JP2019025576A - 媒体切断装置および画像形成装置 - Google Patents
媒体切断装置および画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019025576A JP2019025576A JP2017146169A JP2017146169A JP2019025576A JP 2019025576 A JP2019025576 A JP 2019025576A JP 2017146169 A JP2017146169 A JP 2017146169A JP 2017146169 A JP2017146169 A JP 2017146169A JP 2019025576 A JP2019025576 A JP 2019025576A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- medium
- edge
- cutting device
- image forming
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/65—Apparatus which relate to the handling of copy material
- G03G15/6517—Apparatus for continuous web copy material of plain paper, e.g. supply rolls; Roll holders therefor
- G03G15/6523—Cutting
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H35/00—Delivering articles from cutting or line-perforating machines; Article or web delivery apparatus incorporating cutting or line-perforating devices, e.g. adhesive tape dispensers
- B65H35/0006—Article or web delivery apparatus incorporating cutting or line-perforating devices
- B65H35/002—Hand-held or table apparatus
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H35/00—Delivering articles from cutting or line-perforating machines; Article or web delivery apparatus incorporating cutting or line-perforating devices, e.g. adhesive tape dispensers
- B65H35/04—Delivering articles from cutting or line-perforating machines; Article or web delivery apparatus incorporating cutting or line-perforating devices, e.g. adhesive tape dispensers from or with transverse cutters or perforators
- B65H35/06—Delivering articles from cutting or line-perforating machines; Article or web delivery apparatus incorporating cutting or line-perforating devices, e.g. adhesive tape dispensers from or with transverse cutters or perforators from or with blade, e.g. shear-blade, cutters or perforators
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2301/00—Handling processes for sheets or webs
- B65H2301/50—Auxiliary process performed during handling process
- B65H2301/51—Modifying a characteristic of handled material
- B65H2301/515—Cutting handled material
- B65H2301/5151—Cutting handled material transversally to feeding direction
- B65H2301/51514—Breaking; Bursting; Tearing, i.e. cutting without cutting member
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2801/00—Application field
- B65H2801/03—Image reproduction devices
- B65H2801/12—Single-function printing machines, typically table-top machines
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
Abstract
【課題】媒体の切断動作をより高い精度で行うことのできる媒体切断装置を提供する。【解決手段】この媒体切断装置は、媒体10を挟持可能に設けられた挟持部15と、その挟持部により挟持された媒体を切断するエッジ161を含むカッター16と、エッジから見て挟持部の反対側に位置すると共に媒体と当接可能である凸状の当接面17Sを含む当接部17とを有し、エッジの少なくとも一部は、挟持部を通る当接面の第1の接線TL1よりも当接部側に位置する。【選択図】図3
Description
本発明は、媒体切断装置およびそれを備えた画像形成装置に関する。
従来、媒体供給部にセットされた媒体としてのロール紙を順次繰り出しつつ、そのロール紙を所定の長さで切断し、その切断された紙片に印刷を行う画像形成装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
このような画像形成装置では、媒体の切断動作が、より高い精度で行われることが望まれる。
したがって、媒体の切断動作をより高い精度で行うことのできる媒体切断装置、およびそれを備えた画像形成装置を提供することが望ましい。
