JP6324546B2 - 運転情報提示システム - Google Patents

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    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles

Description

この発明は、自動車等の車両の運転者に対して運転を支援する情報を提示する運転情報提示システムに関するものである。
特許文献1には、車両に搭載した加速度センサにより検知した車両の加速度から運転挙動を取得し、この運転挙動の種別ごとに、所定の走行単位内で当該種別の特定挙動の挙動発生回数を計測し、計測された挙動発生回数をゼロ回数を目標とする運転評価指標として特定挙動発生ごとに表示させて、当該運転を評価して運転者を支援する運転支援方法が記載されている。
この運転支援方法では、運転挙動の種別ごとに、所定の走行単位である所定走行時間に対する当該種別の特定挙動の発生回数の割合である特定挙動の発生頻度の逆数から、特定挙動が発生する時間間隔の平均値である特定挙動の発生平均時間を算出し、この発生平均時間を累計の走行時間と一致させることを目標とする運転評価指標として表示させ、特定挙動発生ごとに、当該発生を運転者が認識するように報知させるとともに、特定挙動が危険度の高い危険挙動について、加速度センサに基づく加速度変化の状態のみから、少なくとも、車両の加速度変化が少ない時間が所定時間続いた後に急挙動が発生する不注意傾向挙動、および異なる急挙動が複数回連続する急ぎ傾向挙動を含む挙動に分類し、不注意傾向挙動および急ぎ傾向挙動と判定された場合、各挙動発生ごとに警報アラームを発して報知させる。
また、この運転支援方法では、所定の走行単位における発生平均時間である直近の短期的な運転評価指標を、所定の走行単位よりも長い走行単位における発生平均時間である直近の長期的な運転評価指標と比較して、その直近の短期的な運転傾向を評価して表示させる。
特許文献2には、車両の運転者による運転操作に基づいて運転モデルを作成する運転モデルの作成装置が記載されている。
この作成装置は、運転者による運転操作に応じて変化する車両の状態量を検出する状態量検出部と、運転者が特定の運転操作を開始したときの車両の状態量と該特定の運転操作を終了したときの車両の状態量とに基づいて当該特定の運転操作についての指標とする運転モデルを作成するモデル作成部と、作成した運転モデルが示す単位時間当たりもしくは単位距離当たりの車両挙動の変化の度合いを低減する処理である除変処理を行う除変処理部とを備えている。車両の状態量は、特定の運転操作の開始から終了までの車両の移動量もしくは移動時間と、運転操作の開始から終了までの車両挙動の変化量とからなり、モデル作成部は、運転モデルとして運転操作の開始から終了までの車両挙動の変化推移を示すモデルを作成する。
また、特許文献2には、車両の運転者による運転を評価する運転評価装置が記載されている。
この運転評価装置は、車両の運転者による運転技量を評価する運転評価部と、評価対象とする運転者による運転操作に応じて変化する車両の状態量を評価要素として検出する評価要素検出部とを備える。運転評価部は、運転モデルの作成装置によって作成された運転モデルと、評価要素検出部により検出された車両の状態量との比較を通じて、評価対象とする運転者の運転技量を評価する。
さらに、特許文献2には、車両の運転者の運転操作を支援する運転支援システムが記載されている。
この運転支援システムは、上記の運転評価装置により評価された評価結果に基づいて車両の運転者による車両の運転を支援する運転支援部を備える。この運転支援部は、音声装置、表示装置、及び車両に搭載された車両駆動系を通じた音声案内、画像案内、及び車両制御による案内の少なく一つを通じて、評価対象とされた車両の運転者の運転操作を運転モデルに従った運転操作に誘導する。
国際公開第2010/134648号 特開2013−149154号公報
特許文献1あるいは特許文献2では、運転者ごとの長期的な運転操作から判定した運転技量の違いに応じて、運転者を支援する運転情報の提示態様を変更するということについて、何ら開示も示唆もされていなかった。
即ち、運転技量が異なる2人の運転者が同じ運転操作を行った場合でも、普段の運転技量に応じて運転者ごとに提示すべき最適な運転情報は異なると考えられるが、従来技術はこのような点を何ら考慮するものではなかった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、運転者の運転操作に応じて運転を支援する情報を提示する際に、運転者の普段の運転技量を加味した上で提示の態様を変更することを目的とする。
この発明に係る運転情報提示システムは、予め定められた運転期間における自車両の運転者の運転行動が理想的な運転行動から逸脱した度合を表す短期的運転技量レベルを判定する短期レベル判定部と、予め定められた運転期間より長い運転期間における自車両の運転者の運転行動を基に長期的運転技量レベルを判定する長期レベル判定部と、短期レベル判定部が判定した短期的運転技量レベルを基に運転を支援する短期的支援情報の提示の態様を決定し、長期レベル判定部が判定した長期的運転技量レベルに応じて当該短期的支援情報の提示の態様を変更する短期的支援情報作成部とを備えるものである。
この発明によれば、長期的運転技量レベルに応じて短期的支援情報の提示の態様を変更するようにしたので、運転者の運転操作に応じた短期的支援情報を提示する際に、運転者の普段の運転技量を加味した上で提示の態様を変更することができる。
この発明の実施の形態1に係る運転情報提示システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態1において短期的運転技量レベルの判定に用いるテーブルの一例を示す図である。 実施の形態1において長期的運転技量レベルの判定に用いるテーブルの一例を示す図である。 実施の形態1に係る運転情報提示システムの動作を示すフローチャートである。 図4のステップST5において支援情報作成部が行う動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る運転情報提示システムの構成例を示すブロック図である。 短期的運転技量レベルと長期的運転技量レベルの変化の一例を示したグラフである。 短期的運転技量レベルと長期的運転技量レベルの変化の別の例を示したグラフである。 実施の形態2に係る運転情報提示システムの変形例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3に係る運転情報提示システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態3に係る運転情報提示システムの変形例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4に係る運転情報提示システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態4に係る運転情報提示システムの変形例を示すブロック図である。 実施の形態4に係る運転情報提示システムの変形例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態5に係る運転情報提示システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態5に係る運転情報提示システムの変形例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態6に係る運転情報提示システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態6に係る運転情報提示システムの変形例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態7に係る運転情報提示システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態7に係る運転情報提示システムの変形例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態8に係る運転情報提示システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態8に係る運転情報提示システムの変形例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態9に係る運転情報提示システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態9に係る運転情報提示システムの変形例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態10に係る運転情報提示システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態10に係る運転情報提示システムの変形例を示すブロック図である。 この発明に係る運転情報提示システムのハードウエア構成図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る運転情報提示システム10の構成例を示すブロック図である。運転情報提示システム10は、自動車等の車両に搭載される車載機器である。この運転情報提示システム10は、車両内の各機器から情報を取得する情報取得部11と、情報取得部11が取得した情報に基づいて短期的運転技量レベルを判定する短期レベル判定部12と、情報取得部11が取得した情報に基づいて長期的運転技量レベルを判定する長期レベル判定部13と、短期的運転技量レベルおよび長期的運転技量レベルに基づき短期的支援情報を作成する短期的支援情報作成部14とを備えている。
