JP6329029B2 - 塗工膜形成方法および塗工膜形成装置 - Google Patents

塗工膜形成方法および塗工膜形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、長尺帯状の基材の表面に塗工膜を形成する塗工膜形成方法および塗工膜形成装置に関する。
従来、リチウムイオン電池等の化学電池の製造工程では、金属箔等の長尺帯状の基材の表面に、電極膜となる塗工膜を形成する塗工膜形成装置が用いられている。塗工膜形成装置は、いわゆるロールトゥロール方式にて基材を搬送しながら、その基材の表面に電極材料を含む塗工液を吐出し、その後に乾燥処理を行うことによって、塗工膜を形成する。従来の塗工膜形成装置については、例えば、特許文献1に記載されている。
化学電池の製造工程では、電極を多層構造とするために、基材の表裏両面に塗工膜を形成する場合がある。その場合、塗工膜の形成処理を片面ずつ行うと、処理が長時間化する。そこで、特許文献1の装置では、基材の表裏両面に同時に塗工・乾燥処理を行っている。このようにすれば、塗工膜の形成にかかる処理時間を短縮できる。
特開2013−107053号公報
しかしながら、特許文献1の塗工装置は、1枚の基材の両面に、塗工膜を同時に形成する。このため、特許文献1の塗工装置を用いて塗工膜を形成すると、基材の上面に形成された塗工膜の状態(膜厚や密度など)と、基材の下面に形成された塗工膜の状態とを、個別に計測することが困難であった。片面の塗工膜の一部を剥離するなどすれば、計測を行うことは可能であるが、多大な手間が掛かる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、塗工膜の形成にかかる処理時間を短縮し、かつ、形成された塗工膜の状態を片面ずつ計測できる、塗工膜形成方法および塗工膜形成装置を提供することを、目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、長尺帯状の基材の表面に塗工膜を形成する塗工膜形成方法であって、a)2枚の基材を重ね合わせて、第1二重基材を形成する工程と、b)前記工程a)の後に、前記第1二重基材の両面に塗工液を塗工する工程と、c)前記工程b)の後に、前記第1二重基材に塗工された塗工液を乾燥させて、塗工膜を形成する工程と、d)前記工程c)の後に、前記第1二重基材を2枚の基材に分離する工程と、e)前記工程d)の後に、2枚の基材を2つのローラにそれぞれ巻き取る工程とを有する。
本願の第2発明は、第1発明の塗工膜形成方法であって、f)前記工程e)の後に、2つの前記ローラから、それぞれ基材を巻き出し、前記塗工膜が形成された面同士が対向するように、2枚の基材を重ね合わせて、第2二重基材を形成する工程と、g)前記工程f)の後に、前記第2二重基材の両面に塗工液を塗工する工程と、h)前記工程g)の後に、前記第2二重基材に塗工された塗工液を乾燥させて、塗工膜を形成する工程と、i)前記工程h)の後に、前記第2二重基材を2枚の基材に分離する工程と、を有する。
本願の第3発明は、第2発明の塗工膜形成方法であって、j)前記工程d)の後、かつ、前記工程f)の前に、2枚の基材のそれぞれについて、前記塗工膜の状態を計測する工程と、k)前記工程i)の後に、2枚の基材のそれぞれについて、前記塗工膜の状態を計測する工程と、をさらに有する。
本願の第4発明は、第1発明乃至第3発明のいずれか1発明の塗工膜形成方法であって、前記基材は金属箔であり、前記塗工液は、化学電池用の電極材料を含む。
本願の第5発明は、長尺帯状の基材の表面に塗工膜を形成する塗工膜形成装置であって、所定の搬送経路に沿って基材を搬送する搬送機構と、前記搬送機構へ基材を供給する基材供給部と、前記搬送機構から基材を回収する基材回収部と、前記搬送経路上の基材に向けて塗工液を塗工する塗工部と、前記塗工部よりも搬送経路の下流側において、基材に塗工された塗工液を乾燥させる乾燥部と、を有し、前記基材供給部は、2枚の基材を下流側へ送り出す2つの巻き出しローラと、2つの前記巻き出しローラから送り出された2枚の基材を重ね合わせて、二重基材を形成する重ね合わせ部と、を有し、前記塗工部は、前記二重基材の両面に前記塗工液を塗工し、前記基材回収部は、前記二重基材を2枚の基材に分離する分離部と、分離された2枚の基材を巻き取る2つの巻き取りローラと、を有する。
