JP6326796B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
トナー像が形成される像保持体を支持する像形成ユニットと、
前記トナー像を記録媒体に転写する転写部材を支持し、前記像形成ユニットに対して上下方向に間隙を有して挿抜可能に収容された転写ユニットが、
前記転写ユニットの前記像形成ユニットへ収容される側に形成され先端部に先端へむけて縮径しテーパ形状とされた膨出部を有する連結部材と、前記像形成ユニットに設けられ前記連結部材の前記膨出部が接触しながら進入して嵌合する嵌合孔が連結されて互いに位置決めされ、
前記嵌合孔の前記連結部材が進入する側の開口端の上下方向における前記像保持体とは反対側となる下方領域には前記嵌合孔に向かって縮径するテーパ形状部が形成され、前記像保持体側となる上方領域に前記嵌合孔の内面と連続するように突出して前記連結部材の進入方向とは逆の方向に延び前記連結部材の進入方向において前記テーパ形状部よりも上流側に前記連結部材の進入方向と交差する方向で前記連結部材の上方への移動を制限する庇形状部が形成されている、
ことを特徴とする。
前記庇形状部は、前記庇形状部の上部で前記連結部材の進入方向に沿って前記庇形状部と接触して配置されたリブ形状部材を有する、
ことを特徴とする。
前記像形成ユニットは前記像保持体を支持する支持板を備え、前記嵌合孔が前記支持板に固定された位置決め部材に形成されている、
ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比して、庇形状部の反り返りを抑制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比して、転写ユニットが位置決めされるときの衝撃を緩和することができる。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
尚、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とする。
(1.1)画像形成装置の全体構成
図1は本実施形態に係る画像形成装置の概略構成の一例を示す断面模式図である。
画像形成装置1は、画像形成部10、画像形成部10の一端に装着された用紙送り装置20、画像形成部10の他の一端に設けられ、印刷された用紙Pが排紙される排紙部30、操作情報部40、上位機器から送信された印刷情報から画像イメージを生成する画像処理部50、を備えて構成されている。
このような構成の画像形成装置1では、画像形成のタイミングに合わせて用紙送り装置20のうち、印刷ジョブで印刷の1枚毎に指定されたトレイから繰り出された用紙Pが画像形成部10へ送り込まれる。
現像装置14各々は、現像ハウジング141に収容される現像剤を除いて同様に構成され、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
二次転写ユニット160は、中間転写ベルト151上に重畳して転写された各色トナー像を記録媒体である用紙Pに一括転写(二次転写)する転写部材としての二次転写ローラ161を支持し、中間転写ベルトユニット150に対して引き出し可能に配置されている。
転写装置15においてトナー像が転写された用紙Pは、トナー像が未定着の状態で用紙搬送装置16aを経由して定着装置17に搬送される。定着装置17に搬送された用紙Pは、一対の定着ベルト17aと加圧ローラ17bにより、圧着と加熱の作用でトナー像が定着される。
用紙Pの両面に画像出力を行う場合には、用紙搬送装置16cにより当該用紙Pの表裏が反転され、再び画像形成部10における二次転写部TRへ送り込まれる。そして、トナー像の転写および転写像の定着が行われた後に、排紙部30に送り込まれることになる。排紙部30へ送り込まれた用紙Pは、必要に応じて裁断やステープル(針綴じ)等の後処理を経た後に、排紙トレイ上へ排出される。
図2は画像形成装置1の正面側に視点をおいた転写装置15斜視図、図3は画像形成装置1の背面側に視点をおいた転写装置15の斜視図、図4は中間転写ベルトユニット150と二次転写ユニット160の連結を説明するための斜視図、図5は位置決め部材156Bの二次転写ユニット160が進入する側に視点をおいた斜視図、図6は位置決め部材156Bに二次転写ユニット160が位置決めされた状態を示す図である。
中間転写ベルトユニット150は、前支持板155A及び後支持板155Bで支持された複数の一次転写ローラ152(Y)、(M)、(C)、(K)、バックアップローラ153、駆動ローラ154A、テンションローラ154B等(図1参照)で中間転写ベルト151を吊架して構成されている。
