JP6330752B2 - 道路用構造物及びそれを備えた道路構造 - Google Patents

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Description

本発明は、道路に設けられる構造物、及び、それを備えた道路構造に関する。
特許文献1は、道路に沿って設置される防風壁を開示している。この防風壁は、道路に沿って並べられた複数の羽板を備える。各羽板は、車両の進行方向側の側辺が内側に傾斜し、車両の進行方向と反対側の側辺が外側に傾斜するように設けられている。この構成によれば、車両が斜め前方乃至側方から受ける風が抑制されるのに対し、車両が斜め後方乃至後方から受ける風は素通しするので、車両の省燃費に寄与するとしている。
特開2010−163850号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、車両の走行によって発生した風を利用して、他の車両の燃費を改善するものではない。
本発明の目的は、車両の走行によって発生した風を利用して、他の車両の燃費を改善する技術を提供することにある。
本願発明の第1の観点によれば、第1の車線と、その対向車線である第2の車線の間に設置される道路用構造物であって、前記第1の車線の走行方向と同じ方向を向く第1の壁面と、前記第2の車線の走行方向と同じ方向を向く第2の壁面と、を有し、前記第1の壁面は、前記第2の車線側から流れてくる風を前記第1の車線の走行方向の成分を持つ風に変えるために、前記第2の車線の走行方向と同じ方向に凹む部分を有し、前記第2の壁面は、前記第1の車線側から流れてくる風を前記第2の車線の走行方向の成分を持つ風に変えるために、前記第1の車線の走行方向と同じ方向に凹む部分を有する、ことを特徴とする道路用構造物が提供される。以上の構成によれば、車両の走行によって発生した風を利用して、対向車の燃費を改善することができる。
前記第1の壁面は、前記第2の車線から前記第1の車線に向かって順に、平面と湾曲面によって構成されており、前記第2の壁面は、前記第1の車線から前記第2の車線に向かって順に、平面と湾曲面によって構成されている。以上の構成によれば、前記第1の壁面が複数の平面の組み合わせによって構成されている場合と比較して、前記第2の車線側から流れてくる風を前記第1の車線の走行方向の成分を持つ風に効率良く変えることができる。同様に、前記第2の壁面が複数の平面の組み合わせによって構成されている場合と比較して、前記第1の車線側から流れてくる風を前記第2の車線の走行方向の成分を持つ風に効率良く変えることができる。
前記道路用構造物は、前記第1の車線から前記第2の車線に向かって順に、平面視で前記第2の車線の走行方向に凸となるように湾曲する第1湾曲板と、平面視で前記第1の車線から前記第2の車線に向かうにつれて前記第1の車線の走行方向に傾斜する平板と、平面視で前記第1の車線の走行方向に凸となるように湾曲する第2湾曲板と、を有して、平面視で略S字状に構成されており、前記第1湾曲板と前記平板が、前記第1の壁面の前記凹む部分を構成しており、前記平板と前記第2湾曲板が、前記第2の壁面の前記凹む部分を構成している。以上の構成によれば、前記第2の壁面に当たった自然の風を利用して、前記第1の車線を走行する車両の燃費を改善することができる。同様に、前記第1の壁面に当たった自然の風を利用して、前記第2の車線を走行する車両の燃費を改善することができる。
前記第1湾曲板と前記平板、前記第2湾曲板は、一体的に形成されている。
前記第1湾曲板と前記平板、前記第2湾曲板は、別体的に形成されており、前記第1湾曲板と前記平板は離れて配置されており、前記平板と前記第2湾曲板は離れて配置されており、前記第1の車線の走行方向において、前記第1湾曲板と前記平板はこの順で部分的に重なっており、前記第1の車線の走行方向において、前記平板と前記第2湾曲板はこの順で部分的に重なっている。即ち、前記第2の車線から前記第1の車線に向かうにつれて前記第1の車線の走行方向に向かうように、前記第1の車線に対して斜めの風が発生した場合、その風は、前記平板と前記第1湾曲板の間を通り抜け、前記第1湾曲板によって案内されて、前記第1の車線の走行方向と同じ方向の運動量が付与されることになる。従って、以上の構成によれば、上記斜めの風が前記第1の車線の車両の省燃費に寄与することが前記道路用構造物によって阻害され難い。前記第1の車線から前記第2の車線に向かうにつれて前記第2の車線の走行方向に向かうように、前記第2の車線に対して斜めの風が発生した場合も同様である。
