JP6340110B1 - 光ファイバケーブルの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
また、外被を押出成形する際の熱によって、粗巻き紐の破断強度が低下しすぎた場合には、外被が成形される前に粗巻き紐が切れてしまい、光ファイバユニットの形状を保持できなくなる。逆に、粗巻き紐の破断強度が充分に低下していない場合には、中間後分岐作業などの際に粗巻き紐を刃物などで切断する必要が生じ、光ファイバを傷つける要因となるおそれもある。
さらに、中間後分岐作業などの際には、交差部で互いに融着されている結束材同士を剥離させることで、容易にコアの結束を解くことができる。これにより、光ファイバを容易に取り出すことができる。
なお、本実施形態では、光ファイバケーブル100の長手方向を単に長手方向といい、長手方向に直交する断面を横断面という。
押さえ巻き6としては、不織布やポリエステルテープなどを用いることができる。また、押さえ巻き6として、不織布やポリエステルテープなどに吸水性を付与したものを用いてもよい。
また、複数の光ファイバ3が、結束材4a、4bによって束ねられておらず、そのまま押さえ巻き6によって包まれていてもよい。
一対の線条体8は、コア2を挟んで配設されている。なお、外被101に埋設される線条体8の数は、1または3以上であってもよい。
抗張力体7の材質としては、例えば金属線(鋼線など)、抗張力繊維(アラミド繊維など)、およびFRPなどを用いることができる。一対の抗張力体7は、コア2を挟んで配設されている。なお、外被101に埋設される抗張力体7の数は、1または3以上であってもよい。
図2に示すように、製造装置10Aは、複数の第1結束部11と、ラッピング部12と、第2結束部13と、押出成形部14と、を備えており、各部が上流側から下流側に向けてこの順に配置されている。また、製造装置10Aは、線条体8および抗張力体7を、コア2に縦添えして外被101内に埋設するための不図示の繰り出し装置を備えている。これらの繰り出し装置は、例えば第2結束部13と押出成形部14との間に配置される。
各光ファイバボビン11aは、結束装置20Aに向けて光ファイバ3を送り出す。結束材ボビン11b、11cはそれぞれ、結束装置20Aに向けて結束材4a、4bを送り出す。結束装置20Aは、複数の光ファイバ3を束ね、その周囲に結束材4a、4bをSZ状に巻き付ける。加熱装置30Aは、光ファイバ3の束に巻き付けられた結束材4a、4bを加熱して互いに融着させる。これにより、光ファイバユニット5が形成される。
押さえ巻きボビン12aは、押さえ巻き6をフォーミング装置12bに向けて送り出す。フォーミング装置12bは、複数の光ファイバユニット5を束ねて、その周囲に押さえ巻き6を巻き付ける。これにより、コア2が形成される。
結束材ボビン13a、13bは、結束材9aまたは結束材9bを結束装置20Bに向けて送り出す。結束装置20Bは、コア2の周囲に、結束材9a、9bをSZ状に巻き付ける。加熱装置30Bは、結束材9a、9bを加熱して、交差部C(図4(a)参照)でこれらを互いに融着させる。
図3(a)は、結束装置20Bを長手方向に直交する方向から見た側面図であり、図3(b)は図3(a)におけるA方向矢視図である。
第2内側筒24は、第2外側筒25に対して中心軸線O周りに回動可能な状態で、第2外側筒25内に嵌合されている。第2内側筒24の外周面には、その長手方向の全長にわたって延びる溝部24aが形成されている。溝部24a内には、結束材9aが挿通される。
なお、第1結束部11の加熱装置30Aについては、第2結束部13の加熱装置30Bと同様の構成であるため、説明を省略する。
次に、ラッピング部12において、複数の光ファイバユニット5を押さえ巻き6で包み、コア2を形成する(ラッピング工程)。
次に、第2結束部13において、結束装置20Bでコア2の周囲に結束材9a、9bをSZ状に巻き付ける。そして、これら結束材9a、9bを加熱装置30Bで加熱することで、交差部Cで結束材9a、9b同士を互いに融着させる(結束工程)。