そして、テーパ部157Bb上側には突出部157Baが形成されている。突出部157Baは、二次転写ユニット160の進入方向へ突出した庇形状とされ、突出部157Baの内面側は二次転写ユニット160の位置決めピン163Bの円筒部の外周面と対応して断面視R形状とされている。
二次転写ユニット160は、ユニット筺体162内に二次転写ローラ161を回転可能に支持して、中間転写ベルトユニット150に対して、用紙Pの搬送方向と直交する方向に(Y方向:図1参照)引き出し可能とされている。
ユニット筺体162には、連結部材としての位置決めピン163A、163Bが固定され、二次転写ユニット160を中間転写ベルトユニット150の位置決め部材156A、156Bに形成された嵌合孔157A、157Bに進入・嵌合させて中間転写ベルトユニット150と画像形成装置1の本体内で位置決めされる。
図7は二次転写ユニット160が中間転写ベルトユニット150に位置決めされたときの中間転写ベルト151と二次転写ユニット160との間隙を説明するための断面図、図8は二次転写ユニット160が中間転写ベルトユニット150に位置決めされるときの位置決め部材156Bと位置決めピン163Bとの嵌合を説明するための断面模式図である。
以下、図面を参照しながら二次転写ユニット160が画像形成装置1へ押し込まれて中間転写ベルトユニット150に位置決めされるときの位置決め部材156Bと位置決めピン163Bとの嵌合について説明する。
一例として、二次転写部(TR)へ用紙Pを案内する用紙案内ガイド(不図示)の取り付け部(図7中 A部)、二次転写部(TR)から用紙Pを分離して用紙搬送装置16aへ案内する領域のユニット筺体162の上端部(図7中 B部)は、二次転写ローラ161が二次転写部(TR)に当接した状態で中間転写ベルト151の表面と2mmないし3mmの近接した間隙を保持している。
また、タンデム方式の画像形成装置のみならず、1個の感光体ドラムを備えた画像形成装置であっても適用することができる。
10・・・画像形成部
11・・・システム制御装置
12・・・露光装置
13・・・感光体ユニット
130・・・像形成ユニット枠体
131・・・感光体ドラム
132・・・帯電ローラ
134・・・クリーニングブレード
14・・・現像装置
15・・・転写ユニット
150・・・中間転写ベルトユニット
151・・・中間転写ベルト
152・・・一次転写ローラ
153・・・バックアップローラ
154A・・・駆動ローラ
154B・・・テンションローラ
155A・・・前支持板
155B・・・後支持板
156A、156B・・・位置決め部材
156Ba、156Bb・・・位置決め孔
156Bc、156Bd・・・ネジ止め部
157A、157B・・・嵌合孔
157Ba・・・突出部(嵌合孔)
157Bb・・・テーパ部(嵌合孔)
160・・・二次転写ユニット
161・・・二次転写ローラ
162・・・ユニット筺体
163A、163B・・・位置決めピン
16a、16b、16c・・・用紙搬送装置
17・・・定着装置
20・・・用紙送り装置
30・・・排紙部
40・・・操作情報部
50・・・画像処理部
Claims (3)
- トナー像が形成される像保持体を支持する像形成ユニットと、
前記トナー像を記録媒体に転写する転写部材を支持し、前記像形成ユニットに対して上下方向に間隙を有して挿抜可能に収容された転写ユニットが、
前記転写ユニットの前記像形成ユニットへ収容される側に形成され先端部に先端へむけて縮径しテーパ形状とされた膨出部を有する連結部材と、前記像形成ユニットに設けられ前記連結部材の前記膨出部が接触しながら進入して嵌合する嵌合孔が連結されて互いに位置決めされ、
前記嵌合孔の前記連結部材が進入する側の開口端の上下方向における前記像保持体とは反対側となる下方領域には前記嵌合孔に向かって縮径するテーパ形状部が形成され、前記像保持体側となる上方領域に前記嵌合孔の内面と連続するように突出して前記連結部材の進入方向とは逆の方向に延び前記連結部材の進入方向において前記テーパ形状部よりも上流側に前記連結部材の進入方向と交差する方向で前記連結部材の上方への移動を制限する庇形状部が形成されている、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記庇形状部は、前記庇形状部の上部で前記連結部材の進入方向に沿って前記庇形状部と接触して配置されたリブ形状部材を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記像形成ユニットは前記像保持体を支持する支持板を備え、前記嵌合孔が前記支持板に固定された位置決め部材に形成されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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