JP2016135191A - マッサージ機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレート型のマッサージ機の前後方向の厚みを薄くすることができるマッサージ機構を提供する。
【解決手段】マッサージ機構6は、先端に備えられた施療子8により使用者Uに対してマッサージ動作を付与するマッサージ部材7と、マッサージ部材を駆動する第1の駆動モータ12と、マッサージ部材を上下方向に移動させるための駆動力を発生する第2の駆動モータ42とを有し、第1の駆動モータと第2の駆動モータとを隣接配置すると共に、底面視において、第1の駆動モータと第2の駆動モータとを左右方向に沿って一部重なるように配備し、且つ前後方向に沿って一部重なるように配備し、底面視において、マッサージ部材を駆動する駆動回転軸20が、第1の駆動モータと第2の駆動モータとの前後方向における非重合部分を貫通すると共に、第1の駆動モータに一部重なるように配備されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、椅子などに載置した状態で使用する載置型のマッサージ機に用いられるマッサージ機構に関する。
従来、椅子型マッサージ機の背もたれ部の内部に収容されているマッサージ機構は、揉み、叩き、指圧、振動の少なくとも一つの以上のマッサージ動作を発生させている。
このようなマッサージ機構(背揉み装置)として、特許文献1に示すものがある。
特開2011−131039号公報
しかしながら、使用者から、さまざまな環境、すなわち、椅子型マッサージ機のようにリビングルームなどに限定されずに、例えば、マッサージ機能を有さないソファ、リクライニングチェア、オフィスチェアなどさまざまな椅子でマッサージをしたいとの要望が挙がっていた。
その要望に応えるものとして、例えば、リクライニングチェアなどの椅子の背もたれにもたれ掛かるように載置して、使用者の肩部から腰部(背部)にかけて施療することが可能なプレート型のマッサージ機がある。
ところで、このプレート型のマッサージ機に対して、特許文献1に開示されている、2つの以上のマッサージ動作を発生させるマッサージ機構を採用したとすると、使用者に十分なマッサージ効果を付与することが可能ではあるが、装置として前後方向に非常に厚みのあるものとなってしまう虞がある。装置として前後方向に厚みのあるものとなると、椅子の座面における着座範囲が狭くなり、使用者の座り心地を悪くしてしまう。それゆえ、使用者に良好なマッサージ動作を付与することができなくなる虞がある。すなわち、上記した装置は、性能としては良好であるが、使いにくいものとなってしまうこととなる。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、プレート型のマッサージ機の大きさをコンパクトなものとすることができるマッサージ機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明のマッサージ機構は、先端に備えられた施療子により使用者に対してマッサージ動作を付与するマッサージ部材と、前記マッサージ部材を駆動する第1の駆動モータと、前記マッサージ部材を上下方向に移動させるための駆動力を発生する第2の駆動モータと、を有するマッサージ機構であって、前記第1の駆動モータと第2の駆動モータとを隣接配置すると共に、底面視において、前記第1の駆動モータと第2の駆動モータとを左右方向に沿って一部重なるように配備し、且つ前後方向に沿って一部重なるように配備し、底面視において、前記マッサージ部材を駆動する駆動回転軸が、前記第1の駆動モータと第2の駆動モータとの前後方向における非重合部分を貫通すると共に、第1の駆動モータに一部重なるように配備されていることを特徴とする。
好ましくは、正面視において、前記第2の駆動モータ上を前記マッサージ部材を駆動する駆動回転軸が左右方向に一部重なるように配備されているとよい。
好ましくは、前記第2の駆動モータは上下方向に延びる2つのモータ回転軸を有する両軸モータであって、一方のモータ回転軸の回転力により前記マッサージ部材に備えられた施療子による叩き動作を行わせ、他方のモータ回転軸の回転力により前記マッサージ部材の上下動を行わせるようにし、前記第1の駆動モータにより前記駆動回転軸を回転させて、前記マッサージ部材に備えられた施療子による揉み動作を行わせるように構成されているとよい。
本発明にかかるマッサージ機構によれば、プレート型のマッサージ機の大きさをコンパクトなものとすることができる。
プレート型のマッサージ機の全体を示す斜視図である(表カバー体と揉みモータのカバーを省略して描いている)。 本発明のマッサージ機構を示す前方斜視図である(左側のマッサージ部材、ケース体の一部を省略して描いている)。 本発明のマッサージ機構を示す後方斜視図である(ケース体の一部を省略して描いている)。 マッサージ機構の右側断面図である(A−A断面)。 マッサージ機構の正面図である。 マッサージ機構の底面図である(ケース体の一部を省略して描いている)。 マッサージ機構の背面図である。 揉み駆動部の第1ギアボックス内部の拡大図である(左側のマッサージ部材などを省略して描いている)。 マッサージ機の使用態様を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を、図を基に説明する。
