JP4020033B2 - 位置決めユニットおよび画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、装置本体に対して抜き差し可能なプロセスカートリッジを、その装着状態において精度良く位置決めするために使用できる位置決めユニット、および、そのような位置決めユニットを備えた複写機やプリンタ等の画像形成装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機やレーザビームプリンタ等の電子写真方式を利用した画像形成装置において、像担持体や帯電装置、或いは、現像装置等の複数のプロセス手段をユニット化してプロセスカートリッジを構成し、装置本体に対して一体的に抜き差し可能とすることにより、メンテナンスの容易性を図るようにしたものが知られている。
【0003】
例えば、上下方向に延設した構成の中間転写ベルトからなる中間転写体を含む中間転写体ユニットと、当該中間転写ベルトの上下方向に沿って設けた複数の像担持体とを含むプロセスカートリッジを装置本体に装着する動作で、当該プロセスカートリッジの枠体に一体的に保持される前記中間転写体ユニットの1側板に設けた嵌合穴と、装置本体側に設けた位置決めピンとを嵌合せしめ、装置本体に対する中間転写体ユニットの位置決めを行わせる構成の画像形成装置が本発明者等により考えられている。
【0004】
このプロセスカートリッジの位置決め、実質的には中間転写体ユニットの位置決めは画像性能を保持する上で重要であり、仮に、設定位置がずれてしまうと、出来上がりの画像の鮮鋭性が損なわれたり、現像後の画像濃度が不均一になってしまう。
【0005】
従来のプロセスカートリッジは凡そ次のような構成を有していた。
図10は、中間転写体ユニット、4つの像担持体、および、4つの現像装置を一体的に装置本体に対して抜き差しできるプロセスカートリッジの構成を示す。
【0006】
図11に示すように、強固かつ高精度に作製されたプロセスカートリッジの側板(前面パネルおよび後面パネル)の内側には中間転写体ユニットの側板1、側板2のそれぞれから外方に突出させた合計4本のピンを収容保持できるフック状の保持部材が設けられている。
【0007】
換言すれば、中間転写体ユニットはプロセスカートリッジ(ここでは、前記のパネルに相当する)に対して着脱自在であり、矢示方向にある装置本体の所定位置に差し込まれる場合には、自身の側板1に設けられている穴に対して、前面パネルに固定できる固定部材のピンが差し込まれて前記プロセスカートリッジと一体化される。
【0008】
側板2にも同様の穴が準備されており、また、装置本体固定部には当該穴と嵌合するピンが設けられ、プロセスカートリッジの差し込み(装着)終了時には両者の嵌合も完了する。
【0009】
更に、前記装置固定部の所定位置には位置決めユニットが備えられ、当該位置決めユニット上には位置決めピンが設けられていて、プロセスカートリッジの装着完了時には、前記位置決めピンと側板2上に設けた嵌合穴とが嵌合して中間転写体ユニットの位置決めがなされる。
【0010】
なお、位置決めピンと側板2に設けられる嵌合穴とは上下2箇所の位置で嵌合するようになっているが、図では上側のみ示してある。
【0011】
前記中間転写体ユニットを構成する前記側板1と側板2とは、板材からなる箱形補強部材や図示しない幾本かのステーで一体化されており、また、両側板間にはローラ1、ローラ2等に懸架された中間転写ベルトがある。
【0012】
一方、図12に模式的に示すように、従来の位置決めユニットにおける前記位置決めピンは、ロッド等により所定の間隔を有して対向する2枚の側板により保持されており、具体的には、位置決めピンの後端部は第1の側板に対してカシメられ、その他端部は、第2の側板に設けた嵌合穴を貫通して突出した状態で保持されていた。
【0013】
また、前記中間転写体ユニットの側板に設けた嵌合穴と嵌合する前記位置決めピン上の位置は、前記第2の側板から数10mm離れた周面一部であった。
【0014】
次に、中間転写体ユニットの位置決めにおける問題点を明確にする。
前述のような構成において、プロセスカートリッジと、中間転写体ユニットとの位置精度、および、プロセスカートリッジと画像形成装置本体との位置精度は高精度に保たれており、従って、プロセスカートリッジを装置本体内に差し込む動作により、前記位置決めピンが後面パネルに形成されている穴を介して側板2上の嵌合穴に嵌合し、中間転写体ユニットの位置決めが達成されることになる。
【0015】
しかしながら、前記中間転写体ユニットにおける側板同士は前述のような箱形補強材等で連結してあるものの、種々の条件から全体的に大きな剛性を持たすことができず、また、像担持体方向にバネ付勢されている転写ローラが、中間転写ベルトを介して像担持体を押圧すると、結果として、中間転写体ユニット、より主体的には、側板に反力が加わる。
【0016】
