JP6337251B2 - 車両用インストルメントパネル及びその製造方法 - Google Patents
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Description
なお、以下の記載においては、車両の進行方向(前進方向)を前方とし、後退方向を後方として説明する。また、車幅方向(左右方向)については、車両を後方から見た場合を基準として方向を規定する。
図4及び図5に示すように、段差部15において車幅方向の略中央部の下方には、スピーカ取付け部16が設けられている。スピーカ取付け部16は、上方へ向けて音を発するスピーカ17が取付けられる第1仕様(図5)と、取付けられない第2仕様(図4(a),(b))とが選択的に採られる箇所である。ここで、スピーカ取付け部16及びスピーカ17にとって、本体部12から遠ざかる方向を「内方」といい、同本体部12に近づく方向を「外方」というものとする。スピーカ取付け部16の段差部15との位置関係でいうところの「下方」は、上記内方のうちの1つの方向である。また、スピーカ17が音を発する方向である「上方」は、上記外方のうちの1つの方向である。
段差部15において、隣り合うスリット23によって挟まれる部分は、それぞれ対向部21を段差部15に連結する連結部22を構成している。本実施形態では、連結部22は、対向部21の左右両側の2箇所と後側の2箇所とに設けられている(図2参照)。
遮断壁は、それぞれ円環状をなし、かつ同心円上に形成された2つのガーニッシュ側遮断壁31,32(図3参照)と、同じく円環状をなす1つの本体部側遮断壁33(図2参照)とによって構成されている。
さらに、貫通孔18が下方からスピーカ17によって覆われるように、そのスピーカ17がスピーカ取付け部16に取付けられる。その後に、ガーニッシュ25が段差部15に取付けられることで、第1仕様の車両用インストルメントパネル11が得られる。
この点、ガーニッシュ側遮断壁31,32及び本体部側遮断壁33が設けられた本実施形態では、各スリット23から音伝達空間A1に入り込んだ騒音N1は、音伝達経路R1を通る過程で蛇行部R1aを経由する。蛇行部R1aでは、騒音N1は、ガーニッシュ側遮断壁31の外周面31b、本体部側遮断壁33の外周面33b、及びガーニッシュ側遮断壁32の外周面32bに当たることで、伝わる方向を、対向部21及びガーニッシュ25の面に沿う方向から、交差する方向(上下方向)に変えられる。表現を変えると、各スリット23から透孔群26への直線的な音伝達経路R1がガーニッシュ側遮断壁31,32及び本体部側遮断壁33によって遮断される。このようにして、伝わる方向が変えられる毎に騒音N1が減衰される。
(1)対向部21が複数のスリット23によって囲まれた本体部12を金型による樹脂成形によって形成している(図2)。
そのため、車両用インストルメントパネル11が第2仕様に適用されたとき、エンジンルームからの騒音N1が、各スリット23を通じて音伝達空間A1に入り込んでも減衰させることができ、透孔群26から車室に騒音N1が漏れるのを抑制することができる。
そのため、ガーニッシュ側遮断壁31,32が1つ設けられた場合に比べ、騒音N1の伝わる方向の変更回数を多くして、騒音N1をより大きく減衰させることができる。
本体部側遮断壁33には、もともと対向部21の剛性を高める機能があるが、本体部側遮断壁33を上記形状に形成することで、対向部21の剛性を効果的に高めることができる。連結部22を切断するために、対向部21に力を加えたときにその対向部21が撓んだり変形したりするのをより好適に抑制することができる。その結果、各連結部22を良好に切断することができる。
そのため、車両用インストルメントパネル11では本体部12とは別にガーニッシュ25を用いているが、両者の間に段差を生じにくくし、境界部分の見栄えをよいものにすることができる。
そのため、車両の振動が、第2仕様に適用された車両用インストルメントパネル11に伝わっても、本体部側遮断壁33がガーニッシュ25の下面やガーニッシュ側遮断壁31,32と接触して異音を発生するのを抑制することができる。
