JP2007114493A - 画像形成装置、プロセスカートリッジの着脱方法、及び現像剤カートリッジの着脱方法 - Google Patents

画像形成装置、プロセスカートリッジの着脱方法、及び現像剤カートリッジの着脱方法 Download PDF

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Abstract

【課題】操作性に優れた画像形成装置、プロセスカートリッジの着脱方法、及び現像剤カートリッジの着脱方法を提供する。
【解決手段】画像形成装置10は、画像形成装置本体12に形成された第1の開放部12aを開閉する第1の開閉カバー100と、第1の開閉カバー100に形成された第2の開放部100aを開閉する第2の開閉カバー102とを有し、第1の開放部12aを介してプロセスカートリッジ92が、第2の開放部100aを介してカートリッジ44a〜44dが、それぞれ画像形成装置本体12内に着脱される。第1の開閉カバー100と第2の開閉カバー102とは、共に支持軸108a、108bに回動可能に支持されるとともに、同じ方向に開閉される。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、プロセスカートリッジの着脱方法、及び現像剤カートリッジの着脱方法に関する。
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置であって、第1の開放部を開閉する第1の開閉カバーと、第2の開放部を開閉する第2の開閉カバーと、第1の開放部を介して画像形成装置本体内に着脱されるプロセスカートリッジ等の第1のユニットと、第2の開放部を介して画像形成装置本体内に着脱される定着装置等の第2のユニットとを有する技術が知られている。また、画像形成装置にプロセスカートリッジを着脱するプロセスカートリッジの着脱方法であって、第1の開放部を開閉する第1の開閉カバーと、第2の開放部を開閉する第2の開閉カバーとを有する画像形成装置に対して、第1の開放部を介して画像形成装置本体内にプロセスカートリッジを着脱する技術が知られている。また、現像剤カートリッジを、画像形成装置本体内に着脱可能とする技術が知られている(例えば特許文献1)。
特開平7−325444号
しかしながら、従来の技術では、第1の開閉カバーと第2の開閉カバーとの開閉を行う際に、第1の開閉カバーの先端部と第2の開閉カバーの先端部とが干渉することがあった。このため、例えば、第1の開閉カバーと第2の開閉カバーのうちの一方の開閉カバーを閉じる操作を行って他方の開閉カバーを開閉するための空間を確保した後に、他方の開閉カバーを開く操作をしなければならない等、操作が煩雑になるとの問題点があった。
本発明は上記問題点を解決し、操作性の煩雑さを軽減可能な画像形成装置、プロセスカートリッジの着脱方法、及び現像剤カートリッジの着脱方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴とするところは、第1の開放部が形成された画像形成装置本体と、この画像形成装置本体に回動自在に設けられ、前記第1の開放部を開閉し、第2の開放部が形成された第1の開閉カバーと、この第1の開閉カバーに回動自在に設けられ、前記第2の開放部を開閉する第2の開閉カバーと、前記第1の開放部を介して前記画像形成装置本体内に着脱される第1のユニットと、前記第1の開放部又は前記第2の開放部を介して前記画像形成装置本体内に着脱される第2のユニットと、を有し、前記第1の開閉カバーの回動支点と前記第2の開閉カバーの回動支点とが略同軸上に位置し、前記第1の開閉カバーと前記第2の開閉カバーとが同方向に開閉される画像形成装置にある。したがって、第1の開閉カバー又は第2の開閉カバーを開閉する際に、第1の開閉カバーの先端部と第2の開閉カバーの先端部とが干渉しなくなる。これにより、第1のユニット又は第2のユニットを着脱する際に、開閉カバー相互の干渉を避けるための煩雑な操作が不要になり、操作性が向上する。
好適には、前記第2の開閉カバーは、前記第1の開閉カバーが閉じられた状態で開閉可能である。したがって。第2の開閉カバーだけを開き、第2の開放部を介して第2のユニットの着脱を行うことが可能となり操作性がより向上する。
また、好適には、前記第2の開閉カバーは、前記第1の開閉カバーの開閉に連れ回りする。したがって、第1の開閉カバーを開くだけで第2の開閉カバーが第1の開閉カバーに連れ回りして移動し、第1の開放部が開放された状態となる。これにより、第1の開放部を介してなされる第1のユニットの着脱をより簡単な操作で行えるようになり、操作性がより向上する。
また、好適には、前記第2の開閉カバーが開かれた状態で前記第1の開閉カバーが開かれた場合に、前記第1の開閉カバーと前記第2の開閉カバーとを係合させる係合手段を有する。したがって、開かれた状態にある第1のカバー又は第2のカバーの一方を閉めれば、これに連動して他方のカバーを閉めることができ、操作性が向上する。
また好適には、前記第1の開閉カバー及び前記第2の開閉カバーは、閉じられた状態において画像形成がなされた記録媒体が排出される記録媒体排出部として用いられる。したがって、第1の開閉カバー及び第2の開閉カバーとは別に記録媒体排出部を設ける必要がなくなるか、又は、第1の開閉カバー及び第2の開閉カバーとは別に記録媒体排出部を設けるとしても、その記録媒体排出部を小型のものとすることができ、画像形成装置を小型化することが可能となる。
また、好適には、画像形成がなされた記録媒体が排出される排出トレーを有し、この排出トレーの回動支点が、前記第1の開閉カバーの回動支点及び前記第2の開閉カバーの回動支点と略同軸上に位置する。したがって、第1の開閉カバーや第2の開閉カバーに排出トレーが設けられた場合と異なり、第1の開閉カバーや第2の開閉カバーの開閉がなされても、この開閉にともなって排出トレーは移動することがない。
また、好適には、前記第1の開閉カバー又は前記第2の開閉カバーの少なくとも1つが開かれると電源をオフとする電源オフ手段を有する。したがって、電源がオフされた状態で操作者は第1のユニット及び第2のユニットの着脱を行うことができる。
