JP6232903B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
ベルト部材を有するベルトユニットを、感光体が配置された筐体構造から取り出し可能にし、一対の支持部材を貫通して支持回転体と平行に配置された回動軸と、回動軸を中心にして一体に回転するように、一対の支持部材の外側に配置された一対のカム部材と、筐体構造に配置されて、一対のカム部材のカム面にそれぞれ当接する一対の当接部材と、を備え、当接部材を付勢する角度位置へカム部材が回動すると、ベルト部材が感光体に当接する位置へ支持部材が移動し、当接部材を付勢しない角度位置へカム部材が回動すると、ベルト部材が感光体から離間する位置へ支持部材が移動する画像形成装置が知られている(特許文献1)。
少なくとも2つの支持ローラと、これらの支持ローラを回転自在に支持するフレームと、支持ローラに張架されたベルトとを備え、画像形成装置の装置本体に対して着脱自在であって、像担持体上の像を記録材に転写するための転写ベルトユニットにおいて、フレームは、装置本体に対する当該転写ベルトユニットの位置決めをするための位置決め部を有し樹脂で形成されている転写ベルトユニットも知られている(特許文献2)。
特開2010−91866号公報 特開2005−189664号公報
本発明は、像保持体及び/又はベルト部材の損傷を抑制することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の画像形成装置は、
筐体と、
トナー像が形成される像保持体に当接した状態で画像形成が行われるベルト部材を一対の支持部材で支持し、ハンドル操作部を操作することにより前記ベルト部材を前記像保持体に対して接離するとともに、前記筐体に対して引き出し可能に収容されたベルトユニットと、
前記ベルトユニットが前記筐体に対して引き出されたときは前記ハンドル操作部のハンドル操作が不能とされるロック手段と、
前記筐体に前記ベルトユニットが収容されたときに、前記ベルトユニットを前記筐体から引き出し方向に付勢する付勢手段と、
前記ベルトユニットを引き出し側から前記支持部材の一面を介して前記筐体に固定する固定ネジと、を備え、
前記固定ネジの固定が解除されたときに、
L1<L2<L3である、
ことを特徴とする画像形成装置。
ここで前記ベルトユニットが前記筐体から引き出される引き出し方向の各距離であって、
L1は、前記ベルトユニットが前記筐体に収容された位置から、前記ロック手段により前記ハンドル操作が不能となる前記ベルトユニットの引き出し方向の位置までの距離、
L2は、前記ベルトユニットが前記筐体に収容された位置から、前記ベルトユニットが前記付勢手段によって前記筐体に対して押し出された位置までの距離、
L3は、前記固定ネジ首下長さである
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記付勢手段が、前記筐体の一面側に設けられ内部に弾性接触片を有する雌端子と、前記ベルトユニットの前記支持部材の一面に設けられ内部に端子接触部を有する雄端子とからなり、前記ベルトユニットが前記筐体に収容されるときに前記雌端子に前記雄端子が嵌合して前記弾性接触片が前記端子接触部と弾性接触して、前記ベルトユニットに押圧力を発生させる、
ことを特徴とする。
請求項1及び2に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べ、像保持体及び
/又はベルト部材の損傷を抑制することができる。
画像形成装置1の内部構成を示す断面模式図である。 画像形成装置1のユニット構成を説明するための模式図である。 (a)は筐体100に対して像形成ユニット130を引き出した状態の模式図、(b)は筐体100に対してベルトユニット150を引き出した状態の模式図である。 筐体100からベルトユニット150を引き出す操作手順を説明するための模式図である。 (a)はコネクタ110の断面模式図、(b)はベルトユニット150と筐体100の固定方法を説明するための断面模式図である。 ベルトユニット150を筐体100に収容して固定ネジ120で固定する操作を説明するための模式図である。
次に図面を参照しながら、以下に実施形態及び具体例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態及び具体例に限定されるものではない。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
尚、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とする。
(1)画像形成装置の全体構成及び動作
(1.1)画像形成装置の全体構成