本発明の一実施形態としての媒体切断装置は、媒体を挟持可能に設けられた挟持部と、その挟持部により挟持された媒体を切断するエッジを含む切断刃と、エッジから見て挟持部の反対側に位置すると共に媒体と当接可能である凸状の当接面を含む当接部とを有する。エッジの少なくとも一部は、挟持部を通る当接面の第1の接線よりも当接部側に位置する。
本発明の一実施形態としての画像形成装置は、上記の媒体切断装置を備えたものである。
本発明の一実施形態としての媒体切断装置および画像形成装置では、媒体を挟持する挟持部と当接面を含む当接部との間に、エッジを含む切断刃を設けるようにした。このため、媒体を下流へ引っ張ることにより、媒体のうちの第1の当接面と当接する箇所へ応力が効果的に集中して負荷される。
本開示の一実施形態としての媒体切断装置および画像形成装置によれば、媒体の切断動作をより高い精度で行うことができる。なお、本発明の効果はこれに限定されるものではなく、以下に記載のいずれの効果であってもよい。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明は本発明の一具体例であって、本発明は以下の態様に限定されるものではない。また、本発明は、各図に示す各構成要素の配置や寸法、寸法比などについても、それらに限定されるものではない。説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態
媒体切断装置を備えた画像形成装置。
2.変形例
2.1 第1の変形例
2.2 第2の変形例
3.実験例
4.その他の変形例
1.実施の形態
媒体切断装置を備えた画像形成装置。
2.変形例
2.1 第1の変形例
2.2 第2の変形例
3.実験例
4.その他の変形例
<1.実施の形態>
[1.1 画像形成装置1の概略構成]
図1Aは、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置1の外観を表す斜視図である。図1Bは、図1Aに示した画像形成装置1の内部構成の一部が見えるように表した斜視図である。図2は、図1Aに示した画像形成装置1の全体の内部構成例を表す模式図である。図3は、画像形成装置1の内部構造の一部を拡大して表す模式図である。
[1.1 画像形成装置1の概略構成]
図1Aは、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置1の外観を表す斜視図である。図1Bは、図1Aに示した画像形成装置1の内部構成の一部が見えるように表した斜視図である。図2は、図1Aに示した画像形成装置1の全体の内部構成例を表す模式図である。図3は、画像形成装置1の内部構造の一部を拡大して表す模式図である。
画像形成装置1は、例えば筐体2の内部に、例えば媒体供給部101と、媒体搬送部102と、画像形成部103と、転写装置104と、現像剤回収装置105と、定着装置106と、係止部107とを備えている。画像形成装置1には、さらに、搬送路PPが形成されている。搬送路PPは、媒体供給部101から、媒体搬送部102と、画像形成部103および転写装置104と、現像剤回収装置105と、定着装置106と、係止部107とを順次経由して最終的に筐体2の外部へ至る、媒体10が通過する経路である。本明細書では、搬送路PP上の任意の位置から媒体供給部101へ近づく方向、もしくはその任意の位置よりも媒体供給部101に近い位置(その任意の位置と媒体供給部101との間の位置)を上流という。一方、搬送路PP上の任意の位置から媒体供給部101から遠ざかる方向、もしくはその任意の位置よりも係止部107に近い位置(その任意の位置と係止部107との間の位置)を上流という。
(媒体供給部101)
媒体供給部101は、保持部11と、カバー12と、1対のサイドガイド13L,13Rと、カバー12の内面に立設するガイド14と、挟持部15(搬送ローラ15Aおよびピンチローラ15B)と、カッター16と、当接部17(図3)とを有している。なお、挟持部15、カッター16および当接部17が本発明の「媒体切断装置」の一具体例に対応する。
媒体供給部101は、保持部11と、カバー12と、1対のサイドガイド13L,13Rと、カバー12の内面に立設するガイド14と、挟持部15(搬送ローラ15Aおよびピンチローラ15B)と、カッター16と、当接部17(図3)とを有している。なお、挟持部15、カッター16および当接部17が本発明の「媒体切断装置」の一具体例に対応する。
保持部11は、画像が形成される媒体10の供給源としてのロールRpを保持する部分であり、ロールRpを収容する空間101Sを、カバー12と共に形成している。カバー12は、空間101Sに収容されたロールRpを覆うように設けられた保護部材である。ロールRpは、連続紙が巻回されたものである。なお、媒体10として、連続紙上に複数のステッカーが断続的に設けられたものを用いることもできる。また、ここでいう連続紙の材質は紙に限定されず、例えば透明樹脂などであってもよい。1対のサイドガイド13L,13Rは、空間101Sに収容されたロールRpの側面をガイドする部材である。ガイド14は、ロールRpから繰り出される媒体10が搬送路PPへ向けて安定して走行するように、その媒体10を案内する部材である。搬送ローラ15Aとピンチローラ15Bとは、媒体10を挟んで対向配置され、挟持部15を形成している。挟持部15は本発明の「挟持部」に対応する一具体例であり、搬送ローラ15Aおよびピンチローラ15Bが本発明の「一対の回転体」に対応する一具体例である。搬送ローラ15Aは、ピンチローラ15Bと協働してロールRpから媒体10を繰り出し、その媒体10を媒体搬送部102へ向けて順次搬送するように機能する。搬送ローラ15Aは筐体2に直接的または間接的に回転可能に支持されている一方、ピンチローラ15Bはカバー12に回転可能に支持されている。媒体供給部101は、さらに給紙モータ811(後出の図9に記載)を有している。搬送ローラ15Aは、給紙モータ811により回転駆動するようになっている。
カッター16は、例えばカバー12に対し着脱可能に設けられ、例えば搬送路PPに沿って上流から下流へ搬送される(繰り出される)媒体10を、その搬送方向と直交する幅方向(X軸方向)に沿って切断するエッジ161を含む媒体切断部材である。カッター16は、例えば樹脂からなり、空間101SにセットされたロールRpから引き出された媒体10をそのエッジ161によりX軸方向に沿って切断し、X軸方向に沿って延在する先端面10Sを媒体10に形成するものである。エッジ161は、例えば曲率R161を有する。ここで、カッター16は本発明の「切断刃」に対応する一具体例であり、エッジ161は本発明の「エッジ」に対応する一具体例であり、曲率R161は本発明の「第1の曲率」である。なお、カッター16の詳細については後に説明する。
当接部17は、例えば筐体2に固定されており、媒体10をエッジ161において切断する際に、媒体10を支持する支持部として機能する場合がある。当接部17は、エッジ161から見て挟持部15と反対側に位置し、媒体10と当接可能である凸状の当接面17Sを含んでいる。当接面17Sは、例えば曲率R161よりも小さな曲率R17を有する。エッジ161の少なくとも一部は、挟持部15を通る当接面17Sの接線TL1よりも当接部17側に位置するとよい。媒体10の円滑な切断が可能となるからである。また、当接面17Sは、屈曲部分を含まない連続面のみからなることが望ましい。当接面17Sと当接する媒体10に対し、局所的な応力が負荷されるのを回避するためである。当接面17Sは本発明の「当接面」であり、曲率R17は本発明の「第2の曲率」である。さらに、接線TL1は本発明の「第1の接線」に対応する一具体例である。
