JP6341586B1 - 台車格納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パレット上の台車を、台車の車輪がパレットと床面との段差を乗り越えることなく、装置前端を超える位置まで引き出すことが可能な台車格納装置を提供する。【解決手段】機械式駐車装置11のパレット21上に載せられるスライド台車31を備え、台車2は、スライド台車31に対して前側に引き出し可能であり、スライド台車31は、パレット21に対して前側に引き出し可能である。これにより、パレット上の台車2を、機械式駐車装置11の前端を超える位置まで引き出すことができる。【選択図】図5

Description

本発明は、台車格納装置に関し、特に、機械式駐車装置を流用した台車格納装置に関する。
例えば、汎用の自動倉庫として、パレットに載せられた物品をフォークリフトで搬入出させるものがある。このような自動倉庫は、例えば、縦横1100mmの規格化されたパレットが使用される。この場合、格納可能な物品のサイズが縦横1000mm程度に限られてしまい、より大型の物品を格納可能な自動倉庫が要望されていた。しかし、大型の自動倉庫を新規に設計した場合、多大な製造コストと時間とを必要とする。そこで、本発明者は、既存の機械式駐車装置(例えば「特許文献1」参照)を台車格納装置に流用する、すなわち、機械式駐車装置のパレット上に台車を載せて、車両の入出庫位置で、作業者によって台車をパレットから引き出す台車格納装置(自動倉庫)を構想した。
特開2016−65436号公報
ところで、上述した台車格納装置を具現する場合、クレーンを用いた物品の搬入出を容易にするため、物品の台車への搬入出時に、台車を台車格納装置の前端よりも手前側に引き出す、換言すると、台車を機械式駐車装置の支柱を超えて移動させる必要がある。また、ピットを構築できない場合、パレットの上面と床面(機械式駐車装置の設置面)との間に段差があり、台車の引き出しおよび押し戻し時に、台車の車輪が当該段差を乗り越えるため台車の操作が難しくなり、作業者への負担が大きくなる。
そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、パレット上の台車を、台車の車輪がパレットと床面との段差を乗り越えることなく、装置前端を超える位置まで引き出すことが可能な台車格納装置を提供することを課題としてなされたものである。
上記課題を解決するために、本発明の台車格納装置は、機械式駐車装置のパレットに台車を載せて格納する台車格納装置であって、前記パレット上に載せられるスライド台車を備え、前記台車は、前記スライド台車に対して前側に引き出し可能であり、前記スライド台車は、前記パレットに対して前側に引き出し可能であり、前記台車は、前記パレットの前端に対して前方に位置する前輪と、前記スライド台車上を転動可能な後輪と、前記パレットを前記機械式駐車装置の設置面から上昇させた状態で前記パレットに着座して前記台車の前側部分を支持し、前記パレットが前記機械式駐車装置の設置面に着地した状態で前記パレットから離座して前記台車の前輪を前記機械式駐車装置の設置面に着地させる脚部とを備え、前記スライド台車は、前記パレットの前端に対して前方に位置する前輪と、前記パレット上を転動可能な後輪と、前記パレットを前記機械式駐車装置の設置面から上昇させた状態で前記パレットに着座して前記スライド台車の前側部分を支持し、前記パレットが前記機械式駐車装置の設置面に着地した状態で前記パレットから離座して前記スライド台車の前輪を前記機械式駐車装置の設置面に着地させる脚部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、パレット上の台車を、台車の車輪がパレットと床面との段差を乗り越えることなく、装置前端を超える位置まで引き出すことができる。
本実施形態に係る台車格納装置の正面図である。 本実施形態に係る台車格納装置の説明図であって、パレットを床面に対して上昇させた状態を示す。 本実施形態に係る台車格納装置の説明図であって、パレットを床面に着地させた状態を示す。 本実施形態に係る台車格納装置の説明図であって、図3の状態の台車をスライド台車に対する前進端位置まで移動させた状態を示す。 本実施形態に係る台車格納装置の説明図であって、図4の状態のスライド台車を、台車と共に前進させてパレットに対する前進端位置まで移動させた状態を示す。
