JP6344487B2 - 鋼管杭の回転抑止構造 - Google Patents

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Description

本発明は、共通の軸心を持つように連結された第1鋼管杭と第2鋼管杭との間の相対回転を抑止する、鋼管杭の回転抑止構造に関する。
従来より、鋼管杭は、回転させながら地中に沈設する場合が多く、回転方向を変更することもある。
特許文献1には、鋼管杭を逆回転させる場合に、継手がゆるんだり、外れたりするのを好適に防止することを目的とする鋼管杭の回転抑止構造が開示されている。
特許文献1に開示された鋼管杭の回転抑止構造では、雌円筒と雄円筒とが結合された状態で、内面突起のテーパ面と外面突起のテーパ面とが強固に上下円筒を結合したとき、雄円筒の回転抑止キー溝部形成部と雌円筒の回転抑止キー溝部形成部とが軸心方向に一致する。
特許文献1に開示された鋼管杭の回転抑止構造は、雄円筒の回転抑止キー溝部形成部にタップ孔部が形成されるとともに、回転抑止キー部材にボルト孔部が設けられて、雄円筒の回転抑止キー溝部形成部と雌円筒の回転抑止キー溝部形成部とが軸心方向に一致した状態で、円筒の外面から回転抑止キー部材が嵌め込まれる。
特許文献2には、第1接合部を有する第1柱状体と第2接合部を有する第2柱状体とを互いに嵌合させた状態で、第1柱状体と第2柱状体との間の相対回転を抑止するための接合部構造が開示されている。
この接合部構造では、第1接合部が軸心方向に直交する方向で内側に突出する第1係合凸部を有し、第2接合部が軸心方向に直交する方向で外側に突出する第2係合凸部を有する。そして、第1係合凸部と第2係合凸部とを互いに嵌合させた状態で、第1接合部に形成された開口部から、第1接合部の内面と第2接合部の外面との間に規制部材が挿入される。この規制部材が第1係合凸部の側面と第2の係合凸部の側面とに当接することにより、第1柱状体と第2柱状体との間の相対回転が抑制される。
日本国特開2004−92291号公報 日本国特開2011−179285号公報
しかし、特許文献1に開示された鋼管杭の回転抑止構造では、雌円筒の回転抑止キー溝部形成部が雌円筒の外面突起の周方向中央部を切り欠いて形成されるため、軸心方向の引張力及び圧縮力に抵抗させる外面突起に断面欠損を生じさせる。
このため、特許文献1に開示された鋼管杭の回転抑止構造は、引張耐力及び圧縮耐力を負担する外面突起に断面欠損が生じることから、継手全体の引張耐力及び圧縮耐力が低下するおそれがあるという問題点があった。
また、特許文献1に開示された鋼管杭の回転抑止構造は、雌円筒の回転抑止キー溝部形成部が雌円筒の外面突起の周方向中央部を切り欠いて形成されるため、雌円筒の回転抑止キー溝部形成部の大きさを外面突起の大きさよりも小さくする必要がある。このため、特許文献1に開示された鋼管杭の回転抑止構造は、回転抑止キー部材を大きくすることができない。従って、回転抑止キー部材の剛性及び強度を十分に向上させることができず、雌円筒と雄円筒との間の相対回転を抑止する回転抵抗力が不十分となるおそれがあるという問題点があった。
更には、回転抑止キー溝部による断面欠損位置は、軸心方向から見た場合に軸力伝達する突起と重なる円周角度位置に存在するため、軸力伝達機能が損なわれるという問題点もあった。
また、特許文献2に開示された接合部構造では、第1接合部に形成された開口部から、第1接合部の内面と第2接合部の外面との間に規制部材を挿入する。従って、接合部に僅かな変形が生じた場合、或いは、第1鋼管と第2鋼管とを相対回転させて嵌合させた際に周方向又は軸心直交方向に僅かなずれが生じた場合には、規制部材の設置が困難となる。
更には、第1接合部の内面と第2接合部の外面との間のスペースは外面側から目視出来ないことから、第1鋼管の設置時に土や石などの異物が当該スペースに付着した場合には規制部材の設置が更に困難となる。
更には、規制部材の設置後には、第1接合部に形成された開口部を閉塞する蓋部材を設置する必要がある。