(媒体搬送部102)
媒体搬送部102は、搬送路PPに沿って上流から下流へ順に配置された搬送ローラ対21〜24と、カッター25とを有している。搬送ローラ対21〜24は、媒体供給部101から繰り出された媒体を下流の画像形成部103および転写装置104へ向けて搬送するものである。カッター25は、搬送ローラ対23と搬送ローラ対24との間に配置されており、搬送路PPを搬送される媒体を所定の長さで切断するものである。媒体搬送部102は、さらに搬送モータ812(後出の図9に記載)を有している。搬送ローラ対21〜24およびカッター25は、搬送モータ812により駆動するようになっている。
媒体搬送部102は、搬送路PPに沿って上流から下流へ順に配置された搬送ローラ対21〜24と、カッター25とを有している。搬送ローラ対21〜24は、媒体供給部101から繰り出された媒体を下流の画像形成部103および転写装置104へ向けて搬送するものである。カッター25は、搬送ローラ対23と搬送ローラ対24との間に配置されており、搬送路PPを搬送される媒体を所定の長さで切断するものである。媒体搬送部102は、さらに搬送モータ812(後出の図9に記載)を有している。搬送ローラ対21〜24およびカッター25は、搬送モータ812により駆動するようになっている。
(画像形成部103)
画像形成部103は、媒体搬送部102の下流に位置し、搬送路PPに沿って上流から順に配置された画像形成ユニット30Y,30M,30Cを有している。画像形成ユニット30A〜30Cは、それぞれ、感光ドラム31と、帯電ローラ32と、現像ローラ33と、供給ローラ34と、現像ブレード35と、現像剤収容部36と、LED(Light Emitting Diode)ヘッド37とを有している。画像形成ユニット30Y,30M,30Cは、互いに異なる色の現像剤(トナー)を用いて各々の色の現像剤像(トナー像)を各々の感光ドラム31の表面に形成する。具体的には、例えば画像形成ユニット30Cはシアンの現像剤を用いてシアンの現像剤像を形成し、画像形成ユニット30Mはマゼンタの現像剤を用いてマゼンタの現像剤像を形成し、画像形成ユニット30Yはイエローの現像剤を用いてイエローの現像剤像を形成する。画像形成部103は、駆動モータDM(後出の図9に記載)をさらに有している。感光ドラム31などは、駆動モータDMにより回転駆動するようになっている。
画像形成部103は、媒体搬送部102の下流に位置し、搬送路PPに沿って上流から順に配置された画像形成ユニット30Y,30M,30Cを有している。画像形成ユニット30A〜30Cは、それぞれ、感光ドラム31と、帯電ローラ32と、現像ローラ33と、供給ローラ34と、現像ブレード35と、現像剤収容部36と、LED(Light Emitting Diode)ヘッド37とを有している。画像形成ユニット30Y,30M,30Cは、互いに異なる色の現像剤(トナー)を用いて各々の色の現像剤像(トナー像)を各々の感光ドラム31の表面に形成する。具体的には、例えば画像形成ユニット30Cはシアンの現像剤を用いてシアンの現像剤像を形成し、画像形成ユニット30Mはマゼンタの現像剤を用いてマゼンタの現像剤像を形成し、画像形成ユニット30Yはイエローの現像剤を用いてイエローの現像剤像を形成する。画像形成部103は、駆動モータDM(後出の図9に記載)をさらに有している。感光ドラム31などは、駆動モータDMにより回転駆動するようになっている。
感光ドラム31は、静電潜像を表面(表層部分)に担持する円柱状の部材であり、感光体(例えば有機系感光体)を用いて構成されている。感光ドラム31は、所定の周速度で所定の方向に回転(この例では図2中に矢印で示したように右回りで回転)するようになっている。
帯電ローラ32は、感光ドラム31の表面(表層部分)を帯電させる部材(帯電部材)であり、感光ドラム31の表面(周面)に接するように配置されている。なお、帯電ローラ32は、この例では左回りで回転するようになっている。
現像ローラ33は、静電潜像を現像する現像剤を表面に担持する部材であり、感光ドラム31の表面(周面)に接するように配置されている。なお、現像ローラ33は、この例では左回りで回転するようになっている。
供給ローラ34は、現像ローラ33に対して現像剤を供給するための部材(供給部材)であり、現像ローラ33の表面(周面)に接するように配置されている。なお、供給ローラ34は、この例では左回り(現像ローラ33と同方向)に回転するようになっている。
現像ブレード35は、回転する現像ローラ33の表面に現像剤からなる層(現像剤層)を形成すると共に、その現像剤層の厚さを規制(制御,調整)する現像剤規制部材である。現像ブレード35は、例えばステンレス等からなる板状弾性部材(板ばね)であり、この板状弾性部材の先端部が現像ローラ33の表面の近傍に配置されている。
現像剤収容部36は、その内部に所定の色の現像剤を収容する容器であり、例えばその下部に現像剤排出口を有する。
LEDヘッド37は、対向する感光ドラム31の表面を露光し、各々の感光ドラム31の表面に静電潜像を形成するものである。
(転写装置104)
転写装置104は、搬送路PPを挟んで画像形成部103と対向するように、画像形成部103の下方に配置されている。図2に示したように、転写装置104は、搬送ベルト41と、この搬送ベルト41を駆動する駆動ローラ42と、従動ローラ43と、転写ローラ44と、当接ローラ45とを有する。転写ローラ44は、駆動モータDMにより回転駆動するようになっている。
転写装置104は、搬送路PPを挟んで画像形成部103と対向するように、画像形成部103の下方に配置されている。図2に示したように、転写装置104は、搬送ベルト41と、この搬送ベルト41を駆動する駆動ローラ42と、従動ローラ43と、転写ローラ44と、当接ローラ45とを有する。転写ローラ44は、駆動モータDMにより回転駆動するようになっている。
搬送ベルト41は、媒体を搬送路PPに沿って下流へ搬送するためのベルトである。具体的には、搬送ベルト41は例えばポリイミド樹脂などの樹脂材料からなる無端の弾性ベルトであり、駆動ローラ42,従動ローラ43、転写ローラ44および当接ローラ45などによって張設(張架)され、図2において左回りに循環回転するようになっている。従動ローラ43は、駆動ローラ42および搬送ベルト41の回転に従動して回転するようになっている。転写ローラ44は、画像形成部103において形成された現像剤像を媒体上に静電的に転写するための部材であり、搬送ベルト41を挟んで感光ドラム31と対向して配置されている。当接ローラ45は、現像剤回収装置105におけるクリーニングブレード(図示せず)と搬送ベルト41を挟んで対向するように配置されており、搬送ベルト41をクリーニングブレードへ押し付けるようになっている。