次に、押出成形部14において、結束材9a、9bが巻き付けられたコア2の周囲に、外被101を押出成形する(被覆工程)。これにより、光ファイバケーブル100が得られる。
まず、外被101の突起101aに刃などの工具を当てて外被101に切り込みを入れ、線条体8を引っ張り出すことで、外被101を切開する。このようにして、図4(a)に示すように、外被101を部分的に切除し、コア2および結束材9a、9bを露出させる。
次に、図4(b)に示すように、交差部Cにおいて互いに融着されている結束材9a、9bを剥離させ、押さえ巻き6を除去する。これにより、光ファイバユニット5を取り出すことができる。光ファイバユニット5が結束材4a、4bで結束されている場合には、この結束材4a、4bを除去することで、光ファイバ3を取り出すことができる。
本実施例では、図3に示す結束装置20Bの、ガイド筒21の好ましい態様について確認した。コア2として、144心の間欠固定テープ心線の周囲に、吸水性を有する不織布を押さえ巻き6として縦添えして巻き付けたものを採用した。
ガイド筒21の内径を変更することで、横断面におけるガイド筒21の内部空間の断面積を変えて複数の光ファイバケーブル100を製造した結果を、下記表1に示す。
R=Sc/Sp …(1)
つまり、断面積比Rとは、横断面視における、ガイド筒21の内部空間の断面積Spに対するコア2の断面積Scの比である。断面積比Rが小さいほど、ガイド筒21とコア2との間の隙間が大きくなり、断面積比Rが大きいほど、ガイド筒21とコア2との間の隙間が小さくなる。
本実施例では、コア2に対して結束材9a、9bをSZ状に巻き付ける際の結束ピッチPについての、好ましい範囲を確認した。なお、結束ピッチPとは、図4(a)に示すように、結束材9a、9bをSZ状に巻き付ける際の、長手方向における繰り返しの間隔をいう。この結束ピッチPを80mm〜230mmの範囲で変化させて複数の光ファイバケーブル100を製造した結果を、下記表2に示す。
なお、表2に示すラップ状態は、表1に示すラップ状態と同様の基準によって判定している。
例えば図5に示す光ファイバケーブルの製造装置10Bは、複数のユニットボビン15と、ラッピング部12と、第2結束部13と、を有している。この製造装置10Bでは、予め形成された光ファイバユニット5を各ユニットボビン15からラッピング部12に向けて送り出す。そして、ラッピング部12および第2結束部13を通過したコア2を、巻き取り部16によって巻き取る。そして、次工程にてこのコア2の周囲に外被101を形成する。このように工程を分けることで、製造装置10Bの設置スペースを小さくしてもよい。
Claims (2)
- 複数本の光ファイバを有する光ファイバユニットを押さえ巻きで包み、コアを形成するラッピング工程と、
前記コアに複数本の結束材をSZ状に巻き付け、交差部で前記結束材同士を互いに融着させる結束工程と、
前記複数本の結束材が巻き付けられたコアの周囲に外被を押出成形する被覆工程と、
を有し、
前記結束工程で用いられる結束装置は、内部を前記コアが通過するガイド筒を有し、
横断面視において、
前記コアに含まれる前記光ファイバおよび前記押さえ巻きの断面積の和をScとし、
前記ガイド筒の内部空間の断面積をSpとするとき、
Sc/Spの値が0.4以上0.6以下である、光ファイバケーブルの製造方法。 - 前記結束材は、少なくとも高融点材および前記高融点材よりも融点の低い低融点材により形成され、
前記低融点材の融点が、
前記被覆工程における前記外被の温度よりも高く、
前記結束工程において前記結束材を加熱する温度よりも低い、
請求項1に記載の光ファイバケーブルの製造方法。
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US20030091307A1 (en) * | 2001-11-12 | 2003-05-15 | Hurley William C. | High density fiber optic cable |
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