一方、位置決めピンの周面と前記側板2の嵌合穴との間には、例えば、100分の2mm程度の極めて僅かな隙間があり、中間転写体ユニットの側板に前述の反力が発生すると、位置決めピンは側板の嵌合穴を形成する壁に押され、図10において左側に変位される。
【0017】
換言すれば、側板が受けた反力は側板1はその影響を殆ど受けないが、直接反力を受けるようになった位置決めピンのある側板2の上方部が影響を受ける結果となり、側板2の上方部は適正な位置に比して左側に傾倒して中間転写ベルトに歪みを発生させる。
【0018】
また、中間転写ベルトの歪みは、第2の側板上における前記位置決めピンの嵌合位置から、当該位置決めピンと側板2との嵌合位置まで距離があることにより増幅される。
【0019】
上記の対応として、位置決めピンと中間転写体ユニットの嵌合穴との嵌合を、より第2の側板に近い位置で行わせることにより、前記問題を軽減することはできるが、装置の仕様によっては、上述のような位置において前記中間転写体ユニットと位置決めピンとの嵌合を行わざるを得ない場合がある。
【0020】
以上において、位置決めピンを装置本体固定部に直接設けずに位置決めユニットとして設けたり、また、嵌合による保持位置から離れた位置の位置決めピンの周面により、確実に中間転写体ユニットを位置決めするような提案は従来なかった。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、従来の態様を殆ど変更することなく、装置本体に対して抜き差し可能なユニット、例えば、中間転写体ユニットの位置決めを確実に行える位置決めユニットと、当該位置決めユニットを具備することにより、例えば、中間転写ベルトのゆがみの発生等を防止し、高品質の画像形成ができる画像形成装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は下記の構成によって達成することができる。
【0023】
(1)位置決めピンを有する位置決めユニットであって、
前記位置決めピンと嵌合する嵌合穴が設けられた側板を有し、且つ装置本体に対して抜き差し可能なユニットと位置決めするための位置決めユニットにおいて、
所定の間隔を以て対向配置された一対の側板の内の一方の側板に対して小径の基部の端部を締結するとともに、他方の側板に設けた嵌合穴を貫通して突出する位置決めピンを有し、かつ、前記嵌合穴に対応する位置決めピンの周面上に設けた、前記基部とそれよりも大きな径を有する中間部とで形成される段差部に対して、弾性部材により他方の側板を押圧せしめて、前記位置決めピンの位置移動を抑制するように構成し、
前記位置決めピンは、前記装置本体に対して抜き差し可能なユニットが有する側板に設けられた嵌合穴と嵌合するものである、ことを特徴とする位置決めユニット。
【0024】
(2)前記弾性部材は皿バネであることを特徴とする前記(1)に記載の位置決めユニット。
【0025】
(3)駆動源であるモータを有し、かつ、前記一対の側板間に設けたギヤトレインを介して、当該一対の側板により支持された駆動軸を駆動できることを特徴とする前記(1)に記載の位置決めユニット。
【0026】
(4)装置本体に対して抜き差し可能なユニットを含む画像形成装置において、
前記ユニットの位置決めをする位置決め手段として、所定の間隔を以て対向配置された一対の側板の内の一方の側板に対して小径の基部の端部を締結するとともに、他方の側板に設けた嵌合穴を貫通して突出する位置決めピンを有し、かつ、前記嵌合穴に対応する位置決めピンの周面上に設けた、前記基部とそれよりも大きな径を有する中間部とで形成される段差部に対して、皿バネにより他方の側板を押圧せしめた構成の位置決めユニットを有し、かつ、前記ユニットの側板には、前記位置決めユニットの位置決めピンと嵌合する嵌合穴が設けてあることを特徴とする画像形成装置。
【0027】
(5)前記ユニットは中間転写体ユニットであることを特徴とする前記(4)に記載の画像形成装置。
【0028】
(6)前記ユニットは駆動ローラを含むローラ群に懸架された転写ベルトを有し、また、前記駆動ローラは、位置決めユニット側に設けてある駆動軸と連結手段を介して連結することを特徴とする前記(4)に記載の画像形成装置。
【0029】
(7)前記ユニットは、ガイドレールを介して装置本体に抜き差し自在に連結してあることを特徴とする前記(4)に記載の画像形成装置。
【0030】
(8)前記ユニットは、像担持体を含むことを特徴とする前記(4)に記載の画像形成装置。
【0031】
(9)前記像担持体は複数あることを特徴とする前記(8)に記載の画像形成装置。
【0032】
(作用)
上記構成の位置決めユニットによれば、位置決めピンの後端部を側板に対してネジで結合するとともに、もう一方の側板に設けた嵌合穴を貫通して位置決めピンを設け、当該位置決めピンの周面上に形成した段差部に対して、弾性部材の付勢力により前記側板を押圧するので、側板に対する位置決めピンの取り付け状態を精度良く維持できる。
【0033】
また、弾性部材の強さを選択することにより適宜の荷重が位置決めピンにかかっても、当該位置決めピンの取り付け位置を望まれる設定位置に維持できる。
