JP6328276B2 - 冷凍空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍空調装置に関するものである。
従来の冷凍空調装置には、蒸発温度検知手段によって検知された蒸発温度からゼロペネトレーション周波数が算出され、ゼロペネトレーション周波数未満となる積算時間が所定時間以上となった場合に冷媒回路に滞留した冷凍機油を圧縮機へ戻す油回収運転をするものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−215357号公報
しかしながら、ゼロペネトレーション周波数は冷媒配管の配管内径に依存し、冷媒配管の配管内径が大きくなると、設定した蒸発温度でのゼロペネトレーション周波数も大きくなる。このため、冷媒配管が既に設置されている場所に冷凍空調装置を設置する場合、設定した蒸発温度での既定の油回収運転の運転周波数が、ゼロペネトレーション周波数を下回る場合がある。このような場合であっても、特許文献1では、油回収運転の運転周波数を変更することができないため、適切に油回収運転が行われないという問題点があった。
本発明は、上述のような問題点を解決するためになされたものであり、油回収運転の運転周波数がゼロペネトレーション周波数を下回ることを回避し、冷媒回路に滞留した冷凍機油を確実に回収することが可能な冷凍空調装置を提供することを目的とする。
本発明に係る冷凍空調装置は、容量可変の圧縮機、凝縮器、減圧装置、及び蒸発器が冷媒配管を介して接続され、冷媒を循環させる冷凍サイクルと、前記冷凍サイクルの運転及び停止、ならびに前記圧縮機の運転周波数を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、第1の運転周波数未満での前記圧縮機の運転時間が、所定の積算時間を超えた場合に、前記冷媒配管に滞留する冷凍機油を前記圧縮機に戻す油回収運転を行い、前記第1の運転周波数よりも高い第2の運転周波数以上での前記圧縮機の運転が、所定の時間連続して行われた場合に、前記積算時間のリセットを行うものであり、前記冷媒配管の配管内径におけるゼロペネトレーション周波数を、前記蒸発器での蒸発温度から演算し、前記油回収運転の運転周波数が、前記蒸発温度での前記ゼロペネトレーション周波数以下となっている場合に、前記油回収運転の運転周波数が前記ゼロペネトレーション周波数より大きくなるように、前記油回収運転の運転周波数を変更し、前記油回収運転の運転周波数が、前記蒸発温度での前記ゼロペネトレーション周波数より大きい場合に、前記油回収運転の運転周波数の変更処理を終了するものである。
本発明によれば、油回収運転の運転周波数がゼロペネトレーション周波数を下回ることを回避することができるため、冷媒回路に滞留した冷凍機油を確実に回収することができる。
本発明の実施の形態1に係る冷凍機100の概略構成を示す冷媒回路図である。 本発明の実施の形態1の冷凍機100における、ガス側の冷媒配管21の配管径ごとに、蒸発温度とゼロペネトレーション周波数との関係を示したグラフである。 本実施の形態1に係る冷凍機100の制御装置10における、油回収運転の処理の例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る冷凍機100の制御装置10における、油回収運転のパラメータの変更処理の流れの例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係るゼロペネトレーション周波数のグラフに、油回収運転の運転周波数の変更を概略的に示したものである。 本発明の実施の形態2に係る冷凍機100の制御装置10における、油回収運転のパラメータの変更処理の流れの例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2のステップS24に係る回収運転周波数、第1の運転周波数、及び第2の運転周波数の変更処理を、ゼロペネトレーション周波数のグラフに概略的に示したものである。 本発明の実施の形態2のステップS25に係る第1の運転周波数及び第2の運転周波数の変更処理を、ゼロペネトレーション周波数のグラフに概略的に示したものである。 本発明の実施の形態3に係る冷凍機100の概略構成を示す冷媒回路図である。 本発明の実施の形態3に係る冷凍機100の概略構成を示す冷媒回路図である。 本発明の実施の形態3に係る冷凍機100の制御装置10における、開度調整処理の流れの例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る冷凍機100の概略構成を示す冷媒回路図である。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係る冷凍空調装置について説明する。図1は、本実施の形態1に係る冷凍機100の概略構成を示す冷媒回路図である。本実施の形態では冷凍空調装置として、冷凍機100を例示している。図1は、本実施の形態1に係る冷凍機100の概略構成を示す冷媒回路図である。
