JP6225622B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
筐体と、
トナー像が形成される像保持体を支持し、前記筐体に対して引き出し可能に収容された像形成ユニットと、
前記像保持体に当接した状態で画像形成が行われるベルト部材を一対の支持部材で支持し、ハンドル操作部を操作することにより前記ベルト部材を前記像保持体に対して接離するとともに、前記筐体に対して引き出し可能に収容されたベルトユニットと、
一方の前記支持部材に配置され前記ベルトユニットの引き出し方向に第1の停止位置と第2の停止位置の間で移動可能なロック部材であって、前記像形成ユニットと前記ベルト部材とが共に前記筐体の定められた位置に収容されたときに前記第1の停止位置に位置するロック部材と、
前記像形成ユニットと前記ベルト部材とが共に前記筐体の定められた位置に収容されたときに前記像形成ユニットに接触する第1の接触部、および、前記ロック部材に接触する第2の接触部、を有する機構と、を備え、
前記機構は、前記像形成ユニットが前記第1の接触部から離間すると、前記第2の接触部の移動に応じて前記ロック部材を前記第2の停止位置に移動させ、
前記ハンドル操作部は、前記ロック部材が前記第1の停止位置にあるときにハンドル操作が可能とされ、前記前記ロック部材が前記第2の停止位置にあるときにハンドル操作が不可能とされる
ことを特徴とする。
前記ハンドル操作部が、前記一対の支持部材を貫通して配置された回転軸と、一方の前記支持部材の外側で前記回転軸の一端に固定されたカム部材と、を備え、前記ロック部材が第1の停止位置に移動したときに前記カム部材が回転可能とされ、前記ロック部材が第2の停止位置に移動したときに前記カム部材が回転不能とされる、
ことを特徴とする。
前記機構は、揺動部材を有し、前記第1の接触部は前記揺動部材の一端側であり、前記第2の接触部は前記前記揺動部材の他端側である、
ことを特徴とする。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
尚、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とする。
(1.1)画像形成装置の全体構成
図1は本実施形態に係る画像形成装置の概略構成の一例を示す断面模式図である。
画像形成装置1は、画像形成部10、画像形成部10の一端に装着された用紙送り装置20、画像形成部10の他の一端に設けられ、印刷された用紙が排紙される排紙部30、操作情報部40、上位機器から送信された印刷情報から画像イメージを生成する画像処理部50、を備えて構成されている。
このような構成の画像形成装置1では、画像形成のタイミングに合わせて用紙送り装置20のうち、印刷ジョブで印刷の1枚毎に指定されたトレイから繰り出された用紙が画像形成部10へ送り込まれる。
現像装置14各々は、現像ハウジング141に収容される現像剤を除いて同様に構成され、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
転写ユニット15においてトナー像が転写された用紙Pは、トナー像が未定着の状態で用紙搬送装置16aを経由して定着装置17に搬送される。定着装置17に搬送された用紙Pは、一対の定着ベルト17aと加圧ローラ17bにより、圧着と加熱の作用でトナー像が定着される。
用紙Pの両面に画像出力を行う場合には、用紙搬送装置16cにより当該用紙Pの表裏が反転され、再び画像形成部10における二次転写部TRへ送り込まれる。そして、トナー像の転写および転写像の定着が行われた後に、排紙部30に送り込まれることになる。排紙部30へ送り込まれた用紙Pは、必要に応じて裁断やステープル(針綴じ)等の後処理を経た後に、排紙トレイ上へ排出される。
図2は画像形成装置1におけるユニット構成を説明するための模式図、図3(a)は筐体100に対して像形成ユニット130を引き出した状態の模式図、図3(b)は筐体100に対してベルトユニット150を引き出した状態の模式図、図4は像形成ユニット130及びベルトユニット150の交換操作手順を説明するための模式図、図5(a)は像形成ユニット130が筐体100に収容された状態のハンドル操作部200の構造及び作用を説明する背面及び断面模式図、図5(b)は像形成ユニット130が引き出された状態のハンドル操作部200の構造及び作用を説明する断面模式図である。