本願の第6発明は、第5発明の塗工膜形成装置であって、前記巻き取りローラを、前記基材回収部から取り外して、前記基材供給部にセット可能である。
本願の第7発明は、第5発明または第6発明の塗工膜形成装置であって、前記基材回収部は、分離された2枚の基材のそれぞれについて、前記塗工膜の状態を計測する計測部をさらに有する。
本願の第8発明は、第5発明乃至第7発明のいずれか1発明の塗工膜形成装置であって、基材に付されたマークを検出するセンサと、前記センサによる前記マークの検出時刻に対して所定のタイミングで、前記塗工部を動作させる制御部と、をさらに有する。
本願の第9発明は、第5発明乃至第8発明のいずれか1発明の塗工膜形成装置であって、前記基材は金属箔であり、前記塗工液は、化学電池用の電極材料を含む。
本願の第1発明〜第9発明によれば、2枚の基材を重ね合わせた状態で、塗工・乾燥を行うことにより、装置の大型化を抑制しながら、塗工膜が形成された基材の製造時間を短縮できる。また、各基材に対しては、片面ずつの塗工となるため、片面塗工後に塗工膜の状態を計測することが可能となる。
特に、本願の第2発明によれば、各基材の両面に塗工膜を形成できる。
特に、本願の第3発明によれば、各基材の片面塗工後および両面塗工後に、塗工膜の状態を計測する。これにより、各基材の両面に形成された塗工膜が、ともに正常であるか否かを確認できる。
特に、本願の第6発明によれば、各基材の一方の面を塗工した後に、巻き取りローラを基材供給部にセットして、各基材の他方の面を塗工できる。これにより、各基材の両面に塗工膜を形成できる。
特に、本願の第7発明によれば、各基材の塗工後に、塗工膜の状態をインラインで確認できる。
特に、本願の第8発明によれば、基材の表面の所定の位置に、塗工膜を形成できる。したがって、基材の両面に所定の位置関係で、塗工膜を形成することが可能となる。
塗工膜形成装置の構成を示した図である。 塗工膜形成装置内の各部と制御部との接続構成を示した図である。 塗工膜形成処理の流れを示したフローチャートである。 塗工膜形成処理の各段階における基材の状態を示した断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.塗工膜形成装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る塗工膜形成装置1の構成を示した図である。この塗工膜形成装置1は、長尺帯状の基材9を長手方向に搬送しつつ、基材9の表面に、電極材料である活物質を含む塗工液を塗工し、その塗工液を乾燥させて、リチウムイオン二次電池の電極を製造する装置である。図1に示すように、塗工膜形成装置1は、基材供給部10、搬送機構20、塗工部30、乾燥部40、基材回収部50、および制御部60を有する。
基材供給部10は、2枚の基材9を巻き出しローラ11から送り出すとともに、2枚の基材9を重ね合わせて、搬送機構20へ供給する。基材9には、例えば、銅箔やアルミニウム箔などの金属箔が用いられる。基材供給部10は、2つの巻き出しローラ11と、重ね合わせ部12とを有する。
2つの巻き出しローラ11には、それぞれ、基材9が巻き付けられている。各巻き出しローラ11は、水平軸を中心として回転するローラ保持部13によって、回転可能に保持される。ローラ保持部13とともに巻き出しローラ11を図1中の矢印d1の向きに回転させると、2枚の基材9が、それぞれ巻き出しローラ11から下流側へ送り出される。
重ね合わせ部12は、2つの巻き出しローラ11から送り出された2枚の基材9を重ね合わせて、下流側へ送る。重ね合わせ部12は、複数の圧着ローラ121を有する。複数の圧着ローラ121は、基材9の搬送経路が昇降するように、上下に交互に配置される。これにより、複数の圧着ローラ121によって搬送される2枚の基材9が互いに圧着し、一体化された二重基材90が形成される。上側の巻き出しローラ11から送り出された基材9の上面は、二重基材90の上面となる。また、下側の巻き出しローラ11から送り出された基材9の下面は、二重基材90の下面となる。
