JP2017043366A - ガラスロール及びその製造方法並びにその巻き外し方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガラスフィルムと保護フィルムとからなるガラスロールの巻きズレや巻き締りを抑止する。
【解決手段】ガラスフィルム2と保護フィルム3とが重ねられてロール状に巻かれたガラスロール1であって、保護フィルム3の両面が粘着面3a、3bである。そして、保護フィルム3の両粘着面3a、3bのうち相対的に粘着力が小さい方の粘着面(微粘着面)3aが、ガラスフィルム2の両面2a、2bのうち保証面2aに接触している。
【選択図】図1
【解決手段】ガラスフィルム2と保護フィルム3とが重ねられてロール状に巻かれたガラスロール1であって、保護フィルム3の両面が粘着面3a、3bである。そして、保護フィルム3の両粘着面3a、3bのうち相対的に粘着力が小さい方の粘着面(微粘着面)3aが、ガラスフィルム2の両面2a、2bのうち保証面2aに接触している。
【選択図】図1
Description
本発明は、ガラスフィルムを保護フィルムに重ねてロール状に巻き取ったガラスロール及びそのガラスロールの製造方法並びにそのガラスロールの巻き外し方法に関する。
周知のように、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの薄型表示機器、さらには近年急速に普及しているスマートフォンやタブレット型PCなどのモバイル機器は、軽量であることが要求される。そのため、これらの機器に採用されるガラス基板としては、フィルム状に薄板化されたガラスフィルムが使用されつつある。このガラスフィルムは、最終製品の段階では、略矩形状等の形態をなすが、それ以前の製造工程や各種処理工程などの段階では、帯状の形態をなすものとして取り扱われている。
この種のガラスフィルムは、適切な可撓性を有することから、保管時や輸送時等の利便性を考慮して、巻芯等の廻りにロール状に巻き取ったガラスロールの形態とすることが通例となっている。したがって、ガラスフィルムをガラスロールの形態としておけば、保管性等に優れるだけでなく、略矩形状等のガラスフィルムを多数枚に亘って切り出すことも容易に行い得る。
その一方で、この種のガラスフィルムは、機械的強度が低く、損傷や破損等が生じ易いため、そのままでの取り扱いには注意を要する。すなわち、ガラスフィルムをロール状に巻き取ってガラスロールを製作した場合には、巻き取られたガラスフィルム同士が接触して、傷が付く等の損傷が生じ得る。そこで、ガラスフィルムを、樹脂等からなる保護フィルム(帯状の保護フィルム)に重ねた状態で、ロール状に巻き取ってガラスロールを製作することが広汎に亘って行われている。
その一例として、特許文献1には、ガラスフィルムの少なくとも一方の面に、保護フィルムの表面を貼り付けた状態で、巻芯の廻りにロール状に巻き取ったガラスロールが開示されている。したがって、このガラスロールは、保護フィルムの裏面とガラスフィルムの他方の面とが非貼り付け状態で接触しているか、或いは保護フィルムの裏面同士が非貼り付け状態で接触していることになる。
しかしながら、特許文献1に開示されたガラスロールのように、ガラスフィルムと保護フィルムまたは保護フィルム同士が、非貼り付け状態で接触していると、その接触部に滑り或いは摺動等が生じ得る。
そのため、ガラスロールの製造過程、すなわち成形したガラスフィルムを搬送しつつ巻き取る過程や、ロールtoロール方式によってガラスフィルムを搬送しつつ巻き取る過程において、巻きズレや巻き締りが発生し、安定した巻き取りに支障が生じ得る。
詳述すると、巻きズレは、ガラスフィルムを巻き取る際に、ガラスフィルム及び保護フィルムが幅方向(巻芯等の軸心と平行な方向)に滑ることによって生じる。また、巻き締りは、ロール状のガラスフィルム及び保護フィルムの径が大きくなるに連れて、外径側のガラスフィルム及び保護フィルムの張力が内径側のそれよりも大きくなること等に起因して、ガラスフィルム及び保護フィルムが幅方向と直交する長手方向に滑ることによって生じる。
そして、これらが原因となって、ガラスロールの品位低下を招くだけでなく、ガラスロールからガラスフィルムを巻き外していく過程においても、巻き外し搬送経路上等で、ガラスフィルムに蛇行やシワが発生する等の弊害が生じ得る。
