JP2003182814A - 台車装置 - Google Patents

台車装置

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JP2003182814A
JP2003182814A JP2001389177A JP2001389177A JP2003182814A JP 2003182814 A JP2003182814 A JP 2003182814A JP 2001389177 A JP2001389177 A JP 2001389177A JP 2001389177 A JP2001389177 A JP 2001389177A JP 2003182814 A JP2003182814 A JP 2003182814A
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trolley
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Daisuke Ito
大祐 井藤
Gentaro Monno
元太郎 門野
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Nippon Yusoki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラック本体が壁や柱などに近接している場合
でも、台車の出し入れがスムーズにでき、また、限られ
たスペースでも多くのラック本体の構築を可能とした台
車装置を提供すること。 【解決手段】 壁や柱12などに近接しているラック本
体9の荷棚棟2の側方に台車装置20を配設する。この
台車装置20は、床面13に敷設するレール装置21
と、このレール装置21上を走行可能とした親台車31
と、この親台車31に乗り降り自在とした子台車51と
で構成されている。親台車31には子台車51の乗り入
れをスムーズさせるガイドレール42が設けてある。親
台車31のレール体や底板の上面は床面13と面一とし
ている。乗り降りのスペースがある方向から子台車51
を親台車31に進入させて、この子台車51を載せた親
台車31を台車ステーション7aまで走行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動倉庫において
荷棚との間でクレーンにより荷の搬入、搬出を行なう台
車ステーションまで荷を搬送するための台車装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図9は立体自動倉庫の概略構成図を示し
ており、多数の棚1で構成されている荷棚棟2が走行路
3を介して構築されている。両荷棚棟2の間の走行路3
にはレール4が敷設されていて、このレール4上をスタ
ッカクレーン5が走行自在に設けられている。一方の荷
棚棟2の端部には手押し台車6が搬入される台車ステー
ション7が設けられており、この台車ステーション7に
台車6を作業者が押して進入し、該台車6に積載してい
る荷をスタッカクレーン5により任意の棚1に自動的に
収容するようになっている。また、所定の棚1から荷を
取り出す場合には、スタッカクレーン5を走行させて台
車ステーション7の台車6まで自動的に搬送するように
なっている。なお、走行路3の端部には略コ字型の安全
柵8が設けてある。ここで、スタッカクレーン5、この
スタッカクレーン5を走行させるレール4が敷設されて
いる走行路3の両側の荷棚棟2、2とでラック本体9を
構成している。
【0003】ところで、上記台車6は前輪を固定輪と
し、後輪を回転自在な所謂キャスター輪となっているの
で、図9の矢印に示すような進入路でもって台車6を台
車ステーション7まで進入させる必要があり、そのた
め、台車ステーション7と壁10との間には台車6を行
き来させるための十分に広いスペース11を必要とす
る。図9の上側のラック本体9の台車ステーション7に
おいては、該台車ステーション7と壁10との間には広
いスペース11があるので、台車6の台車ステーション
7への出し入れは何ら支障なく行なうことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9の
上側のラック本体9と並設して側方に(図9では下側)
ラック本体9を構築しようとした場合、用地の関係から