また、好適には、前記画像形成装置本体に第3の開放部が形成され、この第3の開放部を開閉する第3の開閉カバーを有し、前記第3の開放部を介して前記画像形成装置本体内から搬送不良が生じた記録媒体の除去がなされる。
また、好適には、前記画像形成装置本体の水平方向における一方の端部側に前記第3の開放部が形成され、他方の端部側に前記第1の開閉カバーの回動支点及び前記第2の開閉カバーの回動支点が配置される。したがって、搬送不良が生じた記録媒体の処理と、第1の開閉カバー及び第2の開閉カバーの開閉操作とを、共に画像形成装置本体の水平方向における第3の開放部が形成された側から行うことができるようになる。
また、好適には、前記第1の開閉カバーは、前記第3の開閉カバーが開かれた状態で開閉可能な状態となる。
また、好適には、前記第1の開閉カバー、前記第2の開閉カバー、又は前記第3の開閉カバーの少なくとも1つが開かれると電源をオフとする電源オフ手段を有する。したがって、電源がオフされた状態で、操作者は第1のユニットの着脱、第2のユニットの着脱、及び搬送不良の生じた記録媒体の処理を行うことができる。
また、本発明の第2の特徴とするところは、第1の開放部が形成された画像形成装置本体と、この画像形成装置本体に回動自在に設けられ、前記第1の開放部を開閉し、第2の開放部が形成された第1の開閉カバーと、この第1の開閉カバーに回動自在に設けられ、前記第2の開放部を開閉する第2の開閉カバーと、前記第1の開放部を介して前記画像形成装置本体内に着脱される第1のユニットと、前記第1の開放部又は前記第2の開放部を介して前記画像形成装置本体内に着脱される第2のユニットと、前記画像形成装置本体に形成され、搬送不良が生じた記録媒体の除去に用いられる第3の開放部を開閉する第3の開閉カバーと、を有し、前記第1の開閉カバーは前記第3の開閉カバーが開かれた状態で開閉可能となる画像形成装置にある。したがって、第3の開閉カバーが閉じられた状態での第1の開閉カバーの開閉が禁止される。
また、好適には、前記第1のユニットは前記第2のユニットよりも容積が大きい。したがって、画像形成装置本体に形成された第2の開放部よりも大きなのとすることが可能な第1の開放部を介して、容積が比較的大きい第1のユニットが着脱される。そして、第1の開閉カバーに形成された第1の開放部よりも小さなものとなる第2の開放部から、容積が比較的小さい第2のユニットから着脱される。
また、好適には、前記第1のユニットはプロセスカートリッジからなり、前記第2のユニットは現像剤カートリッジからなる。
また、本発明の第3の特徴とするところは、第1の開放部が形成された画像形成装置本体と、この画像形成装置本体に回動自在に設けられ、前記第1の開放部を開閉し、第2の開放部が形成された第1の開閉カバーと、この第1の開閉カバーに回動自在に設けられ、前記第2の開放部を開閉する第2の開閉カバーとを有し、前記第1の開閉カバーの回動支点と前記第2の開閉カバーの回動支点とが略同軸上に位置し、前記第1の開閉カバーと前記第2の開閉カバーとが同方向に開閉される画像形成装置に対して、前記第1の開放部を介して前記画像形成装置本体内にプロセスカートリッジの着脱を行うプロセスカートリッジの着脱方法にある。したがって、第1の開閉カバーと第2の開閉カバーとを開閉する際に、第1の開閉カバーの先端部と第2の開閉カバーの先端部とが干渉しなくなる。これにより、第1の開閉カバーを開いた状態とする際に第2の開閉カバーとの干渉を避けるための複雑な操作が不要になり、第1の開放部を介してのプロセスカートリッジを着脱するときの操作性が向上する。
また、本発明の第4の特徴とするところは、第1の開放部が形成された画像形成装置本体と、この画像形成装置本体に回動自在に設けられ、前記第1の開放部を開閉し、第2の開放部が形成された第1の開閉カバーと、この第1の開閉カバーに回動自在に設けられ、前記第2の開放部を開閉する第2の開閉カバーとを有し、前記第1の開閉カバーの回動支点と前記第2の開閉カバーの回動支点とが略同軸上に位置し、前記第1の開閉カバーと前記第2の開閉カバーとが同方向に開閉される画像形成装置に対して、前記第1の開放部又は前記第2の開放部を介して前記画像形成装置本体内に現像剤カートリッジの着脱を行う現像剤カートリッジの着脱方法にある。したがって、第1の開閉カバーと第2の開閉カバーとを開閉する際に、第1の開閉カバーの先端と第2の開閉カバーの先端とが干渉しなくなる。これにより、第2の開閉カバーを開いた状態とする際に第1の開閉カバーとの干渉を避けるための複雑な操作が不要になり、第2の開放部を介しての現像剤カートリッジを着脱するときの操作性が向上する。
本発明によれば、操作の煩雑さを軽減可能な画像形成装置、プロセスカートリッジの着脱方法、及び現像剤カートリッジの着脱方法を提供することができる。
次に本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至7において、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10は画像形成装置本体12を有し、画像形成装置本体12の下部には、例えば1段の記録媒体供給ユニット14が配置されている。記録媒体供給ユニット14は、例えば普通紙等の記録媒体が収納される記録媒体供給カセット18を有し、この記録媒体供給カセット18の近傍には、記録媒体供給カセット18から記録媒体をピックアップするピックアップロール19と、このピックアップロール19にピックアップされた記録媒体を後述する記録媒体搬送路24へと供給するフィードロール20と、フィードロール20により供給される記録媒体を1枚ずつさばくリタードロール22とが配置されている。