【0034】
また、前記位置決めユニットを備えた画像形成装置によれば、中間転写体ユニットを介して位置決めピンに荷重がかかっても、位置決めピンの変位を抑制できるので、中間転写ベルトと、当該中間転写ベルトに隣接して設けられる像担持体との高精度な位置関係を維持できるので、高品質の画像を安定して作製することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
本発明に係わる実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。
【0036】
図1は、デジタルカラー複写機からなる画像形成装置の模式図である。
図に示す画像形成装置は、装置本体上部に自動原稿送り装置1を有するとともに、内部に画像読み取り装置2、画像形成部3、ベルトからなる中間転写体ユニット4、給紙部5、定着装置T、反転排紙・再給紙部6、および、反転搬送手段であるADU7を有している。
【0037】
前記自動原稿送り装置1は、原稿を1枚ずつ送り出して画像読み取り位置へと搬送し、画像読み取りが終わった原稿を所定の場所に排出する装置である。
【0038】
前記自動原稿送り装置1は、原稿を載置する原稿載置台101、載置された原稿を分離する原稿分離手段103、分離された原稿を搬送する原稿搬送部105、搬送された原稿を排紙する原稿排紙手段107、排紙された原稿を載置する原稿排紙台109、および、原稿の両面の画像を読み取る両面コピーモードにおいて、当該原稿の表裏面を反転させるべく使用されるローラ対からなる原稿反転手段111を有している。
【0039】
処理プロセスがらみで述べるに、前記原稿載置台101上に載置された複数枚の原稿(不図示)は、原稿分離手段103によって1枚づつ分離され、前記原稿搬送部105を介して画像読み取り位置に向けて搬送される。
【0040】
前記画像読み取り位置は、前記原稿搬送部105の下方部に設けられており、そこで、画像読み取り装置2を構成するスリット201を介して、原稿の画像が読み取られ、読み取られた原稿は原稿排紙手段107によって原稿排紙台109上に排出される。
【0041】
なお、両面コピーモードにおいては、片面が読み取られて搬送されてくる原稿は前記原稿反転手段111により二点鎖線の矢印で示す方向に搬送され、進行方向における後端を咬んでいる状態で当該原稿反転手段111の駆動が停止された後の逆方向回転により前記原稿搬送部105を介して再度、画像読み取り位置に導かれ、しかる後、前記原稿排紙手段107によって原稿排紙台109上に排出される。
【0042】
上記の工程は、原稿載置台101上に載置された原稿の枚数分繰り返される。前記画像読み取り装置2は、前記スリット201、原稿を照射するためのランプ213と原稿からの反射光を反射させる第1ミラー215とを一体化してなる第1ミラーユニット205、第1ミラー215からの光を反射させる第2ミラー217と第3ミラー219とを略V字状に一体化してなる第2ミラーユニット207と、当該第3ミラー219からの反射光を撮像素子上に結像させる結像レンズ209、および、結像レンズ209によって結像された光像を光電変換して画像情報を得るライン状の撮像素子(以下、CCDという)211を有している。
【0043】
前記画像情報は、適宜の画像処理を施された後、一旦、図示しないメモリに蓄積されるようになっている。
【0044】
前記自動原稿送り装置1によって送られている原稿を、画像読み取り装置2で読み取る態様においては、第1ミラーユニット205及び第2ミラーユニット207は、図示の如き位置に固定されている。
【0045】
前記画像読み取り装置2によって読み取られた各色毎の画像信号はメモリより順次取り出され、静電荷潜像形成手段である各露光光学系にそれぞれ電気信号として入力される。
【0046】
前記画像形成部3は色分解画像に応じたトナー像を形成するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4組の画像形成手段(以下、画像形成ユニットという)30を含む。
【0047】
それぞれの画像形成ユニット30は、例えば、有機光導電体を含有させたポリカーボネイトなどの樹脂よりなる感光層をドラム状の金属基体上に設けてなる像担持体(以下、感光体ドラムという)310、スコロトロン形式からなる帯電器320、画像書き込み手段(静電荷潜像形成手段と同義)である露光光学系330、静電荷潜像を顕像化する現像装置D、転写手段340、転写後の感光体ドラム310の表面をクリーニングするブレード(クリーニング手段)を含むクリーニング装置350を主要構成要素とする。
【0048】
前記現像装置Dは、磁性キャリア(以下、単にキャリアという)と非磁性トナー(以下、単にトナーという)とを含む二成分現像剤を内蔵し、また、位置固定であって周方向に複数の磁極を配列せしめた磁石を内蔵する、可回転、かつ、非磁性の円筒形状からなる現像剤担持体(現像スリーブ)等を有している。
