JP6324287B2 - マッサージ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マッサージ装置に関する。
椅子型マッサージ機の背もたれ部に関し、その内部に、左右一対のマッサージ部材をマッサージ動作させるマッサージ装置が装備されたものは周知である。
この種の背揉み装置には、必要に応じて又は使用者の好みに応じて、マッサージ部材を通常のマッサージ位置よりも前方へ突出させたり、元の通常位置へ戻したりできるようにした出退動作機構を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この出退動作機構では、上下移動機構により背もたれ部内で上下移動する支持フレームをマッサージ装置とは別に設けておき、この支持フレームに対して、下部枢支点を介してマッサージ装置をその上端側が前後揺動するように支持してある。そして、そのうえで支持フレームとマッサージ装置との上部相互間を前後方向で接離動作(前後駆動)させるようにしている。
特開2003−102798号公報
特許文献1に開示された背揉み装置付きの椅子型マッサージ機においては、出退動作機構を用いて、マッサージ部材を通常のマッサージ位置よりも前方へ突出させたり、元の通常位置へ戻したりすることで、マッサージ感を高めようとしている。
しかしながら、近年は、マッサージ感に関する要望は多種多様となり、例えば「肩を掴むようにマッサージをしてほしい」といった要望が使用者から挙がってきている。特許文献1が開示するマッサージ装置は、この要望を満足できるマッサージを実現できるものとはなっていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、揉みマッサージ部材と掴みマッサージ部材との間で施療部を掴むような掴みマッサージを施術することのできるマッサージ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のマッサージ装置は以下の技術的手段を講じている。
即ち、本発明のマッサージ装置は、先端に揉み施療子を備えた揉みマッサージ部材と、この揉みマッサージ部材の基端側に設けられ且つ先端に掴み施療子を備えた掴みマッサージ部材と、を有し、前記掴みマッサージ部材は、当該掴みマッサージ部材の掴み施療子を前記揉み施療子に対して近接離反させることで、掴みマッサージを行う構成とされている。
なお、好ましくは、左右方向を向く軸回りに回転駆動される回転軸と、前記回転軸の回転駆動力を取り出して、前記揉みマッサージ部材を揺動させることで、当該揉みマッサージ部材による揉みマッサージを行う揉み駆動部と、が設けられているとよい。
なお、好ましくは、左右方向を向く軸回りに回転駆動される回転軸と、前記回転軸の回転駆動力を用いて、前記掴み施療子を揉み施療子に対して近接離反させる掴み駆動部が設けられているとよい。
なお、好ましくは、前記掴み駆動部は、前記回転軸に偏心状態で取り付けられると共に外周面にカム面が形成された掴みボス部と、前記掴みボス部のカム面に嵌り込み、且つ前記回転駆動力を取り出す環状嵌合部と、前記環状嵌合部に基端が接続されていると共に先端が前記掴みマッサージ部材に接続されていて、取り出された回転駆動力を前記掴みマッサージ部材に伝達するクランク部材と、を備えており、前記掴みマッサージ部材は、前記掴み施療子が設けられた先端に対して、基端が前記揉みマッサージ部材に左右方向軸回りに回動自在に枢支されており、前記掴みマッサージ部材の中途側に、前記クランク部材の先端が左右方向を向く軸回りに回動自在に連結されているとよい。
なお、好ましくは、前記掴み駆動部は、前記回転軸に偏心状態で取り付けられると共に外周面にカム面が形成された掴みボス部と、前記掴みボス部のカム面に嵌り込み、且つ前記回転駆動力を取り出す環状嵌合部と、前記揉みマッサージ部材又は掴みマッサージ部材に形成された案内ピンと、前記掴みマッサージ部材又は揉みマッサージ部材に形成され且つ前記案内ピンがスライド自在に移動する案内溝と、前記環状嵌合部に対して基端が接続されると共に、掴みマッサージ部材の基端に対して先端が左右方向軸心回りに回動自在に接続される連結部材と、有するとよい。
なお、好ましくは、前記揉み駆動部は、前記掴みボス部が取り付けられた回転軸に取り付けられると共に、前記回転軸の軸心に対して傾斜する傾斜カム面が外周面に形成された揉みボス部と、前記揉みボス部の傾斜カム面に嵌り込み、且つ前記回転駆動力を取り出す揉み嵌合部と、を有し、前記揉み嵌合部が、前記揉みマッサージ部材の基端に形成され、前記揉みマッサージ部材が揉みボス部に対して連れ回りすることを抑制する振れ止め機構が、前記揉みマッサージ部材の基端且つ側面に設けられているとよい。
なお、好ましくは、前記揉みボス部は、前記回転軸に偏心状態で取り付けられており、前記回転軸に対する掴みボス部の偏心方向と、前記回転軸に対する揉みボス部の偏心方向とが、周方向に異なっているとよい。
なお、好ましくは、前記揉み施療子が、揉みマッサージ部材の先端であってその幅方向両側にそれぞれ設けられており、幅方向内側の揉み施療子に対して掴み施療子を近接離反させることで、掴みマッサージを行う構成とされているとよい。
なお、好ましくは、前記掴み駆動部は、前記回転軸に一体回動するように取り付けられると共に外周面に前記回転軸の軸心に対して偏心したカム面が形成された掴みボス部と、前記掴みボス部のカム面に嵌り込み且つ前記回転駆動力を取り出す環状嵌合部を基端側に備えると共に取り出された回転駆動力を先端側に伝達するクランク部材と、を備えており、前記掴みマッサージ部材は、当該掴みマッサージ部材の基端側が前記クランク部材の先端側に左右方向軸回りに回動自在に枢支されており、前記掴みマッサージ部材の先端側に前記掴み施療子が設けられていて、前記掴みマッサージ部材の中途側が、前記揉みマッサージ部材に左右方向を向く軸回りに回動自在に連結されているとよい。
なお、好ましくは、前記揉み駆動部は、前記掴みボス部が取り付けられた回転軸に取り付けられると共に、前記回転軸の軸心に対して傾斜する傾斜カム面が外周面に形成された揉みボス部と、前記揉みボス部の傾斜カム面に嵌り込み、且つ前記回転駆動力を取り出す揉み嵌合部と、を有し、前記揉み嵌合部が、前記揉みマッサージ部材の基端に形成されると共に、揉みマッサージ部材の先端に揉み施療子が設けられており、前記揉みマッサージ部材の基端には、前記回転軸を挟んで前記揉み施療子の位置する側とは反対側に向かって伸びる突出部が形成されており、前記突出部の先端に、前記掴みマッサージ部材が連結されているとよい。
なお、好ましくは、前記揉み施療子に対して掴み施療子が近接した状態において、前記回転軸の回転方向を1回転未満の回転角度ごとに正方向と逆方向とに交互に切り替える構成とされているとよい。
なお、好ましくは、前記揉み施療子に対して掴み施療子が近接した状態において、前記揉み施療子及び掴み施療子を前方向と後方向とに交互に往復移動させる構成とされているとよい。
なお、本実施形態の最も好ましい形態は、先端に揉み施療子を備えた揉みマッサージ部材と、この揉みマッサージ部材の基端側に設けられ且つ先端に掴み施療子を備えた掴みマッサージ部材と、を有し、前記掴みマッサージ部材は、当該掴みマッサージ部材の掴み施療子を前記揉み施療子に対して近接離反させることで、掴みマッサージを行う構成とされていて、左右方向を向く軸回りに回転駆動される回転軸と、前記回転軸の回転駆動力を取り出して、前記揉みマッサージ部材を揺動させることで、当該揉みマッサージ部材による揉みマッサージを行う揉み駆動部と、が設けられており、左右方向を向く軸回りに回転駆動される回転軸と、前記回転軸の回転駆動力を用いて、前記掴み施療子を揉み施療子に対して近接離反させる掴み駆動部が設けられていて、前記揉み施療子に対して掴み施療子が近接した状態において、前記回転軸の回転方向を1回転未満の回転角度ごとに正方向と逆方向とに交互に切り替える構成とされていることを特徴とする。