記録媒体搬送路24は、フィードロール20から排出口26までの記録媒体通路である。この記録媒体搬送路24は、画像形成装置本体12の前面側(図1の右側)に配置されていて、画像形成装置本体12の後面側(図1の左側)に配置される後述の第1の開閉カバー100の回動支点であり、かつ、後述する第2の開閉カバー102の回動支点である軸108a及び軸108bと水平方向において逆側に配置されている。すなわち、画像形成装置本体12の水平方向における一方の端部側に記録媒体搬送路24が配置され、他方の端部側に第1の開閉カバー100の回動支点と第2の開閉カバー102の回動支点とが配置されるとの関係になっている。
この記録媒体搬送路24は、記録媒体供給ユニット14から後述する定着装置84まで略垂直に形成されている。この記録媒体搬送路24の定着装置84の上流側に後述する二次転写ロール76と二次転写バックアップロール68とが配置され、二次転写ロール76と二次転写バックアップロール68の上流側にレジストロール28が配置されている。また、記録媒体搬送路24の排出口26の近傍には排出ロール30が配置されている。
したがって、記録媒体供給ユニット14の記録媒体供給カセット18からピックアップロール19によりピックアップされ、フィードロール20により送り出された記録媒体は、リタードロール22によってさばかれて最上部の記録媒体のみが記録媒体搬送路24に導かれ、レジストロール28により一時停止され、タイミングをとって後述する二次転写ロール76と二次転写バックアップロール68との間を通って現像剤像が転写され、この転写された現像剤像が定着装置84により定着され、排出ロール30により排出口26から画像形成装置本体12上部に設けられた記録媒体排出部32へ排出される。この記録媒体排出部32は、排出口部分が低く、背面方向(図1の左方向)に向けて徐々に高くなるよう傾斜している。
画像形成装置本体12内には、後述する感光体46を挟んで後述する中間転写体60の逆側にロータリ現像装置34が配置されている。ロータリ現像装置34は、現像器本体36内にイエロー(Yellow)、マゼンタ(Magenta)、シアン(Cyan)及び黒(Black)の4色の現像剤像をそれぞれ形成する現像器38a〜38dを有し、ロータリ現像装置中心40を中心として左回り(図3において矢印A方向)に回転する。現像器38a〜38dそれぞれは、現像ロール42a〜42dを有し、例えばコイルスプリングなどの弾性体(図示せず)により、現像器本体36の法線方向に押圧されている。また、現像器38a〜38dは、それぞれは、イエロー、マゼンタ、シアン及び黒の4色のトナー等からなる現像剤が充填され第2のユニットとして用いられる現像剤カートリッジ44a〜44dを有する。現像剤カートリッジ44a〜44dは、後述する第2の開放部100aを介して画像形成装置本体12内に着脱可能となっている。
現像ロール42a〜42dを画像形成装置本体12に残し、現像剤カートリッジ44a〜44dを画像形成装置本体12内に着脱可能とする構成に替えて、現像ロール42a〜42d等の現像器38a〜38dを構成する部材を現像剤カートリッジ44a〜44dに組み込み、現像ロール42a〜42d等が組み込まれた現像剤カートリッジ44a〜44dを画像形成装置本体12内に着脱可能としても良い。
ロータリ現像装置34には、像担持体として用いられるドラム形状の感光体46が当接するように配置されており、現像ロール42a〜42dは、感光体46に当接していない状態で、それぞれの外周の一部が現像器本体36の外周から半径方向に、例えば2mm突出している。また、現像ロール42a〜42dそれぞれの両端には、現像ロール42a〜42dの直径よりもわずかに大きい直径のトラッキングロール(図示せず)が現像ロール42a〜42dと同軸で回転するように設けられている。つまり、現像ロール42a〜42dのトラッキングロールが感光体46の両端に設けられたフランジ(図示せず)に当接し、現像ロール42a〜42dと感光体46との間に所定の隙間が形成され、感光体46上の潜像がそれぞれの色の現像剤で現像される。尚、感光体46はドラム形状のものに替えて、ベルト形状等の他の形状のものを用いても良い。
感光体46の下方には、感光体46を一様帯電する帯電手段として用いられ、例えば帯電ロールを備えた帯電装置48が設けられている。また、感光体46には、該感光体46の回転方向の帯電装置48よりも上流側に感光体用クリーナ50が当接している。感光体用クリーナ50は、例えば一次転写後に感光体46に残留する現像剤を掻き取るクリーニングブレード52と、クリーニングブレード52が掻き取った現像剤を回収する現像剤回収ボトル54とから構成される。
ロータリ現像装置34の下方には、帯電装置48により帯電された感光体46に、レーザ光などの光線により潜像を形成する潜像形成手段として用いられる露光装置56が配置されている。また、ロータリ現像装置34より正面方向(図1の右方向)には、ロータリ現像装置34によって可視化された現像剤像を一次転写位置で一次転写し、後述する二次転写位置まで搬送する中間転写装置58が設けられている。
中間転写装置58は、中間転写媒体として用いられるベルト形状の中間転写体60、一次転写ロール62、ラップインロール64、ラップアウトロール66、二次転写バックアップロール68、スクレーパバックアップロール70、ブラシバックアップロール72、支持ロール74から構成される。中間転写体60は、該中間転写体60の後面側(図1左側面)上方で一次転写ロール62の上流に配置されたラップインロール64と、一次転写ロール62の下流に配置されたラップアウトロール66との間で感光体46にラップ状に当接する一次転写部を有し、感光体46に所定の範囲だけ巻きついて、感光体46の回転に従動する。このように、中間転写体60は、一次転写ロール62によって感光体46上の現像剤像を例えばイエロー、マゼンタ、シアン、黒の順に重ねて一次転写され、この一次転写された現像剤像を後述する二次転写ロール76に向けて搬送する。
さらに、中間転写体60の前面側(図1の右側面)には、二次転写バックアップロール68により、突出部が形成されており、この突出部が二次転写部となって記録媒体搬送路24に臨むようにされている。
スクレーパバックアップロール70は、二次転写後に中間転写体60に残留する現像剤をスクレーパ80が掻き取ることを補助し、ブラシバックアップロール72は、二次転写後に中間転写体60に残留する現像剤を後述するブラシロール82が掻き取ることを補助する。