図1〜図8は、プレート型マッサージ機1に用いられているマッサージ機構6の実施形態を示している。また、図9は、本発明にかかるマッサージ機構6を備えるプレート型マッサージ機1の実施形態を示している。
まず、以下では説明の便宜上、図1、図2、図9における左右方向を、プレート型マッサージ機1を説明する場合の「右左方向」、「幅方向」とする。また、図1、図2、図9における上下方向を、プレート型マッサージ機1を説明する場合の「上下方向」とする。さらに、図1、図2、図9における左斜め方向を向く紙面貫通方向、乃至は図4における左右方向を、プレート型マッサージ機1を説明する場合の「前後方向」、「厚み」とする。これらは、プレート型マッサージ機1が載置された椅子Xの座面に着座した使用者Uから見た前後方向、左右方向、上下方向と一致する。
図1、図9に示すように、本実施形態のマッサージ機構6を備えるプレート型マッサージ機1は、マッサージ機能を有さないソファやリクライニングチェアなど椅子Xの背もたれの表面、すなわち前方に凭れ掛かるように取り付けて、椅子Xに着座した使用者Uの肩部から腰部に掛けてマッサージするためのものである。
具体的には、プレート型マッサージ機1は、椅子Xの座面に載せた上で、椅子Xの背もたれにベルトなどを用いて括り付けて用いられるものであり、使用者Uの肩部から腰部にかけて施療する、すなわち背部に対して施療するマッサージ機構6と、そのマッサージ機構6を収容するケーシング2(背もたれ部)とを有している。
つまり、このプレート型マッサージ機1を使用する際には、使用者Uは、椅子Xの背もたれに取り付けておき、その椅子Xの座面に腰を下ろし、背もたれ部2に背部をつけるようにして着座し、背もたれ部2の内部に配備されたマッサージ機構6を用いてマッサージを受けることとなる。
なお、このプレート型マッサージ機1は、椅子Xの背もたれの前方に配備されるので、リクライニング可能な椅子Xの場合、背もたれの傾斜と共にプレート型マッサージ機1も傾斜する。すなわち、このプレート型マッサージ機1は、椅子Xのさまざまな姿勢(リクライニング姿勢や起立姿勢など)において、使用者Uの背部に対してマッサージが可能である。
次に、本実施形態のプレート型マッサージ機1を構成するケーシング2、すなわち背もたれ部2について説明する。
図1に示すように、ケーシング2は、椅子Xの座面の後端部、すなわち椅子Xの背もたれの前方に配備されて使用者Uの背部(腰部〜肩部)を支持する部材であり、内部が空洞
となった筐体である。このケーシング2は、背部を全面に亘って覆うことができるように、幅が椅子Xの背もたれの幅よりやや狭く且つ上下方向に長尺な上下方向に長尺な板形状(プレート形状)であり、例えばプラスチックなど、金属より軽量とされる材料を用いて形成されている。
具体的には、図1に示すように、ケーシング2は、前後方向の厚みが幅方向に比して薄く、且つ、上下方向に長尺な板状の外観を備えており、前後方向を向いて起立する、すなわち椅子Xの背もたれに沿うように配備される。
ケーシング2は、上下方向に長尺であり、且つマッサージ機構6を配備する基盤プレート3(後側プレート)と、その基盤プレート3の前面を覆うと共に、前方に向かって開口部5が形成されている被覆プレート4(前側プレート)とを有している。また、被覆プレート4には、その開口部5を覆う布状の表カバー体(図示せず)が設けられている。
すなわち、ケーシング2は、後方に向かって緩やかに湾曲した板形状を備えた基盤プレート3と、前方に向かって緩やかに湾曲した板形状を備えた被覆プレート4とが、重ね合わされて構成されていて、その2つの部材が前後方向に重ね合わされた内部に空間が形成されるようになっている。
図1に示すように、基盤プレート3は、前後方向の厚みが薄く、且つ、上下方向に長尺な板状に形成されていて、後方に向かって緩やかに湾曲した外観を備えている。すなわち、基盤プレート3は、前方に向かって開口し、且つ浅い凹状に形成されているともいえる。
この基盤プレート3の前面には、基盤プレート3の前面上(ケーシング2の内部)を上下方向に自在に移動させる上下移動機構を備えるマッサージ機構6が取り付けられている。
具体的には、基盤プレート3の前面には、マッサージ機構6が、基盤プレート3に対して長手方向(上下方向)に沿って移動させる上下移動機構(詳細は後述)を介して設けられている。
一方、被覆プレート4は、前後方向の厚みが薄く、且つ、基盤プレート3と同様に上下方向に長尺な板状に形成されていて、前方に向かって緩やかに湾曲した外観を備えている。すなわち、被覆プレート4は、後方に向かって開口し、且つ浅い凹状に形成されているともいえる。この被覆プレート4は、基盤プレート3の前面を全面に亘って覆うことで、基盤プレート3の前方を向く開口を閉鎖するようになっている。