なお、本実施形態の最も好ましい他の形態は、先端に揉み施療子を備えた揉みマッサージ部材と、この揉みマッサージ部材の基端側に設けられ且つ先端に掴み施療子を備えた掴みマッサージ部材と、を有し、前記掴みマッサージ部材は、当該掴みマッサージ部材の掴み施療子を前記揉み施療子に対して近接離反させることで、掴みマッサージを行う構成とされていて、左右方向を向く軸回りに回転駆動される回転軸と、前記回転軸の回転駆動力を取り出して、前記揉みマッサージ部材を揺動させることで、当該揉みマッサージ部材による揉みマッサージを行う揉み駆動部と、が設けられており、左右方向を向く軸回りに回転駆動される回転軸と、前記回転軸の回転駆動力を用いて、前記掴み施療子を揉み施療子に対して近接離反させる掴み駆動部が設けられていて、前記揉み施療子に対して掴み施療子が近接した状態において、前記揉み施療子及び掴み施療子を前方向と後方向とに交互に往復移動させる構成とされていることを特徴とする。
本発明のマッサージ装置によれば、揉みマッサージ部材と掴みマッサージ部材との間で施療部を掴むような掴みマッサージを行うことができる。
第1実施形態のマッサージ装置の全体を示した斜視図である。 揉みマッサージ部材に対して掴みマッサージ部材が離間状態になっている第1実施形態のマッサージ装置の斜視図である。 揉みマッサージ部材に対して掴みマッサージ部材が近接状態になっている第1実施形態のマッサージ装置の斜視図である。 離間状態にある第1実施形態の掴みマッサージ部材の配置を示した斜視図である。 近接状態にある第1実施形態の掴みマッサージ部材の配置を示した斜視図である。 第1実施形態のマッサージ装置における揉みボス部の偏心状態を示した図である。 離間動作をしている第1実施形態の掴みマッサージ部材を側方から見た図である。 近接動作をしている第1実施形態の掴みマッサージ部材を側方から見た図である。 第1実施形態のマッサージ装置を前方下側から見た仰観図である。 揉みマッサージ部材に対して掴みマッサージ部材が離間状態になっている第2実施形態のマッサージ装置の斜視図である。 揉みマッサージ部材に対して掴みマッサージ部材が近接状態になっている第2実施形態のマッサージ装置の斜視図である。 離間状態にある第2実施形態の掴みマッサージ部材の配置を示した斜視図である。 近接状態にある第2実施形態の掴みマッサージ部材の配置を示した斜視図である。 離間動作をしている第2実施形態の掴みマッサージ部材を側方から見た図である。 離間動作をしている第2実施形態の掴みマッサージ部材を側方から見た図である。 揉みマッサージ部材に対して掴みマッサージ部材が離間状態になっている第3実施形態のマッサージ装置の斜視図である。 揉みマッサージ部材に対して掴みマッサージ部材が近接状態になっている第3実施形態のマッサージ装置の斜視図である。 離間状態にある第3実施形態の掴みマッサージ部材の配置を示した斜視図である。 近接状態にある第3実施形態の掴みマッサージ部材の配置を示した斜視図である。 離間状態をしている第3実施形態の掴みマッサージ部材を側方から見た図である。 近接状態をしている第3実施形態の掴みマッサージ部材を側方から見た図である。 第3実施形態の掴みマッサージ部材及び揉みマッサージ部材の近接動作を示した斜視図である。 第3実施形態の掴みマッサージ部材及び揉みマッサージ部材の離間動作を示した斜視図である。 第4実施形態のマッサージ装置による連続した掴みマッサージ動作を示した図である。 第5実施形態のマッサージ装置による掴み押し引きマッサージ動作を示した図である。
[第1実施形態]
以下、本発明のマッサージ装置1の実施形態を、図面に基づき詳しく説明する。
図1〜図6は、第1実施形態のマッサージ装置1を示している。
図1に示すように、第1実施形態は、本発明のマッサージ装置1が椅子型マッサージ機の背もたれ部の背揉み装置3に配備された例である。具体的には、この椅子型マッサージ機は、使用者の臀部を下方から支持するに十分な広さを備えた座部と、この座部の後部に設けられた背もたれ部とを有している。背もたれ部の内部には、使用者の肩部から背部を通って腰部までの広い範囲に対して揉み又は叩きマッサージを行う背揉み装置3が設けられており、この背揉み装置3が第1実施形態では本発明のマッサージ装置1を適用するものとなっている。
なお、以降でマッサージ装置1を説明する際には、図1に示すように、起立状態にある椅子型マッサージ機の背もたれ部の高さ方向を上下方向とおき、この上下方向を基準に左右方向や前後方向を決めて説明を行う。これらの方向は、椅子型マッサージ機に着座した使用者から見た上下方向、左右方向、前後方向と一致するものとなっている。図における方向と実際の装置における方向との関係を明らかにするために、代表的な図に、本実施形態の説明で用いる上下方向(高さ方向)、左右方向(幅方向)、前後方向を明示した。
背もたれ部は、その下端部が座部の後部に対して枢支され、この下端部を中心として上端部が前後方向にリクライニング可能となっている。そして、この背もたれ部の内部に、上述した背揉み装置3、つまり第1実施形態のマッサージ装置1が配備されている。
具体的には、図1に示すように、上述した背揉み装置3は、マッサージ装置1と、このマッサージ装置1を支持するベース部材4と、このベース部材4を背もたれ部内で上下方向に移動可能にする上下移動機構5とを備えている。背もたれ部では、上下移動機構5を用いてベース部材4とこのベース部材4に支持されたマッサージ装置1を上下方向に移動させることで、使用者の背側の施療部にマッサージ装置1を押し当ててマッサージを行うことが可能となっている。
図2A、図2B及び図6などに示すように、マッサージ装置1は、左右一対の揉みマッサージ部材2L、2Rと、これら左右の揉みマッサージ部材2L、2Rにマッサージ動作を行わせる揉み駆動部6とを有している。また、このマッサージ装置1には、揉みマッサージ部材2の基端側(中途部でもよい)に設けられ且つ先端に掴み施療子7を備えた掴みマッサージ部材8が設けられている。そして、マッサージ装置1は、この掴みマッサージ部材8の掴み施療子7を揉み施療子9に対して近接離反させることで、掴みマッサージを行うことを特徴としている。
以降では、マッサージ装置1を構成する部材のうち、まず揉みマッサージを行う機構、つまり揉みマッサージ部材2とこの揉みマッサージ部材2を駆動する揉み駆動部6とについて説明を行う。
図3A、図3Bなどに示す如く、揉みマッサージ部材2は、マッサージ装置1の前面下側から前方上側のやや外側に向かって傾斜状に伸びる長尺な板部材である。具体的には、揉みマッサージ部材2は、側方から見ると下端側から上端側に向かうに連れて徐々に前後の幅が狭くなるような形状とされている。また、この揉みマッサージ部材2は、マッサージ装置1の右側と左側とにそれぞれ1組ずつ設けられており、左右で一対となっている。
揉みマッサージ部材2の基端側は、マッサージ装置1の前面下側に左右方向を向いて設けられた回転軸10に連結されていて、後述する揉み駆動部6により取り出された回転軸10の回転駆動力を用いて揺動可能とされている。
揉みマッサージ部材2の先端に設けられて使用者の背部に当接する揉み施療子9は、硬質ゴムや合成樹脂などを用いて肉厚な円盤型や球形などに形成されている。なお、本実施形態では、左右一対の揉みマッサージ部材2L、2Rに、それぞれ1個ずつの揉み施療子9が設けられた例を挙げるが、本発明のマッサージ装置1における揉み施療子9の個数は1個に限られない。例えば、左右一対の揉みマッサージ部材2L、2Rに、それぞれ2個ずつ(例えば上揉み施療子及び下揉み施療子のように2個)の揉み施療子9が設けられたものを用いても良い。
また、本実施形態の場合、揉み施療子9は、揉みマッサージ部材2の先端であってその幅方向両側にそれぞれ設けられている。幅方向内側の揉み施療子9は、幅方向外側の揉み施療子9に比べて小径とされていて、この小径の揉み施療子9に対して掴み施療子7を近接離反させることで、両施療子9、7間で施療部を挟み込んで施療部を掴むような掴みマッサージを行うことになる(詳細は後述する)。
上述した左右の揉みマッサージ部材2L、2Rにマッサージ動作を行わせる揉み駆動部6は、上述した回転軸10の回転駆動力を取り出して、各揉みマッサージ部材2L、2Rを左右方向、前後方向及び上下方向に揺動させるものである。具体的には、揉み駆動部6は、軸心を左右方向に向けた回転軸10に偏心状態で取り付けられた円筒状の揉みボス部11と、この揉みボス部11の外周面に嵌り込んで回転駆動力を取り出す揉み嵌合部12と、を有している。
次に、揉み駆動部6を構成する揉みボス部11及び揉み嵌合部12、さらには揉み駆動部6に回転駆動力を伝達(供給)する回転軸10について説明する。