図1に示すように、冷凍機100は、内部に冷媒を循環させる冷凍サイクルを有している。冷凍サイクルは、容量可変の圧縮機1、凝縮器2、減圧装置3、及び蒸発器4が、冷媒配管を介して環状に接続された構成を有している。
冷凍機100は、例えば室外に設置される1台の熱源側ユニット30と、例えば室内に設置される1台の負荷側ユニット40(利用側ユニット)とを有している。熱源側ユニット30と負荷側ユニット40との間は、液側の冷媒配管20及びガス側の冷媒配管21を介して接続されている。液側の冷媒配管20及びガス側の冷媒配管21は、熱源側ユニット30と負荷側ユニット40との間を接続する延長配管であり、冷凍サイクルを構成する冷媒配管の一部としてもよいし、あらかじめ冷凍機100の設置箇所に設けられている冷媒配管としてもよい。図1では、熱源側ユニット30と負荷側ユニット40とを1台ずつ示しているが、冷凍機100は、2台以上の熱源側ユニット又は負荷側ユニットを有していてもよい。本実施の形態1の冷凍機100においては、熱源側ユニット30には、圧縮機1及び凝縮器2が収容されている。また、負荷側ユニット40には、減圧装置3及び蒸発器4が収容されている。
圧縮機1は、吸入した低圧冷媒を圧縮し、高圧冷媒として吐出する流体機械である。本実施の形態1の圧縮機1は、インバータにより回転周波数が制御されるようになっている。また、圧縮機1が冷媒を吐出するとともに、圧縮機1内の冷凍機油は冷媒回路に送り出される。
凝縮器2は、圧縮機1から吐出された冷媒と、外気(例えば、室外空気)との熱交換を実施するものであり、冷媒から外気に対して熱を放出させる熱交換器である。凝縮器2は、例えば、凝縮器用ファン(図示せず)によって送られてくる外気に対して熱を放出させるものであってもよい。
減圧装置3は、凝縮器2から流出した冷媒を膨張及び減圧させるものである。減圧装置3としては、例えば電子膨張弁等の膨張弁が用いられる。
蒸発器4は、減圧装置3によって減圧された冷媒と、室内空気(例えば、冷凍室内の空気)との熱交換を実施し、冷媒によって室内の空気を冷却する熱交換器である。蒸発器4では、内部を流通する冷媒と、後述の図13に記載の蒸発器ファン4fにより送風される空気との間で熱交換が行われるようにしてもよい。
また、冷凍機100には、圧縮機1に吸入される冷媒の圧力(吸入圧力)を検出する吸入圧力センサ22が設けられている。吸入圧力センサ22は、後述する制御装置10に検出信号を出力するようになっている。
また、冷凍機100は、制御装置10を有している。制御装置10は、CPU、ROM、RAM、I/Oポート等を備えたマイコンを備えている。制御装置10は、熱源側ユニット30に設けられる熱源側ユニット制御装置と、負荷側ユニット40のそれぞれに設けられ、熱源側ユニット制御装置とデータ通信可能な負荷側ユニット制御装置とにより構成されていてもよい。また、制御装置10は図示しないが、吸入圧力から蒸発温度の演算等を行う演算部、蒸発温度と後述するゼロペネトレーション周波数の関係を示すデータのテーブルを記憶する記憶部、及びアラームを出力する表示部を備えていてもよい。また、制御装置10とは別途に演算装置、記憶装置、及び表示装置を備え、相互にデータ通信可能なように構成してもよい。
制御装置10は、吸入圧力センサ22及びその他の圧力センサ又は温度センサ(例えば、図示しないが、圧縮機1に吐出される冷媒の圧力(吐出圧力)を検出する吐出圧力センサ、ならびに、蒸発器4の入口側及び出口側の冷媒の温度を検出する温度センサ等)からの検出信号等に基づいて、少なくとも冷凍サイクルの運転及び停止、ならびに圧縮機1の運転周波数を含む冷凍機100の運転状態を制御するものである。
次に、図1を参照しながら、本実施の形態1に係る冷凍機100の基本動作(冷媒の流れ)について説明する。
低温低圧のガス冷媒が圧縮機1によって圧縮され、高温高圧のガス冷媒となって吐出される。圧縮機1から吐出された高温高圧の冷媒は、凝縮器2へ流入する。凝縮器2へ流入した冷媒は、室外空気等の低温の媒体に熱を放出することによって熱交換され、一部又は全部が凝縮して、液状態となり、熱源側ユニット30から流出する。