台車ステーション7aと壁10aとの間に十分なスペー
スを取ることができない場合が生じる。かかる場合に斜
線で示した台車6を台車ステーション7aに無理矢理入
れようとすると、台車6のハンドルが壁10aに当たっ
て台車6を所定の箇所に位置決めできない。また、荷棚
棟2の端部に棚1を形成せずに、その部分を台車6の出
し入れ用のスペースとして取っても、台車6の出し入れ
の際に安全柵8に当たってしまうという問題がある。さ
らに、上の位置の台車ステーション7から下側の台車ス
テーション7aに台車6を入れようとすると、走行路3
内に台車6を進入させる必要があり、危険性などの作業
上問題が生じる。
【0005】また、台車ステーション7の近傍に台車6
を支障なく出し入れするためのスペースをとろうとする
と、ラック本体9全体の位置を変更せざるを得ず、例え
ば、図9の下側のラック本体9をさらに下方に移動させ
ようとすると、ラック本体9の一方の荷棚棟2が壁10
aに当たってしまい、ラック本体9を構築することがで
きない。このように、ある限られた広さで台車6を無理
なく出し入れ出来るようにすると、ラック本体9を多く
構築することができず、図9の例では、上側のラック本
体9しか構築できず、下側のラック本体9は構築できな
いという問題があった。つまり、台車6の出し入れ用の
スペースとしてラック本体9の両側に共に広いスペース
を必要とするものであり、ラック本体9の荷棚棟2の一
方が壁や柱などに近接している場合には、ラック本体9
を構築できず、仮にラック本体9を構築すると、台車6
をスムーズに出し入れ出来ないという問題があった。
【0006】本発明は上述の問題点に鑑みて提供したも
のであって、ラック本体が壁や柱などに近接している場
合でも、台車の出し入れがスムーズにでき、また、限ら
れたスペースでも多くのラック本体の構築を可能とした
台車装置を提供することを目的としているものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の請求項
1記載の台車装置では、床面上に敷設されたレール上を
走行する親台車を設け、前記レールに対して略直交方向
に進退自在に進入する子台車を前記親台車に載置可能と
していることを特徴としている。
【0008】かかる構成とすることで、例えば、立体自
動倉庫の荷の搬入、搬出場所である台車ステーションの
床面にレールの一方を敷設し、レールの他方で親台車に
子台車を進入させるようにすることで、荷棚の一方が壁
や柱などに近接していても、子台車搬送用のスペースが
ある方向から子台車をレール上の親台車に進入させるこ
とができる。そのため、荷棚の一方が壁や柱などに近接
していても子台車の出し入れを容易にでき、また、限ら
れたスペースでも多くのラック本体を構築することがで
きる。また、子台車を載置した状態で親台車をレール上
を走行させて、親台車をレールの一方側の台車ステーシ
ョンまで走行させることができる。そのため、荷棚が壁
や柱などに近接していても荷を積載した子台車を親台車
を介して台車ステーションまでスムーズに搬送させるこ
とができる。また、レール上を走行させるので、荷を積
載した子台車を親台車でもって軽く走行させることがで
きる。
【0009】請求項2記載の台車装置では、前記レール
と平行して床面に溝を凹設し、前記親台車の底板を前記
溝内に配置し、前記子台車の進入側のレールの上面と該
子台車が載置される前記底板の上面とを前記床面に対し
て面一としていることを特徴としている。これにより、
子台車を親台車に乗り降りさせる際には、何らの支障も
なく子台車の親台車への乗り降りをスムーズに行なわせ
ることができ、また、子台車に積載している荷に対して
も振動などを与えることもなく、荷の落下も防止するこ
とができる。
【0010】請求項3記載の台車装置では、前記底板の
上面に前記子台車の進退時に該子台車をガイドするガイ
ドレールを設けていることを特徴としている。これによ
り、子台車の親台車への進退をスムーズに行なわせるこ
とができ、また、子台車をガイドレールにより親台車に
載せることで、子台車の親台車への位置決めも兼ねるこ
とができる。
【0011】請求項4記載の台車装置では、前記子台車
の下面にガイド用のローラを設け、このローラが進入す
るガイドレールの端部を拡開していることを特徴として
いる。これにより、子台車の親台車への乗り入れの際に
は、子台車と親台車との位置が多少ずれていても、子台