また、被覆プレート4の幅方向の中央側には、長手方向(上下方向)に沿って開口部5が形成されている。
具体的には、この開口部5は、被覆プレート4の幅よりも狭い開口幅を左右方向に備え、且つ被覆プレート4の上下方向の寸法よりやや小さな開口寸法を上下方向に備えている。つまり、正面から見た場合、この開口部5は上下方向に長い帯状に開口しており、この上下方向に長い開口部5に沿ってマッサージ機構6が上下方向に移動するようになっている。すなわちこの開口部5は、マッサージ機構6が上下に移動する移動エリアとなっている。
また、この開口部5には、開口部5を隙間なく閉鎖する布状の表カバー体が設けられている。この布状の表カバー体により、マッサージ機構6が使用者Uの背部(施療部)に直接当たらないようになっている。
上記した基盤プレート3の表面上、言い換えれば、基盤プレート3と被覆プレート4との間には、ケーシング2に凭れ掛かった使用者Uの背部(施療部)をマッサージするマッサージ機構6が収容されている。
本実施形態のマッサージ機構6は、2つ以上のマッサージ動作を備えた機構であって、右左方向に所定の間隔を空けて一対配備されたマッサージ部材7と、使用者Uの施療部に対して、揉みマッサージをする揉みマッサージ機構10と、叩きマッサージをする叩きマッサージ機構40とを有している。さらに、本実施形態のマッサージ機構6は、ケーシング2内でマッサージ機構6を上下方向に案内する上下移動機構を備えている。
本実施形態のマッサージ機構6は、上から、叩きマッサージ機構、揉みマッサージ機構
10、上下移動機構の順に、ケース体9の内部に配備されている。
ケース体9は、上記した3つの機構を一体的に収容する部材であって、後述する揉み駆動部11の第1ギアボックス14、叩き駆動部41の第2ギアボックス、上下移動機構の第3ギアボックスを備える。
なお、本実施形態のマッサージ機構6は、揉みマッサージ機構10及び、叩きマッサージ機構の2つのマッサージ動作を備えたものを例示するが、使用者Uの背部(施療部)に対して、揉み、叩き、指圧、振動といった動作のうち、少なくとも2つ以上のマッサージ動作を備えたものとしてもよい。
具体的に、本実施形態の揉みマッサージ機構10について、図を基に説明する。
図2〜図8に示すように、本実施形態の揉みマッサージ機構10は、ケーシング2の内部に収容されていて、左右方向を向くように配備された回転駆動軸20と、回転駆動軸20を駆動させる揉み駆動部11と、回転駆動軸20の回転力を揉み(揺動)運動に変換する変換部23と、を有している。
揉み駆動部11は、マッサージ部材7を近接離反させることで、施療子8の間に使用者Uの施療部を挟み込んでマッサージ動作を行うものである。
揉み駆動部11は、揉み駆動モータ12と第1ギアボックス14とを有し、これら揉み駆動モータ12と第1ギアボックス14はケース体9内に収容されている。
図5に示すように、揉み駆動モータ12(第1の駆動モータ)は、本体部が上下方向中央よりやや下側に、且つ左右方向中央よりやや右側に配備されている。また、揉み駆動モータ12の出力軸13は、上方向を向いて配備されていて、この出力軸13の先端にはウォームギア15が取り付けられている。その出力軸13の先端は、第1ギアボックス14の内部に挿入されるように配備されている。
図8に示すように、第1ギアボックス14は、揉み駆動モータ12の出力軸13より後方に配備されていて、内部には回転軸心が左右方向を向いたウォームホイール16と、回転軸17と、ピニオンギア18とが収容されている。
回転軸17は、揉み駆動モータ12の出力軸13の軸心を含む平面より後方の位置で、左右方向に第1ギアボックス14を貫通するように、右側から左側の間に架け渡されるように配備されている。この回転軸は、第1ギアボックス14にベアリング19を介して、回動自在に支持されている。
この回転軸17の一方端には、ウォームホイール16が嵌入されていて、ウォームホイール16は揉み駆動モータ12の出力軸13に備えられたウォームギア15と、揉み駆動モータ12の出力軸13の軸心を含む平面より後方の位置で歯合されている。
一方、回転軸17の右側の他方端には、ピニオンギア18が取り付けられている。このピニオンギア18は、後述する前方に配置されている回転駆動軸20に配備されているギア22と歯合されている。
つまり、揉み駆動部11は、揉み駆動モータ12の出力を、一度ウォームギア15とウォームホイール16を介して回転軸17に伝達し、その後、回転軸17の回転力をピニオンギア18とギア22を介して回転駆動軸20に伝達している。
回転駆動軸20は、マッサージ機構6の上下方向中央、且つ揉み駆動モータ12の出力軸13の前方に、右側から左側の間に架け渡されるように配備されている。この回転駆動軸20は、左右方向に第1ギアボックス14を貫通するように配備されていて、揉みマッサージ機構10を支持するケース体9に、ベアリング21を介して回動自在に支持されている。
この回転駆動軸20の中央よりやや右側には、上記のピニオンギア18と歯合し、回転駆動軸20を回転させるギア22が回転自在に嵌入されている。また、回転駆動軸20の両端には、一対の変換部23(マッサージ部材7)が配備されている。