【0049】
なお、前記露光光学系330はレーザ光学系で構成される露光ユニットであり、また、前記転写手段340は後述する回転ベルト401を介して前記感光体ドラム310の周面一部に対向している。
【0050】
上述した4組の前記画像形成ユニットの機械的構成は基本的に同じであるので、参照符号はイエロー(Y)のトナー像を作製する1組みのユニットについてのみ付し、他は省略することとする。
【0051】
それぞれの画像形成ユニット30は、ベルト設置部において縦(上下)方向に長く配設された、中間転写体ユニット(以下、ベルトユニットという)4を構成するループ状の回転ベルト(以下、中間転写ベルトという)401の一平面(張設面)Aに沿って、上から、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に配列されている。
【0052】
前記中間転写ベルト401と、当該中間転写ベルトを回転可能に懸架する駆動ローラ405、支持ローラ406、407、および、バックアップローラ410等がベルトユニット4を構成し、また、前記バックアップローラ410は、中間転写ベルト401を挟んで当該バックアップローラと押圧しながら回転するように対向配置した転写ローラ510とで二次転写手段を構成している。
【0053】
前記ローラ405は、本体裏側に設けた動力伝達系の連結手段と連結手段を介して連結するが具体的構成は後述する。
【0054】
後述するが、前記4つの像担持体310と4つの現像装置Dと、ベルトユニット4とは、プロセスカートリッジとして、装置本体に対して一体的に抜き差し可能(着脱可能でもよい)に構成され、また、プロセスカートリッジ(枠体の意)に対して着脱することができるように構成されている。
【0055】
上記から理解されるように、本明細書における「プロセスカートリッジ」なる語は、画像形成に必要な複数の異なった機能を有する手段、または、部材を一体的に取り扱い(抜き差し)できるように組み込み可能な枠体を指し、或いは、それら手段、部材を組み込んだ状態にある構造体を指し、或いは、組み込まれる手段、部材そのものを指すためにも用いられる。
【0056】
上記の画像形成ユニット30とベルトユニット4の構成とによる画像形成は次のようになされる。
【0057】
画像形成プロセスの開始に伴って、反時計方向に回転する感光体ドラム310の表面は帯電器320により所定の極性に帯電される。
【0058】
次いで、露光光学系330による第1の色信号、即ち、イエロー(Y)の画像信号に対応する露光が施され、当該(Y)の画像に対応する静電荷潜像(以下、単に潜像という)が前記感光体ドラム310上に形成される。
【0059】
前記潜像は現像装置Dの現像剤による接触または非接触現像処理により反転現像されて(Y)のトナー像に変換された後、転写手段340の作用によって中間転写ベルト401上に転写される。
【0060】
第1の色信号による画像形成開始から所定の時間後に順次開始される他の色信号による画像形成は上記と同様のプロセスにより、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各画像形成ユニットによって作られ、それぞれのトナー像が前記(Y)のトナー像のある画像領域と重畳するように順次転写され、前記中間転写ベルト401上に重ね合わせのカラートナー像が形成される。
【0061】
一方、転写処理終了後の前記感光体ドラム310の表面はクリーニング手段350で清掃され、新たな画像形成のための準備が整えられる。
【0062】
なお、前記感光体ドラム310、あるいは、中間転写ベルト401に対する個々の画像形成プロセスの開始タイミングは、前記中間転写ベルト401の一方の側、本実施の形態においては外側であって、前記中間転写ベルトの回転方向に見て、前記転写ローラ510のある位置から1組目(イエロー)の画像形成ユニットが設けてある位置までの区間に付設したレジストセンサ413が、当該中間転写ベルト401に設けた、例えば、塗料を用いて形成した基準マークを検知した時を起点として計時を行い、所定時間経過毎に、順次、(Y)、(M)、(C)、(K)プロセスを開始させるように構成してある。
【0063】
前記レジストセンサ413による検知信号を取り込み、計時を監視するとともに、個々のプロセス等に関する制御はコンピュータを含む制御部(制御手段)Sで行う。
【0064】
次に、中間転写ベルト上に形成されたカラートナー画像が用紙Pに転写され、装置外に排紙されるまでの工程に絡めて、装置のその他の構成につき簡単に述べる。
【0065】
前記中間転写ベルト401上における画像形成に対応した適宜のタイミングで、用紙Pが給紙部5の送り出し部501(511、521)に位置する給紙ローラ503(513、523)によって給紙され、レジストローラ551に向けて搬送される。
【0066】