上述した揉み駆動部6に回転駆動力を供給する回転軸10は、左右方向を向くように配備され、その両端は軸受具13により回転自在に支持されている。また、この回転軸10の中途側には、右側の軸受具13に近い側にこの回転軸10に回転駆動力を伝達する駆動ギヤ14が設けられており、駆動ギヤ14には揉み駆動モータ15の回転駆動力が伝達されている。
揉み駆動部6は、揉みマッサージ部材2L、2Rの基端側に埋め込み状態で設けられた揉み嵌合部12と、この揉み嵌合部12の内側に嵌め込まれた揉みボス部11とを備えている。
揉み嵌合部12は、揉みマッサージ部材2の基端側に固定状態で設けられた部材であり、円筒状に形成されている。この揉み嵌合部12は、左右方向に対してやや傾斜した方向に軸心を向けるようにして配備されており、内部には後述する揉みボス部11が回動自在に嵌め込まれている。
揉みボス部11は、上述した揉み嵌合部12の内部に挿入可能な円筒状の部材であり、揉み嵌合部12と同様に左右方向からやや傾斜した方向に軸心を向けて配備されている。揉みボス部11は、その外径が揉み嵌合部12の内径とほぼ等しくなるように形成されていて、揉み嵌合部12の内部に挿入可能とされている。
具体的には、揉みボス部11の外周面には、回転軸10の軸心に対して傾斜する傾斜カム面16が形成されており、この傾斜カム面16に揉み嵌合部12が摺動自在に嵌合するようになっている。つまり、傾斜カム面16は、回転軸10の軸心に対して傾斜する方向を向く軸回りを周回しており、揉み嵌合部12を回転軸10の軸心に対して偏心した周回軌道に沿って案内可能となっている。それゆえ、回転軸10が回転すると、揉み嵌合部12が回転軸10の軸心から傾斜した軸回り回りを周回することになる。
なお、揉み嵌合部12には、この揉み嵌合部12が揉みボス部11に対して連れ回りすること、言い換えれば揉みマッサージ部材2L、2Rが回転軸10に伴って連れ回りすることを規制する振れ止め機構17が設けられており、この振れ止め機構17により回転方向の力を並進方向の力に変換できるようになっている。
図4に示すように、振れ止め機構17は、揉みマッサージ部材2L、2Rの基端側をマッサージ装置1の本体(詳しくは、後述する叩き駆動軸21)に揺動自在に連結することで、揉みボス部11に対する揉み嵌合部12の連れ回りが規制される構成となっている。
具体的には、振れ止め機構17は、揉みマッサージ部材2の基端側に形成された自在継ぎ手部18(ボールジョイント)と、自在継ぎ手部18を嵌入させる孔部19が前端側に形成されたクランクアーム20と、を備えている。そして、このクランクアーム20の後端側が叩き駆動軸21に連結されている。この構造として、本願出願人が既に出願した技術(特願2012−280520)を採用することが好ましい。
このような振れ止め機構17では、揉みマッサージ部材2L、2Rから側方へ突出した自在継ぎ手部18に、クランクアーム20が側方から外嵌しているため、クランクアーム20と揉みマッサージ部材2L、2Rの基端側との干渉が最小限に抑えられる。そのため、揉みマッサージ部材2の可動範囲(前後方向の突出量)が大きなものとなる。
上述した揉みマッサージ部材2L、2Rでは、揉み駆動モータ15の駆動によって回転軸10を回転させると、この回転軸10に固定された揉みボス部11も左右方向を向く軸回りに回転するようになる。ところが、揉みボス部11の外周面に形成される傾斜カム面16は、左右方向を向く軸に対して傾斜した軸回りを周回する軌道を備えているため、左右方向に揺らぎながら回転軸10の軸心回りを回転する。そのため、傾斜カム面16に嵌め込まれた揉み嵌合部12でもこの左右方向への揺らぎが発生し、揉み嵌合部12が嵌め込まれた揉みマッサージ部材2L、2Rにも左右方向への揺らぎが伝達される。
なお、上述した振れ止め機構17の作用により、左右方向を向く軸回りに回転軸10を回転させても、揉みマッサージ部材2L、2Rが回転軸10に対して供回りすることはないので、揉みマッサージ部材2L、2Rは前後方向・左右方向及び上下方向に沿った所定範囲の動作のみを許容された状態で揺動することになる。
ところで、上述した左右一対の揉みマッサージ部材2L、2Rは、それぞれに設けられた揉み施療子9同士を互いに近接離反させるものである。それゆえ、上述したマッサージ機構のままでは、使用者からの要望である「肩を掴むようなマッサージ」を実施することは困難である。
そこで、本発明のマッサージ装置1では、揉みマッサージ部材2の揉み施療子9に対して掴み施療子7を近接離反させることで、両施療子9、7間で施療部を挟み込んで施療部を掴むような掴みマッサージを行う掴みマッサージ部材8を備えている。
具体的には、第1実施形態のマッサージ装置1には、揉みマッサージ部材2の基端側に設けられ且つ先端に掴み施療子7を備えた掴みマッサージ部材8が設けられている。この掴みマッサージ部材8は、上述した回転軸10の回転駆動力を用いて、掴み施療子7を揉み施療子9に対して近接離反させる構成とされており、第1実施形態のマッサージ装置1には掴みマッサージ部材8を近接離反させるための掴み駆動部22が設けられている。
また、掴み駆動部22は、回転軸10に偏心状態で取り付けられると共に外周面にカム面24が形成された掴みボス部23と、掴みボス部23のカム面24に嵌り込み、且つ回転駆動力を取り出す環状嵌合部25と、環状嵌合部25に基端が接続されていると共に先端が掴みマッサージ部材8に接続されていて、取り出された回転駆動力を掴みマッサージ部材8に伝達するクランク部材26と、を備えている。
さらに、掴みマッサージ部材8は、掴み施療子7が設けられた先端に対して、基端が揉みマッサージ部材2に左右方向軸回りに回動自在に枢支されている。また、掴みマッサージ部材8の長手方向の中途側には、クランク部材26の先端が左右方向を向く軸回りに回転自在に連結されており、クランク部材26を伸長方向に移動させると掴みマッサージ部材8が前後に揺動する構成となっている。
次に、本発明のマッサージ装置1に設けられる掴みマッサージ部材8、及び掴み駆動部22を構成する掴みボス部23、環状嵌合部25、クランク部材26について説明する。
図3A及び図3Bに示すように、掴みマッサージ部材8は、長尺棒状の部材であり、一端側の端部(先端部)に掴み施療子7を備えている。この掴み施療子7は、左右の揉みマッサージ部材2L、2Rのそれぞれに対応して配備されており、本実施形態では左右に1組ずつ設けられている。この掴み施療子7は、揉み施療子9と同様に、硬質ゴムや合成樹脂などを用いて肉厚な円盤型や球形などに形成されており、揉み施療子9との間に使用者の施療部を挟み込んでも施療部を傷つけないような配慮がなされている。
また、掴みマッサージ部材8の他方側の端部(基端部)には、この掴みマッサージ部材8を揉みマッサージ部に対して揺動自在に支持する枢支ピン27が設けられている。この枢支ピン27は、揉みマッサージ部の長さ方向の基端側(後端側)に配備されており、掴みマッサージ部材8の一端側の端部を他方側の端部に対して左右方向を向く軸回りに回動自在に支持している。
さらに、掴みマッサージ部材8の長手方向の中途側には、スリット状の長孔28が形成されている。この長孔28は、上述した掴みマッサージ部材8の長手方向に沿うように形成されており、掴みマッサージ部材8の上面と下面とのそれぞれに開口していて、掴みマッサージ部材8の内部を上下方向に貫通するように形成されている。また、この長孔28は、クランク部材26(詳細は後述する)の先端側の外径より大きな幅に形成されており、クランク部材26の先端側を孔内に自由に差し入れることができるようになっている。さらに、この長孔28の内部には、上述した枢支ピン27に近い側(他端側)に、クランク部材26の先端を連結する連結ピン29が設けられている。この連結ピン29は、左右方向を向くように取り付けられており、クランク部材26の先端が左右方向を向く軸回りに回動自在となるようにクランク部材26の先端を掴みマッサージ部材8に連結している。
一方、掴み駆動部22を構成する掴みボス部23は、上述した揉みマッサージ部材2に回転駆動力を付与する回転軸10に取り付けられている(同一の回転軸10)。
掴みボス部23は、上述した回転軸10における揉みボス部11L、11Rの幅方向内側に配備された円盤状の部材である。左側の掴みボス部23Lは左側の揉みボス部11Lの右側に配備されており、また右側の掴みボス部23Rは右側の揉みボス部11Rの左側に配備されている。