情報取得部11は、車両内の各機器から車両の状態を示す情報を取得し、短期レベル判定部12および長期レベル判定部13へ出力する。情報取得部11が取得する情報は、例えば、車速センサが検出する車両の速度情報、操舵角センサが検出するハンドル操作の情報、加速度センサが検出する車両前後方向または車両横方向の加速度情報、およびナビゲーション装置が出力する地図情報中に含まれる走行道路の車線数の情報などである。なお、ここでの説明は一例であって、情報の内容および機器の種類などを限定するものではない。
短期レベル判定部12は、予め定められた短期的運転期間に情報取得部11で取得した情報を基に運転行動を検出し、検出した運転行動の理想的な運転行動からの逸脱度合を表す短期的運転技量レベルを判定し、短期的支援情報作成部14へ出力する。短期レベル判定部12が検出する運転行動は、例えば車両の停止、発進、カーブを曲がる(旋回)などの運転行動の発生と終了である。短期的運転技量レベルは、例えば検出した運転行動の理想的な運転行動からの逸脱度合に比例する数値を表すものである。なお、理想的な運転行動とは、例えば停止行動の場合、減速の仕方が緩やかで、車両前後方向の加速度が大きすぎない、安全と判断できる運転のことである。また、予め定められた短期的運転期間とは、例えば停止行動の場合、車両の減速開始から停止までの期間のように、1つ(または2つ以上の規定数)の運転行動が開始されてから終了するまでの期間である。
短期的運転技量レベルの判定の一例を説明する。
図2は、短期レベル判定部12が短期的運転技量レベルの判定に用いるテーブルの一例を示す図である。ここでの短期的運転技量レベルは、レベル1とレベル2の2つのレベルを設定することができ、レベル1に比べてレベル2のほうが、運転技量が高く、理想的な運転行動に近いことを表しているものとする。
短期レベル判定部12は、図2のテーブルに従い、車両の減速開始から停止までの車両前後方向の加速度を平均した平均前後加速度が、基準値未満の場合を急な停止、基準値以上の場合を緩やかな停止と判定する。前後加速度の基準値は、理想的な停止行動からの逸脱度合を判定する理想値であり、例えば−0.5m/sとする。
また、短期レベル判定部12は、図2のテーブルに従い、車両の旋回開始から終了までの車両横方向の加速度を平均した平均横加速度が、基準値以上の場合を急な旋回、基準値未満の場合を緩やかな旋回と判定する。横加速度の基準値は、理想的な旋回行動からの逸脱度合を判定する理想値であり、例えば0.2Gとする。
図2の例のように加速度の理想値を設け、理想値と検出した運転行動との差異で運転技量レベルを判定する方法の他に、理想の減速カーブを定めておき、そのカーブと検出した運転行動との差異で判定する方法など、運転行動を評価する方法はさまざまあり、どの方法で理想的な運転行動からの逸脱を判断してもよい。
また、短期レベル判定部12は、判定した短期的運転技量レベルに対して運転行動の種別(停止、発進、旋回など)を示す情報を紐づけて、短期的支援情報作成部14へ出力してもよい。
長期レベル判定部13は、上述の予め定められた短期的運転期間よりも長い長期的運転期間に情報取得部11で取得した情報を基に、長期的運転技量レベルを判定し、短期的支援情報作成部14へ出力する。長期的運転期間は、短期的運転技量レベルが判定されるまでにかかる短期的運転期間よりも長い予め定められた期間であり、運転者の普段の運転技量が判断できる程度に運転行動の情報等が十分に集められる期間である。例えば長期的運転時間を24時間とした場合、長期レベル判定部13は、過去24時間の運転行動が理想的な運転行動であったか否かによって長期的運転技量レベルを判定する。
長期的運転技量レベルの判定の一例を説明する。
図3は、長期レベル判定部13が長期的運転技量レベルの判定に用いるテーブルの一例を示す図である。ここでの長期的運転技量レベルは、レベル1とレベル2の2つのレベルを設定することができ、レベル1に比べてレベル2のほうが、運転技量が高く、理想的な運転行動に近いことを表しているものとする。
長期レベル判定部13は、図3のテーブルに従い、情報取得部11が取得した車両速度の情報と走行道路の車線数の情報に基づき運転技量レベルを決定する。そして、長期レベル判定部13は、所定の長期的運転期間(例えば24時間)以内の運転技量レベルの平均値を、長期的運転技量レベルと判定する。
図3の例では車両速度と車線数から長期的運転技量レベルを判定したが、その他の情報(前後加速度、横加速度など)に基づいて長期的運転技量レベルを判定してもよい。短期的運転技量レベルの判定に用いる情報の種別と、長期的運転技量レベルの判定に用いる情報の種別は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、長期レベル判定部13は、短期レベル判定部12で判定された短期的運転技量レベルの値を取得し、所定の長期的運転期間における短期的運転技量レベルの値から長期的運転技量レベルを判定してもよい。
短期的支援情報作成部14は、車両の運転者による運転行動が理想的な運転行動に近づくよう運転者に対して提示する運転情報として、短期的支援情報を作成する。その際、短期的支援情報作成部14は、短期レベル判定部12で判定された短期的運転技量レベルを基に、短期的支援情報の提示の態様として、例えば提示するアイコンまたはメッセージの内容、提示時間および提示タイミング、ならびに発する音または音声の内容などについて決定する。
さらに、短期的支援情報作成部14は、長期レベル判定部13で判定された長期的運転技量レベルを加味して短期的支援情報の提示の態様を変更する。短期的支援情報の提示態様は、表示、音声出力、または表示と音声出力の組み合わせなど、運転技量レベルに応じてさまざまに変更可能である。
短期的支援情報作成部14が作成した短期的支援情報は、車内のディスプレイに表示されるかスピーカから音声出力されることにより、運転者に提示される。運転情報提示システム10が運転者に対して情報を提示する方法は、表示、音声出力、または表示と音声出力の両方とする。以下では、ディスプレイとスピーカをまとめて「ディスプレイ等」と記載する。
例として、それぞれ異なる車両に搭載された運転情報提示システム10を使用した運転者Aと運転者Bがおり、運転者Aの長期的運転技量レベルが運転者Bの長期的運転技量レベルより高い場合を説明する。この発明では、運転者Aと運転者Bのあるときの停止行動の短期的運転技量レベルが同じであった場合でも、運転者Aと運転者Bのそれぞれに提示される短期的支援情報を異なるものにすることができる。例えば、停止行動の短期的運転技量レベルが低かった運転者A,Bに対して「早めにブレーキを」というメッセージを短期的支援情報として提示する際、長期的運転技量レベルが低い運転者Bへの短期的支援情報は、長期的運転技量レベルが高い運転者Aへの短期的支援情報より強調して提示される。また例えば、長期的運転技量レベルが高い運転者Aにのみ、高度な運転行動のアドバイスを含む短期的支援情報が提示される。このように、短期的支援情報作成部14は、長期的運転技量レベルを加味して短期的支援情報の提示の態様を変更するので、短期的支援情報の提示の態様を運転者の長期的運転技量レベルに適したものとすることができる。
次に、運転情報提示システム10の動作について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。運転情報提示システム10がこのフローチャートを繰り返し実行することで、運転情報提示システム10の動作中連続して短期的支援情報を運転者に提供する。
前提として、情報取得部11は、常時、車両内の各機器から情報を取得し、取得した情報を短期レベル判定部12および長期レベル判定部13へ出力している。
まず、短期レベル判定部12は、情報取得部11から受け取った情報を基に、短期的運転技量レベルの判定タイミングであるか判断する(ステップST1)。例えば、ある運転行動の開始を検出した場合などを、短期的運転技量レベルの判定タイミングとする。
短期的運転技量レベルの判定タイミングである場合(ステップST1“YES”)、短期レベル判定部12は短期的運転技量レベルを判定する(ステップST2)。