すなわち、駆動回転軸20は、底面視において、揉み駆動モータ12と後述する叩き駆動モータ42との前後方向における非重合部分を貫通すると共に、揉み駆動モータ12に一部重なるように配備されている。
図2〜図8に示すように、変換部23は、回転駆動軸20の両端に一対配備されていて
、回転駆動軸20の回転力を揺動運動に変換して、一対の施療子8(マッサージ部材7)を近接離反させる構成である。
変換部23は、回転駆動軸20に対して偏心状態で取り付けられると共に、外周面にカム面27が形成された変換ボス部24と、マッサージ部材7の基端に設けられ、変換ボス部24のカム面27に嵌り込んでいる環状嵌合部25と、回転駆動軸20の回転に伴って、マッサージ部材7が回転することを規制する規制部26とを備えている。
変換ボス部24は、回転駆動軸20の両端に一対配置され、回転駆動軸20に対して傾斜した略円形であって無端状の軌道(カム面27)を有するものとなっている。
カム面27には、ベアリング(図示せず)が摺動自在に外嵌されていて、変換ボス部24が回転駆動軸20に相対回転できないように固定されている。
マッサージ部材7の基端に形成された環状嵌合部25は、変換ボス部24のカム面27を外嵌し、変換ボス部24の回転を上下方向の揺動運動に変換するものである。環状嵌合部25は、側面視略環状に形成され、略中央部には、変換ボス部24のカム面27の外周径と略同じ径の開口部が形成されている。この開口部は、変換ボス部24のカム面27を外嵌している。そのため、変換ボス部24と環状嵌合部25とが相対回動自在になっている。
規制部26は、環状嵌合部25に形成された規制ピン28と、後述する叩きマッサージ機構29のリンク部材49とされている。
規制ピン28は、先端が球形状に形成された棒片とされ、環状嵌合部25の後側から後方に向かって、延びるように形成されている。この規制ピン28は、後述する叩きマッサージ機構29のリンク部材49の支持部と兼用するものとなっている。規制ピン28の先端には、リンク部材49が摺動自在に嵌め込まれている。
規制部26は、リンク部材49が規制ピン28に摺動自在に嵌り込む、すなわちボールジョイントとすることで、マッサージ部材7が回転駆動軸20回りに回動することを規制する。
上記した揉みマッサージ機構10を有するマッサージ機構6は、以降に示す上下移動機構で上下方向に移動可能とされている。
図2、図4に示すように、マッサージ部材7(アーム部材)は、側面視で、前方に突出状に配備される棒状の板片であって、上側に配備されている叩きマッサージ機構29と、下側に配備されている上下移動機構の間、すなわちマッサージ機構6の上下方向中央に配備される。
マッサージ部材7の基端には、変換ボス部24のカム面27に嵌り込む環状嵌合部25が設けられている。この環状嵌合部25の後側には、上記した規制部26が形成されている。
環状嵌合部25は、厚みの薄い円筒形状の部材であって、その内周径は変換ボス部24のカム面27の外周径とほぼ同じである。
また、マッサージ部材7の先端に取り付けられた施療子8は、肉厚な円盤型や球形など様々な形状で形成され、樹脂や硬質ゴムなどによって形成されている。この施療子8は、被覆プレート4から突出するように配備される。マッサージ部材7及び施療子8は、上記した被覆プレート4の開口部5よりもさらに前方に突出するように配備される。
左右一対設けられたマッサージ部材7は、開口部5の後方に配備された揉み駆動部11により、左右方向に近接離反させるように揺動(駆動)する。そして、これら施療子8とマッサージ部材7とは、揉み駆動部11により揺動させられている場合であっても、正面から見て上記した移動エリア5内に位置するようになっている。
次に、本実施形態の叩きマッサージ機構40について、図を基に説明する。
図2〜図8に示すように、本実施形態の叩きマッサージ機構40は、ケーシング2の内部であり、且つ揉みマッサージ機構10の上側に収容されていて、マッサージ部材7を叩き動作させる叩き駆動部41と、叩き駆動部41の動力をマッサージ部材7に伝達するリンク部材49と、を有している。
叩き駆動部41は、マッサージ部材7に取り付けられた施療子8を上下に揺動させるこ
とで、使用者Uの施療部を叩いてマッサージ動作を行うものである。
叩き駆動部41は、叩き駆動モータ42と第2ギアボックス45とを有し、これら叩き駆動モータ42と第2ギアボックスはケース体9内に収容されている。
図5に示すように、叩き駆動モータ42(第2の駆動モータ)は、本体部が上下方向中央に、且つ左右方向中央よりやや左側に配備されている。すなわち、叩き駆動モータ42は、出力軸43(モータ回転軸)が揉み駆動モータ12の出力軸13の左隣になるように、且つ上方向を向くように配備されている。
叩き駆動モータ42の出力軸43の先端には、ウォームギア44が取り付けられていて、その先端は第2ギアボックス45の内部に挿入されるように配備されている。