車のローラがガイドレールに進入し易くなり、子台車の
親台車への乗り入れをスムーズに行なわせることができ
る。
【0012】請求項5記載の台車装置では、前記ガイド
レールに進入した子台車の位置決めを行なうストッパを
設けていることを特徴としている。これにより、子台車
の親台車への進入方向における位置決めを行なうことが
でき、また、ガイドレールとストッパとで子台車を親台
車の所定の位置に停止させることができる。
【0013】請求項6記載の台車装置では、前記子台車
が前記親台車の所定の位置に進入した時に、前記親台車
に穿設した穴に挿入して子台車を親台車に位置決め固定
するピンを該子台車に設けていることを特徴としてい
る。これにより、子台車を載せた状態で親台車を走行さ
せる場合でも、子台車を親台車に回動自在に固定でき
て、親台車の走行中に子台車が移動して荷を落下させる
ということもない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。なお、本発明が適用される
立体自動倉庫の全体の構成は従来例と同様なので、同一
の機能を発揮する要素には同一の番号を付して詳細な説
明は省略し、本発明の要旨である台車装置について詳細
に説明する。
【0015】図1は立体自動倉庫の平面図を示し、この
例では2棟のラック本体9を構築し、上側のラック本体
9の側方(図1では上方)には広いスペース11が設け
られており、下側のラック本体9の側方(図1では下
方)には立体自動倉庫の柱12が立設されていて広いス
ペースは形成されていない。下側のラック本体9の一方
の荷棚棟2の端部側には台車装置20が配設されてい
る。この台車装置20は、床面13に敷設されるレール
装置21と、このレール装置21上を走行する親台車3
1と、この親台車31に出し入れ自在で且つ床面13上
を走行自在とした子台車51とで構成されている。
【0016】図2は台車装置20の平面図を示し、図3
は台車装置20の側面図を、図4は台車装置20の正面
図をそれぞれ示している。先ず、レール装置21を説明
していくと、図1、図2、図5及び図6に示すように、
荷棚棟2の端部の側方であって該荷棚棟2の長手方向と
同方向に略コ字型のレール体22及びレール支持体23
とが床面13内に埋設して敷設されている。一方のレー
ル体22の上面は平面となっており、且つ床面13と面
一とし、他方のレール支持体23の上面には凸形レール
24がボルト止めにより固定されている。
【0017】図5に示すように、親台車31を構成して
いる略口字型の台枠32の両側の底板33は、下方に一
段落として折曲形成されており、台枠32の四隅には側
片34、35が一体に折曲形成されている。一方側の側
片34の下面には略円板状の車輪36が回動自在に設け
られ、また、他方側の側片35の下面には周面を溝状と
した車輪37が回動自在に設けられている。図4に示す
ように親台車31の上記一方側の車輪36がレール体2
2の上面を転動するようになっており、他方側の車輪3
7の溝の周面が凸形レール24の上面を転動するように
なっている。
【0018】また、親台車31の台枠32の底板33の
上面を床面13と面一となるように、図6に示すように
床に溝14、14をレール体22及びレール支持体23
に対してそれぞれ平行に凹設し、底板33を床面13よ
り下方に配置するようにしている。また、この溝14の
他方の側面には断面を略コ字型とした補助部材25、2
6がその側面を溝14側に露出させて床に埋設してあ
る。また、この補助部材25、26の上面は床面13と
面一としている。親台車31の車輪36を一方のレール
体22に載せ、車輪37を他方の凸形レール24に載せ
た状態で、台枠32の底板33は水平状態で、且つ溝1
4内に位置した底板33の上面は床面13と面一とな
る。これにより、親台車31の上、つまり、台枠32の
上に子台車51を載せる際に、床面13から乗り上げる
ことなく、子台車51の親台車31への乗り降りをスム
ーズに行なわせることができる。
【0019】さらに、親台車31の台枠32の側片3
4、35間には略コ字型で手押し用のハンドル38が取
り付けられており、また、このハンドル38側に親台車
31をレール装置21側の所定の位置における固定用の
ピン39が上下動自在に設けてある。親台車31をレー
ル装置21で固定する箇所は、子台車51が乗り降りす
るレール装置21の一方の端部(図1のレール装置21