図1は本実施形態に係る画像形成装置の概略構成の一例を示す断面模式図である。
画像形成装置1は、画像形成部10、画像形成部10の一端に装着された用紙送り装置20、画像形成部10の他の一端に設けられ、印刷された用紙が排紙される排紙部30、操作情報部40、上位機器から送信された印刷情報から画像イメージを生成する画像処理部50、を備えて構成されている。
画像形成部10は、システム制御装置11(図1において不図示)、露光装置12、感光体ユニット13、現像装置14、転写ユニット15、用紙搬送装置16a、16b、16c、定着装置17、を備えて構成され、画像処理部50から受け取った画像情報を、用紙送り装置20から送り込まれた用紙P上にトナー画像として形成する。
用紙送り装置20は、画像形成部10に対する用紙供給を行う。すなわち、種類(例えば、材質や厚さ、用紙サイズ、紙目)の異なる用紙Pを収容する複数のトレイを備えており、これら複数のトレイのいずれか一つから繰り出した用紙Pを画像形成部10に対して供給するように構成されている。
排紙部30は、画像形成部10にて画像出力が行われた用紙Pの排出を行う。そのために、排紙部30は、画像出力後の用紙Pが排出される排紙トレイを備えている。なお、排紙部30は、画像形成部10から出力される用紙束に対して、裁断やステープル(針綴じ)等の後処理を行う機能を有したものであってもよい。
画像形成部10には、操作情報部40が設けられている。操作情報部40は、各種の設定や指示の入力及び情報表示に用いられるものである。すなわち、いわゆるユーザインタフェースに相当するもので、具体的には液晶表示パネル、各種操作ボタン、タッチパネル等を組み合わせて構成されている。
(1.2)画像形成部の構成及び動作
このような構成の画像形成装置1では、画像形成のタイミングに合わせて用紙送り装置20のうち、印刷ジョブで印刷の1枚毎に指定されたトレイから繰り出された用紙が画像形成部10へ送り込まれる。
感光体ユニット13は、露光装置12の下方(Z方向)に、それぞれが並列して設けられ、回転駆動する像保持体としての感光体ドラム131を備えている。感光体ドラム131の回転方向にそって、帯電器132、露光装置12、現像装置14、一次転写ローラ152、クリーニングブレード134が配置されている。
現像装置14は、内部に現像剤が収容される現像ハウジング141を有する。現像ハウジング141内には、感光体ドラム131に対向して配置された現像ローラ142が配設され、現像ローラ142には、現像剤の層厚を規制する層規制部材(不図示)が近接配置されている。
現像装置14各々は、現像ハウジング141に収容される現像剤を除いて同様に構成され、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
回転する感光体ドラム131の表面は、帯電器132により帯電され、露光装置12から出射する潜像形成光により静電潜像が形成される。感光体ドラム131上に形成された静電潜像は現像ローラ142によりトナー像として現像される。
転写ユニット15は、各感光体ユニット13の感光体ドラム131にて形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト151、各感光体ユニット13にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト151に順次転写(一次転写)する一次転写ローラ152、中間転写ベルト151上に重畳して転写された各色トナー像を記録媒体である用紙に一括転写(二次転写)する二次転写ローラ153、二次転写ローラ153に対向して配置され転写電圧が印加されるバックアップローラ165、から構成されている。
各感光体ユニット13の感光体ドラム131に形成された各色トナー像は、システム制御装置11により制御される電源装置等(不図示)から所定の転写電圧が印加された一次転写ローラ152により中間転写ベルト151上に順次静電転写(一次転写)され、各色トナーが重畳された重畳トナー像が形成される。
中間転写ベルト151上の重畳トナー像は、中間転写ベルト151の移動に伴って二次転写ローラ153が配置された領域(二次転写部TR)に搬送される。重畳トナー像が二次転写部TRに搬送されると、そのタイミングに合わせて用紙送り装置20から用紙Pが二次転写部TRに供給される。そして、バックアップローラ165には、システム制御装置11により制御される電源装置等から所定の転写電圧が印加され、用紙Pに中間転写ベルト151上の多重トナー像が一括転写される。
感光体ドラム131表面の残留トナーは、クリーニングブレード134により除去され、廃トナー収容部(不図示)に回収される。感光体ドラム131の表面は、帯電器132により再帯電される。