本発明の一実施形態を添付した図を参照して説明する。
本実施形態は、図1に示される機械式駐車装置11を台車格納装置1に流用するものであって、機械式駐車装置11のパレット21に台車2を載せて格納するものである。ここで、機械式駐車装置11は、複数列、複数段(図1に「5列、3段」を例示する)の格納スペース12を有し、自動車を載せるパレット21を格納スペース12間で昇降、横行させる、いわゆるパズル式立体駐車装置である。
なお、機械式駐車装置11は、既存のパズル式立体駐車装置である。よって、明細書の記載を簡潔にすることを目的に、機械式駐車装置11に関する詳細な説明を省略する。また、以下の説明において、図1における上下および左右方向を台車格納装置1(機械式駐車装置11および台車2を含む)における上下および左右方向とし、図2における左右方向を台車格納装置1における前後方向とする。
図2ないし図5を参照すると、台車格納装置1は、パレット21上に載せられ、パレット21に対して前側(図2ないし図5における左側)に引き出し可能なスライド台車31と、スライド台車31に対して前側に引き出し可能な台車2とを有する。ここで、図2は、パレット21が機械式駐車装置11の吊チェーン13によって支持された状態、換言すると、パレット21を床面FLから浮かせた状態(機械式駐車装置11の設置面から上昇させた状態)を示し、この状態を「非着地状態」と称する。なお、台車2、スライド台車31、およびパレット21は、左右対称に構成される。
台車2は、上面が開口した直方体の箱形状に形成され、物品が収容される収容部3と、収容部3の底板3Aの前端部に左右一対で設けられる前輪4F(図2ないし図5に「右側の前輪4F」のみ表示)と、収容部3の底板3Aの後端部に左右一対で設けられる後輪4R(図2ないし図5に「右側の後輪4R」のみ表示)とを備える。前輪4Fは、上端部が収容部3の底板3Aに固定された左右一対のブラケット5F(図2ないし図5に「右側のブラケット5F」のみ表示)の下端部に装着される。後輪4Rは、上端部が収容部3の底板3Aに固定された左右一対のブラケット5R(図2ないし図5に「右側のブラケット5R」のみ表示)の下端部に装着される。なお、車輪4F,4R(前輪4F、後輪4R)は、前後方向へ転動するように舵角が固定される。また、本実施形態では、車輪4F,4Rは、同型のものが使用されるが、必要に応じて異なる型の車輪を選択することができる。
台車2は、前輪4Fがパレット21の前端よりも前方に位置している。換言すると、台車2は、前側部分がパレット21の前端からオーバーハングされる(張り出している)。台車2は、非着地状態(図2参照)のときに台車2の前側部分を支える左右一対の脚部6(図2ないし図5に「右側の脚部6」のみ表示)を備える。脚部6は、前輪4F(ブラケット5F)よりも後方に配置され、非着地状態のときに下端がパレット21の上面22に着座される。脚部6の全長(上下方向長さ)は、パレット21が床面FLに着地しているとき(図3参照)、台車2の前輪4Fが床面FLに着地し、かつ脚部6がパレット21の上面22から離座される(浮いた状態になる)ように設定される。
なお、本実施形態では、台車2は、右側のブラケット5Fの外側と左側のブラケット5Fの外側との距離(以下「ブラケット5Fの全幅」と称する)と、右側のブラケット5Rの外側と左側のブラケット5Rの外側との距離(以下「ブラケット5Rの全幅」と称する)とが同一に設定されるが、必要に応じて、ブラケット5Fの全幅とブラケット5Rの全幅とを異なる幅に設定することができる。同様に、台車2の脚部6の取付位置は、図2−5等に記載された位置に限定されるものではなく、例えば、脚部6を左右のブラケット5F間に配置することができる。
スライド台車31は、枠形状に形成される枠体32と、枠体32の前端部に左右一対で設けられる前輪33F(図2ないし図5に「右側の前輪33F」のみ表示)と、枠体32の後端部に左右一対で設けられる後輪33R(図2ないし図5に「右側の後輪33R」のみ表示)とを備える。枠体32は、全幅(左右方向長さ)が、ブラケット5Fおよびブラケット5Rの全幅に略等しく設定され、前端部が、台車2の左右の脚部6間に位置している。なお、枠体32は、非着地状態のとき、パレット21と台車2との間の上下方向の間隔に位置している。