続いて、長期レベル判定部13が長期的運転技量レベルの判定タイミングであるか判断する(ステップST3)。例えば、前回長期的運転技量レベルを判定してから所定の時間以上経過した場合、前回長期的運転技量レベルを判定してから所定の回数短期的運転技量レベルを判定した場合、または前回長期的運転技量レベルを判定してから所定の距離以上を走行した場合などを、長期的運転技量レベルの判定タイミングとする。
長期的運転技量レベルの判定タイミングである場合(ステップST3“YES”)、長期レベル判定部13は長期的運転技量レベルを判定する(ステップST4)。そして、短期的支援情報作成部14は、ステップST2で短期レベル判定部12が判定した短期的運転技量レベルを基に短期的支援情報の提示の態様を決定し、ステップST4で長期レベル判定部13が判定した長期的運転技量レベルを基に提示の態様を変更し(ステップST5)、一連の処理を終了する。
一方、長期的運転技量レベルの判定タイミングでなかった場合(ステップST3“NO”)、短期的支援情報作成部14はステップST4の処理をスキップして、ステップST5へ進む。その場合、ステップST5において短期的支援情報作成部14は、ステップST2で短期レベル判定部12が判定した短期的運転技量レベルを基に短期的支援情報の提示の態様を決定し、長期レベル判定部13が最後に判定した長期的運転技量レベル(つまり、前回の判定タイミングで判定した長期的運転技量レベル)を基に提示の態様を変更する。
他方、短期的運転技量レベルの判定タイミングでなかった場合(ステップST1“NO”)、長期レベル判定部13はステップST3と同様に長期的運転技量レベルの判定タイミングであるか判断する(ステップST3a)。
長期的運転技量レベルの判定タイミングである場合(ステップST3a“YES)、長期レベル判定部13はステップST4と同様に長期的運転技量レベルを判定し(ステップST4a)、一連の処理を終了する。一方、長期的運転技量レベルの判定タイミングでなかった場合(ステップST3a“NO”)、運転情報提示システム10は一連の処理を終了する。
次に、図4のステップST5において短期的支援情報作成部14が行う動作の詳細を、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
この例では、短期的運転技量レベルと長期的運転技量レベルは、それぞれレベル1とレベル2の2つのレベルで表すものとする。また、短期的運転技量レベルには運転行動の種別を示す情報が紐づけられているものとする。
まず、短期的支援情報作成部14は、長期的運転技量レベルの分類を行う(ステップST11)。短期的支援情報作成部14は、長期的運転技量レベルがレベル1の場合にはステップST12に進み(ステップST11“レベル1”)、長期的運転技量レベルがレベル2の場合にはステップST13に進む(ステップST11“レベル2”)。
ステップST12において短期的支援情報作成部14は、短期的運転技量レベルの第1の分類を行う。短期的支援情報作成部14は、短期的運転技量レベルがレベル1の場合にはステップST14に進み(ステップST12“レベル1”)、短期的運転技量レベルがレベル2の場合にはステップST15に進む(ステップST12“レベル2”)。
ステップST13において短期的支援情報作成部14は、短期的運転技量レベルの第2の分類を行う。短期的支援情報作成部14は、短期的運転技量レベルがレベル1の場合にはステップST16に進み(ステップST13“レベル1”)、短期的運転技量レベルがレベル2の場合にはステップST17に進む(ステップST13“レベル2”)。
ステップST14,ST15,ST16,ST17では、短期的支援情報作成部14が長期的運転技量レベルと短期的運転技量レベルの組み合わせに対応した短期的支援情報として、運転者に提示するメッセージの内容、アイコンの種別、音声の有無、音声の内容、提示のタイミングなどを決定する。このとき、短期的支援情報作成部14は、短期的運転技量レベルに紐づけられた運転行動種別の情報を基に、運転行動に応じて提示する内容を変更してもよい。例えば、停止行動に対しては「早めにブレーキを」というメッセージを提示するのに対し、発進行動に対しては「もっとゆっくり加速を」というメッセージを提示するなど、運転行動に応じた内容に変更してもよい。
なお、運転情報提示システム10の動作は、図4および図5のフローチャートに示した動作に限定されるものではない。
以上のように、実施の形態1に係る運転情報提示システム10は、短期的運転期間における自車両の運転者の運転技量を示す短期的運転技量レベルを判定する短期レベル判定部12と、長期的運転期間における自車両の運転者の運転技量を示す長期的運転技量レベルを判定する長期レベル判定部13と、短期レベル判定部12が判定した短期的運転技量レベルを基にして運転を支援する短期的支援情報の提示の態様を決定し、長期レベル判定部13が判定した長期的運転技量レベルに応じて当該短期的支援情報の提示の態様を変更する短期的支援情報作成部14とを備えているので、運転者の運転行動に応じて情報を提示する際に、運転者の普段の運転技量を加味した上で提示の態様を変更することができる。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2に係る運転情報提示システム10Aの構成例を示すブロック図である。実施の形態2に係る運転情報提示システム10Aは、上記実施の形態1に係る運転情報提示システム10に対してレベル変更判定部20が追加された構成である。これ以外の構成において、図1と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
レベル変更判定部20は、長期的運転技量レベルを変更するための短期的運転技量レベルに係る変更条件を有する。レベル変更判定部20は、短期レベル判定部12により判定された短期的運転技量レベルが当該変更条件を満たしたときに、長期的運転技量レベルの一時的な変更を長期レベル判定部13に通知する。一時的とは、例えば車両のアクセサリ(ACC)電源がONになったあとOFFされるまで、またはその日1日などの任意の時間であり、長期レベル判定部13またはレベル変更判定部20に予め設定されているものとする。レベル変更判定部20の通知を受けた長期レベル判定部13が、長期的運転技量レベルを変更することにより、短期的支援情報作成部14で作成する短期的支援情報も変更される。
レベル変更判定部20の変更条件の一つは、短期的運転技量レベルが予め定めた下限値を下回ったときに、長期的運転技量レベルを下げる方向に調整することである。短期的運転技量レベルが許容できるレベルよりも低いときは長期的運転技量レベルを下げて、一時的に運転技量が低いものとみなして短期的支援情報を提示することで、安全運転するよう運転者に促すことができる。
また、レベル変更判定部20の変更条件の一つは、短期的運転技量レベルが予め定めた上限値を上回ったときに、長期的運転技量レベルを上げる方向に調整することである。安全運転を継続している運転者については長期的運転技量レベルを上げて、一時的に運転技量が高いものとみなして短期的支援情報を提示することで、運転者にとって煩わしくない短期的支援情報を提示することができる。
また、レベル変更判定部20は、長期的運転技量レベルを一時的な変更から復帰させるための短期的運転技量レベルに係る復帰条件を有してもよい。レベル変更判定部20は、短期レベル判定部12により判定された短期的運転技量レベルが当該復帰条件を満たしたときに、長期的運転技量レベルを復帰方向に調整するための通知を長期レベル判定部13に送る。短期的運転技量レベルが復帰条件を満たしたときに、長期的運転技量レベルを復帰方向に調整することで、一時的に変更した短期的支援情報を元に戻す方向に調整することができる。
長期レベル判定部13は、所定の長期的運転期間に情報取得部11で取得した情報を基に、あるいは短期レベル判定部12で判定した短期的運転技量レベルを基に、長期的運転技量レベルを判定する。なお、レベル変更判定部20より長期的運転技量レベルの変更通知を受けている場合、長期レベル判定部13は、変更通知に従い長期的運転技量レベルを調整する。
図7と図8は、短期的運転技量レベルと長期的運転技量レベルの変化の一例を表したグラフである。各グラフの縦軸上側が高レベル、下側が低レベルである。短期的運転技量レベルは多数レベルを前提とし、長期的運転技量レベルは高中低の3レベルを前提とする。
以下に2つの変更条件の例を示す。
図7においては、短期的運転技量レベルが下限値以下になった場合に長期的運転技量レベルを下げ、上限値以上になった場合に長期的運転技量レベルを上げることを変更条件とする。短期的運転技量レベルが下限値より大きく、上限値より小さい場合、長期的運転技量レベルの変更は行われない。
また、最後に短期的運転技量レベルが下限値以下になったときからt時間以上経過し、かつ短期的運転技量レベルが下限値+v以上であることを復帰条件とする。復帰条件を満たす場合には、長期的運転技量レベルが変更前のレベルに戻されることとする。tとvの値は、レベル変更判定部20に予め設定されているものとする。