の右側)と、子台車51の荷のスタッカクレーン5での
搬入、搬出を行なう台車ステーション7aとしてのレー
ル装置21の他方の端部(図1のレール装置21の左
側)である。かかるレール装置21の位置において親台
車31を上記ピン39を挿入して該親台車31を固定す
る穴40、41が図3に示すように床に凹設されてい
る。なお、図3の15は荷棚棟2の柱である。
【0020】また、親台車31への子台車51の進入を
容易にするために、図2〜図4に示すように、ガイドレ
ール42が台枠32の底板33の上に配設されており、
このガイドレール42は、底板33の横方向の中心位置
に設けてある。このガイドレール42は、断面を略L字
型とした一対のアングル43、43で構成されており、
両アングル43、43は、底板33上に配置された支持
台44の上にボルト止めにて固定されている。また、図
2に示すように、両アングル43、43の間にて形成さ
れているスリット45内に後述する子台車51のローラ
が進退自在に進入するようになっており、さらに、アン
グル43、43の先端が拡開した進入口46を形成し
て、上記子台車51のローラがガイドレール42のスリ
ット45に進入し易くしている。
【0021】次に、子台車51の構成について説明す
る。図2〜図4に示すように、子台車51の両側の側板
52は背が低く形成されていて、側板52のそれぞれの
端部の上面には荷53を両側の側板52の上端面に載置
した際に、該荷53が落下しないようにパレットを位置
決めするための略く字型の落下防止片54がそれぞれ設
けてある。図外のパレット上に積載した荷53は、側板
52間の上に載置されるようになっている。そして、ス
タッカクレーン5のスライドフォーク(図示せず)がパ
レット下方に挿入され、パレットごと荷53を搬送する
ようになっている。また、子台車51の底板55の下面
には車輪56がそれぞれ設けられており、例えば、前部
の車輪56は固定輪で、後部の車輪56は回転自在なキ
ャスター輪としている。
【0022】また、子台車51の底板55の下面中央に
は長手方向に沿って断面略コ字型のバー57が固定され
ていて、このバー57の前後に取り付けた支持片60に
ローラ61、61aがそれぞれ回動自在に設けてある。
子台車51の前部のローラ61は小径であり、後部のロ
ーラ61aはローラ61より大径としてある。これは、
子台車51を親台車31より引き下ろす時、子台車51
のローラ61aの後輪56(自在輪)の反転動作と子台
車51を親台車31に押し込んだ時の位置決めを容易に
するためである。そして、前部の小径ローラ61を親台
車31のガイドレール42のスリット45内に進退自在
に進入させて、後部のローラ61aがガイドレール42
の進入口46の部分で位置決めされ、子台車51を親台
車31の上にスムーズに位置決めをしながら載せること
ができるようになっている。また、子台車51の側板5
2の外側面には子台車51を親台車31に固定するため
のピン62が上下動自在に設けられており、このピン6
2を挿入する穴47が図2に示すように、親台車31の
一方の側片34に穿設してある。さらに、子台車51の
後面には親台車31と同様に略コ字型の手押し用のハン
ドル63が装着されている。
【0023】ところで、図2〜図4に示すように、子台
車51を親台車31に載せていった場合に、子台車51
が親台車31に対して所定の位置に来た時に、子台車5
1の前部の支持片60の先端面に当たって位置決めを行
なうためにボルト状のストッパ48がガイドレール42
の端部に設けられている。
【0024】図1において、下側のラック本体9の荷棚
棟2には柱12等が近接しているために、上記の台車装
置20を設置しているが、上側のラック本体9の台車ス
テーション7の側方(図では上方)は十分広いスペース
11があるので、本発明の台車装置20を特に設ける必
要がない。そこで、レール装置21や親台車31を設け
ることなく子台車51を台車ステーション7に乗り入れ
できるようにしている。すなわち、先に説明した子台車
51自体を台車ステーション7に乗り入れできるように
したものであり、図1及び図7に示すように、台車ステ
ーション7の床面13に親台車31と同様のガイドレー
ル42を設置している。図7に示すガイドレール42は
台車装置20の親台車31のガイドレール42と同一な
ので、詳細な説明は省略する。図8は子台車51をガイ