スライド台車31の前輪33Fは、上端部が枠体32に固定された左右一対のブラケット34F(図2ないし図5に「右側のブラケット34F」のみ表示)の下端部に装着される。スライド台車31の後輪33Rは、上端部が枠体32に固定された左右一対のブラケット34R(図2ないし図5に「右側のブラケット34R」のみ表示)の下端部に装着される。なお、車輪33F,33R(前輪33F、後輪33R)は、前後方向へ転動するように舵角が固定される。また、本実施形態では、車輪33F,33Rは、同型のものが使用されるが、必要に応じて異なる型の車輪を選択することができる。
スライド台車31は、前輪33Fがパレット21の前端よりも前方に位置する。換言すると、スライド台車31は、前側部分がパレット21の前端からオーバーハングされる(張り出している)。また、スライド台車31は、前輪33Fが、台車2の前輪4Fよりも後方に、かつ非着地状態のとき、台車2の脚部6よりも前方に位置する。スライド台車31は、非着地状態のときのスライド台車31の前側部分を支える左右一対の脚部35(図2ないし図5に「右側の脚部35」のみ表示)を備える。脚部35は、前輪33F(ブラケット34F)よりも後方に配置され、非着地状態のとき、台車2の脚部6よりも後方に位置し、かつ下端がパレット21の上面22に着座される。脚部35の全長(上下方向長さ)は、パレット21が床面FLに着地しているとき(図3参照)、スライド台車31の前輪33Fが床面FLに着地し、かつ脚部35がパレット21の上面22から離座される(浮いた状態になる)ように設定される。
台車2の後輪4Rは、スライド台車31の枠体32の左右両側に設けられたレール36(図2ないし図5に「右側のレール36」のみ表示)上を当該レール36に案内されて前後方向へ転動する。レール36上には、台車2の後輪4Rが当接されることで、台車2をスライド台車31に対する後退端位置(図2、図3参照)に位置決めさせるストッパ37が設けられる。また、レール36上には、台車2の後輪4Rが当接されることで、台車2をスライド台車31に対する前進端位置(図4、図5参照)に位置決めさせるストッパ38が設けられる。なお、ストッパ37,38は、台車2の後輪4Rが乗り越え不可能な高さを有している。また、レール36には、例えば、山形鋼(アングル)が用いられる。
一方、スライド台車31の後輪33Rは、パレット21上の左右両側に設けられたレール23(図2ないし図5に「右側のレール23」のみ表示)上を当該レール23に案内されて前後方向へ転動する。レール23上には、スライド台車31の後輪33Rが当接されることで、スライド台車31をパレット21に対する後退端位置(図2、図3、図4参照)に位置決めさせるストッパ24が設けられる。また、レール23上には、スライド台車31の後輪33Rが当接されることで、スライド台車31をパレット21に対する前進端位置(図5参照)に位置決めさせるストッパ25が設けられる。なお、ストッパ24,25は、スライド台車31の後輪33Rが乗り越え不可能な高さを有している。また、レール23には、例えば、山形鋼(アングル)が用いられる。
次に、本実施形態の作用を説明する。
図2に示されるように、非着地状態、換言すると、パレット21を床面FLから浮かせた状態(機械式駐車装置11の設置面から上昇させた状態)では、スライド台車31は、後輪33Rがレール23上のストッパ24に当接され、パレット21に対する後退端位置に位置決めされている。この状態で、スライド台車31は、前輪33Fがパレット21の前端よりも前方に位置し、かつ脚部35がパレット21の上面22に着座されている。また、非着地状態では、台車2は、後輪4Rがレール36上のストッパ37に当接され、スライド台車31に対する後退端位置に位置決めされている。この状態で、台車2は、前輪4Fがスライド台車31の前端よりも前方に位置し、かつ脚部6がパレット21の上面22に着座されている。