このように、特許文献2に開示された接合部構造では、施工性に問題点があった。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、(1)継手全体の引張耐力及び圧縮耐力の低下を防止し、(2)第1鋼管杭と第2鋼管杭との回転抵抗力を向上させることができ、(3)施工性に優れる、鋼管杭の回転抑止構造を提供することにある。
本発明の態様は下記の通りである。
(1)本発明の第一の態様は、共通の軸心を持つように連結された第1鋼管杭と第2鋼管杭との間の相対回転を抑止する、鋼管杭の回転抑止構造である。
この回転抑止構造は、前記第1鋼管杭に設けられた外嵌端部と、前記第2鋼管杭に設けられた内嵌端部と、前記外嵌端部と前記内嵌端部との間の相対回転を抑止する回転抑止キー部材と、を備え、前記外嵌端部が、前記軸心に向かう方向に突出するとともに前記軸心を中心とする周方向に複数形成された外嵌山部と、互いに隣り合う前記各外嵌山部の間に形成された外嵌溝部と、前記各外嵌山部に隣接してかつ前記第1鋼管杭に近い基端側に形成された外嵌谷部と、前記軸心に沿った先端側に形成された外嵌先端面を有する外嵌先端部と、を有し、前記内嵌端部が、前記軸心から離間する方向に突出するとともに前記軸心を中心とする周方向に複数形成された内嵌山部と、互いに隣り合う前記各内嵌山部の間に形成された内嵌溝部と、前記各内嵌山部に隣接してかつ前記第2鋼管杭に近い基端側に形成された内嵌谷部と、前記外嵌端部の前記外嵌先端面に対向する内嵌基端面を有する内嵌基端部と、を有する。
前記外嵌先端部が、前記軸心方向から見た場合に前記外嵌山部と重ならない円周角度位置において、前記外嵌先端面から前記軸心の延在方向に沿った所定の長さをもって前記外嵌溝部に形成された外嵌端部側回転抑止キー溝部を有し、前記内嵌基端部が、前記軸心方向から見た場合に前記内嵌山部と重ならない円周角度位置において、前記内嵌基端面から前記軸心の延在方向に沿った所定の長さをもって前記内嵌基端部に形成された内嵌端部側回転抑止キー溝部を有する。
前記外嵌端部側回転抑止キー溝部と前記内嵌端部側回転抑止キー溝部とが対向するように前記外嵌端部と前記内嵌端部とが嵌合した状態で、前記回転抑止キー部材は、前記外嵌端部側回転抑止キー溝部と前記内嵌端部側回転抑止キー溝部との間に嵌め込まれている。
(2)上記(1)に記載の鋼管杭の回転抑止構造では、前記外嵌端部側回転抑止キー溝部の内側面と、前記外嵌山部の外側面とが面一であってもよい。
(3)上記(2)に記載の鋼管杭の回転抑止構造では、前記外嵌端部側回転抑止キー溝部の軸方向長さが、前記面一に形成された前記外側面を有する前記外嵌山部の軸方向長さよりも短くてもよい。
上記(1)に記載の構成によれば、下記の効果が得られる。
(A)外嵌山部の周方向中央部に外嵌端部側回転抑止キー溝部を形成させる場合と比較して、外嵌端部側回転抑止キー溝部及び回転抑止キー部材のサイズを大きくすることができる。従って、回転抑止キー部材の剛性及び強度を向上させて、第1鋼管杭と第2鋼管杭との間の相対回転を抑止する回転抵抗力を向上させることが可能となる。
(B)外嵌端部側回転抑止キー溝部が、外嵌先端面から軸心の延在方向に沿った所定の長さをもって外嵌溝部に形成されることから、回転抑止キー部材の側面を、外嵌山部の側面に大きな接触面で当接させることができる。従って、第1鋼管杭と第2鋼管杭との間の相対回転を抑止する回転抵抗力を著しく向上させることが可能となる。
(C)外嵌山部の周方向中央部に外嵌端部側回転抑止キー溝部を形成させる場合と比較して、軸心方向の引張力及び圧縮力に抵抗させる外嵌山部に断面欠損を生じさせない。従って、継手全体の引張耐力及び圧縮耐力の低下を防止することが可能となる。
(D)あらかじめ外嵌端部と内嵌端部との間に回転抑止用の仮止め部材を利用することを必要としないで、外嵌先端部及び内嵌基端部の外面側から回転抑止キー部材を設置することが可能である。従って、外嵌端部及び内嵌端部に複雑な加工等を実施することなく、第1鋼管杭と第2鋼管杭との間の相対回転を抑止するための構造を簡易に導入することが可能となるため、優れた施工性を得ることができる。
(E)外嵌先端部から内嵌基端部まで回転抑止キー部材が架設されるため、外嵌先端部と内嵌基端部とに回転抵抗力を分担させることが可能となる。