搬送機構20は、基材供給部10と基材回収部50との間において、二重基材90をその長手方向に沿う搬送方向に搬送するための機構である。搬送機構20は、二重基材90を案内する複数の搬送ローラ21を有する。基材供給部10から供給された二重基材90は、複数の搬送ローラ21により規定される搬送経路に沿って、基材回収部50側へ搬送される。また、複数の搬送ローラ21に二重基材90が接触することで、二重基材90に張力が与えられる。これにより、搬送中における二重基材90の弛みや皺が抑制される。なお、搬送ローラ21の位置や数は、必ずしも図1の通りでなくてもよい。
塗工部30は、搬送機構20の搬送経路上において、二重基材90の上面および下面に、塗工液を塗工する。塗工部30は、水平に搬送される二重基材90の上側に配置された第1ノズル31と、二重基材90の下側に配置された第2ノズル32と、第1センサ33と、第2センサ34とを有する。第1ノズル31および第2ノズル32には、幅方向(基材の長手方向に直交する水平方向)に沿って延びるスリット状の吐出口を有する、いわゆるスリットノズルが用いられる。
第1ノズル31の吐出口は、二重基材90の上面に対向する。図示しない塗工液供給源から第1ノズル31に塗工液を供給すると、第1ノズル31の吐出口から二重基材90の上面へ向けて、塗工液が吐出される。一方、第2ノズル32の吐出口は、二重基材90の下面に対向する。図示しない塗工液供給源から第2ノズル32に塗工液を供給すると、第2ノズル32の吐出口から二重基材90の下面へ向けて、塗工液が吐出される。
第1センサ33および第2センサ34は、第1ノズル31および第2ノズル32よりも、搬送方向の上流側に配置されている。第1センサ33は、二重基材90の上側の基材9に付された基準マークを、例えば光学的に検出する。第1センサ33の検出信号は、制御部60へ送信され、制御部60において、第1ノズル31の動作タイミングを制御する際に参照される。第2センサ34は、二重基材90の下側の基材9に付された基準マークを、例えば光学的に検出する。第2センサ34の検出信号は、制御部60へ送信され、制御部60において、第2ノズル32の動作タイミングを制御する際に参照される。
乾燥部40は、塗工部30よりも搬送経路の下流側に配置されている。乾燥部40は、二重基材90の上面および下面に塗工された塗工液を、加熱等により乾燥させて、塗工膜を形成する。乾燥部40内には、例えば、塗工液を緩やかに昇温させる予熱部、塗工液を所定の温度まで昇温して主たる溶剤を蒸発させる主乾燥部、塗工液が乾燥して形成された塗工膜をより高温に加熱して塗工膜の歪みや残留応力を除去するアニール部、および、塗工膜を冷却する冷却部が、搬送経路に沿ってこの順に配置される。
基材回収部50は、乾燥処理後の二重基材90を搬送機構20から受け取り、当該二重基材90を2枚の基材9に分離して回収する。基材回収部50は、分離部51、2つの巻き取りローラ52、および2つの計測部53を有する。
分離部51は、二重基材90を構成する2枚の基材9を、異なる方向へ送ることによって、二重基材90を2枚の基材9に分離する。2つの巻き取りローラ52は、それぞれ、水平軸を中心として回転するローラ保持部54によって、回転可能に保持される。ローラ保持部54とともに巻き取りローラ52を図1中の矢印d2の向きに回転させると、分離された2枚の基材9が、それぞれ巻き取りローラ52に巻き取られる。
本実施形態では、上側の巻き取りローラ52には、塗工膜が形成された上面が外側となるように、基材9が巻き取られる。一方、下側の巻き取りローラ52には、塗工膜が形成された下面が内側となるように、基材9が巻き取られる。
2つの計測部53は、分離部51と巻き取りローラ52との間に設けられている。各計測部53は、基材9に形成された塗工膜の厚みを計測する。計測部53は、例えば、レーザ変位計によって基材9の表面の位置を非接触で検出することにより、塗工膜の厚みを計測する。ただし、計測部53は、X線膜厚計やβ線膜厚計などの他方式の計測器を用いたものであってもよい。また、計測部53は、塗工膜の状態を示す膜厚以外の計測値(例えば、塗工膜の密度)を取得するものであってもよい。