熱源側ユニット30から流出した冷媒は、液側の冷媒配管20を経由して負荷側ユニット40(例えば、ユニットクーラー)へ流入する。負荷側ユニット40へ流入した冷媒は、減圧装置3へ流入し、膨張及び減圧されて、低温低圧の気液二相冷媒となる。減圧装置3から流出した低温低圧の気液二相冷媒は、蒸発器4へ流入する。蒸発器4へ流入した気液二相冷媒は、室内空気(例えば、冷凍室内の空気)を冷却(吸熱)し、蒸発して低温低圧のガス冷媒又は乾き度の高い気液二相冷媒となる。蒸発器4から流出したガス冷媒は、負荷側ユニット40から流出する。
次に、本発明の実施の形態1に係る冷凍機100の油回収運転について説明する。
本実施の形態の圧縮機1のようにインバータ圧縮機であって、負荷側ユニット40の負荷が小さい場合、低周波数の圧縮機1の運転が続く場合がある。このとき、圧縮機1の運転周波数が、後述するゼロペネトレーション周波数未満の場合、冷媒循環流量が小さいため、冷凍機油が蒸発器4及びガス側の冷媒配管21を含む吸入側配管内に滞留する。そして、一定時間、圧縮機1がゼロペネトレーション周波数未満の運転が継続した場合、運転周波数を増速させて冷媒循環流量を上げて、蒸発器4及びガス側の冷媒配管21を含む吸入側配管内に滞留した冷凍機油を圧縮機1に戻す運転、すなわち油回収運転を実施する必要がある。
ここで、ゼロペネトレーション周波数について説明する。
冷媒回路のガス冷媒部においては、冷媒と油は気液二相流での流動様相を示し、特に上昇流においては気体流速により液体(油)の流動状態が変化する。気体流速が大きくなると液体も気体流中に同伴されて上昇し、気体流速が小さくなると液体は管壁に沿って下降する現象が生じる。気体流速が大きくなり下降液膜が減少した状態をゼロペネトレーションと呼び、その時の流速をゼロペネトレーション流速という。また、ゼロペネトレーション流速となる圧縮機1の運転周波数のことをゼロペネトレーション周波数という。
ゼロペネトレーション流速Ugは、Wallisの実験式に基づき、式(1)のように算出される。
Ug=C*[g*φ*(ρoil−ρgas)/ρgas1/2 (1)
(Ug:ゼロペネトレーション流速[m/s]
C:補正係数
g:重力加速度(=9.8[m/s])
φ:ガス側の冷媒配管21の配管内径[m]
ρoil:油密度[kg/m
ρgas:ガス密度[kg/m])
ここで、Cの補正係数は、上述のWallisの実験式が水及び空気を用いたものであることから、実際の冷媒及び油の種類ならびに実機での配管状況によって実験的に重み付けされる係数である。
式(1)によると、ガス側の冷媒配管21の配管内径が大きくなると、ゼロペネトレーション流速が大きくなることとなる。すなわち、ガス側の冷媒配管21の配管内径(φ)が大きくなるに伴い、ゼロペネトレーション周波数は大きくなる。
また、蒸発温度が高くなると、それに伴いガス側の冷媒配管21内部のガス密度(ρgas)も大きくなるため、式(1)によると、ゼロペネトレーション流速は小さくなる。すなわち、蒸発温度が高くなるに伴い、ゼロペネトレーション流速は小さくなり、ゼロペネトレーション周波数は小さくなる。
図2は、本実施の形態1の冷凍機100における、ガス側の冷媒配管21の配管径ごとに、蒸発温度とゼロペネトレーション周波数との関係を示したグラフである。グラフの横軸は蒸発温度(℃)であり、縦軸は圧縮機運転周波数(Hz)である。各々のグラフ線の上方は、そのグラフ線におけるガス側の冷媒配管21の配管内径で油回収が可能な周波数領域を示す。各々のグラフ線の下方は、そのグラフ線におけるガス側の冷媒配管21の配管内径で油回収が不可能な周波数領域を示す。
図2で示すように、総てのグラフ線において、蒸発温度が大きくなるに伴い、ゼロペネトレーション周波数は小さくなる。また、ガス側の冷媒配管21の配管内径が大きくなるにつれて、ゼロペネトレーション周波数は大きくなる。
以上のことから、ゼロペネトレーション周波数よりも、油回収運転の運転周波数が大きくなれば、冷凍機油がガス側の冷媒配管21内で滞留することなくスムーズに冷媒回路内を循環し圧縮機に返油されることとなる。すなわち、冷凍機油がガス側の冷媒配管21内で滞留することを回避できる。
次に、本実施の形態1に係る冷凍機100で行われる油回収運転について説明する。
本実施の形態1において、制御装置10には、図2にグラフで示したガス側の冷媒配管21の配管内径ごとに、蒸発温度とゼロペネトレーション周波数との関係を示したデータのテーブルが記憶されているものとする。また、圧縮機1の制御パラメータは、以下の通り初期設定されており、制御装置10に記憶されているものとする。
・運転周波数の調整単位 1Hz
・最大運転周波数(fmax) 80Hz
・油回収運転開始条件 第1の運転周波数(44Hz)以下の圧縮機周波数での運転を1時間以上積算したこと
・油回収運転キャンセル条件 第2の運転周波数(45Hz)以上の運転を5分以上実施したこと