定着装置17は一方向へ回転する無端状の定着ベルト17aと、定着ベルト17aの周面に接し、一方向へ回転する加圧ローラ17bと、を有し、定着ベルト17aと加圧ローラ17bの圧接領域によってニップ部(定着領域)が形成される。
転写ユニット15においてトナー像が転写された用紙Pは、トナー像が未定着の状態で用紙搬送装置16aを経由して定着装置17に搬送される。定着装置17に搬送された用紙Pは、一対の定着ベルト17aと加圧ローラ17bにより、圧着と加熱の作用でトナー像が定着される。
定着の終了した用紙Pは、用紙搬送装置16bに設けられた画像読み取り装置18を通過し、排紙部30に送り込まれる。
用紙Pの両面に画像出力を行う場合には、用紙搬送装置16cにより当該用紙Pの表裏が反転され、再び画像形成部10における二次転写部TRへ送り込まれる。そして、トナー像の転写および転写像の定着が行われた後に、排紙部30に送り込まれることになる。排紙部30へ送り込まれた用紙Pは、必要に応じて裁断やステープル(針綴じ)等の後処理を経た後に、排紙トレイ上へ排出される。
(2)画像形成装置のユニット構成と操作
図2は画像形成装置1におけるユニット構成を説明するための模式図、図3(a)は筐体100に対して像形成ユニット130を引き出した状態の模式図、図3(b)は筐体100に対してベルトユニット150を引き出した状態の模式図、図4は像形成ユニット130及びベルトユニット150の交換操作手順を説明するための模式図、図5(a)はコネクタ110の断面模式図、図5(b)はベルトユニット150と筐体100の固定方法を説明するための断面模式図である。
図2に示すように、画像形成装置1は、複数の感光体ユニット13(図1参照)を収容する像形成ユニット130と、転写ユニット15を収容するベルトユニット150とを備え、筐体100内に引き出し可能に収容されて配置されている。
(2.1)像形成ユニット
図3(a)に示すように、像形成ユニット130は、用紙Pの搬送方向と直交する方向に(Y方向)に像形成ユニット130を引き出すためのハンドル135を有し、ハンドル135の操作によって、それぞれの感光体ユニット13を一体的に手前側(Y方向:図中矢印A)に引き出すことを可能にしている。
それぞれの感光体ユニット13の交換作業は、像形成ユニット130として、4つの感光体ユニット13をまとめて手前側(Y方向:図中矢印A)に引き出した後、上方からそれぞれの感光体ユニット13に対して着脱操作することができる(Z方向:図中矢印B)。
(2.2)ベルトユニット
図3(b)に示すように、ベルトユニット150は、用紙Pの搬送方向と直交する方向に(Y方向)にベルトユニット150を引き出すためのハンドル202を有し、ハンドル202の回転操作によって、中間転写ベルト151をそれぞれの感光体ユニット13から離間させた後、一体的に手前側(Y方向:図中矢印A)に引き出すことを可能にしている。
ハンドル202は、ベルトユニット150が筐体100内に収用された位置では回転操作可能で、ベルトユニット150が筐体100から引き出された位置では回転操作不能となる公知のロック機構(不図示)を備えている。その結果、ベルトユニット150の交換操作における感光体ドラム131と中間転写ベルト151との接触が防止され感光体ドラム131及び中間転写ベルト151の損傷を抑制している。
転写ユニット15の交換作業は、ベルトユニット150として、固定手段としての固定ネジ120の固定を解除して、手前側(Y方向:図中矢印A)に引き出した後、上方から着脱操作することができる(Z方向:図中矢印B)。
(2.3)ベルトユニットの交換操作手順
このようなユニット構成の画像形成装置1におけるびベルトユニット150の交換操作の手順について、図4を参照しながら説明する。
図4(a−1)は、画像形成装置1の筐体100内に像形成ユニット130とベルトユニット150が収容されて中間転写ベルト151がそれぞれの感光体ドラム131に当接した状態の正面模式図、(a−2)は同様の状態の側面模式図である。係る状態から、ベルトユニット150を引き出す場合には、まず、ハンドル202を回転操作して、それぞれの感光体ドラム131から中間転写ベルト151を離間させる(図4(b−1)、(b−2))。
次に、ベルトユニット150を筐体100に対して固定している固定ネジ120の固定を解除すると、ベルトユニット150は筐体100との間に設けられた付勢手段としてのコネクタ110の押圧力(図6に図示)で、一旦、筐体100から操作者側(Y方向)へ移動する(図4(c−1)、(c−2))。コネクタ110の構成の詳細ついては、後述する。
そして、ベルトユニット150を操作者側(Y方向)へ引き出して、転写ユニット15の交換を行う(図4(d−1)、(d−2))。