(F)軸心方向から見た場合に外嵌山部又は内嵌山部と重ならない円周角度位置において、キー溝が形成される。図15に示すように、外面突起に引張力が作用した場合の軸力は段部列の延長方向に沿って伝達されるが、この段部列の延長線上に回転抑止キー溝部が形成されないことになるため、軸力伝達機能の損失を防ぐことが可能となる。
(G)内嵌溝部を形成させる切削工程と連続させて、内嵌端部側回転抑止キー溝部を切削形成することができる。従って、回転抑止キー溝部の切削形成を効率的に実施して、内嵌端部の加工費を低減させることが可能となる。
上記(2)に記載の構成によれば、外嵌端部側回転抑止キー溝部の内側面と、外嵌山部の外側面とが面一に形成されるため、回転抑止キー部材の側面を、外嵌端部側回転抑止キー溝部の内側面と、外嵌山部の外側面とで確実に当接させることができる。従って、第1鋼管杭と第2鋼管杭との間の相対回転を抑止する回転抵抗力を更に著しく向上させることが可能となる。
上記(3)に記載の構成によれば、断面欠損部位を鋼管軸方向の余長部分(応力設計する範囲外)に設定できるため、応力伝達機能の損失をより確実に防ぐことが出来る。
本発明の一実施形態に係る鋼管杭の回転抑止構造を示す斜視図である。 上記回転抑止構造の外嵌端部を示す図であって、軸心を含む断面で見た場合の断面図である。 上記回転抑止構造の外嵌端部の要部を示す断面図である。 上記回転抑止構造の内嵌端部を示す正面図である。 上記回転抑止構造の内嵌端部の要部を示す断面図である。 上記回転抑止構造の外嵌端部に内嵌端部を挿入する状態を示す斜視図である。 上記回転抑止構造の外嵌端部に内嵌端部を挿入して相対回転させた後の状態を示す図であって、一部が断面視された斜視図である。 上記回転抑止構造の外嵌端部及び内嵌端部に作用する引張力及び圧縮力を示す要部断面図である。 上記回転抑止構造の第1変形例を示す斜視図である。 上記回転抑止構造の第1鋼管杭と第2鋼管杭とを連結させた後の状態を示す斜視図である。 上記回転抑止構造における回転抑止キー溝部を示す断面図である。 図11AにおけるA−A線に沿って得られる断面図である。 上記回転抑止構造の第2変形例を示す斜視図である。 上記回転抑止構造の第2変形例における回転抑止キー溝部を示す断面図である。 図13AにおけるB−B線に沿って得られる断面図である。 上記回転抑止構造の回転抑止キー溝部と回転抑止キー部材とを示す拡大正面図である。 回転抑止構造に引張力が作用した場合の軸力伝達イメージを示す概略図である。
以下、本発明の一実施形態に係る鋼管杭の回転抑止構造7(以下、本実施形態に係る回転抑止構造7、或いは、単に回転抑止構造7と呼ぶ場合がある)について、図面を参照しながら詳細に説明する。
尚、以下の説明においては、鋼管杭の軸心延在方向を軸心方向Y、軸心方向Yに直交する方向を軸心直交方向X、鋼管杭の軸心回りの方向を周方向Wと呼称する場合がある。
本実施形態に係る回転抑止構造7は、地盤上に構築される構造物の基礎杭等の継手に適用される。回転抑止構造7は、図1に示すように、断面が略円形状の第1鋼管杭1と第2鋼管杭2との周方向Wの相対回転を抑止する。
回転抑止構造7は、共通の軸心を持つように第1鋼管杭1と第2鋼管杭2とを軸心方向Yに連結させる一対の外嵌端部3と内嵌端部5とを備える。第1鋼管杭1の上端部には外嵌端部3が溶接等で接合される。第2鋼管杭2の下端部には内嵌端部5が溶接等で接合される。外嵌端部3と内嵌端部5とは互いに嵌合自在な構造を有する。
外嵌端部3は、軸心に向かう方向に突出するとともに周方向Wに複数形成された外嵌山部31と、周方向Wに互いに隣り合う各々の外嵌山部31の間に形成された外嵌溝部32と、各々の外嵌山部31に隣接して第1鋼管杭1に近い基端側に形成された外嵌谷部33と、を有する。
更に、外嵌端部3は、軸心方向Yの先端側に設けられる外嵌先端部34と、軸心方向Yの基端側に設けられる外嵌基端部35とを有する。外嵌先端部34は、軸心方向Yの先端側に外嵌先端面34aを有する。
内嵌端部5は、軸心から離間する方向に突出するとともに周方向Wに複数形成された内嵌山部51と、周方向Wに互いに隣り合う各々の内嵌山部51の間に形成された内嵌溝部52と、各々の内嵌山部51に隣接して第2鋼管杭2に近い基端側に形成された内嵌谷部53と、を有する。
更に、内嵌端部5は、軸心方向Yの先端側に設けられる内嵌先端部54と、軸心方向Yの基端側に設けられる内嵌基端部55とを有する。内嵌基端部55は、外嵌先端面34aに軸心方向Yで対向するように設けられる内嵌基端面55aを有する。