・油回収運転の運転周波数(fo) 51Hz
図3は、本実施の形態1に係る冷凍機100の制御装置10における、油回収運転の処理の例を示すフローチャートである。図3に示す処理は、少なくとも冷凍機100の運転中を含む常時、所定の時間間隔(例えば、5分おき)に繰り返して実行される。
ステップS1においては、制御装置10で圧縮機1が運転中であるか否かが判定される。圧縮機1が停止中である場合は、所定の時間間隔で圧縮機1の運転状態を監視する。
ステップS1において、圧縮機1が運転中であると判定された場合、ステップS2において、制御装置10でタイマーカウント積算値(Ts)が所定時間(本実施の形態1においては、60分)以上であるか否かが判定される。
ステップS2において、タイマーカウント積算値が所定時間以上であると判定された場合、ステップS3において、油回収運転が開始される。本実施の形態1においては、油回収運転は運転周波数を51Hzとして所定時間(例えば、5分)油回収運転を実施する。その後、制御装置10は、油回収運転を停止させ、冷凍機100の圧縮機1の通常運転を開始させる。その後、ステップS1へ戻る。
ステップS2において、タイマーカウント積算値が所定時間未満であると判定された場合、ステップS4において、制御装置10で、圧縮機1の運転周波数(fd)が第1の運転周波数以下であるか否かを判定される。本実施の形態1においては、第1の運転周波数は44Hzである。
ステップS4において、圧縮機1の運転周波数が第1の運転周波数(44Hz)以下であると判定された場合、ステップS5において、制御装置10はタイマーカウントを開始する。そして、運転周波数が第1の運転周波数(44Hz)以下である時間の積算値(Ts)を演算する。そして、ステップS1へ戻る。
ステップS4において、圧縮機1の運転周波数が第1の運転周波数(44Hz)を超えると判定された場合、ステップS6では、制御装置10は、タイマーカウントを停止させる。
ステップS7においては、制御装置10で、圧縮機1の運転周波数(fd)が第2の運転周波数以上となる期間が、所定時間(例えば、5分)以上継続したか否かが判定される。本実施の形態1においては、第2の運転周波数は45Hzである。その判定の結果、所定時間未満しか継続しなかったと判定された場合、ステップS1へ戻る。
するものである。
ステップS7において、圧縮機1の運転周波数が第2の運転周波数以上となる期間が、所定時間以上継続したと判定された場合、冷凍機油が圧縮機1側へ回収されたと見なされる。そして、ステップS8においては、制御装置10は、タイマーカウントの積算値をリセットする。その後、ステップS1へ戻る。
次に、本実施の形態1に係る冷凍機100の制御装置10で実行される油回収運転のパラメータの変更処理について説明する。
図4は、本実施の形態1に係る冷凍機100の制御装置10における、油回収運転のパラメータの変更処理の流れの例を示すフローチャートである。図4に示す処理は、油回収運転の運転周波数を適切な値に調整するために、冷凍機100の運転中に少なくとも1回、又は蒸発温度の設定を低くした場合に少なくとも1回実行される。
ステップS11では、制御装置10は吸入圧力センサ22で検知された吸入圧力から、蒸発器4の蒸発温度を演算する。蒸発器4に直接温度センサを設置し、蒸発器4で検知された温度を蒸発温度として用いてもよい。
ステップS12では、制御装置10は、ステップS11で演算した蒸発温度とガス側の冷媒配管21の配管内径から、その蒸発温度におけるゼロペネトレーション周波数(fz)を演算する。ゼロペネトレーション周波数は、制御装置10に記憶された、蒸発温度とゼロペネトレーション周波数との関係を示したデータのテーブルから演算することができる。
ステップS13では、制御装置10で、現在の油回収運転の運転周波数(fo)がゼロペネトレーション周波数以下か否かが判定される。現在の油回収運転の運転周波数がゼロペネトレーション周波数よりも大きい場合は、その回の変更処理は終了する。
現在の油回収運転の運転周波数がゼロペネトレーション周波数以下であると判定された場合、ステップS14において、現在の油回収運転の運転周波数が変更される。本実施の形態1においては、油回収運転の運転周波数は、ゼロペネトレーション周波数より大きくなるように設定される。
図5は、本実施の形態1に係るゼロペネトレーション周波数のグラフに、油回収運転の運転周波数の変更を概略的に示したものである。横軸は蒸発温度(℃)、縦軸は圧縮機運転周波数(Hz)である。圧縮機運転周波数が44Hzの位置にある点線の水平線は、第1の運転周波数を表す。圧縮機運転周波数が45Hzの位置にある点線の水平線は、第2の運転周波数を表す。圧縮機運転周波数が51Hzの位置にある実線の水平線は、変更前の油回収運転の運転周波数を表す。圧縮機運転周波数がfoの位置にある実線の水平線は、変更後の油回収運転の運転周波数を表す。圧縮機運転周波数が80Hzの位置にある実線の水平線は、圧縮機1の最大運転周波数を表す。