以上の観点から、本発明の課題は、ガラスロールの巻きズレや巻き締りを抑止することである。
上記課題を解決するために創案された本発明は、ガラスフィルムが保護フィルムに重ねられてロール状に巻かれたガラスロールにおいて、保護フィルムの両面に粘着面を有することに特徴づけられる。
このような構成によれば、ガラスフィルムと保護フィルムとの接触部は、いずれの接触部においても粘着面による貼り付けが行われている。したがって、両者の全ての接触部において、幅方向及びこれと直交する長手方向のいずれの方向に対しても滑りや摺動等が生じ難いため、巻きズレや巻き締りが抑止される。その結果、品位の高いガラスロールが得られるだけでなく、ガラスロールからガラスフィルムを巻き外していく際にも、巻き外し搬送経路上等で、ガラスフィルムに蛇行やシワが発生する等の弊害が生じ難くなる。なお、保護フィルムは、両面の全部が粘着面である必要はなく、ガラスフィルムとの接触部に滑りや摺動等を生じ難くできるのであれば、両面または片面の一部のみが粘着面であってもよい。
上記の構成において、保護フィルムの両粘着面は、一方の粘着面と他方の粘着面とで粘着力の大きさが異なることが好ましい。
このようにすれば、ガラスフィルムの一方の面と他方の面とでは、保護フィルムを剥離させ易い度合いが異なる。したがって、ガラスロールからガラスフィルム及び保護フィルムを巻き外す場合には、先ず剥離させ易い方の保護フィルムの粘着面をガラスフィルムから剥離させ、剥離させ難い方の保護フィルムの粘着面をガラスフィルムに貼り付けた状態として作業を進めることができる。その結果、ガラスロールからのガラスフィルムの巻き外し作業などが、効率良く且つ適正に行われ得る。
上記の構成において、保護フィルムの両粘着面は、一方の粘着面の粘着力が0.001〜1N/25mmであり、他方の粘着面の粘着力が0.005〜1.5N/25mmであることが好ましい。なお、粘着力の値は、保護フィルムとガラスフィルムとを貼り合わせて引張試験機を用いて剥離強さを測定したものであって、JIS Z0237に準拠した方法で測定した値を指す。
このようにすれば、不当な巻きズレや巻き締りを十分に回避し得る粘着力が確保できるだけでなく、ガラスフィルムからの保護フィルムの剥離作業を容易に行い得る粘着力を得ることもできる。
以上の構成において、保護フィルムの両粘着面のうち相対的に粘着力が小さい方の粘着面が、ガラスフィルムの両面のうち保証面に接触していることが好ましい。ここで、「保証面」とは、成膜処理などが施される製品側の面であって面性状が保証されるべき面を意味する。
このようにすれば、ガラスロールからガラスフィルム及び保護フィルムを巻き外す場合に、先ず保護フィルムにおける粘着力が小さい方の粘着面を、ガラスフィルムから剥離させて、ガラスフィルムの保証面を露出させることができる。この時点では、保護フィルムにおける粘着力が大きい方の粘着面は、ガラスフィルムに依然として貼り付けられた状態にしておくことができる。したがって、このような状態で、ガラスロールから巻き外したガラスフィルム及び保護フィルムを、ロールtoロール方式などで搬送すれば、搬送しながらガラスフィルムの保証面に成膜処理や洗浄処理などの製品関連処理を施すことができ、極めて好都合となる。
また、上記課題を解決するために創案された本発明に係る方法は、ガラスフィルムを保護フィルムに重ねてロール状に巻き取るガラスロールの製造方法において、保護フィルムとして、両面に粘着面を有する保護フィルムを用いることに特徴づけられる。
この方法に係る発明は、既に述べた対応するガラスロールに係る発明と実質的に構成が同一であるため、作用効果も実質的に同一である。したがって、この方法に係る発明についての作用効果の説明は、ここでは省略する。
上記の方法において、保護フィルムの両粘着面は、一方の粘着面と他方の粘着面とで粘着力の大きさが異なり、相対的に粘着力が小さい方の粘着面が、ガラスフィルムの両面のうち保証面に接触してロール状に巻き取られることが好ましい。
この方法に係る発明についての作用効果の説明も、上記と同様の理由によって、ここでは省略する。
以上の方法において、保護フィルムの両粘着面は、一方の粘着面と他方の粘着面とで粘着力の大きさが異なり、相対的に粘着力が小さい方の粘着面が、保護フィルムをガラスフィルムとの重ね合わせ位置に案内するローラに接触することが好ましい。