しかる後、前記用紙Pは、前記レジストローラ551の回転再開によって前記中間転写ベルト401上のカラートナー像領域と重畳するように再給紙され、二次転写部において前記バックアップローラ410と前記転写ローラ510とにより前記中間転写ベルトとともに押圧挟持されながらニップ部から送り出され、この間に、前記中間転写ベルト401上に担持(形成)されたカラートナー画像が前記用紙P上に転写される。
【0067】
転写の際、前記転写ローラ510には適宜の転写バイアス電圧を印加するように構成することが望ましい。
【0068】
トナー像が転写された前記用紙Pは、例えば、不図示の分離爪の作用を受けながら前記中間転写ベルト401から分離され、定着装置Tに向けて搬送される。
【0069】
前記定着装置Tは定着ヒータを内蔵する定着ローラT1と、当該定着ローラと圧接しながら回転する圧着ローラT2とを有し、画像を形成しているカラートナーは、両ローラによる加熱・加圧により溶融され、用紙P上に定着される。
【0070】
定着装置Tによる定着処理終了後の用紙Pは、その下流に設けてある排紙ローラ603により搬送され、装置本体外に設けてある排紙トレイ上に排出される。
【0071】
一方、二次転写終了後の前記中間転写ベルト401の表面はブレードからなるクリーニング手段415によってクリーニングされ、新たなトナー像を担持する準備がなされる。
【0072】
なお、現像処理により現像剤中のトナーが消費されるが、これは、現像装置Dの適宜の場所にトナー濃度検知センサを設けておき、当該センサからの情報に基づいて前記現像装置内にトナーを供給するようになっており、公知技術で対応できる。
【0073】
また、図において、通路切替部材601の実線位置は定着処理後に用紙Pの上下面を反転させて排出する場合に保持される位置であり、破線位置は、定着装置から送り出された用紙をそのまま排出する際に保持される位置である。
【0074】
例えば、用紙Pの反転排出においては、前記定着装置Tから送り出された用紙Pは前記通路切替部材601の右側の辺に沿って下方に案内され、ローラ対602によって進行方向における後端が挟持された状態で停止され、その後の当該ローラ対602の逆回転により上昇され、前記切替部材601の左側の辺を通って前記排紙ローラ603に達し、機外に排出される。
【0075】
更に、前記ADU7を用いる両面コピーモードの場合の用紙Pの挙動は、反転排出の場合と同様に、片面に画像が形成された定着処理後の用紙Pを前記切替部材601の右側の辺に沿って下方に導き、進行方向における用紙Pの後端をローラ対605により挟持した状態で搬送停止せしめた後、当該ローラ対605を逆回転せしめ、ガイド板Gに沿って上昇させ、複数のローラ対701、703、705を有するADU7に導く事で用紙Pの反転を達成する。
【0076】
用紙Pの第2面に対する画像形成プロセスは前述と同じであり、前記定着装置Tから送り出された後の排出については前述した何れかを選択することになる。
【0077】
次に、本願発明に係わる位置決めユニット、および、ベルトユニットの構成について説明する。
【0078】
図2は、プロセスカートリッジ(枠体)8の構成を示す模式図であり、図1の構成と結びつけながら説明する。なお、図示すると分かりにくい部分については適宜省略してある。
【0079】
図中、800および801は互いに所定の間隔をもって対向配置した側板(以下、前面パネル800、後面パネル801という)で、現像装置Dが配置される上方に設けられた蓋803、現像装置D、および、帯電器320の挿脱時にガイドとして機能する受け台805等により一体構造とされている。
【0080】
807は現像装置Dの挿脱用の開口、809は帯電器の挿脱用の開口、811は像担持体310の支持軸(本体固定部から突出している)を保持する保持部、812は、それぞれの像担持体ユニット側板に植設したピンが落とし込まれる溝を介して、プロセスカートリッジが装置から抜き出されたときに当該像担持体ユニットを支持する支持部材、813はベルトユニット4の側板に設けられるピンが落とし込まれる溝を介して当該ベルトユニットを支持する保持部材、817は前記保持部材813に近接して設けた、前面パネル800上に設けた穴を介して内側に突出するピンからなる固定部材で、当該ピンがベルトユニットの側板に設けられた穴と嵌合して当該ベルトユニットをプロセスカートリッジ上に挿脱可能に支持する。
【0081】
前記固定部材817は前面パネル800に対して着脱でき、装着時には当該前面パネルと堅固に結合できる。
【0082】
上記は、主体的に前面パネル800上に見える各種部材について説明したが、同様の部材または同様の機能を果たす部材が後面パネル801、また、ものによっては装置本体側に設けられ、所定の機能を果たすようになっている。
【0083】
なお、後面パネル801上に示す穴820は、プロセスカートリッジ8が装置内に差し込まれたとき、当該装置側に設けた像担持体310支持用の長い軸を受け入れるための軸用穴である。
【0084】
また、830および831は前面パネル800上に設けた把手で、当該把手を矢印方向に回動することにより、ロック部材835を駆動する。
【0085】