外嵌端部3は、図2に示すように、外嵌端部3の軸心方向Yで、外嵌山部31が複数の外嵌段部4(段部列)を形成して設けられる。外嵌段部4は、例えば、外嵌端部3の軸心方向Yで段数が4箇となるように形成され、外嵌端部3の軸心方向Yで先端側から基端側まで、順番に第1外嵌段部41、第2外嵌段部42、第3外嵌段部43及び第4外嵌段部44を有する。
各々の外嵌段部4では、外嵌山部31の板厚よりも外嵌溝部32の板厚が小さくされ、外嵌山部31と外嵌溝部32とが周方向Wで交互に形成される。そして、複数の外嵌段部4の外嵌山部31が軸心方向Yで略一列に配置される。
同様に、各々の外嵌段部4では、外嵌山部31の板厚よりも外嵌谷部33の板厚が小さくされ、外嵌山部31と外嵌谷部33とが軸心方向Yで交互に形成される。
図3に示すように、外嵌谷部33の板厚は、外嵌端部3の基端側に近い外嵌段部4ほど大きく形成される。
すなわち、第1外嵌段部41の外嵌谷部33の板厚は、第2外嵌段部42の外嵌谷部33の板厚よりも小さく、第2外嵌段部42の外嵌谷部33の板厚は、第3外嵌段部43の外嵌谷部33の板厚よりも小さく、第3外嵌段部43の外嵌谷部33の板厚は、第4外嵌段部44の外嵌谷部33の板厚よりも小さく形成される。
内嵌端部5は、図4に示すように、内嵌端部5の軸心方向Yで、内嵌山部51が複数の内嵌段部6(段部列)を形成して設けられる。内嵌段部6は、例えば、内嵌端部5の軸心方向Yで段数が4箇となるように形成され、内嵌端部5の軸心方向Yで先端側から基端側まで、順番に第1内嵌段部61、第2内嵌段部62、第3内嵌段部63及び第4内嵌段部64を有する。
各々の内嵌段部6では、内嵌山部51の板厚よりも内嵌溝部52の板厚が小さくされ、内嵌山部51と内嵌溝部52とが周方向Wで交互に形成される。そして、複数の内嵌段部6の内嵌山部51が軸心方向Yで略一列に配置される。
同様に、各々の内嵌段部6では、内嵌山部51の板厚よりも内嵌谷部53の板厚が小さくされ、内嵌山部51と内嵌谷部53とが軸心方向Yで交互に形成される。
図5に示すように、内嵌谷部53の板厚は、内嵌端部5の基端側に近い内嵌段部ほど大きく形成される。
すなわち、第1内嵌段部61の内嵌谷部53の板厚は、第2内嵌段部62の内嵌谷部53の板厚よりも小さく、第2内嵌段部62の内嵌谷部53の板厚は、第3内嵌段部63の内嵌谷部53の板厚よりも小さく、第3内嵌段部63の内嵌谷部53の板厚は、第4内嵌段部64の内嵌谷部53の板厚よりも小さく形成される。
本実施形態に係る回転抑止構造7では、第1鋼管杭1と第2鋼管杭2とを軸心方向Yに連結するために、図6、図7に示すように、外嵌端部3と内嵌端部5とを互いに嵌合させる。尚、図7は外嵌端部3の一部を切断した状態を示す斜視図である。
具体的には、まず、図6に示すように、第2鋼管杭2に取り付けられた内嵌端部5を第1鋼管杭1に取り付けられた外嵌端部3に挿入する。
各々の内嵌段部6において、内嵌山部51の軸心直交方向Xの高さは、嵌合時に対応する外嵌溝部32の軸心直交方向Xの深さ以下に設定される。これにより、内嵌山部51を外嵌溝部32に通過可能な構造となる。
各々の外嵌段部4において、外嵌山部31の軸心直交方向Xの高さは、嵌合時に対応する内嵌溝部52の軸心直交方向Xの深さ以下に設定される。これにより、外嵌山部31を内嵌溝部52に通過可能な構造となる。
次に、図7に示すように、内嵌端部5を外嵌端部3に挿入した状態で、第1鋼管杭1と第2鋼管杭2とを軸心回りの周方向Wに相対回転させる。
各々の内嵌段部6において、内嵌谷部53の軸心直交方向Xの深さは、嵌合時に対応する外嵌山部31の軸心直交方向Xの高さ以上に設定する。これにより、外嵌山部31を内嵌谷部53に嵌合可能な構造となる。
各々の外嵌段部4において、外嵌谷部33の軸心直交方向Xの深さは、嵌合時に対応する内嵌山部51の軸心直交方向Xの高さ以上に設定する。これにより、内嵌山部51を外嵌谷部33に嵌合可能な構造となる。
