JP2018094299A - マッサージ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のマッサージ装置は、前方に突出した施療子17と、当該施療子17を先端側に備えると共に基端側が左右方向を向く回転軸12に支持されたアーム部材16と、当該アーム部材16の基端側に突出状に設けられた突片24と、突片24を往復揺動させることで、施療子17による叩きマッサージを行う叩きマッサージ機構10と、を備えたマッサージ装置1であって、突片24が、回転軸12より上方側または下方側に向けて突出するように形成されていて、叩きマッサージ機構10が、突片24を前後方向に揺動させる構成とされている。
【選択図】図4
Description
すなわち、特許文献1には、先端に備えられた施療子により使用者の背側の施療部に対してマッサージ動作を付与するマッサージ部材と、マッサージ部材を駆動する駆動モータと、を備えたマッサージ装置が開示されている。具体的には、特許文献1のマッサージ装置は、駆動モータの回転駆動運動を傾斜カムを用いた変換機構を用いて並進運動に変換し、マッサージ部材を左右方向に沿って揺動させる揉みマッサージ機構を備えたものとされている。そして、この特許文献1の変換機構には、傾斜カムに沿ったマッサージ部材の回動を規制する規制ピンが設けられており、リンク部材を用いてこの規制ピンを揺動させることで施療部に対する叩きマッサージを行う叩きマッサージ機構も設けられている。
しかし、特許文献1のマッサージ装置では、マッサージ部材において施療子側に突出する方向とは反対の方向にも規制ピンが突出する構造となっており、回転軸を挟んで両側にマッサージ部材と規制ピンとが配備されるため、規制ピンから施療子までの距離はある程度長いものとなる。つまり、上述したような特許文献1の内部構造を採用した場合には、規制ピンを後方に向かって突出させた分だけマッサージ機の前後方向の厚みは厚くなるため、更なる薄型化に資するものとはなっていない。
即ち、本発明のマッサージ装置は、前方に突出した施療子と、当該施療子を先端側に備えると共に基端側が左右方向を向く回転軸に支持されたアーム部材と、当該アーム部材の基端側に突出状に設けられた突片と、前記突片を往復揺動させることで、前記施療子による叩きマッサージを行う叩きマッサージ機構と、を備えたマッサージ装置であって、前記突片が、前記回転軸より上方側または下方側に向けて突出するように形成されていて、前記叩きマッサージ機構が、前記突片を前後方向に揺動させる構成とされていることを特徴とする。
なお、好ましくは、前記突片には、当該突片を左右方向に貫通する貫通孔が形成されており、前記貫通孔に、前記揺動リンク部材の左端側または右端側が遊嵌状に貫通しているとよい。
なお、好ましくは、前記連結体と揺動リンク部材との間であって前記揺動リンク部材の軸心方向に沿った方向には、前記偏心カム部材と揺動リンク部材とを弾性的に連結することで、前記ワンウェイクラッチへの負荷を低減するバネ部材が設けられているとよい。
図1は、本実施形態のマッサージ装置1を模式的に示したものである。
図1に示すように、本実施形態のマッサージ装置1は、「シート型のマッサージ機」、あるいは「プレート型のマッサージ機」と呼ばれるものであり、椅子やソファの背もたれ部に沿わせるように立て掛けられて使用されるものである。つまり、このマッサージ装置1は、椅子やソファの背もたれ部と、この背もたれ部にもたれかかる使用者との間に挟み込まれるように配備されて、内部に設けられたマッサージ機構2を用いて使用者の背中や腰などの施療部をマッサージする構成とされている。
以降の説明において、図1及び図2において矢印で示される前後方向・左右方向・上下方向をマッサージ装置1を説明する際の前後方向・左右方向・上下方向とする。これは椅子などの背もたれ部に立て掛けられたマッサージ装置1に着座した使用者から見た方向と一致する。さらに、これらの方向については、適宜、図1及び図2中に矢印を用いて示している。
図3に示すように、揉みマッサージ機構9は、前方に向かって突出するように設けられた左右一対のアーム部材16の先端側に使用者の施療部を施療する施療子17を有しており、それぞれの施療子17を左右方向に揺動させる(近接離反させる)ことで、施療部に対する揉みマッサージを行う構成になっている。
図2〜図5に示すように、突片24は、アーム部材16の基端側から下方に向かって突出する部材であり、揺動リンク部材13の前後揺動によりアーム部材16を左右方向を向く軸回り(回転軸12回り)に往復揺動可能とされている。なお、本実施形態の突片24は、下方に向かって突出する構成とされているが、突片24の突出方向は上方に向かうものであっても良い。
なお、上述した偏心ボス部26と動力伝達軸11との間には、ワンウェイクラッチが設けられている。すなわち、駆動モータ7により動力伝達軸11を正逆に回転可能としておき、動力伝達軸11が正方向に回転した場合には動力伝達軸11の回転駆動力を偏心ボス部26に伝達し、動力伝達軸11が逆方向に回転した場合には動力伝達軸11の回転駆動力を偏心ボス部26に伝達しない、言い換えれば偏心ボス部26が動力伝達軸11に対して空転されるようにする。
また、上述したワンウェイクラッチを用いるに際しては、連結体27と揺動リンク部材13との間に、揺動リンク部材13の軸心方向に沿った方向に偏心ボス部26と揺動リンク部材13とを弾性的に連結するバネ部材34を設けるのが好ましい。このようなバネ部材34を設ければ、ワンウェイクラッチへの負荷を低減することが可能となる。
