、第1流路19を通じて、第2サーモスタット弁17へ流入する。その後、第2流路20を通じて、ウォータポンプ2へ供給され、再びエンジン1内へ送り出される。また、ラジエータ15内の冷却水の一部は、リザーブタンク16へ供給され、リザーブタンク16内に貯留される。リザーブタンク16内の冷却水は、必要に応じ、ウォータポンプ2へ第3流路34を通じてウォータポンプ2へ供給される。
このようにして、暖機後のエンジン1では、シリンダブロック4を経由してシリンダヘッド3に冷却水を供給する冷却水の流路が形成されている。このため、積極的な冷却を必要とするシリンダブロック4をはじめ、その他冷却を必要とする各部に冷却水を供給し、当該箇所を冷却することができる。また、エンジン1の各部を循環し、昇温した冷却水は、ラジエータ15を通じて冷却されるので、冷却水温度の過上昇を抑制することができる。
ところが、第1サーモスタット弁12が故障しており、「閉」状態から作動不能となっている場合、ブロック内流路7内の冷却水は滞留したままで循環せず、シリンダブロック4の温度は過上昇すると考えられる。シリンダブロック4の温度が上昇すると、これに伴ってブロック内流路7に滞留する冷却水の温度も上昇する。その結果、冷却水の温度がT4℃に到達すると、図7に示すようにバイメタル弁39は「開」状態となる。バイメタル弁39が「開」状態となると、ブロック内流路7に滞留して高温となった冷却水が故障判定用の水穴9bを通じてヘッド流路6へ流入する。水温センサ40は、流入した冷却水の温度を測定し、測定されたデータはECU41に送られる。ECU41ではデータの変化を分析し、その分析結果に基づいて第1サーモスタット弁12の故障判定を行う。ECU41は、その温度変化から第1サーモスタット弁12が故障していると判断したときは、故障警告として警告灯42を点灯させる。さらに、エンジンの出力制限制御を行う。これにより、エンジンの焼き付き等を抑制することができる。
このように、本実施例のエンジン1は、冷間始動時の冷却水の流路と暖機後の冷却水の流路との二系統の流路を有している。この二系統の流路は第1サーモスタット弁12と第2サーモスタット弁17を利用して、エンジン1の暖機状態に応じて、切り替えている。すなわち、冷間始動時にシリンダブロック4の暖機を目的とする場合には、シリンダブロック4を冷却することなく、シリンダヘッド3へ冷却水を供給することができる。また、ラジエータ15を循環する冷却水は滞留するため、暖機の妨げとなることがなく、エンジン1内を迅速に昇温させることができる。このように、エンジン1の暖機を効率化して早期暖機化を図っている。一方、暖機後のエンジン1は、シリンダブロック4を経由してシリンダヘッド3へ冷却水を供給し、シリンダヘッド3とともにシリンダブロック4も積極的に冷却することができる。第1サーモスタット弁12が故障し、「閉」状態から作動不能となっている場合には、故障警告が発せられ、エンジンの出力も制限される。これにより、エンジンの焼き付き等を抑制することができる。
なお、本実施例は流路切替手段として図3に示すような第1サーモスタット弁12を採用し、その故障診断を行う構成となっているが、他のどのような流路切替手段を採用した場合にもその故障診断を行うことができる。他の流路切替手段としては、例えば、図8に示すようなサーモスタット弁121を採用することができる。このサーモスタット弁121は、第1のシート部101aが形成された外枠101を備えている。この外枠101には、第1枠体102、第2枠体103が一体に設けられており、さらに、第1枠体102に支持されるように第1スピンドル104が一体に設けられている。この第1スピンドル104は、図8に示すように二本備えられている。サーモスタット弁121は、この第1スピンドル104が挿脱し、内部にワックスが収容された第1ワックス収容部105を備えている。さらに、サーモスタット弁121は、この第1ワックス収容部105と一体となる第1弁体106を備えている。この第1弁体106は、第1のシート部101aに着座することによって閉弁状態となる。このような第1弁体106には、第2のシート部106aが形成されている。第1弁体106と第2枠体103との間には第1弁体106の復帰手段となるスプリング107が挟持されている。第1弁体106には、さらに、第3枠体108、第4枠体109が一体に設けられている。さらに、第3枠体108に支持されるように第2スピンドル110が一体に設けられている。サーモスタット弁121は、この第2スピンドル110が挿脱し、内部にワックスが収容された第2ワックス収容部111を備えている。さらに、サーモスタット弁121は、この第2ワックス収容部111と一体となる第2弁体112を備えている。この第2弁体112は、第2のシート部106aに着座することによって閉弁状態となる。第2弁体112と第4枠体109との間には第2弁体112の復帰手段となるスプリング113が挟持されている。
第2ワックス収容部111の先端にはブロックバイパス流路8への入口を閉塞するバイパス弁114が装着されており、第2ワックス収容部111とバイパス弁114との間にはスプリング115が介装されている。