ここで、叩き駆動モータ42及び揉み駆動モータ12の配置、すなわち、本実施形態のマッサージ機構6の特徴について説明する。
具体的には、図2、図5、図6などに示すように、本実施形態のマッサージ機構6は、回転駆動軸20を、当該マッサージ機構6の上下方向中央に、右側から左側にかけて架け渡すように配備している。この回転駆動軸20の後方には、揉み駆動モータ12の出力軸13と叩き駆動モータ42の本体部を配備されている。詳しくは、回転駆動軸20の後方であって、左右(軸心)方向中央よりやや右側に揉み駆動モータ12の出力軸13が配備され、左右方向中央よりやや左側に叩き駆動モータ42の本体部が配備されている。
また、図5に示すように、揉み駆動モータ12の本体部と、叩き駆動モータ42の本体部とが、干渉し合わないように、叩き駆動モータ42の本体部が、揉み駆動モータ12の本体部の所定の間隔を空けた上方に配備されている。
さらに、図6に示すように、揉み駆動モータ12の本体部と、叩き駆動モータ42の本体部とが、干渉し合わないように、揉み駆動モータ12の本体部が、叩き駆動モータ42の本体部より所定の間隔を空けた前方に配備されている。つまり、本実施形態のマッサージ機構6においては、揉み駆動モータ12の本体部の左側一部と、叩き駆動モータ42の本体部の右側一部とが、左右方向に沿って重ね合わさる(オーバーラップする)ように配備されている。
すなわち、揉み駆動モータ12と叩き駆動モータ42とを隣接配置すると共に、底面視において、揉み駆動モータ12と叩き駆動モータ42とを左右方向に沿って一部重なるように配備し、且つ前後方向に沿って一部重なるように配備している。
言い換えると、回転駆動軸20は、揉み駆動モータ12と叩き駆動モータ42とがずれるように配置されたことで生じた段差の空間(非オーバーラップ部分)の前方を通過しているともいえる。また、揉み駆動モータ12の出力軸13の軸心と叩き駆動モータ42の一方の出力軸の軸心とは、同一平面上には配備されないこととなる。
すなわち、揉み駆動モータ12の出力軸13の軸心と叩き駆動モータ42の出力軸43の軸心とは、底面視の前後方向において、回転駆動軸20と上下移動機構70(詳細は後述)の昇降軸79との間で、且つ前後方向にオフセットして配備されている。これにより、揉み駆動モータ12と叩き駆動モータ42とが干渉しないようになっている。
図2、図4に示すように、第2ギアボックス45は、揉みマッサージ機構10の上方、且つ上記した回転駆動軸20の軸心を含む平面より後方に配備されていて、内部には回転軸心が左右方向を向いたウォームホイール46と、回転軸47とが収容されている。
回転軸47は、左右方向に第2ギアボックス45を貫通するように、右側から左側の間に架け渡されるように配備されていて、軸心が上記した回転駆動軸20の軸心とほぼ同じ平面上に位置している。この回転軸47の両端には、厚みの薄い円筒形状のリング部材52が嵌入されている。リング部材52は、その外周径はリンク部材49に配備されているベアリング53の内周径とほぼ同じであり、そのベアリング53に外嵌されるようになっている。一方、リング部材52の回転軸心は、ベアリング53の回転軸心に対して、偏心している。このような回転軸47は、リンク部材49及びベアリング53を介して回動自在に支持されている。
回転軸47には、ウォームホイール46が嵌入されていて、ウォームホイール46は叩き駆動モータ42の出力軸43に備えられたウォームギア44と、回転駆動軸20の軸心
を含む平面より後方で、歯合されている。また、回転軸47の両端には、一対のリンク部材49(規制部26)が配備され、その内側には回転軸47を回動自在に支持するベアリング48が配備されている。
つまり、叩き駆動部41は、叩き駆動モータ42の出力を、一度ウォームギア44とウォームホイール46を介して回転軸47に伝達し、回転軸47の両端に配備された一対のリンク部材49に動力を伝達している。
図2〜図8に示すように、一対のリンク部材49は、叩き駆動部41の動力を叩き運動に変換して、マッサージ部材7に伝達するものであり、側面視で、後斜め下方に突出状に配備される棒状の板片である。
このリンク部材49は、先端部と基端部とが、中途部において上下方向に分割されていて、先端部が基端部に対して、左右方向に回動自在に枢支されている。このような形状とすることで、基端部が変換ボス部24に外嵌されたマッサージ部材7の左右方向の若干揺動の力を逃がしている。
この基端部には、回転軸47の端部に配備されたベアリング53に嵌り込む環状嵌合部50が設けられている。環状嵌合部50は、厚みの薄い円筒形状の部材であって、その内周径はベアリング53の外周径とほぼ同じである。リンク部材49の基端部は、ベアリング53が偏心したリング部材52を外嵌している。
一方、先端部には、球孔51が形成されていて、マッサージ部材7に設けられている規制ピン28が摺動自在に嵌り込むようになっている。球孔51は、規制ピン28の球の直径とほぼ同じである。
リンク部材49は、基端部において、ベアリング53が偏心したリング部材52を外嵌し、そのベアリング53を基端部が外嵌すると共に、先端部において、マッサージ部材7とボールジョイントで連結しているので、クランク運動が可能となっている。