前記第1の車線と、前記第2の車線と、前記第1の車線と前記第2の車線との間で前記第1の車線又は前記第2の車線に沿って複数所定間隔をおいて並べて設置された上記の前記道路用構造物と、を備えた、ことを特徴とする道路構造が提供される。
前記第1の車線と前記第2の車線の間に中央分離帯を備え、前記複数の道路用構造物は、前記中央分離帯に設置されている。
隣り合う2つの前記道路用構造物の間に配置された垂直軸型の風力発電機を更に備える。以上の構成によれば、効率よく発電することができる。
前記第1の車線を挟んで前記第2の車線と反対側に設置された側壁を更に備え、前記側壁は、前記第1の車線に沿って並べて配置された複数の傾斜面を有し、各傾斜面は、平面視で前記第1の車線の走行方向に向かうにつれて前記第1の車線側に近付くように傾斜している。即ち、先行車の走行によって発生し、前記側壁に当たった風は、前記複数の傾斜面に案内されることで、走行方向の運動量を保持したまま前記第1の車線側に戻される。従って、以上の構成によれば、先行車の走行によって発生し、前記側壁に当たった風を利用して、後続車の燃費を改善することができる。
前記第1の車線の走行方向において隣り合う2つの前記傾斜面の間には、窪みが形成されている。以上の構成によれば、先行車の走行によって発生し、前記側壁に当たった風は、旋回流となって前記窪みの中に一時的に保持された後、前記第1の車線側に戻される。従って、以上の構成によれば、先行車と後続車との車間が空いた場合でも、後続車の省燃費に寄与することができる。
本発明によれば、車両の走行によって発生した風を利用して、他の車両の燃費を改善することができる。
道路構造の斜視図である。 道路構造の平面図である。 ブレードの斜視図である。 ブレードの平面図である。 ブレードの作動説明図である。 ブレードの作動説明図である。 試験条件の説明図である。 ブレードを設置した場合の試験結果のグラフである。 ブレードを設置しない場合の試験結果のグラフである。 第2実施形態におけるブレードの平面図である。 ブレードの作動説明図である。 変形例におけるブレードの作動説明図である。 第3実施形態におけるブレードの平面図である。 上り側側壁の作動説明図である。
(第1実施形態)
以下、図1〜図9を参照して、第1実施形態の道路構造1について説明する。
図1及び図2に示すように、道路構造1は、上り車線2(第1の車線)と、下り車線3(第2の車線)と、中央分離帯4と、上り側側壁5(側壁)と、下り側側壁6(側壁)と、複数のブレード7(道路用構造物)と、防護壁40と、風力発電機15と、によって構成されている。
上り車線2には、トラック8(車両、自車)が走行している。上り車線2の走行方向を上り走行方向2Aとする。
下り車線3は、上り車線2の対向車線である。下り車線3には、トラック9(車両、対向車)が走行している。下り車線3の走行方向を下り走行方向3Aとする。
上り車線2と下り車線3によって車線39が構成されている。
中央分離帯4は、上り車線2と下り車線3の間に設けられている。
防護壁40は、中央分離帯4に設置されている。防護壁40は、上り車線2を走行するトラック8が何らかの理由により中央分離帯4を越えて下り車線3に至るのを防止すると共に、下り車線3を走行するトラック9が何らかの理由により中央分離帯4を越えて上り車線2に至るのを防止するものである。
上り側側壁5は、上り車線2を挟んで中央分離帯4と反対側に設けられている。即ち、上り側側壁5は、上り車線2を挟んで下り車線3と反対側に設けられている。