この掴みボス部23も、揉みボス部11と同様に回転軸10に偏心状態で取り付けられている。具体的には、図4に示すように揉みボス部11が揉みマッサージ部材2L、2Rの基端側の中心から後方上側に向かって偏心している場合では、図3Bに示すように掴みボス部23が揉みマッサージ部材2L、2Rの基端側の中心から後方下側に向かって偏心しており、揉みボス部11と掴みボス部23との偏心方向は90°程度の角度差をあけて互いに異なる方向に偏心するようになっている。
また、掴みボス部23の外周面にもカム面24が形成されている。カム面24は、回転軸10の軸心に対して傾斜する方向を向く軸回りを周回する円筒状の軌道に沿って形成されており、後述する環状嵌合部25をこの回転軸10に対して偏心した周回軌道に沿って案内可能となっている。
なお、このカム面24が回転軸10の軸心に対して傾斜する方向は、上述した傾斜カム面16が回転軸10の軸心に対して傾斜する方向と同じとなっている。それゆえ、カム面24と傾斜カム面16とは同じ方向を向く互いに平行な軸回りを周回するようになっている。つまり、カム面24に沿って案内される環状嵌合部25のクランク部材26と、傾斜カム面16に沿って案内される揉み嵌合部12の揉みマッサージ部材2とは、常に同じ傾斜方向を向くようになっており、回転中にこれらの部材同士が互いに緩衝し合うことがないようになっている。
環状嵌合部25は、掴みボス部23の外側に外嵌可能な円筒状の部材である。環状嵌合部25には、上述した掴みボス部23を挿し込み可能なボス挿入孔30が左右方向に沿って貫通状に形成されており、このボス挿入孔30の内周面に掴みボス部23のカム面24が面状態で接するようにボス挿入孔30に掴みボス部23を嵌め込むことで、クランク部材26が回転軸10に対して偏心した周回軌道に沿って案内される。
クランク部材26は、上述した環状嵌合部25の外周面から径外側(揉みマッサージ部材2の長手方向に沿った方向)に向かって伸びる棒状の部材である。クランク部材26の基端側は、環状嵌合部25の外周側に固定されており、クランク部材26の先端側は、掴みマッサージ部材8の連結ピン29に左右方向を向く軸回りに回動自在に枢支されている。
上述したマッサージ装置1を用いて施療部を掴みマッサージする方法、言い換えれば本発明の掴みマッサージ部材8の駆動態様について説明する。
なお、上述したように揉み駆動モータ15を用いて回転軸10を回転させた際に、揉みマッサージ部材2L、2Rが左右方向へ揺動して施療部に対して揉みマッサージが行われる。
その揉み動作に加え、回転軸10が回転すると、回転軸10における揉みボス部11の左右方向の内側(幅方向内側)に取り付けられた掴みボス部23も回転する。この掴みボス部23は円盤状とされているが、上述したように円盤形状の中心から偏心した位置を回転軸10が貫通している。そのため、回転軸10を回転させた際には、掴みボス部23は回転軸10の軸心回りを偏心した状態で回転する。
ところが、上述した掴みボス部23に外嵌するクランク部材26の先端側は、掴みマッサージ部材8の連結ピン29に枢支されており、掴みマッサージ部材8は枢支ピン27を介して揉みマッサージ部材2に連結されている。それゆえ、クランク部材26は、その先端側が枢支ピン27を中心として左右方向を向く軸回りにある程度揺動することはできても、回転軸10の軸心回りを掴みボス部23と一緒に回転することはできない。それゆえ、掴みボス部23に外嵌するクランク部材26では、回転軸10の軸心からクランク部材26の先端までの距離が長短で変化し、回転軸10の回転に合わせてクランク部材26が前方上方に向かって出退動作するようになる。
例えば、図5Aに示すように、回転軸10と共に偏心状態の掴みボス部23が回転し、クランク部材26が後方下方に向かって退行した場合には、クランク部材26が引き下げられることになり連結ピン29の位置が下方に移動し、掴みマッサージ部材8が枢支ピン27を中心として下方に揺動する。そうすると、掴みマッサージ部材8の下方揺動により、掴みマッサージ部材8の先端に設けられた掴み施療子7が揉み施療子9から離間する。
ところが、図5Bに示すように、さらに掴みボス部23が回転し、クランク部材26が前方上方に向かって突出した場合には、クランク部材26が押し出されることになり、連結ピン29の位置が上方に移動し、掴みマッサージ部材8が枢支ピン27を中心として上方に揺動する。そうすると、掴みマッサージ部材8の上方揺動により、掴みマッサージ部材8の先端に設けられた掴み施療子7が揉み施療子9に近接する。
つまり、第1実施形態のマッサージ装置1では、回転軸10を回転させると、掴み施療子7が揉み施療子9に対して離間と近接とを繰り返すため、掴み施療子7と揉み施療子9との間に施療部が位置するようにマッサージ装置1を配置すれば、「施療部(例えば、肩)を掴むようなマッサージ」を実施することが可能となる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態のマッサージ装置1について説明する。
図7A〜図9Bに示すように、第2実施形態のマッサージ装置1は、第1実施形態とは異なる掴み駆動部22を備えたものである。
具体的には、第2実施形態の掴み駆動部22も、第1実施形態と同様に掴みボス部23と環状嵌合部25とを備えたものである。第2実施形態の掴み駆動部22が第1実施形態と異なっている点は、揉みマッサージ部材2に突出状に設けられた案内ピン31を、掴みマッサージ部材8の案内溝32に挿通させることで、掴み駆動部22が揉み施療子9に対して掴み施療子7を近接離反させている点である。
次に、第2実施形態のマッサージ装置1を構成する案内ピン31及び掴みマッサージ部材8について説明する。
上述した揉みマッサージ部材2の側面には、掴みマッサージ部材8側に向かって突出する案内ピン31が形成されている。この案内ピン31は、左側の揉みマッサージ部材2Lの場合であれば、右側の側面から右方(幅方向内側)に向かって突出するように形成されており、また右側の揉みマッサージ部材2Rの場合であれば、左側の側面から左方(幅方向内側)に向かって突出するように形成されている。
また、この案内ピン31は、それぞれの揉みマッサージ部材2に2本ずつ形成されており、回転軸10に近い側の案内ピン31に対して、回転軸10から遠い側の案内ピン31はやや前方側に位置している。このように2本の案内ピン31を用いれば、2本の案内ピン31を結ぶ線上に揉み施療子9が位置するようになり、揉み施療子9に対して掴み施療子7を直線的に近接離反させることが可能となる。これらの案内ピン31は、外径が上述した案内溝32の溝幅より小さくなるように形成されており、掴みマッサージ部材8の案内溝32内を自由に移動できるようになっている。
掴みマッサージ部材8は、上述した案内ピン31を案内可能な案内溝32を有するガイド部材33と、このガイド部材33の下縁に形成された掴み施療子7とを備えている。具体的には、ガイド部材33は、細長い帯板状の部材であり、幅方向の中央側には長手方向に沿って案内溝32が形成されている。このガイド部材33は、揉みマッサージ部材2L、2Rの長手方向の中途側に設けられた回動軸34回りに回動自在に支持されており、回動軸34が設けられた上端側に対して下端側が左右方向を向く軸回りに回動可能に支持されている。
案内溝32は、上述した2本の案内ピン31のいずれもが挿通するスリット状の溝部であり、2本の案内ピン31を挿通することでガイド部材33を掴みマッサージ部材8に対して直線的に移動できるようになっている。また、案内溝32の長さは、2本の案内ピン31の間の長さを基準として、この基準長さの2倍程度の長さとなるようにガイド部材33の中央に形成されている。第2実施形態のマッサージ装置1では、この案内溝32の上端縁と下端縁との間を案内ピン31が移動することで、ガイド部材33が揉みマッサージ部材2の伸長方向に沿って移動し、掴みマッサージが行われる。
例えば、図8Aに示すように、上下に2本設けられた案内ピン31のうち、上側の案内ピン31が案内溝32の上端縁に当接した際には、掴み施療子7と揉み施療子9との距離が最も大きくなる。また、図8Bに示すように、下側の案内ピン31が案内溝32の下端縁に当接した際には、掴み施療子7と揉み施療子9との距離が最も小さくなる。