図3(a)に示すように、像形成ユニット130は、用紙Pの搬送方向と直交する方向に(Y方向)に像形成ユニット130を引き出すためのハンドル135を有し、ハンドル135の操作によって、それぞれの感光体ユニット13を一体的に手前側(Y方向:図中矢印A)に引き出すことを可能にしている。
図3(b)に示すように、ベルトユニット150は、用紙Pの搬送方向と直交する方向に(Y方向)にベルトユニット150を引き出すためのハンドル202を有し、ハンドル202の回転操作によって、中間転写ベルト151をそれぞれの感光体ユニット13から離間させた後、一体的に手前側(Y方向:図中矢印A)に引き出すことを可能にしている。
このようなユニット構成の画像形成装置1における像形成ユニット130及びベルトユニット150の交換操作の手順について、図4を参照しながら説明する。
また、この状態で、ベルトユニット150を操作者側(Y方向)へ引き出すこともできる(図4(d−1)、(d−2))。
その結果、当接した中間転写ベルト151と感光体ドラム131同士の擦れによって、感光体ドラム131表面及び中間転写ベルト151表面に損傷が発生してしまう虞がある。
図5に示すように、ハンドル操作部200は、回転軸201、ハンドル202、カム部材203、ロック部材204、揺動部材220、から構成されている。
ロック部材204は、大径のシャフト部204bが後側板212に設けられた貫通孔212aに挿通され、小径のシャフト部204cにはバネ部材205が挿通され、後側板212に設けられたホルダ206で支持されている。
揺動部材220は、像形成ユニット130及びベルトユニット150の双方が筐体100内に収容された状態では、上下方向(Z方向)に倒立した状態となり、ロック部材204は第1の停止位置へ移動する(図5(a)参照)。
そして、一端側220aに接触した像形成ユニット130が引き出されると、ロック部材204に接触している他端側220bが筐体100側へ揺動し、ロック部材204はバネ部材205に付勢されて第2の停止位置へ移動する(図5(b)参照)。
カム部材203は、回転軸201の軸心c1を回転中心として、ハンドル202と一体として回転し、回転軌跡は回転軸201の軸心c1からカム部材203の先端部203aまでの距離R0で表される。
ロック部材204は、小径のピン部204aと大径のシャフト部204bからなる段付きシャフトで、回転軸201の軸心c1から小径のピン部204aの外周面までの距離をR1、回転軸201の軸心c1から大径のシャフト部204bの外周面までの距離をR2としたときに、R1<R0<R2の関係を有して配置されている。
図6は筐体100から像形成ユニット130を引き出すときのロック部材204の作用を説明するための模式図、図7は筐体100からベルトユニット150を引き出すときのロック部材204の作用を説明するための模式図である。
図6(a−1)は、画像形成装置1の筐体100内に像形成ユニット130とベルトユニット150が収容されて中間転写ベルト151がそれぞれの感光体ドラム131に当接した状態のハンドル操作部200の正面図、図6(a−2)は同様の状態の側面模式図である。
そして、カム部材203の先端部203aと大径のシャフト部204bの外周面とが干渉して、ハンドル202は回転操作不能状態となり、離間した感光体ドラム131と中間転写ベルト151との接触が防止される(図6(c−1)、(c−2)参照)。
この状態では、カム部材203の先端部203aと大径のシャフト部204bの外周面とが干渉して、ハンドル202は回転操作不能状態となり、離間した感光体ドラム131と中間転写ベルト151との接触が防止される(図6(d−1)、(d−2)参照)。
図7(a−1)は、画像形成装置1の筐体100内に像形成ユニット130とベルトユニット150が収容されて中間転写ベルト151がそれぞれの感光体ドラム131に当接した状態のハンドル操作部200の正面図、図7(a−2)は同様の状態の側面模式図である。