中間転写装置58の二次転写バックアップロール68には、記録媒体搬送路24を挟んで二次転写ロール76が対峙している。そして、この二次転写ロール76と二次転写バックアップロール68との間が二次転写部における二次転写位置となっており、二次転写ロール76は、二次転写バックアップロール68の補助により、中間転写体60に一次転写された現像剤像を二次転写位置で記録媒体に二次転写する。
中間転写体60の上端部には、中間転写媒体である中間転写体60をクリーニングする中間転写媒体クリーニング手段として用いられる中間転写体用クリーナ78が設けられている。中間転写体用クリーナ78は、例えば二次転写後に中間転写体60に残留する現像剤を掻き取ってクリーニングするスクレーパ80、スクレーパ80によるクリーニング後に残った現像剤をさらに掻き取るブラシロール82、スクレーパ80及びブラシロール82によって掻き取られた現像剤を回収する現像剤回収ボトル(図示せず)から構成される。スクレーパ80は、例えばステンレスの薄板からなり、現像剤とは逆極性の電圧がかけられている。また、中間転写体60が色重ねのために現像剤像を搬送する間は、スクレーパ80及びブラシロール82は、中間転写体60から離間しており、所定のタイミングでこれらが一体となって中間転写体60に当接するようにされている。尚、中間転写体60としてベルト形状のものを用いて、このベルト形状の中間転写体60を2次転写バックアップロール68、支持ロール74等の複数のロールで支持する構成に変えて、中間転写体60としてドラム形状のものを用いても良い。
二次転写位置の上方には、定着装置84が配置されている。定着装置84は、加熱ロール88及び加圧ロール90を有し、二次転写ロール76及び二次転写バックアップロール68により記録媒体に二次転写された、例えばトナーからなる現像剤像を熱と圧力とによって記録媒体に定着させ、排出ロール30に向けて搬送する。
プロセスカートリッジ92は第1のユニットとして用いられ、中間転写装置58、感光体46、帯電装置48、感光体用クリーナ50及び中間転写体用クリーナ78を一体化したものである。このプロセスカートリッジ92は、記録媒体排出部32の下方に配置され、図2に示すように画像形成装置本体12に形成された後述する第1の開放部12aを介して画像形成装置本体12内に着脱される。ここでプロセスカートリッジ92は、先述の現像剤カートリッジ44a〜44dよりも容積が大きい。この容積が比較的に大きいプロセスカートリッジ92は面積が第2の開放部100aよりも大きい第1の開放部12aを介して着脱される。また、容積が比較的に小さい現像剤カートリッジ44a〜44dは、第1の開放部12aを介してか、又は第1の開放部12aよりも面積が小さい第2の開放部100aを介して着脱される。
中間転写装置58、感光体46、帯電装置48、感光体用クリーナ50及び中間転写体用クリーナ78の全てをプロセスカートリッジ92として一体化することに替えて、これらの部材の一部をプロセスカートリッジ92として一体化しても良い。例えば、中間転写装置58、帯電装置48、及び中間転写体用クリーナ78をプロセスカートリッジ92として一体化し画像形成装置本体12内に着脱されるようにして、感光体46と感光体用クリーナ50とをプロセスカートリッジ92に含めないように構成しても良い。
画像形成装置本体12には、図2に示されるようにプロセスカートリッジ92の着脱に用いられる第1の開放部12aと、ジャム処理に用いられる第3の開放部12bとが形成されている。また、画像形成装置本体12には、第1の開放部12aを開閉する第1の開閉カバー100と、第2の開閉カバー102と、第3の開放部12bを開閉する第3の開閉カバー104と、画像形成がなされた記録媒体が排出される排出トレー106と、第1の開閉カバー104等を回動自在に支持する支持軸108a、108bと、第2の開閉カバー102が開かれることで電源をオフとする第1のインターロック装置130と、第3の開閉カバー104が開かれることで電源をオフする第2のインターロック装置132とが設けられている。
第1の開放部12aは、画像形成装置本体12の上面であって、先述のプロセスカートリッジ92の近傍に形成される。
第3の開放部12bは、第1の開放部12aと連続していて、記録媒体搬送路24を画像形成装置本体12の外側に開放する位置に形成され、記録媒体搬送路24で記録媒体の搬送不良であるジャムが生じた際に、この記録媒体を取り除くジャム処理に用いられる。この第3の開放部12bは、第1の開放部12aと連続するように形成することに替えて、第1の開放部12aとは連通しない独立の開放部として形成しても良い。
第1の開閉カバー100は、図6に示されるように、画像形成装置本体12の一方の側壁に固定された支持軸108aと、他方の側面に固定された支持軸108bとにより画像形成装置本体12に回動自在に支持される。このように、支持軸108a及び支持軸108bは、第1の開閉カバー100の回動支点として用いられている。また、第1の開閉カバー100は、図1における左方向(反時計回り)に操作者が回動させることで開いた状態となり、上述の第1の開放部12aを開放する。一方、操作者が右方向(時計回り)に回動させることで、第1の開放部12aは閉じた状態となる。
この第1の開閉カバー100には、図2及び図6に示されるように、現像剤カートリッジ44a〜44dの着脱に用いられる第2の開放部100aが形成されている。この第2の開放部100aは、4個の現像剤カートリッジ44a〜44dのうち、例えば、図1における現像剤カートリッジ44dのように、最も上に位置する現像剤カートリッジの近傍に形成される。そして、この第2の開放部100aを介して、現像剤カートリッジ44a〜44dが画像形成装置本体12内に着脱がなされる。尚、第2の開放部100aを介して現像剤カートリッジ44a〜44dを画像形成装置本体12内に着脱することに替えて、第1の開放部12aを介して現像剤カートリッジ44a〜44dを着脱しても良い。