各々の外嵌段部4及び内嵌段部6においては、図8に示すように、内嵌山部51の軸心方向Yの長さを外嵌谷部33の軸心方向Yの長さ以下とするとともに、外嵌山部31の軸心方向Yの長さを内嵌谷部53の軸心方向Yの長さ以下とする。この構成により、回転抑止構造7では、各々の外嵌段部4及び内嵌段部6において、軸心方向Yで外嵌山部31と内嵌山部51とを互いに係合させることが可能となる。
第1鋼管杭1と第2鋼管杭2とが連結された状態では、第1鋼管杭1及び第2鋼管杭2から外嵌端部3及び内嵌端部5に軸心方向Yで引張力及び圧縮力が作用する際、軸心方向Yに作用する引張力及び圧縮力に対して、外嵌山部31と内嵌山部51とが軸心方向Yで互いに当接して抵抗する。
本実施形態に係る回転抑止構造7では、第1鋼管杭1と第2鋼管杭2とを連結させることによって、外嵌端部3の外嵌先端部34と内嵌端部5の内嵌基端部55とが、軸心方向Yで互いに対向して配置される。
回転抑止構造7は、外嵌端部3の先端側で外嵌先端部34と内嵌基端部55とが当接されるとともに、内嵌端部5の先端側で内嵌先端部54と外嵌基端部35とが当接される。本発明はこの回転抑止構造7に限らず、外嵌端部3の先端側で外嵌先端部34と内嵌基端部55とが離間されて、及び/又は、内嵌端部5の先端側で内嵌先端部54と外嵌基端部35とが離間される構成であってもよい。
本実施形態に係る回転抑止構造7では、図1に示すように、嵌合した状態で外嵌先端部34と内嵌基端部55とに連続する略矩形状の回転抑止キー溝部72が形成される。回転抑止キー溝部72は、外嵌先端部34の外面及び内嵌基端部55の外面が切り欠かれて、軸心直交方向Xに貫通又は凹状に形成される。
より詳細には、回転抑止キー溝部72は、外嵌先端部34に形成された外嵌端部側回転抑止キー溝部73と、内嵌基端部55に形成された内嵌端部側回転抑止キー溝部74と、により構成される。
外嵌端部側回転抑止キー溝部73は、軸心方向から見た場合に外嵌山部31と重ならない円周角度位置において、外嵌先端面34aから軸心の延在方向に沿った所定の長さをもって外嵌溝部32に形成される。
内嵌端部側回転抑止キー溝部74は、軸心方向から見た場合に内嵌山部と重ならない円周角度位置において、内嵌基端面55aから軸心の延在方向に沿った所定の長さをもって内嵌基端部55の外面に形成される。
外嵌端部側回転抑止キー溝部73は、周方向Wで隣り合った複数の外嵌山部31の間の一部で、外嵌端部3の外面から内面まで軸心直交方向Xに貫通させて、外嵌溝部32の周方向Wの幅以下の幅となるように形成される。
本実施形態に係る回転抑止構造7では、図1に示すように、外嵌端部3の周方向Wで外嵌山部31と交互に形成された複数の外嵌溝部32のうち、一か所の外嵌溝部32の一部の先端側が切り欠かれて、外嵌端部側回転抑止キー溝部73が形成される。
ただし、本発明はこの構成のみに限定されず、図9に示す第1変形例に係る回転抑止構造107のように、外嵌端部3の周方向Wで外嵌山部31と交互に形成された複数の外嵌溝部32のうち、全ての外嵌溝部32の一部の先端側が切り欠かれて、多数の外嵌端部側回転抑止キー溝部73が形成されてもよい。
内嵌端部側回転抑止キー溝部74は、周方向Wで隣り合った複数の内嵌山部51の間となる位置で、内嵌端部5の外面を軸心直交方向Xに所定の深さで切り欠くことによって、内嵌溝部52の周方向Wの幅以下の幅となるように形成される。
すなわち、外嵌端部3と内嵌端部5とが嵌合した状態では、同じ幅(周方向長さ)を有するように形成された外嵌端部側回転抑止キー溝部73と内嵌端部側回転抑止キー溝部74とが対向して配置される。
本実施形態に係る回転抑止構造7では、図1に示すように、内嵌端部5の周方向Wで内嵌山部51と交互に形成された複数の内嵌溝部52のうち、一か所の内嵌溝部52の一部の基端側が切り欠かれて、内嵌端部5の外面に内嵌端部側回転抑止キー溝部74が形成される。
ただし、本発明はこの構成のみに限定されず、図9に示す第1変形例に係る回転抑止構造107のように、内嵌端部5の周方向Wで内嵌山部51と交互に形成された複数の内嵌溝部52のうち、全ての内嵌溝部52の一部の基端側が切り欠かれて、内嵌端部5の外面に多数の内嵌端部側回転抑止キー溝部74が形成されてもよい。