なお、上記した構成とは逆に、掴みマッサージ部材8に案内ピン31を形成し、揉みマッサージ部材2に案内ピン31がスライド自在に移動する案内溝32を形成してもよい。
上述した掴みマッサージ部材8の下端側と、環状嵌合部25の外周側との間には、両者を結ぶ連結部材35が設けられている。この連結部材35は、長尺な板状の部材であり、長手方向の基端が環状嵌合部25に対して左右方向軸心回りに回動自在に接続されている。また、連結部材35の長手方向の先端は、掴みマッサージ部材8の基端に対して左右方向軸心回りに回動自在に接続されていて、2部材間の距離を変更可能に環状嵌合部25に対して掴みマッサージ部材8を連結する構成となっている。
上述した第2実施形態のマッサージ装置1でも、図9Aに示すように、回転軸10と共に偏心状態の掴みボス部23が回転し、回転軸10に対する掴みボス部23の偏心突出部分が後方下方を向いた場合には、連結部材35を介してガイド部材33が後方下方に向かってスライドし退行することになり、掴み施療子7が揉み施療子9から離間する。
ところが、図9Bに示すように、回転軸10と共に偏心状態の掴みボス部23が回転し、回転軸10に対する掴みボス部23の偏心突出部分が前方上方を向いた場合には、連結部材35を介してガイド部材33が前方上方に向かってスライドし突出することになり、掴み施療子7が揉み施療子9に近接する。
つまり、第2実施形態のマッサージ装置1においても、回転軸10を回転させると、掴み施療子7が揉み施療子9に対して離間と近接とを繰り返すため、掴み施療子7と揉み施療子9との間に施療部が位置するようにマッサージ装置1を配置すれば、「施療部(例えば、肩)を掴むようなマッサージ」を実施することが可能となる。
以上述べた如く、本発明のマッサージ装置1によれば、揉みマッサージ部材2と掴みマッサージ部材8との間で施療部を掴むような掴みマッサージを行うことができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態のマッサージ装置1について説明する。
図10A〜図13Bに示すように、第3実施形態のマッサージ装置1も、第1実施形態と同様に、使用者の施療部に対して掴みマッサージを可能とする掴みマッサージ部材8を備えたものとなっている。
第3実施形態のマッサージ装置1は、掴みマッサージ部材8の取り付け位置(揉みマッサージ部材2に対する取り付け位置)が、第1実施形態と異なっている。つまり、図5A及び図5Bなどに示すように、第1実施形態のマッサージ装置1では、回転軸10から径外側に向かって伸びる揉みマッサージ部材2L、2Rの中途側に、掴みマッサージ部材8の基端側が枢支ピン27を用いて枢支される構成となっていた。つまり、第1実施形態のマッサージ装置1では、回転軸10から見ると、揉み施療子9と掴み施療子7(掴みマッサージ部材8)とは同じ側に配置されていた。
これに対して、第3実施形態のマッサージ装置1では、図10A及び図10Bに示すように、揉みマッサージ部材2は回転軸10を挟んで上方と下方との双方に伸びる構成とされており、上方に伸びる揉みマッサージ部材2の先端(上端)に揉み施療子9が、また下方に伸びる揉みマッサージ部材2の先端(下端)に掴みマッサージ部材8の基端が連結される構成となっている。つまり、第3実施形態のマッサージ装置1では、回転軸10から見て揉み施療子9と掴み施療子7とが周方向の反対側に配置されていて、揉みマッサージ部材2に下方に向かって伸びる突出部44を形成しておき、この突出部44の先端に掴みマッサージ部材8を連結したような構成を採用したものとなっている。
このような第3実施形態のマッサージ装置1では、掴み施療子7と揉み施療子9とが回転軸10の軸心を挟んで上下に分かれて配備されているため、揉み施療子9に対して掴み施療子7を近接・離反させる際には掴み施療子7の揺動距離を必然的に大きくする必要がある。つまり、第3実施形態のマッサージ装置1では、揉み施療子9に対して掴み施療子7を近接させたり離反させたりする際に、掴みマッサージ部材8の揺動範囲が上下方向に大きくなるため、施療対象である施療部に対してより力強いマッサージが可能になる。
次に、第3実施形態のマッサージ装置1を構成する揉みマッサージ部材2、掴みマッサージ部材8、掴み駆動部22について説明する。
図10A及び図10Bに示すように、揉みマッサージ部材2は、マッサージ装置1の右側と左側とにそれぞれ設けられた長尺な板部材であり、先端に設けられた揉み施療子9を用いて使用者の施療部の揉みマッサージを可能としている。
この揉みマッサージ部材2は、掴み施療子7を有する掴みマッサージ部材8の左右方向の外方に隣接して配備されており、左側の揉みマッサージ部材2Lと右側の揉みマッサージ部材2Rとの左右一対で構成されている。これらの左側の揉みマッサージ部材2Lと右側の揉みマッサージ部材2Rとは互いに左右に線対称な構成とされている。
揉みマッサージ部材2L、2Rのそれぞれは、左右方向の側方から見ると細長い帯板を略L字状に曲げたような形状に形成されていて、略直角に曲げられている長手方向の中途側に揉みボス部11L、11Rが配備されている。具体的には、揉みマッサージ部材2L、2Rは、長手方向の中途側に円筒状の揉みボス部11L、11Rを嵌入可能な嵌入孔があり、この嵌入孔に揉みボス部11L、11Rが左右方向に軸心を向けた状態で挿入されている。これらの揉みボス部11L、11Rと揉みマッサージ部材2L、2Rとは互いに回動自在とされている。
なお、上述した揉みマッサージ部材2L、2Rには、この揉みマッサージ部材2L、2Rにおける長手方向の中途側の外周面から外側(ケーシング側)に向かって突出する規制突起部42が形成されている。この規制突起部42の先端は、マッサージ装置1のケーシング内周面に形成された案内溝部43に挿し込まれており、また案内溝部43は左右方向に沿うように形成されている。このような機構を採用しているため、規制突起部42が案内溝部43内を左右方向に移動することで、揉みマッサージ部材2L、2Rを前後方向の移動を規制した状態で左右方向に揺動可能としており、第1実施形態や第2実施形態に比べて簡単な構成で揉みマッサージ部材2L、2Rの揺動動作を実現可能としている。
揉みマッサージ部材2の長手方向の一端側(上端側)は、嵌入孔が形成された中途側に対して前方上側に向かって突出しており、その上端には肉厚の揉み施療子9が配備されている。具体的には、揉みマッサージ部材2の上端には、前方下側に向かって突出する施療子支持軸36が設けられており、この施療子支持軸36の先端に揉み施療子9が施療子支持軸36に対して回動自在となるように取り付けられている。
また、揉みマッサージ部材2の長手方向の他端側(下端側)は、中途側に対して前方下側に向かって伸びており、その下端には掴みマッサージ部材8を連結する揺動ピン39を挿通するための連結孔が形成されている。具体的には、揉みマッサージ部材2において、この前方下側に向かって伸びた部分は、掴みマッサージ部材8を揉みマッサージ部材2に連結するための突出部44とされており、この突出部44の先端(下端)に連結孔が形成されていて、連結孔に挿し込まれた揺動ピン39を用いて掴みマッサージ部材8の基端側を連結する構成となっている。なお、この連結孔は、掴みマッサージ部材8の長手方向の中途側を左右方向に貫通する貫通孔に対して、この貫通孔の側方に隣接すると共に連結孔と貫通孔とが連通して開口する位置に形成されている。そして、これらの連結孔と貫通孔との双方を揺動ピン39が連通状に挿通することで、掴みマッサージ部材8が揉みマッサージ部材2の他端側に左右方向を向く軸回りに回動自在に枢支され、両部材同士が連結されている。
なお、上述した回転軸10には、駆動モータ15から駆動ギヤを介して回転駆動力が伝達している。この駆動モータ15は、第3実施形態ではマッサージ装置1の幅方向中央に設けられており、駆動ギヤの幅方向外方に隣接した回転軸10には、この回転軸10を回転自在に支持する軸受部が配備されている。つまり、第3実施形態の回転軸10は、軸受部から左右方向の外側に向かってそれぞれ軸端を伸ばす形状となっており、軸受部の幅方向外側に位置する部分で上述した揉みボス部11L、11Rを支持する構成とされている。