このようにすれば、ガラスロールの製造過程において、ローラに接触する保護フィルムの粘着面の粘着力が過度に大きいことによるローラの機能阻害、すなわちローラが保護フィルムを適正に案内できなくなる等の機能阻害が生じ難くなる。ここで、「ガラスロールの製造過程」とは、成形したガラスフィルムを搬送しつつ巻き取る過程や、ロールtoロール方式(ガラスロールからガラスフィルムを巻き外して所定の処理などを施しながら、そのガラスフィルムを再びガラスロールとして巻き取る方式)によってガラスフィルムを搬送しつつ巻き取る過程などを意味する。
また、本発明に係る既述のガラスロールは、以下に示すような方法の発明をも導き出し得る。
すなわち、ガラスロールからガラスフィルムを巻き外す方法であって、ガラスフィルムの両面のうち保証面が露出し且つその反対側の面に保護フィルムが貼り付いた状態で、ガラスフィルムが巻き外されていくようにすることである。
本発明によれば、巻きズレや巻き締りが抑止されたガラスロールを得ることができる。
以下、本発明の実施形態に係るガラスロール及びその製造方法並びにその巻き外し方法について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るガラスロール1の要部の構成を示す概略斜視図である。同図に示すように、ガラスロール1は、帯状のガラスフィルム2が帯状の保護フィルム3に重ねられた状態で、巻芯4の廻りにロール状に巻かれたものである。保護フィルム3は、内周面3aと外周面3bとの両面が粘着面とされている。この保護フィルム3の内周面3aと外周面3bとでは、粘着力の大きさが異なっている。
本実施形態では、保護フィルム3の内周面3aの方が外周面3bよりも粘着力が小さくなっている。詳述すると、この保護フィルム3は、ガラスフィルム2の外周面(以下、保証面ともいう)2aと接触する内周面3aの粘着力の方が、ガラスフィルム2の内周面(以下、非保証面ともいう)2bと接触する外周面3bの粘着力よりも小さくされている。なお、ガラスフィルム2の保証面2aは、成膜処理などが施される製品側の面であって面性状が保証されるべき面であるのに対して、ガラスフィルム2の非保証面2bは、保証面2aの程度にまで面性状が保証されなくてもよい面である。
具体的には、保護フィルム3の内周面3aにおける粘着力の値は、0.001〜1.5N/25mmであり、好ましくは0.001〜1N/25mm、より好ましくは0.005〜0.5N/25mm、最も好ましくは0.01〜0.1N/25mmである。また、保護フィルム3の外周面3bにおける粘着力の値は、0.001〜1.5N/25mmであり、好ましくは0.005〜1.5N/25mm、より好ましくは0.01〜1N/25mm、最も好ましくは0.05〜0.5N/25mmである。したがって、保護フィルム3の両粘着面3a、3bの粘着力は、剥離作業の容易化等の観点から何れも小さい。この事を考慮して、以下の説明においては、保護フィルム3の外周面3bすなわち相対的に粘着力が大きい方の面を弱粘着面といい、保護フィルム3の内周面3aすなわち相対的に粘着力が小さい方の面を微粘着面という。
したがって、保護フィルム3の微粘着面3aが、ガラスフィルム2の保証面2aに接触して貼り付き、保護フィルム3の弱粘着面3bが、ガラスフィルム2の非保証面2bに接触して貼り付いている。また、詳細は後述するが、保護フィルム3の微粘着面3aは、ガラスロール1の製造過程で、保護フィルム3を、ガラスフィルム2との重ね合わせ位置に案内するローラ5に接触していた面である。したがって、保護フィルム3の弱粘着面3bは、そのようなローラ5とは接触していなかった面である。
ここで、ガラスフィルム2は、オーバーフローダウンドロー法に代表されるダウンドロー法やフロート法によって成形され、厚みが300μm以下、200μm以下、100μm以下または50μm以下であって、且つ、1μm以上、5μm以上または10μm以上の薄肉ガラスリボンである。また、ガラスフィルム2の幅方向(巻芯4の軸心と平行な方向)の長さは、100mm以上、300mm以上または500mm以上である。