制御部60は、塗工膜形成装置1内の各部を動作制御するための手段である。図1中に概念的に示したように、制御部60は、CPU等の演算処理部61、RAM等のメモリ62、およびハードディスクドライブ等の記憶部63を有するコンピュータにより構成されている。図2は、塗工膜形成装置1内の各部と制御部60との接続構成を示した図である。図2に示すように、制御部60は、基材供給部10のローラ保持部13、搬送機構20、第1ノズル31、第2ノズル32、第1センサ33、第2センサ34、乾燥部40、計測部53、および基材回収部50のローラ保持部54と、それぞれ電気的に接続されている。
制御部60は、記憶部63に記憶されたコンピュータプログラムやデータを、メモリ62に一時的に読み出し、当該コンピュータプログラムおよびデータに基づいて、演算処理部61が演算処理を行うことにより、塗工膜形成装置1内の各部を動作制御する。これにより、塗工膜形成装置1における塗工膜形成処理が進行する。
<1−2.塗工膜形成処理について>
続いて、塗工膜形成装置1を用いて、2枚の基材9(以下、「基材A」「基材B」と称する)に塗工膜を形成する処理について、説明する。図3は、塗工膜形成処理の流れを示したフローチャートである。図4は、塗工膜形成処理の各段階における基材A,Bの状態を示した断面図である。
本実施形態の塗工膜形成処理は、ステップS1〜ステップS7の第1塗工膜形成処理と、ステップS8〜ステップS14の第2塗工膜形成処理とを有する。
第1塗工膜形成処理では、まず、塗工前の基材Aが巻き付けられた巻き出しローラ11を、基材供給部10の上側のローラ保持部13にセットする。また、塗工前の基材Bが巻き付けられた巻き出しローラ11を、基材供給部10の下側のローラ保持部13にセットする。そして、各基材A,Bを巻き出しローラ11から引き出し、搬送経路上の各ローラに掛け渡して、各基材A,Bの端部を、基材回収部50の巻き取りローラ52に固定する。
次に、基材供給部10のローラ保持部13、搬送機構20、および基材回収部50のローラ保持部54の駆動を開始させる。これにより、塗工前の基材Aおよび基材Bが、巻き出しローラ11から送り出される(ステップS1,図4(a),(b)の状態)。
巻き出しローラ11から送り出された2枚の基材A,Bは、重ね合わせ部12において重ね合わせられることにより、二重基材90となる(ステップS2,図4(c)の状態)。以下では、第1塗工膜形成処理中に形成される二重基材90を、「第1二重基材C」と称する。ここでは、基材Aの上面A1が第1二重基材Cの上面となり、基材Bの下面B2が、第1二重基材Cの下面となる。
次に、塗工部30は、水平に搬送される第1二重基材Cの上面および下面に、塗工液を塗工する(ステップS3)。本実施形態では、第1ノズル31と第2ノズル32とが、搬送方向の同じ位置において、塗工液を間欠的に吐出する。これにより、基材Aの上面A1と、基材Bの下面B2とに、塗工液が搬送方向に間欠的に塗工される。
塗工後の第1二重基材Cは、乾燥部40へ搬送されて、乾燥処理を受ける(ステップS4)。乾燥部40は、第1二重基材Cの上面および下面に塗工された塗工液を、加熱等により乾燥させる。その結果、第1二重基材Cの上面である基材Aの上面A1に、塗工膜SA1が形成され、第1二重基材Cの下面である基材Bの下面B2に、塗工膜SB2が形成される(図4(d)の状態)。
乾燥処理が終わると、第1二重基材Cは、分離部51において、基材Aと基材Bとに分離される(ステップS5,図4(e),(f)の状態)。
続いて、2つの計測部53において、塗工膜SA1および塗工膜SB2の厚みが、それぞれ計測される(ステップS6)。上側の計測部53は、基材Aおよび塗工膜SA1の全体の厚みと、基材Aのみの厚みとを計測し、その差分を塗工膜SA1の厚みとする。下側の計測部53は、基材Bおよび塗工膜SB2の全体の厚みと、基材Bのみの厚みとを計測し、その差分を塗工膜SB2の厚みとする。
なお、基材Aのみの厚みが既知であれば、上側の計測部53は、基材Aおよび塗工膜SA1の全体の厚みのみを、計測すればよい。また、基材Bのみの厚みが既知であれば、下側の計測部53は、基材Bおよび塗工膜SB2の全体の厚みのみを、計測すればよい。
その後、基材Aおよび基材Bは、2つの巻き取りローラ52に、それぞれ巻き取られる(ステップS7)。そして、基材Aおよび基材Bが、それぞれ最後まで巻き取りローラ52に巻き取られた後、ローラ保持部54から巻き取りローラ52を取り外す。以上をもって、第1塗工膜形成処理を終了する。
