JP4296981B2 - 防風フェンス - Google Patents

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本発明は、道路橋や鉄道橋などに設置され、道路や線路等に吹き込む風を低減するための防風フェンスに関する。
例えば、道路橋や鉄道橋など強風に晒されやすい箇所には、通行する列車や車両の安全性を確保するため防風フェンスが設けられる。このような防風フェンスとして、例えば特許文献1に記載されるように金網パネルで構成したものや、特許文献2に記載されるように、風の流れを上方に誘導する導流板を備えたものなどが知られている。
特開平5−71107号公報 特開2000−345518号公報
特許文献1に記載される金網パネル製の防風フェンスでは、遮蔽率が大きいほど防風性能が向上する反面、防風フェンスに掛かる風荷重が増大する。そして、防風フェンスに掛かる風荷重が増大すると、フェンスを高剛性の部材で構成したり、高い強度で固定したりすることが必要となり、設置コストが嵩んでしまう。また、防風フェンスを橋に取り付ける場合には、風荷重の増大に伴って橋に掛かる力も大きくなるため橋桁や橋脚への影響を考慮することも必要となる。このように、金網パネル製の防風フェンスでは、遮蔽率を大きくして防風性能を高めようとすると、風荷重の増大による不都合が生じてしまうため、防風性能の向上と、風荷重の低減とを両立させることが難しい。
また、特許文献2に記載される導流板を備えた防風フェンスでは、風の向きを適切に変えるべく導流板を斜めに所定角度で取り付けねばならない。そのため、構造が複雑になってコスト高となってしまう。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、優れた防風性能と風荷重の低減とを両立させることが可能な防風フェンスを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、複数のフェンスユニットを連結してなる防風フェンスであって、各フェンスユニットは、間隔を隔てて配置された複数の導風部材を備え、これら導風部材の間に、各フェンスユニットの表裏を貫通して風を導く導風路が形成され、前記複数のフェンスユニットは、前記導風路の導風方向が交互に反対向きに傾斜するようジグザグ状に連結されていることを特徴とする。
本発明によれば、複数のフェンスユニットが、各フェンスユニットの導風路の導風方向が交互に反対向きに傾斜するよう連結されるので、フェンスユニットを通過した風は、隣接するフェンスユニット間で反対向きの成分を有することになる。この反対向きの風向き成分が互いに相殺することにより、風が低減される。このように、本発明では、防風フェンスを通過する風の向きを変化させて逆向き成分を相殺させることにより風を低減するので、風を遮ることのみで風を低減させる場合に比べて、防風フェンスに掛かる風荷重を抑えながら優れた防風効果を得ることができる。そして、かかる性能を、導風路を有するフェンスユニットを連結した簡単な構成で得ることができる。
この防風フェンスにおいて、前記複数のフェンスユニットは、前記導風方向の水平面内での傾斜が交互に反対向きとなるように連結されていてもよいし、前記導風方向の鉛直面内での傾斜が交互に反対向きとなるように連結されていてもよい。
本発明によれば、簡単な構成で、優れた防風性能と風荷重の低減とを両立させることが可能な防風フェンスを提供できる。
図1は、本発明の一実施形態である防風フェンス10が設置された例えば道路橋や鉄道橋等の橋1の斜視図である。同図に示すように、防風フェンス10は橋1の両側に沿って設けられており、橋1の外側から道路や線路へ吹き込む風を低減させることにより、橋1を通行する車両や列車の安全性を確保する役割を有する。
図2は、防風フェンス10を拡大して示す斜視図である。同図に示すように、防風フェンス10は、複数のフェンスユニット12が、橋1の軸方向(道路あるいは線路が水平に延びる方向)に対して交互に角度が変化するジグザグ状に連結されて構成されている。各フェンスユニット12は、鉛直向きの複数の導風板14を備えている。導風板14の上端部及び下端部は、夫々、支持板18で連結されている。複数の導風板14は、隣接する導風板14の間に導風路16が形成されるように互いに略平行に配置されており、この導風路16は、フェンスユニット12に対して垂直な方向に風を導く。したがって、上記のようにフェンスユニット12がジグザグ状に連結されることにより、各フェンスユニット12の導風方向の、橋1の軸方向に対する傾斜方向が交互に反転することとなる。なお、また、導風板14及び支持板18は、アルミニウム、鉄鋼、FRPなどの強化樹脂、その他適宜な材料で構成される。