第2の開閉カバー102は、第1の開閉カバー100に形成された第2の開放部100aを開閉するものであり、先述の支持軸108a、108bにより画像形成装置本体12に回動可能に支持される。このように、支持軸108a及び108bは、第1の開閉カバー100の回動支点として用いられることに併せて、第2の開閉カバー102を支持する回動可能に支持する第2の開閉カバーの回動支点として用いられる。また、この支持軸108aと支持軸108bとは、後述する排出トレー106を回動自在に支持するものであり、排出トレー106の回動支点としても用いられる。
第1の開閉カバー100の回動支点、第2の開閉カバー102の回動支点、及び排出トレー106の回動支点は、略同軸上に配置されていれば良く、必ずしも同じ軸で支持されなくても良い。よって、第1の開閉カバー100、第2の開閉カバー102、及び排出トレー106を同じ支持軸108a、108bで支持する構成に替えて、第1の開閉カバー100、第2の開閉カバー102、及び排出トレー106を、それぞれを、略同軸上に位置する異なる軸で支持しても良い。また、画像形成装置本体12の左右両側の側板に、それぞれ支持軸108a、108bを設けることに替えて、画像形成装置本体12の左右一方の側板から他方の側板まで延びる一本の支持軸を用いて、この支持軸で第1の開閉カバー100、第2の開閉カバー102、及び排出トレー106を画像形成装置本体12に装着してもよい。
また、第2の開閉カバー102は、第1の開閉カバー100と同様に図1における左方向(反時計回り)に操作者が回動させることで開いた状態となり、上述の第2の開放部100aを開放する。一方、第1の開閉カバー100と同様、第2の開閉カバー102は操作者が右方向(時計回り)に回動させることで閉じた状態となる。このように、第1の開閉カバー100と第2の開閉カバー102とは同方向に開閉される。
第1の開閉カバー100の回動支点と第2の開閉カバー102の回動支点とは、上述のように略同軸上にある。そして、第1の開閉カバー100と第2の開閉カバー102とは同方向に開閉される。このため、第1の開閉カバー100の回動支点と第2の開閉カバーの回動支点とが異なる軸上に配置される場合と比較して、画像形成装置10を小型化することができる。また、第1の開閉カバー100の回動支点と第2の開閉カバー102の回動支点とが略同軸上にあるものの、第1の開閉カバー100と第2の開閉カバー102とが、異なる方向に開閉される場合に生じる虞がある両カバー相互の干渉が生じない。このため、第1の開閉カバー100又は第2の開閉カバー102の一方を閉じた状態として、開閉のためのスペースを確保した後に他方のカバーを開かなければならない等の煩雑な操作が不要になる。
また、第1の開閉カバー100と第2の開閉カバー102とは、図1及び図5に示す閉じられた状態において、画像形成がなされた記録媒体が排出される記録媒排出部32として用いられる。すなわち、画像形成がなされ画像形成装置本体12から排出口26を介して排出されたシートが、第1の開閉カバー100と第2の開閉カバー102との上向きの面に排出される。
第1の開閉カバー100と第2の開閉カバー102とには、図4に示すように、第1の開閉カバー100と第2の開閉カバー102とを係合させる係合手段として用いられる係合部110が設けられている。図4に示すように、係合部110は、第2の開放部100aの縁部に設けられ、第2の開放部100aの内側へと突出する形状を有する突出部112と、第2の開閉カバー102に設けられた係合爪114とからなる。この係合爪114は、弾性変形が可能な弾性材料からなる。係合部110は、図4(a)に示される第1の開閉カバー100と第2の開閉カバー102とが共に閉じられた状態において、又は、図4(c)に示される第1の開閉カバー100と第2の開閉カバー102とが共に開放された状態において、第2の開閉カバー102の端部と係合爪114とで形成される溝部102aに、突出部112が挟まれる状態となるように配置されている。
この係合部110により、第2の開閉カバー102と第1の開閉カバー100とが係合した状態にあると、第2の開閉カバー102は第1の開閉カバー100に連れ回りする。すなわち、図4(a)に示される第1の開閉カバー100と第2の開閉カバー102とが共に閉じられた状態から第1の開閉カバー104を開くと、第1の開閉カバー100に連れ回りして第2の開閉カバー102が開く。また、図4(c)に示される第1の開閉カバー100と第2の開閉カバー102とが共に開かれた状態から第1の開閉カバー100を閉じると、これに連れ回りして第2の開閉カバーが閉じられる。
また、係合部110の係合爪114が弾性変形するため、第2の開閉カバー102は、第1の開閉カバー100が閉じられた状態において単独で開閉可能である。すなわち、図4(a)に示す第1の開閉カバー100と第2の開閉カバー102とが共に閉じられた状態から第2の開閉カバー102を開く向きに(図4において反時計回り)に回動させると、係合爪114が突出部112の下向きの面から圧力を受けて弾性変形し、突出部112と係合爪114との係合が解除されて、第2の開閉カバー102が開閉可能な状態となる。
また、図4(b)に示す第1の開閉カバー100が閉じられ第2の開閉カバー102が開いた状態から第1の開閉カバー100が閉じられた場合、係合部110は第1の開閉カバー100と第2の開閉カバー102とを係合させる。すなわち、第1の開閉カバー100を開く方向に回動させると、係合爪114が突出部112からの押圧力を受けて弾性変形し、図4(c)に示す第1の開閉カバー102と第2の開閉カバー104とが共に開いた状態であり、かつ、第1の開閉カバー100と第2の開閉カバー102とが係合部110により係合された状態となる。