下り側側壁6は、下り車線3を挟んで中央分離帯4と反対側に設けられている。即ち、下り側側壁6は、下り車線3を挟んで上り車線2と反対側に設けられている。
即ち、上り側側壁5及び下り側側壁6は、車線39を挟むように設置されている。
複数のブレード7は、上り車線2と下り車線3の間に設置されている。即ち、複数のブレード7は、中央分離帯4に設置されている。複数のブレード7は、上り車線2又は下り車線3に沿って所定の間隔で並べらている。図1に示すように、各ブレード7は、ブレード支持棒10を介して中央分離帯4に回転不能に固定されている。なお、ブレード支持棒10は、各ブレード7と防護壁40との物理的な干渉を回避するために、各ブレード7を防護壁40の上方に設置するためのものである。従って、防護壁40が設けられない場合は、ブレード支持棒10を省略することができる。
次に、図3及び図4を参照して、ブレード7を詳細に説明する。図3に示すように、ブレード7は、概ね板状であって、板厚方向が水平方向となるように立てて設置される。図3及び図4に示すように、ブレード7は、上面41、下面42、上り側側面43、下り側側面44、正面12(第2の面)と、背面11(第1の面)と、を有する。
上面41は、上方を向く水平な面である。
下面42は、下方を向く水平な面である。
上り側側面43は、上り車線2を向く側面である。上り側側面43は、上り走行方向2Aに対して平行である。上り側側面43は、上り走行方向2Aに対して平行でなくてもよい。
下り側側面44は、下り車線3を向く側面である。下り側側面44は、下り走行方向3Aに対して平行である。下り側側面44は、下り走行方向3Aに対して平行でなくてもよい。
正面12は、下り走行方向3Aと同じ方向を向く面である。
背面11は、上り走行方向2Aと同じ方向を向く面である。
本実施形態においてブレード7は、一体的に形成されている。ブレード7は、例えば、テフロン(登録商標)やアクリル(PMMA)、ポリカーボネート(PC)などの紫外線劣化を起こしにくい耐候性のある樹脂、又は、軽金属によって形成されている。
図4に示すように、背面11は、平面視で凹んでいる。具体的には、背面11は、平面視で下り走行方向3Aと同じ方向に凹んでいる。背面11は、下り車線3から上り車線2に向かって順に、平面11bと湾曲面11aによって構成されている。平面11bは、下り車線3から上り車線2に向かうにつれて下り走行方向3Aに傾斜する面である。湾曲面11aは、下り走行方向3Aと同じ方向に凹むように湾曲する面である。即ち、湾曲面11aは、下り走行方向3Aに向かって凸となるように湾曲している。そして、平面11bと湾曲面11aは互いに滑らかに接続している。
同様に、正面12は、平面視で凹んでいる。具体的には、正面12は、平面視で上り走行方向2Aと同じ方向に凹んでいる。正面12は、上り車線2から下り車線3に向かって順に、平面12bと湾曲面12aによって構成されている。平面12bは、上り車線2から下り車線3に向かうにつれて上り走行方向2Aに傾斜する面である。湾曲面12aは、上り走行方向2Aと同じ方向に凹むように湾曲する面である。即ち、湾曲面12aは、上り走行方向2Aに向かって凸となるように湾曲している。そして、平面12bと湾曲面12aは互いに滑らかに接続している。
そして、ブレード7は、平面視で点対称に形成されている。ブレード7は、平面視で点対称に形成されていなくてもよい。
次に、図5及び図6を参照して、ブレード7の作動を説明する。図5には、上り車線2においてトラック8が走行したことによって発生した風13の運動量をベクトルで示している。図5に示すように、上り車線2を走行するトラック8の後方には、上り走行方向2Aに向かう風13が発生している。そして、この風13はある程度の広がりを持っており、その一部がブレード7の正面12に当たり、正面12の平面12b及び湾曲面12aに順に案内されて、下り車線3へと送られる。そして、ブレード7の正面12から離れた空気の流れPには、下り走行方向3Aと同じ方向の運動量が付与されることになる。これにより、トラック8の走行によって発生した風13を利用して、対向車であるトラック9の燃費を改善することができる。また、風13の運動量により、トラック8の走行方向の風を誘起し、後続車両の燃費も改善することができる。
