JP5897861B2 - マッサージ機構、及びこのマッサージ機構を備えたマッサージ機 - Google Patents
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Description
また、上記特許文献2に開示されたマッサージ機においては、対のマッサージ子1,1を交互に前後揺動させることができないので、効果的な叩きマッサージを行うことができないという問題があった。
このような構成とすることにより、揉み軸がリンク部材を介して叩き軸に連結されており、かつモータの回転中、叩き軸の回転が揉み軸に常時伝達されるため、効果的な叩きマッサージを行うことができる。
このような構成とすることにより、叩き軸の回転に基づくリンク部材の揺動を、揉み軸の軸方向への運動に変換することができる。
このような構成とすることにより、モータ及び回転部材を含む駆動手段に直接連結されていない揉み従動軸側を進退させるため、簡単な構造で叩きマッサージを実現できる。
このような構成とすることにより、揉み従動軸の進退に伴うマッサージ部材の揉み軸に対する傾きを許容することができる。
このような構成とすることにより、1基のモータで異なるマッサージ動作を行うことができる。
このような構成とすることにより、速度の早い叩きマッサージを行うことができる。
このような構成とすることにより、被施療者の身体を身体支持部に安定して支持した状態で、被施療部にマッサージを行うことができる。
図1は、本発明に係るマッサージ機1の斜視図である。図2は、本発明の第1実施形態に係るマッサージ機構8の斜視図である。図3は、ベース部材10を省略したマッサージ機構8の斜視図である。図4は、前ベース10aを省略したマッサージ機構8の正面図である。図5は、後ベース10bを省略したマッサージ機構8の底面図である。図6は、後ベース10bを省略したマッサージ機構8の側面図である。図7は、ベース部材10及びマッサージ部材11を省略したマッサージ機構8の斜視図である。図8は、ベース部材10及びマッサージ部材11を省略したマッサージ機構8の正面図である。図9は、マッサージ部材11の図2におけるA−A断面模式図である。図10は、マッサージ部材11の動作説明図である。図11は、本発明の第2実施形態に係るマッサージ機構50の説明図である。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、マッサージ機構8が被施療者の背部(背中)位置にある状態で、図1に示す椅子型マッサージ機1に着座した被施療者から見たときの方向の概念と一致するものとし、左手側が「左」であり、右手側が「右」であり、頭部側が「上」であり、腰部側が「下」であり、その他の場合は適宜説明するものとする。
図1に示すとおり、本発明のマッサージ機1は、主として、被施療者が着座する座部3と、座部3の後部に一体的に設けられた被施療者が凭れる背凭れ部4と、座部3の前部に上下回動可能に設けられた被施療者の脚部を支持するフットレスト5と、により構成される椅子本体2と、この椅子本体2を前後に揺動可能に支持するとともに床面に設置されるベースフレーム6と、椅子本体2をベースフレーム6に対して前後に揺り動かすロッキング機構部7と、座部3から背凭れ部4の間を移動自在に椅子本体2に設けられたマッサージ機構8と、を有している。すなわち、椅子本体2を構成する座部3、背凭れ部4、及びフットレスト5は、被施療者の身体を支持する身体支持部として機能する。また、座部3は、その左右両端部において臀部乃至大腿部に対向する側壁3aを有し、背凭れ部4は、その左右両端部において肩部乃至上腕部に対向する側壁4aを有しており、各側壁部3a,4a及びフットレスト5には空気式のマッサージ具9が設けられている。
以下、図1〜図9に基づいて、第1実施形態に係るマッサージ機構8について、椅子本体2に配設されたマッサージ機構8を代表して説明する。
図2に示すとおり、本発明のマッサージ機構8は、主として、ベース部材10と、被施療部をマッサージするマッサージ部材11と、マッサージ部材11を駆動する駆動機構12と、駆動機構12の動作を制御する制御部(図示せず)と、により構成されている。
以下、図10に基づいて、マッサージ部材11の揉み動作について説明する。
図8に示すとおり、制御部(図示せず)からの信号によりモータ14が正転又は反転駆動されると、モータ14の第1出力軸14aの先端に設けられた第1回転シャフト21が回転し、ウォームギヤ22に噛合したウォームホイール62が回転中心C1周りに回転する。そして、揉み駆動軸16が歯車63と一体回転するため、偏心軸部30が回転軸部27(歯車63の回転中心C2)を中心として公転することとなる。従って、図10に示すとおり、揉み駆動軸16の偏心軸部30に支持されたマッサージ部材11の下端部11aである定点11Aは、回転中心C2周りを軌道11Cに沿って円運動する。一方、マッサージ部材11の上端部11bである定点11Bは、揉み従動軸17の偏心軸部36に相対回転可能に支持されているため、揉み従動軸17の偏心軸部36が回転軸部35周りを軌道11Dに沿って左右方向へ揺動する。すなわち、クランク状の揉み駆動軸16が「クランク」、マッサージ部材11が「リンク」、クランク状の揉み従動軸17が「てこ」として機能するてこクランク機構の原理を利用して、マッサージ部材11を回転運動から揺動運動に変換することができる。