現在の油回収運転の運転周波数は、凝縮温度が−40℃である場合、−40℃でのゼロベネトレーション周波数より大きく、最大運転周波数である80Hz以下となるように設定される。このように油回収運転の運転周波数を変更することにより、−40℃以上の凝縮温度で運転する場合には、油回収運転を行うことができることとなる。
以上説明したように、冷凍機100は、容量可変の圧縮機1、凝縮器2、減圧装置3、及び蒸発器4が冷媒配管20、21を介して接続され、内部に冷媒を循環させる冷凍サイクルと、少なくとも冷凍サイクルの運転及び停止、ならびに圧縮機1の運転周波数を制御する制御装置10とを備えている。この制御装置10は、蒸発器4及び周波数可変の圧縮機1が接続される冷媒配管21の配管内径におけるゼロペネトレーション周波数を、蒸発器4での蒸発温度から演算し、現在の油回収運転の運転周波数が、蒸発器4での蒸発温度でのゼロペネトレーション周波数以下となっている場合に、油回収運転の運転周波数をゼロペネトレーション周波数より高くなるように、油回収運転の運転周波数を変更するものである。
これらの構成によれば、ある蒸発温度でのゼロペネトレーション周波数が油回収運転の運転周波数以上であったとしても、油回収運転の運転周波数をゼロペネトレーション周波数を超えるように設定することができる。したがって、図5のグラフにあるように、ガス側の冷媒配管21の配管内径から求められたゼロペネトレーション周波数を超えるように油回収運転の運転周波数を変更することにより、冷凍機油の滞留を回避できる蒸発温度の範囲を大きくすることができる。
例えば、冷媒配管20、21を再利用し、冷凍機100と負荷側ユニット40をR404A用ユニットからR410A用ユニットに置き換える場合、R404Aで使用されるガス側の冷媒配管21はφ66.68であり、R410で使用されるガス側の冷媒配管21はφ50.8となり、R404Aの方がガス側の冷媒配管21の配管内径が大きくなる。これは、蒸発潜熱の違い、又は冷媒流速の違いなどによって生じるものである。R410で使用されていた配管内径の大きいガス側の冷媒配管21で、冷凍機100の冷媒としてR410を用いた場合、ガス側の冷媒配管21内の冷媒流速が、φ50.8の配管を用いた時より低下する。このような場合、油回収運転の運転周波数がゼロペネトレーション周波数を超えない場合がある。
しかしながら、これらの構成によれば、ガス側の冷媒配管21の配管内径に応じて、油回収運転のための運転周波数を変更できるため、このような場合であっても油回収運転の運転周波数がゼロペネトレーション周波数を超えるように設定できる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2では、上述の実施の形態1に係る冷凍機100の制御装置10において、更に第1の運転周波数及び第2の運転周波数を変更する処理について説明する。図6は、本実施の形態2に係る冷凍機100の制御装置10における、油回収運転のパラメータの変更処理の流れの例を示すフローチャートである。図6に示す処理は、第1の運転周波数及び第2の運転周波数を適切な値に調整するために、冷凍機100の運転中に少なくとも1回、又は蒸発温度の設定に変更があった場合に少なくとも1回実行される。
図6におけるステップS21は、吸入圧力センサ22で検知された吸入圧力から、蒸発器4の蒸発温度を演算する工程であり、上述の実施の形態1に係る図4のステップS11と同一の処理である。
ステップS22は、ステップS21で演算した蒸発温度とガス側の冷媒配管21の配管内径から、その蒸発温度におけるゼロペネトレーション周波数(fz)を演算する工程であり、上述の実施の形態1に係る図4のステップS12と同一の処理である。
ステップS23では、制御装置10で、現在の圧縮機1の運転周波数(fd)がゼロペネトレーション周波数以下か否かが判定される。
現在の圧縮機1の運転周波数がゼロペネトレーション周波数以下であると判定された場合、ステップS24において、現在の第1の運転周波数(f1)、第2の運転周波数(f2)、及び油回収運転の運転周波数(fo)が変更される。本実施の形態2においては、第1の運転周波数、第2の運転周波数、及び油回収運転の運転周波数は、現在の圧縮機1の運転周波数より大きくなるように変更される。ステップS24において、第2の運転周波数及び油回収運転の運転周波数は、第1の運転周波数よりも大きくなるように変更される。
