JP6329684B1 - 衣服用ボタンおよび装飾ボタン - Google Patents

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Abstract

【課題】装飾カバーを容易に装着できるとともに、使用中に装飾カバーが脱落し難く、衣服のアイロン掛けを容易に行うことができる衣服用ボタンおよび装飾ボタンを提供する。【解決手段】ボタン本体10と、ボタン本体10の表面に固着された板状の磁石20と、ボタン本体10の裏面に設けられ、糸通し孔31が該裏面に平行な方向に形成された凸部30と、を備え、磁石20と装飾カバー100の裏面側に設けられた磁石部120との間で作用する磁力によって装飾カバー100をボタン本体10の表面側に吸着する衣服用ボタン1であって、ボタン本体10の表面の周縁に設けられ、磁石20の厚み方向に磁石20を超えて延びる突部をさらに備える。【選択図】図7

Description

本発明は、衣服用ボタンおよび衣服用ボタンに装飾カバーが装着された装飾ボタン(以下、単に「装飾ボタン」ともいう)に関する。
衣服用ボタンに装飾カバーを被せて装飾ボタンを構成することは既に知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1には、衣服に縫い付けられたボタンに被覆される装飾カバーが開示されている。この装飾カバーは、袋状のカバー本体と、カバー本体の表面に施された装飾部と、カバー本体の裏側に形成された開口部とを備えて構成されている。カバー本体は伸縮性のある樹脂材料より製造されている。開口部の径は、カバー本体が伸縮していない状態においてはボタンの径よりも小さくなっており、カバー本体が弾性変形して開口部が広げられた状態においてボタンの径よりも大きくすることができる。使用時には、ボタンに装飾カバーが取り付けられた状態で、衣服のボタンホールに通して衣服の重なり部分を留める。
特許文献2には、装飾が施された表層部材(装飾カバー)を取替え可能な装飾ボタンが開示されている。この装飾ボタンは、衣服への取付部を有する基板部材と、装飾が施されかつ基板部材に着脱可能に取り付けられる表層部材と、を備えている。表層部材には永久磁石が設けられ、基板部材には磁性部材が設けられている。基板部材と表層部材は磁力により結合し装飾ボタンが形成されるようになっている。
登録実用新案第3194329号公報 特開平9−238710号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装飾ボタンにあっては、ボタンに装飾カバーを装着する際にカバー本体の開口部を指で広げながらボタンに被せなければならず、装着が容易でなかった。また、金属など剛性の高い材料からなる装飾カバーを装着することはできなかった。
また、特許文献2に記載の装飾ボタンにあっては、表層部材の永久磁石と基板部材に設けられた薄い鉄板とが磁力により結合される構成であり、結合力が十分ではなく、装飾カバーが脱落する懸念があった。特に、装飾カバーに高価な宝石などが取り付けられている場合には、装飾カバーの脱落を確実に防止する必要があった。
また、特許文献2に記載の装飾ボタンにあっては、衣服にアイロン掛けする場合に基板部材から装飾カバーおよび永久磁石を取り外さなければならなかった。永久磁石が装飾カバーと別部品として構成されている場合には、永久磁石を装飾カバーから取り外すと共に、基板部材からも取り外す必要があり、特に、磁力の強い永久磁石の場合には取り外し作業が容易ではなかった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、装飾カバーを容易に装着できるとともに、使用中に装飾カバーが脱落し難く、衣服のアイロン掛けを容易に行うことができ、しかも、磁石の交換作業が容易になる衣服用ボタンおよび装飾ボタンを提供することを目的とする。
本発明に係る衣服用ボタンは、上記目的達成のため、ボタン本体と、前記ボタン本体の表面に固着された板状の磁石と、前記ボタン本体の裏面に設けられ、糸通し孔が前記裏面に平行な方向に形成された凸部と、を備え、前記磁石と装飾カバーの裏面側に設けられた磁石部との間で作用する磁力によって前記装飾カバーを前記ボタン本体の表面側に吸着する衣服用ボタンであって、前記ボタン本体の前記表面の周縁に設けられ、前記磁石の厚み方向に前記磁石を超えて延びる突部をさらに備えることを特徴とする。
上述のように、本発明に係る衣服用ボタンは、ボタン本体の表面に固着された板状の磁石を有し、この磁石と装飾カバーの裏面側に設けられた磁石部との間で作用する磁力によって装飾カバーをボタン本体の表面側に吸着するようになっている。これにより、剛性の高い装飾カバーであってもボタンに容易にワンタッチで装着することができる。