このリンク部材49をクランク機構とすることで、マッサージ部材7が上下方向に揺動するようになり、マッサージ部材7の揺動により施療子8が上下方向に揺動する叩きマッサージ動作を行うことができる。
ところで、本実施形態の叩き駆動モータ42は、上記した出力軸43(一方のモータ回転軸)の反対側にもう一つの出力軸72(他方のモータ回転軸)を有している。すなわち、本実施形態の叩き駆動モータ42は、上下方向に延びる2つの出力軸43,72を有する両軸モータであって、一方の出力軸43の回転力によりマッサージ部材7に備えられた施療子8による叩き動作を行わせると共に、他方の出力軸72の回転力によりマッサージ部材7の上下移動を行わせるようにしている。
次に、本実施形態の上下移動機構70について、図を基に説明する。
図1〜図7に示すように、本実施形態の上下移動機構70は、ケーシング2の内部であり、且つ叩きマッサージ機構40の反対側の下側に収容されていて、上記したマッサージ機構6を上下方向に沿って案内するレール部材82と、このレール部材82に沿ってマッサージ機構6を移動させる昇降駆動部71と、を有している。
昇降駆動部71は、移動モータ42と、第3ギアボックス73とを有し、これら移動モータ42と第3ギアボックス73はケース体9内に収容されている。
図2〜図7に示すように、本実施形態の移動モータ42は、上記した叩き駆動モータ42(第2の駆動モータ)であって、上下方向に延びる2つの出力軸43,72を有する両軸モータである。本実施形態の移動モータ42は、他方の出力軸72の回転力によりマッサージ部材7の上下移動を行わせるようにしている。
移動モータ42の他方の出力軸72は、下方向を向くように配備されている。すなわち、他方の出力軸72は、揉み駆動モータ12の本体部の左隣になるように配備されている。なお、他方の出力軸72は、一方の出力軸43の軸心と同一の軸心となっている。
他方の出力軸72の先端には、一のウォームギア74(第1のウォームギア)が取り付けられていて、その先端は第3ギアボックス73の内部に挿入されるように配備されている。
図5に示すように、第3ギアボックス73は、移動モータ42の他方の出力軸72より
下方且つ後方に配備されていて、内部には回転軸心が前後方向を向いた一のウォームホイール75(第1のウォームホイール)と、軸心が前後方向を向いた回転軸78と、回転軸心が前後方向を向いた二のウォームギア77(第2のウォームギア)と、回転軸心が左右方向を向いた二のウォームホイール78(第2のウォームホイール)と、軸心が左右方向を向いた昇降軸79とが収容されている。
回転軸78は、移動モータ42の他方の出力軸72の軸心の右側に隣接するように配備されており、第3ギアボックス73を貫通するように、前側から後側の間に架け渡されるように配備されている。この回転軸78は、第3ギアボックス73にベアリング86を介して、回動自在に支持されている。
図6に示すように、他方の出力軸72の前側の先端には、一のウォームホイール75が取り付けられていて、ウォームホイール75は移動モータ42の出力軸72に備えられた一のウォームギア74と歯合されている。
また、他方の出力軸72には、二のウォームギア76が一のウォームホイール75の後方に取り付けられている。そして、二のウォームギア76の下方には、マッサージ機構6を上下方向に移動させる昇降軸79が配備されている。
昇降軸79は、上記した揉み駆動モータ12の本体部の後側に、軸心が左右方向を向くように配備されている。
昇降軸79には、二のウォームホイール77が取り付けられていて、二のウォームホイール77は、前方に配備されている二のウォームギア76と歯合されている。昇降軸79の両端には、ピニオンギア80が取り付けられている。このピニオンギア80は、ケーシング2に配置されているレール部材82に上下方向に移動自在に配置されている。
また、ピニオンギア80のさらに外側には、四角形状の板片81が取り付けられている。この板片81は、対角の長さがピニオンギア80の直径とほぼ同じ長さのものであり、上下方向を向くレール部材82の内部を摺動自在に移動するようになっている。
つまり、昇降駆動部71は、移動モータ42の出力を、一度一のウォームギア74と一のウォームホイール75を介して回転軸78に伝達し、その後、回転軸78の回転力を二のウォームギア76と二のウォームホイール77を介して昇降軸79に伝達している。
一方で、図4に示すように、レール部材82は、前側壁83と後側壁84との二つの側壁を有し、ケーシング2内部の左右方向の両端に一対設けられている。このレール部材82の前側壁83は被覆プレート4に形成され、後側壁84は基盤プレート3に形成されている。
このレール部材82の前側壁83と後側壁84が、前後方向において対面するように配備され、前側壁83と後側壁84との間隔は、板片81の一辺の長さとなっている。