制御部(図示せず)からの信号によりモータ14が正転駆動されると、モータ14の第2出力軸14bの先端に設けられた第2回転シャフト25が回転し、ウォームギヤ24に噛合したウォームホイール26がワンウェイクラッチ40とともに回転する。そして、叩き軸19がワンウェイクラッチ40とともに一体回転するため、左右のリンク部材20,20が交互に前後揺動することとなる。従って、図6に示すとおり、リンク部材20の前後揺動に応じて揉み従動軸17が進退することとなるが、揉み駆動軸16の前後方向の位置は固定されているため、マッサージ部材11の他部11b(上方)側がその一部11a(下方)側に対して前後揺動する。なお、図9に示すとおり、マッサージ部材11と偏心軸部30,36の間には弾性部材37が介在しているため、マッサージ部材11を偏心軸部30,36に対して傾かせることができる。
以下、図11に基づいて、第2実施形態に係るマッサージ機構50について、背凭れ部4に配設されたマッサージ機構50を代表して説明する。図11は、本発明の第2実施形態に係るマッサージ機構50の説明図である。なお、この説明図は、マッサージ機構50を側面から見た図であり、上述した第1実施形態に係るマッサージ機構8と同一の構成については、同一符号を付してその説明を省略する。
例えば、椅子型のマッサージ機1においては、このマッサージ機構7,50を座部3、背凭れ部4、及びフットレスト5の内、少なくともいずれかに配設されていればよく、背凭れ部4及び/又はフットレスト5は省略することもできる。また、持ち運び可能な床面等に載置する載置型のマッサージ機とすることもできる。載置型の場合は、被施療者が所望する被施療部に対して自由に適用することができる。
2 椅子本体(身体支持部)
3 座部(身体支持部)
4 背凭れ部(身体支持部)
5 フットレスト(身体支持部)
8 マッサージ機構
11 マッサージ部材
15 回転部材
16 揉み駆動軸(揉み軸)
17 揉み従動軸(揉み軸)
19 叩き軸
20 リンク部材
30 偏心軸部
36 偏心軸部
37 弾性部材
39 自在継手
40 ワンウェイクラッチ
50 マッサージ機構
51 ソレノイド
Claims (7)
- モータと、
被施療部の施療面と交差する方向を軸方向として配置され、前記モータの回転に基づいて偏心回転する偏心軸部を有する対の揉み軸と、
前記モータの回転に基づいて回転する前記対の揉み軸とは軸心の位置が異なるように設けられた叩き軸と、
前記揉み軸と前記叩き軸を連結するリンク部材と、
被施療部をマッサージするマッサージ部材と、を有し、
前記マッサージ部材は、
前記偏心軸部の偏心回転に追従して揉み動作を行うとともに、
前記叩き軸の回転に追従して前記リンク部材が動作することにより、対の前記揉み軸が該揉み軸の軸方向に沿って交互に進退して叩き動作を行う
ことを特徴とするマッサージ機構。 - 前記リンク部材は前記叩き軸の回転に基づいて前後に揺動可能であり、
前記揉み軸は、前記リンク部材の揺動を許容する自在継手を介して該リンク部材に連結されている
ことを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機構。 - 前記モータに連動連結された回転部材を有し、
前記揉み軸は、
前記回転部材に設けられ前記マッサージ部材の一部を支持する揉み駆動軸と、
前記マッサージ部材の他部を支持するとともに、前記揉み駆動軸の動作に従動して、該揉み駆動軸による前記マッサージ部材の回転運動を揺動運動に変換する揉み従動軸と、を有し、
前記叩き軸は、前記リンク部材を介して前記揉み従動軸に連結されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機構。 - 前記マッサージ部材の前記揉み軸に対する傾きを許容する弾性部材を有し、
前記マッサージ部材は、前記弾性部材を介して前記揉み軸に取り付けられている
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のマッサージ機構。 - 前記モータは前記揉み軸及び前記叩き軸を回転させる共通のモータであり、
前記モータの正転時は、前記揉み軸及び前記叩き軸のいずれか一方を回転させ、前記モータの反転時は、前記揉み軸及び前記叩き軸を回転させるワンウェイクラッチを有する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のマッサージ機。 - モータと、
被施療部の施療面と交差する方向を軸方向として配置され、前記モータの回転に基づいて偏心回転する偏心軸部を有する対の揉み軸と、
前記揉み軸に連結され、該揉み軸をその軸方向に進退させるソレノイドと、
被施療部をマッサージするマッサージ部材と、を有し、
前記ソレノイドはプランジャを有し、
前記プランジャの前端部には自在継手を介して前記揉み軸が連結され、
前記マッサージ部材は、
前記偏心軸部の偏心回転に追従して揉み動作を行うとともに、
対の前記揉み軸が該揉み軸の軸方向に沿って進退して叩き動作を行う
ことを特徴とするマッサージ機構。 - 請求項1〜6のいずれかに記載のマッサージ機構を被施療者の身体を支持する身体支持部に設けたことを特徴とするマッサージ機。
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