実施の形態において、前記把手830が図示の位置にあるときは、装置本体側に設けられるロッド等からなるロック部材と係合し手プロセスカートリッジ8を装置内の所定位置に確実に位置付け、また、お互いに内側方向に回動されたときは、ロック状態を解除してプロセスカートリッジを装置から引き出し可能の状態とする。
【0086】
850は、前面パネル800の上方部分に設けたプロセスカートリッジ用の位置決めピンで、差し込み完了時に、装置側に設けられる穴と嵌合する。
【0087】
また図示してないが、プロセスカートリッジの抜き差しを安定して行うために、装置本体とプロセスカートリッジとの間に適宜のレールを介在せしめてある。
【0088】
図3はベルトユニットの側板形状と、主要部或いは主要部材を説明するための模式図で、図2の後面パネル側の側板400を外側から見た図である。
【0089】
なお、既出の部材と同じ部材に対しては同一の参照符号を付してある。また、説明は、必要に応じて図1、図2を参照する形で説明する。
【0090】
図中、転写ベルト401は駆動ローラ405と、転写ベルトを介して従動する支持ローラ406、407およびバックアップローラ410等のローラ群に可回転に懸架されている。
【0091】
像担持体310と対向する転写ベルト401のループ内にはローラからなる転写手段340が配置され、それら転写手段340のそれぞれに近接した上部位置には、前記像担持体310の周面に対する転写ベルト401の巻き付き角を大きくすることによって転写手段340による転写性を上げるための補助ローラ450が設けてある。
【0092】
転写手段304を構成する転写ローラ450は、バネにより常時、転写ベルト側に付勢されており、かつ、画像形成時に駆動制御されて一体的に転写ベルト側(図の左斜め上方)に変位されて機械的に位置が保たれ、画像形成終了後は、所期位置に復帰するようになっているが、この制御機構については本発明に直接関係するところではないので詳細な説明は省略する。
【0093】
460は前記側板400の外側から突出しているピンで、前記保持部材813の溝(収納部)に落とし込まれ、結果として、ベルトユニット4をプロセスカートリッジに懸架状態で保持させる機能を有する。
【0094】
470および471は側板の上部側および下部側に設けた位置決めのための穴(嵌合穴)であり、プロセスカートリッジを装置本体に装着したとき、装置本体側に設けられている位置決めピンと嵌合することにより、ベルトユニットの位置が決められる。
【0095】
前記穴470は操作性の点から、若干縦長に形成してある。
472は箱形の補強部材を示し、側板400と当該側板に対向して設けられる側板との間に設けられている。
【0096】
480は第1連結手段で、前記駆動ローラ405の軸端部に固定されており、装置本体側に設けられた連結手段と連結することにより、ギヤトレインを介して、駆動モータに接続される。
【0097】
前記第1連結手段480の具体的な構造は、図4の斜視図に示される如く、円筒コロの先端であって、軸心対象の2箇所の位置に突起481を形成した態様にある。
【0098】
次に位置決めユニットの構成を図5の平面図を用いて説明する。
位置決めユニット9は、所定の間隔を持って対向配置された第1の側板900および第2の側板901と、両側板に設けた複数のヘリカルギヤの噛み合いからなるギヤトレイン部903と、前記第1の側板の外側に設けた駆動モータ905と、ベルトユニットの装置本体内における位置を規制する位置決めピン910と、前記第1連結手段480と連結する第2連結手段920とを主要構成要素として具備する。
【0099】
前記両側板は、ロッドステー930、931等により間隔と平行度が保たれており、また、ユニット自身は、前記第2の側板901を介して、最終的に装置本体側の固定部、例えば、枠体上に取り付け固定される。
【0100】
本願発明に係わる位置決めピン910の一端部は、ネジ911で第1の側板900に結合(締結)固定され、また、第2の側板901に設けられた嵌合穴を貫通した状態で支持されている。
【0101】
より具体的には、前記位置決めピン910は、小径の基部913と、基部よりも大径の中間部915と、前記中間部よりも小径であり、かつ、途中から先端に向かうに従って順次小径をなす部分(この部分を、以下、テーパ部という)917を含む先端部919とからなっている。
【0102】
そして、前記第2の側板901との関係は、基部913の小径と中間部915の大径とで形成される段差部916に第2側板の外面(図において上側の面)が対面するような関係を有する。
【0103】
第2の側板と位置決めピンとの関係は図6に模式的に示される。
918は前記段差部916に近接した基部913上に設けた細い溝を示す。
【0104】
位置決めピンの第2の側板に対する締結(結合)完了状態を図7に模式的に示すが、図において950は弾性部材、具体的には皿バネであり、951はその外側であって、前記溝918に一部が食い込むことにより、前記皿バネ950を所期状態に維持する、例えば、C形止め輪である。