図7の短期的運転技量レベルと長期的運転技量レベルの変化について説明する。時間T1で短期的運転技量レベルが下限値以下になると、レベル変更判定部20から変更通知が出されて長期レベル判定部13が調整を実施し、長期的運転技量レベルが下がる。時間T1からt時間経過後の時間T2における短期的運転技量レベルが、時間T1時点の短期的運転技量レベルと比較してv以上大きくなると、レベル変更判定部20から復帰通知が出されて長期レベル判定部13が調整を実施し、長期的運転技量レベルが時間T1以前の値に戻る。
また、時間T3で短期的運転技量レベルが上限値以上になると、レベル変更判定部20から変更通知が出されて長期レベル判定部13が調整を実施し、長期的運転技量レベルが上がる。
図7は以上のことを表した図である。
図8においては、短期的運転技量レベルの基準値Lを設け、短期的運転技量レベルが基準値L以下になる状態が連続する区間において、基準値Lとの差分の積分値が下限値を下回った場合に長期的運転技量レベルを下げ、基準値L以上になる状態が連続する区間において、基準値Lとの差分の積分値が上限値を上回った場合は長期的運転技量レベルを上げることを変更条件とする。短期的運転技量レベルと基準値Lとの差分の積分値が、下限値より大きく、上限値より小さい場合、長期的運転技量レベルの変更は行われない。
また、長期的運転技量レベルが下がったときからt時間以上経過し、かつ短期的運転技量レベルがt時間前と比較してv以上向上していることを復帰条件とする。復帰条件を満たす場合には、長期的運転技量レベルが変更前のレベルに戻されるものとする。
図8の短期的運転技量レベルと長期的運転技量レベルの変化について説明する。時間T1で、短期的運転技量レベルと基準値Lとの差分の積分値V1が下限値を下回ると、レベル変更判定部20から変更通知が出されて長期レベル判定部13が調整を実施し、長期的運転技量レベルが下がる。時間T1からt時間経過後の時間T2における短期的運転技量レベルが、t時間前の短期的運転技量レベルと比較してv以上大きくなると、レベル変更判定部20から復帰通知が出されて長期レベル判定部13が調整を実施し、長期的運転技量レベルが時間T1以前の値に戻る。
また、時間T3で、短期的運転技量レベルと基準値Lとの差分の積分値V2が上限値を上回ると、レベル変更判定部20から変更通知が出されて長期レベル判定部13が調整を実施し、長期的運転技量レベルが上がる。
図8は以上のことを表した図である。
レベル変更判定部20は、図7のように短期的運転技量レベルのある値を上限値および下限値に設定した変更条件を使用してもよいし、図8のようにある期間における短期的運転技量レベルの積分値を上限値および下限値に設定した変更条件を使用してもよい。
なお、レベル変更判定部20は、変更条件を満たしたあと所定期間(例えば、t時間より長い時間)に亘り復帰条件を満たさないときに、短期的支援情報作成部14に対して短期的支援情報の提示を中止するよう通知する構成であってもよい。復帰条件を満たさない時間が長い場合は、運転者が短期的支援情報を無視していることが考えられる。その場合は短期的支援情報が運転者にとって煩わしいものにならないように、情報提示を中止する。
短期的支援情報作成部14は、短期レベル判定部12で判定された短期的運転技量レベルに基づいて短期的支援情報の提示の態様を決定し、長期レベル判定部13で判定された長期的運転技量レベルを加味して提示の態様を変更する。
ただし、短期的支援情報作成部14は、レベル変更判定部20から提示中止の通知を受けた場合、短期的支援情報の作成を中止する。これにより、運転者に対する短期的支援情報の提示が中止される。
次に、実施の形態2に係る運転情報提示システム10Aの変形例を説明する。
図9は、実施の形態2に係る運転情報提示システム10Aの変形例を示すブロック図である。図9に示す運転情報提示システム10Aには、長期レベル変更通知作成部21が追加されている。これ以外の構成において、図6と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
図9の構成の場合、レベル変更判定部20は、短期的運転技量レベルが変更条件を満たす場合に、長期的運転技量レベルを一時的に変更したことを、長期レベル変更通知作成部21に通知する。また、レベル変更判定部20は、短期的運転技量レベルが復帰条件を満たす場合に、長期的運転技量レベルを復帰させたことを、長期レベル変更通知作成部21に通知するようにしてもよい。
長期レベル変更通知作成部21は、レベル変更判定部20から長期的運転技量レベルの変更通知または復帰通知を受けた場合に、長期的運転技量レベルの変更または復帰を運転者に通知する情報を作成する。長期レベル変更通知作成部21が作成した長期的運転技量レベルの変更または復帰の通知情報は、車内のディスプレイ等に出力されることにより、運転者に提示される。
長期的運転技量レベルを一時的に下げる方向に変更したことの通知は、運転者が普段に比べて、あるいはその直前までに比べて安全運転していないことを意味する。長期的運転技量レベルを一時的に上げる方向に変更したことの通知および復帰方向に変更したことの通知は、運転者が安全運転を継続していることを意味する。
以上のように、実施の形態2に係る運転情報提示システム10Aは、短期レベル判定部12が判定した短期的運転技量レベルが予め定められた変更条件を満たすか否かを判定するレベル変更判定部20を備え、長期レベル判定部13は、変更条件を満たす場合に、短期的運転技量レベルの向上または低下に応じて長期的運転技量レベルを上げ下げするようにしたので、その都度の運転技量に応じた短期的支援情報を運転者に提示できる。また、短期的運転技量レベルが低いときに長期的運転技量レベルを下げ、運転技量が低いものとみなして短期的支援情報を提示するので、安全運転をするよう運転者に促すことができる。反対に、短期的運転技量レベルが高いときには長期的運転技量レベルを上げるので、安全運転を継続している運転者には、煩わしくない短期的支援情報を提示することができる。
また、実施の形態2によれば、レベル変更判定部20は、短期的運転技量レベルが変更条件を満たした後に予め定められた復帰条件を満たすか否かを判定し、復帰条件を満たす場合に、長期的運転技量レベルを復帰方向に変更させるようにしたので、一時的に変更した短期的支援情報を元に戻すことができる。さらに、短期的運転技量レベルが変更条件を満たした時点から予め定められた期間が経過するまでの間に復帰条件を満たさない場合に、短期的支援情報の提示を中止させれば、運転者に煩わしさを感じさせることがない。
また、実施の形態2に係る運転情報提示システム10Aが長期レベル変更通知作成部21を備える場合は、レベル変更判定部20の判定結果に従って長期レベル判定部13が長期的運転技量レベルを変更したことを運転者に通知することになるので、普段と比べてあるいはその直前までと比べて安全運転しているか否かを運転者に通知することができると共に、この通知以降に短期的支援情報が変更されることを知らせることができる。
実施の形態3.
図10は、この発明の実施の形態3に係る運転情報提示システム10Bの構成例を示すブロック図である。実施の形態3に係る運転情報提示システム10Bは、上記実施の形態1に係る運転情報提示システム10に対して基本支援情報作成部30が追加された構成である。これ以外の構成において、図1と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
基本支援情報作成部30は、長期レベル判定部13で判定された長期的運転技量レベルに基づいて基本支援情報を作成すると共に、その基本支援情報の提示の態様を決定する。基本支援情報は、運転者の普段の運転技量に合った運転支援用の情報であり、短期的支援情報作成部14で作成される短期的支援情報とは異なる内容の情報である。
基本支援情報作成部30は、作成した基本支援情報を車内のディスプレイ等へ出力して、運転者に提示する。
基本支援情報としては、例えば長期的運転技量レベルの値、長期的運転技量レベルを表すアイコン、所定時間前の長期的運転技量レベルと今の長期的運転技量レベルを比較する内容、所定期間の長期的運転技量レベルの変化を表したグラフ、長期的運転技量レベルごとに最適な運転アドバイスなどがある。
なお、上記実施の形態1の運転情報提示システム10に限らず、実施の形態2の運転情報提示システム10Aに対して本実施の形態3の基本支援情報作成部30を組み合わせてもよい。その場合の運転情報提示システム10Bは、図11に示すような構成になる。
以上のように、実施の形態3に係る運転情報提示システム10Bは、短期的支援情報を作成する短期的支援情報作成部14に加えて、長期レベル判定部13が判定した長期的運転技量レベルを基にして運転を支援する基本支援情報を作成する基本支援情報作成部30を備えているので、基本支援情報と短期的支援情報の双方を提示して安全運転をするよう運転者に促すことができる。
実施の形態4.