作業者は、出庫の要領で機械式駐車装置11(図1参照)の操作パネル(図示省略)を操作し、所望のパレット21(台車2)を呼び出す。すると、機械式駐車装置11は、必要に応じて、パレット21を格納スペース12間で昇降、横行させながら、対象のパレット21を入出庫位置に搬送する。図3は、機械式駐車装置11の入出庫位置に位置決めされたパレット21、換言すると、床面FLに着地した状態のパレット21を示す。この状態では、スライド台車31は、パレット21に対する後退端位置に位置し、台車2は、スライド台車31に対する後退端位置に位置している。また、スライド台車31は、前輪33Fが床面FLに着地し、かつ脚部35がパレット21の上面22から離座している。さらに、台車2は、前輪4Fが床面FLに着地し、かつ脚部6がパレット21の上面22から離座している。
図3の入出庫位置に位置するパレット21上の台車2が、作業者によって手前側(図2における左側)に引っ張られると、台車2は、スライド台車31に対して前方向へ移動する。このとき、台車2は、前輪4Fが床面FL上を転動し、後輪4Rがスライド台車31上のレール36によって案内されながら当該レール36上をストッパ38に向かって転動する。また、スライド台車31は、台車2の後輪4Rがレール36上のストッパ38に当接されるまでの間、パレット21に対して移動しない。
そして、台車2の後輪4Rがレール36上のストッパ38に当接する(図4参照)、換言すると、台車2がスライド台車31に対する前進端位置に到達すると、作業者が台車2を手前側に引っ張る力は、台車2の後輪4Rおよびレール36上のストッパ38を介してスライド台車31に伝達される。なお、台車2の後輪4Rがレール36上のストッパ38に当接した状態(図4参照)では、台車2の後部は、台車格納装置1の前端位置P、換言すると、機械式駐車装置11の支柱(図示省略)の後側(装置内側)に位置している。
図4の状態から、作業者によって台車2が引っ張られると、スライド台車31は、台車2に追従して前方向へ移動する。換言すると、スライド台車31は、台車2によって手前側に引き出される。このとき、スライド台車31は、前輪33Fが床面FL上を転動し、後輪33Rがパレット21上のレール23によって案内されながら当該レール23上をストッパ25に向かって転動する。そして、スライド台車31の後輪33Rがレール23上のストッパ25に当接する(図5参照)、換言すると、スライド台車31がパレット21に対する前進端位置に到達すると、作業者による台車2の引き出し操作が完了する。なお、台車2の引き出しが完了した時点で、台車2の後端は、台車格納装置1の前端位置P、換言すると、機械式駐車装置11の支柱(図示省略)よりも前方(装置外側)に位置している。
次に、図5の状態で物品(図示省略)の搬入出が行われた台車2を、機械式駐車装置11に戻す(格納する)ときの手順を説明する。なお、図5の状態の台車2は、後輪4Rがレール36上のストッパ38に当接され、スライド台車31に対する前進端位置に位置決めされている。また、スライド台車31は、後輪33Rがレール23上のストッパ25に当接され、パレット21に対する前進端位置に位置決めされている。作業によって台車2が装置奥側(図5における右側)へ押し込まれると、台車2は、スライド台車31に対して後方向へ移動する。このとき、台車2は、前輪4Fが床面FL上を転動し、後輪4Rがスライド台車31上のレール36によって案内されながら当該レール36上をストッパ37に向かって転動する。また、スライド台車31は、台車2の後輪4Rがレール36上のストッパ37に当接されるまでの間、パレット21に対して移動しない。
そして、台車2の後輪4Rがレール36上のストッパ37に当接する、換言すると、台車2がスライド台車31に対する後退端位置に到達すると、作業者が台車2を装置奥側へ押し込む力は、台車2の後輪4Rおよびレール36上のストッパ37を介してスライド台車31に伝達される。台車2の後輪4Rがレール36上のストッパ37に当接した状態で、作業者によって台車2がさらに押し込まれると、スライド台車31は、台車2に追従して後方向へ移動する。換言すると、スライド台車31は、台車2によって装置奥側へ押し込まれる。このとき、スライド台車31は、前輪33Fが床面FL上を転動し、後輪33Rがパレット21上のレール23によって案内されながら当該レール23上をストッパ24に向かって転動する。