さらに、前側壁83と後側壁84と構成されるレール部材82は、上側が前方に向かって「へ」字状に少し屈曲したカーブトラック形状となっている。このカーブトラック形状の屈曲位置は、ケーシング2の上端から1/4程度下側の位置であって、ケーシング2に凭れた使用者Uの肩部に対応する位置となっている。
レール部材82の上側を、カーブトラック形状とすることで、前後方向の厚みが薄くなったマッサージ機構6を前側に突出させることができ、ケーシング2にもたれ掛かった使用者Uの肩部に確実に当接することができる。
なお、レール部材82をカーブトラック形状とせずに、マッサージ部材7の前後方向の長さを長くすることも考えられるが、このようにした場合プレート型マッサージ機1の下側において、使用者Uの腰部などが、長いマッサージ部材7により前側に押し出されるようになってしまい、マッサージ感が悪くなる。それ故、本実施形態においては、レール部材82の上側をカーブトラック形状としている。
そして、レール部材82の後側壁84には、ラック歯が上下方向に沿って直線上に並んで配備されているラックギア85は設けられている。このラックギア85には、上記したピニオンギア80が歯合されていて、昇降軸79の回転力を上下方向の直線移動の動作に変換している。また、レール部材80であって、ラックギア85の左右方向外側には、上記した板片81が上下方向に沿うように摺動自在に嵌り込んでいる。
つまり、本実施形態の上下移動機構70は、移動モータ42を用いてピニオンギア80を正逆方向に回転させて、ピニオンギア80と板片81がレール部材82内を沿うように上下方向に移動させ、マッサージ機構6をレール部材82に沿って上下方向に移動させる。
上記した上下移動機構70を設けることにより、プレート型マッサージ機1に内蔵されたマッサージ機構6がケーシング2の開口部5に沿って上下方向に移動自在となる。つまり、この上下方向に伸びる開口部5が、本実施形態の場合の「マッサージ機構6の移動エリア」となっている。
以下に、上記した本実施形態のマッサージ機構6の作動態様について、説明する。
図9に示すように、本実施形態のマッサージ機構6を内蔵するプレート型マッサージ機1を使用するに際しては、リクライニングチェアなどマッサージ機構6が内蔵されていない椅子Xの背もたれに凭れかけるように載置する。そして、使用者Uは、その椅子Xに着座して、背部(腰部〜肩部)をプレート型マッサージ機1に当接させる。
このとき、プレート型マッサージ機1に内蔵されているマッサージ機構6は、ケーシング2の開口部5下側に位置している。つまり、マッサージ機構6の施療子8が使用者Uの腰部に当接するようになっている。
プレート型マッサージ機1の電源スイッチに備えられている叩きマッサージ動作をオンにして、上下移動機構70の移動モータ42(すなわち、叩きマッサージ機構40の叩き駆動モータ42)を駆動させる。すると、一方の出力軸43に、取り付けられているウォームギア44(叩きマッサージ機構40)が回転する。
それに伴い、ウォームギア44に歯合しているウォームホイール46が回転する。すると、回転軸47が回転するようになり、その回転軸47の両端に配備されている一対のリンク部材49の基端部が偏心回転運動をする、すなわちリンク部材49がクランク運動をする。
そして、リンク部材49に連結されているマッサージ部材7が、前後方向に揺動するようになり、その揺動により先端の施療子8も前後方向に揺動するようになる。
このとき、マッサージ部材7の基端部が変換ボス部24に外嵌しているので、左右方向にも若干揺動している。また、リンク部材49は、先端部と基端部が左右方向に揺動自在に枢支されているので、マッサージ部材7の左右方向の若干揺動の力を逃がしている。
一方で、他方の出力軸72に取り付けられている一のウォームギア74(第1のウォームギア)も回転する。それに伴い、一のウォームギア74に歯合している一のウォームホイール75(第1のウォームホイール)と、その後側の二のウォームギア76(第2のウォームギア)とが回転する。すると、二のウォームギア76に歯合している二のウォームホイール77(第2のウォームホイール)が回転する。二のウォームホイール77の回転により、昇降軸79が回転するようになり、昇降軸79の両端に配備されているピニオンギア80が回転する。マッサージ機構6は、ラックギア85に沿って上昇及び下降する。
このようにして、上下移動機構によるマッサージ機構6の昇降動作中に、叩きマッサージ機構40による叩きマッサージ動作が行われる。
揉みマッサージ動作は、マッサージ機構6の移動エリア(開口部5)内の何れかの位置において、マッサージ機構6の上下移動を停止させた上で、動作させることが可能なものである。
例えば、上下移動機構によりマッサージ機構6をレール部材82の上端に到達させた上で、プレート型マッサージ機1の電源スイッチに備えられている揉みマッサージ動作スイッチに切り換えた場合、揉みマッサージ機構10の揉み駆動モータ12を駆動させる。すると、出力軸13に取り付けられているウォームギア15が回転する。