図12は、この発明の実施の形態4に係る運転情報提示システム10Cの構成例を示すブロック図である。実施の形態4に係る運転情報提示システム10Cは、上記実施の形態1に係る運転情報提示システム10に対して運転者特定部40と個人情報管理部41とが追加された構成である。これ以外の構成において、図1と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
運転者特定部40は、自車両の運転者の特定を行う。運転者の特定方法は、運転者が所有する携帯端末を認識する方法、運転者を撮像して得た画像情報により特定する方法、運転者に自身の情報を入力させる方法などさまざまな方法があり、運転者特定部40はいずれの方法を用いてもよい。
個人情報管理部41は、運転者特定部40において現在の運転者が特定されている場合に、短期レベル判定部12から短期的運転技量レベルを取得し、長期レベル判定部13から長期的運転技量レベルを取得し、短期的運転技量レベルまたは長期的運転技量レベルの少なくとも一方を含む運転技量レベルを運転者ごとに管理する。個人情報管理部41は、運転技量レベルの管理のために運転者固有のID(以下、運転者IDと呼ぶ)等を使用してもよい。
個人情報管理部41が管理する運転技量レベルは、例えば、長期レベル判定部13における長期的運転技量レベルの判定に使用される。
長期レベル判定部13は、所定の長期的運転期間に情報取得部11で取得した情報を基に、あるいは短期レベル判定部12で判定した短期的運転技量レベルを基に、長期的運転技量レベルを判定する。その際、運転者特定部40で現在の運転者が特定されている場合は、運転情報提示システム10Cが動作を開始してから長期的運転期間が経過するまでの間、長期レベル判定部13は長期的運転技量レベルを判定できない。そこで、運転情報提示システム10Cの動作開始から長期的運転期間が経過するまでの間、長期レベル判定部13は、情報取得部11が取得する情報および短期レベル判定部12が判定する短期的運転技量レベルの代わりに、個人情報管理部41が管理している運転者の過去の短期的運転技量レベルまたは長期的運転技量レベルの少なくとも一方を基に長期的運転技量レベルを判定する。
従って、運転者特定部40において現在の運転者が特定されている場合、短期的支援情報作成部14は、現在の運転者に係る短期的運転技量レベルと長期的運転技量レベルを基にして短期的支援情報の提示態様を決定することになるので、運転者ごとに応じた短期的支援情報の提示が可能となる。
次に、実施の形態4に係る運転情報提示システム10Cの変形例を説明する。
図13は、実施の形態4に係る運転情報提示システム10Cの変形例を示すブロック図である。図13に示す運転情報提示システム10Cには、比較情報作成部42と、現在地取得部43と、通信部44とが追加されている。これ以外の構成において、図12と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
図13の構成の場合、比較情報作成部42は、個人情報管理部41で管理されている複数の運転者の運転技量レベルを参照して運転者間で運転技量レベルを比較し、比較結果を運転者に提示するための比較情報を作成する。比較情報作成部42が作成した比較情報は、ディスプレイ等に出力され、運転者に提示される。運転情報提示システム10Cは、比較情報作成部42を備えることにより、運転技量レベルの比較結果を運転者に提示することができ、安全運転への意識付けが可能である。
現在地取得部43は、自車両の現在位置を示す情報を取得する。この現在地取得部43は、例えば、GPS(Global Positioning System)衛星からの電波を受信して自らの現在位置を測定する衛星航法システムを利用するためのものである。ただし、現在地取得部43がGPS衛星からの電波を受信して現在位置を測定するGPSモジュール機能を有する構成であってもよいし、GPSモジュールが測定した現在位置の情報を現在地取得部43が当該GPSモジュールから取得する構成であってもよい。
現在地取得部43は、現在位置を示す情報を通信部44へ出力する。
通信部44は、車外装置(例えば、外部サーバ1)と通信する。この通信部44は、現在地取得部43から車両の現在位置を示す情報を受け取る。また、通信部44は、個人情報管理部41から現在の運転者を表す運転者IDと、現在の運転者の運転技量レベルとを受け取る。そして、通信部44は、運転者IDと運転技量レベルに現在位置を付与して、外部サーバ1に送信することが可能である。ただし、通信部44が外部サーバ1と無線通信する通信モジュール機能を有する構成であってもよいし、通信部44の命令により通信モジュールに無線通信させる構成であってもよい。外部サーバ1は、車外に設置され、運転情報提示システム10Cから受信した情報を蓄積し、運転情報提示システム10Cからの要求に応じた情報を返送するものである。
また、通信部44は、現在の運転者を表す運転者IDを外部サーバ1に送信し、外部サーバ1に蓄積されている当該運転者IDの運転技量レベルを受信して、個人情報管理部41へ出力する。個人情報管理部41は、通信部44から受け取った運転者IDの運転技量レベルを反映する。これにより、複数の運転情報提示システム10C間で運転者ごとの運転技量レベルを共有することができ、運転者がいつもと違う車両を運転する場合にもこれまでの運転行動を基に判定された運転技量レベルを反映することが可能となる。
なお、上記実施の形態1の運転情報提示システム10に限らず、実施の形態2,3の運転情報提示システム10A,10Bに対して本実施の形態4の運転者特定部40、個人情報管理部41、比較情報作成部42、現在地取得部43および通信部44を組み合わせてもよい。一例として、上記実施の形態3の図11に示した構成と本実施の形態4とを組み合わせた例を、図14に示す。
図14に示すように、運転情報提示システム10Cがレベル変更判定部20を備えている場合、個人情報管理部41が管理する運転技量レベルは、レベル変更判定部20による長期的運転技量レベルの変更判定または復帰判定に使用される。
運転者特定部40で現在の運転者が特定されていない場合、レベル変更判定部20は、短期レベル判定部12で判定された短期的運転技量レベルを基に変更条件を満たしているか否か判定し、当該変更条件を満たしたときは長期的運転技量レベルの一時的な変更を長期レベル判定部13に通知する。一方、運転者特定部40で現在の運転者が特定されている場合、レベル変更判定部20は、個人情報管理部41で管理されている現在の運転者の運転技量レベルと、短期レベル判定部12で判定された短期的運転技量レベルとを基に、変更条件を満たしているか判定する。レベル変更判定部20が過去の運転技量レベルを個人情報管理部41より取得することで、短期レベル判定部12だけで得られる運転技量レベルよりも長期間の運転技量レベルを用いて変更条件を満たしているか否かを判定することが可能となる。
なお、運転情報提示システム10Cが長期レベル変更通知作成部21を備えている場合、レベル変更判定部20は、変更条件または復帰条件を満たしたときに、長期的運転技量レベルの一時的な変更または復帰を長期レベル変更通知作成部21に通知する。
また、図14の構成例の場合、長期レベル判定部13は、レベル変更判定部20からの通知に基づいて長期的運転技量レベルを変更する。
以上のように、実施の形態4に係る運転情報提示システム10Cは、自車両の運転者を特定する運転者特定部40と、特定した運転者ごとに短期的運転技量レベルおよび長期的運転技量レベルを管理する個人情報管理部41とを備え、短期的支援情報作成部14は、現在の運転者に対応する短期的運転技量レベルまたは長期的運転技量レベルの少なくとも一方を基にして短期的支援情報の提示の態様を変更するようにしたので、運転者ごとに応じた短期的支援情報を提示することができる。
また、実施の形態4に係る運転情報提示システム10Cが比較情報作成部42を備える場合には、個人情報管理部41が管理する複数の運転者の短期的運転技量レベルまたは長期的運転技量レベルの少なくとも一方を用いて運転者間の運転技量レベルを比較し、比較結果を通知することができるので、安全運転への意識付けが可能となる。
また、実施の形態4に係る運転情報提示システム10Cが通信部44を備える場合には、個人情報管理部41が管理する短期的運転技量レベルまたは長期的運転技量レベルの少なくとも一方を、自車両の外部へ送信することができるので、運転者が車両を乗り換えても、これまでの運転技量レベルを考慮した短期的支援情報を提示可能となる。
実施の形態5.
図15は、この発明の実施の形態5に係る運転情報提示システム10Dの構成例を示すブロック図である。実施の形態5に係る運転情報提示システム10Dは、上記実施の形態1に係る運転情報提示システム10に対して維持区間取得部50と、現在地取得部43とが追加された構成である。現在地取得部43は、上記実施の形態4と同様、自車両の現在位置の情報を取得するものである。これ以外の構成において、図1と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
維持区間取得部50は、現在地取得部43から自車両の現在位置の情報を取得し、現在位置が運転技量レベルを維持する維持区間であるか否かを判定し、維持区間であると判定した場合は、運転技量レベル維持通知を短期レベル判定部12と長期レベル判定部13に出力する。例えば自動車専用道路における合流または分岐等の地点では、急加速または急減速をせざるを得ない場合がある。このような地点は、運転技量レベルを適正に判定することが困難と推定されるため、維持区間の情報として予め定められている。
短期レベル判定部12と長期レベル判定部13は、それぞれ短期的運転技量レベルと長期的運転技量レベルを判定するが、維持区間取得部50から運転技量レベル維持通知を受けた場合には運転技量レベルの新たな判定は行わず、最後に判定した運転技量レベルを維持する。
なお、上記実施の形態1の運転情報提示システム10に限らず、実施の形態2,3,4の運転情報提示システム10A,10B,10Cに対して本実施の形態5の維持区間取得部50および現在地取得部43を組み合わせてもよい。一例として、上記実施の形態4の図14に示した構成と本実施の形態5とを組み合わせた例を、図16に示す。
図16に示すように、運転情報提示システム10Dが通信部44を備えている場合、維持区間の情報を外部サーバ1で管理し、維持区間取得部50は通信部44を通じて外部サーバ1から維持区間の情報を取得することが可能である。
以上のように、実施の形態5に係る運転情報提示システム10Dは、自車両の現在位置が長期的運転技量レベルを維持する維持区間にあるか否かを判定する維持区間取得部50を備え、長期レベル判定部13は、自車両が維持区間にある場合に長期的運転技量レベルを維持するようにしたので、外乱により運転技量レベルを適正に判定することが困難と推定される区間においては、少なくとも長期的運転技量レベルを変更せずに維持することにして、外乱の影響を排除することができる。
実施の形態6.