現在の圧縮機1の運転周波数がゼロペネトレーション周波数を超えると判定された場合、ステップS25において、第1の運転周波数及び第2の運転周波数は、現在の第1の運転周波数及び第2の運転周波数よりも小さくなるように変更される。本実施の形態2においては、第1の運転周波数は44Hzよりも小さく、第2の運転周波数は45Hzより小さくなるように変更される。ステップS25において、第2の運転周波数は第1の運転周波数よりも大きくなるように変更される。
図7は、本実施の形態2のステップS24に係る油回収運転の運転周波数、第1の運転周波数、及び第2の運転周波数の変更処理を、ゼロペネトレーション周波数のグラフに概略的に示したものである。図8は、本実施の形態2のステップS25に係る第1の運転周波数及び第2の運転周波数の変更処理を、ゼロペネトレーション周波数のグラフに概略的に示したものである。図7、8のグラフの横軸は蒸発温度(℃)、縦軸は圧縮機運転周波数(Hz)である。圧縮機運転周波数が44Hzの位置にある点線の水平線は、変更前の第1の運転周波数を表す。圧縮機運転周波数が45Hzの位置にある点線の水平線は、変更前の第2の運転周波数を表す。圧縮機運転周波数が51Hzの位置にある実線の水平線は、変更前の油回収運転の運転周波数を表す。圧縮機運転周波数がfoの位置にある実線の水平線は、変更後の油回収運転の運転周波数を表す。圧縮機運転周波数がf1の位置にある点線の水平線は、変更後の第1の運転周波数を表す。圧縮機運転周波数がf2の位置にある点線の水平線は、変更後の第2の運転周波数を表す。圧縮機運転周波数が80Hzの位置にある実線の水平線は、圧縮機1の最大運転周波数を表す。圧縮機運転周波数がfdの位置にある一点鎖線の水平線は、現在の圧縮機1の運転周波数を表す。
図7においては、蒸発温度が−40℃である場合に、圧縮機1の運転周波数がゼロペネトレーション周波数以下となる。このとき、本実施の形態2においては、油回収運転開始条件となる第1の運転周波数が、現在の圧縮機の運転周波数よりも大きくなるように変更される。本実施の形態2によれば、第1の運転周波数を大きくすることによって、油回収運転が開始される周波数領域を大きくすることができるため、圧縮機1の油回収運転が行われる確実性を高めることができる。例えば、図7において、変更後の油回収運転の運転周波数(fo)及び変更後の第2の運転周波数(f2)を圧縮機最大周波数(80Hz)に変更し、変更後の第1の運転周波数(f1)を79Hzに変更した場合、第1の運転周波数(f1=79Hz)以下の運転が既定時間積算された場合に、油回収運転に入ることとなる。また、圧縮機1が第2の運転周波数(f2=80Hz)で運転され、第1の運転周波数(f1=79Hz)の積算時間がキャンセルされても、圧縮機1の最大周波数での運転が一定時間以上行われるため、油が回収できる。
一方、図8においては、蒸発温度が−10℃である場合に、圧縮機1の運転周波数がゼロペネトレーション周波数を超える。このとき、本実施の形態2においては、油回収運転キャンセル条件となる第2の運転周波数は、現在の第2の運転周波数よりも小さくなるように変更される。本実施の形態2によれば、第2の運転周波数を小さくすることによって、油回収運転がキャンセルされる周波数領域を大きくすることができるため、過剰な圧縮機1の油回収運転を抑制することができる。
また、油回収運転では、油回収運転周波数で運転する前に、蒸発温度を上げるために圧縮機1を一定時間停止させる必要がある。しかしながら、本実施の形態2によれば、過剰な油回収運転を抑制できるため、圧縮機1を停止する時間も低減され、連続的に冷却運転ができるため、負荷側ユニット40内(例えば、冷蔵庫内)の温度上昇を防ぐことができる。
したがって、本実施の形態2によれば、圧縮機1の冷凍機油が枯渇することなく運転できるとともに、過剰な油回収運転を抑制することが可能な冷凍機100を得ることができる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3を、図9及び図10の冷媒回路図を用いて説明する。図9は、本実施の形態3に係る冷凍機100の概略構成を示す冷媒回路図である。図9に示す冷凍機100は、図1に記載の冷媒回路の構成要素に加え、圧縮機1の吸入側と凝縮器2の流出口側とをバイパスする高低圧バイパス配管11と、高低圧バイパス配管11上に設置される高低圧バイパス流量調整弁12とを備えている。高低圧バイパス流量調整弁12は、制御装置10による開度制御によって高低圧バイパス配管11を流れる冷媒の流量を調整できる。