また、本発明に係る衣服用ボタンは、衣服用ボタンの磁石と装飾カバーの磁石部とが磁力により結合する構成となっているので、従来の磁石と薄い鉄板の構成に比べ、結合力が強く、使用中に装飾カバーが脱落し難い。
しかも、本発明に係る衣服用ボタンは、ボタン本体の表面の周縁に設けられ、磁石の厚み方向に磁石を超えて延びる突部をさらに備えている。これにより、衣服へのアイロン掛け時に、アイロンやプレス機が、衣服用ボタンの磁石自体に接触し難くなっている。これにより、アイロン掛け時に磁石が熱による損傷を受け難い。よって、衣服用ボタンから磁石を取り外すことなく、衣服のアイロン掛けを容易に行うことができる。
また、本発明に係る衣服用ボタンは、前記ボタン本体に前記磁石に達する貫通孔が形成されていてもよい。
この構成により、衣服用ボタンから磁石を取り外して交換する場合に、衣服用ボタンの裏面側から貫通孔に細い棒等を差し込んで磁石を押し出すことができるようになっている。これにより、磁石の交換作業が容易になる。
また、本発明に係る衣服用ボタンは、前記凸部は平面視十字形状であり、前記十字形状の交差部から前記十字形状の各端部の間にそれぞれ前記糸通し孔が形成された構成としてもよい。
この構成により、衣服用ボタンの表面を、衣服のボタン取付け部の布面に平行に固定することができ、装飾カバーの装飾部が下を向かず正面(該布面に垂直な方向)を向いた状態を保持することができる。これにより、装飾効果を高めることができる。
また、本発明に係る装飾ボタンは、上記いずれかに記載の衣服用ボタンと、前記衣服用ボタンに着脱自在に装着される装飾カバーと、を有する装飾ボタンであって、前記装飾カバーは、台座部と、前記台座部の表面側に設けられた装飾部と、前記台座部の裏面側に該裏面より突出して設けられた磁石部と、を備え、前記磁石部の前記突出した部分が、前記衣服用ボタンの前記突部の内壁と前記磁石の表面とで形成された凹部に嵌入されることを特徴とする。
この構成により、装飾カバーの磁石部の突出した部分が、衣服用ボタンの表面側に形成された凹部に嵌入されるので、装飾カバーが横ずれすることがない。
また、本発明に係る装飾ボタンでは、前記衣服用ボタンは、前記ボタン本体の前記突部の上面に凸状に湾曲した湾曲凸部を有し、前記装飾カバーは、前記台座部の前記裏面の周縁に凹状に湾曲した湾曲凹部を有し、前記装飾カバーが前記衣服用ボタンに装着されたとき、前記湾曲凸部が前記湾曲凹部に嵌入されるようにしてもよい。
この構成により、衣服用ボタンに装飾カバーが装着された状態において、装飾カバーを少し回転させることにより、湾曲凸部が湾曲凹部から外れて装飾カバーの台座部の裏面周縁部に乗り上げ、磁石と磁石部との間に若干の隙間ができ、両者の磁力による結合力が小さくなる。磁力による結合力が小さくなるので、装飾カバーを衣服用ボタンから取り外すのが容易である。
本発明によれば、装飾カバーを容易に装着できるとともに、使用中に装飾カバーが脱落し難く、衣服のアイロン掛けを容易に行うことができる衣服用ボタンおよび装飾ボタンを提供することを目的とする。
本発明の第1の実施形態に係る衣服用ボタンの斜視図である。 (a)は図1の衣服用ボタンの側面図であり、(b)は底面図である。 図2(b)のA−A線断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る装飾カバーの斜視図である。 図4の装飾カバーのB−B線断面図である。 (a)は本発明の第1の実施形態に係る衣服用ボタンに装飾カバーを装着する前の状態を示す図であり、(b)は装着後の状態(装飾ボタン)を示す図である。 図6(b)のC−C線断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る衣服用ボタンを示し、(a)はその側面図、(b)は底面図である。 本発明の第3の実施形態に係る装飾ボタンを示し、(a)はその装飾カバーの断面図、(b)は装飾ボタンの断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る装飾ボタンの部分拡大側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係る衣服用ボタン1は、ワイシャツ、スーツ、背広、各種上着などの衣服の打ち合せ部分を留める具である。具体的には、衣服用ボタン1は、衣服の重なる部分の一方にあけたボタンホールやループにくぐらせることで、衣服の重なる部分を留めるものである。また、衣服用ボタン1は、留め具としての機能を有さず、単に衣服の装飾用に付けるボタンであってもよい。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係る衣服用ボタン1は、ボタン本体10と、磁石20と、糸通し孔31が形成された凸部30とを備えている。