一方、保護フィルム3の厚みは、1000μm以下または500μm以下であって、且つ、10μm以上または20μm以上である。また、保護フィルム3の幅方向の長さは、図示例では、ガラスフィルム2の幅方向の長さよりも短くされて、ガラスフィルム2の幅方向両端部2xが保護フィルム3の幅方向両端部3xから食み出している。このようにすれば、保護フィルム3の両粘着面3a、3bが露出することによる両粘着面3a、3bへの異物の付着等が生じ難くなる。この場合、ガラスフィルム2の端面を保護する観点から、保護フィルム3の幅方向両端部3xがガラスフィルム2の幅方向両端部2xから食み出していてもよく、或いは保護フィルム3の幅方向両端部3xとガラスフィルム2の幅方向両端部2xとが揃っていてもよい。
また、保護フィルム3としては、例えば、アイオノマーフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリアクリロニトリルフィルム、エチレン酢酸ビニル共重合体フィルム、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム、エチレン−メタクリル酸共重合体フィルム、ナイロン(登録商標)フィルム(ポリアミドフィルム)、ポリイミドフィルム、セロファンなどの有機樹脂フィルム(合成樹脂フィルム)などを使用することができる。以上列挙した使用可能なフィルムの両面の粘着力を、上記所定の粘着力とすることで、本実施形態のガラスロール1に用いられる保護フィルム3を得ることができる。
図2は、巻き取りが完了したガラスロール1を模式的に示す断面図(巻芯4の軸心と直交する断面図)である。なお、同図において、ガラスフィルム2にはハッチングを付しておらず、保護フィルム3には平行斜線からなるハッチングを付している。また、同図において、クロスハッチングを付した部材は、樹脂等で形成された可撓性を有するテープ状のリーダー6、7である。これらのリーダー6、7は何れも、両面が粘着性を有していない。
同図に示すように、ガラスフィルム2の巻き始め側への延長線上には、巻始側リーダー6が配置されると共に、ガラスフィルム2の巻き終わり側への延長線上には、巻終側リーダー7が配置される。巻始側リーダー6は、その始端6yが巻芯4に貼着等で固定され、その終端6zがガラスフィルム2の始端2yに連結されている。巻終側リーダー7は、その始端7yがガラスフィルム2の終端2zに連結され、その終端7zがロールtoロール方式を採用した場合に他のガラスロールの巻芯に貼着等で固定されるべき部位である。
保護フィルム3と巻始側リーダー6との詳細な配置状態は、次に示す通りである。すなわち、保護フィルム3の始端3yと巻始側リーダー6の始端6yとは略揃った状態にある。この場合、巻始側リーダー6の巻き始め部位における内周面6aは、巻芯4の外周面4bに接触している。そして、保護フィルム3の内周面である微粘着面3aは、巻始側リーダー6の外周面6bの略全長に接触して貼り付いている。また、保護フィルム3の外周面である弱粘着面3bは、巻始側リーダー6の内周面6aの一部(最内周の一周り分を除く一部)に接触して貼り付いている。
保護フィルム3とガラスフィルム2との詳細な配置状態は、次に示す通りである。すなわち、保護フィルム3の内周面である微粘着面3aは、ガラスフィルム2の外周面である保証面2aの全長に接触して貼り付いている。また、保護フィルム3の外周面である弱粘着面3bは、ガラスフィルム2の内周面である非保証面2bの全長に接触して貼り付いている。したがって、ガラスフィルム2の両面2a、2bは何れも、全長に亘って保護フィルム3の両粘着面3a、3bにそれぞれ接触して貼り付いている。
保護フィルム3と巻終側リーダー7との詳細な配置状態は、次に示す通りである。すなわち、巻終側リーダー7の終端7zは、保護フィルム3の終端3zと略揃った状態にある。この場合、巻終側リーダー7の巻き終わり部位における外周面7bは、ガラスロール1の最外周面の全長に亘って位置している。そして、保護フィルム3の外周面である弱粘着面3bは、巻終側リーダー7の内周面7aの略全長に接触して貼り付いている。また、保護フィルム3の内周面である微粘着面3aは、巻終側リーダー7の外周面7bの一部(最外周の一周り分を除く一部)に接触して貼り付いている。この場合、保護フィルム3の外周面である弱粘着面3bが露出することによる異物等の付着を防止する観点から、巻終側リーダー7の終端7zは、保護フィルム3の終端3zから食み出していることが好ましい。