本実施形態に係る鋼管杭の回転抑止構造7では、第1鋼管杭1と第2鋼管杭2とを連結させた状態で、図10に示すように、外嵌端部側回転抑止キー溝部73と内嵌端部側回転抑止キー溝部74とが軸心方向Yに対向して配置されることで、外嵌先端部34と内嵌基端部55とに連続して回転抑止キー溝部72が形成される。回転抑止構造7では、外嵌先端部34及び内嵌基端部55の外側から回転抑止キー溝部72に、鋼製等で略矩形状等の回転抑止キー部材71が嵌め込まれる。
回転抑止構造7では、第1鋼管杭1と第2鋼管杭2との間の周方向Wの相対回転を抑止するために、回転抑止キー溝部72に回転抑止キー部材71が嵌め込まれて設置されて、図10に示すように、回転抑止キー部材71の下部が回転抑止キー溝部72の外嵌端部側回転抑止キー溝部73に配置される。回転抑止構造7では、回転抑止キー部材71の下部が外嵌端部側回転抑止キー溝部73に配置されることで、回転抑止キー部材71が外嵌端部側回転抑止キー溝部73で外嵌溝部32に設置される。
回転抑止構造7では、回転抑止キー溝部72に回転抑止キー部材71が嵌め込まれて設置されることで、外嵌先端部34から内嵌基端部55まで回転抑止キー部材71が架設される。
回転抑止構造7は、外嵌先端部34から内嵌基端部55まで回転抑止キー部材71が架設された状態で、外嵌先端部34及び内嵌基端部55の何れか一方又は両方に、ピン部材75等で回転抑止キー部材71が固定される。
尚、ピン部材75は、回転抑止キー部材71の軸心直交方向Xへの移動を制限するが、周方向W又は軸心方向Yへの移動は制限しないことが好ましい。
本実施形態に係る回転抑止構造7は、内嵌端部5の基端側で、図11A、図11Bに示すように、内嵌端部5の基端側で、内嵌溝部52の軸心直交方向Xの深さよりも浅くして、内嵌端部5の外面を切り欠いて内嵌基端部55に内嵌端部側回転抑止キー溝部74が形成される。
このとき、回転抑止構造7では、内嵌端部5の内嵌溝部52の基端側で、内嵌端部側回転抑止キー溝部74が形成されるため、内嵌溝部52を形成させる切削工程と連続させて、内嵌端部側回転抑止キー溝部74を切削形成することができる。これにより、回転抑止構造7では、内嵌端部側回転抑止キー溝部74の切削形成を効率的に実施して、内嵌端部5の加工費を低減させることが可能となる。
ただし、本発明はこの構成のみに限定されず、図12、図13A、図13Bに示す第2変形例に係る回転抑止構造207のように、内嵌溝部52の軸心直交方向Xの深さと略同一となる深さまで、内嵌端部5の外面を切り欠いて内嵌基端部55に内嵌端部側回転抑止キー溝部74が形成されてもよい。すなわち、内嵌端部側回転抑止キー溝部74の底面と、内嵌溝部52の周面とが面一に形成されてもよい。
また、回転抑止構造7では、内嵌端部5の基端側で、内嵌溝部52の軸心直交方向Xの深さよりも深くして、内嵌端部5の外面を切り欠いて内嵌基端部55に内嵌端部側回転抑止キー溝部74が形成されてもよい。
本実施形態に係る回転抑止構造7は、第1鋼管杭1と第2鋼管杭2とが周方向Wで互いに逆方向に回転しようとしたとき、図14に示すように、回転抑止キー部材71の一方側面71aの上部が、内嵌端部側回転抑止キー溝部74の溝側面74aに当接されるとともに、回転抑止キー部材71の他方側面71bの下部が、外嵌山部31の外嵌山部側面31aに当接される。回転抑止構造7では、回転抑止キー部材71の一方側面71aと他方側面71bとが周方向Wの両側から回転抑止キー溝部72に挟み込まれて、第1鋼管杭1と第2鋼管杭2との間の相対回転が規制される。
本実施形態に係る回転抑止構造7は、周方向Wで隣り合った複数の外嵌山部31の間で、外嵌溝部32の周方向Wの幅と略同一の幅となるように、回転抑止キー溝部72の外嵌端部側回転抑止キー溝部73が形成される。従って、外嵌山部31の中央部に回転抑止キー溝部72を形成させる場合と比較して、回転抑止キー溝部72の周方向Wの幅を大きく確保することができる。
本実施形態に係る回転抑止構造7では、内嵌端部5の基端側で、軸心直交方向Xに任意の深さで内嵌端部側回転抑止キー溝部74が形成されるため、外嵌山部31に回転抑止キー溝部72を形成させる場合と比較して、回転抑止キー溝部72の軸心直交方向Xの深さを大きく確保することができる。
また、本実施形態に係る回転抑止構造7では、回転抑止キー溝部72の周方向Wの幅と軸心直交方向Xの深さとを大きく確保することができるため、回転抑止キー溝部72に嵌め込まれる回転抑止キー部材71の周方向Wの部材幅と軸心直交方向Xの部材高さとを大きくすることができる。