(現像剤回収装置105)
現像剤回収装置105は、転写装置104の下方に配置されており、搬送ベルト41に付着した不要な現像剤を回収するものである。
現像剤回収装置105は、転写装置104の下方に配置されており、搬送ベルト41に付着した不要な現像剤を回収するものである。
(定着装置106)
定着装置106は、画像形成部103および転写装置104の下流に位置し、転写装置104から搬送された媒体上に転写された現像剤像に対し熱および圧力を付与することで、その現像剤像を記録媒体上に定着させるように機能する。定着装置106は、ヒータ791(後出の図5に記載)を内蔵する定着ローラ61と、その定着ローラ61との間に、搬送路PPを走行する媒体を挟むように配置された加圧ローラ62とを有する。定着装置106は、自らの温度検出を行うサーミスタ792(後出の図9に記載)をさらに有している。定着ローラ61は、例えば駆動モータDMにより回転駆動するようになっている。
定着装置106は、画像形成部103および転写装置104の下流に位置し、転写装置104から搬送された媒体上に転写された現像剤像に対し熱および圧力を付与することで、その現像剤像を記録媒体上に定着させるように機能する。定着装置106は、ヒータ791(後出の図5に記載)を内蔵する定着ローラ61と、その定着ローラ61との間に、搬送路PPを走行する媒体を挟むように配置された加圧ローラ62とを有する。定着装置106は、自らの温度検出を行うサーミスタ792(後出の図9に記載)をさらに有している。定着ローラ61は、例えば駆動モータDMにより回転駆動するようになっている。
(係止部107)
係止部107は、例えば対向配置された排出ローラ71,72を有している。排出ローラ71,72は、例えば駆動モータDMにより回転駆動し、定着装置106から排出された媒体を外部へ排出するものである。
係止部107は、例えば対向配置された排出ローラ71,72を有している。排出ローラ71,72は、例えば駆動モータDMにより回転駆動し、定着装置106から排出された媒体を外部へ排出するものである。
[1.2 カッター16の構成]
次に、図4および図5を参照して、カッター16の詳細な構成について説明する。図4は、図3に示したカッター16を表す斜視図である。図5は、図3に示したカッター16を背面(画像形成装置1の内部)から眺めた様子を表す背面図である。なお、カッター16は、エッジ161と離れた部分に開口16Kが設けられており、ねじ止めなどによりカバー12に固定できるようになっている。
次に、図4および図5を参照して、カッター16の詳細な構成について説明する。図4は、図3に示したカッター16を表す斜視図である。図5は、図3に示したカッター16を背面(画像形成装置1の内部)から眺めた様子を表す背面図である。なお、カッター16は、エッジ161と離れた部分に開口16Kが設けられており、ねじ止めなどによりカバー12に固定できるようになっている。
図4および図5に示したように、カッター16のエッジ161は、X軸方向に沿って例えば直線状に伸びている。
カッター16は、曲率R161よりも小さな曲率R162を有する凸状の側面162を含んでいる。側面162は、エッジ161を起点としてエッジ161および当接部17の双方から離れるように延在すると共に、当接面17Sと対向している。側面162は、エッジ161において媒体10が切断される際、当接面17Sが媒体10と当接しない場合に媒体10と当接する可能性を有する面である。側面162は、それが媒体10と当接する場合に、媒体10を支持する支持部として機能する。側面162は、屈曲部分を含まない連続面のみからなることが望ましい。側面162と当接する媒体10に対し、局所的な応力が負荷されるのを回避するためである。なお、側面162は、本発明の「側面」に対応する一具体例である。
図3に示したように、当接面17Sは、エッジ161を通る第2の直線SL2を挟んで挟持部15の反対側に位置する。第2の直線SL2は、挟持部15とエッジ161とを通る第1の直線SL1と直交するものである。ここで、第2の直線SL2に対する、エッジを通る当接面17Sの第2の接線TL2がなす角度αは、0°以上55°以下であるとよい。後に説明する使用者による媒体10のエッジ161での切断動作が容易かつより精度良く実施できるからである。
[1.3 画像形成装置1の回路構成]
図6に、画像形成装置1の内部の構成を模式的に表すブロック図を示す。図6に示したように、画像形成装置1は、印刷制御部700,I/F制御部710,受信メモリ720,画像データ編集メモリ730,操作部701およびセンサ群702を備えている。画像形成装置1は、さらに、印刷制御部700からの指令をそれぞれ受ける帯電電圧制御部740,ヘッド駆動制御部750,現像電圧制御部760,転写電圧制御部770,画像形成駆動制御部780,定着制御部790,搬送ベルト駆動制御部800および給紙・搬送駆動制御部810を備えている。
図6に、画像形成装置1の内部の構成を模式的に表すブロック図を示す。図6に示したように、画像形成装置1は、印刷制御部700,I/F制御部710,受信メモリ720,画像データ編集メモリ730,操作部701およびセンサ群702を備えている。画像形成装置1は、さらに、印刷制御部700からの指令をそれぞれ受ける帯電電圧制御部740,ヘッド駆動制御部750,現像電圧制御部760,転写電圧制御部770,画像形成駆動制御部780,定着制御部790,搬送ベルト駆動制御部800および給紙・搬送駆動制御部810を備えている。
印刷制御部700は、マイクロプロセッサ、ROM,RAMおよび入出力ポート等により構成され、例えば予め定められたプログラムを実行することにより画像形成装置1における処理動作の全体を制御するものである。具体的には、印刷制御部700は、I/F制御部710からの印刷データや制御コマンドを受信し、帯電電圧制御部740,ヘッド駆動制御部750,現像電圧制御部760,転写電圧制御部770,画像形成駆動制御部780,定着制御部790,搬送ベルト駆動制御部800および給紙・搬送駆動制御部810の制御を統括して印刷動作を行う。
I/F制御部710は、パーソナルコンピュータ(PC)などの外部装置からの印刷データや制御コマンドを受信し、あるいは画像形成装置1の状態に関する信号を送信するものである。
受信メモリ720は、PCなどの外部装置からI/F制御部710を経由した印刷データを一時的に格納するものである。
画像データ編集メモリ730は、受信メモリ720に格納された印刷データを受け取り、その印刷データを編集した画像データを格納するものである。
操作部701は、例えば画像形成装置1の状態などの情報を表示するためのLEDランプや、使用者が指示を画像形成装置へ与えるための入力部(ボタンやタッチパネル)を有するものである。
センサ群702は、画像形成装置1の動作状態を監視する各種センサ、例えば媒体の位置を検出する位置センサ、画像形成装置1内の温度を検出する温度センサ、印刷濃度センサなどを含んでいる。
帯電電圧制御部740は、印刷制御部700の指示により、帯電ローラ32に対し帯電電圧を印加し、感光ドラム31の表面を帯電させるように制御を行うものである。