図2(b)および図3に示すように、ボタン本体10は、略円板状の形態を有し、その周縁下端部に断面視円弧状に湾曲した湾曲部10cを有している。ボタン本体10の表面10aの周縁には、環状の突部14が設けられている。この環状の突部14は、磁石20の厚み方向に磁石20を超えて延びている。
図2に示すように、凸部30は、角部が若干丸みを帯びた略直方体形状であり、ボタン本体10の裏面10bの中央に設けられている。この凸部30には、ボタン本体10の裏面10bに平行な方向に2つの糸通し孔31が形成されている。糸通し孔31を利用して衣服用ボタン1を衣服の布地に糸で縫い付けることができる。
ボタン本体10および凸部30は、金属製であるが、合成樹脂、ガラスなど他の材料で構成してもよい。また、ボタン本体10および凸部30は、磁性材料で構成されているが、非磁性材料で構成してもよい。また、ボタン本体10および凸部30は一体成形されているが、それぞれ別体で構成し接着、溶接等の任意の手段により連結してもよい。
図1および図3に示すように、磁石20は円板状であり、略円板状のボタン本体10の表面10aに、ボタン本体10と同心状になるように、例えば接着剤により固着されている。
磁石20は、希土類磁石であるネオジム磁石である。ネオジム磁石は、ネオジム−鉄−ボロン合金からなる。磁石20としては、ネオジム磁石に限定されるものではなく、サマリウム鉄窒素磁石、サマリウムコバルト磁石、プラセオジム磁石など他の希土類磁石でもよい。また、磁石20は、希土類磁石に限定されるものではなく、アルニコ磁石、フェライト磁石でもよい。磁石20は、表面がニッケルなどでめっき処理されていてもよい。
図2(b)および図3に示すように、ボタン本体10には磁石20に達する貫通孔15が形成されている。具体的には、2個の貫通孔15が、ボタン本体10の裏面10bにおいて凸部30を挟んで対象な位置に、ボタン本体10の表面10aから裏面10bに向けて貫通している。衣服用ボタン1から磁石20を取り外して交換する場合に、衣服用ボタン1の裏面10b側から貫通孔15に細い棒等を差し込んで磁石20を押し出すことができるようになっている。貫通孔15の個数は2に限定されず、1以上であればよく、貫通孔15の位置についても限定されるものではなく、ボタン本体10の裏面10bの任意の場所に設けることができる。
衣服用ボタン1は、磁石20と装飾カバー100の裏面側に設けられた磁石部120との間で作用する磁力によって装飾カバー100をボタン本体10の表面10a側に吸着するようになっている。吸着時には、磁力を高めるために、磁石20と磁石部120とは当接しているが、磁石20と磁石部120との間に隙間があってもよい。
次に、本実施の形態に係る装飾カバー100について説明する。
図4および図5に示すように、本実施形態に係る装飾カバー100は、台座部110と、台座部110の表面110a側に設けられた装飾部130と、台座部110の裏面110b側に該裏面110bより突出して設けられた磁石部120とを備えている。
台座部110は、略円板状の形態を有し、その裏面110bに平面視円形の凹状部112が形成されている。この凹状部112に円板状の磁石部120が嵌入されている。磁石部120の上面120aと台座部110の裏面110b(凹状部112)とは例えば接着剤などにより固着されている。磁石部120の厚みは、台座部110の凹状部112の深さより大きくなっている。すなわち、磁石部120は台座部110の裏面周縁部113より下方に突出している。
磁石部120は、希土類磁石であるネオジム磁石である。ネオジム磁石は、ネオジム−鉄−ボロン合金からなる。磁石部120としては、ネオジム磁石に限定されるものではなく、サマリウム鉄窒素磁石、サマリウムコバルト磁石、プラセオジム磁石など他の希土類磁石でもよい。また、磁石部120は、希土類磁石に限定されるものではなく、アルニコ磁石、フェライト磁石でもよい。磁石部120は、表面がニッケルなどでめっき処理されていてもよい。
装飾部130は、台座部110の表面中央に大きめの宝石が嵌めこまれ、その周囲にも小さめの複数の宝石がちりばめられている。装飾部130の構成はこれに限定されず、台座部110に絵や模様が描かれたものでもよいし、単に台座部を光沢のある貴金属で構成してもよく、装飾性のある任意の構成を採用できる。台座部110は、金属製であるが、合成樹脂、ガラスなど他の材料で構成してもよい。また、台座部110は、磁性材料で構成されているが、非磁性材料で構成してもよい。
次に、本実施形態に係る装飾ボタン200について説明する。