第3の開閉カバー104は、回動支点として用いられる支持軸120を中心に画像形成装置本体12に回動自在に設けられている。この第3の開閉カバー104は、画像形成装置本体12の正面側(図1における右側)に形成され、先述の排出ロール30、定着装置84、及び二次転写ロール76が第3の開閉カバー104と共に画像形成装置本体12の正面側に移動して、第3の開放部12bを開放された状態とする。よって、第3の開閉カバー104を開放することで、記録媒体搬送路24が開放され、記録媒体搬送路24で搬送不良が生じた記録媒体を除去できる状態となる。尚、第3の開閉カバー104の外側にさらに第4のカバー(不図示)を設け、第4のカバーを開放することで画像形成装置本体12の一部を開放された状態とし、さらに第3の開閉カバー104を開放することで、第3の開放部12bが開放される構成としても良い。
この第3の開閉カバー104と第1の開閉カバー100とは、両者が閉じられた状態において、図1に示すように開閉カバー104の下向きの面104aの下方に、第1の開閉カバー100の上向きの面100bが位置する状態となる。よって、第1の開閉カバー100は、第3の開閉カバー104が開かれ、第3の開閉カバーの下向きの面100bが第1の開閉カバー104の開閉と干渉しない位置に移動した状態で開閉が可能となる。
排出トレー106は、先述のように第1の開閉カバー100と第2の開閉カバー102とを支持する支持軸108aと支持軸108bとで、画像形成装置本体12に回動自在に装着される。このため、排出トレー106が第1の開閉カバー100や第2の開閉カバー102に固定されている場合のように、第1の開閉カバー100や第2の開閉カバー1の開閉にともなって移動することがなく、開閉カバー100が開かれた状態で、第1の開閉カバー100や第2の開閉カバー102の開閉がなされても排出トレー106は移動しない。
この排出トレー106は、使用時は画像形成装置本体12から後ろ面側(図1における左側)に突出した状態となり、第1の開閉カバー100の上面と第2の開閉カバー102の上面とに収まりきらない大判のシートの排出等に用いられる。
第1のインターロック装置130は、画像形成装置本体12の第2の開閉カバー102の近傍に設けられていて、第2の開閉カバー102が開かれたときに画像形成装置10の電源をオフとする。また、第2のインターロック装置132は、画像形成装置本体12の第3の開閉カバー104の近傍に設けられていて、第3の開閉カバー104が開かれたときに画像形成装置10の電源をオフとする。
先述のように、第1の開閉カバー100を開くためには、第3の開閉カバーが開かれていることを要する。したがって、第1の開閉カバー100が開かれた状態にあれば、第3の開閉カバー104が開かれた状態にあり、第3の開閉カバー104が開かれた状態にあれば、第2のインターロック装置132により電源がオフとされる。このことから、第1の開閉カバー100が開かれた場合に電源をオフとする第3のインターロック装置を設けなくても、第1の開閉カバー100が開かれる場合、その前提となる操作である第3の開閉カバー104を開く操作にともなって、第2のインターロック装置132により電源がオフとされる。このように、第1のインターロック装置130と第2のインターロック装置132とが、第1の開閉カバー100と第2の開閉カバー102との少なくとも一方が開かれると電源をオフとする電源オフ装置として用いられる。また、第1のインターロック装置130と第2のインターロック装置132とは、第1の開閉カバー100、第2の開閉カバー102、及び第3の開閉カバー104の少なくとも1つが開かれると電源をオフとする電源オフ装置として用いられる。
第1のインターロック装置130と第2のインターロック装置132とに加え、第1の開閉カバー100が開放されると電源をオフとする第3のインターロック装置を設けても良い。この場合、第3の開閉カバー104が開放された状態にあるか否かに関わらず第1の開閉カバー100の開閉が可能な装置であっても、第1の開閉カバー100又は第2の開閉カバー102の一方開かれると電源がオフとされる。また、第1開閉カバー100、第2の開閉カバー102、又は第3の開閉カバーの少なくとも1つが開かれると電源がオフされる。
次に以上で説明をした実施形態の作用について説明する。
画像形成信号が送られると、感光体46が帯電装置48により一様に帯電され、この帯電された感光体46には、画像信号に基づいて露光装置56から光線が出射される。露光装置56からの光線は、感光体46の表面を露光し、潜像が形成される。露光装置56により形成された感光体46の潜像は、ロータリ現像装置34によってイエロー、マゼンタ、シアン、黒の現像剤像を現像され、中間転写体60に重ねて一次転写される。一次転写において、感光体46に残留する廃現像剤は、感光体用クリーナ50によって掻き取られ、回収される。
一方、記録媒体供給信号等により、記録媒体供給カセット18に収納された記録媒体は、ピックアップロール19によりピックアップされ、フィードロール20により送り出され、リタードロール22によりさばかれて記録媒体搬送路24に導かれ、レジストロール28により一次停止され、タイミングをとって二次転写ロール76と二次転写バックアップロール68との間に導かれる。二次転写ロール76と二次転写バックアップロール68との間に記録媒体が導かれると、中間転写体60に一次転写されている現像剤像が二次転写ロール76と二次転写バックアップロール68とによって記録媒体に二次転写される。二次転写後に、中間転写体60に残留する廃現像剤は、中間転写体用クリーナ78によって掻き取られ、回収される。
現像剤像を転写された記録媒体は定着装置84に導かれる。定着装置84は、加熱ロール88及び加圧ロール90により、熱と圧力とによって現像剤像を記録媒体に定着させ、排出ロール30を介して、現像剤像を定着された記録媒体を記録媒体排出部32に排出する。
次にプロセスカートリッジ92の着脱方法について説明する。
図2に示すように、まず、操作者は、例えば画像形成装置本体12の正面側(図2において右側)から、第3の開閉カバー104を回動支点120を中心に画像形成装置本体12の正面方向に回転させて開く。第3の開閉カバー104を開くことにより、第2のインターロック装置132が電源をオフとするので、操作者は電源がオフとされた安全な状態で操作をすることができる。また、第3の開閉カバー104を開くことにより、第3の開閉カバー104の下向きの面104aが第1の開閉カバー100の上向きの面100bの上部に覆いかぶさる状態が解除され、第1の開閉カバー100を開くことができる状態となる。