図3は、同図中矢印Aの向きに吹いた風が防風フェンス10を通過する風の流れを模式的に示す平面図である。なお、図3中下側が橋1の内側(道路あるいは線路側)に対応している。同図に示すように、フェンスユニット12の水平面内の傾きが交互に反転することで、導風路16を通過する風の向きの傾斜も交互に反転する。したがって、隣接するフェンスユニット12を通過した風の向きは互いに逆向きの水平方向成分を有することとなる。このため、図3に矢印Bで示すように、水平方向に互いにぶつかり合う向きの風がそれらの水平成分を相殺し合うことにより、風の水平方向成分が低減される。また、防風フェンス10に垂直な方向(図3中上下方向)の成分も、風向きが防風フェンス10に対して傾斜することで、その傾斜角度分だけ低減される。したがって、相殺した水平成分に相当する分だけ防風フェンス10を通過する風が低減されることになる。
以上説明したように、本実施形態の防風フェンス10によれば、傾斜の向きを交互に反転させてジグザグ状に配置したフェンスユニット12で風の向きを変化させることにより水平方向逆向きの風向き成分を生じさせ、それらを互いに相殺させることにより、防風フェンス10を通過して道路あるいは線路へ吹き込む風を低減することができる。すなわち、防風フェンス10によって風を遮るのではなく、風向きを変えることにより風を低減しているので、防風フェンス10に掛かる風荷重を抑えつつ、優れた防風効果を得ることができる。したがって、本実施形態の防風フェンス10によれば、風荷重が抑えられることによって、防風フェンス10に要求される剛性や固定強度を緩和できると共に、風荷重が橋1の架構構造や橋脚へ与える影響も軽減することができる。
また、フェンスユニット12は複数の導風板14を上下で支持した簡単な構成であり、このフェンスユニット12を連結するだけで防風フェンス10を構成できるため、低コスト化を図ることができるうえ、シンプルな外観で見栄えもよい。
図4は、本発明の別の実施形態である防風フェンス100の鉛直断面図である。同図に示すように、本実施形態では、上記実施形態の防風フェンス10を90度回転し、水平方向の導風板114を備えるフェンスユニット112を、その導風路116の鉛直面内の傾斜が交互に反転するように上下に連結した構成としている。この実施形態では、防風フェンス100の鉛直断面が上記図3に示す構成となり、防風フェンス100を通過した風の鉛直成分が互いに相殺することで風が低減されることとなる。
なお、上記各実施形態では、導風板14,114が平板状であるものとしたが、これに限らず、任意の断面形状を有する部材を用いることができる。要するに、フェンスユニットの表裏を貫通して風を導く導風路が形成されるように、複数の部材が間隔を隔てて配置される構成であればよい。
本発明の一実施形態である防風フェンスが設置された橋の斜視図である。 本実施形態の防風フェンスの斜視図である。 本実施形態の防風フェンスを構成するフェンスユニットの配置を示す平面図である。 本発明の防風フェンスの別の実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
10,100 防風フェンス
12,112 フェンスユニット
14,114 導風板
16,116 導風路
18,118 支持板

Claims (3)

  1. 複数のフェンスユニットを連結してなる防風フェンスであって、各フェンスユニットは、間隔を隔てて配置された複数の導風部材を備え、これら導風部材の間に、各フェンスユニットの表裏を貫通して風を導く導風路が形成され、前記複数のフェンスユニットは、前記導風路の導風方向が交互に反対向きに傾斜するようジグザグ状に連結されていることを特徴とする防風フェンス。
  2. 前記複数のフェンスユニットは、前記導風方向の水平面内での傾斜が交互に反対向きとなるように連結されていることを特徴とする請求項1記載の防風フェンス。
  3. 前記複数のフェンスユニットは、前記導風方向の鉛直面内での傾斜が交互に反対向きとなるように連結されていることを特徴とする請求項1記載の防風フェンス。
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