同様に、図6には、下り車線3においてトラック9が走行したことによって発生した風14の運動量をベクトルで示している。図6に示すように、下り車線3を走行するトラック9の後方には、下り走行方向3Aに向かう風14が発生している。そして、この風14はある程度の広がりを持っており、その一部がブレード7の背面11に当たり、背面11の平面11b及び湾曲面11aに順に案内されて、上り車線2へと送られる。そして、ブレード7の背面11から離れた空気の流れQには、上り走行方向2Aと同じ方向の運動量が付与されることになる。これにより、トラック9の走行によって発生した風14を利用して、対向車であるトラック8の燃費を改善することができる。また、風14の運動量により、トラック9の走行方向の風を誘起し、後続車両の燃費も改善することができる。
以下、上記ブレード7の技術的効果を定量的に測定すべく試験をしたので、その試験結果を報告する。図7には、本試験の試験条件を示している。本試験では、下り車線3でトラック9を時速100kmで走行させた際に上り車線2に発生した風の上り走行方向2A成分の風速を測定した。測定地点は、ブレード7から上り車線2側に0.5m、地面から1m離れた地点と、ブレード7から上り車線2側に1m、地面から1.2m離れた地点である。なお、下り車線3を走行するトラック9がブレード7を横切る際の、トラック9とブレード7との間の最短距離は1mである。図8は、試験結果を示すグラフである。図8のグラフの横軸は時間であり、縦軸は各測定地点における上り走行方向2A成分の風速である。前者の地点における測定結果をグラフ中「0.5m」で特定し、後者の地点における測定結果をグラフ中「1m」で特定している。図8中の上向き矢印は、測定地点をトラック9が横切った時刻を意味する。図8に示すように、ブレード7を設置すると、下り車線3でトラック9が走行したことにより、上り車線2には、上り走行方向2Aに最大で1.5mの風が発生したことが判る。なお、下り車線3でトラック9が通過してから15秒後に、上り車線2における風がピークを迎えている。これは、最初、圧力変化による風が発生し、その後、後流による風が横方向の距離に応じて伝わるからである。図9は、比較のため、ブレード7を取り除いた場合の試験結果を示すグラフである。図9中の上向き矢印は、測定地点をトラック9が横切った時刻を意味する。図9に示すように、ブレード7を設置しないと、下り車線3でトラック9が走行したことにより、上り車線2には、上り走行方向2Aと反対の方向に最大で3mの風が発生したことが判る。
そして、上り車線2において上り走行方向2Aに1m程度の風が発生することにより、約2%の燃費向上効果を得ることができる。その理由は以下の通りである。
上り車線2を走行しているトラック8に作用する力は、(空気抵抗)×(トラック8の投影面積)×(動圧)により求められる。動圧は、1/2×ρ×Vで求められる。ここで、Vは風速を意味し、例えばトラック8が時速100kmで走行している場合は、時速100km、即ち、秒速27.8mの風を受けて走行していることになる。上記の通り、上り車線2において上り走行方向2Aに1m程度の風が発生すると、トラック8は、秒速26.8mの風を受けて走行することになる。従って、動圧は、(27.8―26.8)/27.8×100=7%低減されることになる。一般に、空気抵抗が10%低減すれば燃費は約3%向上するとされているので、動圧が7%低減されるとなると、燃費が約2%向上することになる。従って、上り車線2において上り走行方向2Aに1m程度の風が発生することにより、約2%の燃費向上効果を得ることができる。
以上に、第1実施形態を説明したが、上記第1実施形態は以下の特長を有する。