続いて、操作者は、第1の開閉カバー104を、例えば画像形成装置本体12の正面側から、支持軸108a、108bを中心に画像形成装置本体12を回動させて後面側に開き、第1の開放部12aを開放する。この際、第1の開閉カバー100を開くことに連れ回りして、第2の開閉カバー102も支持軸108a、108bを中心に回動する。続いて、操作者は開放された状態となった第1の開口部12aを介して、画像形成装置本体12内からプロセスカートリッジ92を取り出し、又は、画像形成装置本体12内にプロセスカートリッジ92を装着する。
プロセスカートリッジ92の着脱がなされた後、操作者が、第1の開閉カバー100を画像形成装置本体12の正面側へと回転させて閉じられた状態とし、第3の開閉カバー104を閉じた状態としてプロセスカートリッジ92の着脱操作が完了する。尚、第3の開閉カバー104を閉じた状態とすることで、第2のインターロック装置132によりオフとされていた電源が再びオンとされる。
次に現像剤カートリッジ44a〜44dの着脱方法について説明する。
図3に示すように、まず、着脱の対象となる現像剤カートリッジ44a〜44d(本例においては現像剤カートリッジ44a)を画像形成装置本体12の上部側に位置するように、ロータリ現像装置34を矢印A方向に回転させる。具体的には、操作者が画像形成装置本体12に設けられた操作パネル(図示せず)を操作することにより、交換する(着脱する)対象となる現像剤カートリッジ(本例においては現像剤カートリッジ44a)が画像形成装置本体12の上部側に位置するようロータリ現像装置34が自動的に回転する。
続いて、操作者は、画像形成装置本体12の前面側(図3における右側面)より、第3の開閉カバー102を支持軸108a、108bを中心に画像形成装置本体12の後面側に回転させることで、第2の開放部100a開放された状態とする。この際、第2の開閉カバー102は第1の開閉カバー100とは独立して開閉可能であり、第1の開閉カバー102を閉じた状態のままで開くことができる。第2の開閉カバー102が開くことにより、第2のインターロック装置132が電源をオフとする。このため、操作者は電源がオフとされた安全な状態で操作をすることができる。
続いて、開放された状態となった第2の開放部100aを介して現像剤カートリッジ44aが画像形成装置本体12内から取り出され、又は、第2の開放部100aを介して画像形成装置本体12内に現像剤カートリッジ44aが装着される。
現像剤カートリッジ44aの着脱がなされた後、第2の開閉カバー102が閉じられて現像剤カートリッジ44aの着脱操作が完了する。第2の開閉カバー102を閉じた状態とすることで、第1のインターロック装置130によりオフとされていた電源が再びオンとされる。尚、第2の開放部110aを介して現像剤カートリッジ44a〜44dの着脱を行うことに替えて、第1の開放部12aを介して現像剤カートリッジ44a〜44dの着脱を行っても良い。
以上で説明したプロセスカートリッジ92の着脱、現像剤カートリッジ44a〜44d着脱を行う際に開閉される第1の開閉カバー100と第2の開閉カバー102とは、同じ支持軸108a、108bに支持され回動支点が略同軸上にあり、かつ、両者の開閉方向が同じである。このため、開閉をなすときに、第1の開閉カバー100の先端部と第2の開閉カバー102の先端部とが干渉することがない。
以上述べたように、本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置と、これらの画像形成装置にプロセスカートリッジを着脱するプロセスカートリッジの着脱方法と、これらの画像形成装置に現像剤カートリッジを着脱する現像剤カートリッジの着脱方法とに利用することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に対して第1のユニットが着脱される状態を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に対して第2のユニットが着脱される状態を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の第1の開閉カバーと第2の開閉カバーとを係合する係合部を示し、(a)は第1の開閉カバーと第2の開閉カバーとが共に閉じた状態を示す説明図であり、(b)は第1の開閉カバーが閉じて第2の開閉カバーが開いた状態を示す説明図であり、(c)は第1の開閉カバーと第2の開閉カバーとが共に開いた状態を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の第1の開閉カバーと第2の開閉カバーとが共に閉じた状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の第1の開閉カバーが閉じ、第2の開閉カバーが開いた状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の第1の開閉カバーと第2の開閉カバーとが共に開いた状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 画像形成装置本体
12a 第1の開放部
12b 第3の開放部
24 記録媒体搬送路
32 記録媒体排出部
44a、44b、44c、44d 現像剤カートリッジ
92 プロセスカートリッジ
100 第1の開閉カバー
100a 第2の開放部
100b 上向きの面
102 第2の開閉カバー
104 第3の開閉カバー
104a 下向きの面
106 排出トレー
108a、108b 支持軸
110 係合部
112 突出部
114 係合爪
130 第1のインターロック装置
132 第2のインターロック装置

Claims (16)

  1. 第1の開放部が形成された画像形成装置本体と、