このような交換操作において、転写ユニット15の交換が行われたベルトユニット150を筐体100へ収容する際に、操作者が誤って、先にハンドル202を回転操作して、中間転写ベルト151を感光体ドラム131に接触させた状態で固定ネジ120の固定を行う虞がある。
すなわち、ハンドル202は、ベルトユニット150が筐体100内に収用された位置では回転操作可能で、ベルトユニット150が筐体100から引き出された位置では回転操作不能となる公知のロック機構(不図示)を備えているが、通常、係るロック機構はベルトユニット150の引き出し方向に一定のあそび部分が必要で、ベルトユニット150を筐体100に完全に固定する前に、回転操作可能になる範囲が存在する。
その結果、中間転写ベルト151と感光体ドラム131が接触した状態で固定ネジ120による固定を行った場合には、中間転写ベルト151と感光体ドラム131同士の擦れによって、感光体ドラム131表面及び中間転写ベルト151表面に損傷が発生してしまう虞がある。
本実施形態に係る画像形成装置1は、ベルトユニット150が筐体100に対して引き出されたときはハンドル202の回転操作が不能とされる公知のロック手段と、筐体100にベルトユニット150が収容されたときに、ベルトユニット150を筐体100から引き出し方向に付勢するコネクタ110と、ベルトユニット150を引き出し側からベルトユニット150の前側板155の一面を介して筐体100に固定する固定ネジ120と、を備え、固定ネジ120の固定が解除されたときに、L1<L2<L3の関係が成立するように構成されている。
ここでロック手段によりハンドル202の回転操作が不能とされるベルトユニット150の引き出し距離がL1、ベルトユニット150がコネクタ110の押圧力で筐体100に対して押し出される距離がL2、固定ネジ120の固定長さである首下長さがL3である。
(2.4)コネクタの構成
図5(a)に示すように、コネクタ110は、雌端子110aと雄端子110bが嵌合して電気的に接続され、画像形成装置1のシステム制御装置11により制御される電源装置(図1において不図示)から転写ユニット15の一次転写ローラ152へ所定の転写電圧等が印加される。
雌端子110a内には複数の弾性接触片110cが配設され、雄端子110b配設された端子接触部110dと弾性接触して、雌端子110aと雄端子110bの嵌合時に押し出し側へ押圧力を発生させる。
(2.5)固定ネジ
図5(b)に示すように、ベルトユニット150の前側板155の両側には取付孔155aが形成され、筐体100の前面にはネジ孔100aが形成されている。
固定ネジ120は、頭部120aと首下部120bからなり、首下部120bには筐体100に形成されたネジ孔100aと螺合するネジ部が形成されている。
首下部120bは固定ネジ120の首下長さL3が、固定ネジ120の固定が解除されたときにベルトユニット150がコネクタ110の押圧力で筐体100に対して押し出される距離L2よりも長くなるように形成されている。
固定ネジ120は、前側板155の取付孔155aに挿通されて、筐体100に形成されたネジ孔100aと螺合することで、ベルトユニット150が筐体100の定められた収容位置で固定される。
(3)ベルトユニットの交換操作におけるコネクタと固定ネジの作用
図6はベルトユニット150を筐体100に収容して固定ネジ120で固定する操作を説明するための模式図である。
以下、図面を参照しながらベルトユニット150の交換操作におけるコネクタ110と固定ネジ120の作用について説明する。
図6(a−1)は、ベルトユニット150がコネクタ110の押圧力で筐体100に対して距離L2押し出された状態の平面模式図、図6(a−2)は同様の状態の側面模式図である。尚、平面模式図においては、理解を容易にするために像形成ユニット130を省略して描いている。
係る状態では、ベルトユニット150はコネクタ110の押圧力を受けて筐体100に対して距離L2押し出され(図中 矢印R参照)、ハンドル202はロック機構が作動して回転操作が不能とされている。そのために、感光体ドラム131と中間転写ベルト151は離間して接触が防止されている。
一方、ベルトユニット150を筐体100に固定する固定ネジ120は、首下長さL3がベルトユニット150がコネクタ110の押圧力で筐体100に対して押し出された距離L2よりも長いために、ハンドル202のロック機構が作動して回転操作が不能の状態で筐体100のネジ孔100aと螺合を開始することができる。
そして、操作者が固定ネジ120を締め込んでいくと、ベルトユニット150は、固定ネジ120の螺合によって筐体100内へ移動していき、ロック手段によりハンドル202の回転操作が不能とされるベルトユニット150の引き出し距離L1を超えて収容される(図6(b−1)、(b−2)参照)。