下記に示す実施の形態6〜10では、他車両の運転者の運転技量レベルを考慮して、自車両の運転者の運転技量レベルを判定する例を説明する。
図17は、この発明の実施の形態6に係る運転情報提示システム10Eの構成例を示すブロック図である。実施の形態6に係る運転情報提示システム10Eは、上記実施の形態1に係る運転情報提示システム10に対してレベル管理部60と、現在地取得部43と通信部44とが追加された構成である。上記実施の形態4と同様、現在地取得部43は自車両の現在位置の情報を取得するものであり、通信部44は車外の外部サーバ1等から他車両の運転者の運転技量レベルを取得するものである。これ以外の構成において、図1と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
レベル管理部60は、通信部44が外部サーバ1から取得した他車両の運転者の運転技量レベルの情報を受け取り、管理する。この運転技量レベルの情報には、短期的運転技量レベルおよび長期的運転技量レベルの少なくとも一方と、そのレベルに該当する道路区間の位置を示す情報とが含まれるものとする。
レベル管理部60が管理する他車両の運転者の運転技量レベルは、短期レベル判定部12および長期レベル判定部13にて使用される。
短期レベル判定部12は、自車両の現在位置の情報を現在地取得部43から取得し、自車両の現在位置における他車両の運転者の短期的運転技量レベルをレベル管理部60から取得する。短期レベル判定部12は、情報取得部11から取得した情報と、レベル管理部60から取得した短期的運転技量レベルとを基に、自車両の運転者の短期的運転技量レベルを判定する。短期レベル判定部12は、例えば、他車両の運転者の短期的運転技量レベルを基準とし、情報取得部11の情報を基にオフセット値を算出して、短期的運転技量レベルにオフセット値を加えたレベルを自車両の運転者の短期的運転技量レベルと判定する。
長期レベル判定部13は、自車両の現在位置の情報を現在地取得部43から取得し、自車両の現在位置における他車両の運転者の長期的運転技量レベルをレベル管理部60から取得する。長期レベル判定部13は、情報取得部11から取得した情報または短期レベル判定部12で判定した短期的運転技量レベルと、レベル管理部60から取得した長期的運転技量レベルとを基に、自車両の運転者の長期的運転技量レベルを判定する。長期レベル判定部13は、例えば、他車両の運転者の長期的運転技量レベルを基準とし、情報取得部11の情報を基にオフセット値を算出して、長期的運転技量レベルにオフセット値を加えたレベルを自車両の運転者の長期的運転技量レベルと判定する。
なお、上記実施の形態1の運転情報提示システム10に限らず、実施の形態2,3,4,5の運転情報提示システム10A,10B,10C,10Dに対して本実施の形態6のレベル管理部60、現在地取得部43および通信部44を組み合わせてもよい。一例として、上記実施の形態5の図16に示した構成と本実施の形態6とを組み合わせた例を、図18に示す。
図18に示すように、運転情報提示システム10Eがレベル管理部60を備えている場合、短期レベル判定部12および長期レベル判定部13は、現在地取得部43から自車両の現在位置の情報を取得可能な構成とする。
以上のように、実施の形態6に係る運転情報提示システム10Eは、他車両の運転者の短期的運転技量レベルまたは長期的運転技量レベルの少なくとも一方を外部から取得する通信部44を備え、短期レベル判定部12または長期レベル判定部13の少なくとも一方は他車両の運転者の運転技量レベルを基にして自車両の運転者の運転技量レベルを判定することにより、妥当な運転技量レベルを判定することができる。
実施の形態7.
図19は、この発明の実施の形態7に係る運転情報提示システム10Fの構成例を示すブロック図である。実施の形態7に係る運転情報提示システム10Fは、図17で示した上記実施の形態6に係る運転情報提示システム10Eに対してレベル維持判定部70が追加された構成である。これ以外の構成において、図17と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
レベル維持判定部70は、自車両の現在位置の情報を現在地取得部43から取得し、自車両の現在位置における他車両の運転者の短期的運転技量レベルをレベル管理部60から取得する。レベル維持判定部70は、レベル管理部60から取得した短期的運転技量レベルの平均が閾値未満であるときは、運転者の責任以外の原因で運転技量レベルが低下しているものと推定し、運転技量レベル維持通知を長期レベル判定部13に出力する。閾値は、レベル維持判定部70に予め設定されているものとする。また、短期的運転技量レベルの平均と閾値とを比較する例を説明したが、平均以外の統計値を用いてもよい。
長期レベル判定部13は、情報取得部11から取得した情報または短期レベル判定部12で判定した短期的運転技量レベルと、レベル管理部60から取得した長期的運転技量レベルとを基に、自車両の運転者の長期的運転技量レベルを判定する。長期レベル判定部13は、レベル維持判定部70から運転技量レベル維持通知を受けた場合には、長期的運転技量レベルの新たな判定は行わず、最後に判定した長期的運転技量レベルを維持する。
なお、上記実施の形態6の運転情報提示システム10Eに限らず、実施の形態2,3,4,5の運転情報提示システム10A,10B,10C,10Dに対して本実施の形態7のレベル維持判定部70を組み合わせてもよい。一例として、上記実施の形態5の図16に示した構成と本実施の形態7とを組み合わせた例を、図20に示す。
図20に示すように、運転情報提示システム10Fが運転者特定部40と個人情報管理部41とを備えている場合、長期レベル判定部13は、運転者特定部40で現在の運転者が特定されているときには個人情報管理部41から取得した運転技量レベルを考慮して長期的運転技量レベルを判定する。また、運転情報提示システム10Fが維持区間取得部50を備えている場合、長期レベル判定部13は、レベル維持判定部70から運転技量レベル維持通知を受けたときだけでなく維持区間取得部50から運転技量レベル維持通知を受けたときにも長期的運転技量レベルの判定を行わない。
以上のように、実施の形態7に係る運転情報提示システム10Fは、他車両の運転者の短期的運転技量レベルと予め定められた閾値とを比較するレベル維持判定部70を備え、長期レベル判定部13は、他車両の運転者の短期的運転技量レベルが閾値未満の場合に、自車両の運転者の長期的運転技量レベルを維持することにより、運転者の責任以外の原因で運転技量レベルが低下しているときは自車両の運転者の長期的運転技量レベルを変更せず維持することにして、外乱による影響を排除することができる。
実施の形態8.
図21は、この発明の実施の形態8に係る運転情報提示システム10Gの構成例を示すブロック図である。実施の形態8に係る運転情報提示システム10Gは、図17に示した上記実施の形態6の運転情報提示システム10Eに対して重みづけ判定部80が追加された構成である。これ以外の構成において、図17と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
重みづけ判定部80は、自車両の現在位置の情報を現在地取得部43から取得し、自車両の現在位置における他車両の運転者の短期的運転技量レベルをレベル管理部60から取得する。また、重みづけ判定部80は、自車両の運転者の短期的運転技量レベルを短期レベル判定部12から取得する。重みづけ判定部80は、レベル管理部60から取得した他車両の運転者の短期的運転技量レベルの平均を求め、当該平均的な短期的運転技量レベルに比べて自車両の運転者の短期的運転技量レベルが低いときは、重み量を決定し、長期レベル判定部13に出力する。
なお、重みづけ判定部80は、他車両の運転者の平均的な短期的運転技量レベルと自車両の運転者の短期的運転技量レベルとの差分の大小によらず一律の重み量を決定してもよいし、当該差分が大きいときには大きい重み量、当該差分が小さいときには小さい重み量を決定してもよい。また、他車両の運転者の短期的運転技量レベルの平均と自車両の運転者の短期的運転技量レベルとを比較する例を説明したが、平均以外の統計値を用いてもよい。
長期レベル判定部13は、情報取得部11から取得した情報を基に、あるいは短期レベル判定部12で判定した短期的運転技量レベルを基に、長期的運転技量レベルを判定する。長期レベル判定部13は、重みづけ判定部80から重み量を受け取ったときには当該重み量を加味して長期的運転技量レベルを判定する。重み量が、他車両の運転者の平均的な短期的運転技量レベルと自車両の運転者の短期的運転技量レベルとの差分の大小によらず一律の値である場合、重み量を反映した長期的運転技量レベルは、重み量を反映していない長期的運転技量レベルに比べて、低いレベルになる。さらに、差分の大小に応じて重み量が変化する場合、他車両の運転者の平均的な短期的運転技量レベルに比べて自車両の運転者の短期的運転技量レベルが低いほど、長期的運転技量レベルが低くなる。他車両の運転者の平均的な短期的運転技量レベルに比べて自車両の運転者の短期的運転技量レベルが低いことは、他車両に比べて危険度が高い運転傾向にあると推定されるため、このことを重みとして長期的運転技量レベル判定に反映させることで客観的な長期的運転技量レベルを判定することができる。
なお、上記実施の形態6の運転情報提示システム10Eに限らず、実施の形態2,3,4,5,7の運転情報提示システム10A,10B,10C,10D,10Fに対して本実施の形態8の重みづけ判定部80を組み合わせてもよい。一例として、上記実施の形態7の図20に示した構成と本実施の形態8とを組み合わせた例を、図22に示す。
図22に示すように、運転情報提示システム10Gがレベル変更判定部20を備えている場合、長期レベル判定部13は、重みづけ判定部80からの重み量に加え、レベル変更判定部20からの通知に基づいて長期的運転技量レベルを調整する。また、運転情報提示システム10Gが運転者特定部40と個人情報管理部41とを備えている場合、長期レベル判定部13は、運転者特定部40で現在の運転者が特定されているときには個人情報管理部41から取得した運転技量レベルを考慮して長期的運転技量レベルを判定する。また、運転情報提示システム10Gが維持区間取得部50またはレベル維持判定部70を備えている場合、長期レベル判定部13は、維持区間取得部50から運転技量レベル維持通知を受けたとき、またはレベル維持判定部70から運転技量レベル維持通知を受けたとき、長期的運転技量レベルの判定を行わない。
以上のように、実施の形態8に係る運転情報提示システム10Gは、他車両の運転者の短期的運転技量レベルと比較して、自車両の運転者の短期的運転技量レベルが低い場合に重み量を決定する重みづけ判定部80を備え、長期レベル判定部13は、重み量を用いて自車両の運転者の長期的運転技量レベルを変更するようにしたので、客観的な長期的運転技量レベルを判定することができる。
実施の形態9.