図6(a)は本実施形態に係る衣服用ボタン1に装飾カバー100を装着する前の状態を示す図であり、図6(b)は装着後の状態の装飾ボタン200を示す図である。図6に示すように、装飾ボタン200は、衣服用ボタン1と装飾カバー100とを有している。図6では、使用態様の説明のため、衣服用ボタン1は、糸通し孔31を用いて衣服50の布地に縫付けられている。
図7は図6(b)のC−C線断面図である。図7に示すように、装飾ボタン200は、装飾カバー100の磁石部120の突出した部分が、衣服用ボタン1の突部14の内壁14aと磁石20の表面20aとで形成された凹部16に嵌入されている。図7では、衣服用ボタン1の磁石20と装飾カバー100の磁石部120とは当接している。
次に、作用効果について説明する。
本実施形態に係る衣服用ボタン1は、ボタン本体10の表面10aに固着された板状の磁石20を有し、この磁石20と装飾カバー100の裏面側に設けられた磁石部120との間で作用する磁力によって装飾カバー100をボタン本体10の表面10a側に吸着するようになっている。これにより、剛性の高い装飾カバーであってもボタンに容易にワンタッチで装着することができる。
また、本実施形態に係る衣服用ボタン1は、衣服用ボタン1の磁石20と装飾カバー100の磁石部120とが磁力により結合する構成となっているので、従来の磁石と薄い鉄板の構成に比べ、結合力が強く、使用中に装飾カバー100が脱落し難い。
しかも、本実施形態に係る衣服用ボタン1は、ボタン本体10の表面10aの周縁に設けられ、磁石20の厚み方向に磁石20を超えて延びる突部14をさらに備えている。これにより、衣服へのアイロン掛け時に、アイロンやプレス機が、衣服用ボタン1の磁石20自体に接触し難くなっている。これにより、アイロン掛け時に磁石20が熱による損傷を受け難い。よって、衣服用ボタン1から磁石20を取り外すことなく、衣服のアイロン掛けを容易に行うことができる。特に、ネオジム磁石は耐熱温度が比較的低く(例えば、80℃程度)、熱に弱いので、突部14の構成はアイロン掛け時の磁石20に対する過度な加熱を防ぐ上で効果的である。
また、本実施形態に係る衣服用ボタン1は、ボタン本体10に磁石20に達する貫通孔15が形成されている。この構成により、衣服用ボタン1から磁石20を取り外して交換する場合に、衣服用ボタン1の裏面側から貫通孔15に細い棒等を差し込んで磁石20を押し出すことができるようになっている。これにより、磁石20の交換作業が容易になる。
また、本実施形態に係る装飾ボタン200は、装飾カバー100の磁石部120の突出した部分が、衣服用ボタン1の表面側に形成された凹部16に嵌入されるので、装飾カバー100が横ずれすることがない。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る衣服用ボタン1Aを説明する。
本実施形態に係る衣服用ボタン1Aは、糸通し孔31Aが形成された凸部30Aが平面視十字形状(プラス(+)形状)である点で平面視マイナス(−)形状である第1の実施形態と異なっている。その他の構成は第1の実施形態と同一であり、同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図8は、第2の実施形態に係る衣服用ボタン1Aを示し、(a)はその側面図、(b)は底面図である。図8に示すように、ボタン本体10の裏面10bに形成された凸部30Aは平面視十字形状であり、十字形状の交差部から十字形状の各端部の間にそれぞれ糸通し孔31Aが裏面10bに平行な方向に計4個形成されている。
この構成により、衣服用ボタン1Aの表面を、衣服のボタン取付け部の布面に平行に固定することができる。これにより、衣服用ボタン1Aに装飾カバー100を取り付けたとき、装飾カバー100の装飾部130が下を向かず正面(該布面に垂直な方向)を向いた状態に保持することができ、装飾効果を十分に発揮することができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態に係る装飾ボタン200Aを説明する。
本実施形態に係る装飾ボタン200Aは、装飾カバー100Aの台座部110の裏面の周縁に突状部114が形成されている点で第1の実施形態と異なっている。その他の構成は第1の実施形態と同一であり、同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る装飾ボタン200Aを示し、(a)はその装飾カバー100Aの断面図、(b)は装飾ボタン200Aの断面図である。図9に示すように、装飾カバー100Aは、台座部110の裏面110bの周縁に突状部114が形成されている。装飾カバー100Aが衣服用ボタン1に装着されると、この突状部114の内側凹部に衣服用ボタン1がその表面側から嵌入する。すなわち、装飾カバー100Aの突状部114の内壁114aが衣服用ボタン1の突部14の外周面14cに対向する。この構成により、装飾ボタン200Aの装飾カバー100Aが衣服用ボタン1に対して横ずれしないようになっている。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態に係る装飾ボタン200Bを説明する。