そして、カム部材203の先端部203aと大径のシャフト部204bの外周面とが干渉して、ハンドル202は回転操作不能状態となり、離間した感光体ドラム131と中間転写ベルト151との接触が防止される(図7(c−1)、(c−2)参照)。
以上の説明では、像形成ユニット130とベルトユニット150を画像形成装置1の筐体100内に収容した状態から、それぞれのユニットを引き出して行う交換操作について説明した。しかるに、ハンドル操作部200による回転操作の制限は、像形成ユニット130やベルトユニット150を画像形成装置1の筐体100内に収容する押し込み操作を行う場合にも同様に有効である。
そのために、カム部材203の先端部203aと大径のシャフト部204bの外周面とが干渉して、ハンドル202は回転操作不能状態となり、感光体ドラム131と中間転写ベルト151とは離間した状態が保持される。従って、ベルトユニット150の押し込み操作を自由に行っても、感光体ドラム131と中間転写ベルト151との接触が防止され感光体ドラム131及び中間転写ベルト151の損傷を抑制することができる。
また、タンデム方式の画像形成装置のみならず、1個の感光体ドラムを備えた画像形成装置であっても適用することができる。
10・・・制御装置
20・・・給紙装置
30・・・感光体ユニット
40・・・現像装置
50・・・転写ユニット
60・・・定着装置
100・・・筐体
101・・・支持部
102・・・ピン
130・・・像形成ユニット
131・・・感光体ドラム
135・・・ハンドル(像形成ユニット)
150・・・ベルトユニット
151・・・中間転写ベルト
200・・・ハンドル操作部
201・・・回転軸
202・・・ハンドル(ベルトユニット)
203・・・カム部材
203a・・・先端部
204・・・ロック部材
204a・・・ピン部
204b・・・シャフト部(大径)
204c・・・シャフト部(小径)
205・・・バネ部材
206・・・ホルダ
211・・・前側板
212・・・後側板
212a・・・貫通孔
220・・・揺動部材
220a・・・一端側(揺動部材)
220b・・・他端側(揺動部材)
Claims (3)
- 筐体と、
トナー像が形成される像保持体を支持し、前記筐体に対して引き出し可能に収容された像形成ユニットと、
前記像保持体に当接した状態で画像形成が行われるベルト部材を一対の支持部材で支持し、ハンドル操作部を操作することにより前記ベルト部材を前記像保持体に対して接離するとともに、前記筐体に対して引き出し可能に収容されたベルトユニットと、
一方の前記支持部材に配置され前記ベルトユニットの引き出し方向に第1の停止位置と第2の停止位置の間で移動可能なロック部材であって、前記像形成ユニットと前記ベルト部材とが共に前記筐体の定められた位置に収容されたときに前記第1の停止位置に位置するロック部材と、
前記像形成ユニットと前記ベルト部材とが共に前記筐体の定められた位置に収容されたときに前記像形成ユニットに接触する第1の接触部、および、前記ロック部材に接触する第2の接触部、を有する機構と、を備え、
前記機構は、前記像形成ユニットが前記第1の接触部から離間すると、前記第2の接触部の移動に応じて前記ロック部材を前記第2の停止位置に移動させ、
前記ハンドル操作部は、前記ロック部材が前記第1の停止位置にあるときにハンドル操作が可能とされ、前記前記ロック部材が前記第2の停止位置にあるときにハンドル操作が不可能とされる
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記ハンドル操作部は、前記一対の支持部材を貫通して配置された回転軸と、一方の前記支持部材の外側で前記回転軸の一端に固定されたカム部材と、を備え、前記ロック部材が第1の停止位置にあるときに前記カム部材が回転可能とされ、前記ロック部材が第2の停止位置にあるときに前記カム部材が回転不能とされる、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記機構は、揺動部材を有し、
前記第1の接触部は前記揺動部材の一端側であり、前記第2の接触部は前記前記揺動部材の他端側である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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