ヘッド駆動制御部750は、画像データ編集メモリ730に格納された画像データにしたがってLEDヘッド37による露光動作の制御を行うものである。
現像電圧制御部760は、印刷制御部700の指示により、現像ローラ33に対し現像電圧を印加し、感光ドラム31の表面に形成された静電潜像にトナーを現像するように制御を行うものである。
転写電圧制御部770は、印刷制御部700の指示により、転写ローラ44に対し転写電圧を印加し、媒体にトナー像を転写させるように制御を行うものである。
画像形成駆動制御部780は、印刷制御部700の指示により、駆動モータDMの駆動制御を行うものである。駆動モータDMは、感光ドラム31などの回転駆動を行う。
定着制御部790は、印刷制御部700の指示により、定着装置106の定着動作を制御するものである。具体的には、定着ローラ61に内蔵されたヒータ791(図9)への印加電圧の制御を行う。定着制御部790は、サーミスタ792により測定された定着装置106の温度に基づき、ヒータ791への印加電圧のオン・オフ制御を行う。
搬送ベルト駆動制御部800は、印刷制御部700の指示により、画像形成装置1に設けられた搬送ベルトモータ801の動作制御を行うものである。搬送ベルトモータ801は、搬送ベルト41の駆動を行うものである。
給紙・搬送駆動制御部810は、印刷制御部700の指示により、画像形成装置1に設けられた給紙モータ811および搬送モータ812の動作制御を行うものである。
[1.4 作用・効果]
(A.基本動作)
この画像形成装置1では、以下のようにして、媒体に対して現像剤像が転写される。
(A.基本動作)
この画像形成装置1では、以下のようにして、媒体に対して現像剤像が転写される。
具体的には、まず、給紙・搬送駆動制御部810の制御に基づき給紙モータ811が駆動し、搬送ローラ15Aが回転する。これにより媒体供給部101における空間101Sに収容されたロールRpから媒体10がピックアップされ、搬送ローラ15Aにより、下流の媒体搬送部102の方向へ繰り出される。次いで、ロールRpから繰り出された媒体10は、媒体搬送部102により斜行が矯正されつつ下流の画像形成部103および転写装置104へ向けて搬送される。媒体搬送部102では、カッター25により、所定の長さで媒体10を切断する。その際、給紙・搬送駆動制御部810の制御に基づき、給紙モータ811の駆動力がカッター25に伝達される。
画像形成部103および転写装置104では、以下のようにして、トナー像が媒体10上に転写される。まず、起動状態の画像形成装置1に対してPCなどの外部機器からI/F制御部710を介して印刷画像データおよび印刷命令が印刷制御部700に入力される。印刷制御部700は、印刷命令に応じて、画像形成駆動制御部780などと連携して印刷画像データの印刷動作を開始させる。
画像形成駆動制御部780は、駆動モータDMを駆動し、感光ドラム31を所定の方向に一定速度で回転させる。感光ドラム31が回転すると、その動力がギヤ列などの駆動伝達部を介して、供給ローラ34、現像ローラ33および帯電ローラ32へそれぞれ伝達される。その結果、供給ローラ34、現像ローラ33および帯電ローラ32は、それぞれ所定の方向に回転する。
一方、印刷制御部700からの指令により、帯電電圧制御部740が帯電ローラ32に対し所定の電圧を印加し、感光ドラム31の表面を一様に帯電させる。
次いで、ヘッド駆動制御部750がLEDヘッド37を起動し、画像信号に基づく印刷画像に対応する光を感光ドラム31に照射して感光ドラム31の表面に静電潜像を形成する。さらに、現像剤収容部36から供給ローラ34へ現像剤を供給する。現像剤は、供給ローラ34に担持され、供給ローラ34の回転と共に現像ローラ33の近傍に移動する。そこで、現像剤は現像ローラ33の電位と供給ローラ34の電位との電位差により例えば負に帯電し、現像ローラ33へ供給される。現像ローラ33へ供給された現像剤は現像ブレード35により所定の厚さに規制された現像剤層を形成する。
さらに、感光ドラム31の表面に形成された静電潜像に応じて、現像ローラ33上の現像剤層が現像されて感光ドラム31上に現像剤像が形成される。その現像剤像は、感光ドラム31と対向配置されると共に転写電圧制御部770により所定の電圧が印加された転写ローラ44との間の電界によって搬送路PP上の媒体10に転写される。
その後、定着装置106において、媒体10上に転写された現像剤像に対し熱および圧力を付与し、その現像剤像を媒体10上に定着させる。そののち、現像剤像が定着された媒体10は係止部107により外部へ排出される。
なお、感光ドラム31には、媒体10へ転写されなかった現像剤が僅かに残留する場合がある。その場合、その残留した現像剤は搬送ベルト41に付着することがある。そこで、画像形成装置1では現像剤回収装置105により、搬送ベルト41に付着した現像剤を廃トナーとして回収する。
(B.ロールRpからの媒体10の頭出し動作)
画像形成装置1の運転動作を行う前段階の処理として、媒体供給部101の空間101SにロールRpを収容すると共にX軸方向に沿って伸びる先端面10S(後出)を形成する。具体的には、使用者は、まずカバー12を開き、筐体2のうちの空間101Sを形成することとなる部分にロールRpを載置する。次に、使用者は、ロールRpの最外周端部を筐体2の外部に至るまで引き出したのち、カバー12を閉じる。カバー12を閉じることにより、搬送ローラ15Aとピンチローラ15Bとの間に、使用者によって引き出された媒体10が挟持される。
画像形成装置1の運転動作を行う前段階の処理として、媒体供給部101の空間101SにロールRpを収容すると共にX軸方向に沿って伸びる先端面10S(後出)を形成する。具体的には、使用者は、まずカバー12を開き、筐体2のうちの空間101Sを形成することとなる部分にロールRpを載置する。次に、使用者は、ロールRpの最外周端部を筐体2の外部に至るまで引き出したのち、カバー12を閉じる。カバー12を閉じることにより、搬送ローラ15Aとピンチローラ15Bとの間に、使用者によって引き出された媒体10が挟持される。
そののち、例えば図7Aに示したように、引き出された媒体10の端部を使用者が自らの手で斜め上方(矢印10P1の方向)へ引っ張ることにより、媒体10に応力を付与する。その操作により、媒体10のうちのエッジ161と当接する箇所にせん断応力が効果的に集中し、例えば図7Bに示したように、媒体10のうちのせん断応力が集中する箇所(応力集中箇所)において媒体10が破断することとなる。ここで、図7A,7Bは、エッジ161での媒体10の切断の様子を表す模式図である。なお、図7Aは、挟持部15に挟持された媒体10がエッジ161により切断される直前の様子を表している。図7Aに示したように、挟持部15に挟持された媒体10の端部を使用者が斜め上方へ引っ張った場合、基本的には、媒体10はカッター16のエッジ161と当接する。よって、媒体10のうち、エッジ161と当接する部分が応力集中箇所となる。あるいは、挟持部15に挟持された媒体10はエッジ161と当接すると共に側面162にも当接する場合がある。その場合、媒体10は挟持部15と側面162との2箇所において支持されることとなる。この場合においても、媒体10のうち、挟持部15と側面162と間に位置するエッジ161と当接する部分が応力集中箇所となる。先に述べたように、側面162がエッジ161の曲率R161よりも小さな曲率R162を有するからである。その結果、図7Bに示したように、媒体10はその応力集中箇所において破断することとなり、媒体10の先端部分10−1が離脱すると共に、媒体10の残存部分10−2に、高い精度で切断された先端面10Sが形成される。なお、図7Bは、媒体10がエッジ161により切断された直後の様子を表している。