第1ワックス収容部105内に収容された熱により膨張すると第1スピンドル104が第1ワックス収容部105から押し出される。これにより第1ワックス収容部105と一体となった第1弁体106が相対的に上昇し、第1弁体106は開弁状態となる。第1ワックス収容部104内のワックスが冷却されて収縮すると、第1弁体106は、スプリング107の付勢力によって元の位置に戻され、第1のシート部101aに着座することによって閉弁状態となる。
第2ワックス収容部111内に収容された熱により膨張すると第2スピンドル110が第2ワックス収容部111から押し出される。これにより第2ワックス収容部111と一体となった第2弁体112が相対的に上昇することによって、第2弁体112は開弁状態となる。第2ワックス収容部111内のワックスが冷却されて収縮すると、第2弁体112は、スプリング113の付勢力によって元の位置に戻され、第2のシート部106aに着座することによって閉弁状態となる。なお、第1ワックス収容105内に収容されているワックスと第2ワックス収容部111に収容されているワックスとは同種のものであり、第1弁体106と第2弁体112の作動温度はいずれもT1℃である。
以上のような構成を有するサーモスタット弁121を、第1サーモスタット弁12に代えてブロック内流路7とブロックバイパス流路8との分岐点に配置することができる。このようなサーモスタット弁121は、シリンダブロック4の内外の水温変化に基づいて冷却水の流路を切り替えることができる。しかしながら、このようなサーモスタット弁121であっても、故障によりブロック内流路7へ適切に冷却水を循環させることができない場合がある。このような状態となったときは、バイメタル弁39が作動し、水温センサ40による測定データを分析することにより、ECU41は故障判定をすることができる。故障と判断されたときは、前記と同様に焼き付き等を抑制する措置を採ることができる。
上記実施例は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、さらに本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
本発明の冷却装置を組み込んだエンジンの冷却水の流路を模式的に示した説明図である。 故障判定に用いる水穴が設けられた箇所を拡大し、バイメタル弁が閉弁した状態示した説明図である。 第1サーモスタット弁を示した説明図で、(a)は閉弁した様子を示す図、(b)は開弁した様子を示す図である。 第2サーモスタット弁を示した説明図で、(a)は閉弁した様子を示す図、(b)は開弁した様子を示す図である。 エンジンの暖機中の冷却水の流路を示した説明図である。 エンジンの暖機後の冷却水の流路を示した説明図である。 故障判定に用いる水穴が設けられた箇所を拡大し、バイメタル弁が開弁した状態示した説明図である。 他のサーモスタット弁の概略構成を示す説明図である。
符号の説明
1 エンジン
2 ウォータポンプ
3 シリンダヘッド
4 シリンダブロック
6 ヘッド流路
7 ブロック内流路
8 ブロックバイパス流路
9 ヘッドガスケット
9a、9b 水穴
12 第1サーモスタット弁
14 第1差圧弁
15 ラジエータ
17 第2サーモスタット弁
19 第1流路
20 第2流路
21 第1分岐点
22 第4流路
23 第5流路
24 第6流路
25 第2分岐点
27 ラジエータバイパス流路
28 ヒータ流路
29 クーラ流路
30 ヒータバルブ
33 第1合流点
34 第3流路
35 第3分岐点
36 第7流路
39 バイメタル弁
40 水温センサ
41 ECU
42 警告灯
100 冷却装置

Claims (4)

  1. ウォータポンプと、
    シリンダヘッドの内部に設けられたヘッド流路と、
    シリンダブロック内部を通過して前記ヘッド流路へ冷却水を供給するブロック内流路と、
    当該ブロック内流路をバイパスして前記ヘッド流路へ冷却水を供給するブロックバイパス流路と、
    前記ブロック内流路と前記ブロックバイパス流路との分岐点に設置され、前記ウォータポンプにより供給される冷却水を前記ブロック内流路又は前記ブロックバイパス流路へ流通させる流路切替手段と、
    前記ヘッド流路と前記ブロック内流路とを連通する水穴と、
    当該水穴を開閉するように設置された感温弁と、
    前記ブロック内流路から前記水穴を通じて前記ヘッド流路へ流入した冷却水の温度を測温する水温センサと、
    当該水温センサによる測定データに基づいて前記流路切替手段の故障判定を行う演算部と、
    を備えたことを特徴とするエンジンの冷却装置。
  2. 請求項1記載のエンジンの冷却装置において、
    前記演算部が前記流路切替手段の故障と判断したときに、故障警告を発する警告手段を備えたことを特徴とするエンジンの冷却装置。
  3. 請求項1記載のエンジンの冷却装置において、
    前記演算部が前記流路切替手段の故障と判断したときに、エンジンの出力制限を行う制御部を備えたことを特徴とするエンジンの冷却装置。
  4. 請求項1記載のエンジンの冷却装置において、
    前記感温弁は、ヘッドガスケットに装着されたバイメタル弁であることを特徴としたエンジンの冷却装置。
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