なお、本実施形態では、第1塗工膜形成処理中のステップS2の後からステップS9の前までのいずれかの時点で、最後に塗工された塗工膜SA1および塗工膜SB2の位置が分かるように、基材Aおよび基材Bに基準マークを付ける。基準マークは、次の第2塗工膜形成処理において、塗工液の吐出位置を制御する際の目印となる。基準マークは、基材Aおよび基材Bの表面に切り込みを入れることによって形成してもよく、基材Aおよび基材Bの表面にインクを付着させることによって形成してもよい。
第1塗工膜形成処理が終了すると、次に、第2塗工膜形成処理を行う。第2塗工膜形成処理では、まず、第1塗工膜形成処理において巻き取りローラ52として用いたローラを、基材供給部10のローラ保持部13にセットする。第2塗工膜形成処理では、このローラを、巻き出しローラ11とする。本実施形態では、基材Aが巻き付けられた巻き出しローラ11を、下側のローラ保持部13にセットする。また、基材Bが巻き付けられた巻き出しローラ11を、上側のローラ保持部13にセットする。そして、各基材A,Bを巻き出しローラ11から引き出し、搬送経路上の各ローラに掛け渡して、各基材A,Bの端部を、基材回収部50の巻き取りローラ52に固定する。
次に、基材供給部10のローラ保持部13、搬送機構20、および基材回収部50のローラ保持部54の駆動を開始させる。これにより、片面に塗工済みの基材Aおよび基材Bが、巻き出しローラ11から送り出される(ステップS8)。
巻き出しローラ11から送り出された2枚の基材A,Bは、重ね合わせ部12において重ね合わせられることにより、二重基材90となる(ステップS9,図4(g)の状態)。以下では、第2塗工膜形成処理中に形成される二重基材90を、「第2二重基材D」と称する。第2二重基材Dでは、塗工膜SA1が形成された基材Aの上面A1と、塗工膜SB2が形成された基材Bの下面B2とが、互いに対向する。また、基材Bの上面B1が第2二重基材Dの上面となり、基材Aの下面A2が、第2二重基材Dの下面となる。
次に、塗工部30は、水平に搬送される第2二重基材Dの上面および下面に、塗工液を塗工する(ステップS10)。すなわち、第1ノズル31は、基材Bの上面B1に、塗工液を搬送方向に間欠的に塗工する。また、第2ノズル32は、基材Aの下面A2に、塗工液を搬送方向に間欠的に塗工する。
ステップS10では、第1ノズル31は、第1センサ33が基材B上の基準マークを検出した時刻から所定の時間経過後に、塗工液の吐出を開始する。これにより、塗工膜SB2と同じ搬送方向の位置における基材Bの上面に、塗工液を塗工する。また、第2ノズル32は、第2センサ34が基材A上の基準マークを検出した時刻から所定の時間経過後に、塗工液の吐出を開始する。これにより、塗工膜SA1と同じ搬送方向の位置における基材Aの下面に、塗工液を塗工する。
塗工後の第2二重基材Dは、乾燥部40へ搬送されて、乾燥処理を受ける(ステップS11)。乾燥部40は、第2二重基材Dの上面および下面に塗工された塗工液を、加熱等により乾燥させる。その結果、第2二重基材Dの上面である基材Bの上面B1に、塗工膜SB1が形成され、第2二重基材Dの下面である基材Aの下面A2に、塗工膜SA2が形成される(図4(h)の状態)。
乾燥処理が終わると、第2二重基材Dは、分離部51において、基材Aと基材Bとに分離される(ステップS12)。分離後の基材Aは、その上面A1に塗工膜SA1を有し、その下面A2に塗工膜SA2を有する(図4(i)の状態)。また、分離後の基材Bは、その上面B1に塗工膜SB1を有し、その下面B2に塗工膜SB2を有する(図4(j)の状態)。
続いて、2つの計測部53において、塗工膜SA2の厚みと、塗工膜SB1の厚みとが、それぞれ計測される(ステップS13)。上側の計測部53は、基材Bおよび両面の塗工膜SB1,SB2の全体の厚みを計測し、ステップS6で計測した基材Bおよび塗工膜SB2の厚みとの差分を、塗工膜SB1の厚みとする。下側の計測部53は、基材Aおよび両面の塗工膜SA1,SA2の全体の厚みを計測し、ステップS6で計測した基材Aおよび塗工膜SA1の厚みとの差分を、塗工膜SA2の厚みとする。