一方、本実施の形態の画像形成装置1では、例えば図8Aに示したように、引き出された媒体10の端部を使用者が自らの手で斜め下方(矢印10P2の方向)へ引っ張るようにしても、媒体10を精度良く切断することができる。具体的には、媒体10の端部を使用者が斜め下方へ引っ張った場合には、媒体10が当接部17の当接面17Sと当接することとなる。その結果、媒体10は挟持部15と当接面17Sとの2箇所において支持され、媒体10のうち、挟持部15と当接面17Sと間に位置するエッジ161と当接する部分が応力集中箇所となり、図8Bに示したように、その応力集中箇所において破断することとなる。先に述べたように、当接面17Sがエッジ161の曲率R161よりも小さな曲率R17を有するからである。その結果、媒体10の先端部分が離脱すると共に、媒体10の残存部分10−2に、高い精度で切断された先端面10Sが形成される。なお、図8Aおよび図8Bは、いずれも、媒体10の端部を使用者が自らの手で斜め下方へ引っ張ったときの様子を表している。特に、図8Aは媒体10がエッジ161により切断される直前の様子を表しており、図8Bは媒体10がエッジ161により切断された直後の様子を表している。図8Aおよび図8Bに示した場合においても、先端面10Sは、実質的にX軸方向と平行となる。
ここで、挟持部15からエッジ161に至る搬送路PPの経路長PLは、斜め上方(矢印10P1の方向)へ引っ張る場合と、斜め下方(矢印10P2の方向)へ引っ張る場合とで実質的な差異は生じない。
なお、先端面10Sが形成された媒体10の残存部分10−2は、搬送ローラ15Aの回転動作により、搬送路PPに沿って媒体供給部101から媒体搬送部102へ送られる。
(C.効果)
このように、本実施の形態では、媒体10を挟持する挟持部15と、その下流に位置する当接面17Sを含む当接部17との間にエッジ161を設けるようにした。このため、媒体10を下流へ引っ張ることにより、媒体10の一部が挟持部15と当接面17Sとの2箇所で支持され、媒体10のうちのエッジ161と当接する箇所へ応力が効果的に集中して負荷される。よって、媒体10の切断動作をより高い精度で行うことができ、高精度の先端面10Sが得られる。
このように、本実施の形態では、媒体10を挟持する挟持部15と、その下流に位置する当接面17Sを含む当接部17との間にエッジ161を設けるようにした。このため、媒体10を下流へ引っ張ることにより、媒体10の一部が挟持部15と当接面17Sとの2箇所で支持され、媒体10のうちのエッジ161と当接する箇所へ応力が効果的に集中して負荷される。よって、媒体10の切断動作をより高い精度で行うことができ、高精度の先端面10Sが得られる。
また、本実施の形態では、使用者が斜め上方(矢印10P1の方向)または斜め下方(矢印10P2の方向)いずれの方向に引っ張ったとしても、媒体10はエッジ161の近傍部分において破断し、その結果、媒体10に先端面10Sが形成される。したがって、使用者が自らの手で媒体10の端部を斜め上方もしくは斜め下方のいずれに引っ張った場合であっても同じような先端面10Sが安定して得られるので、使用者にとって使い勝手に優れた媒体切断装置と言える。
また、本実施の形態では、カッター16およびその近傍における機械的構造に起因して媒体10の切断動作が実行されるので、追加のアクチュエータや追加の制御信号を必要としない。よって、機構上の複雑化は招来しないものである。
<2.変形例>
(2.1 第1の変形例)
次に、図9を参照して、本実施の形態の第1の変形例としてのカッター16Aについて説明する。図9は、カッター16Aを背面から眺めた様子を表す背面図である。
(2.1 第1の変形例)
次に、図9を参照して、本実施の形態の第1の変形例としてのカッター16Aについて説明する。図9は、カッター16Aを背面から眺めた様子を表す背面図である。
上記実施の形態では、カッター16が、X軸方向に沿って伸びるエッジ161を含む場合について説明した。これに対し、本変形例のカッター16Aは、X軸方向に対して傾斜したエッジ161Aを含むものである。カッター16Aは 第1の端部16E1と、X軸方向において第1の端部と反対側に位置する第2の端部16E2とを含み、エッジ161Aは、第1の端部16E1から第2の端部16E2へ至るまで実質的に同じ勾配を維持するようにX軸方向に対し傾斜している。
このカッター16Aによれば、エッジ161Aに媒体10が当接すると、例えば媒体10のうち第1の端部16E1と当接する箇所に応力が集中するので、第1の端部16E1から第2の端部16E2へ向けて亀裂が進展するように媒体10が切断される。よって、カッター16と比較して、より鋭利な先端面10Sが得られやすくなる。
(2.2 第2の変形例)
次に、図10および図11を参照して、本実施の形態の第2の変形例としてのカッター16Bについて説明する。図10は、カッター16Bを背面から眺めた様子を表す背面図であり、図11は、カッター16を表す斜視図である。
次に、図10および図11を参照して、本実施の形態の第2の変形例としてのカッター16Bについて説明する。図10は、カッター16Bを背面から眺めた様子を表す背面図であり、図11は、カッター16を表す斜視図である。
本変形例のカッター16Bは、複数の頂点163Pと、その複数の頂点163Pの各々を起点として延在する第1の傾斜部分163Aおよび第2の傾斜部分163Bを含むエッジ163を有するものである。カッター16Bは 第1の端部16E1と、X軸方向において第1の端部と反対側に位置する第2の端部16E2とを含み、エッジ163では、第1の傾斜部分163Aと第2の傾斜部分163BとがX軸方向に交互に配置されている。第1の傾斜部分163Aは、頂点163Pから第1の端部16E1へ向かうほど搬送路PPから離れるように(+Y方向へ向かうように)傾斜している。第2の傾斜部分163Bは、頂点163Pから第2の端部16E2へ向かうほど搬送路PPから離れるように(+Y方向へ向かうように)傾斜している。
このカッター16Bによれば、エッジ163が複数の頂点163Pを含むようにしたので、エッジ163に媒体10が当接すると、媒体10のうち複数の頂点163Pと当接する箇所にそれぞれ応力が集中するので、頂点163Pと当接する各々の箇所を起点として第1の傾斜部分163Aおよび第2の傾斜部分163Bに沿って亀裂が進展するように媒体10が切断される。よって、カッター16と比較して、より短い時間で先端面10Sが得られやすくなる。
<3.実験例>