ブレード7(道路用構造物)は、上り車線2(第1の車線)と、その対向車線である下り車線3(第2の車線)の間に設置される。例えば図4に示すように、ブレード7は、上り走行方向2Aと同じ方向を向く背面11(第1の壁面)と、下り走行方向3Aと同じ方向を向く正面12(第2の壁面)と、を有する。図6に示すように、背面11は、下り車線3側から流れてくる風を上り走行方向2Aの成分を持つ風に変えるために、下り走行方向3Aと同じ方向に凹んでいる。正面12は、上り車線2側から流れてくる風を下り走行方向3Aの成分を持つ風に変えるために、上り走行方向2Aと同じ方向に凹んでいる。以上の構成によれば、図5及び図6に示すように、トラック8(又はトラック9)の走行によって発生した風13(又は風14)を利用して、トラック9(又はトラック8)の燃費を改善することができる。
なお、上記第1実施形態では、背面11全体が下り走行方向3Aと同じ方向に凹んでいるが、これに代えて、背面11の一部のみが下り走行方向3Aと同じ方向に凹んでいてもよい。即ち、背面11は、下り走行方向3Aと同じ方向に凹む部分を有していればよい。同様に、上記第1実施形態では、正面12全体が上り走行方向2Aと同じ方向に凹んでいるが、これに代えて、正面12の一部のみが上り走行方向2Aと同じ方向に凹んでいてもよい。即ち、正面12は、上り走行方向2Aと同じ方向に凹む部分を有していればよい。
また、背面11は、下り車線3から上り車線2に向かって順に、平面11bと湾曲面11aによって構成されている。正面12は、上り車線2から下り車線3に向かって順に、平面12bと湾曲面12aによって構成されている。以上の構成によれば、背面11が複数の平面の組み合わせによって構成されている場合と比較して、下り車線3側から流れてくる風を上り走行方向2Aの成分を持つ風に効率良く変えることができる。同様に、以上の構成によれば、正面12が複数の平面の組み合わせによって構成されている場合と比較して、上り車線2側から流れてくる風を下り走行方向3Aの成分を持つ風に効率良く変えることができる。
なお、上記第1実施形態では、一体的に形成されたブレード7が背面11及び正面12を有するするものとしたが、これに代えて、ブレード7を、背面11を有する部品と、正面12を有する部品と、の2つの部品により構成してもよい。2つの部品は、互いに結合して配置することもできるし、互いに離して配置することもできる。
(第2実施形態)
次に、図10及び図11を参照して、第2実施形態を説明する。以下、本実施形態が上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は省略する。図10に示すように、本実施形態においてブレード7は、上り車線2から下り車線3に向かって順に、平面視で下り走行方向3Aに凸となるように湾曲する第1湾曲板50と、平面視で上り車線2から下り車線3に向かうにつれて上り走行方向2Aに傾斜する平板51と、平面視で上り走行方向2Aに凸となるように湾曲する第2湾曲板52と、を有する。従って、ブレード7は、平面視で略S字状に構成されている。
第1湾曲板50は、上り走行方向2Aを向く湾曲面50aと、下り走行方向3Aを向く湾曲面50bと、を有する。湾曲面50a及び湾曲面50bは、何れも、下り走行方向3Aに向かって凸となるように湾曲している。
平板51は、上り走行方向2Aを向く平面51aと、下り走行方向3Aを向く平面51bと、を有する。平面51a及び平面51bは、何れも、平面である。
第2湾曲板52は、上り走行方向2Aを向く湾曲面52aと、下り走行方向3Aを向く湾曲面52bと、を有する。湾曲面52a及び湾曲面52bは、何れも、上り走行方向2Aに向かって凸となるように湾曲している。
背面11は、湾曲面50aと平面51a、湾曲面52aによって構成されている。
正面12は、湾曲面50bと平面51b、湾曲面52bによって構成されている。
そして、第1湾曲板50及び平板51が、背面11の、下り走行方向3Aと同じ方向に凹む部分を構成している。即ち、背面11は、湾曲面50a及び平面51aにおいて、下り走行方向3Aと同じ方向に凹んでいる。
同様に、平板51と第2湾曲板52が、正面12の、上り走行方向2Aと同じ方向に凹む部分を構成している。即ち、正面12は、平面51b及び湾曲面52bにおいて、上り走行方向2Aと同じ方向に凹んでいる。