その後、基材Aおよび基材Bは、2つの巻き取りローラ52に、それぞれ巻き取られる(ステップS14)。そして、基材Aおよび基材Bが、それぞれ最後まで巻き取りローラ52に巻き取られた後、ローラ保持部54から巻き取りローラ52を取り外す。以上をもって、第2塗工膜形成処理を終了する。
このように、この塗工膜形成装置1では、2枚の基材A,Bを重ね合わせることにより形成された二重基材C,Dの両面に対して、塗工・乾燥処理を行う。このため、2枚の基材A,Bに対して、片面の塗工・乾燥処理を同時に行うことができる。これにより、塗工・乾燥処理の時間を短縮できる。また、2枚の基材A,Bを重ね合わせた状態で搬送するため、基材Aと基材Bとで個別に搬送機構を用意する必要がない。したがって、塗工膜形成装置1の大型化を抑制できる。
また、各基材A,Bに対しては、片面ずつ塗工・乾燥処理を行うこととなる。このため、各基材A,Bの片面に塗工・乾燥処理を行った後と、両面に塗工・乾燥処理を行った後とに、それぞれ塗工膜の計測を行うことができる。このようにすれば、製造後の基材から塗工膜を部分的に剥がしたりすることなく、各基材A,Bの両面に形成された塗工膜のそれぞれの状態を、容易に確認できる。
<2.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の実施形態では、第1塗工膜形成処理と第2塗工膜形成処理とで、上下の巻き出しローラ11にセットされる基材A,Bの位置を、入れ替えていた。しかしながら、第2塗工膜形成処理において、上下の巻き出しローラ11に、基材A,Bの位置を入れ替えることなくセットしてもよい。その場合、巻き出しローラ11を第1塗工膜形成処理とは逆向きに回転させて、巻き出しローラ11の下側から基材A,Bを送り出すようにすればよい。
また、上記の実施形態では、第1ノズル31および第2ノズル32から、塗工液を間欠的に吐出していた。しかしながら、第1ノズル31および第2ノズル32から、塗工液を連続して吐出してもよい。また、第1ノズル31および第2ノズル32は、搬送経路上の異なる位置に、配置されていてもよい。
また、上記の実施形態では、塗工時および乾燥時における二重基材90の搬送の向きが、水平方向であった。しかしながら、塗工時および乾燥時における二重基材90の搬送の向きは、水平以外の方向であってもよい。例えば、鉛直上向きに搬送される二重基材90の両面に対して、塗工液を塗工するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、二重基材90を構成する下側の基材9の上面と、上側の基材9の下面とが、直接接触していた。しかしながら、下側の基材9と上側の基材9との間に、支持フィルム等の長尺帯状のシートを介在させてもよい。2枚の基材9の間にシートを介在させる目的は、2枚の基材9の分離や滑りを抑制するため、各基材9の弛みを抑制するため、あるいは、第1塗工膜形成処理後の塗工膜を保護するため、などであってもよい。
また、上記の実施形態では、塗工膜形成装置1内に、計測部53が設けられていた。このため、塗工膜形成装置1内において、塗工膜の状態を、インラインで計測することができた。しかしながら、塗工膜形成装置1から計測部53を省略してもよい。その場合、第1塗工膜形成処理の後と、第2塗工膜形成処理の後とに、それぞれ、塗工膜形成装置1とは別の計測装置を用いて、塗工膜の状態を計測すればよい。
また、上記の実施形態の塗工膜形成装置1は、リチウムイオン二次電池の電極を製造するものであった。しかしながら、本発明の塗工膜形成装置は、リチウムイオン二次電池以外の各種電池の電極を製造するものであってもよい。また、本発明の塗工膜形成装置は、半導体、液晶表示装置、太陽電池パネル、フレキシブルデバイスなどに用いられる各種フレキシブル基材の表面に、レジスト膜等の塗工膜を形成するものであってもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 塗工膜形成装置
10 基材供給部
11 巻き出しローラ
12 重ね合わせ部
13 ローラ保持部
20 搬送機構
21 搬送ローラ
30 塗工部
31 第1ノズル
32 第2ノズル
33 第1センサ
34 第2センサ
40 乾燥部
50 基材回収部
51 分離部
52 巻き取りローラ
53 計測部
54 ローラ保持部