図10は、本実施の形態3に係る冷凍機100の概略構成を示す冷媒回路図である。図10に示す冷凍機100は、図1に記載の冷媒回路の構成要素に加え、減圧装置3の流入口側に直列に負荷側流量調整弁13を設けたものである。本実施の形態3では、負荷側流量調整弁13を減圧装置3と一体化して、凝縮器2から流出した冷媒を膨張及び減圧させる装置として形成してもよい。負荷側流量調整弁13も図9の高低圧バイパス流量調整弁12と同様に、制御装置10による開度制御によって流量調整されるものであり、液側の冷媒配管20を流れる冷媒の流量を調整できる。
次に、油回収運転を行う前の圧縮機1の停止期間における高低圧バイパス流量調整弁12、負荷側流量調整弁13、又は減圧装置3の開度調整について、図11を用いて説明する。図11は、本発明の実施の形態3に係る冷凍機100の制御装置10における、開度調整処理の流れの例を示すフローチャートである。図11の処理は、圧縮機1の停止期間中に少なくとも1回行われるものとする。
図11におけるステップS41は、吸入圧力センサ22で検知された吸入圧力から、蒸発器4の蒸発温度を演算する工程であり、上述の実施の形態1に係る図4のステップS11と同一の処理である。
ステップS42は、ステップS41で演算した蒸発温度とガス側の冷媒配管21の配管内径から、その蒸発温度におけるゼロペネトレーション周波数(fz)を演算する工程であり、上述の実施の形態1に係る図4のステップS12と同一の処理である。
ステップS43では、制御装置10で、現在の油回収運転の運転周波数(fo)がゼロペネトレーション周波数より大きいか否かが判定される。現在の油回収運転の運転周波数がゼロペネトレーション周波数よりも大きい場合は、油回収運転が適切に行われるため、この処理は終了する。
現在の油回収運転の運転周波数がゼロペネトレーション周波数未満であると判定された場合、ステップS44において、高低圧バイパス流量調整弁12、負荷側流量調整弁13、又は減圧装置3の開度の変更が行われる。油回収運転の運転周波数がゼロペネトレーション周波数未満となる場合、蒸発温度を高くすると、ゼロペネトレーション周波数が小さくなる。蒸発温度は、吸入圧力が大きくなるにつれて上昇するので、開度を大きくするように調整すればよい。その後、油回収運転の運転周波数がゼロペネトレーション周波数よりも大きくなるまで、ステップS41〜S43が繰り返し行われる。
本発明の実施の形態3においては、高低圧バイパス流量調整弁12、負荷側流量調整弁13、又は減圧装置3の開度調整を行うことによって、油回収運転が適切に行われ、冷凍機油が圧縮機1に適切に回収される。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4においては、上述の実施の形態1〜3を実施しても、ガス側の冷媒配管21の配管内径が大きく、油回収運転の運転周波数がゼロペネトレーション周波数より大きくならない場合を考える。本実施の形態4では、図12の冷媒回路図を用いて説明する。
図12は、本実施の形態4に係る冷凍機100の概略構成を示す冷媒回路図である。図12に示す冷凍機100は、図1に記載の冷媒回路の構成要素に加え、蒸発器4に室内空気を送風する蒸発器ファン4fを備えている。蒸発器ファン4fとしては、例えばプロペラファンなどが用いられる。
ここでは、ユニットクーラなどで設定される、霜取り運転後のファン遅延時間を設定することにより、ガス側の冷媒配管21内の冷凍機油を回収することを検討する。以下に、ファン遅延時間について説明する。
低温域で使用される蒸発器4(利用側熱交換器)では、付着した霜を融かすためヒータが使用されることが多い。このヒータに通電し霜を融かしきった後では、蒸発器4の温度はヒータの熱により、場合によっては約30℃前後にまで達することがある。このまま冷却運転を開始した場合、負荷側ユニット40の送風機(例えば、蒸発器ファン4f)により高温の熱風が負荷側ユニット40内(例えば、冷蔵庫内)に吹き出されることとなり、負荷側ユニット40内の温度が上昇してしまうことがある。
そのため、ユニットクーラ等の冷凍機100では、上述のような負荷側ユニット40内の温度上昇を回避するために、負荷側ユニット40の蒸発器ファン4fを運転しないファン遅延時間が設定されている。ファン遅延時間においては、蒸発器4内に流れる低温低圧の気液二相冷媒によって、蒸発器4の温度を低下させることができる。
ファン遅延時間を設定した場合、負荷側ユニット40の冷媒配管内の冷媒は、蒸発器ファン4fが運転していないため十分に蒸発できず気液二相冷媒のまま、ガス側配管内を通過し、ガス側配管内にある冷凍機油は圧縮機1まで戻されることとなる。よって、ファン遅延時に気液二相冷媒を負荷側ユニット40に流すことにより、ガス側の冷媒配管21内にある冷凍機油を熱源側ユニット30に戻すことができる。
実施の形態5.