ドレール42を介して台車ステーション7に入れた状態
を示している。
【0025】次に、子台車51及び親台車31の動作に
ついて説明する。先ず、親台車31を使用せずに図1の
上側のラック本体9における台車ステーション7への子
台車51の乗り入れについて説明する。この台車ステー
ション7の側方は上述したように広いスペース11があ
るので、子台車51を図1の矢印に示すように、台車ス
テーション7に向かってそのまま進入させていく。この
場合、図7及び図8に示すように、子台車51のローラ
61がガイドレール42の進入口46を介してスリット
45に進入していき、これにより、子台車51がガイド
レール42によりガイドされながら台車ステーション7
に進入していく。
【0026】そして、子台車51の前部のローラ61側
の支持片60の前面がガイドレール42のストッパ48
に当たると共に、後部のローラ61aがガイドレール4
2の進入口46に位置決めされることで、子台車51が
台車ステーション7にて位置決めされる。このガイドレ
ール42とストッパ48により子台車51を台車ステー
ション7での位置決めを容易に行なうことができる。次
に、子台車51のピン62を台車ステーション7の床面
13に凹設した穴64(図7参照)に挿入することで、
子台車51が台車ステーション7に位置決め固定され
る。子台車51が固定されると、スタッカクレーン5が
走行して、図外のスライドフォークが子台車51に載っ
ているパレット下方に挿入する。そして、スライドフォ
ークが上昇すると共に、スタッカクレーン5側に引っ込
み、所定の棚1に荷53を収容するようになっている。
なお、棚1から荷53を取り出して、子台車51に載せ
る場合は上記とは逆の動作を行なう。
【0027】次に、台車装置20の作用について説明す
る。親台車31は予めレール装置21の外側の端部に位
置しており、親台車31のピン39は穴40に挿入され
ていて親台車31は位置決め固定されている。子台車5
1を親台車31に向かって進入させていくと、先ず子台
車51の前部のローラ61が親台車31のガイドレール
42の進入口46を介してスリット45内に進入してい
く。そして、さらに子台車51を進入させていくと、子
台車51の前部の車輪56は台枠32の底板33を通過
していき、子台車51の前部の支持片60の先端面がガ
イドレール42の端部のストッパ48に当接して停車す
る。この時、図4に示すように子台車51の前後の車輪
56は親台車31の台枠32の前後の底板33の上に載
っている状態となっている。次に、子台車51のピン6
2を親台車31の穴47に挿入して、子台車51を親台
車31に位置決め固定する。
【0028】次に、ピン39を穴40から上げて親台車
31を走行可能として、子台車51を固定した状態で親
台車31を荷棚棟2近くの台車ステーション7aまで作
業者が押していく。親台車31の一方の車輪36はレー
ル装置21のレール体22の上面を、また他方の車輪3
7は凸形レール24上を転動しながら走行する。ここ
で、凹溝状の車輪37が凸形レール24上を転動するの
で、親台車31は凸形レール24によりガイドされなが
ら走行し、同時に親台車31の台枠32の両側の底板3
3は床に凹設されている溝14に沿って走行する。親台
車31をレール装置21の台車ステーション7aの所定
の位置まで押していき、親台車31のピン39を床面1
3に凹設した穴41に挿入して親台車31を台車ステー
ション7aに位置決め固定する。
【0029】親台車31を台車ステーション7aにて位
置決め固定した後は、スタッカクレーン5を台車ステー
ション7aまで走行させ、スタッカクレーン5のスライ
ドフォークを子台車51の搭載しているパレット下方に
挿入する。そして、スタッカクレーン5のスライドフォ
ークを上昇させて上記と同様に荷53を所定の棚1まで
搬送して収容する。また、任意の棚1からの荷53の取
り出す場合は、スタッカクレーン5により上記とは逆の
動作を行なって台車ステーション7aに固定されている
子台車51の上に荷53を載置する。
【0030】荷53を子台車51に載置後は、親台車3
1のピン39を穴41から抜き取り、親台車31をレー
ル装置21の台車ステーション7aから端部まで走行さ
せ、親台車31のピン39を床面13の穴40の挿入し
て親台車31をレール装置21の端部側で固定する。次
いで、子台車51のピン62を親台車31の穴47から