本発明の実験例として、上記で説明した本実施の形態の画像形成装置1においてカッター16により媒体10の切断を行い、先端面10Sの評価を行った。ここでは、角度α(図3)が0°から90°の範囲で5°ずつ異なる場合について、挟持部15に挟持された媒体10をエッジ161により切断した。媒体10としては薄紙および厚紙を用いた。評価結果について表1に示す。
本発明の実験例として、上記で説明した本実施の形態の画像形成装置1においてカッター16により媒体10の切断を行い、先端面10Sの評価を行った。ここでは、角度α(図3)が0°から90°の範囲で5°ずつ異なる場合について、挟持部15に挟持された媒体10をエッジ161により切断した。媒体10としては薄紙および厚紙を用いた。評価結果について表1に示す。
表1では、切断された媒体10の先端面10Sの寸法精度が高い順に「A」、「B」、「C」の3段階の評価で切断結果を示している。表1に示したように、角度αが0°以上55°以下であると、薄紙および厚紙の双方においてA評価となった。角度αが60°を超えるとB評価またはC評価となる場合があった。したがって、角度αが0°以上55°以下であると、エッジ161での切断動作が容易かつより精度良く実施され、高い精度で切断された先端面10Sが得られることが確認できた。
<4.その他の変形例>
以上、実施の形態および変形例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態等では、カラー画像を形成する画像形成装置について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば黒色のトナー像のみを転写し、モノクロ画像を形成する画像形成装置であってもよい。また、上記実施の形態等では、1次転写方式(直接転写方式)の画像形成装置について説明したが、本発明は2次転写方式にも適用されうる。
以上、実施の形態および変形例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態等では、カラー画像を形成する画像形成装置について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば黒色のトナー像のみを転写し、モノクロ画像を形成する画像形成装置であってもよい。また、上記実施の形態等では、1次転写方式(直接転写方式)の画像形成装置について説明したが、本発明は2次転写方式にも適用されうる。
また、上記実施の形態等で記載した各構成要素の形状や数量、寸法および位置関係は一例を示すものであり、本発明はそれに限定されるものではない。
また、上記実施の形態等では、露光装置として発光ダイオードを光源とするLEDヘッドを用いるようにしたが、例えばレーザ素子等を光源とした露光装置を用いてもよい。
さらに、上記実施の形態等では、本発明における「画像形成装置」の一具体例として、印刷機能を有する画像形成装置について説明したが、本発明はこれには限られない。すなわち、そのような印刷機能に加え、例えば、スキャン機能やファックス機能を有する複合機として機能する画像形成装置においても、本発明を適用することが可能である。
さらに、上記実施の形態等では、本発明の媒体切断装置を媒体供給部101に設けるようにしたが、本発明の画像形成装置はこれに限定されるものではない。例えば係止部107に本発明の媒体切断装置を設けるようにしてもよい。
1…画像形成装置、2…筐体、101…媒体供給部、10…媒体、11…保持部、12…カバー、14…ガイド、15…挟持部、15A…搬送ローラ、15B…ピンチローラ、16…カッター、161,161A,163…エッジ、161C…中央部、161E1,161E2…端部、162…側面、17…当接部、17S…当接面、102…媒体搬送部、21〜24…搬送ローラ対、25…カッター、103…画像形成部、30A〜30C…画像形成ユニット、31…感光ドラム、32…帯電ローラ、33…現像ローラ、34…供給ローラ、35…現像ブレード、36…現像剤収容部、37…LEDヘッド、104…転写装置、41…搬送ベルト、42…駆動ローラ、43…従動ローラ、44…転写ローラ、45…当接ローラ、105…現像剤回収装置、106…定着装置、61…定着ローラ、62…加圧ローラ、71,72…排出ローラ、107…係止部、PP…搬送路。
Claims (12)
- 媒体を挟持可能に設けられた挟持部と、
前記挟持部により挟持された前記媒体を切断するエッジを含む切断刃と、
前記エッジから見て前記挟持部の反対側に位置すると共に前記媒体と当接可能である凸状の当接面を含む当接部と
を有し、
前記エッジの少なくとも一部は、前記挟持部を通る前記当接面の第1の接線よりも前記当接部側に位置する
媒体切断装置。 - 前記エッジは、第1の曲率を有し、
前記当接面は、前記第1の曲率よりも小さな第2の曲率を有する
請求項1に記載の媒体切断装置。 - 前記切断刃は、前記エッジを起点として前記エッジおよび前記当接部の双方から離れるように延在すると共に前記第1の曲率よりも小さな第3の曲率を有する凸状の側面を含む
請求項2に記載の媒体切断装置。 - 前記側面は連続面のみからなる
請求項3記載の媒体切断装置。 - 前記当接面は連続面のみからなる
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の媒体切断装置。 - 前記当接面は、
前記挟持部と前記エッジとを通る第1の直線と直交する第2の直線を挟んで前記挟持部の反対側に位置する
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の媒体切断装置。 - 前記第2の直線に対する、前記エッジを通る前記当接面の第2の接線がなす角度は、0°以上55°以下である
請求項6のいずれか1項に記載の媒体切断装置。 - 前記切断刃は、前記媒体の幅方向において、第1の端部と、前記第1の端部と反対側に位置する第2の端部とを含み、
前記エッジは、前記第1の端部から前記第2の端部へ至るまで前記媒体の幅方向に対して実質的に一定の勾配で傾斜している
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の媒体切断装置。 - 前記切断刃は、前記媒体の幅方向において、第1の端部と、前記第1の端部と反対側に位置する第2の端部とを含み、
前記エッジは、頂点と、前記頂点から前記第1の端部へ向かうほど前記媒体から離れるように傾斜する第1の傾斜部分と、前記頂点から前記第2の端部へ向かうほど前記媒体から離れるように傾斜する第2の傾斜部分とを含む
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の媒体切断装置。 - 前記挟持部は、対向配置された一対の回転体を含む
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の媒体切断装置。 - 前記切断刃は樹脂からなる