【0105】
斯様に、位置決めピン910の後端部を第1の側板900にネジ止めし、また中間部において、位置決めピンの外周部に形成した段差部916に第2の側板901を押圧固定する構成により、位置決めピン910と側板との強固な結合を図ることができる。
【0106】
前記皿バネにより得られる押圧力は、その種類を選択することにより適宜に変えることができる。
【0107】
なお、所期目的を達成できる限り、皿バネに代えて他の弾性部材、例えば、板バネを用いることができ、設計の自由度は広い。
【0108】
なお、ベルトユニット4の位置決めとして備えられる位置決めピンは、上述の如く、上下2箇所にあるが、本発明に係わる課題は上側の位置決めピンの変位によるものであり、下側の位置決めピンによるものではないので、下側に位置する位置決めピンの構成については説明は省略する。
【0109】
また、前記第2連結手段920は、前記2枚の側板900、901により支持される態様にあり、ロッドの先端側にピン921を固定した構成を有している。
【0110】
前記ピン921は、プロセスカートリッジ8が装置に装着されるのに伴って前記第1連結手段480と係合し、ギヤトレインで減速した後の前記駆動モータ905の動力を前記駆動ローラ405に伝達する動力伝達系を確立する。
【0111】
側板と第2連結手段との結合の構成は、例えば、前記位置決めピンと側板との結合の構成と同じにすることができる。
【0112】
図8は、プロセスカートリッジ8が装置内の所定位置に差し込まれる直前の、プロセスカートリッジと装置本体の固定部に設けた位置決めピンとの状態を示す部分的な模式図、図9はプロセスカートリッジの装着完了状態を示す部分的な模式図である。
【0113】
図中、970は装置本体側の固定部、例えば、パネルであり、971は前記固定部970に設けた下側の位置決めピンを示す。
【0114】
図8の状態からプロセスカートリッジ8を図において左側に押し込むと、当該プロセスカートリッジ8は不図示のレールで支持された状態で移動し、やがて位置決めピン910および971が、後面パネル801に設けた開口を介して、ベルトユニットの側板400に設けた位置決めのための穴と嵌合を開始すると、前記側板400は位置決めピンの先端に設けたテーパ部にガイドされ、その後、前記側板400の外面が前記位置決めピン910、971の段差部に近接した位置までくると装着が完了し、ベルトユニットの位置決めがなされる。
【0115】
この時点で、前記第1連結手段480と第2連結手段920との連結(係合)も完了し、駆動ローラ405に対する動力伝達経路が完成される。
【0116】
また、プロセスカートリッジ用の位置決めピン850と装置本体側の嵌合穴との嵌合がなされ、最後に、把手830、831を、閉じてある状態から外側方向に開くことにより、ロック部材835を装置側のロック部材と係止せしめ、不図示の外カバーを閉めることによりプロセスカートリッジの装着動作は完了する。
【0117】
この後、前記補助ローラ450が位置変位され、像担持体310、中間転写ベルト401、転写手段340を構成するローラ等の関係が定まると画像形成準備が完了する。
【0118】
このとき、前記補助ローラの変位に伴って、前記ベルトユニットは像担持体から反力(荷重)を受け、特に、位置決めピン910近傍のベルトユニットは図8において手前側に歪められ勝手となるが、位置決めピン910はネジ911および弾性部材950により位置決めユニット9に強固に結合されており、また、当該位置決めユニット9はパネル970にしっかりと固定されているので、前記反力によって前記位置決めピン910が影響を受けることはなく、従って、ベルトユニットは歪むことがない。
【0119】
換言すれば、例えば、皿バネの付勢力に基づく側板と位置決めピンとの結合は、従来の位置決めユニットにおける結合の構成では50から60グラム程度の荷重が位置決めピンの先端部にかかるだけで動いてしまうのに比して、極めて大きな結合力を得ることができることが上記の効果を奏する。
【0120】
斯様に、本発明に係わる位置決めユニットは、大きな剛性が得られない構成のベルトユニットであっても十分にその機能を発揮させることができ、また、仕様により、ベルトユニットの側板の係止位置を、支持のためのパネル面から数十mm離れた位置に設定しなければならないような過酷な条件下であっても、好適に使用することができる。
【0121】
また、上記位置決めユニットを備えた画像形成装置は、装置本体に対するプロセスカートリッジの位置、或いは、それら両者との関係におけるベルトユニットの位置を高精度に維持できるので、高品質の画像を安定して形成できる。
【0122】
なお、上記の位置決めユニットにおける位置決めピンについて例示すれば、材料はSUS303を使用し、寸法的には、基部径:12mm、中間部径:15mm、先端部径:10mm、基部長さ:40mm、中間部長さ:51mm、先端部長さ:24mmとした。
【0123】
また、側板上の嵌合穴と係止(嵌合)する位置は、本実施の形態において、第2の側板901から58mm離れた位置とした。