図23は、この発明の実施の形態9に係る運転情報提示システム10Hの構成例を示すブロック図である。実施の形態9に係る運転情報提示システム10Hは、図17で示した上記実施の形態6に係る運転情報提示システム10Eに対して注意地点接近判定部90と注意喚起情報作成部91とが追加された構成である。これ以外の構成において、図17と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
注意地点接近判定部90は、他車両の運転者の平均的な短期的運転技量レベルが低い地点に、自車両が接近しているか否かを判定する。この注意地点接近判定部90は、自車両の現在位置の情報を現在地取得部43から取得し、自車両の現在位置から所定距離以内の地点における他車両の運転者の短期的運転技量レベルをレベル管理部60から取得する。また、注意地点接近判定部90は、レベル管理部60から取得した短期的運転技量レベルの平均が予め定めた閾値未満になる地点を抽出し、さらにその地点が自車両の現在の進行方向上の地点である場合に、注意地点と判定する。そして、注意地点接近判定部90は、自車両から注意地点までの距離が所定距離未満になった時点で、注意喚起を行うよう注意喚起情報作成部91に通知する。注意喚起を行う目安となる所定距離は、運転者が注意喚起に応じた運転行動を行う時間的余裕を考慮した距離が望ましく、注意地点接近判定部90に予め設定されているものとする。また、短期的運転技量レベルの平均と閾値とを比較する例を説明したが、平均以外の統計値を用いてもよい。
注意喚起情報作成部91は、注意地点接近判定部90から注意喚起の通知を受け取ったときに注意喚起情報を作成する。注意喚起情報作成部91が作成した注意喚起情報は、ディスプレイ等に出力され、運転者に提示される。例えば、自車両が注意地点に接近したときに、注意地点より手前で注意喚起アイコンを提示したり、警告メッセージを提示したり、注意喚起音を鳴らしたりすることで、自車両の運転者に対して安全運転を促す。なお、注意喚起情報の提示は注意地点の手前1地点に限定されるものではなく、複数地点で行ってもよいし、さらに自車両が注意地点に接近するにつれて注意喚起の内容を変更してもよい。
なお、上記実施の形態6の運転情報提示システム10Eに限らず、実施の形態2,3,4,5,7,8の運転情報提示システム10A,10B,10C,10D,10F,10Gに対して本実施の形態9の注意地点接近判定部90および注意喚起情報作成部91を組み合わせてもよい。一例として、上記実施の形態8の図22に示した構成と本実施の形態9とを組み合わせた例を、図24に示す。
以上のように、実施の形態9に係る運転情報提示システム10Hは、他車両の運転者の短期的運転技量レベルを外部から取得する通信部44と、他車両の運転者の短期的運転技量レベルが予め定められた閾値未満になる地点への自車両の接近を判定する注意地点接近判定部90と、この地点への自車両の接近が判定された場合に注意喚起情報を作成する注意喚起情報作成部91とを備えることにより、他車両の運転者の運転技量レベルが低い地点に自車両が到達する前に注意喚起情報を提示することができ、安全運転を促すことができる。
実施の形態10.
図25は、この発明の実施の形態10に係る運転情報提示システム10Iの構成例を示すブロック図である。実施の形態10に係る運転情報提示システム10Iは、図17で示した上記実施の形態6に係る運転情報提示システム10Eに対してレベル操作部100が追加された構成である。これ以外の構成において、図17と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
レベル操作部100は、他車両の運転者の運転技量レベルをレベル管理部60から取得し、取得した長期的運転技量レベルを提示して運転者に選択させる。レベル操作部100は、運転者によって選択された長期的運転技量レベルを長期レベル判定部13に出力する。
あるいは、レベル操作部100は、長期的運転技量レベルの変更度を1つ以上提示して運転者に選択させる。レベル操作部100は、運転者によって選択された長期的運転技量レベルの変更度を長期レベル判定部13に出力する。
なお、レベル操作部100は、長期的運転技量レベルまたは長期的運転技量レベルの変更度をディスプレイ等に出力することによって、運転者に提示する。また、運転者による選択方法は、運転者によるボタンの押下、タッチセンサの操作、および音声発話など方法は問わない。レベル操作部100は、不図示の入力装置から運転者の選択結果を受け付ける。
長期レベル判定部13は、情報取得部11から取得した情報を基に、あるいは短期レベル判定部12で判定した短期的運転技量レベルを基に、長期的運転技量レベルを判定する。
ただし、レベル操作部100から長期的運転技量レベルが通知された場合、長期レベル判定部13は判定を行わず、通知された長期的運転技量レベルを短期的支援情報作成部14に出力する。あるいは、長期レベル判定部13は、レベル操作部100から長期的運転技量レベルの変更度が通知された場合、判定した長期的運転技量レベルを通知された変更度に応じて変更し、短期的支援情報作成部14に出力する。
短期的支援情報作成部14は、運転者によって操作された長期的運転技量レベルを加味した短期的支援情報を作成し提示する。例えば、運転者が自身の運転技量レベルより高い長期的運転技量レベルを選択した場合、高度な運転操作のアドバイスを含む短期的支援情報が提示されることになり、運転技術の向上に寄与することができる。
なお、上記実施の形態6の運転情報提示システム10Eに限らず、実施の形態2,3,4,5,7,8,9の運転情報提示システム10A,10B,10C,10D,10F,10G,10Hに対して本実施の形態10のレベル操作部100を組み合わせてもよい。一例として、上記実施の形態9の図24に示した構成と本実施の形態10とを組み合わせた例を、図26に示す。
図26に示すように、運転情報提示システム10Iが基本支援情報作成部30を備えている場合、長期レベル判定部13は、レベル操作部100からの通知に応じて変更した長期的運転技量レベルを基本支援情報作成部30に出力する。基本支援情報作成部30は、運転者によって操作された長期的運転技量レベルを基に、基本支援情報を作成し提示することになる。
以上のように、実施の形態10に係る運転情報提示システム10Iは、運転者による長期的運転技量レベルの操作を受け付けるレベル操作部100を備えることで、運転者の操作に基づき、自らの長期的運転技量レベルを変更できる。これにより、変更後の長期的運転技量レベルに応じた短期的支援情報を提示するので、運転者の運転技術向上に寄与することができる。
最後に、図27を参照して、この発明に係る運転情報提示システム10,10A〜10Iのハードウエアの構成例を説明する。バス2には、メモリ3、CPU(Central Processing Unit)4、GPSモジュール5、通信モジュール6、入力装置7、ディスプレイ8、およびスピーカ9が接続されている。
実施の形態1〜10における情報取得部11、短期レベル判定部12、長期レベル判定部13、短期的支援情報作成部14、レベル変更判定部20、長期レベル変更通知作成部21、基本支援情報作成部30、運転者特定部40、個人情報管理部41、比較情報作成部42、現在地取得部43、通信部44、維持区間取得部50、レベル管理部60、レベル維持判定部70、重みづけ判定部80、注意地点接近判定部90、注意喚起情報作成部91、およびレベル操作部100は、メモリ3に記憶されたプログラムを実行するCPU4により、実現される。
また、メモリ3は、レベル変更判定部20が使用する変更条件と復帰条件、個人情報管理部41が管理する個人情報、維持区間取得部50が使用する維持区間の情報、およびレベル管理部60が管理する運転技量レベルなどを記憶する。さらに、メモリ3が地図情報を記憶し、情報取得部11に提供してもよい。
GPSモジュール5は、GPS衛星からの電波を受信して現在位置を測定し、現在地取得部43へ通知する。通信モジュール6は、通信部44の命令に従って、外部サーバ1との間で無線通信を行う。
車両内の各機器が出力した情報は、入力装置7に入力され情報取得部11へと出力される。また、車両内の各機器が生成した携帯端末認識用の情報、または運転者を撮像した画像情報などは、入力装置7に入力され運転者特定部40へと出力される。さらに、ボタン、タッチセンサ、音声認識装置などが受け付けたユーザ操作を示す情報は、入力装置7に入力されレベル操作部100へと出力される。