次に、以上のような構成を備えた本発明の第1実施形態に係るガラスロール1の製造方法を説明する。
図3に示すように、このガラスロール1の製造方法は、成形工程と、切断工程と、巻き取り工程とを含む。成形工程は、本実施形態では、オーバーフローダウンドロー法を実行する成形装置8により行われる。この成形装置8は、上方から順に、成形ゾーン9、徐冷ゾーン10、及び冷却ゾーン11を有する。なお、成形装置8は、スロットダウンドロー法やリドロー法などの他のダウンドロー法を実行するものであってもよく、さらにはフロート法を実行するものであってもよい。
成形ゾーン9では、成形体12の頂部から両側方に溢れ出た溶融ガラスG1をその下端部で融合させて流下させることで、溶融ガラスG1から板状のガラスフィルムG2を成形する。この成形されたガラスフィルムG2は、徐冷ゾーン10で除歪され、冷却ゾーン11で室温付近まで冷却される。徐冷ゾーン10と冷却ゾーン11とには、複数のローラ群13が配置され、これらローラ群13によってガラスフィルムG2の幅方向両端部が下方側に案内される。
成形工程で成形されたガラスフィルムG2は、成形装置8の下方位置でガラスフィルムG2を下方から支持する複数の方向変換ローラ群14によって略水平方向に湾曲された後、その姿勢を維持したまま切断工程に送られる。なお、方向変換ローラ群14は、成形装置8がフロート法を実行するものである場合には適用されない。
切断工程では、ガラスフィルムG2の幅方向両端部に形成された非有効部(耳部)Gxを切断装置15によって切断除去する。この非有効部Gxは、ガラスフィルムG2の幅方向中央部の有効部Gyに比して相対的に厚肉である。
切断装置15は、ガラスフィルムG2を略水平姿勢で下流側に搬送する搬送手段16と、この搬送手段16上に載置されたガラスフィルムG2にレーザービームLを照射して局部加熱を施す局部加熱手段17と、冷媒Wを噴射する冷却手段18とを備える。そして、搬送手段16でガラスフィルムG2を下流側に送りつつ、ガラスフィルムG2に局部加熱による膨張と冷媒の冷却による収縮とで熱応力を生じさせ、ガラスフィルムG2の非有効部Gxをレーザー割断により除去する。この後、ガラスフィルムG2の有効部Gyは、巻き取り工程に送られる。
巻き取り工程では、フィルムロール19から連続的に巻き外される保護フィルム3を、ガラスフィルム(詳しくは、有効部)Gy(2)の外周面に重ねながら、巻芯4の廻りに巻き取ることで、ガラスロール1の製造を進行させる。この場合、フィルムロール19から巻き外された保護フィルム3は、ローラ(フリーローラ)5によってガラスフィルム2との重ね合わせ位置20に案内される。なお、本実施形態では、ローラ5は、保護フィルム3に張力を付与するテンションローラとしての役割も兼ねる。
この場合、巻き取り途中のガラスロール1は、ガラスフィルム2の保証面2aが最外周面となり、この最外周面に、保護フィルム3の微粘着面3aが接触しつつ巻き取りが進行する。そして、ローラ(その外周面)5には、保護フィルム3の微粘着面3aが接触しつつ、保護フィルム3がガラスフィルム2との重ね合わせ位置20に送られる。さらに、保護フィルム3の弱粘着面3bは、ガラスフィルム2の非保証面2bに接触しつつ巻き取りが進行する。なお、ガラスフィルム2の巻き取り時に、保護フィルム3の弱粘着面3bがローラ5と接触することはない。
この場合、図示の状態では、巻始側リーダー6は、巻芯4の廻りに既に巻き取られている。また、巻終側リーダー7は、ガラスフィルム2の巻き取り長さが所定長さになり、ガラスフィルム2が幅方向に沿って切断された後に、ガラスフィルム2の終端(切断部)に連結される。そして、ガラスフィルム2に連結された巻終側リーダー7も、継続して保護フィルム3に重ねられて巻き取られる。
以上のような方法が実施されることによって、図2に示すようなガラスロール1が得られる。このガラスロール1は、保護フィルム3の両面がそれぞれ微粘着面3a及び弱粘着面3bとされているため、上記の巻き取り工程での巻き取り時に、巻きズレや巻き締りが抑止されている。したがって、このガラスロール1の径を大きくしても、支障が生じ難くなる