図11A及び図11Bに示すように、掴みマッサージ部材8は、長手方向の中途側が左右方向に段差状に折れ曲がった長尺棒状の部材である。掴みマッサージ部材8の一端側には、使用者の施療部に対して掴みマッサージを可能とする掴み施療子7が設けられており、掴みマッサージ部材8の他端側は、クランク部材26の先端側に連結されている。この掴みマッサージ部材8も揉みマッサージ部材2と同様に左右にそれぞれ1つずつ設けられており、左右の掴みマッサージ部材8L、8R同士は左右に線対称な配置とされている。
掴みマッサージ部材8の他端側は二股状に分岐した形状とされており、左右に分岐した端部同士の間にクランク部材26の先端側を差し込み可能となっている。また、掴みマッサージ部材8の他端側の端部には、枢支ピン27を挿通可能な枢支ピン挿通孔が二股状に分岐したそれぞれに対して形成されており、この枢支ピン挿通孔に枢支ピン27が左右方向に沿って挿通可能とされている。また、この枢支ピン27は、クランク部材26の先端側に形成された挿通孔をも挿通しており、掴みマッサージ部材8とクランク部材26とを左右方向を向く軸回りに回動自在に枢支可能とされている。
一方、掴みマッサージ部材8における長手方向の中途側(枢支ピン27よりも一端側寄りの掴みマッサージ部材8)には、上述した揺動ピン39を挿通可能な貫通孔が左右方向に沿って形成されている。この貫通孔には揉みマッサージ部材2と掴みマッサージ部材8とを連結する揺動ピン39が挿通されており、この揺動ピン39により揉みマッサージ部材2と掴みマッサージ部材8とが左右方向を向く軸回りに回動自在に枢支されている。
図10A、図12A及び図12Bに示すように、第3実施形態のマッサージ装置1に設けられる掴み駆動部22は、回転軸10に一体回動するように取り付けられた掴みボス部23を備えている。この掴みボス部23の外周面には回転軸10の軸心に対して偏心すると共に傾斜した軌道を備えたカム面24が形成されている。この掴みボス部23のカム面24には掴みボス部23を介して回転軸10の回転駆動力を取り出す環状嵌合部25が嵌め込まれている。また、環状嵌合部25はクランク部材26の基端側にクランク部材26と一体に回動するように設けられており、クランク部材26は基端側の環状嵌合部25で取り出された回転駆動力を先端側(先端側の掴みマッサージ部材8)に伝達する機能を有している。
上述した掴みボス部23は短尺で大径な円筒状の部材であり、この掴みボス部23の中央から外周側にずれた位置を回転軸10が左右方向に貫通している。また、掴みボス部23の外周面には、揉みボス部11の傾斜カム面16と同様に、回転軸10の軸心に対して傾斜した軌道を備えたカム面24が形成されている。具体的には、回転軸10は、掴みボス部23の軸心に対して傾斜状態で交差すると共に偏心状態となっている。なお、この回転軸10に対する掴みボス部23の傾斜方向は、周方向のいずれの部分においても、回転軸10に対する揉みボス部11の傾斜方向と同じとなるように設置されている。
上述したクランク部材26は、円筒状に形成された環状嵌合部25に、この環状嵌合部25の外周面から径外側に向かって張り出した板状の部材を組み合わせたような部材であり、掴みボス部23のカム面24に嵌め込み可能な円筒状の環状嵌合部25を基端側に備えている。この環状嵌合部25は、上述したカム面24に外側から遊嵌可能な円筒状の部材であり、カム面24に対して回転自在に取り付けられている。
また、環状嵌合部25から径外側に向かって突出したクランク部材26の先端には、上述した枢支ピン27を挿通する挿通孔が左右方向にクランク部材26を貫通するように形成されており、枢支ピン27を挿通孔と枢支ピン挿通孔とに連通状態で挿し込むことでクランク部材26の先端側に掴みマッサージ部材8の基端側が左右方向を向く軸回りに回動自在に連結されている。
上述した第3実施形態のマッサージ装置1を用いて掴みマッサージを行う際には、まず回転軸10を左右方向を向く軸心回りに駆動モータ(揉み駆動モータ15)などを用いて回動させる。そうすると、回転軸10が左右方向を向く軸回りに回転し、回転軸10に取り付けられた揉みボス部11と掴みボス部23と回転軸10と一体に回転する。
このとき、揉みボス部11の傾斜カム面16は回転軸10の軸心に対して傾斜した軌道を備えているため、回転軸10を回転させると傾斜カム面16が左右方向にゆらぐような軌道を描きつつ揉みボス部11が回転する。しかし、この回転軸10は揉みボス部11の軸心付近を通っており、あまり偏心した状態にはなっていない。そのため、傾斜カム面16は左右方向に蛇行はしても径方向には軌道が殆ど変化しない。
ところが、上述した揉みボス部11に対して掴みボス部23のカム面24は、回転軸10の軸心に対して傾斜するだけでなく偏心しており、回転軸10は掴みボス部23の中心から外周側にずれた位置を貫通している。それゆえ、回転軸10を回転させると、このカム面24が傾斜カム面16と同様に左右方向に蛇行するだけでなく、径方向にも軌道を変え、掴みボス部23は回転軸10の軸心回りを偏心した状態で回転する。
ところが、上述した掴みボス部23に外嵌するクランク部材26の先端側は、掴みマッサージ部材8の基端側に設けられた枢支ピン27に枢支されており、掴みマッサージ部材8は長手方向の中途側に設けられた揺動ピン39を介して揉みマッサージ部材2の突出部44の先端側に連結されている。それゆえ、クランク部材26は、その先端側が揺動ピン39を中心として左右方向を向く軸回りにある程度揺動することはできても、回転軸10の軸心回りを掴みボス部23と一緒に回転することはできない。それゆえ、掴みボス部23に外嵌するクランク部材26では、回転軸10の軸心からクランク部材26の先端(枢支ピン27)までの距離が長短で変化し、回転軸10の回転に合わせてクランク部材26が前方上方に向かって突出したり後方下側に向かって退行したりするようになる。
例えば、図12Aに示すように、回転軸10と共に偏心状態の掴みボス部23が回転し、クランク部材26が前方上側に向かって移動した場合には、クランク部材26の先端側が前方に引き上げられることになる。そうすると、枢支ピン27の位置が前方上側に移動し、掴みマッサージ部材8が揺動ピン39を中心として掴み施療子7を振り下げる方向(図12Aの矢印に示す方向)に向かって揺動する。そうすると、掴みマッサージ部材8の下方揺動により、掴みマッサージ部材8の先端に設けられた掴み施療子7が揉み施療子9から離間する。
ところが、図12Bに示すように、さらに掴みボス部23が回転し、クランク部材26が後方下側に向かって移動した場合には、クランク部材26の先端側が後方に押し下げられることになる。そうすると、枢支ピン27の位置が後方下側に移動し、掴みマッサージ部材8が揺動ピン39を中心として掴み施療子7を振り上げる方向(図12Bの矢印に示す方向)に向かって揺動する。そうすると、掴みマッサージ部材8の上方揺動により、掴みマッサージ部材8の先端に設けられた掴み施療子7が揉み施療子9に近接する。
つまり、第3実施形態のマッサージ装置では、回転軸10を回転させた際に、掴みマッサージ部材8の姿勢が離間状態と近接状態とに切り替わり、揉み施療子9に対して掴み施療子7を近接させたり離間させたりすることが可能となって、揉み施療子9と掴み施療子7との間に使用者の施療部を挟み込んで掴みマッサージすることが可能となる。
上述した第3実施形態のマッサージ装置1では、揉みマッサージ部材2は回転軸10を挟んだ上端に揉み施療子9が、また回転軸10を挟んだ下端(突出部44の先端)に掴みマッサージ部材8の基端が連結される構成となっている。それゆえ、回転軸10を挟んだ同じ側に揉み施療子9と掴みマッサージ部材8とが設けられている第1実施形態や第2実施形態に比べて、第3実施形態のマッサージ装置1では、掴み施療子7と揉み施療子9との距離を上下方向や前後方向に大きくとることが可能となる。つまり、揉み施療子9に対して掴み施療子7を近接させたり離反させたりする際に、掴み施療子7の揺動範囲を上下方向に大きくとることができ、揺動範囲が大きくなった分だけ施療部に対してさらに力強いマッサージが可能になるという利点を備えている。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態のマッサージ装置1について説明する。