これにより、回転抑止構造7は、回転抑止キー部材71のサイズを大きくすることができるため、外嵌山部31に回転抑止キー溝部72を形成させる場合と比較して、回転抑止キー部材71の剛性及び強度を向上させて、第1鋼管杭1と第2鋼管杭2との間の相対回転を抑止する回転抵抗力を向上させることが可能となる。
回転抑止構造7は、周方向Wで隣り合った複数の外嵌山部31の間で、回転抑止キー部材71が外嵌溝部32に設置される。これにより、回転抑止構造7では、回転抑止キー部材71の一方側面71a又は他方側面71bを、外嵌山部31の外嵌山部側面31aの全面に大きな接触面で当接させることができるため、第1鋼管杭1と第2鋼管杭2との間の相対回転を抑止する回転抵抗力を著しく向上させることが可能となる。
本実施形態に係る鋼管杭の回転抑止構造7は、周方向Wで隣り合った複数の外嵌山部31の間で、外嵌溝部32の先端側に回転抑止キー溝部72の外嵌端部側回転抑止キー溝部73が形成されるため、軸心方向Yの引張力及び圧縮力に抵抗させる外嵌山部31に断面欠損を生じさせないものとなる。これにより、回転抑止構造7は、外嵌山部31に回転抑止キー溝部72を形成させる場合と比較して、引張耐力及び圧縮耐力を主に負担する外嵌山部31に断面欠損を生じさせないものとして、回転抑止キー溝部72が形成されることによる継手全体の引張耐力及び圧縮耐力の低下を防止することが可能となる。
本実施形態に係る回転抑止構造7は、図10に示すように、あらかじめ外嵌端部3又は内嵌端部5の内側に回転抑止キー部材71を仮止め等することを必要としないで、外嵌先端部34及び内嵌基端部55の外側から、回転抑止キー部材71が回転抑止キー溝部72に嵌め込まれて設置される。これにより、本実施形態に係る回転抑止構造7は、外嵌端部3及び内嵌端部5に複雑な加工等を実施することなく、第1鋼管杭1と第2鋼管杭2との間の相対回転を抑止するための構造を簡易に導入することが可能となる。
本実施形態に係る回転抑止構造7は、外嵌先端部34から内嵌基端部55まで回転抑止キー部材71が架設されて、外嵌先端部34と内嵌基端部55とに回転抵抗力を分担させることが可能となる。なお、本実施形態に係る回転抑止構造7は、図9に示すように、外嵌端部3の外面及び内嵌端部5の外面に多数の外嵌端部側回転抑止キー溝部73及び内嵌端部側回転抑止キー溝部74が形成されることで、多数の回転抑止キー溝部72に多数の回転抑止キー部材71を設置することができるため、第1鋼管杭1と第2鋼管杭2との間の相対回転を抑止する回転抵抗力を著しく向上させることが可能となる。
本実施形態に係る回転抑止構造7では、外嵌端部側回転抑止キー溝部73の内側面と、外嵌山部31の外側面とが面一に形成されてもよい。この場合、回転抑止キー部材の側面を、外嵌端部側回転抑止キー溝部73の内側面と、外嵌山部31の外側面とで確実に当接させることができる。従って、第1鋼管杭と第2鋼管杭との間の相対回転を抑止する回転抵抗力を更に著しく向上させることが可能となる。
外嵌端部側回転抑止キー溝部73の内側面と、外嵌山部31の外側面とが面一に形成される場合、更に、外嵌端部側回転抑止キー溝部73の軸方向長さが、面一に形成された前記外側面を有する前記外嵌山部31の軸方向長さよりも短い構成であってもよい。
この構成は、例えば、外嵌端部側回転抑止キー溝部73の周方向Wに隣接する外嵌山部31の軸方向長さのみを、他の外嵌山部31の軸方向長さよりも長く設定することで得られる。
この構成によれば、断面欠損部位を鋼管軸方向の余長部分(応力設計する範囲外)に設定できるため、応力伝達機能の損失を回避することが出来る。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明したが、上述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。
例えば、第1鋼管杭1に内嵌端部5が取り付けられるとともに、第2鋼管杭2に外嵌端部3が取り付けられるものとされてもよい。
また、外嵌端部3及び内嵌端部5の軸心方向Yで外嵌段部4及び内嵌段部6が1段以上の如何なる段数で形成されてもよい。