図4は、このガラスロール1の使用態様の一例を示す概略正面図である。同図に示すように、この使用態様の一例は、ロールtoロール方式で、このガラスロール1から巻き外したガラスフィルム2(保護フィルム3が貼り付いている)に、搬送手段21上で製品関連処理を施し、処理後のガラスフィルム2を再び巻き取って、製品となる新たなガラスロール22を得るものである。ここでの製品関連処理は、再度のレーザー割断による幅方向の長さ調整処理、洗浄処理、成膜処理などである。
このガラスロール1からガラスフィルム2を巻き外す際には、図5に示すように、ガラスフィルム2の保証面2aが上面となって露出した状態になるのに対して、ガラスフィルム2の非保証面2bは下面となって保護フィルム3が貼り付いた状態になる。換言すれば、保護フィルム3の微粘着面3aがガラスフィルム2から剥離しているのに対して、保護フィルム3の弱粘着面3bは依然としてガラスフィルム2に貼り付いている状態になる。そして、保護フィルム3の微粘着面3aは、弱粘着面3bよりも粘着力が小さいため、ガラスロール1からガラスフィルム2を容易に巻き外すことができると同時に、巻き外した後のガラスフィルム2に保護フィルム3を確実に貼り付けておくことができる。しかも、搬送手段21と接触するのは、保護フィルム3の微粘着面3aである。ここで、図5に基づく上述の説明事項は、ガラスロール1の巻き外し方法として捉えることができる。
以上の事情によって、ガラスロール1からガラスフィルム2を巻き外す際にも、そのガラスロール1の巻きズレや巻き締りが抑止されているため、巻き外されたガラスフィルム2が搬送手段21上を搬送される過程で、蛇行やシワ等が生じ難くなる。加えて、保護フィルム3は、微粘着面3aが搬送手段21と接触しつつ搬送されるため、その搬送が著しく阻害されることはない。以上の結果、ガラスフィルム2に適正な製品関連処理が施されるだけでなく、製品となる新たなガラスロール22にも巻きズレや巻き締りが生じ難くなり、製品となる新たなガラスロール22の高品位化が図られる。
図6は、このガラスロール1の使用態様の他の例を示す概略正面図である。この図6に示す使用態様が、上述の図4に示す使用態様と相違する第一の点は、ロールtoロール方式によって、このガラスロール1から巻き外したガラスフィルム2に搬送手段23上で製品関連処理を施した後において、ガラスフィルム2から保護フィルム3を剥離させる点である。また、相違する第二の点は、製品関連処理後のガラスフィルム2を再び巻き取って製品となる新たなガラスロール24を製造する際において、両面が粘着面とされていない保護シート25をガラスフィルム2に重ねて巻き取る点とである。
詳しくは、同図に示すように、ガラスフィルム2の搬送経路上には、新たなガラスロール24の巻き取り位置と搬送手段23との間にローラ26が配設され、保護フィルム3がこのローラ26によって方向変換されることで、ガラスフィルム2から保護フィルム3が剥離する。そして、この剥離した保護フィルム3は、フィルムロール27として巻き取られていく。一方、保護フィルム3が剥離した後のガラスフィルム2は、その外周面側に、シートロール28から巻き外された保護シート25が重ねられてロール状に巻き取られることで、製品となる新たなガラスロール24が製造される。
この使用態様の他の例においても、ガラスロール1からガラスフィルム2を巻き外す際には、既述の図5に示す態様となる。
図7は、本発明の第2実施形態に係るガラスロール1の要部の構成を示す概略斜視図であり、図8は、巻き取りが完了したそのガラスロール1を模式的に示す断面図である。これら各図に示すように、この第2実施形態に係るガラスロール1が、上述の第1実施形態に係るガラスロール1と相違しているところは、ガラスフィルム2と保護フィルム3との巻き取り方向が逆になっている点である。したがって、以下の説明に際しては、その相違点に由来する説明のみに留め、両実施形態に共通する構成要素については同一符号を使用して、その詳細な説明を省略する。