本実施形態において、第1湾曲板50と平板51、第2湾曲板52は、一体的に形成されている。そして、ブレード7は、平面視で点対称に形成されている。ブレード7は、平面視で点対称に形成されていなくてもよい。
次に、図11を参照して、ブレード7の作動を説明する。
下り車線3から上り車線2に向かうにつれて下り走行方向3Aに向かうような自然の風が発生した場合、その風は、背面11に当たり、平面51a及び湾曲面50aに順に案内されて、上り車線2へと送られる。そして、ブレード7から離れた空気の流れRには、上り走行方向2Aと同じ方向の運動量が付与されることになる。これにより、下り車線3から上り車線2に向かうにつれて下り走行方向3Aに向かうような自然の風を利用して、トラック8の燃費を改善することができる。
また、下り車線3から上り車線2に向かう自然の横風が発生した場合、その横風は、正面12に当たり、平面51b及び湾曲面50bに順に案内されて、上り車線2へと送られる。そして、ブレード7から離れた空気の流れSには、上り走行方向2Aと同じ方向の運動量が付与されることになる。これにより、下り車線3から上り車線2に向かう自然の横風を利用して、トラック8の燃費を改善することができる。
また、下り車線3から上り車線2に向かうにつれて上り走行方向2Aに向かうような自然の風が発生した場合、その風は、正面12に当たり、平面51b及び湾曲面50bに順に案内されて、上り車線2へと送られる。そして、ブレード7から離れた空気の流れSには、上り走行方向2Aと同じ方向の運動量が付与されることになる。これにより、下り車線3から上り車線2に向かうにつれて上り走行方向2Aに向かうような自然の風を利用して、トラック8の燃費を改善することができる。
上り車線2から下り車線3へ向かう自然の風についても同様の効果が発揮される。
以上に、第2実施形態を説明したが、上記第2実施形態は、以下の特長を有する。
例えば図10に示すように、ブレード7(道路用構造物)は、上り車線2(第1の車線)から下り車線3(第2の車線)に向かって順に、平面視で下り走行方向3Aに凸となるように湾曲する第1湾曲板50と、平面視で上り車線2から下り車線3に向かうにつれて上り走行方向2Aに傾斜する平板51と、平面視で上り走行方向2Aに凸となるように湾曲する第2湾曲板52と、を有して、平面視で略S字状に構成されている。第1湾曲板50と平板51が、背面11(第1の壁面)の凹む部分を構成しており、平板51と第2湾曲板52が、正面12(第2の壁面)の凹む部分を構成している。以上の構成によれば、正面12に当たった自然の風を利用して、上り車線2を走行するトラック8の燃費を改善することができる。同様に、背面11に当たった自然の風を利用して、下り車線3を走行するトラック9の燃費を改善することができる。
また、第1湾曲板50と平板51、第2湾曲板52は、一体的に形成されている。以上の構成によれば、ブレード7を安価に製造することができる。
なお、図12に示すように、ブレード7の第1湾曲板50の湾曲面50bに、水平に延びる突条18を複数設けてもよい。以上の構成によれば、各突条18から上り走行方向2Aに向かって渦が発生し、流れR(図11を併せて参照)を負圧で引き、もって、流れRの上り走行方向2A成分の風速を一層確保することができる。同様に、ブレード7の第2湾曲板52の湾曲面52aに、水平に延びる突条を複数設けてもよい。
(第3実施形態)
次に、図13を参照して、第3実施形態を説明する。以下、本実施形態が上記第2実施形態と異なる点を中心に説明し、重複する説明は省略する。
上記第2実施形態において、ブレード7は、図10に示すように、第1湾曲板50と平板51、第2湾曲板52によって構成されており、第1湾曲板50と平板51、第2湾曲板52は、一体的に形成されているとした。