本発明の実施の形態5においては、上述の実施の形態1〜3を実施しても、ガス側の冷媒配管21の配管内径が大きく、油回収運転の運転周波数がゼロペネトレーション周波数より大きくならない場合を考える。ショーケース等のように霜取り運転後のファン遅延時間を設定しないものである場合、油回収運転時の低圧を上げて油を回収する方法がある。この場合に、制御装置10は、吸入圧力センサ22で吸入圧力を測定し、油回収運転の運転周波数がゼロペネトレーション周波数より大きくなるかどうかを判定し、油回収運転の運転周波数がゼロペネトレーション周波数より大きくならない場合は、アラームを出力するようにしてもよい。
実施の形態6.
本発明の実施の形態6においては、上述の実施の形態1〜3を実施しても、ガス側の冷媒配管21の配管内径が大きく、油回収運転の運転周波数がゼロペネトレーション周波数より大きくならない場合を考える。制御装置10は、制御装置10に記憶された蒸発温度とゼロペネトレーション周波数との関係を示したデータのテーブルを用いることにより、現在の蒸発温度において、油回収運転の運転周波数がゼロペネトレーション周波数よりも大きくなる冷媒配管の内径のデータを出力することができる。出力されたデータは、例えば表示装置(図示せず)に表示するものであってもよい。
その他の実施の形態.
本発明は、上述の実施の形態に限らず種々の変形が可能である。例えば、上述の実施の形態では、冷凍空調装置として冷凍機100を例に挙げたが、本発明は、給湯装置、冷凍空調機、冷蔵庫、自動販売機等の他の冷凍空調装置にも適用できる。
また、上述の実施の形態は、互いに組み合わせて使用可能である。
1 圧縮機、2 凝縮器、3 減圧装置、4 蒸発器、4f 蒸発器ファン、10 制御装置、11 高低圧バイパス配管、12 高低圧バイパス流量調整弁、13 負荷側流量調整弁、20 液側の冷媒配管、21 ガス側の冷媒配管、22 吸入圧力センサ、30 熱源側ユニット、40 負荷側ユニット、100 冷凍機。

Claims (4)

  1. 容量可変の圧縮機、凝縮器、減圧装置、及び蒸発器が冷媒配管を介して接続され、冷媒を循環させる冷凍サイクルと、
    前記冷凍サイクルの運転及び停止、ならびに前記圧縮機の運転周波数を制御する制御装置と
    を備え、
    前記制御装置は、
    第1の運転周波数未満での前記圧縮機の運転時間が、所定の積算時間を超えた場合に、前記冷媒配管に滞留する冷凍機油を前記圧縮機に戻す油回収運転を行い、前記第1の運転周波数よりも高い第2の運転周波数以上での前記圧縮機の運転が、所定の時間連続して行われた場合に、前記積算時間のリセットを行うものであり、
    前記冷媒配管の配管内径におけるゼロペネトレーション周波数を、前記蒸発器での蒸発温度から演算し、
    前記油回収運転の運転周波数が、前記蒸発温度での前記ゼロペネトレーション周波数以下となっている場合に、前記油回収運転の運転周波数が前記ゼロペネトレーション周波数より大きくなるように、前記油回収運転の運転周波数を変更し、
    前記油回収運転の運転周波数が、前記蒸発温度での前記ゼロペネトレーション周波数より大きい場合に、前記油回収運転の運転周波数の変更処理を終了するものである
    冷凍空調装置。
  2. 前記制御装置は
    前記圧縮機の運転周波数が、前記ゼロペネトレーション周波数以下となっている場合に、前記第1の運転周波数、前記第2の運転周波数、及び前記油回収運転の運転周波数を前記圧縮機の運転周波数より高くなるように変更し、
    前記圧縮機の運転周波数が前記ゼロペネトレーション周波数を超える場合に、前記第1の運転周波数及び前記第2の運転周波数を、現在の前記第1の運転周波数及び現在の前記第2の運転周波数より小さくなるように変更するものである
    請求項1に記載の冷凍空調装置。
  3. 前記制御装置は、
    前記圧縮機の停止後、前記油回収運転の開始前に前記圧縮機の吸入圧力を前記減圧装置の開度調整により増加させるものである
    請求項1又は2に記載の冷凍空調装置。
  4. 前記圧縮機の吸入側と前記凝縮器の流出口側とをバイパスする高低圧バイパス配管と、
    前記高低圧バイパス配管設置された高低圧バイパス流量調整弁と
    を更に備え、
    前記制御装置は、
    前記圧縮機の停止後、前記油回収運転の開始前に前記圧縮機の吸入圧力を前記高低圧バイパス流量調整弁の開度調整により増加させるものである
    請求項1又は2に記載の冷凍空調装置。
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