    この画像形成装置本体に回動自在に設けられ、前記第1の開放部を開閉し、第2の開放部が形成された第1の開閉カバーと、
    この第1の開閉カバーに回動自在に設けられ、前記第2の開放部を開閉する第2の開閉カバーと、
    前記第1の開放部を介して前記画像形成装置本体内に着脱される第1のユニットと、
    前記第1の開放部又は前記第2の開放部を介して前記画像形成装置本体内に着脱される第2のユニットと、
    を有し、
    前記第1の開閉カバーの回動支点と前記第2の開閉カバーの回動支点とが略同軸上に位置し、前記第1の開閉カバーと前記第2の開閉カバーとが同方向に開閉されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2の開閉カバーは、前記第1の開閉カバーが閉じられた状態で開閉可能であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の開閉カバーは、前記第1の開閉カバーの開閉に連れ回りすることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の開閉カバーが開かれた状態で前記第1の開閉カバーが開かれた場合に、前記第1の開閉カバーと前記第2の開閉カバーとを係合させる係合手段を有することを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の開閉カバー及び前記第2の開閉カバーは、閉じられた状態において画像形成がなされた記録媒体が排出される記録媒体排出部として用いられることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の画像形成装置。
  6. 画像形成がなされた記録媒体が排出される排出トレーを有し、
    この排出トレーの回動支点が、前記第1の開閉カバーの回動支点及び前記第2の開閉カバーの回動支点と略同軸上に位置することを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の開閉カバー又は前記第2の開閉カバーの少なくとも1つが開かれると電源をオフとする電源オフ手段を有することを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成装置本体に第3の開放部が形成され、この第3の開放部を開閉する第3の開閉カバーを有し、前記第3の開放部を介して前記画像形成装置本体内から搬送不良が生じた記録媒体の除去がなされることを特徴とする請求項1乃至7いずれか記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成装置本体の水平方向における一方の端部側に前記第3の開放部が形成され、他方の端部側に前記第1の開閉カバーの回動支点及び前記第2の開閉カバーの回動支点が配置されることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記第1の開閉カバーは、前記第3の開閉カバーが開かれた状態で開閉可能となることを特徴とする請求項8又は9記載の画像形成装置。
  11. 前記第1の開閉カバー、前記第2の開閉カバー、又は前記第3の開閉カバーの少なくとも1つが開かれると電源をオフとする電源オフ手段を有することを特徴とする請求項乃至9又は10記載の画像形成装置。
  12. 第1の開放部が形成された画像形成装置本体と、
    この画像形成装置本体に回動自在に設けられ、前記第1の開放部を開閉し、第2の開放部が形成された第1の開閉カバーと、
    この第1の開閉カバーに回動自在に設けられ、前記第2の開放部を開閉する第2の開閉カバーと、
    前記第1の開放部を介して前記画像形成装置本体内に着脱される第1のユニットと、
    前記第1の開放部又は前記第2の開放部を介して前記画像形成装置本体内に着脱される第2のユニットと、
    前記画像形成装置本体に形成され、搬送不良が生じた記録媒体の除去に用いられる第3の開放部を開閉する第3の開閉カバーと、
    を有し、
    前記第1の開閉カバーは前記第3の開閉カバーが開かれた状態で開閉可能となることを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記第1のユニットは、前記第2のユニットよりも容積が大きいことを特徴とする請求項1乃至12いずれか記載の画像形成装置。
  14. 前記第1のユニットはプロセスカートリッジからなり、前記第2のユニットは現像剤カートリッジからなることを特徴とする請求項1乃至13いずれか記載の画像形成装置。
  15. 第1の開放部が形成された画像形成装置本体と、この画像形成装置本体に回動自在に設けられ、前記第1の開放部を開閉し、第2の開放部が形成された第1の開閉カバーと、この第1の開閉カバーに回動自在に設けられ、前記第2の開放部を開閉する第2の開閉カバーとを有し、前記第1の開閉カバーの回動支点と前記第2の開閉カバーの回動支点とが略同軸上に位置し、前記第1の開閉カバーと前記第2の開閉カバーとが同方向に開閉される画像形成装置に対して、前記第1の開放部を介して前記画像形成装置本体内にプロセスカートリッジの着脱を行うことを特徴とするプロセスカートリッジの着脱方法。
  16. 第1の開放部が形成された画像形成装置本体と、この画像形成装置本体に回動自在に設けられ、前記第1の開放部を開閉し、第2の開放部が形成された第1の開閉カバーと、この第1の開閉カバーに回動自在に設けられ、前記第2の開放部を開閉する第2の開閉カバーとを有し、前記第1の開閉カバーの回動支点と前記第2の開閉カバーの回動支点とが略同軸上に位置し、前記第1の開閉カバーと前記第2の開閉カバーとが同方向に開閉される画像形成装置に対して、前記第1の開放部又は前記第2の開放部を介して前記画像形成装置本体内に現像剤カートリッジの着脱を行うことを特徴とする現像剤カートリッジの着脱方法。
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