それに伴い、ウォームギア15に歯合しているウォームホイール16が回転する。すると、回転軸17が回転するようになり、その回転軸17の右側に配備されているピニオンギア18が回転する。そして、ピニオンギア18に歯合しているギア22が回転し、そのギア22の回転により、回転駆動軸20が回転するようになる。このようにして、揉みマッサージ機構10による揉みマッサージ動作が行われる。
まとめると、本実施形態のマッサージ機構6は、揉みマッサージと叩きマッサージとの2つのマッサージ動作を行うことのできる機構であり、上下移動機構70を用いて上下方向にマッサージ機構6を移動させることで、使用者Uの背部の上下に亘って叩きマッサージ機構40による叩きマッサージをすることができると共に、カーブトラック形状のレール部材82の上端において、揉み駆動機構10を用いて左右方向に施療子8を揺動させることで、使用者Uの肩部に揉みマッサージをすることができる。
以上述べたように、本実施形態のマッサージ機構6の特徴は、揉み駆動モータ12の出力軸13の軸心と移動モータ42の出力軸43,72の軸心とが、底面視の前後方向において、回転駆動軸20と上下移動機構70の昇降軸79との間で、且つ前後方向にオフセットして配備している。これにより、揉み駆動モータ12と移動モータ42とが干渉しないようになっている。
このように、揉み駆動モータ12の出力軸13、移動モータ42の出力軸43,72、回転駆動軸20、上下移動機構70の昇降軸79とを互いに交差しないように、前後方向に重ねるように配置することで、マッサージ機構6の上下方向の高さを低く、且つ前後方向の厚みを薄くすることができる。すなわち、本実施形態のマッサージ機構6は、回転駆動軸20のギアに直接歯合させた場合に比べて、半分程度の厚みとなっている。
なお、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
また、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
1 プレート型マッサージ機
2 ケーシング(背もたれ部)
3 基盤プレート
4 被覆プレート
5 開口部
6 マッサージ機構
7 マッサージ部材
8 施療子
9 ケース体
10 揉みマッサージ機構
11 揉み駆動部
12 揉み駆動モータ(第1の駆動モータ)
13 出力軸
14 第1ギアボックス
15 ウォームギア
16 ウォームホイール
17 回転軸
18 ピニオンギア
19 ベアリング
20 回転駆動軸
21 ベアリング
22 ギア
23 変換部
24 変換ボス部
25 環状嵌合部
26 規制部
27 カム面
28 規制ピン
40 叩きマッサージ機構
41 叩き駆動部
42 叩き駆動モータ(第2の駆動モータ、移動モータ)
43 出力軸(一方の出力軸)
44 ウォームギア
45 第2ギアボックス
46 ウォームホイール
47 回転軸
48 ベアリング
49 リンク部材
50 環状嵌合部
51 球孔
52 リング部材
53 ベアリング
70 上下移動機構
71 昇降駆動部
72 他方の出力軸
73 第3ギアボックス
74 一のウォームギア
75 一のウォームホイール
76 二のウォームギア
77 二のウォームホイール
78 回転軸
79 昇降軸
80 ピニオンギア
81 板片
82 レール部材
83 前側壁
84 後側壁
85 ラックギア
86 ベアリング
U 使用者
X 椅子

Claims (3)

  1. 先端に備えられた施療子により使用者に対してマッサージ動作を付与するマッサージ部材と、前記マッサージ部材を駆動する第1の駆動モータと、前記マッサージ部材を上下方向に移動させるための駆動力を発生する第2の駆動モータと、を有するマッサージ機構であって、
    前記第1の駆動モータと第2の駆動モータとを隣接配置すると共に、底面視において、前記第1の駆動モータと第2の駆動モータとを左右方向に沿って一部重なるように配備し、且つ前後方向に沿って一部重なるように配備し、
    底面視において、前記マッサージ部材を駆動する駆動回転軸が、前記第1の駆動モータと第2の駆動モータとの前後方向における非重合部分を貫通すると共に、第1の駆動モータに一部重なるように配備されている
    ことを特徴とするマッサージ機構。
  2. 正面視において、前記第2の駆動モータ上を前記マッサージ部材を駆動する駆動回転軸が左右方向に一部重なるように配備されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機構。
  3. 前記第2の駆動モータは上下方向に延びる2つのモータ回転軸を有する両軸モータであって、一方のモータ回転軸の回転力により前記マッサージ部材に備えられた施療子による叩き動作を行わせ、他方のモータ回転軸の回転力により前記マッサージ部材の上下動を行わせるようにし、
    前記第1の駆動モータにより前記駆動回転軸を回転させて、前記マッサージ部材に備えられた施療子による揉み動作を行わせるように構成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のマッサージ機構。
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