図14に示す第4実施形態のマッサージ装置1は、図10Aなどに示す第3実施形態と略同じ機構(マッサージ機構)を有しており、使用者の施療部(グレーの網掛けで示した部分)に対して掴みマッサージを可能とする掴みマッサージ部材8を備えたものとなっている。
しかしながら、第4実施形態のマッサージ装置1が、第3実施形態のマッサージ装置と大きく異なっている点は、第4実施形態のマッサージ装置1は、掴み施療子7が揉み施療子9にほぼ近接した状態を維持しながら、揉み施療子9と掴み施療子7とが幅方向で一方側から他方側へと往復移動することにある。すなわち、施療対象が肩の場合、掴み施療子7及び揉み施療子9は、肩をつかんだ状態をほぼ維持しながら、首に近づいたり、首から離れる方向へ移動するような小刻みな掴みマッサージを施療部に連続して施療することが可能となる。
このようにすれば、掴み施療子7の近接による施療部の掴みと、掴み施療子7の離間による掴みからの開放とが短時間に繰り返されるとともに、揉み施療子9と掴み施療子7とが幅方向で一方側から他方側へと往復移動するといった小刻みな掴みマッサージを施療部に連続して施療することが可能となる。このような小刻みな掴みマッサージは、特にコリがひどい施療部に対して、優れた血行改善効果を有するものとなっている。
この第4実施形態のマッサージ装置1は、回転軸10の回転方向を1回転未満の回転角度ごとに正方向と逆方向とに交互に切り替え、揉み施療子9と掴み施療子7との間に挟まれた施療部に対して、短ピッチの掴みマッサージを連続して実施可能となっている。
具体的には、この第4実施形態のマッサージ装置1には、回転軸10の回転方向を制御する制御部(図示略)が設けられており、制御部により回転軸10を回転させる駆動モータ21の回転を制御することで上述した連続した掴みマッサージを実施可能とされている。
また、回転軸10には、この回転軸10の回転角度や回転数を計測可能な回転計測部(図示略)が設けられている。この回転計測部により回転軸10の回転角度を計測し、計測した回転角度に基づいて制御部による駆動モータ21の制御が行われている。
この回転計測部には、回転軸10に設けられた円板の外縁に切欠などを形成しておき、この切欠を通過したフォトセンサの透過光を検出することで回転軸10の回転角度や回転数を検出する光学式のエンコーダを採用することができる。そして、上述した制御部は、回転計測部で検出された回転軸10の回転角度に基づいて、回転軸10の回転を正方向と逆方向とに切り替える構成となっている。
つまり、制御部に、「揉み施療子9に対して掴み施療子7が最も近接した状態」にあることを示す回転角度が記憶されており、揉み施療子9に対して掴み施療子7が最も近接した状態(角度0°)を基準として、この最も近接した回転角度より、例えば、+45°〜−45°の範囲で、回転軸10の回転を正方向と逆方向とに交互に切り替え、揉み施療子9と掴み施療子7との間に挟まれた施療部に対して、短ピッチの掴みマッサージを連続して実施可能とする。
この正転と逆転との回転角度の範囲は、1回転未満の回転角度であれば、上述した45°以外の角度にも適宜設定可能であり、回転軸10の回転方向が1回転未満の回転角度ごとに正方向と逆方向とに交互に切り替えられるようになっている。
このような回転範囲で回転軸10の回転方向を切り替えれば、掴み施療子7が揉み施療子9にほぼ近接した状態を維持しながら、揉み施療子9と掴み施療子7とは幅方向で一方側から他方側へと往復移動する。すなわち、施療部が肩の場合、揉み施療子9と掴み施療子7とで肩を挟んだ状態をほぼ維持しつつ、掴み施療子7及び揉み施療子9が首に近づいたり、首から離れる方向へ移動するといった、小刻みな掴みマッサージを施療部に連続して施療することが可能となる。
次に、上述した第4実施形態のマッサージ装置1を用いて、実際に短い周期の掴みマッサージを連続して行う方法を説明する。
例えば、回転計測部で計測された回転角度が基準値(0°)に達した場合に、揉み施療子9に対して掴み施療子7が最も近接した状態となり、使用者の施療部(例えば、肩)を揉み施療子9と掴み施療子7とでもっとも挟み込んだ状態となる。
その後、回転計測部で計測された回転角度が予め入力した範囲の上限(例えば、基準0°から+45°の位置)に達するまで、施療部を揉み施療子9と掴み施療子7とで挟み込んだ状態を略維持した状態で、揉み施療子9と掴み施療子7とは幅方向で一方側へ移動する(例えば、首に向けて移動する)。
回転計測部で計測された回転角度が予め入力した範囲の上限(例えば、+45°)に達した場合に、制御部から揉み駆動モータ15に指令を送って図14の(B)に示すように回転軸10の回転方向を正転から逆転に切り替える。そうすると、回転計測部で計測された回転角度が予め入力した範囲の下限(例えば、基準0°から−45°の位置)に達するまで、施療部を揉み施療子9と掴み施療子7とで挟み込んだ状態を略維持した状態で、揉み施療子9と掴み施療子7とは幅方向で他方側へ移動する(首から離れる方向へ移動する)。
その後、制御部から揉み駆動モータ15に指令を送って、回転軸10の回転方向を図14の(A)に示すように今度は逆転から正転に切り替える。
このようにすれば、制御部による回転軸10の回転方向の切替に応じて、掴み施療子7が揉み施療子9にほぼ近接した状態を維持しながら、揉み施療子9と掴み施療子7とは幅方向で一方側から他方側へと往復移動する。すなわち、掴み施療子7及び揉み施療子9は、首に近づいたり、首から離れる方向へ移動するといった小刻みな掴みマッサージを施療部に連続して施療することが可能となる。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態のマッサージ装置1について説明する。
第5実施形態のマッサージ装置1は、図4などに示す第1実施形態と略同じ機構(マッサージ機構)を有するものとなっている。
しかしながら、第5実施形態のマッサージ装置1が、第1実施形態のマッサージ装置と異なっている点は、図15に示すように、第5実施形態のマッサージ装置1は、揉み施療子9に対して掴み施療子7が最も近接した状態、言い換えれば揉み施療子9と掴み施療子7との間で施療部を挟み込んだ状態にある場合に、施療部を掴んだ状態のまま揉みマッサージ部材2と掴みマッサージ部材8とを前後に進退させて(前方向と後方向とに交互に往復移動させて)、施療部に対してさらに効果的なマッサージ(以降、このマッサージを「掴み押し引きマッサージ」という)を行うものとなっている点である。
具体的には、第5実施形態のマッサージ装置1は、叩き駆動軸21を一方向乃至は逆方向に連続して回転させて、掴み施療子9と揉み施療子7とを前後に小刻みに往復移動させるものである。
例えば、図15に示すように、揉み施療子9に対して掴み施療子7が最も近接した状態(施療部を掴み施療子7と揉み施療子9とで掴んだ状態)において、回転軸10の回転を停止させたまま、叩き駆動軸21のみを一方向に回転させ続ける場合を考える。
この叩き駆動軸21の軸心に対して、クランクアーム20の後端側は偏心回転する構成となっているため、叩き駆動軸21の回転方向を正方向または逆方向のいずれかにしたまま叩き駆動軸21を連続して回転させると、クランクアーム20の先端が前後方向(図15の場合は上下方向)に往復移動する。そうすると、クランクアーム20の先端側に連結された揉みマッサージ部材2の位置が上下に移動し、揉みマッサージ部材2に設けられた揉み施療子9を掴み施療子7ごと、回転軸10回りに前後方向に進退させることが可能となる。
このような構成であれば、掴み施療子7と揉み施療子9との間に施療部を挟んだまま施療部を前方に押し込んだり、施療部を挟んだまま施療部を後方に引き寄せたりする(掴み押し引きマッサージする)ことが可能となる。このようなマッサージは、上述した小刻みな掴みマッサージと同様に、コリがひどい施療部に対して、血行改善効果をさらに向上させたいような場合に有益である。
なお、上述したように叩き駆動軸21を回転させて掴み施療子9と揉み施療子7とを短時間で前後に往復移動させる構成に代えて、上述したマッサージ装置1ごと掴み施療子9や揉み施療子7をベース部材4に対して前後方向に短時間で往復移動させても良い。