【0124】
なお、それぞれの公差は径については±0.01mm、長さについては±0.2mmとした。皿バネはS−9SUSを用いた。
【0125】
但し、このような数値、材質、種類、或いは形状等は本発明を限定するものではない。
【0126】
また、本実施の態様においては、中間転写体ユニットの位置決めを例としているが、装置に対して抜き差しできる他のユニット、例えば、給紙カセットユニット等を対象とすることもできる。
【0127】
【発明の効果】
位置決めユニットは、簡単な構成でありながら、位置決めピンを強い結合力で保持することができ、また、ユニットとしてあるので取り扱い性がよい。
【0128】
前記位置決めユニットを備えた画像形成装置は、高品質の画像形成ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルカラー複写機からなる画像形成装置の模式図である。
【図2】プロセスカートリッジの構成を示す模式図である。
【図3】ベルトユニットの側板形状と、主要部或いは主要部材を説明するための模式図である。
【図4】第1連結手段の斜視図である。
【図5】位置決めユニットの構成を示す平面図である。
【図6】第2の側板と位置決めピンとの関係を示す模式図である。
【図7】位置決めピンの第2の側板に対する締結完了状態を示す模式図である。
【図8】プロセスカートリッジが装置内の所定位置に差し込まれる直前の、プロセスカートリッジと装置本体の固定部に設けた位置決めピンとの状態を示す部分的な模式図である。
【図9】プロセスカートリッジの装着完了状態を示す部分的な模式図である。
【図10】プロセスカートリッジの構成を示す模式図である。
【図11】図10を左側から見た時の模式図である。
【図12】従来の位置決めユニットの模式図である。
【符号の説明】
1 自動原稿送り装置
2 画像読み取り部
3 画像形成部
4 中間転写体ユニット
5 給紙部
6 反転排紙・再給紙部
8 プロセスカートリッジ
9 位置決めユニット
Claims (9)
- 位置決めピンを有する位置決めユニットであって、
前記位置決めピンと嵌合する嵌合穴が設けられた側板を有し、且つ装置本体に対して抜き差し可能なユニットと位置決めするための位置決めユニットにおいて、
所定の間隔を以て対向配置された一対の側板の内の一方の側板に対して小径の基部の端部を締結するとともに、他方の側板に設けた嵌合穴を貫通して突出する位置決めピンを有し、かつ、前記嵌合穴に対応する位置決めピンの周面上に設けた、前記基部とそれよりも大きな径を有する中間部とで形成される段差部に対して、弾性部材により他方の側板を押圧せしめて、前記位置決めピンの位置移動を抑制するように構成し、
前記位置決めピンは、前記装置本体に対して抜き差し可能なユニットが有する側板に設けられた嵌合穴と嵌合するものである、ことを特徴とする位置決めユニット。 - 前記弾性部材は皿バネであることを特徴とする請求項1に記載の位置決めユニット。
- 駆動源であるモータを有し、かつ、前記一対の側板間に設けたギヤトレインを介して、当該一対の側板により支持された駆動軸を駆動できることを特徴とする請求項1に記載の位置決めユニット。
- 装置本体に対して抜き差し可能なユニットを含む画像形成装置において、
前記ユニットの位置決めをする位置決め手段として、所定の間隔を以て対向配置された一対の側板の内の一方の側板に対して小径の基部の端部を締結するとともに、他方の側板に設けた嵌合穴を貫通して突出する位置決めピンを有し、かつ、前記嵌合穴に対応する位置決めピンの周面上に設けた、前記基部とそれよりも大きな径を有する中間部とで形成される段差部に対して、皿バネにより他方の側板を押圧せしめた構成の位置決めユニットを有し、かつ、
前記ユニットの側板には、前記位置決めユニットの位置決めピンと嵌合する嵌合穴が設けてあることを特徴とする画像形成装置。 - 前記ユニットは中間転写体ユニットであることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記ユニットは駆動ローラを含むローラ群に懸架された転写ベルトを有し、また、前記駆動ローラは、位置決めユニット側に設けてある駆動軸と連結手段を介して連結することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記ユニットは、ガイドレールを介して装置本体に抜き差し自在に連結してあることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記ユニットは、像担持体を含むことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体は複数あることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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