また、第1鋼管杭1又は第2鋼管杭2の端部が切削されることで、第1鋼管杭1又は第2鋼管杭2そのものに外嵌端部3又は内嵌端部5が設けられてもよい。
また、複数の外嵌段部4の外嵌山部31や、複数の内嵌段部6の内嵌山部51が、軸心方向Yで略千鳥状に配置されてもよい。
また、各々の外嵌段部4や内嵌段部6で、外嵌谷部33や内嵌谷部53の板厚を略同一のものとして、複数の外嵌段部4や内嵌段部6がストレート状に形成されてもよい。
本発明によれば、継手全体の引張耐力及び圧縮耐力の低下を防止し、第1鋼管杭と第2鋼管杭との回転抵抗力を向上させることができ、施工性に優れる、鋼管杭の回転抑止構造を提供することが出来る。
1 :第1鋼管杭
2 :第2鋼管杭
3 :外嵌端部
31 :外嵌山部
31a :外嵌山部側面
32 :外嵌溝部
33 :外嵌谷部
34 :外嵌先端部
34a :外嵌先端面
35 :外嵌基端部
4 :外嵌段部
41 :第1外嵌段部
42 :第2外嵌段部
43 :第3外嵌段部
44 :第4外嵌段部
5 :内嵌端部
51 :内嵌山部
51a :内嵌山部側面
52 :内嵌溝部
53 :内嵌谷部
54 :内嵌先端部
55 :内嵌基端部
55a :内嵌基端面
6 :内嵌段部
61 :第1内嵌段部
62 :第2内嵌段部
63 :第3内嵌段部
64 :第4内嵌段部
7 :鋼管杭の回転抑止構造
71 :回転抑止キー部材
71a :一方側面
71b :他方側面
72 :回転抑止キー溝部
73 :外嵌端部側回転抑止キー溝部
74 :内嵌端部側回転抑止キー溝部
74a :溝側面
75 :ピン部材
W :周方向
X :軸心直交方向
Y :軸心方向

Claims (3)

  1. 共通の軸心を持つように連結された第1鋼管杭と第2鋼管杭との間の相対回転を抑止する、鋼管杭の回転抑止構造であって、
    前記第1鋼管杭に設けられた外嵌端部と、
    前記第2鋼管杭に設けられた内嵌端部と、
    前記外嵌端部と前記内嵌端部との間の相対回転を抑止する回転抑止キー部材と、
    を備え、
    前記外嵌端部が、
    前記軸心に向かう方向に突出するとともに前記軸心を中心とする周方向に複数形成された外嵌山部と、
    互いに隣り合う前記各外嵌山部の間に形成された外嵌溝部と、
    前記各外嵌山部に隣接してかつ前記第1鋼管杭に近い基端側に形成された外嵌谷部と、
    前記軸心に沿った先端側に形成された外嵌先端面を有する外嵌先端部と、
    を有し、
    前記内嵌端部が、
    前記軸心から離間する方向に突出するとともに前記軸心を中心とする周方向に複数形成された内嵌山部と、
    互いに隣り合う前記各内嵌山部の間に形成された内嵌溝部と、
    前記各内嵌山部に隣接してかつ前記第2鋼管杭に近い基端側に形成された内嵌谷部と、
    前記外嵌端部の前記外嵌先端面に対向する内嵌基端面を有する内嵌基端部と、
    を有し、
    前記外嵌先端部が、前記軸心方向から見た場合に前記外嵌山部と重ならない円周角度位置において、前記外嵌先端面から前記軸心の延在方向に沿った所定の長さをもって前記外嵌溝部に形成された外嵌端部側回転抑止キー溝部を有し、
    前記内嵌基端部が、前記軸心方向から見た場合に前記内嵌山部と重ならない円周角度位置において、前記内嵌基端面から前記軸心の延在方向に沿った所定の長さをもって前記内嵌基端部に形成された内嵌端部側回転抑止キー溝部を有し、
    前記外嵌端部側回転抑止キー溝部と前記内嵌端部側回転抑止キー溝部とが対向するように前記外嵌端部と前記内嵌端部とが嵌合した状態で、前記回転抑止キー部材が、前記外嵌端部側回転抑止キー溝部と前記内嵌端部側回転抑止キー溝部との間に嵌め込まれている
    ことを特徴とする鋼管杭の回転抑止構造。
  2. 前記外嵌端部側回転抑止キー溝部の内側面と、前記外嵌山部の外側面とが面一である
    ことを特徴とする請求項1に記載の鋼管杭の回転抑止構造。
  3. 前記外嵌端部側回転抑止キー溝部の軸方向長さが、前記面一に形成された前記外側面を有する前記外嵌山部の軸方向長さよりも短い
    ことを特徴とする請求項2に記載の鋼管杭の回転抑止構造。
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