抜き取って子台車51を親台車31に対して走行可能状
態とする。そして、子台車51をそのまま親台車31か
ら退出させて、所定の場所まで子台車51にて荷53を
搬送させる。
【0031】このように、子台車51の親台車31への
乗り降りの場合には、レール体22の上面及び台枠32
の底板33の上面を床面13と面一としているので、子
台車51の乗り降りの際に、スムーズに行なえ、また振
動を発生させないので、子台車51からの荷53の落下
も防止できる。また、子台車51をガイドレール42を
介して親台車31に乗り入れた場合には、親台車31の
横方向の略中心位置に子台車51を載置でき、また、ス
トッパ48による停止により、子台車51を親台車31
の略中心部に位置決めして載せることができる。さら
に、子台車51の親台車31への乗り降りは手動で行な
っているので、別途の動力源は不要であり、コストの上
昇を抑えることができる。
【0032】さらに、子台車51のピン62を親台車3
1の穴47に挿入して子台車51を親台車31に位置決
め固定しているので、親台車31をレール装置21上を
走行させても、振動もほとんどなく、荷53の落下も防
止でき、また、車輪36、37によるレール装置21上
を走行させているので、荷53を積載した子台車51を
載せた親台車31を軽く走行させることができる。
【0033】さらに、子台車51を載せた親台車31を
レール装置21の台車ステーション7aまで走行させる
ことで、スタッカクレーン5のスライドフォークにて子
台車51上の荷53の搬入、搬出を直に行なうことがで
きる。
【0034】このようにして、ラック本体9に壁10や
柱12などが近接していても、親台車31への子台車5
1の乗り降りが容易にでき、しかも、限られたスペース
でも多くのラック本体9を構築することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の台車装置によれ
ば、例えば、立体自動倉庫の荷の搬入、搬出場所である
台車ステーションの床面にレールの一方を敷設し、レー
ルの他方で親台車に子台車を進入させるようにすること
で、荷棚の一方が壁や柱などに近接していても、子台車
搬送用のスペースがある方向から子台車をレール上の親
台車に進入させることができる。そのため、荷棚の一方
が壁や柱などに近接していても子台車の出し入れを容易
にでき、また、限られたスペースでも多くのラック本体
を構築することができる。また、子台車を載置した状態
で親台車をレール上を走行させて、親台車をレールの一
方側の台車ステーションまで走行させることができる。
そのため、荷棚が壁や柱などに近接していても荷を積載
した子台車を親台車を介して台車ステーションまでスム
ーズに搬送させることができる。また、レール上を走行
させるので、荷を積載した子台車を親台車でもって軽く
走行させることができる。
【0036】請求項2記載の台車装置によれば、前記レ
ールと平行して床面に溝を凹設し、前記親台車の底板を
前記溝内に配置し、前記子台車の進入側のレールの上面
と該子台車が載置される前記底板の上面とを前記床面に
対して面一としているので、子台車を親台車に乗り降り
させる際には、何らの支障もなく子台車の親台車への乗
り降りをスムーズに行なわせることができ、また、子台
車に積載している荷に対しても振動などを与えることも
なく、荷の落下も防止することができる。
【0037】請求項3記載の台車装置によれば、前記底
板の上面に前記子台車の進退時に該子台車をガイドする
ガイドレールを設けているので、子台車の親台車への進
退をスムーズに行なわせることができ、また、子台車を
ガイドレールにより親台車に載せることで、子台車の親
台車への位置決めも兼ねることができる。
【0038】請求項4記載の台車装置によれば、前記子
台車の下面にガイド用のローラを設け、このローラが進
入するガイドレールの端部を拡開しているので、子台車
の親台車への乗り入れの際には、子台車と親台車との位
置が多少ずれていても、子台車のローラがガイドレール
に進入し易くなり、子台車の親台車への乗り入れをスム
ーズに行なわせることができる。
【0039】請求項5記載の台車装置によれば、前記ガ
イドレールに進入した子台車の位置決めを行なうストッ
パを設けているので、子台車の親台車への進入方向にお
ける位置決めを行なうことができ、また、ガイドレール
とストッパとで子台車を親台車の所定の位置に停止させ