図10に示すように、本実施形態に係る装飾ボタン200Bは、衣服用ボタン1Bのボタン本体10の突部14の上面14bに、凸状に湾曲した湾曲凸部18が形成されている。湾曲凸部18は、略半円板形状であるが、これに限定されず、半楕円板形状など任意の湾曲形状であってよい。また、装飾カバー100Bの台座部110の裏面周縁部113に、湾曲凸部18に適合するように凹状に湾曲した湾曲凹部118が形成されている。湾曲凸部18と湾曲凹部118の個数は、それぞれ1個であるが、これに限定されず、1以上の任意の数(または対数)でよい。
本実施形態では、衣服用ボタン1B側に湾曲凸部18が設けられ、装飾カバー100B側に湾曲凹部118が設けられているが、凹凸関係はこれに限定されず、衣服ボタン1B側に湾曲凹部を設け、装飾カバー100B側に湾曲凸部を設けてもよいことは勿論である。
装飾カバー100Bは、湾曲凸部18が湾曲凹部118に嵌入するように、衣服用ボタン1Bに装着される。衣服用ボタン1Bに装飾カバー100Bが装着された状態において、装飾カバー100Bを、台座部110の平面視中心を通る中心軸に対して少し回転させることにより、湾曲凸部18が湾曲凹部118から外れて装飾カバー100Bの台座部110の裏面周縁部113に乗り上げる。これにより、磁石20と磁石部120との間に若干の隙間ができ、両者の磁力による結合力が小さくなる。この状態で装飾カバー100Bを衣服用ボタン1Bから取り外す。磁力による結合力が小さくなっているので、装飾カバー100Bの取り外しが容易である。
以上述べたように、本発明は、装飾カバーを容易に装着できるとともに、使用中に装飾カバーが脱落し難く、衣服のアイロン掛けを容易に行うことができ、しかも、磁石の交換作業が容易になるという効果を有し、衣服用ボタンおよび装飾ボタンの全般に有用である。
1、1A、1B 衣服用ボタン
10 ボタン本体
10a ボタン本体の表面
10b ボタン本体の裏面
10c 湾曲部
14 突部
14a 突部の内壁
14b 突部の上面
14c 突部の外周面
15 貫通孔
16 凹部
18 湾曲凸部
20 磁石
20a 磁石の表面
30、30A 凸部
31、31A 糸通し孔
50 衣服
100、100A、100B 装飾カバー
110 台座部
110a 台座部の表面
110b 台座部の裏面
112 凹状部
113 裏面周縁部
114 突状部
118 湾曲凹部
120 磁石部
120a 磁石部の上面
120b 磁石部の下面
130 装飾部
200、200A、200B 装飾ボタン

Claims (4)

  1. ボタン本体と、
    前記ボタン本体の表面に固着された板状の磁石と、
    前記ボタン本体の裏面に設けられ、糸通し孔が前記裏面に平行な方向に形成された凸部と、
    を備え、前記磁石と装飾カバーの裏面側に設けられた磁石部との間で作用する磁力によって前記装飾カバーを前記ボタン本体の表面側に吸着する衣服用ボタンであって、
    前記ボタン本体の前記表面の周縁に設けられ、前記磁石の厚み方向に前記磁石を超えて延びる突部をさらに備え、前記ボタン本体に前記磁石に達する貫通孔が形成されていることを特徴とする衣服用ボタン。
  2. 前記凸部は平面視十字形状であり、前記十字形状の交差部から前記十字形状の各端部の間にそれぞれ前記糸通し孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の衣服用ボタン。
  3. 請求項1又は2に記載の衣服用ボタンと、前記衣服用ボタンに着脱自在に装着される装飾カバーと、を有する装飾ボタンであって、前記装飾カバーは、
    台座部と、
    前記台座部の表面側に設けられた装飾部と、
    前記台座部の裏面側に該裏面より突出して設けられた磁石部と、
    を備え、前記磁石部の前記突出した部分が、前記衣服用ボタンの前記突部の内壁と前記磁石の表面とで形成された凹部に嵌入されることを特徴とする装飾ボタン
  4. 前記衣服用ボタンは、前記ボタン本体の前記突部の上面に凸状に湾曲した湾曲凸部を有し、前記装飾カバーは、前記台座部の前記裏面の周縁に凹状に湾曲した湾曲凹部を有し、前記装飾カバーが前記衣服用ボタンに装着されたとき、前記湾曲凸部が前記湾曲凹部に嵌入されることを特徴とする請求項3に記載の装飾ボタン。
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