これに対し、本実施形態では、図13に示すように、第1湾曲板50と平板51、第2湾曲板52は、別体的に形成されている。即ち、第1湾曲板50と平板51は離れて配置されている。平板51と第2湾曲板52は離れて配置されている。上り走行方向2Aにおいて、第1湾曲板50と平板51はこの順で部分的に重なっている。上り走行方向2Aにおいて、第1湾曲板50と平板51は部分的に対向している。第1湾曲板50と平板51の間には、隙間g1が形成されている。上り走行方向2Aにおいて、平板51と第2湾曲板52はこの順で部分的に重なっている。上り走行方向2Aにおいて、平板51と第2湾曲板52は部分的に対向している。平板51と第2湾曲板52の間には、隙間g2が形成されている。
次に、ブレード7の作動を説明する。図13に示すように、下り車線3から上り車線2に向かうにつれて上り走行方向2Aに向かうように、上り車線2に対して斜めの自然の風が発生した場合、その風は、平板51の平面51bに当たり、平板51と第1湾曲板50の間の隙間g1を通り抜け、第1湾曲板50の湾曲面50aによって案内されて、上り走行方向2Aと同じ方向の運動量が付与されることになる。従って、以上の構成によれば、上記斜めの風が上り車線2のトラック8の省燃費に寄与することがブレード7によって阻害され難い。上り車線2から下り車線3に向かうにつれて下り走行方向3Aに向かうように、下り車線3に対して斜めの自然の風が発生した場合も同様である。
(上り側側壁5)
次に、図14を参照して、上り側側壁5について説明する。図14に示すように、上り側側壁5は、上り車線2に沿って並べて配置された複数の傾斜面30を有する。各傾斜面30は、平面視で上り走行方向2Aに向かうにつれて上り車線2側に近付くように傾斜している。
そして、先行車であるトラック8の走行によって発生し、上り側側壁5に当たった風は、複数の傾斜面30に案内されることで、上り走行方向2Aの運動量を保持したまま上り車線2側に戻される。従って、以上の構成によれば、先行車であるトラック8の走行によって発生し、上り側側壁5に当たった風を利用して、後続車であるトラック8の燃費を改善することができる。
下り側側壁6も、上り側側壁5と同様、下り車線3に沿って並べて配置された複数の傾斜面を有する。各傾斜面は、平面視で下り走行方向3Aに向かうにつれて下り車線3側に近付くように傾斜している。
また、上り走行方向2Aにおいて隣り合う2つの傾斜面30の間には、窪み31が形成されている。以上の構成によれば、先行車であるトラック8の走行によって発生し、上り側側壁5に当たった風は、平面視で反時計回りの旋回流Wとなって窪み31の中に一時的に保持された後、上り車線2側に戻される。従って、以上の構成によれば、先行車であるトラック8と後続車であるトラック8との車間が空いた場合でも、後続車であるトラック8の省燃費に寄与することができる。下り側側壁6についても同様である。
(風力発電機15)
次に、風力発電機15について説明する。図1に示すように、風力発電機15は、隣り合う2つのブレード7の間に配置されている。図5及び図6に示すように、隣り合う2つのブレード7の間では、トラック8の走行により発生する空気の流れも、トラック9の走行により発生する空気の流れも、何れも平面視で時計回りとなる。従って、隣り合う2つのブレード7の間に垂直軸型の風力発電機15を設置することで、効率よく発電することができる。
1 道路構造
2 上り車線
2A 上り走行方向
3 下り車線
3A 下り走行方向
4 中央分離帯
5 上り側側壁
6 下り側側壁
7 ブレード
8 トラック
9 トラック
10 ブレード支持棒
11 背面
11a 湾曲面
11b 平面
12 正面
12a 湾曲面
12b 平面
13 風
14 風
15 風力発電機
18 突条
30 傾斜面
31 窪み
39 車線
40 防護壁
41 上面
42 下面
43 上り側側面
44 下り側側面
50 第1湾曲板
50a 湾曲面
50b 湾曲面
51 平板
51a 平面
51b 平面
52 第2湾曲板
52a 湾曲面
52b 湾曲面
P 流れ
Q 流れ
R 流れ
S 流れ
g1 隙間
g2 隙間
W 旋回流

Claims (10)

  1. 第1の車線と、その対向車線である第2の車線の間に設置される道路用構造物であって、
    前記第1の車線の走行方向と同じ方向を向く第1の壁面と、
    前記第2の車線の走行方向と同じ方向を向く第2の壁面と、