短期的支援情報作成部14、長期レベル変更通知作成部21、基本支援情報作成部30、比較情報作成部42、および注意喚起情報作成部91が作成した情報は、ディスプレイ8に表示されることによって運転者に提示されるか、またはスピーカ9から音声出力されることによって運転者に提示される。
なお、運転情報提示システムは車載機器単体で構成されるものにとどまらず、運転情報提示システムの各機能が車載機器とサーバとに分散された構成であってもよいし、車載機器とサーバとその間に介在するスマートフォンなどの通信機器とに分散された構成などであってもよい。
本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、または各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る運転情報提示システムは、短期的な運転行動だけでなく普段の運転技量も加味して運転を支援する情報の提示態様を決定するようにしたので、自動車等の車両の運転者に対して運転を支援する情報を提示する運転情報提示システムなどに用いるのに適している。
1 外部サーバ、2 バス、3 メモリ、4 CPU、5 GPSモジュール、6 通信モジュール、7 入力装置、8 ディスプレイ、9 スピーカ、10,10A〜10I 運転情報提示システム、11 情報取得部、12 短期レベル判定部、13 長期レベル判定部、14 短期的支援情報作成部、20 レベル変更判定部、21 長期レベル変更通知作成部、30 基本支援情報作成部、40 運転者特定部、41 個人情報管理部、42 比較情報作成部、43 現在地取得部、44 通信部、50 維持区間取得部、60 レベル管理部、70 レベル維持判定部、80 重みづけ判定部、90 注意地点接近判定部、91 注意喚起情報作成部、100 レベル操作部。

Claims (17)

  1. 予め定められた運転期間における自車両の運転者の運転行動が理想的な運転行動から逸脱した度合を表す短期的運転技量レベルを判定する短期レベル判定部と、
    前記予め定められた運転期間より長い運転期間における前記自車両の運転者の運転行動を基に長期的運転技量レベルを判定する長期レベル判定部と、
    前記短期レベル判定部が判定した短期的運転技量レベルを基に運転を支援する短期的支援情報の提示の態様を決定し、前記長期レベル判定部が判定した長期的運転技量レベルに応じて当該短期的支援情報の提示の態様を変更する短期的支援情報作成部とを備える運転情報提示システム。
  2. 前記短期レベル判定部により判定された前記短期的運転技量レベルが予め定められた変更条件を満たすか否かを判定するレベル変更判定部を備え、
    前記長期レベル判定部は、前記レベル変更判定部により前記短期的運転技量レベルが前記変更条件を満たすと判定された場合に、前記長期的運転技量レベルを変更することを特徴とする請求項1記載の運転情報提示システム。
  3. 前記長期レベル判定部は、前記レベル変更判定部により前記短期的運転技量レベルが前記変更条件である下限値を下回ったと判定された場合に、前記長期的運転技量レベルを下げる方向に変更することを特徴とする請求項記載の運転情報提示システム。
  4. 前記長期レベル判定部は、前記レベル変更判定部により前記短期的運転技量レベルが前記変更条件である上限値を上回ったと判定された場合に、前記長期的運転技量レベルを上げる方向に変更することを特徴とする請求項記載の運転情報提示システム。
  5. 前記レベル変更判定部は、前記短期的運転技量レベルが前記変更条件を満たした後に予め定められた復帰条件を満たすか否かを判定し、
    前記長期レベル判定部は、前記レベル変更判定部により前記短期的運転技量レベルが前記復帰条件を満たすと判定された場合に、前記長期的運転技量レベルを復帰方向に変更することを特徴とする請求項記載の運転情報提示システム。
  6. 前記レベル変更判定部は、前記短期的運転技量レベルが前記変更条件を満たした時点から予め定められた期間が経過するまでの間に前記復帰条件を満たさない場合、前記短期的支援情報の提示を中止させることを特徴とする請求項記載の運転情報提示システム。
  7. 前記レベル変更判定部の判定結果に従って前記長期レベル判定部が前記長期的運転技量レベルを変更した場合に、前記長期的運転技量レベルの変更を通知する情報を作成する長期レベル変更通知作成部を備えることを特徴とする請求項記載の運転情報提示システム。
  8. 前記長期レベル判定部により判定された前記長期的運転技量レベルを基にして運転を支援する基本支援情報を作成する基本支援情報作成部を備えることを特徴とする請求項1記載の運転情報提示システム。
  9. 前記自車両の運転者を特定する運転者特定部と、
    前記運転者特定部が特定した運転者ごとに前記短期的運転技量レベルおよび前記長期的運転技量レベルを管理する個人情報管理部とを備え、
    前記短期的支援情報作成部は、前記運転者特定部により特定された現在の運転者に対応する前記短期的運転技量レベルまたは前記長期的運転技量レベルの少なくとも一方を基にして前記短期的支援情報の提示の態様を変更することを特徴とする請求項1記載の運転情報提示システム。
  10. 前記個人情報管理部が管理する複数の運転者の前記短期的運転技量レベルまたは前記長期的運転技量レベルの少なくとも一方を用いて運転者間の運転技量レベルを比較し、比較結果を通知する情報を作成する比較情報作成部を備えることを特徴とする請求項記載の運転情報提示システム。
  11. 前記個人情報管理部が管理する前記短期的運転技量レベルまたは前記長期的運転技量レベルの少なくとも一方を、前記自車両の外部へ送信する通信部を備えることを特徴とする請求項記載の運転情報提示システム。
  12. 前記自車両の現在位置が前記長期的運転技量レベルを維持する維持区間にあるか否かを判定する維持区間取得部を備え、
    前記長期レベル判定部は、前記維持区間取得部により前記自車両の現在位置が前記維持区間内にあると判定された場合に、前記長期的運転技量レベルを維持することを特徴とする請求項1記載の運転情報提示システム。
  13. 他車両の運転者の前記短期的運転技量レベルまたは前記長期的運転技量レベルの少なくとも一方を外部から取得する通信部を備え、
    前記短期レベル判定部または前記長期レベル判定部の少なくとも一方は、前記通信部により取得された前記他車両の運転者の運転技量レベルを基にして前記自車両の運転者の運転技量レベルを判定することを特徴とする請求項1記載の運転情報提示システム。
  14. 前記他車両の運転者の前記短期的運転技量レベルと予め定められた閾値とを比較するレベル維持判定部を備え、
    前記長期レベル判定部は、前記レベル維持判定部により前記他車両の運転者の前記短期的運転技量レベルが前記閾値未満であると判定された場合に、前記自車両の運転者の前記長期的運転技量レベルを維持することを特徴とする請求項1記載の運転情報提示システム。
  15. 前記他車両の運転者の前記短期的運転技量レベルと比較して、前記自車両の運転者の前記短期的運転技量レベルが低い場合に重み量を決定する重みづけ判定部を備え、
    前記長期レベル判定部は、前記重みづけ判定部が決定した重み量を用いて前記自車両の運転者の前記長期的運転技量レベルを変更することを特徴とする請求項1記載の運転情報提示システム。
  16. 他車両の運転者の前記短期的運転技量レベルを外部から取得する通信部と、
    前記通信部により取得された前記他車両の運転者の前記短期的運転技量レベルが予め定められた閾値未満になる地点への前記自車両の接近を判定する注意地点接近判定部と、
    前記注意地点接近判定部により前記地点への前記自車両の接近が判定された場合に注意喚起情報を作成する注意喚起情報作成部とを備えることを特徴とする請求項1記載の運転情報提示システム。
  17. 前記運転者による前記長期的運転技量レベルの操作を受け付けるレベル操作部を備え、
    前記長期レベル判定部は、前記レベル操作部が受け付けた操作を基に前記長期的運転技量レベルを変更することを特徴とする請求項1記載の運転情報提示システム。
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