図7及び図8に示すように、保護フィルム3の外周面である微粘着面3aは、ガラスフィルム2の内周面である保証面2aに接触して貼り付いており、保護フィルム3の内周面である弱粘着面3bは、ガラスフィルム2の外周面である非保証面2bに接触して貼り付いている。また、保護フィルム3の外周面である微粘着面3aは、巻始側リーダー6の内周面6aの一部(最内周の一周り分を除く一部)に接触して貼り付いており、保護フィルム3の内周面である弱粘着面3bは、巻始側リーダー6の外周面6bの略全長に接触して貼り付いている。さらに、保護フィルム3の外周面である微粘着面3aは、巻終側リーダー7の内周面7aの略全長に接触して貼り付いており、保護フィルム3の内周面である弱粘着面3bは、巻終側リーダー7の外周面7bの一部(最外周の一周り分を除く一部)に接触して貼り付いている。なお、保護フィルム3の外周面である微粘着面3aが露出することによる異物等の付着を防止する観点から、巻終側リーダー7の終端7zは、保護フィルム3の終端3zから食み出していることが好ましい。
図9は、この第2実施形態に係るガラスロール1の製造方法を説明するための概略図であって、巻き取り工程の実施状況のみを例示している。なお、成形工程及び切断工程については、第1実施形態で既に説明した事項と同一であるので、ここではそれらの図示及び説明を省略する。
同図に示すように、この巻き取り工程では、フィルムロール19から連続的に巻き外される保護フィルム3を、ガラスフィルム(詳しくは、有効部)Gy(2)の外周面2bに重ねながら、巻芯4の廻りに巻き取るが、巻き取り方向(巻芯4の回転方向)が、第1実施形態とは逆方向になる。そのため、巻き取り途中のガラスロール1は、ガラスフィルム2の非保証面2bが最外周面となり、この最外周面に、保護フィルム3の弱粘着面3bが接触しつつ巻き取りが進行する。なお、ローラ5に保護フィルム3の微粘着面3aが接触する点については、第1実施形態と同様である。
この第2実施形態に係るガラスロール1も、既に図4及び図6に示した態様と実質的に同一の態様で使用することができる。その場合に、このガラスロール1からガラスフィルム2を巻き外す際には、図10に示すような態様となる。すなわち、第1実施形態に係るガラスロール1の場合には、ガラスロール1の上部からガラスフィルム2が巻き外されていたが、この第2実施形態に係るガラスロール1の場合には、ガラスロール1の下部からガラスフィルム2が巻き外される。そして、巻き外されたガラスフィルム2は、保証面2aが上面となって露出した状態になり、非保証面2bが下面となって保護フィルム3が貼り付いた状態になる。この場合、巻き外された保護フィルム3は、微粘着面3aがガラスフィルム2から剥離した状態になり、弱粘着面3bが依然としてガラスフィルム2に貼り付いた状態になる。
以上、本発明の第1、第2実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されるわけではなく、種々のバリエーションが可能である。以下、その具体例を述べる。
すなわち、以上の第1、第2実施形態では、巻始側リーダー6及び巻終側リーダー7を、成形工程と切断工程とを実行した後の巻き取り工程で、ガラスフィルム2の始端2y及び終端2zにそれぞれ連結するようにしたが、この巻き取り工程でそれらリーダー6、7の連結を行わなくてもよい。すなわち、例えば、この巻き取り工程で巻き取りが完了したガラスロール1を、その後にロールtoロール方式で再度巻き取るようにし、この再度の巻き取り工程で、ガラスフィルム2の始端2y及び終端2zにそれらのリーダー6、7をそれぞれ連結するようにしてもよい。
なお、上記の巻始側リーダー6及び/または巻終側リーダー7は、保護フィルム3に重ねられていなくてもよく、さらに、上記の巻始側リーダー6及び/または巻終側リーダー7は、設けられていなくてもよい。
また、以上の第1、第2実施形態では、成形工程と切断工程とを実行した後の巻き取り工程で、両面が粘着面3a、3bとされた保護フィルム3にガラスフィルム2を重ねてロール状に巻き取ることで、本発明に係るガラスロール1を得るようにしたが、それ以外の時期に本発明に係るガラスロール1を得るようにしてもよい。すなわち、例えば、この巻き取り工程では、両面が粘着面とされた保護フィルム3を使用せずにガラスロールを製作し、この製作したガラスロールを、その後にロールtoロール方式で再度巻き取りを行う際に、両面が粘着面3a、3bとされた保護フィルム3を使用して本発明に係るガラスロール1を得るようにしてもよい。
さらに、以上の第1、第2実施形態では、保護フィルム3の両粘着面3a、3bの粘着力の大きさを異ならせたが、この両粘着面3a、3bの粘着力の大きさは、同一であってもよい。