請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の媒体切断装置。 - 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の媒体切断装置を備えた画像形成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017146169A JP2019025576A (ja) | 2017-07-28 | 2017-07-28 | 媒体切断装置および画像形成装置 |
US16/033,333 US20190033768A1 (en) | 2017-07-28 | 2018-07-12 | Medium cutting device and image forming apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017146169A JP2019025576A (ja) | 2017-07-28 | 2017-07-28 | 媒体切断装置および画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019025576A true JP2019025576A (ja) | 2019-02-21 |
Family
ID=65038548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017146169A Pending JP2019025576A (ja) | 2017-07-28 | 2017-07-28 | 媒体切断装置および画像形成装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20190033768A1 (ja) |
JP (1) | JP2019025576A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6984520B2 (ja) * | 2018-03-28 | 2021-12-22 | 沖電気工業株式会社 | シート状媒体搬送装置、画像形成装置及びシート状媒体搬送方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4218135A (en) * | 1977-06-24 | 1980-08-19 | Olympus Optical Co., Ltd. | Roll sheet cassette loading apparatus |
EP1314572A3 (en) * | 1997-01-13 | 2004-06-30 | Canon Finetech Inc. | Roll paper unit and image formation apparatus |
US20030209122A1 (en) * | 2002-05-10 | 2003-11-13 | Nguyen Derick T. | Paper roll cutter |
JP5378900B2 (ja) * | 2009-07-29 | 2013-12-25 | セイコーインスツル株式会社 | カッター機構及びカッター付きプリンタ |
US11344165B2 (en) * | 2015-06-04 | 2022-05-31 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Dispenser for rolled sheet materials with cutting system |
JP6911579B2 (ja) * | 2017-06-28 | 2021-07-28 | ブラザー工業株式会社 | 印刷装置 |
-
2017
- 2017-07-28 JP JP2017146169A patent/JP2019025576A/ja active Pending
-
2018
- 2018-07-12 US US16/033,333 patent/US20190033768A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20190033768A1 (en) | 2019-01-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10298792B2 (en) | Image reading device and image forming apparatus incorporating the image reading device | |
CN100454156C (zh) | 图像记录装置 | |
JP5910142B2 (ja) | 供給装置および画像形成装置 | |
EP3989006A1 (en) | Fixing device and image-forming apparatus | |
JP2014170023A (ja) | 転写装置及び画像形成装置 | |
JP5900357B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2011028097A (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP5591274B2 (ja) | 現像装置、及び画像形成装置 | |
JP2019025576A (ja) | 媒体切断装置および画像形成装置 | |
JP7027732B2 (ja) | 媒体切断装置および画像形成装置 | |
JP6499474B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5899170B2 (ja) | 定着装置、およびこれを備えた画像形成装置 | |
JP6326796B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006243030A (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP2011247910A (ja) | 画像形成装置および像担持体のクリーニング方法 | |
JP6775443B2 (ja) | 媒体切断装置および画像形成装置 | |
JP6551086B2 (ja) | 画像形成装置及び画像検査装置 | |
JP2020052201A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6977676B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6631550B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6490529B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5982338B2 (ja) | 定着装置、およびこれを備えた画像形成装置 | |
JP5975491B2 (ja) | 現像装置、及び画像形成装置 | |
JP5156687B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4706606B2 (ja) | 画像形成装置 |