そして、スライド台車31の後輪33Rがレール23上のストッパ24に当接する(図3参照)、換言すると、スライド台車31がパレット21に対する後退端位置に到達することで、作業者による台車2の押し込み操作が完了する。このとき、スライド台車31は、前輪33Fが床面FLに着地し、かつ脚部35がパレット21の上面22から離座している。また、台車2は、前輪4Fが床面FLに着地し、かつ脚部6がパレット21の上面22から離座している。次に、作業者は、入庫の要領で機械式駐車装置11(図1参照)の操作パネル(図示省略)を操作し、入出庫位置に位置するパレット21(台車2)を機械式駐車装置11の所定の格納スペース21へ格納する。機械式駐車装置11は、必要に応じて、パレット21を格納スペース12間で昇降、横行させながら、対象のパレット21を所定位置に格納する。
このとき、図3の床面FLに着地した状態のパレット21が、吊チェーン13によってスライド台車31の脚部35とパレット21の上面22とのギャップ分の距離上昇すると、図2に示されるように、スライド台車31は、脚部35がパレット21の上面22に着座してパレット21に対する前方向への移動が抑止されるとともに、前輪33Fが床面FLから離れ、脚部35によって前側部分が支持される。同様に、図3の床面FLに着地した状態のパレット21が、吊チェーン13によって台車2の脚部6とパレット21の上面22とのギャップ分の距離上昇すると、図2に示されるように、台車2は、脚部6がパレット21の上面に着座してパレット21に対する前方向への移動が抑止されるとともに、前輪4Fが床面FLから離れ、脚部6によって前側部分が支持される。
この実施形態では以下の効果を奏する。
本実施形態によれば、機械式駐車装置11のパレット21に台車2を載せて格納する台車格納装置1であって、パレット21上に載せられるスライド台車31を備え、台車2は、スライド台車31に対して前側に引き出し可能であり、スライド台車31は、パレット21に対して前側に引き出し可能であるので、台車2は、パレット21に対して2段階で引き出される。これにより、パレット21上の台車2を、機械式駐車装置11の前端を超える位置まで引き出すことができる。
また、本実施形態では、台車2は、パレット21の前端に対して前方に位置する前輪4Fと、スライド台車31上を転動可能な後輪4Rとを備え、スライド台車31は、パレット21の前端に対して前方に位置する前輪33Fと、パレット21上を転動可能な後輪33Rとを備えるので、台車2の前輪4Fおよびスライド台車31の前輪33Fは、パレット21の前端と機械式駐車装置11の設置面との間の段差を超えることがない。これにより、パレット21に対して台車2を搬入出させる作業が容易であり、作業者への負担を軽減させることができる。
また、本実施形態では、スライド台車31は、台車2の後輪4Rが当接されることでスライド台車31に対する台車2の後退端位置を定めるストッパ37と、台車2の後輪4Rが当接されることでスライド台車31に対する台車2の前進端位置を定めるストッパ38とを備え、パレット21は、スライド台車31の後輪33Rが当接されることでパレット21に対するスライド台車31の後退端位置を定めるストッパ24と、スライド台車31の後輪33Fが当接されることでパレット21に対するスライド台車31の前進端位置を定めるストッパ25とを備えるので、作業者によってパレット21上の台車2が引き出されると、台車2は、後輪4Rがスライド台車31上を転動しながら、前方向へ移動する。そして、台車2の後輪4Rがストッパ38に当接すると、作業者が台車2を引っ張る力は、台車2の後輪4Rおよびストッパ38を介してスライド台車31に伝達される。これにより、スライド台車31は、台車2に追従して、後輪33Rがストッパ25に当接するまでパレット21に対して前方向へ移動する。