    を有し、
    前記第1の壁面は、前記第2の車線側から流れてくる風を前記第1の車線の走行方向の成分を持つ風に変えるために、前記第2の車線の走行方向に向かって凸となるように湾曲する部分を有し、
    前記第2の壁面は、前記第1の車線側から流れてくる風を前記第2の車線の走行方向の成分を持つ風に変えるために、前記第1の車線の走行方向に向かって凸となるように湾曲する部分を有する、
    ことを特徴とする道路用構造物。
  2. 請求項1に記載の道路用構造物であって、
    前記第1の壁面は、前記第2の車線から前記第1の車線に向かって順に、平面と湾曲面によって構成されており、
    前記第2の壁面は、前記第1の車線から前記第2の車線に向かって順に、平面と湾曲面によって構成されている、
    ことを特徴とする道路用構造物。
  3. 請求項1に記載の道路用構造物であって、
    前記第1の車線から前記第2の車線に向かって順に、
    平面視で前記第2の車線の走行方向に凸となるように湾曲する第1湾曲板と、
    平面視で前記第1の車線から前記第2の車線に向かうにつれて前記第1の車線の走行方向に向かうように傾斜する平板と、
    平面視で前記第1の車線の走行方向に凸となるように湾曲する第2湾曲板と、
    を有して、平面視で略S字状に構成されており、
    前記第1湾曲板と前記平板が、前記第1の壁面の前記湾曲する部分を構成しており、
    前記平板と前記第2湾曲板が、前記第2の壁面の前記湾曲する部分を構成している、
    ことを特徴とする道路用構造物。
  4. 請求項3に記載の道路用構造物であって、
    前記第1湾曲板と前記平板、前記第2湾曲板は、一体的に形成されている、
    ことを特徴とする道路用構造物。
  5. 請求項3に記載の道路用構造物であって、
    前記第1湾曲板と前記平板、前記第2湾曲板は、別体的に形成されており、
    前記第1湾曲板と前記平板は離れて配置されており、
    前記平板と前記第2湾曲板は離れて配置されており、
    前記第1の車線の走行方向において、前記第1湾曲板と前記平板はこの記載された順番で部分的に重なっており、
    前記第1の車線の走行方向において、前記平板と前記第2湾曲板はこの記載された順番で部分的に重なっている、
    ことを特徴とする道路用構造物。
  6. 前記第1の車線と、
    前記第2の車線と、
    前記第1の車線と前記第2の車線の間に設置される請求項1〜5の何れかに記載の前記道路用構造物と、
    を備えた道路構造であって、
    前記道路用構造物は複数で設けられ、
    前記複数の道路用構造物は、前記第1の車線に沿って所定間隔をおいて並べて設置されている、
    ことを特徴とする道路構造。
  7. 請求項6に記載の道路構造であって、
    前記第1の車線と前記第2の車線の間に中央分離帯を備え、
    前記複数の道路用構造物は、前記中央分離帯に設置されている、
    ことを特徴とする道路構造。
  8. 請求項6又は7に記載の道路構造であって、
    隣り合う2つの前記道路用構造物の間に配置された垂直軸型の風力発電機を更に備える、
    ことを特徴とする道路構造。
  9. 請求項6〜8の何れかに記載の道路構造であって、
    前記第1の車線を挟んで前記第2の車線と反対側に設置された側壁を更に備え、
    前記側壁は、前記第1の車線に沿って並べて配置された複数の傾斜面を有し、
    各傾斜面は、平面視で前記第1の車線の走行方向に向かうにつれて前記第1の車線に向かうように傾斜している、
    ことを特徴とする道路構造。
  10. 請求項9に記載の道路構造であって、
    前記側壁には、前記第1の車線から離れる方向に向かって凸となるような窪みが複数形成されており、
    各窪みの内壁面は、各傾斜面を含む、
    ことを特徴とする道路構造。
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