60 制御部
9,A,B 基材
90 二重基材
C 第1二重基材
D 第2二重基材
SA1,SA2,SB1,SB2 塗工膜

Claims (9)

  1. 長尺帯状の基材の表面に塗工膜を形成する塗工膜形成方法であって、
    a)2枚の基材を重ね合わせて、第1二重基材を形成する工程と、
    b)前記工程a)の後に、前記第1二重基材の両面に塗工液を塗工する工程と、
    c)前記工程b)の後に、前記第1二重基材に塗工された塗工液を乾燥させて、塗工膜を形成する工程と、
    d)前記工程c)の後に、前記第1二重基材を2枚の基材に分離する工程と、
    e)前記工程d)の後に、2枚の基材を2つのローラにそれぞれ巻き取る工程と
    を有する、塗工膜形成方法。
  2. 請求項1に記載の塗工膜形成方法であって、
    f)前記工程e)の後に、2つの前記ローラから、それぞれ基材を巻き出し、前記塗工膜が形成された面同士が対向するように、2枚の基材を重ね合わせて、第2二重基材を形成する工程と、
    g)前記工程f)の後に、前記第2二重基材の両面に塗工液を塗工する工程と、
    h)前記工程g)の後に、前記第2二重基材に塗工された塗工液を乾燥させて、塗工膜を形成する工程と、
    i)前記工程h)の後に、前記第2二重基材を2枚の基材に分離する工程と、
    を有する、塗工膜形成方法。
  3. 請求項2に記載の塗工膜形成方法であって、
    j)前記工程d)の後、かつ、前記工程f)の前に、2枚の基材のそれぞれについて、前記塗工膜の状態を計測する工程と、
    k)前記工程i)の後に、2枚の基材のそれぞれについて、前記塗工膜の状態を計測する工程と、
    をさらに有する、塗工膜形成方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の塗工膜形成方法であって、
    前記基材は金属箔であり、
    前記塗工液は、化学電池用の電極材料を含む、塗工膜形成方法。
  5. 長尺帯状の基材の表面に塗工膜を形成する塗工膜形成装置であって、
    所定の搬送経路に沿って基材を搬送する搬送機構と、
    前記搬送機構へ基材を供給する基材供給部と、
    前記搬送機構から基材を回収する基材回収部と、
    前記搬送経路上の基材に向けて塗工液を塗工する塗工部と、
    前記塗工部よりも搬送経路の下流側において、基材に塗工された塗工液を乾燥させる乾燥部と、
    を有し、
    前記基材供給部は、
    2枚の基材を下流側へ送り出す2つの巻き出しローラと、
    2つの前記巻き出しローラから送り出された2枚の基材を重ね合わせて、二重基材を形成する重ね合わせ部と、
    を有し、
    前記塗工部は、前記二重基材の両面に前記塗工液を塗工し、
    前記基材回収部は、
    前記二重基材を2枚の基材に分離する分離部と、
    分離された2枚の基材を巻き取る2つの巻き取りローラと、
    を有する、塗工膜形成装置。
  6. 請求項5に記載の塗工膜形成装置であって、
    前記巻き取りローラを、前記基材回収部から取り外して、前記基材供給部にセット可能である、塗工膜形成装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の塗工膜形成装置であって、
    前記基材回収部は、
    分離された2枚の基材のそれぞれについて、前記塗工膜の状態を計測する計測部
    をさらに有する、塗工膜形成装置。
  8. 請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の塗工膜形成装置であって、
    基材に付されたマークを検出するセンサと、
    前記センサによる前記マークの検出時刻に対して所定のタイミングで、前記塗工部を動作させる制御部と、
    をさらに有する、塗工膜形成装置。
  9. 請求項5乃至請求項8のいずれか1項に記載の塗工膜形成装置であって、
    前記基材は金属箔であり、
    前記塗工液は、化学電池用の電極材料を含む、塗工膜形成装置。
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