また、本実施形態では、台車2は、パレット21を機械式駐車装置11の設置面から上昇させた状態でパレット21に着座して台車2の前側部分を支持し、パレット21が機械式駐車装置11の設置面に着地した状態でパレット21から離座して台車2の前輪4Rを機械式駐車装置11の設置面に着地させる脚部6を備え、スライド台車31は、パレット21を機械式駐車装置11の設置面から上昇させた状態でパレット21に着座してスライド台車31の前側部分を支持し、パレット21が機械式駐車装置11の設置面に着地した状態でパレット21から離座してスライド台車31の前輪33Fを機械式駐車装置11の設置面に着地させる脚部35を備えるので、パレット21を機械式駐車装置11の設置面に着地させることで、台車2の前輪4Fとスライド台車31の前輪33Fとを機械式駐車装置11の設置面に着地させることができる。また、パレット21を機械式駐車装置11の設置面から上昇させた状態で、台車2の脚部6とスライド台車31の脚部35とをパレット21に着座させることにより、格納中における台車2およびスライド台車31のパレット21に対する相対移動を阻止することができる。
なお、実施形態は上記に限定されるものではなく、例えば、次のように構成することができる。
本実施形態では、パレット21を機械式駐車装置11の設置面から上昇させた状態で台車2の脚部6をパレット21に着座させ、パレット21が機械式駐車装置11の設置面に着地した状態で台車2の脚部6をパレット21から離座させるように構成したが、パレット21を機械式駐車装置11の設置面から上昇させた状態で台車2の脚部6をスライド台車31に着座させ、パレット21が機械式駐車装置11の設置面に着地した状態で台車2の脚部6をスライド台車31から離座させるように構成することができる。
1 台車格納装置、2 台車、11 機械式駐車装置、21 パレット、31 スライド台車

Claims (2)

  1. 機械式駐車装置のパレットに台車を載せて格納する台車格納装置であって、
    前記パレット上に載せられるスライド台車を備え、
    前記台車は、前記スライド台車に対して前側に引き出し可能であり、
    前記スライド台車は、前記パレットに対して前側に引き出し可能であり、
    前記台車は、前記パレットの前端に対して前方に位置する前輪と、前記スライド台車上を転動可能な後輪と、前記パレットを前記機械式駐車装置の設置面から上昇させた状態で前記パレットに着座して前記台車の前側部分を支持し、前記パレットが前記機械式駐車装置の設置面に着地した状態で前記パレットから離座して前記台車の前輪を前記機械式駐車装置の設置面に着地させる脚部とを備え、
    前記スライド台車は、前記パレットの前端に対して前方に位置する前輪と、前記パレット上を転動可能な後輪と、前記パレットを前記機械式駐車装置の設置面から上昇させた状態で前記パレットに着座して前記スライド台車の前側部分を支持し、前記パレットが前記機械式駐車装置の設置面に着地した状態で前記パレットから離座して前記スライド台車の前輪を前記機械式駐車装置の設置面に着地させる脚部とを備えることを特徴とする台車格納装置。
  2. 前記スライド台車は、前記台車の後輪が当接されることで前記スライド台車に対する前記台車の後退端位置を定めるストッパと、前記台車の後輪が当接されることで前記スライド台車に対する前記台車の前進端位置を定めるストッパとを備え、
    前記スライド台車の前記パレットに対する後退端位置において、前記台車の後輪が前記台車の前進端位置を定めるストッパに当接し、該ストッパを介して、前記台車を前方に引っ張る力が前記スライド台車に伝達されることにより、前記スライド台車が前記台車に追従して前方に引き出され、
    前記スライド台車の前記パレットに対する前進端位置において、前記台車の後輪が前記台車の後退端位置を定めるストッパに当接し、該ストッパを介して、前記台車を後方へ押し込む力が前記スライド台車に伝達されることにより、前記スライド台車が前記台車に追従して後方へ押し込まれることを特徴とする請求項に記載の台車格納装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS499893Y1 (ja) * 1969-01-31 1974-03-08
JPH0784799B2 (ja) * 1987-11-27 1995-09-13 勇 武藤 自動車格納装置
JP2553298Y2 (ja) * 1991-05-14 1997-11-05 有限会社幸信舎 立体駐車装置
JP2000110386A (ja) * 1998-09-30 2000-04-18 Yoshio Miyazaki 移動台による自動車等車両の駐車装置

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