ところで、上述した第5実施形態のマッサージ機構(掴み押し引きマッサージの機構)の説明では、回転軸10の回転を停止させたまま、叩き駆動軸21のみを回転させ続ける場合を説明したが、回転軸10の回転を停止せず、第4実施形態の如く、回転軸10の回転方向を1回転未満の回転角度ごとに正方向と逆方向とに交互に切り替えつつ、叩き駆動軸21のみを回転させ続けて、揉み施療子9と掴み施療子7との間に挟まれた施療部に対して、短ピッチ間隔の掴みマッサージを連続して実施してもよい。
この場合、施療部に対しては、第4実施形態で説明した「掴みマッサージ」と、第5実施形態で説明した「押し引きマッサージ」の両方が同時に施療されることになり、効果的なマッサージを施療することが可能となる。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
1 マッサージ装置
2L 左側の揉みマッサージ部材
2R 右側の揉みマッサージ部材
3 背揉み装置
4 ベース部材
5 上下移動機構
6 揉み駆動部
7 掴み施療子
8 掴みマッサージ部材
9 揉み施療子
10 回転軸
11L 左側の揉みボス部
11R 右側の揉みボス部
12 揉み嵌合部
13 軸受具
14 駆動ギヤ
15 揉み駆動モータ
16 傾斜カム面
17 振れ止め機構
18 自在継ぎ手部
19 自在継ぎ手部を嵌入させる孔部
20 クランクアーム
21 叩き駆動軸
22 掴み駆動部
23L 左側の掴みボス部
23R 右側の掴みボス部
24 カム面
25 環状嵌合部
26 クランク部材
27 枢支ピン
28 長孔
29 連結ピン
30 ボス挿入孔
31 案内ピン
32 案内溝
33 ガイド部材
34 回動軸
35 連結部材
36 施療子支持軸
39 揺動ピン
42 規制突起部
43 案内溝部
44 突出部
48 叩き駆動モータ

Claims (9)

  1. 先端に揉み施療子を備えた揉みマッサージ部材と、この揉みマッサージ部材の基端側に設けられ且つ先端に掴み施療子を備えた掴みマッサージ部材と、を有し、前記掴みマッサージ部材は、当該掴みマッサージ部材の掴み施療子を前記揉み施療子に対して近接離反させることで、掴みマッサージを行う構成とされていて、
    左右方向を向く軸回りに回転駆動される回転軸と、前記回転軸の回転駆動力を取り出して、前記揉みマッサージ部材を揺動させることで、当該揉みマッサージ部材による揉みマッサージを行う揉み駆動部と、が設けられており、
    左右方向を向く軸回りに回転駆動される回転軸と、前記回転軸の回転駆動力を用いて、前記掴み施療子を揉み施療子に対して近接離反させる掴み駆動部が設けられていて、
    前記揉み施療子に対して掴み施療子が近接した状態において、前記回転軸の回転方向を1回転未満の回転角度ごとに正方向と逆方向とに交互に切り替える構成とされている
    ことを特徴とするマッサージ装置。
  2. 先端に揉み施療子を備えた揉みマッサージ部材と、この揉みマッサージ部材の基端側に設けられ且つ先端に掴み施療子を備えた掴みマッサージ部材と、を有し、前記掴みマッサージ部材は、当該掴みマッサージ部材の掴み施療子を前記揉み施療子に対して近接離反させることで、掴みマッサージを行う構成とされていて、
    左右方向を向く軸回りに回転駆動される回転軸と、前記回転軸の回転駆動力を取り出して、前記揉みマッサージ部材を揺動させることで、当該揉みマッサージ部材による揉みマッサージを行う揉み駆動部と、が設けられており、
    左右方向を向く軸回りに回転駆動される回転軸と、前記回転軸の回転駆動力を用いて、前記掴み施療子を揉み施療子に対して近接離反させる掴み駆動部が設けられていて、
    前記揉み施療子に対して掴み施療子が近接した状態において、前記揉み施療子及び掴み施療子を前方向と後方向とに交互に往復移動させる構成とされている
    ことを特徴とするマッサージ装置。
  3. 前記掴み駆動部は、
    前記回転軸に偏心状態で取り付けられると共に外周面にカム面が形成された掴みボス部と、
    前記掴みボス部のカム面に嵌り込み、且つ前記回転駆動力を取り出す環状嵌合部と、
    前記環状嵌合部に基端が接続されていると共に先端が前記掴みマッサージ部材に接続されていて、取り出された回転駆動力を前記掴みマッサージ部材に伝達するクランク部材と、を備えており、
    前記掴みマッサージ部材は、前記掴み施療子が設けられた先端に対して、基端が前記揉みマッサージ部材に左右方向軸回りに回動自在に枢支されており、
    前記掴みマッサージ部材の中途側に、前記クランク部材の先端が左右方向を向く軸回りに回動自在に連結されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ装置。
  4. 前記掴み駆動部は、
    前記回転軸に偏心状態で取り付けられると共に外周面にカム面が形成された掴みボス部と、
    前記掴みボス部のカム面に嵌り込み、且つ前記回転駆動力を取り出す環状嵌合部と、
    前記揉みマッサージ部材又は掴みマッサージ部材に形成された案内ピンと、
    前記掴みマッサージ部材又は揉みマッサージ部材に形成され且つ前記案内ピンがスライド自在に移動する案内溝と、
    前記環状嵌合部に対して基端が接続されると共に、掴みマッサージ部材の基端に対して先端が左右方向軸心回りに回動自在に接続される連結部材と、有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ装置。
  5. 前記揉み駆動部は、前記掴みボス部が取り付けられた回転軸に取り付けられると共に、前記回転軸の軸心に対して傾斜する傾斜カム面が外周面に形成された揉みボス部と、
    前記揉みボス部の傾斜カム面に嵌り込み、且つ前記回転駆動力を取り出す揉み嵌合部と、を有し、
    前記揉み嵌合部が、前記揉みマッサージ部材の基端に形成され、
    前記揉みマッサージ部材が揉みボス部に対して連れ回りすることを抑制する振れ止め機構が、前記揉みマッサージ部材の基端且つ側面に設けられている
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載のマッサージ装置。
  6. 前記揉みボス部は、前記回転軸に偏心状態で取り付けられており、
    前記回転軸に対する掴みボス部の偏心方向と、前記回転軸に対する揉みボス部の偏心方向とが、周方向に異なっていることを特徴とする請求項に記載のマッサージ装置。
  7. 前記揉み施療子が、揉みマッサージ部材の先端であってその幅方向両側にそれぞれ設けられており、幅方向内側の揉み施療子に対して掴み施療子を近接離反させることで、掴みマッサージを行う構成とされていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のマッサージ装置。
  8. 前記掴み駆動部は、
    前記回転軸に一体回動するように取り付けられると共に外周面に前記回転軸の軸心に対して偏心したカム面が形成された掴みボス部と、
    前記掴みボス部のカム面に嵌り込み且つ前記回転駆動力を取り出す環状嵌合部を基端側に備えると共に取り出された回転駆動力を先端側に伝達するクランク部材と、
    を備えており、
    前記掴みマッサージ部材は、当該掴みマッサージ部材の基端側が前記クランク部材の先端側に左右方向軸回りに回動自在に枢支されており、前記掴みマッサージ部材の先端側に前記掴み施療子が設けられていて、
    前記掴みマッサージ部材の中途側が、前記揉みマッサージ部材に左右方向を向く軸回りに回動自在に連結されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ装置。
  9. 前記揉み駆動部は、前記掴みボス部が取り付けられた回転軸に取り付けられると共に、前記回転軸の軸心に対して傾斜する傾斜カム面が外周面に形成された揉みボス部と、前記揉みボス部の傾斜カム面に嵌り込み、且つ前記回転駆動力を取り出す揉み嵌合部と、を有し、
    前記揉み嵌合部が、前記揉みマッサージ部材の基端に形成されると共に、揉みマッサージ部材の先端に揉み施療子が設けられており、
    前記揉みマッサージ部材の基端には、前記回転軸を挟んで前記揉み施療子の位置する側とは反対側に向かって伸びる突出部が形成されており、
    前記突出部の先端に、前記掴みマッサージ部材が連結されていることを特徴とする請求項に記載のマッサージ装置。
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