また、以上の第1、第2実施形態では、保護フィルム3のガラスフィルム2との重ね合わせ位置20が、ガラスロール1の巻き取り工程の実施位置に存在しているが、この重ね合わせ位置20は、ガラスロール1の巻き取り工程の実施位置よりも上流側に存在していてもよい。
さらに、以上の第1、第2実施形態に係るガラスロール1は、保護フィルム3をガラスフィルム2の片面にのみ重ねてロール状に巻き取ったものであるため、保護フィルム3は一層構造となっている。これに限らず、本発明は、保護フィルムをガラスフィルムの両面にそれぞれ重ねてロール状に巻き取ることで、保護フィルムを二層構造としてもよい。この場合には、二層構造の保護フィルムの層間は貼り付いた状態となり、その二層構造の保護フィルムの両面(両表面)は粘着面であることを要する。
1 ガラスロール
2 ガラスフィルム
2a ガラスフィルムの保証面
2b ガラスフィルムの非保証面
3 保護フィルム
3a 微粘着面(粘着力が小さい方の粘着面)
3b 弱粘着面(粘着力が大きいい方の粘着面)
4 巻芯
5 ローラ(フリーローラ)
6 巻始側リーダー
7 巻終側リーダー
20 重ね合わせ位置
2 ガラスフィルム
2a ガラスフィルムの保証面
2b ガラスフィルムの非保証面
3 保護フィルム
3a 微粘着面(粘着力が小さい方の粘着面)
3b 弱粘着面(粘着力が大きいい方の粘着面)
4 巻芯
5 ローラ(フリーローラ)
6 巻始側リーダー
7 巻終側リーダー
20 重ね合わせ位置
Claims (8)
- ガラスフィルムが保護フィルムに重ねられてロール状に巻かれたガラスロールにおいて、
前記保護フィルムの両面に粘着面を有することを特徴とするガラスロール。 - 前記保護フィルムの両粘着面は、一方の粘着面と他方の粘着面とで粘着力の大きさが異なることを特徴とする請求項1に記載のガラスロール。
- 前記保護フィルムの両粘着面は、一方の粘着面の粘着力が0.001〜1N/25mmであり、他方の粘着面の粘着力が0.005〜1.5N/25mmであることを特徴とする請求項1または2に記載のガラスロール。
- 前記保護フィルムの両粘着面のうち相対的に粘着力が小さい方の粘着面が、前記ガラスフィルムの両面のうち保証面に接触していることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のガラスロール。
- ガラスフィルムを保護フィルムに重ねてロール状に巻き取るガラスロールの製造方法において、
前記保護フィルムとして、両面に粘着面を有する保護フィルムを用いることを特徴とするガラスロールの製造方法。 - 前記保護フィルムの両粘着面は、一方の粘着面と他方の粘着面とで粘着力の大きさが異なり、相対的に粘着力が小さい方の粘着面が、前記ガラスフィルムの両面のうち保証面に接触してロール状に巻き取られることを特徴とする請求項5に記載のガラスロールの製造方法。
- 前記保護フィルムの両粘着面は、一方の粘着面と他方の粘着面とで粘着力の大きさが異なり、相対的に粘着力が小さい方の粘着面が、前記保護フィルムを前記ガラスフィルムとの重ね合わせ位置に案内するローラに接触することを特徴とする請求項5または6に記載のガラスロールの製造方法。
- 請求項1〜4の何れかに記載のガラスロールからガラスフィルムを巻き外す方法であって、前記ガラスフィルムの両面のうち保証面が露出し且つその反対側の面に前記保護フィルムが貼り付いた状態で、前記ガラスフィルムが巻き外されていくことを特徴とするガラスロールの巻き外し方法。
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---|---|---|---|
JP2015164683A JP2017043366A (ja) | 2015-08-24 | 2015-08-24 | ガラスロール及びその製造方法並びにその巻き外し方法 |
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-
2015
- 2015-08-24 JP JP2015164683A patent/JP2017043366A/ja active Pending
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