この揺動リンク部材13の左端側と右端側とには、上述した突片24が左右方向に移動を許容された状態で係合しているため、揺動リンク部材13が前後方向に揺動するとアーム部材16も前後に揺動し、施療子17が揉みマッサージの動作よりも速いピッチで施療部に接触し、施療部に対する叩きマッサージを行うことが可能となる。
具体的には、昇降モータ8は駆動モータ7の右側に配備されたモータであり、下方に駆動軸8aを向けて配備されている。この昇降モータ8の駆動軸8aにはウォームギヤが設けられており、昇降モータ8で発生した回転駆動力を左右方向に軸心を向けた第1減速軸36のウォームホイールに伝達している。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
2 マッサージ機構
3 ガイドレール
4 ラックギヤ
5 昇降ギヤ
6 ベース部材
7 駆動モータ
7a 駆動モータの駆動軸
8 昇降モータ
8a 昇降モータの駆動軸
9 揉みマッサージ機構
10 叩きマッサージ機構
11 動力伝達軸
12 回転軸
13 揺動リンク部材
14 減速部
15 昇降軸
16 アーム部材
17 施療子
18 傾斜カム面
19 傾斜ボス部
20 規制手段
21 軸受
22 環状嵌合部
23 ベアリング(傾斜ボス部のもの)
24 突片
25 貫通孔
26 偏心ボス部
27 連結体
28 第1突出体
29 第2突出体
30 抜け止め部
31 枢支軸
32 ベアリング(偏心ボス部のもの)
33 リンク部材案内孔
34 バネ部材
35 バネ取付片
36 第1減速軸
37 第2減速軸
38 第3減速軸
39 衝撃緩和部材(バネ部材)
Claims (8)
- 前方に突出した施療子と、当該施療子を先端側に備えると共に基端側が左右方向を向く回転軸に支持されたアーム部材と、当該アーム部材の基端側に突出状に設けられた突片と、前記突片を往復揺動させることで、前記施療子による叩きマッサージを行う叩きマッサージ機構と、を備えたマッサージ装置であって、
前記突片が、前記回転軸より上方側または下方側に向けて突出するように形成されていて、
前記叩きマッサージ機構が、前記突片を前後方向に揺動させる構成とされていることを特徴とするマッサージ装置。 - 前記叩きマッサージ機構は、左右方向に長尺な棒状に形成されると共に左右方向の中途側が上下方向を向く軸回りに揺動可能に支持された揺動リンク部材を備えており、
前記揺動リンク部材は、当該揺動リンク部材の左端側または右端側で前記突片を前後方向に揺動させる構成とされている
ことを特徴とする請求項1に記載のマッサージ装置。 - 前記突片には、当該突片を左右方向に貫通する貫通孔が形成されており、
前記貫通孔に、前記揺動リンク部材の左端側または右端側が遊嵌状に貫通している
ことを特徴とする請求項2に記載のマッサージ装置。 - 前記叩きマッサージ機構は、駆動モータで発生した回転駆動力を伝達する動力伝達軸と、前記動力伝達軸に取り付けられると共に動力伝達軸に対して偏心状に取り付けられた偏心ボス部と、基端側が前記偏心ボス部に対して回動自在に外嵌し先端側が前記揺動リンク部材の軸心に沿って当該揺動リンク部材に摺動自在に嵌り込む連結体と、を備えている、
ことを特徴とする請求項2または3に記載のマッサージ装置。 - 前記駆動モータは、前記動力伝達軸を正逆に回転可能とされており、
前記偏心ボス部は、ワンウェイクラッチを介して動力伝達軸に連結されている
ことを特徴とする請求項4に記載のマッサージ装置。 - 前記連結体と揺動リンク部材との間であって前記揺動リンク部材の軸心方向に沿った方向には、前記偏心カム部材と揺動リンク部材とを弾性的に連結することで、前記ワンウェイクラッチへの負荷を低減するバネ部材が設けられていることを特徴とする請求項5に記載のマッサージ装置。
- 前記施療子を左右方向に揺動させて揉みマッサージを行う揉みマッサージ機構が設けられていて、
前記揉みマッサージ機構は、前記回転軸と一体に回転すると共に回転軸の軸心に対して傾斜した軸回りを周回する傾斜カム面を備え、前記傾斜カム面に前記アーム部材の基端側が回動自在に嵌合する傾斜ボス部と、前記傾斜ボス部に対してアーム部材が供回りすることを規制する規制手段と、を有し、
前記規制手段が、前記アーム部材の基端側に突出状に設けられた突片と、この突片を往復揺動させる揺動リンク部材と、で構成されている
ことを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載のマッサージ装置。 - 前記叩きマッサージ機構及び揉みマッサージ機構を上下方向に昇降させる昇降機構を有しており、
前記昇降機構は、昇降モータと、両端側に昇降ギヤが取り付けられた昇降軸と、前記昇降モータの回転駆動力を減速して前記昇降軸に伝達する減速部と、を有し、
前記減速部は、前記昇降モータで発生する回転駆動力を減速して伝達する複数のギヤを備えており、
前記複数のギヤのいずれか1つ以上が前記回転軸に対して回転自在に取り付けられていることを特徴とする請求項7に記載のマッサージ装置。
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WO2021008305A1 (zh) * | 2019-07-16 | 2021-01-21 | 恒林家居股份有限公司 | 按摩椅及其按摩机构、按摩方法 |
WO2023138454A1 (zh) * | 2022-01-18 | 2023-07-27 | 福建荣耀健康科技股份有限公司 | 一种脚底按摩机构 |
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