ベルトユニット150が、更に筐体100側へ収容されれば、ハンドル202の回転操作が可能になるが、操作者が締め込み操作を開始した固定ネジ120の締め込み操作を中断してハンドル202の回転操作を行わない限り、感光体ドラム131と中間転写ベルト151が接触状態になることはない。
その結果、固定ネジ120が締め込まれると、ベルトユニット150の前側板155の一面が筐体100に密着して固定され、像形成ユニット130とベルトユニット150が互いに引き出し方向に相対移動しない状態となる。
そして、ハンドル202を回転操作して、中間転写ベルト151が感光体ドラム131に当接され、画像形成装置1は画像形成可能な状態となる(図6(c−1)、(c−2)参照)。
このように、ベルトユニット150がコネクタ110の押圧力を受けて、ロック機構が作動して回転操作が不能とされている距離L2まで押し出されている状態で、固定ネジ120を筐体100のネジ孔100aに螺合させて固定することができる。
そのために、操作者の誤操作による感光体ドラム131と中間転写ベルト151との接触が防止され、感光体ドラム131及び中間転写ベルト151の損傷を抑制することができる。
以上、本発明に係る実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で種々の変更を行うことが可能である。
例えば、本実施形態ではベルトユニットとして、中間転写ベルトを備えた中間転写方式の画像形成装置1について説明したが、搬送ベルト上に保持された記録媒体を介して感光体ドラムと接触して、感光体ドラム上のトナー像を転写・搬送する直接転写方式の画像形成装置であっても適用することができる。
また、タンデム方式の画像形成装置のみならず、1個の感光体ドラムを備えた画像形成装置であっても適用することができる。
1・・・画像形成装置
10・・・制御装置
20・・・給紙装置
30・・・感光体ユニット
40・・・現像装置
50・・・転写ユニット
60・・・定着装置
100・・・筐体
100a・・・ネジ孔
110・・・コネクタ
110a・・・雌端子
110b・・・雄端子
110c・・・弾性接触片
110d・・・端子接触部
120・・・固定ネジ
120a・・・頭部
120b・・・首下部
130・・・像形成ユニット
131・・・感光体ドラム
135・・・ハンドル(像形成ユニット)
150・・・ベルトユニット
151・・・中間転写ベルト
155・・・前側板
202・・・ハンドル(ベルトユニット)

Claims (2)

  1. 筐体と、
    トナー像が形成される像保持体に当接した状態で画像形成が行われるベルト部材を一対の支持部材で支持し、ハンドル操作部を操作することにより前記ベルト部材を前記像保持体に対して接離するとともに、前記筐体に対して引き出し可能に収容されたベルトユニットと、
    前記ベルトユニットが前記筐体に対して引き出されたときは前記ハンドル操作部のハンドル操作が不能とされるロック手段と、
    前記筐体に前記ベルトユニットが収容されたときに、前記ベルトユニットを前記筐体から引き出し方向に付勢する付勢手段と、
    前記ベルトユニットを引き出し側から前記支持部材の一面を介して前記筐体に固定する固定ネジと、を備え、
    前記固定ネジの固定が解除されたときに、
    L1<L2<L3である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
    ここで前記ベルトユニットが前記筐体から引き出される引き出し方向の各距離であって、
    L1は、前記ベルトユニットが前記筐体に収容された位置から、前記ロック手段により前記ハンドル操作が不能となる前記ベルトユニットの引き出し方向の位置までの距離、
    L2は、前記ベルトユニットが前記筐体に収容された位置から、前記ベルトユニットが前記付勢手段によって前記筐体に対して押し出された位置までの距離、
    L3は、前記固定ネジ首下長さである
  2. 前記付勢手段が、前記筐体の一面側に設けられ内部に弾性接触片を有する雌端子と、前記ベルトユニットの前記支持部材の一面に設けられ内部に端子接触部を有する雄端子とからなり、前記ベルトユニットが前記筐体に収容されるときに前記雌端子に前記雄端子が嵌合して前記弾性接触片が前記端子接触部と弾性接触して、前記ベルトユニットに押圧力を発生させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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