ることができる。
【0040】請求項6記載の台車装置によれば、前記子
台車が前記親台車の所定の位置に進入した時に、前記親
台車に穿設した穴に挿入して子台車を親台車に位置決め
固定するピンを該子台車に設けているので、子台車を載
せた状態で親台車を走行させる場合でも、子台車を親台
車に回動自在に固定できて、親台車の走行中に子台車が
移動して荷を落下させるということもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における立体自動倉庫の平
面図である。
【図2】本発明の実施の形態における台車装置の平面図
である。
【図3】本発明の実施の形態における台車装置の正面図
である。
【図4】本発明の実施の形態における台車装置の側面図
である。
【図5】本発明の実施の形態における親台車の要部分解
斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるレール装置の断面
図である。
【図7】本発明の実施の形態における台車ステーション
及び子台車の平面図である。
【図8】本発明の実施の形態における子台車の側面図で
ある。
【図9】従来例の立体自動倉庫の概略構成図である。
【符号の説明】
13 床面 14 溝 20 台車装置 21 レール装置 22 レール体 24 凸形レール 31 親台車 32 台枠 33 底板 42 ガイドレール 46 進入口 47 穴 48 ストッパ 51 子台車 53 荷 61、61a ローラ 62 ピン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面上に敷設されたレール上を走行する親
    台車を設け、前記レールに対して略直交方向に進退自在
    に進入する子台車を前記親台車に載置可能としているこ
    とを特徴とする台車装置。
  2. 【請求項2】前記レールと平行して床面に溝を凹設し、
    前記親台車の底板を前記溝内に配置し、前記子台車の進
    入側のレールの上面と該子台車が載置される前記底板の
    上面とを前記床面に対して面一としていることを特徴と
    する請求項1に記載の台車装置。
  3. 【請求項3】前記底板の上面に前記子台車の進退時に該
    子台車をガイドするガイドレールを設けていることを特
    徴とする請求項2に記載の台車装置。
  4. 【請求項4】前記子台車の下面にガイド用のローラを設
    け、このローラが進入するガイドレールの端部を拡開し
    ていることを特徴とする請求項3に記載の台車装置。
  5. 【請求項5】前記ガイドレールに進入した子台車の位置
    決めを行なうストッパを設けていることを特徴とする請
    求項3または請求項4に記載の台車装置。
  6. 【請求項6】前記子台車が前記親台車の所定の位置に進
    入した時に、前記親台車に穿設した穴に挿入して子台車
    を親台車に位置決め固定するピンを該子台車に設けてい
    ることを特徴とする請求項1〜請求項5にいずれか記載
    の台車装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006001661A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Sumio Seki 重量物移動装置と重量物移動台車および立体駐車場
JP2010235246A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Daifuku Co Ltd 昇降搬送設備
JP2011207613A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Daihatsu Motor Co Ltd 部品供給設備
JP2015087315A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 三菱重工業株式会社 容器搬送システム及び搬送台車の位置決め方法
JP2015189569A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 村田機械株式会社 自動倉庫システム

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