・遮断壁が上記実施形態とは異なる構造を有するものに変更されてもよい。
・連結部22の数が複数であることを条件に増減されてもよい。また、連結部22は、上記実施形態とは異なる形状、大きさ、位置に形成されてもよい。
・ガーニッシュ側遮断壁31,32及び本体部側遮断壁33の断面形状が上記実施形態とは異なる断面形状に変更されてもよい。
・ガーニッシュ側遮断壁31,32が3つ以上設けられてもよい。また、本体部側遮断壁33が2つ以上設けられてもよい。このようにガーニッシュ側遮断壁31,32及び本体部側遮断壁33の数が増加されると、騒音N1の伝わる方向の変更回数が増え、騒音N1を減衰させる効果が大きくなる。
・スピーカ取付け部16及びスリット23は、天板部13において前後方向の前部とは異なる箇所、例えば中央部や後部に設けられてもよい。
・ガーニッシュ25は、全てのスリット23を囲む領域を本体部12の外面側(上記実施形態の場合、上側)から覆う形状及び大きさを有するものであればよい。従って、ガーニッシュ25は、平面視で上記領域と略同じ形状及び大きさに形成されてもよい。
Claims (6)
- スピーカが取付けられる第1仕様と取付けられない第2仕様とに適用可能であり、
内面側にスピーカ取付け部が設けられ、かつスピーカとの対向部を囲む複数のスリットが設けられた本体部と、スピーカ発生音を透過させるための透孔群が設けられ、かつ全ての前記スリットを囲む領域を前記本体部の外面側から覆うガーニッシュとを備え、
第1仕様に適用する際は、各スリット間の連結部を切断することで前記本体部にスピーカ発生音を通すための貫通孔が形成され、第2仕様に適用する際は、前記連結部を切断せずに前記対向部が前記本体部に残される車両用インストルメントパネルであって、
前記スリット及び前記透孔群の間の音伝達空間において、前記スリットから前記透孔群への直線的な音伝達経路を遮断する遮断壁が設けられている車両用インストルメントパネル。 - 前記ガーニッシュに面直な方向から見たとき前記スリットが前記透孔群の外周に対してその外側にオフセットしており、
前記遮断壁が、前記ガーニッシュから前記本体部に向けて突出する環状のガーニッシュ側遮断壁と、前記ガーニッシュ側遮断壁に対してその内周側又は外周側にオフセットして前記本体部から前記ガーニッシュに向けて突出する環状の本体部側遮断壁とで構成されている請求項1に記載の車両用インストルメントパネル。 - 前記本体部側遮断壁は、前記ガーニッシュ側遮断壁の前記対向部側の端部よりも前記ガーニッシュに近い箇所まで突出している請求項2に記載の車両用インストルメントパネル。
- 前記ガーニッシュ側遮断壁及び前記本体部側遮断壁の少なくとも一方は複数設けられている請求項2又は3に記載の車両用インストルメントパネル。
- 前記本体部側遮断壁は、前記対向部に近づくに従い厚みが増すように形成されている請求項2〜4のいずれか1項に記載の車両用インストルメントパネル。
- スピーカが取付けられる第1仕様と取付けられない第2仕様の車両用インストルメントパネルを製造する方法であって、
前記車両用インストルメントパネルは、内面側にスピーカ取付け部が設けられ、かつスピーカとの対向部を囲む複数のスリットが設けられた本体部と、スピーカ発生音を透過させるための透孔群が設けられ、かつ全ての前記スリットを囲む領域を前記本体部の外面側から覆うガーニッシュとを備え、
前記スリット及び前記透孔群の間の音伝達空間において、前記スリットから前記透孔群への直線的な音伝達経路を遮断する遮断壁を備えており、
前記車両用インストルメントパネルを第1仕様に適用する際には、各スリット間の連結部を切断することで前記本体部にスピーカ発生音を通すための貫通孔を形成し、第2仕様に適用する際には、前記連結部を切断せずに前記対向部を前記本体部に残す車両用インストルメントパネルの製造方法。
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